JP2018022836A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体基板の表面に設けられた金属層に加わる応力を低減することができる半導体装置を提供する。【解決手段】 本明細書が開示する半導体装置は、表面にトレンチが形成されている半導体基板と、トレンチ内に配置されているゲート電極と、ゲート電極の表面を覆っている層間絶縁膜と、半導体基板の表面と層間絶縁膜の表面を覆っている第1金属層と、第1金属層の表面から裏面まで貫通する貫通孔と、第1金属層の表面と貫通孔の内面を覆っており、第1金属層よりも高いヤング率を有する第2金属層と、貫通孔内に配置されており、第1金属層の線膨張係数よりも貫通孔の下部の層の線膨張係数に近い線膨張係数を有するピラー層と、第1金属層上の第2金属層の表面を覆っており、第2金属層よりも低いヤング率を有する第3金属層、を備える。【選択図】 図2

Description

本明細書は、半導体装置を開示する。
特許文献1には、半導体基板上に第1の金属膜と高強度金属膜と第2の金属膜が順に積層された電極を備える半導体装置が開示されている。高強度金属膜の強度は、第2の金属層の強度より高い。
上記した構成の半導体装置では、ワイヤやリードを第2の金属層に接続する際に生じる熱により、第2の金属層が変形する。しかしながら、第2の金属層と第1の金属層の間には、第2の金属層の強度より高い強度を有する高強度金属層が設けられている。高強度金属層の変形は小さいため、第1の金属層の変形を抑制することができる。したがって、第1の金属層の変形に起因して半導体基板へ加わる応力を低減することができ、半導体装置の特性変化を抑制することができる。
特開2011−249491号公報
半導体装置はその動作時に発熱する。特許文献1の半導体装置が発熱した際には、第1の金属層が膨張する。他方、高強度金属膜は高強度であるので、その下部の第1の金属膜が膨張しても、高強度金属膜は変形し難い。その結果、高強度金属膜と第1の金属膜の界面を起点としてクラックが生じる場合がある。クラックが半導体基板に達すると、半導体装置の特性に影響し、半導体装置の信頼性が低下する。本明細書は、半導体基板の表面に設けられた金属層に加わる応力を低減することができる半導体装置を開示する。
本明細書に開示する半導体装置は、表面にトレンチが形成されている半導体基板と、トレンチ内に配置されているゲート電極と、ゲート電極の表面を覆っている層間絶縁膜と、半導体基板の表面と層間絶縁膜の表面を覆っている第1金属層と、第1金属層の表面から裏面まで貫通する貫通孔と、第1金属層の表面と貫通孔の内面を覆っており、第1金属層よりも高いヤング率を有する第2金属層と、貫通孔内に配置されており、第1金属層の線膨張係数よりも貫通孔の下部の層の線膨張係数に近い線膨張係数を有するピラー層と、第1金属層上の第2金属層の表面を覆っており、第2金属層よりも低いヤング率を有する第3金属層、を備える。
なお、ピラー層の線膨張係数は、貫通孔の下部の層の線膨張係数より大きくしてもよいし小さくしてもよい。また、貫通孔の下部の層は、層間絶縁膜であってもよいし、半導体基板(すなわち、半導体層)であってもよいし、その他の層であってもよい。
上記の半導体装置では、第1金属層に設けられた貫通孔内に、ピラー層が配置されている。ピラー層は、貫通孔の下部に位置する層に近い線膨張係数を有する。したがって、半導体装置が発熱した場合における、ピラー層の膨張率と貫通孔の下部に位置する層の膨張率の差は小さい。このため、これらの層同士の剥離が生じ難い。貫通孔の下部の層が半導体基板である場合には、ピラー層が、半導体基板に対して強固に固定される。貫通孔の下部の層が他の層(例えば、層間絶縁膜)である場合には、ピラー層が貫通孔の下部の層を介して半導体基板に強固に固定される。他方、第1金属層(すなわち、金属)の線膨張係数は、半導体基板(すなわち、半導体)の線膨張係数よりも大きい。このため、半導体装置が発熱した際には、第1金属層が半導体基板よりも膨張しようとする。しかしながら、第1金属層に隣接するピラー層が半導体基板に強固に固定されているため、第1金属層がピラー層によって拘束される。このため、第1金属層の膨張がピラー層によって抑止される。すなわち、ヤング率が高い第2金属層の下部の第1金属層が膨張し難い。その結果、第2金属層と第1金属層の界面を起点としたクラックが生じ難い。
半導体基板の表面を示す平面図である。 図1のII−II線における断面図である。 変形例の半導体装置の断面図(図2に対応。)である。 変形例の半導体装置の断面図(図2に対応。)である。 変形例の半導体装置の断面図(図2に対応。)である。 変形例の半導体装置を示す平面図である。 図6のVII−VII線における断面図である。 変形例の半導体装置を示す平面図である。 変形例の半導体装置を示す平面図である。
図1は、実施形態に係る半導体装置10を示している。本実施形態では、半導体装置10はIGBTである。図2に示すように、半導体装置10は、半導体基板20と、エミッタ電極60と、コレクタ電極70を備えている。エミッタ電極60は、半導体基板20の表面に配置されている。コレクタ電極70は、半導体基板20の裏面に配置されている。なお、図1では、半導体基板20の表面より上側の構造(エミッタ電極60等)の図示を省略している。
半導体基板20は、板状であり、例えば、Siにより構成されている。半導体基板20の線膨張係数は、約3.5ppm/℃である。半導体基板20の表面には、複数のトレンチ21と複数のトレンチ22が形成されている。図1に示すように、各トレンチ21は、平面視において、x方向に直線状に伸びている。各トレンチ21は、y方向に間隔を隔てて並んでいる。各トレンチ22は、平面視において、y方向に直線状に伸びている。各トレンチ22は、x方向に間隔を隔てて並んでいる。すなわち、各トレンチ21、22は、平面視において格子状に配置されている。各トレンチ21と各トレンチ22は、それぞれが交わる点において接続されている。トレンチ21及び22によって、半導体基板20の表面が矩形の領域に区切られている。以下では、当該矩形に仕切られた半導体領域をセル領域12と称する。
トレンチ21、22の内面は、ゲート絶縁膜24によって覆われている。トレンチ21、22内には、ゲート電極26が配置されている。ゲート電極26は、ゲート絶縁膜24によって半導体基板20から絶縁されている。ゲート電極26は、トレンチ21の内部とトレンチ22の内部に跨って配置されている。すなわち、平面視において、各セル領域12の周囲が、ゲート電極26によって囲まれている。ゲート電極26の表面は、層間絶縁膜28によって覆われている。すなわち、層間絶縁膜28は、平面視において各トレンチ21、22によって規定される形状と同形状(格子状)である。層間絶縁膜28は、例えば、酸化シリコンによって構成されている。層間絶縁膜28の線膨張係数は、約0.5ppm/℃である。
次に、エミッタ電極60の構造について説明する。エミッタ電極60は、半導体基板20の表面に広範囲に亘って形成されている。図2に示すように、エミッタ電極60は、第1金属層30と、第2金属層32と、ピラー層34と、第3金属層36を備えている。
第1金属層30は、半導体基板20の表面と層間絶縁膜28の表面に設けられている。第1金属層30は、層間絶縁膜28が設けられていない部分で半導体基板20の表面に接している。第1金属層30は、層間絶縁膜28によってゲート電極26から絶縁されている。第1金属層30は、例えば、AlSi(アルミニウムシリコン)により構成されている。第1金属層30の線膨張係数は、約20ppm/℃である。第1金属層30の表面は、層間絶縁膜28を覆う範囲において、他の範囲より上方に突出している。
第1金属層30には、その表面から裏面まで貫通する貫通孔30aが形成されている。貫通孔30aは、層間絶縁膜28上に設けられている。図1に示すように、貫通孔30aは、平面視において層間絶縁膜28(すなわち、トレンチ21、22)に沿って伸びている。したがって、貫通孔30aは、平面視において格子状に設けられている。貫通孔30aの幅(図1のx方向及びy方向における幅)は、層間絶縁膜28の幅より狭い。図2に示すように、貫通孔30aの幅は、その上端から下端に向かって徐々に減少している。別言すると、貫通孔30aは、上端より下端で幅が狭くなるテーパ状に形成されている。
第2金属層32は、第1金属層30の表面と貫通孔30aの内面を覆っている。第2金属層32の厚さは、第1金属層30及び第3金属層36(後述)の厚さより薄い。第2金属層32のヤング率は、第1金属層30のヤング率及び第3金属層36のヤング率より高い。第2金属層32は、例えば、TiN(窒化チタン)により構成されている。第2金属層32の線膨張係数は、約7.8ppm/℃である。なお、第2金属層32は、Ti層とTiN層を下からこの順に積層した構造であってもよい。
ピラー層34は、貫通孔30a内に配置されている。ピラー層34によって貫通孔30a内が隙間なく満たされている。ピラー層34は、例えば、W(タングステン)により構成されている。ピラー層34の線膨張係数は、約4.4ppm/℃である。ピラー層34の線膨張係数は、第1金属層30の線膨張係数よりも、層間絶縁膜28の線膨張係数に近い。なお、別の実施形態において、ピラー層34は絶縁材料(例えば、層間絶縁膜28と同じ材料)により構成されていてもよい。
第3金属層36は、第2金属層32の表面とピラー層34の表面を覆っている。第3金属層36は、例えば、AlSi(アルミニウムシリコン)により構成されている。第3金属層36の線膨張係数は、約20ppm/℃である。第3金属層36の表面は、層間絶縁膜28の上部を覆う範囲において、他の範囲より上方に突出している。
次に、半導体基板20の内部の構造について説明する。なお、各セル領域12の構造は同一であるので、以下では、1つのセル領域とその周辺の構造について説明する。図2に示すように、セル領域12には、エミッタ領域40、上部ボディ領域42、バリア領域44、下部ボディ領域46及びピラー領域52が形成されている。また、セル領域12の下側に、ドリフト領域48とコレクタ領域50が形成されている。
エミッタ領域40は、n型領域であり、半導体基板20の表面に露出している。エミッタ領域40は、第1金属層30にオーミック接触している。エミッタ領域40は、ゲート絶縁膜24に接している。
上部ボディ領域42は、p型領域であり、エミッタ領域40に接している。上部ボディ領域42は、半導体基板20の表面に露出している。上部ボディ領域42は、エミッタ領域40の下側で、ゲート絶縁膜24に接している。上部ボディ領域42は、ボディコンタクト領域42aと低濃度ボディ領域42bを有している。
ボディコンタクト領域42aは、高いp型不純物濃度を有している。ボディコンタクト領域42aは、半導体基板20の表面に露出している。ボディコンタクト領域42aは、第1金属層30にオーミック接触している。ボディコンタクト領域42aは、エミッタ領域40に隣接している。
低濃度ボディ領域42bは、ボディコンタクト領域42aより低いp型不純物濃度を有している。低濃度ボディ領域42bは、エミッタ領域40とボディコンタクト領域42aの下側に形成されている。低濃度ボディ領域42bは、エミッタ領域40の下側でゲート絶縁膜24に接している。また、低濃度ボディ領域42bの一部は、ボディコンタクト領域42aに隣接する位置で半導体基板20の表面に露出している。
バリア領域44は、n型領域であり、上部ボディ領域42(すなわち、低濃度ボディ領域42b)の下側に形成されている。バリア領域44は、上部ボディ領域42によってエミッタ領域40から分離されている。バリア領域44は、上部ボディ領域42の下側でゲート絶縁膜24に接している。バリア領域44のn型不純物濃度は、エミッタ領域40のn型不純物濃度より低い。
下部ボディ領域46は、p型領域であり、バリア領域44の下側に形成されている。下部ボディ領域46は、バリア領域44によって上部ボディ領域42から分離されている。下部ボディ領域46のp型不純物濃度は、低濃度ボディ領域42bのp型不純物濃度より低い。下部ボディ領域46は、バリア領域44の下側でゲート絶縁膜24に接している。
ピラー領域52は、隣接するトレンチ21に挟まれた領域に形成されている。ピラー領域52は、n型領域であり、上部ボディ領域42に隣接している。ピラー領域52は、半導体基板20の表面から半導体基板20の厚み方向(z方向)に伸びている。ピラー領域52は、上部ボディ領域42を貫通してバリア領域44に達している。ピラー領域52の下端は、バリア領域44と繋がっている。ピラー領域52は、上部ボディ領域42によって、エミッタ領域40から分離されている。ピラー領域52のn型不純物濃度は、エミッタ領域40のn型不純物濃度より低い。ピラー領域52の上端は、第1金属層30に対してショットキー接触している。
ドリフト領域48は、n型領域であり、下部ボディ領域46の下側に形成されている。ドリフト領域48は、下部ボディ領域46によってバリア領域44から分離されている。ドリフト領域48のn型不純物濃度は、エミッタ領域40、バリア領域44及びピラー領域よりも低い。ドリフト領域48は、下部ボディ領域46の下側でゲート絶縁膜24に接している。
コレクタ領域50は、p型領域であり、ドリフト領域48の下側に形成されている。コレクタ領域50は、ドリフト領域48によって下部ボディ領域46から分離されている。コレクタ領域50は、半導体基板20の下面に露出している。コレクタ領域50は、コレクタ電極70にオーミック接触している。
半導体装置10が動作すると、半導体基板20が発熱する。これによって、半導体基板20上のエミッタ電極60と層間絶縁膜28が高温となる。このため、半導体基板20と、エミッタ電極60と、層間絶縁膜28が熱膨張する。ピラー層34は、貫通孔30aの下部に位置する層(すなわち、層間絶縁膜28)に近い線膨張係数を有する。したがって、半導体装置10が発熱した場合におけるピラー層34の膨張率と層間絶縁膜28の膨張率の差は小さい。このため、これらの層同士の剥離が生じ難い。なお、ピラー層34と層間絶縁膜28の間に第2金属層32が存在するが、第2金属層32の厚みが薄いため、第2金属層32はピラー層34と層間絶縁膜28の間の剥離のし易さにあまり影響しない。また、本実施形態では、第2金属層32の線膨張係数が、比較的小さく、ピラー層34の線膨張係数に近い。したがって、ピラー層34と層間絶縁膜28の間で剥離が生じ難い。すなわち、ピラー層34が層間絶縁膜28を介して半導体基板20に強固に固定されている。
第1金属層30の線膨張係数は半導体基板20の線膨張係数よりもはるかに大きいため、半導体装置10が発熱すると、第1金属層30は半導体基板20より膨張しようとする。他方、第2金属層32は、ヤング率が高く変形し難い。第1金属層30の膨張率が大きすぎると、第2金属層32が第1金属層30に合わせて膨張することができず、第2金属層32と第1金属層30の界面で剥離が生じる。特に、本実施形態では、第2金属層32の線膨張係数が第1金属層30よりもはるかに低いので、第2金属層32がより膨張し難い。このため、第1金属層30の膨張率が大きいと、上記の界面で剥離がより生じやすい。
しかしながら、本実施形態では、貫通孔30a内に配置されたピラー層34によって、第1金属層30が各セル領域12毎に分割されている。第1金属層30を囲繞するピラー層34が層間絶縁膜28を介して半導体基板20に強固に固定されているため、第1金属層30はピラー層34に拘束される。このため、第1金属層30の膨張がピラー層34により抑止される。したがって、第1金属層30の膨張率を低減することができる。第1金属層30が膨張し難いので、第2金属層32と第1金属層30の界面で剥離が生じ難い。したがって、第2金属層32と第1金属層30の界面を起点としたクラックが生じることを抑制することができる。
なお、図3に示すように、層間絶縁膜28の内部までピラー層34が達するように構成してもよい。この構成によると、層間絶縁膜28を介してピラー層34を半導体基板20に対してより強固に固定することができる。
また、図4に示すように、セル領域12内の第1金属層30に貫通孔30bを形成し、その内部にピラー層35を配置してもよい。この構成によると、層間絶縁膜28の間隔よりも短い間隔でピラー層34,35を設けることができる。すなわち、第1金属層30をより細かく分割することができる。したがって、第1金属層30の膨張率をより低減することができる。また、ピラー層35を部分的にショットキー接合部に接するように配置することで、ショットキー障壁を調節することができる。なお、ピラー層35のみを設ける構成(ピラー層34を配置しない構成)であってもよい。
また、図5に示すように、第3金属層36にその上面から下面まで貫通する貫通孔36aを設け、第3金属層36の表面と貫通孔36aの内面に第4金属層38を被膜し、貫通孔36a内を満たすようにピラー層34aを形成してもよい。貫通孔36aは、図5に示すように、貫通孔30aの上部に設けてもよいし、その他の位置に設けてもよい。第4金属層38は、第2金属層32と同様の構成を有することができる。また、ピラー層34aはピラー層34と同様の構成を有することができる。この構成によると、第3金属層36をピラー層34aにより拘束することができるため、第3金属層36の膨張率を低減することができる。すなわち、第3金属層36に加わる応力を低減することができ、第3金属層36と第2金属層32の界面を起点とするクラックが生じることを抑制することができる。また、ピラー層34の上部にピラー層34aを設けることにより、第1金属層30及び第3金属層36をセル領域12毎に分割することができる。
また、図6、7に示すように、ピラー層34をセル領域12毎に独立したパターンで形成してもよい。すなわち、平面視において、各セル領域12が各ピラー層34に囲まれる構成であってもよい。この構成によると、半導体装置の発熱によるセル領域12同士の影響(例えば、金属層の膨張による影響等)を低減することができる。なお、図6では、第2金属層32及びピラー層34より上側の構造の図示を省略している。
また、貫通孔30aのパターンは、特に限定されるものではない。例えば、x方向(トレンチ21に沿う方向)のみまたはy方向(トレンチ22に沿う方向)のみに直線状に伸びる貫通孔を設けてもよい。また、図8に示すように、複数の貫通孔30aを断続的に設けてもよい。また、図9に示すように、セル領域12が千鳥状に配列されるように貫通孔30aを設けてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:半導体装置
12:セル領域
20:半導体基板
21、22:トレンチ
24:ゲート絶縁膜
26:ゲート電極
28:層間絶縁膜
30:第1金属層
30a:貫通孔
32:第2金属層
34:ピラー層
36:第3金属層

Claims (1)

  1. 表面にトレンチが形成されている半導体基板と、
    前記トレンチ内に配置されているゲート電極と、
    前記ゲート電極の表面を覆っている層間絶縁膜と、
    前記半導体基板の表面と前記層間絶縁膜の表面を覆っている第1金属層と、
    前記第1金属層の表面から裏面まで貫通する貫通孔と、
    前記第1金属層の表面と前記貫通孔の内面を覆っており、前記第1金属層よりも高いヤング率を有する第2金属層と、
    前記貫通孔内に配置されており、前記第1金属層の線膨張係数よりも前記貫通孔の下部の層の線膨張係数に近い線膨張係数を有するピラー層と、
    前記第1金属層上の前記第2金属層の表面を覆っており、前記第2金属層よりも低いヤング率を有する第3金属層、
    を備えている半導体装置。
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