JP2018020681A - 自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造 - Google Patents

自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】保護部材の取付けが容易で、外れ難く、製造も容易な自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造を提供する。【解決手段】自動車のフロアパネル1の下に取付けられる自動車用の燃料タンク10の外側を保護する保護部材30を、燃料タンク10に取付ける保護部材取付構造において、燃料タンク10は、ブロー成形で形成されるとともに、燃料タンク10の外壁に一体的に保護部材取付部20を複数個形成する。保護部材30に保護部材取付部20に係合する保護部材係合孔32を形成し、保護部材係合孔32に保護部材取付部20を挿入して、保護部材30を燃料タンク10に取付けた。【選択図】図4

Description

本発明は、自動車のフロアパネルの下に取付けられる自動車用の燃料タンクの外側を保護する保護部材を上記燃料タンクに取付ける保護部材取付構造に関するものである。
従来、自動車用の燃料タンクは、スペースの関係上、フロアパネルの下に取付けられることが多い。この場合は、フロアパネルの下には排気管等が設けられているため、排気管等からの熱が燃料タンクに伝わる。また、走行中に飛石等が燃料タンクに当たる場合がある。このため、燃料タンクの温度上昇と傷付きを防ぐために、燃料タンクに保護部材を取付けることが行われている。
例えば、図7に示すように、フロアパネル1の下に取付けられた合成樹脂製の燃料タンク110のタンク底部113に、燃料タンク110の外壁を凹ませて保護部材取付部120を形成し、保護部材130を取付けるものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。この場合には、燃料タンク110と保護部材130をタンクバンド160で車体に取り付けている。
この保護部材130の取付は、図8に示すように、保護部材取付部120の凹部121に第1取付クリップ140の頭部141を挿入し、第1取付クリップ140の孔142に第2取付クリップ150の頭部151を挿入して、第1取付クリップ140と第2取付クリップ150で保護部材130を挟持して、燃料タンク110に保護部材130を取付けている。
この場合には、保護部材130を取付けるために、第1取付クリップ140と第2取付クリップ150が必要となり、部品点数が多くなり、コストアップとなるとともに、組付けの手間も増加することとなる。また、燃料タンク110の外壁を凹ませるため燃料タンク110の剛性が低下する恐れもあった。
また、保護部材取付部120の凹部121に替えて、別部材で凹部121を有するブラケットを形成して、燃料タンク110の外壁に溶着することも行われているが、ブラケットを必要とするとともに、溶着設備も必要となり、コストアップとなる。
特開2011−93409号公報 特開2014−20546号公報
本発明は、保護部材の取付けが容易で、外れ難く、製造も容易な自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、自動車のフロアパネルの下に取付けられる自動車用の燃料タンクの外側を保護する保護部材を、燃料タンクに取付ける保護部材取付構造において、
燃料タンクは、ブロー成形で形成されるとともに、燃料タンクの外壁に一体的に保護部材取付部を複数個形成し、
保護部材に保護部材取付部に係合する保護部材係合孔を形成し、保護部材係合孔に保護部材取付部を挿入して、保護部材を燃料タンクに取付けたことを特徴とする自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造である。
請求項1の本発明では、自動車のフロアパネルの下に取付けられる自動車用の燃料タンクの外側を保護する保護部材を、燃料タンクに取付ける保護部材取付構造において、燃料タンクは、ブロー成形で形成されるとともに、燃料タンクの外壁に一体的に保護部材取付部を複数個形成している。このため、ブロー成形時に燃料タンクの外壁に保護部材取付部を同時に燃料タンクの外壁と一体的に形成することができ、保護部材取付部の形成が容易であるとともに、保護部材取付部の形成に他の部品を必要としなく、コストを低減できる。
また、保護部材取付部を複数個形成しているため、保護部材を確実に保持することができる。
保護部材に保護部材取付部に係合する保護部材係合孔を形成し、保護部材係合孔に保護部材取付部を挿入して、保護部材を燃料タンクに取付けている。このため、保護部材係合孔に保護部材取付部を挿入ことのみで保護部材を取付けることができ、保護部材の取付作業が容易である。
請求項2の本発明は、保護部材取付部は、燃料タンクの外壁から延設された取付脚部と、取付脚部の先端に形成された取付頭部を有し、取付頭部の先端に断面略三角形の取付頭部係止突部を形成し、取付頭部係止突部の取付脚部と反対側の面は傾斜面が形成され、取付頭部係止突部の取付脚部側の面は、取付頭部の表面と略直角に屈曲した面が形成された自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造である。
請求項2の本発明では、保護部材取付部は、燃料タンクの外壁から延設された取付脚部と、取付脚部の先端に形成された取付頭部を有している。このため、取付脚部が取付頭部を一体的に燃料タンクの外壁と接続し、取付頭部が保護部材を係止して、保護部材を燃料タンクに取付けることができる。
取付頭部の先端に断面略三角形の取付頭部係止突部を形成し、取付頭部係止突部の取付脚部と反対側の面は傾斜面が形成されているため、取付頭部を保護部材の保護部材係合孔に挿入するときに、傾斜面に沿って保護部材係合孔の内面を摺動させることができ、保護部材の取付が容易である。
取付頭部係止突部の取付脚部側の面は、取付頭部の表面と略直角に屈曲した面が形成されているため、取付頭部を保護部材の保護部材係合孔に挿入したのちに、保護部材係合孔の周囲の燃料タンクとは反対側の面を取付頭部係止突部の取付脚部側の面が係止して、保護部材が取付頭部から外れることを防止できる。
請求項3の本発明は、保護部材は、保護部材係合孔が形成される部分に、保護部材係合孔の横方向の両端から間隔を隔てた部分に、保護部材に互いに平行に保護部材切欠部が形成されて、保護部材係合片が形成され、保護部材係合片は、保護部材取付部が保護部材係合孔に挿入されるときに撓み可能に形成された自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造である。
請求項3の本発明では、保護部材は、保護部材係合孔が形成される部分に、保護部材係合孔の横方向の両端から間隔を隔てた部分に、保護部材に互いに平行に保護部材切欠部が形成されて、保護部材係合片が形成されている。このため、保護部材係合孔が形成された部分を有する保護部材係合片を、保護部材の本体と一体的に形成するとともに、保護部材の本体とは別に保護部材係合片が撓み可能に形成することができる。
保護部材係合片は、保護部材取付部が保護部材係合孔に挿入されるときに撓み可能に形成されている。このため、保護部材取付部を保護部材係合孔に挿入するときと、保護部材取付部を保護部材係合孔から外すときに、保護部材係合片を撓ませることにより容易に挿入と取外しを行うことができる。
請求項4の本発明は、保護部材取付部は、横方向に所定の幅を有して形成され、保護部材係合孔は、保護部材取付部の幅よりも若干長く横方向に所定の幅を有して形成される自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造である。
請求項4の本発明では、保護部材取付部は、横方向に所定の幅を有して形成されているため、保護部材取付部は、所定の剛性を有することができ、保護部材を確実に保持することができる。
保護部材係合孔は、保護部材取付部の幅よりも若干長く横方向に所定の幅を有して形成されているため、保護部材を燃料タンクに組付けるときバラツキを吸収して、保護部材取付部を容易に取付けと取外しを行うことができる。
請求項5の本発明は、保護部材係合片には、保護部材係合孔の横方向の両端から保護部材係合孔と連続して保護部材係合片の端までは達しない保護部材係合片上辺切欠部が形成されて、保護部材係合孔の上辺に保護部材係合上辺部が形成され、保護部材取付部が保護部材係合孔に挿入されるときに、保護部材係合上辺部が撓み可能に形成された自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造である。
請求項5の本発明では、保護部材係合片には、保護部材係合孔の横方向の両端から保護部材係合孔と連続して保護部材係合片の端までは達しない保護部材係合片上辺切欠部が形成されて、保護部材係合孔の上辺に保護部材係合上辺部が形成されている。このため、保護部材係合孔の上辺の部分に保護部材係合上辺部を形成して、保護部材係合片と一体的に形成するとともに、保護部材係合片の本体とは別に保護部材係合上辺部を撓み可能に形成することができる。
保護部材取付部が保護部材係合孔に挿入されるときに、保護部材係合上辺部が撓み可能に形成されている。このため、保護部材取付部を保護部材係合孔に挿入するときと、保護部材取付部を保護部材係合孔から外すときに、保護部材係合片の撓みとともに、保護部材係合上辺部を撓ませることにより容易に挿入と取外しを行うことができる。
燃料タンクの外壁に一体的に保護部材取付部を複数個形成しているため、ブロー成形時に保護部材取付部を燃料タンクの外壁と一体的に形成することができ、保護部材取付部の形成が容易であるとともに、保護部材取付部の形成に他の部品を必要としなく、コストを低減できる。
保護部材に保護部材取付部に係合する保護部材係合孔を形成し、保護部材係合孔に保護部材取付部を挿入して保護部材を燃料タンクに取付けているため、保護部材係合孔に保護部材取付部を挿入ことにより保護部材を取付けることができ、保護部材の取付作業が容易である。
本発明の実施の形態である保護部材取付部を燃料タンクの両端に形成し、保護部材を取付けた状態の断面図である。 本発明の実施の形態である保護部材取付部に保護部材を取付けた部分の拡大断面図である。 本発明の実施の形態である保護部材取付部を燃料タンクの側面に形成し、保護部材を取付けた状態の側面図である。 本発明の実施の形態である保護部材取付部を燃料タンクの側面に形成し、保護部材の保護部材係合片に保護部材取付部を取付けた部分の拡大側面図である。 本発明の実施の形態である保護部材の保護部材係合片に保護部材取付部を取付ける過程を示す保護部材取付部の部分の拡大断面図である。 本発明に使用する燃料タンクの斜視図である。 従来の燃料タンクと保護部材をフロアパネルに取付けた状態の断面図である。 従来の燃料タンクと保護部材をフロアパネルに取付けるクリップの部分の分解拡大断面図である。
本発明の実施の形態である自動車用の燃料タンク10の保護部材取付構造について、図1〜図6に基づき説明する。
本発明の実施の形態に使用する燃料タンク10は、図6に示すように、その燃料タンク10に燃料ポンプ(図示せず)等を出し入れするためにポンプユニット取付孔16が上面に形成されて、ポンプユニット取付孔16を塞ぎ、燃料ポンプを燃料タンク10内に取付けるポンプユニット取付蓋17が取付けられている。
さらに、燃料タンク10には車体に設けられた給油口(図示せず)から燃料を燃料タンク10内に注入するインレットパイプ(図示せず)と接続するインレットパイプ接続部14が取付けられている。また、上記燃料ポンプからエンジンに燃料を送付する燃料パイプ15も取付けられている。さらに、燃料ポンプを駆動する電気コードや燃料タンク10内の蒸発燃料を調整する各種のパイプが取付けられている。
本実施の形態では、燃料タンク10の幅の広い側の両端に、後述する保護部材取付部20が形成されているが、燃料タンク1の幅の狭い側の両端にも併せて、或いは狭い側のみ保護部材取付部20を形成することができる。
本発明に使用する燃料タンク10は、ブロー成形品により成形された合成樹脂製のものを使用する。ブロー成形以外の真空成形等の他の成形方法も使用することができる。
合成樹脂製の燃料タンク10は、高密度ポリエチレン(HDPE)の一層で形成されたものや、表皮層、バリヤ層と本体層の多層構造で形成されたものを使用することができる。
多層構造の場合は、表皮層、本体層は、耐衝撃性が大きく、燃料油に対しても剛性が維持される熱可塑性合成樹脂から形成され、高密度ポリエチレン(HDPE)から形成されることが好ましい。バリヤ層を構成する熱可塑性合成樹脂は、例えば、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等を使用することが好ましい。
この燃料タンク10に保護部材30を取付ける保護部材取付構造は、燃料タンク10の外壁に一体的に形成される保護部材取付部20を、保護部材30に形成された保護部材係合片31の保護部材係合孔32に係合して、保護部材30を取付ける構造である。
まず、燃料タンク10に形成される保護部材取付部20について説明し、保護部材30と保護部材係合片31及び保護部材係合孔32については後述する。
保護部材取付部20は、燃料タンク10をブロー成形するときに外壁の形成と同時に形成する。保護部材取付部20は、燃料タンク10の外壁の保護部材30が取付けられる面に形成される。例えば、図1に示すように、保護部材30を燃料タンク10の側面から底面を覆うように取付ける場合には、保護部材取付部20を燃料タンク10の幅の広い側の側面の両側に形成する。
保護部材取付部20は、図2と図5に示すように、その断面形状は、燃料タンク10の外壁のタンク側部12から延設された取付脚部22と、取付脚部22の先端に一体的に形成された取付頭部21を有している。このため、燃料タンク10を成形するときに、取付脚部22と取付頭部21を一体的に燃料タンク10のタンク側部12に形成し、取付頭部21が保護部材30を係止して、保護部材30を燃料タンク10に取付けることができる。
取付脚部22は、取付頭部21よりも薄肉に形成されて、取付頭部21を保護部材係合孔32に挿入するときに、撓むことができる。
上述のように取付頭部21は、取付脚部22よりも厚肉に形成され、本実施の形態では断面形状が長方形に形成され、上面(図5における上側の面)は、取付脚部22と近接する側は、取付脚部22と平行にタンク側部12とは直交する方向に取付頭部上面27が形成されている。
取付頭部上面27から先端側は、上方(図5における上方向)に突出した断面形状が三角形に形成された取付頭部係止突部24が形成されている。本実施の形態では、取付頭部係止突部24は、取付頭部上面27に形成されたが、取付頭部底面28に形成することも、取付頭部上面27と取付頭部底面28の両面に形成することもできる。
断面形状が三角形の取付頭部係止突部24の外面(図5における左側の面であり、燃料タンク10のタンク側面12と反対側の面)は、傾斜面が形成された取付頭部係止突部傾斜面25が形成されている。取付頭部係止突部傾斜面25は、取付頭部21を保護部材30の保護部材係合孔32に挿入するときに、保護部材係合孔32が摺動する。
取付頭部係止突部24の取付脚部22側の面、即ち、取付頭部上面27と隣接して屈曲する面は、略直角に屈曲した取付頭部係止突部係合面26が形成されている
このため、保護部材取付部20を後述する保護部材係合孔32に挿入するときに、取付頭部係止突部傾斜面25に沿って保護部材係合孔32の先端である外周面内面を摺動させることができ、保護部材30の取付が容易である。
また、取付頭部係止突部係合面26は、取付頭部上面27とは略直角に屈曲した面として形成されているため、取付頭部21を保護部材30の保護部材係合孔32に挿入した後に、保護部材係合孔32の保護部材係合上辺部33に取付頭部係止突部係合面26が係止されて、保護部材30が取付頭部21から外れることを防止できる。
取付頭部21の下面(図5における下側の面)は、取付頭部上面27及び取付脚部22と平行にタンク側部12とは直交する方向に取付頭部底面28が取付頭部21の先端まで形成されている。取付頭部21を保護部材係合孔32に挿入したときに、取付頭部底面28は、保護部材30の保護部材係合孔32の下側に対向して取り付けられる。
取付頭部21の先端側の面(図5における左側の面)は、取付頭部底面28とは直交するように形成される取付頭部先端面23が形成されている。取付頭部先端面23には、先端方向に突出する取付頭部先端突部29が形成されている。取付頭部先端突部29は、取付頭部先端面23ばかりでなく、取付頭部21の側面も巻くように連続して形成することができる。
保護部材取付部20は、図4に示すように横方向に所定の幅を有して形成することが好ましい。例えば、50〜60mmの幅で形成することができる。この場合には、保護部材取付部20は、所定の剛性を有することができ、車両の走行時に等において、衝撃を受けても、保護部材30を確実に保持することができる。
次に、保護部材30について説明する。
本実施の形態では、燃料タンク10の保護部材30は、図1に示すように、燃料タンク10のタンク側部12とタンク底部13を覆うように形成され、タンク側部12の両側に形成された保護部材取付部20に取付けられている。
保護部材30は、燃料タンク10の断熱のための断熱板や、飛石等の保護のため保護部材30として使用される。
保護部材30は、図2に示すように、断熱部材38と断熱部材38を保持して保護部材取付部20に取付けられる保護板部材37から形成されている。
保護板部材37は、合成樹脂又は金属板で形成することができる。断熱部材38は、合成樹脂の発泡体やフェルト等の繊維部材で形成することができる。
保護部材30を合成樹脂で形成する場合には、オレフィン系合成樹脂又はオレフィン系合成樹脂のブレンド材のソリッド材で形成される。また、合成樹脂の発泡層をソリッド材で挟んだ多層構成のものを使用することができる。
断熱部材38は、保護部材30が断熱性が大きい場合は、省略することができる。
オレフィン系合成樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレンを使用することができ、オレフィン系合成樹脂のブレンド材としては、ポリエチレンとポリプロピレンのブレンド材や、ポリエチレンやポリプロピレンを主材として、他の合成樹脂をブレンドしたものを使用することができる。
保護部材30の保護板部材37の両側端には保護部材係合孔32が形成された保護部材係合片31が形成されている。
図3と図4に示すように、保護部材係合孔32が形成される部分に、保護部材係合孔32の横方向の両端から間隔を隔てて、保護部材30の保護板部材37の上端から下方(図4における下方)に保護部材切欠部35が平行に形成されている。2本の保護部材切欠部35により、保護部材係合片31が形成されている。このため、保護部材係合片31は、保護部材30の本体と上側と両側の辺が切り離されて、下側(図4における下側)の辺が連続して保護部材30と一体的に形成されている。本実施の形態では、2本の保護部材切欠部35は、保護板部材37の上端から下方(図4における下方)に形成されているが、保護板部材37の上端を残して、2本の保護部材切欠部35とその下端をつなぐ下辺側に保護部材切欠部を設けてもよい。
保護部材係合片31は、下側の辺を中心に、保護部材30に対して、保護部材取付部20が保護部材係合孔32に挿入されるときに撓み可能に形成されている。このため、保護部材取付部20を保護部材係合孔32に挿入するときと、保護部材取付部20を保護部材係合孔32から外すときに、保護部材係合片31を撓ませることにより、保護部材取付部20を保護部材係合孔32から容易に挿入と取外しを行うことができる。
保護部材係合孔32は、保護部材取付部20の幅よりも若干長く横方向に所定の幅を有して形成される。このため、保護部材取付部20を保護部材係合孔32挿入するときに、保護部材30と燃料タンク10のバラツキを吸収して、保護部材係合孔32から保護部材取付部20を容易に取付けと取外しを行うことができる。
図4に示すように、保護部材係合孔32の横方向の両端には、保護部材係合孔32から連続して上方(図4における上方)に保護部材係合片31の上端までは達しない保護部材係合片上辺切欠部34を形成することが好ましい。このため、保護部材係合孔32の上辺に保護部材係合上辺部33が形成され、保護部材取付部20が保護部材係合孔32に挿入されるときに、保護部材係合上辺部33が撓むことができる。本実施の形態では、保護部材係合孔32の横方向の両端には、保護部材係合孔32から連続して上方(図4における上方)に保護部材係合片31の上端までは達しない保護部材係合片上辺切欠部34を形成したが、保護部材係合孔32から連続して下方(図4における下方)に形成するか、或いは、上方と下方の両方に保護部材係合片上辺切欠部34を形成することができる。
この場合には、保護部材取付部20を保護部材係合孔32に挿入するときと、保護部材取付部20を保護部材係合孔32から外すときに、保護部材係合片31の撓みとともに、保護部材係合上辺部33を撓ませることにより、保護部材取付部20を保護部材係合孔32に容易に挿入と取外しを行うことができる。
次に、図5に基づき、保護部材30を燃料タンク10の保護部材取付部20に取付ける場合と取外す工程について説明する。
保護部材30を燃料タンク10の保護部材取付部20に取付けるときは、まず保護部材取付部20の取付頭部先端突部29を保護部材30の保護部材係合孔32に挿入する。取付頭部先端突部29が保護部材係合孔32から突出する。図5に示す保護部材30のaの状態である。
その後、さらに保護部材取付部20の取付頭部係止突部傾斜面25に沿って、保護部材係合上辺部33を摺動させる。図5に示す保護部材30のb〜dの状態である。この時、保護部材係合片31が撓むとともに、保護部材係合上辺部33は、保護部材係合片上辺切欠部34があるため、撓んで保護部材取付部20に保護部材係合孔32を挿入させることが容易となる。また、保護部材取付部20の取付頭部21も撓むことができる。
保護部材取付部20の取付頭部21を保護部材係合孔32に挿入し終わると、取付頭部上面27に保護部材係合上辺部33が当接して、取付頭部係止突部係合面26に係合される。これにより、保護部材30は、保護部材取付部20に係止される。
保護部材30を保護部材取付部20から外す場合にはその逆を行う。
10 燃料タンク
20 保護部材取付部
21 取付頭部
22 取付脚部
24 取付頭部係止突部
25 取付頭部係止突傾斜面
30 保護部材
31 保護部材係合片
32 保護部材係合孔
34 保護部材係合上辺部
35 保護部材切欠部

Claims (5)

  1. 自動車のフロアパネルの下に取付けられる自動車用の燃料タンクの外側を保護する保護部材を、上記燃料タンクに取付ける保護部材取付構造において、
    上記燃料タンクは、ブロー成形で形成されるとともに、上記燃料タンクの外壁に一体的に保護部材取付部を複数個形成し、
    上記保護部材に上記保護部材取付部に係合する保護部材係合孔を形成し、該保護部材係合孔に上記保護部材取付部を挿入して、上記保護部材を上記燃料タンクに取付けたことを特徴とする自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造。
  2. 上記保護部材取付部は、上記燃料タンクの外壁から延設された取付脚部と、該取付脚部の先端に形成された取付頭部を有し、該取付頭部の先端に断面略三角形の取付頭部係止突部を形成し、該取付頭部係止突部の上記取付脚部と反対側の面は傾斜面が形成され、上記取付頭部係止突部の上記取付脚部側の面は、上記取付頭部の表面と略直角に屈曲した面が形成された請求項1に記載の自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造。
  3. 上記保護部材は、上記保護部材係合孔が形成される部分に、上記保護部材係合孔の横方向の両端から間隔を隔てた部分に、上記保護部材に互いに平行に保護部材切欠部が形成されて、保護部材係合片が形成され、該保護部材係合片は、上記保護部材取付部が上記保護部材係合孔に挿入されるときに撓み可能に形成された請求項1又は請求項2に記載の自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造。
  4. 上記保護部材取付部は、横方向に所定の幅を有して形成され、上記保護部材係合孔は、上記保護部材取付部の幅よりも若干長く横方向に所定の幅を有して形成される請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造。
  5. 上記保護部材係合片には、上記保護部材係合孔の横方向の両端から上記保護部材係合孔と連続して上記保護部材係合片の端までは達しない保護部材係合片上辺切欠部が形成されて、上記保護部材係合孔の上辺に保護部材係合上辺部が形成され、上記保護部材取付部が上記保護部材係合孔に挿入されるときに、上記保護部材係合上辺部が撓み可能に形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造。
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