JP2011063127A - 自動車用の燃料タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱部材の製造と取り付けが容易で断熱効率の高い自動車用の燃料タンクの断熱構造を提供する。
【解決手段】燃料タンク10の上面はフロアパネル1で覆い、燃料タンク10の側面の全周と底面の全面は断熱部材20で覆う自動車のフロアパネル1の下に取付けられる自動車用の燃料タンク10の断熱構造である。断熱部材20は、燃料タンク10の側面の全周を覆う断熱側部21と燃料タンク10の底面の全面を覆う断熱底部22から形成され、断熱部材20は、タンク取付部材30によりフロアパネル1に保持されるとともに、断熱部材20の断熱側部21の先端はフロアパネル1に当接している。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のフロアパネルの下に取付けられる自動車用の燃料タンクの断熱構造に関するものである。
従来、自動車用の燃料タンクは、スペースの関係上、フロアパネルの下に取付けられることが多い。この場合は、フロアパネルの下には排気管等が設けられているため、排気管等からの熱が燃料タンクに伝わる。このため、燃料タンクの温度上昇を防ぐために、燃料タンクの断熱をすることが行われている。
例えば、図5に示すように、フロアパネル1の下側に取り付けられた燃料タンク110は、燃料タンク110の全体の断熱性を高めるために、内側タンク111と外側タンク112の二重構造で形成されているものがある(例えば、特許文献1参照。)。そして、外側タンク112の上下の内面に支え凸部113、114を形成し、内側タンク111の上下の外面に嵌合凹部115、116を形成して、支え凸部113、114を嵌合凹部115、116に嵌め込んで内側タンク111と外側タンク112とが所定間隔を置いた二重構造としている。
しかしながら、この場合は、内側タンク111と外側タンク112の2つのタンクを形成する必要があり、製造に手間がかかるとともに、二重構造のため燃料タンク110の全体の重量が増加して、自動車の軽量化の要請に反することとなる。
また、図6に示すように、燃料タンク210を取付バンド130で車体4に取付け、取付バンド130に断熱カバー220を取付けるものがある(例えば、特許文献2参照。)。この場合は、取付バンド130の一方の先端を車体4の係合孔に係止して、他方の端を車体4に係止したフックボルト133にネジ止めして燃料タンク210の下面を保持して取り付けている。その取付バンド130の中央付近に、連結部材131を介して断熱カバー220がネジ132で装着されている。
この場合は、断熱カバー220は燃料タンク210の下面のみをカバーして、燃料タンク210の上面や側面をカバーしていないため断熱効果が十分ではなかった。また、断熱カバー220の端部と車体4との間には隙間が生じて、空気が流入して、断熱効果が十分ではなかった。
そこで、図7に示すように、燃料タンク310において、燃料タンク本体311の全体を断熱部材314で覆うものがある(例えば、特許文献3参照。)。この断熱部材314は、上部断熱部材312と下部断熱部材313を別々に成形して、燃料タンク本体311に被せて、燃料タンク本体311と溶着して、上部断熱部材312と下部断熱部材313とをその合わせ部分315で接合している。
このため、この場合には、上部断熱部材312と下部断熱部材313を別々に成形する工程と、上部断熱部材312と下部断熱部材313との合わせ部分315を接合する工程とが必要となり、手間がかかるとともに、コストアップとなっている。
特開2006−199072号公報 実開平5−22137号公報 特開2009−67223号公報
本発明は、断熱部材の製造と取り付けが容易で断熱効率の高い自動車用の燃料タンクの断熱構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、自動車のフロアパネルの下に取付けられる自動車用の燃料タンクの断熱構造において、
燃料タンクの上面はフロアパネルで覆い、燃料タンクの側面の全周と底面の全面は断熱部材で覆い、断熱部材は、燃料タンクの側面の全周を覆う断熱側部と燃料タンクの底面の全面を覆う断熱底部から形成され、断熱部材は、タンク取付部材によりフロアパネルに保持されるとともに、断熱部材の断熱側部の先端はフロアパネルに当接したことを特徴とする自動車用の燃料タンクの断熱構造である。
請求項1の本発明では、燃料タンクの上面はフロアパネルで覆っているため、燃料タンクの上面を断熱部材で覆わなくとも、フロアパネルの車内側面にはカーッペット等の室内装飾部材があり、これ等の部材が断熱効果を有するため、燃料タンクの上面を断熱することができる。燃料タンクの上面を覆う断熱部材が不要のため、断熱部材の軽量化とコストダウンを図ることができる。
燃料タンクの側面の全周と底面の全面は、断熱部材で覆っているため、燃料タンクの側面と底面は、断熱部材が完全に覆うことができ、フロアパネルと合わせて燃料タンクの全面を断熱部材で確実に覆うことができる。断熱部材を燃料タンクに嵌め込むのみで、断熱部材の取付が容易であるとともに、効率よく断熱効果を発揮することができる。
断熱部材は、燃料タンクの側面の全周を覆う断熱側部と燃料タンクの底面の全面を覆う断熱底部から形成されている。このため、燃料タンクの断熱側部と断熱底部を完全に覆うことができ、断熱効果に優れている。さらに、断熱部材の上部がなく、製造が容易であるとともに、断熱側部と断熱底部の間に隙間がなく、良好な断熱効果を奏することができる。
断熱部材は、タンク取付部材によりフロアパネルに保持されるため、燃料タンクを取付けるときに、同時に断熱部材を燃料タンクに取付けて、断熱部材も同時に取付けることができ、燃料タンクと断熱部材の装着が容易である。
断熱部材の断熱側部の先端はフロアパネルに当接したため、フロアパネルと断熱部材で燃料タンクを完全に覆うことができ、フロアパネルと断熱部材との間の隙間をなくすことができ、燃料タンクの回りに排気管に加熱された空気を侵入させることがなく、断熱効率を向上させることができる。
請求項2の本発明は、断熱部材の断熱側部の先端にシール部材を取付け、シール部材がフロアパネルに当接した自動車用の燃料タンクの断熱構造である。
請求項2の本発明では、断熱部材の断熱側部の先端にシール部材を取付け、シール部材がフロアパネルに当接したため、フロアパネルの凹凸に応じてシール部材が撓んで、フロアパネルに当接することができ、フロアパネルと断熱部材の間の隙間を塞ぐことができ、断熱効果を向上させることができる。
請求項3の本発明は、シール部材は、スポンジ材、両面接着テープ又は粘着剤である自動車用の燃料タンクの断熱構造である。
請求項3の本発明では、シール部材がスポンジ材の場合は、フロアパネルの凹凸に応じてスポンジ部材が柔軟に撓んでフロアパネルに当接することができ、フロアパネルと断熱部材の間の隙間を塞ぐことができ、断熱効果を向上させることができる。
シール部材が両面接着テープの場合は、断熱部材の断熱側部の先端をフロアパネルに押圧するのみで、容易に断熱側部の先端をフロアパネルに接着することができ、取付が容易であるとともに、断熱側部の先端とフロアパネルの間の隙間をなくし、断熱効果を向上させることができる。
シール部材が粘着剤の場合は、断熱部材の断熱側部の先端の粘着剤をフロアパネルに押圧して、粘着させ、断熱側部の先端とフロアパネルの間を密着させて、断熱効果を向上させることができる。
請求項4の本発明は、断熱部材は、合成樹脂発泡体又は繊維断熱材である自動車用の燃料タンクの断熱構造である。
請求項4の本発明では、断熱部材が合成樹脂発泡体である場合は、断熱部材の重量を軽減することができ、自動車の軽量化に貢献することができる。燃料タンクの側面と底面の形状に合わせて合成樹脂発泡体を成形することができるとともに、上面が開いているため、一度の成形で断熱部材の全体を成形することができ、製造が容易である。
断熱部材が繊維断熱材である場合は、柔軟性に富んで、燃料タンクの形状に合わせて繊維材を加工して形状を作ることができ、燃料タンクに装着することが容易である。また、繊維材を圧縮したり、樹脂等を含浸させたりして、強度も大きくすることができ、燃料タンクを衝撃から保護することもできる。
請求項5の本発明は、断熱部材の外面を保護部材で覆った自動車用の燃料タンクの断熱構造である。
請求項5の本発明では、断熱部材の外面を保護部材で覆ったため、振動や飛び石等から断熱部材と燃料タンクを保護することができるとともに、より一層断熱効果を向上させることができる。保護部材を合成樹脂で形成した場合は、断熱部材の形状に合わせて保護部材を容易に形成できる。
請求項6の本発明は、断熱部材は、燃料タンクの外面に取付けられた部材を嵌挿する孔を有する自動車用の燃料タンクの断熱構造である。
請求項6の本発明では、断熱部材は、燃料タンクの外面に取付けられたインレットパイプ、燃料ホース等の部材を嵌挿する孔を有するため、燃料タンクの外面に取付けられた部材を断熱部材を貫通させて容易に取付けることができ、インレットパイプ、燃料ホース等の部材があっても、燃料タンクと断熱部材との間の隙間を生じさせなくすることができ、断熱効果を向上できる。
請求項7の本発明は、タンク取付部材は、複数のベルト部材であり、断熱底部の複数個所を保持して、ベルト部材の先端はフロアパネルに固着された自動車用の燃料タンクの断熱構造である。
請求項7の本発明では、タンク取付部材は、複数のベルト部材であり、断熱底部の複数個所を保持して、ベルト部材の先端はフロアパネルに固着されたため、複数のベルト部材で燃料タンクの形状に応じて、燃料タンクと断熱部材を安定して保持することができる。ベルト状であるため、燃料タンクの形状に応じて撓んで、確実に燃料タンクと断熱部材を保持することができる。
本件発明は、燃料タンクの側面の全周と底面の全面は、断熱部材で覆っているため、フロアパネルと合わせて燃料タンクの全面を確実に覆うことができ効率よく断熱効果を発揮することができる。断熱部材は一体的に形成されているため、断熱効果に優れて、製造が容易であるとともに、断熱側部と断熱底部の間に隙間がなく、良好な断熱効果を奏することができる。断熱部材の断熱側部の先端はフロアパネルに当接したため、フロアパネルと断熱部材で燃料タンクを完全に覆うことができ、フロアパネルと断熱部材との間の隙間をなくすことができ、断熱効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態である燃料タンクと断熱部材をフロアパネルに取付けた状態の断面図である。 本発明に使用する断熱部材の先端とフロアパネルとの当接部分の部分(図1における矢印Aで示した部分)の拡大断面図である。 本発明に使用する燃料タンクの斜視図である。 本発明に使用する断熱部材の斜視図である。 従来の燃料タンクをフロアパネルに取付けた状態の断面図である。 従来の他の燃料タンクと断熱部材をフロアパネルに取付けた状態の断面図である。 従来の他の燃料タンクに断熱部材を取付けた状態の断面図である。
本発明の実施の形態である自動車用の燃料タンク1の断熱構造について、図1〜図4に基づき説明する。
本発明の実施の形態に使用する燃料タンク10は、図3に示すように、その燃料タンク1に燃料ポンプ(図示せず)等を出し入れするためにポンプユニット取付孔16が上面に形成されて、ポンプユニット取付孔16を塞ぎ、燃料ポンプを燃料タンク10内に取付けるポンプユニット取付蓋17が取付けられている。
さらに、燃料タンク10には車体に設けられた給油口(図示せず)から燃料を燃料タンク1内に注入するインレットパイプ(図示せず)と接続するインレットパイプ接続部14が取付けられている。また、上記燃料ポンプからエンジンに燃料を送付する燃料パイプ15も取付けられている。さらに、燃料ポンプを駆動する電気コードや燃料タンク10内の蒸発燃料を調整する各種のパイプが取付けられている。
燃料タンク10は、金属製や合成樹脂製のものがあるが、本件発明においては、いずれの燃料タンク10も使用することができる。
金属製の燃料タンク10の場合には、スチール又はステンレススチール等を使用することができる。
合成樹脂製の燃料タンク10の場合は、高密度ポリエチレン(HDPE)や、高密度ポリエチレン(HDPE)の一層で形成されたものや、表皮層、バリヤ層と本体層の多層構造で形成されたものを使用することができる。多層構造の場合は、表皮層、本体層は、耐衝撃性が大きく、燃料油に対しても剛性が維持される熱可塑性合成樹脂から形成され、高密度ポリエチレン(HDPE)から形成されることが好ましい。バリヤ層を構成する熱可塑性合成樹脂は、例えば、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等を使用することが好ましい。
次に、燃料タンク10を包んで断熱する断熱部材20について、図4に基づき説明する。断熱部材20は、燃料タンク10の外形に合わせて形成され、燃料タンク1の側面の全周を覆う断熱側部21と燃料タンク1の底面の全面を覆う断熱底部22から一体的に形成されている。燃料タンク10の上面に対応する部分は断熱部材20は形成されていなく、断熱側部21の先端である断熱端部23は、燃料タンク10が取付けられるフロアパネル1の形状に合わせて凹凸状に形成されている。断熱端部23に取付けるシール部材24については後述する。
断熱部材20は、上記のような形状に形成されているため、燃料タンク1の側部と底部を完全に覆うことができ、断熱効果に優れている。さらに、上部を形成する部分がなく、断熱側部21と断熱底部22を一体的に形成する場合は、断熱側部21と断熱底部22とを1回の成形で同時に形成することができ、製造が容易である。そして、断熱側部21と断熱底部22の間に隙間がなく、断熱側部21と断熱底部22の間から空気が侵入することがなく、良好な断熱効果を奏することができる。また、断熱側部21と断熱底部22とを別々に成形して、燃料タンク1の側部と底部をそれぞれ覆うことができる。この場合も、隙間なく覆うことができ、良好な断熱効果を奏することができる。
断熱部材20には、燃料タンク10に取付けられたインレットパイプ接続部14や、燃料パイプ15及び他のチューブ類やケーブル類を通す孔として、インレット孔25やパイプ孔26や他の孔が設けられている。これによって、燃料タンク10の外面に取付けられた部材を、断熱部材20を貫通させて容易に取付けることができる。そして、燃料タンク10と断熱部材20との間の隙間を生じさせなくすることができ、断熱効果を向上させることができる。
断熱部材20は、合成樹脂発泡体や繊維断熱材で形成することができる。
合成樹脂発泡体としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、フェノール樹脂等の発泡体を使用することができる。
繊維断熱材としては、ガラスファイバー、ポリエステルやナイロンの不織布、セルローファイバー等を使用することができる。
断熱部材20が合成樹脂発泡体である場合は比重を軽くすることができ、断熱部材20の重量を軽減することができ、自動車の軽量化に貢献することができる。さらに、燃料タンク10の形状に合わせて合成樹脂発泡体を金型で1回の成形により形成することができ、製造が容易である。
断熱部材20が繊維断熱材である場合は、繊維断熱材が柔軟性に富んでいるため、燃料タンク10の形状に合わせて予め成形して、そのまま燃料タンク10に嵌め込むことができ、装着が容易である。また、繊維を圧縮して樹脂等を部分的に含浸させて補強した場合には、強度も大きくすることができ、燃料タンク10を衝撃から保護することもできる。
断熱部材20の外面に、保護部材を取付けることができる。保護部材は合成樹脂等で断熱部材20の形状に合わせて形成することができる。保護部材を取付けた場合には、車外からの埃や雨水の浸透を防止することができるとともに、飛び石や衝撃から断熱部材20と燃料タンク10を保護することができる。また、断熱部材20の断熱効果をさらに向上させることができる。
図2に示すように、断熱部材20の断熱側部21の先端、即ち、断熱側部21のフロアパネル1と当接する部分である断熱端部23にシール部材24を取り付けることができる。
断熱端部23は、先端が外方向に屈曲して、フロアパネル1に対して平面状の部分が形成され、その平面状の部分にシール部材24が取付けられている。
シール部材24は、スポンジ材、両面接着テープ又は粘着剤で形成されることが好ましい。
シール部材24がスポンジ材の場合は、断熱側部21の先端をフロアパネル1に押圧すると、フロアパネル1の凹凸に応じてスポンジ材のシール部材24が柔軟に撓んでフロアパネル1に当接することができ、フロアパネル1と断熱部材20の間の隙間を塞ぐことができ、断熱効果を向上させることができる。
シール部材24が両面接着テープの場合は、断熱部材20の断熱側部21の先端をフロアパネル1に押圧するのみで、両面接着テープが接着して、容易に断熱側部21の断熱端部23をフロアパネル1に接着することができ、取付が容易であるとともに、断熱側部21の断熱端部23とフロアパネル1の間を密着させて、断熱効果を向上させることができる。さらに、両面接着テープがスポンジ材で厚肉に形成されている場合には、フロアパネル1と断熱部材20の間の隙間を塞ぐことができ、断熱効果を向上させることができる。
シール部材24が粘着剤の場合は、断熱部材20の断熱側部21の先端の粘着剤をフロアパネル1に押圧することのみで、断熱側部21とフロアパネル1を粘着させることができる。このため、断熱側部21の先端とフロアパネル1の間を密着させて、断熱効果を向上させることができる。
次に、図1に基づき、燃料タンク10と断熱部材20をフロアパネル1に取付けた状態について説明する。
まず、燃料タンク10に断熱部材20を嵌め込んで、燃料タンク10は、断熱部材20とともに、フロアパネル1の下面に当接して取付けられる。燃料タンク10の側面の全周と底面の全面を覆う断熱部材20が、燃料タンク10に密着して取付ける。このため、燃料タンク10の断熱側部21と断熱底部22を断熱部材20で完全に覆うことができ、断熱効果に優れている。
断熱部材20の底面には、タンク取付部材であるベルト状のタンクバンド30が取付けられて、燃料タンク10と断熱部材20をフロアパネル1に取付けられている。タンク取付部材は、ベルト状でなくても、燃料タンク10を保持する形状であれば、適宜形状を選択して、使用することができる。
タンクバンド30は、断熱部材20の底面に当接するバンド底部32と、バンド底部32の両端から延設去れるバンド側部31と、バンド側部31の先端のバンド端部33から構成される。
タンクバンド30のそれぞれのバンド端部33はフロアパネル1の裏面に形成されたバンド取付部2に取付ネジ3で固着される。燃料タンク10の上面はフロアパネル1に当接して、底面はタンクバンド30により保持されて、燃料タンク10は固定される。
タンクバンド30の数は、燃料タンク10の大きさにより異なるが2本以上使用されることが好ましい。2本以上使用することにより、バンド底部32が燃料タンク10と断熱部材20を安定して保持することができる。燃料タンク10の形状に応じて、タンクバンド30の数は、適宜増加することができる。
また、タンクバンド30により燃料タンク10を取付けるときに、同時に断熱部材20を燃料タンク10に取付けているため、断熱部材20も同時に取付けることができ、燃料タンク10と断熱部材20の装着が容易である。さらに、断熱部材20の外面に保護部材を取付ける場合には、保護部材も断熱部材20と一緒にタンクバンド30により保持される。
燃料タンク10と断熱部材20を、タンクバンド30でフロアパネル1に取付けるときに、断熱部材20の断熱側部21は、その先端である断熱端部23がフロアパネル1の裏面に当接する。このため、フロアパネル1と断熱部材20で燃料タンク10を完全に覆うことができる。そして、フロアパネル1と断熱部材20との間の隙間をなくすことができ、燃料タンク10の回りに排気管の周囲の加熱された空気が侵入することがないため、断熱効率を向上させることができる。したがって、燃料タンク10内の温度変化を少なくすることができ、燃料タンク10内で発生する燃料蒸気の量を低減することができる。
断熱側部21の断熱端部23は、図2に示すように、外側に向かって屈曲して、フロアパネル1に対して平面状の部分が形成されている。その平面状の部分にシール部材24が取付けられている場合は、タンクバンド30で断熱部材20を取付けたときに、シール部材24がフロアパネル1の裏面に当接して、フロアパネル1と断熱部材20との間の隙間をなくすことができる。そのため、より一層断熱効率を向上させることができる。
また、断熱端部23がフロアパネル1に接着又は粘着されている場合は、断熱側部21が安定してフロアパネル1に保持されて、断熱効果が高い。
1 フロアパネル
10 燃料タンク
20 断熱部材
21 断熱側部
22 断熱底部
23 断熱端部
24 シール部材
30 タンクバンド(タンク取付部材)

Claims (7)

  1. 自動車のフロアパネルの下に取付けられる自動車用の燃料タンクの断熱構造において、
    上記燃料タンクの上面は上記フロアパネルで覆い、上記燃料タンクの側面の全周と底面の全面は断熱部材で覆い、該断熱部材は、上記燃料タンクの側面の全周を覆う断熱側部と上記燃料タンクの底面の全面を覆う断熱底部から形成され、上記断熱部材は、上記燃料タンクとともにタンク取付部材により上記フロアパネルに保持されるとともに、上記断熱部材の断熱側部の先端は上記フロアパネルに当接したことを特徴とする自動車用の燃料タンクの断熱構造。
  2. 上記断熱部材の断熱側部の先端にシール部材を取付け、該シール部材が上記フロアパネルに当接した請求項1に記載の自動車用の燃料タンクの断熱構造。
  3. 上記シール部材は、スポンジ材、両面接着テープ又は粘着剤である請求項2に記載の自動車用の燃料タンクの断熱構造。
  4. 上記断熱部材は、合成樹脂発泡体又は繊維断熱材である請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動車用の燃料タンクの断熱構造。
  5. 上記断熱部材の外面を保護部材で覆った請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動車用の燃料タンクの断熱構造。
  6. 上記断熱部材は、上記燃料タンクの外面に取付けられた部材を嵌挿する孔を有する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の自動車用の燃料タンクの断熱構造。
  7. 上記タンク取付部材は、複数のベルト部材であり、上記断熱底部の複数個所を保持して、上記ベルト部材の先端は上記フロアパネルに固着された請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の自動車用の燃料タンクの断熱構造。
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