JP2018018785A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】繰り返し充放電時の金属リチウム析出耐性の高い非水電解質二次電池を提供する。【解決手段】ここに開示される非水電解質二次電池は、正極活物質を含有する正極活物質層54を備える正極50、負極60、および該正負極間に介在するセパレータ70を有する電極体20と、非水電解質と、を含む。当該非水電解質二次電池においては、正極活物質層54内、正極活物質層54表面、セパレータ70表面、およびセパレータ70内の少なくともいずれかに、Ag含有ゼオライトが配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、非水電解質二次電池に関する。
リチウムイオン二次電池(リチウム二次電池)等の非水電解質二次電池は、既存の電池に比べて軽量且つエネルギー密度が高いことから、近年、パソコンや携帯端末等のいわゆるポータブル電源や車両駆動用電源として用いられている。特に、軽量で高エネルギー密度が得られるリチウムイオン二次電池は、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両の駆動用高出力電源として今後ますます普及していくことが期待されている。
非水電解質二次電池の典型的な一構成においては、正極は、正極活物質を含有する正極活物質層を備える。当該正極活物質には、典型的にはリチウムとその他の金属とを含むリチウム複合金属酸化物やリチウム遷移金属リン酸化合物等が用いられており、当該その他の金属の代表的な例としては、マンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、鉄(Fe)などがある。
非水電解質二次電池においては、特に高温で充放電を繰り返すうちに、非水電解質の分解による酸(例、フッ酸)の発生などに起因して、正極活物質から上記その他の金属が溶出し、この溶出金属が、電池特性に悪影響を及ぼし得ることが知られている。そこで、特許文献1には、リチウムイオン二次電池の容量劣化を抑制するために、正極活物質層中にゼオライトを配置して、これにより正極活物質から溶出したFe又はMnをトラップする技術が提案されている。
特許第5309927号
本発明者が鋭意検討した結果、溶出金属を通常のゼオライトを用いてトラップする特許文献1に記載の技術には、非水電解質二次電池を繰り返し充放電した場合の金属リチウム析出耐性に改善の余地があることがわかった。
そこで本発明の目的は、繰り返し充放電時の金属リチウム析出耐性の高い非水電解質二次電池を提供することにある。
ここに開示される非水電解質二次電池は、正極活物質を含有する正極活物質層を備える正極、負極、および該正負極間に介在するセパレータを有する電極体と、非水電解質と、を含む。当該非水電解質二次電池においては、前記正極活物質層内、前記正極活物質層表面、前記セパレータ表面、および前記セパレータ内の少なくともいずれかに、Ag含有ゼオライトが配置されている。
このような構成によれば、正極活物質からの溶出金属をゼオライトでトラップすることができるのみならず、ゼオライトから放出されたAgイオンを負極に析出させて担持させることができるため、負極の抵抗を減少させることができる。その結果、繰り返し充放電時の金属リチウム析出耐性を高めることができる。したがって、このような構成によれば、繰り返し充放電時の金属リチウム析出耐性の高い非水電解質二次電池を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の捲回電極体の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の捲回電極体の積層構造の一部を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明による実施の形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(例えば、本発明を特徴付けない非水電解質二次電池の一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。また、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
なお、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイス一般をいい、リチウムイオン二次電池等のいわゆる蓄電池ならびに電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を包含する用語である。
以下、扁平角型のリチウムイオン二次電池を例にして、本発明について詳細に説明するが、本発明をかかる実施形態に記載されたものに限定することを意図したものではない。
図1に示すリチウムイオン二次電池100は、扁平形状の捲回電極体20と非水電解質(図示せず)とが扁平な角形の電池ケース(即ち外装容器)30に収容されることにより構築される密閉型のリチウムイオン二次電池100である。電池ケース30には外部接続用の正極端子42および負極端子44と、電池ケース30の内圧が所定レベル以上に上昇した場合に該内圧を開放するように設定された薄肉の安全弁36が設けられている。また、電池ケース30には、非水電解質を注入するための注入口(図示せず)が設けられている。正極端子42は、正極集電板42aと電気的に接続されている。負極端子44は、負極集電板44aと電気的に接続されている。電池ケース30の材質としては、例えば、アルミニウム等の軽量で熱伝導性の良い金属材料が用いられる。
捲回電極体20は、図1および図2に示すように、長尺状の正極集電体52の片面または両面(ここでは両面)に長手方向に沿って正極活物質層54が形成された正極シート50と、長尺状の負極集電体62の片面または両面(ここでは両面)に長手方向に沿って負極活物質層64が形成された負極シート60とが、2枚の長尺状のセパレータシート70を介して重ね合わされて長手方向に捲回された形態を有する。なお、捲回電極体20の捲回軸方向(上記長手方向に直交するシート幅方向をいう。)の両端から外方にはみ出すように形成された正極活物質層非形成部分52a(即ち、正極活物質層54が形成されずに正極集電体52が露出した部分)と負極活物質層非形成部分62a(即ち、負極活物質層64が形成されずに負極集電体62が露出した部分)には、それぞれ正極集電板42aおよび負極集電板44aが接合されている。
正極シート50および負極シート60には、従来のリチウムイオン二次電池に用いられているものと同様のものを特に制限なく使用することができる。典型的な一態様を以下に示す。
正極シート50を構成する正極集電体52としては、例えばアルミニウム箔等が挙げられる。正極活物質層54に含まれる正極活物質としては、例えばリチウム遷移金属酸化物(例、LiNi1/3Co1/3Mn1/3、LiNiO、LiCoO、LiFeO、LiMn、LiNi0.5Mn1.5等)、リチウム遷移金属リン酸化合物(例、LiFePO等)等が挙げられる。Ag含有ゼオライトによりトラップしやすいイオンを溶出することから正極活物質として好ましくは、Ni、Mn、Co、およびFeからなる群より選ばれる少なくとも1種の遷移金属を含むリチウム遷移金属酸化物である。正極活物質層54は、活物質以外の成分、例えば導電材やバインダ等を含み得る。導電材としては、例えばアセチレンブラック(AB)等のカーボンブラックやその他(例、グラファイト等)の炭素材料を好適に使用し得る。バインダとしては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)等を使用し得る。
負極シート60を構成する負極集電体62としては、例えば銅箔等が挙げられる。負極活物質層64に含まれる負極活物質としては、例えば黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン等の炭素材料を使用し得る。負極活物質層64は、活物質以外の成分、例えばバインダや増粘剤等を含み得る。バインダとしては、例えばスチレンブタジエンラバー(SBR)等を使用し得る。増粘剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)等を使用し得る。
セパレータ70としては、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、セルロース、ポリアミド等の樹脂から成る多孔性シート(フィルム)が挙げられる。かかる多孔性シートは、単層構造であってもよく、二層以上の積層構造(例えば、PE層の両面にPP層が積層された三層構造)であってもよい。
また、セパレータ70には、図3に示すように、耐熱層(HRL)72と基材層74とを有するものを使用してもよい。耐熱層72は、アルミナ、ベーマイト、およびマグネシア等の無機フィラーを含み、必要に応じ、バインダ(例、アクリル系ポリマー、スチレンブタジエンラバー(SBR)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等)、増粘剤(例、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース等)などを含み得る。基材層74には、上述の多孔性シートを使用し得る。
本実施形態においては、正極活物質層54内、正極活物質層54表面、セパレータ70表面、およびセパレータ70内の少なくともいずれかに、Ag含有ゼオライトが配置されている。以下、これについて態様を例示しながら具体的に説明する。
本実施形態の一態様では、正極活物質層54内に、Ag含有ゼオライトが均一に分散して存在している。このようにして、正極活物質層54内にAg含有ゼオライトが配置されている。また、正極活物質層54内に均一にAg含有ゼオライトが配置されているので、正極活物質層54表面にも、低濃度ながらAg含有ゼオライトが配置されている。正極活物質層54内にAg含有ゼオライトが均一に分散して存在している正極シート50は、例えば、正極活物質と、Ag含有ゼオライトと、必要に応じ導電材、バインダ等とを、N−メチルピロリドン(NMP)等の溶媒中で均一に混合して得られる正極ペースト(正極スラリー、正極インクを包含する。)を調製し、正極ペーストを正極集電体52の片面または両面上に塗布した後、乾燥することによって作製することができる。
本実施形態の別の一態様では、正極活物質層54表面に、Ag含有ゼオライト層が設けられている。このようにして、正極活物質層54表面にAg含有ゼオライトが高濃度に配置されている。正極活物質層54表面にAg含有ゼオライト層が設けられている正極シート50は、例えば、正極活物質層54上に、Ag含有ゼオライトと、必要に応じバインダ等とを含む塗工液を塗布した後、乾燥することにより作製することができる。
本実施形態のまた別の一態様では、セパレータ70が、耐熱層72と基材層74とを有し、耐熱層72内にAg含有ゼオライトが均一に分散して存在している。このようにして、セパレータ70表面に、Ag含有ゼオライトが配置されている。耐熱層72は、基材層74の正極50に対向する表面上に設けられていてもよいし、基材層74の負極60に対向する表面上に設けられていてもよい。耐熱層72内にAg含有ゼオライトが均一に分散して存在しているセパレータ70は、例えば、基材層74となる多孔性シート上に、無機フィラーと、Ag含有ゼオライトと、必要に応じバインダ、増粘剤等とを含む塗工液を塗布した後、乾燥することにより作製することができる。
本実施形態のさらに別の一態様では、セパレータ70が、耐熱層72と基材層74との間に、Ag含有ゼオライト層が設けられている。このようにして、セパレータ70内にAg含有ゼオライトが配置されている。耐熱層72と基材層74との間にAg含有ゼオライト層が設けられているセパレータ70は、例えば、基材層74となる多孔性シート上に、Ag含有ゼオライトと、必要に応じバインダ等とを含む塗工液を塗布した後、乾燥してAg含有ゼオライト層を作製し、当該Ag含有ゼオライト層上に常法に従い耐熱層72を設けることにより作製することができる。あるいは、多孔性シートのみのセパレータ70内にAg含有ゼオライトを配置してもよい。
以上、本実施形態に関する4つの態様を説明したが、本実施形態において、上記4つの態様のうちの2つ以上の態様を組み合わせることもできる。
本実施形態では、Ag含有ゼオライトが用いられる。すなわち、ゼオライトは、二酸化ケイ素からなる骨格を基本とし、一部のケイ素がアルミニウムで置換されることによって、結晶格子全体が負に帯電しており、電荷のバランスを取るために、1価の陽イオンを含む。通常のゼオライトは、1価の陽イオンとしてNaイオンを含むが、本実施形態で用いられるゼオライトは、1価の陽イオンとしてAgイオンを含む。
正極活物質からの溶出金属は、負極上に堆積して、負極の活性面を閉塞する。負極の活性面が閉塞された部分においては、金属リチウムが析出し易いため、非水電解質二次電池を繰り返し充放電した場合の金属リチウム析出耐性が低下する。従来のように通常のゼオライトを用いた場合でも、正極活物質からの溶出金属をゼオライトでトラップすることにより、溶出金属の負極上での堆積を抑制することができるため、金属リチウム析出耐性は向上する。
しかしながら、通常のゼオライトは、Naイオンを含有するのに対し、本実施形態で用いられるゼオライトは、Agイオンを含有する。そのため、正極活物質からの溶出金属をゼオライトがトラップすると、ゼオライトからAgイオンが放出される。ゼオライトから放出されたAgイオンは、負極60(特に負極活物質層64)上に析出して担持される。AgはLiを透過しやすく良好なLiイオン伝導性を有するため、これにより負極60の抵抗を減少させることができる。このようなことから、本実施形態のようにAg含有ゼオライトを用いた場合には、通常のNa含有ゼオライトを使用した場合よりも、繰り返し充放電時の金属リチウム析出耐性を顕著に高くすることができる。また、負極60の抵抗を下げるために負極60(特に負極活物質層64)上にAg被膜を形成する方法としても、簡便さにおいて優れている。
Ag含有ゼオライトの細孔径は、トラップすべき金属イオンの種類(すなわち、正極活物質に含まれる金属の種類)に応じて適宜決定すればよい。つまり、Ag含有ゼオライトの細孔径は、トラップすべき金属イオンをトラップ可能な細孔径を適宜採用すればよく、特に、トラップすべき金属イオンよりもやや大きな細孔径を適宜採用すればよい。
Ag含有ゼオライトは、Na含有ゼオライトのNaイオンをAgイオンと交換することにより入手することができ、市販品として入手することも可能である。
非水電解質は従来のリチウムイオン二次電池と同様のものを使用可能であり、典型的には有機溶媒(非水溶媒)中に、支持塩を含有させたものを用いることができる。非水溶媒としては、一般的なリチウムイオン二次電池の電解液に用いられる各種のカーボネート類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、スルホン類、ラクトン類等の有機溶媒を、特に限定なく用いることができる。具体例として、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、モノフルオロエチレンカーボネート(MFEC)、ジフルオロエチレンカーボネート(DFEC)、モノフルオロメチルジフルオロメチルカーボネート(F−DMC)、トリフルオロジメチルカーボネート(TFDMC)等が例示される。このような非水溶媒は、1種を単独で、あるいは2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。支持塩としては、例えば、LiPF、LiBF、LiClO等のリチウム塩(好ましくはLiPF)を好適に用いることができる。支持塩の濃度は、0.7mol/L以上1.3mol/L以下が好ましい。
なお、上記非水電解質は、本発明の効果を著しく損なわない限りにおいて、例えば、ビフェニル(BP)、シクロヘキシルベンゼン(CHB)等のガス発生剤;ホウ素原子および/またはリン原子を含むオキサラト錯体化合物、ビニレンカーボナート(VC)等の被膜形成剤;分散剤;増粘剤等の各種添加剤を含み得る。
以上のようにして構成されるリチウムイオン二次電池100は、各種用途に利用可能である。好適な用途としては、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両に搭載される駆動用電源が挙げられる。リチウムイオン二次電池100は、典型的には複数個を直列および/または並列に接続してなる組電池の形態でも使用され得る。
なお、一例として扁平形状の捲回電極体20を備える角形のリチウムイオン二次電池100について説明した。しかしながら、リチウムイオン二次電池は、積層型電極体を備えるリチウムイオン二次電池として構成することもできる。また、リチウムイオン二次電池は、円筒形リチウムイオン二次電池として構成することもできる。また、ここに開示される技術は、リチウムイオン二次電池以外の非水電解質二次電池にも適用可能である。
以下、本発明に関する実施例を説明するが、本発明をかかる実施例に示すものに限定することを意図したものではない。
<ゼオライトの準備>
(Na含有ゼオライト)
細孔径4オングストロームのNa含有ゼオライトに対して平均粒子径1μmになるように粉砕処理を施したものを使用した。
(Li含有ゼオライト)
平均粒子径1μmになるように粉砕処理を施したNa含有ゼオライトのNaイオンの90%を、イオン交換法によりLiイオンに置換したものを使用した。
(Ag含有ゼオライト)
平均粒子径1μmになるように粉砕処理を施したNa含有ゼオライトのNaイオンの90%を、イオン交換法によりAgイオンに置換したものを使用した。
<電池No.1の作製>
正極活物質粉末としてのLiNi1/3Co1/3Mn1/3(LNCM)と、導電材としてのABと、バインダとしてのPVDFとを、LNCM:AB:PVDF=90:8:2の質量比でN−メチルピロリドン(NMP)と混合し、正極活物質層形成用ペーストを調製した。このペーストを、アルミニウム箔(正極集電体)の両面に帯状に塗布し(塗布量:片面あたり6mg/cm)、乾燥して正極を作製した。
また、負極活物質としての黒鉛(C)と、増粘剤としてのCMCと、バインダとしてのSBRとを、C:CMC:SBR=98:1:1の質量比でイオン交換水と混合して、負極活物質層形成用ペーストを調製した。このペーストを、銅箔(負極集電体)の両面に帯状に塗布し(塗布量:片面あたり3mg/cm)、乾燥して負極を作製した。
ベーマイトと、バインダとしてのアクリル系ポリマーと、増粘剤としてのCMCとを、ベーマイト:アクリル系ポリマー:CMC=95:2.5:2.5の質量比でイオン交換水と混合して、耐熱層形成用の塗工液を調製した。この塗工液を、シート状のセパレータ基材(平均厚み20μmのPP/PE/PPの三層構造の多孔性シート)の片面に塗布し(塗布量:0.75mg/cm)、乾燥してセパレータを作製した。
作製した、正極と負極とセパレータとを、セパレータが正負極間に介在するように積層し、捲回させて電極体を得た。このときセパレータの耐熱層は、負極に対向するようにした。
作製した電極体を電池ケースに収容した。続いて、電池ケースの開口部から非水電解質を注入し、当該開口部を気密に封止してリチウムイオン二次電池組立体を作製した。なお、非水電解質には、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とジメチルカーボネート(DMC)とをEC:EMC:DMC=3:3:4の体積比で含む混合溶媒に、支持塩としてのLiPFを1.1mol/Lの濃度で溶解させたものを用いた。電極体に非水電解質を充分に含浸させた後、リチウムイオン二次電池組立体に初期充電を施し、SOC(state of charge)100%で60℃にて24時間エージング処理して、電池No.1のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.2の作製>
正極活物質粉末としてのLiNi1/3Co1/3Mn1/3(LNCM)と、導電材としてのABと、バインダとしてのPVDFと、Na含有ゼオライトとを、LNCM:AB:PVDF:Na含有ゼオライト=90:8:2:5の質量比でN−メチルピロリドン(NMP)と混合し、正極活物質層形成用ペーストを調製した。このペーストを、アルミニウム箔(正極集電体)の両面に帯状に塗布し(塗布量:片面あたり6.3mg/cm)、乾燥して正極を作製した。
この正極を用いた以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.2のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.3の作製>
ベーマイトと、Na含有ゼオライトと、バインダとしてのアクリル系ポリマーと、増粘剤としてのCMCとを、ベーマイト:Na含有ゼオライト:アクリル系ポリマー:CMC=55:40:2.5:2.5の質量比でイオン交換水と混合して、耐熱層形成用の塗工液を調製した。この塗工液を、シート状のセパレータ基材(平均厚み20μmのPP/PE/PPの三層構造の多孔性シート)の片面に塗布し(塗布量:0.75mg/cm)、乾燥してセパレータを作製した。
このセパレータを用いた以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.3のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.4の作製>
ベーマイトと、Na含有ゼオライトと、バインダとしてのアクリル系ポリマーと、増粘剤としてのCMCとを、ベーマイト:Na含有ゼオライト:アクリル系ポリマー:CMC=55:40:2.5:2.5の質量比でイオン交換水と混合して、耐熱層形成用の塗工液を調製した。この塗工液を、シート状のセパレータ基材(平均厚み20μmのPP/PE/PPの三層構造の多孔性シート)の片面に塗布し(塗布量:0.75mg/cm)、乾燥してセパレータを作製した。
このセパレータを用い、電極体作製時に、セパレータの耐熱層が正極に対向するようにした以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.4のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.5の作製>
負極活物質としての黒鉛(C)と、増粘剤としてのCMCと、バインダとしてのSBRと、Na含有ゼオライトとを、C:CMC:SBR:Na含有ゼオライト=98:1:1:9の質量比でイオン交換水と混合して、負極活物質層形成用ペーストを調製した。このペーストを、銅箔(負極集電体)の両面に帯状に塗布し(塗布量:片面あたり3.3mg/cm)、乾燥して負極を作製した。
この負極を用いた以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.5のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.6の作製>
正極活物質粉末としてのLiNi1/3Co1/3Mn1/3(LNCM)と、導電材としてのABと、バインダとしてのPVDFと、Li含有ゼオライトとを、LNCM:AB:PVDF:Li含有ゼオライト=90:8:2:5の質量比でN−メチルピロリドン(NMP)と混合し、正極活物質層形成用ペーストを調製した。このペーストを、アルミニウム箔(正極集電体)の両面に帯状に塗布し(塗布量:片面あたり6.3mg/cm)、乾燥して正極を作製した。
この正極を用いた以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.6のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.7の作製>
ベーマイトと、Li含有ゼオライトと、バインダとしてのアクリル系ポリマーと、増粘剤としてのCMCとを、ベーマイト:Li含有ゼオライト:アクリル系ポリマー:CMC=55:40:2.5:2.5の質量比でイオン交換水と混合して、耐熱層形成用の塗工液を調製した。この塗工液を、シート状のセパレータ基材(平均厚み20μmのPP/PE/PPの三層構造の多孔性シート)の片面に塗布し(塗布量:0.75mg/cm)、乾燥してセパレータを作製した。
このセパレータを用いた以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.7のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.8の作製>
ベーマイトと、Li含有ゼオライトと、バインダとしてのアクリル系ポリマーと、増粘剤としてのCMCとを、ベーマイト:Li含有ゼオライト:アクリル系ポリマー:CMC=55:40:2.5:2.5の質量比でイオン交換水と混合して、耐熱層形成用の塗工液を調製した。この塗工液を、シート状のセパレータ基材(平均厚み20μmのPP/PE/PPの三層構造の多孔性シート)の片面に塗布し(塗布量:0.75mg/cm)、乾燥してセパレータを作製した。
このセパレータを用い、電極体作製時に、セパレータの耐熱層が正極に対向するようにした以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.8のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.9の作製>
負極活物質としての黒鉛(C)と、増粘剤としてのCMCと、バインダとしてのSBRと、Li含有ゼオライトとを、C:CMC:SBR:Li含有ゼオライト=98:1:1:9の質量比でイオン交換水と混合して、負極活物質層形成用ペーストを調製した。このペーストを、銅箔(負極集電体)の両面に帯状に塗布し(塗布量:片面あたり3.3mg/cm)、乾燥して負極を作製した。
この負極を用いた以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.9のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.10の作製>
正極活物質粉末としてのLiNi1/3Co1/3Mn1/3(LNCM)と、導電材としてのABと、バインダとしてのPVDFと、Ag含有ゼオライトとを、LNCM:AB:PVDF:Ag含有ゼオライト=90:8:2:5の質量比でN−メチルピロリドン(NMP)と混合し、正極活物質層形成用ペーストを調製した。このペーストを、アルミニウム箔(正極集電体)の両面に帯状に塗布し(塗布量:片面あたり6.3mg/cm)、乾燥して正極を作製した。
この正極を用いた以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.10のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.11の作製>
ベーマイトと、Ag含有ゼオライトと、バインダとしてのアクリル系ポリマーと、増粘剤としてのCMCとを、ベーマイト:Ag含有ゼオライト:アクリル系ポリマー:CMC=55:40:2.5:2.5の質量比でイオン交換水と混合して、耐熱層形成用の塗工液を調製した。この塗工液を、シート状のセパレータ基材(平均厚み20μmのPP/PE/PPの三層構造の多孔性シート)の片面に塗布し(塗布量:0.75mg/cm)、乾燥してセパレータを作製した。
このセパレータを用いた以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.11のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.12の作製>
ベーマイトと、Ag含有ゼオライトと、バインダとしてのアクリル系ポリマーと、増粘剤としてのCMCとを、ベーマイト:Ag含有ゼオライト:アクリル系ポリマー:CMC=55:40:2.5:2.5の質量比でイオン交換水と混合して、耐熱層形成用の塗工液を調製した。この塗工液を、シート状のセパレータ基材(平均厚み20μmのPP/PE/PPの三層構造の多孔性シート)の片面に塗布し(塗布量:0.75mg/cm)、乾燥してセパレータを作製した。
このセパレータを用い、電極体作製時に、セパレータの耐熱層が正極に対向するようにした以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.12のリチウムイオン二次電池を得た。
<電池No.13の作製>
負極活物質としての黒鉛(C)と、増粘剤としてのCMCと、バインダとしてのSBRと、Ag含有ゼオライトとを、C:CMC:SBR:Ag含有ゼオライト=98:1:1:9の質量比でイオン交換水と混合して、負極活物質層形成用ペーストを調製した。このペーストを、銅箔(負極集電体)の両面に帯状に塗布し(塗布量:片面あたり3.3mg/cm)、乾燥して負極を作製した。
この負極を用いた以外は、電池No.1の作製手順と同様にして電池No.13のリチウムイオン二次電池を得た。
<初期限界電流値評価>
No.1〜No.13のリチウムイオン二次電池を、−10℃の環境下に置き、所定の電流値で、5秒間充電、10分間休止、5秒間放電、10分間休止を1サイクルとする充放電サイクルを1000サイクル実施した。その後、各リチウムイオン二次電池を解体し、負極上での金属リチウムの析出の有無を確認した。負極上での金属リチウムの析出が確認されなかった電流値のうち、最大の電流値を限界電流値とした。No.1に係るリチウムイオン二次電池の限界電流値を基準としたときの、No.2〜No.13に係るリチウムイオン二次電池の限界電流値の比を百分率(%)で求めた。結果を表1に示す。
<耐久後限界電流値評価>
No.1〜No.13に係るリチウムイオン二次電池を、75℃の高温環境下で60日間保管して劣化させた。その後No.1〜No.13に係るリチウムイオン二次電池を、−10℃の環境下に置き、所定の電流値で、5秒間充電、10分間休止、5秒間放電、10分間休止を1サイクルとする充放電サイクルを1000サイクル実施した。その後、各リチウムイオン二次電池を解体し、負極上での金属リチウムの析出の有無を確認した。負極上での金属リチウムの析出が確認されなかった電流値のうち、最大の電流値を限界電流値とした。No.1に係るリチウムイオン二次電池の限界電流値を基準としたときの、No.2〜No.13に係るリチウムイオン二次電池の限界電流値の比を百分率(%)で求めた。結果を表1に示す。
Figure 2018018785
表1において、限界電流値比の値が大きいほど、金属リチウム析出耐性が高いことを意味する。No.1の電池とNo.2〜No.4の電池との比較により、通常のゼオライト(即ち、Na含有ゼオライト)を用いた場合、正極活物質から溶出した金属イオンをトラップすることができるため、金属リチウム析出耐性が少し向上している。しかしながら、No.5の電池では、金属リチウム析出耐性が悪化した。これは、正極活物質から溶出した金属イオンは、負極表面で析出してしまうため、ゼオライトを負極活物質層内に配置しても溶出した金属イオンをほとんどトラップすることができないことに加えて、負極活物質中に電子伝導性が低いものを混合することになり、負極の電子伝導性が悪化したためと考えられる。
No.6〜No.9の電池では、通常のゼオライト(即ち、Na含有ゼオライト)に代えてLi含有ゼオライトを用いたが、No.2〜No.5の電池と同様の結果が得られた。
一方、No.10〜No.13の電池では、通常のゼオライト(即ち、Na含有ゼオライト)に代えてAg含有ゼオライトを用いたが、No.10〜No.12の電池では、金属リチウム析出耐性が大幅に向上した。これは、正極活物質層内、正極活物質層表面、セパレータ表面、およびセパレータ内の少なくともいずれかに配置されたAg含有ゼオライトが、正極活物質から溶出した金属イオンをトラップすることができることに加えて、ゼオライトのイオン交換によって放出されたAgイオンが負極で還元されて負極活物質表面にAgの被膜を形成し、これにより負極の抵抗が低減したためと考えられる。これに対し、Ag含有ゼオライトを負極活物質層内に配置したNo.13の電池では、No.5の電池と同様の結果が得られた。これは、Ag含有ゼオライトを負極活物質層内に配置しても、溶出した金属イオンをほとんどトラップすることができずにAgイオンの放出が起こらず、また、負極活物質中に電子伝導性が低いものを混合することとなって負極の電子伝導性が悪化したためと考えられる。
以上のことから、正極活物質層内、正極活物質層表面、セパレータ表面、およびセパレータ内の少なくともいずれかに、Ag含有ゼオライトが配置されている、本実施形態に係る非水電解質二次電池は、繰り返し充放電時の金属リチウム析出耐性が高いことがわかる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
20 捲回電極体
30 電池ケース
36 安全弁
42 正極端子
42a 正極集電板
44 負極端子
44a 負極集電板
50 正極シート(正極)
52 正極集電体
52a 正極活物質層非形成部分
54 正極活物質層
60 負極シート(負極)
62 負極集電体
62a 負極活物質層非形成部分
64 負極活物質層
70 セパレータシート(セパレータ)
100 リチウムイオン二次電池

Claims (1)

  1. 正極活物質を含有する正極活物質層を備える正極、負極、および該正負極間に介在するセパレータを有する電極体と、
    非水電解質と、
    を含む非水電解質二次電池であって、
    前記正極活物質層内、前記正極活物質層表面、前記セパレータ表面、および前記セパレータ内の少なくともいずれかに、Ag含有ゼオライトが配置されている、
    非水電解質二次電池。
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