JP2018018473A - 製造管理システム、クラウドサーバおよび端末コンピュータ - Google Patents

製造管理システム、クラウドサーバおよび端末コンピュータ Download PDF

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Abstract

【課題】製造作業における現場業務および管理業務の効率化を向上させる。【解決手段】製造管理システムは、製造作業に従事する作業者によって操作可能に構成された端末コンピュータと;作業者が操作する端末コンピュータとクラウドコンピューティングによってデータをやり取り可能に構成されたクラウドサーバとを備える。端末コンピュータは、製造作業に合わせて作業者による操作入力を受け付ける操作入力部と;操作入力を示す操作情報をクラウドサーバに送信する操作情報送信部とを含む。クラウドサーバは、端末コンピュータから操作情報を受信する操作情報受信部と;操作情報に基づいて実績情報を生成する実績情報生成部と;作業者が実績情報を認識可能に、端末コンピュータに対して実績情報を提供する実績情報提供部とを含む。【選択図】図7

Description

本明細書は、製造管理システム、クラウドサーバおよび端末コンピュータを開示する。
作業者が従事する製造作業における現場業務および管理業務の効率化を目的として種々の製造管理システムが提案されている。例えば、特許文献1には、ネットワークを介して相互に接続された作業端末および管理装置を備える製造管理システムについて開示されている。特許文献1の作業端末は、ICタグから取得した作業者および作業内容を示す情報を用いて、作業実績を示すデータを作成し、そのデータを管理装置に対してネットワークを介して送信する。
特許第5764676号公報
製造作業における現場業務および管理業務の効率化を向上させる観点から、製造管理システムの構成について改善する余地があった。
(1)本明細書に開示する一形態の製造管理システムは、製造作業に従事する作業者によって操作可能に構成された端末コンピュータと;前記作業者が操作する前記端末コンピュータとクラウドコンピューティングによってデータをやり取り可能に構成されたクラウドサーバとを備える。前記端末コンピュータは、前記製造作業に合わせて前記作業者によって実施される操作入力を受け付ける操作入力部と;前記操作入力部によって受け付けられた前記操作入力を示す操作情報を、前記クラウドサーバに送信する操作情報送信部とを含む。前記クラウドサーバは、前記端末コンピュータから前記操作情報を受信する操作情報受信部と;前記操作受信部によって受信された前記操作情報に基づいて、前記製造作業における前記作業者の実績を示す実績情報を生成する実績情報生成部と;前記作業者が前記実績情報を認識可能に、前記端末コンピュータに対して前記実績情報を提供する実績情報提供部とを含む。この形態の製造管理システムによれば、端末コンピュータにおいて製造作業に合わせて作業者によって実施される操作入力に基づいて、クラウドサーバにおいて実績情報を生成するため、作業者に過度な負担を強いることなく、クラウドコンピューティングによる製造管理システムを容易に構築できる。その結果、製造作業における現場業務および管理業務の効率化を向上させることができる。
(2)上記形態の製造管理システムにおいて、前記端末コンピュータの前記操作入力部は、前記製造作業における1単位の作業の完了に合わせて前記作業者によって実施される操作入力を受け付けてもよい。前記実績情報は、前記作業者が前記1単位の作業で製造する製品の製造数を示す情報と;前記作業者が前記1単位の作業に要する作業時間を示す情報と;前記作業者が前記1単位の作業に使用する部品の在庫数を示す情報との少なくとも1つの情報を含んでもよい。この形態の製造管理システムによれば、1単位の作業を基準として実績情報を管理できる。
(3)上記形態の製造管理システムにおいて、前記クラウドサーバは、前記端末コンピュータにおけるウェブブラウザを通じて、前記作業者が操作する前記端末コンピュータとクラウドコンピューティングによってデータをやり取りしてもよい。この形態の製造管理システムによれば、ウェブブラウザを備える端末コンピュータを用意することによって、端末コンピュータを通じたクラウドコンピューティングによる製造管理システムを容易に構築できる。
(4)上記形態の製造管理システムにおいて、前記端末コンピュータは、前記作業者による前記操作入力を感知するとともに前記実績情報を表示するタッチパネルを備える機器であってもよい。この形態の製造管理システムによれば、タッチパネルを備える端末コンピュータを用意することによって、端末コンピュータを通じたクラウドコンピューティングによる製造管理システムを容易に構築できる。
(5)上記形態の製造管理システムにおいて、前記クラウドサーバは、更に、前記端末コンピュータを介して前記作業者を認証する認証部を備えてもよい。この形態の製造管理システムによれば、端末コンピュータを通じて作業者の認証を容易に実施できる。
(6)上記形態の製造管理システムにおいて、前記クラウドサーバは、更に、前記製造作業において製造される製品の種類ごとに、前記作業者が前記製造作業に従事可能な製造技能を有するか否かを示す技能情報を記憶する技能情報記憶部と;前記技能情報に基づいて、前記作業者が製造技能を有していない種類の製品に関する前記端末コンピュータにおける前記操作入力の受け付けを制限する操作入力制限部とを含んでもよい。この形態の製造管理システムによれば、端末コンピュータを通じて作業者に対する製造作業への従事可否の判断を容易に実施できる。
(7)上記形態の製造管理システムにおいて、更に、前記作業者が所属する製造拠点を管理する管理者によって操作可能に構成された管理コンピュータを備えてもよい。前記クラウドサーバは、前記作業者が操作する前記端末コンピュータに加え、前記管理者が操作する前記管理コンピュータとクラウドコンピューティングによってデータをやり取り可能に構成されてもよい。前記クラウドサーバの前記実績情報提供部は、前記作業者が前記実績情報を認識可能に前記端末コンピュータに対して前記実績情報を提供するとともに、前記管理者が前記実績情報を認識可能に前記管理コンピュータに対して前記実績情報を提供してもよい。この形態の製造管理システムによれば、クラウドサーバを介して管理コンピュータに実績情報を提供するため、管理者に過度な負担を強いることなく、クラウドコンピューティングによる製造管理システムを容易に構築できる。
(8)上記形態の製造管理システムにおいて、前記実績情報は、前記製造拠点において製造する製品の製造数を示す情報と;前記製造拠点における製品の製造に要する平均時間を示す情報と;前記製造拠点における部品の在庫数を示す情報と;記製造拠点における製造の進捗予測を示す情報と;前記製造拠点における部品の適正在庫数を示す情報との少なくとも1つの情報を含んでもよい。この形態の製造管理システムによれば、製造拠点を基準として実績情報を管理できる。
(9)上記形態の製造管理システムにおいて、前記クラウドサーバの前記実績情報提供部は、前記作業者が操作する前記端末コンピュータに対して、前記実績情報に含まれる情報のうち前記製造拠点を単位とする情報の少なくとも一部の提供を制限してもよい。この形態の製造管理システムによれば、製造拠点を単位とする実績情報の提供を作業者に対して制限できる。
(10)上記形態の製造管理システムにおいて、前記クラウドサーバの前記実績情報提供部は、前記製造拠点のうち第1の製造拠点を管理する管理者が操作する前記管理コンピュータに対して、前記製造拠点のうち前記第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点に関する前記実績情報に含まれる少なくとも一部の情報の提供を制限してもよい。この形態の製造管理システムによれば、第2の製造拠点に関する実績情報の提供を第1の製造拠点の管理者に対して制限できる。
(11)上記形態の製造管理システムにおいて、前記クラウドサーバの前記実績情報提供部は、前記製造拠点のうち第1の製造拠点を管理する管理者が操作する前記管理コンピュータに対して、前記製造拠点のうち前記第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点に関する前記実績情報に含まれる少なくとも一部の情報を提供してもよい。この形態の製造管理システムによれば、第2の製造拠点に関する実績情報を第1の製造拠点の管理者に提供できる。
(12)上記形態の製造管理システムにおいて、前記実績情報は、前記製造拠点において製造する製品の製造数を示す情報と;前記製造拠点における部品の在庫数を示す情報とを含んでもよい。前記クラウドサーバは、更に、前記製造拠点のうち第1の製造拠点において製造する一次製品の実績数を示す情報を用いて、前記製造拠点のうち前記第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点において製造する二次製品の部品である前記一次製品の在庫数を示す情報を編集する情報編集部を含んでもよい。この形態の製造管理システムによれば、サプライチェーンを構成する第1の製造拠点と第2の製造拠点との間における在庫管理の連携を実現できる。
(13)上記形態の造管理システムにおいて、前記端末コンピュータの前記操作情報送信部は、前記操作入力部によって受け付けられた前記操作入力を示す操作情報を、前記クラウドサーバにリアルタイム通信で送信してもよい。前記クラウドサーバの前記実績情報提供部は、前記作業者が前記実績情報を認識可能に、前記端末コンピュータに対して前記実績情報をリアルタイム通信で提供してもよい。この形態の製造管理システムによれば、リアルタイムに操作入力を実績情報へと反映できる。
(14)本明細書に開示する一形態のクラウドサーバは、製造作業に従事する作業者が操作する端末コンピュータとクラウドコンピューティングによってデータをやり取り可能に構成されたクラウドサーバであって、前記製造作業に合わせて前記作業者によって前記端末コンピュータに対して実施される操作入力を示す操作情報を、前記端末コンピュータから受信する操作情報受信部と;前記操作受信部によって受信された前記操作情報に基づいて、前記製造作業における前記作業者の実績を示す実績情報を生成する実績情報生成部と;前記作業者が前記実績情報を認識可能に、前記端末コンピュータに対して前記実績情報を提供する実績情報提供部とを備える。この形態のクラウドサーバによれば、端末コンピュータにおいて製造作業に合わせて作業者によって実施される操作入力に基づいて、クラウドサーバにおいて実績情報を生成するため、作業者に過度な負担を強いることなく、クラウドコンピューティングによる製造管理システムを容易に構築できる。
(15)本明細書に開示する一形態の端末コンピュータは、製造作業に従事する作業者によって操作可能に構成された端末コンピュータであって、前記製造作業に合わせて前記作業者によって実施される操作入力を受け付ける操作入力部と;前記操作入力部によって受け付けられた前記操作入力を示す操作情報を、前記作業者が操作する前記端末コンピュータとクラウドコンピューティングによってデータをやり取り可能に構成されたクラウドサーバに、送信する操作情報送信部と;前記操作情報に基づいた前記製造作業における前記作業者の実績を示す実績情報を、前記クラウドサーバから受信する実績情報受信部と;前記作業者が前記実績情報を認識可能に、前記実績情報受信部によって受信された前記実績情報を表示する実績情報表示部とを備える。この形態のクラウドサーバによれば、端末コンピュータにおいて製造作業に合わせて作業者によって実施される操作入力に基づいて、クラウドサーバにおいて実績情報を生成するため、作業者に過度な負担を強いることなく、クラウドコンピューティングによる製造管理システムを容易に構築できる。
本明細書に記載する技術は、製造管理システム、クラウドサーバおよび端末コンピュータ以外の種々の形態で実現できる。本明細書に記載する技術は、例えば、上記形態の製造管理システムにおいて実施される製造管理方法、上記形態のクラウドサーバを実現させるためのプログラム、上記形態の端末コンピュータを実現させるためのプログラム、上記形態の管理コンピュータを実現させるためのプログラムなどの形態で実現できる。
製造管理システムを示す説明図である。 クラウドサーバの詳細構成を示す説明図である。 端末コンピュータの詳細構成を示す説明図である。 段取り作業における製造管理システムの動作を示す説明図である。 段取り作業の開始を示す操作入力を受け付けるグラフィカルユーザインタフェースの一例を示す説明図である。 段取り作業に使用されるグラフィカルユーザインタフェースの一例を示す説明図である。 組付け作業における製造管理システムの動作を示す説明図である。 組付け作業の開始を示す操作入力を受け付けるグラフィカルユーザインタフェースの一例を示す説明図である。 組付け作業に使用されるグラフィカルユーザインタフェースの一例を示す説明図である。 製造拠点の管理者が実績情報を閲覧する際における製造管理システムの動作を示す説明図である。
図1は、製造管理システム10を示す説明図である。製造管理システム10は、クラウドコンピューティングによって製造作業に関する情報を管理するシステムである。製造管理システム10は、クラウドサーバ100と、端末コンピュータ200と、管理コンピュータ600とを備える。クラウドサーバ100は、端末コンピュータ200および管理コンピュータ600の各々とインターネットをして接続可能に構成されている。
端末コンピュータ200は、製造作業に従事する作業者によって操作可能に構成されたコンピュータである。管理コンピュータ600は、作業者が所属する製造拠点を管理する管理者によって操作可能に構成されたコンピュータである。本実施形態では、端末コンピュータ200および管理コンピュータ600は、別々の機器として構成されている。他の実施形態では、端末コンピュータ200および管理コンピュータ600は、同一の機器であってもよく、作業者がログインした場合には端末コンピュータ200として機能するとともに、管理者がログインした場合には管理コンピュータ600として機能するように構成されていてもよい。
本実施形態では、製造管理システム10は、3つの製造拠点MF1,MF2,MF3における製造作業に関する情報を管理する。3つの製造拠点MF1,MF2,MF3は、一連のサプライチェーンを構成する。製造拠点MF3は、製品CM3を製造する工場である。製造拠点MF2は、製品CM3を部品として組み込んだ製品CM2を製造する工場である。製造拠点MF1は、製品CM2を部品として組み込んだ製品CM1を製造する工場である。
本実施形態では、3つの製造拠点MF1,MF2,MF3の各々に、端末コンピュータ200および管理コンピュータ600が配備されている。他の実施形態では、管理コンピュータ600は、製造拠点とは異なる場所に配備されていてもよい。
本実施形態では、3つの製造拠点MF1,MF2,MF3の各々では、製造作業として、段取り作業、組付け作業、検品作業を実施する。段取り作業は、組付け作業に使用する部品を準備する作業である。組付け作業は、段取り作業で準備された部品を組み付けることによって製品を製造する作業である。検品作業は、組付け作業で製造された製品を検査する作業である。本実施形態では、製造管理システム10は、段取り作業、組付け作業、検品作業を含む一連の製造作業を管理する。
図2は、クラウドサーバ100の詳細構成を示す説明図である。クラウドサーバ100は、作業者が操作する端末コンピュータ200とクラウドコンピューティングによってデータをやり取り可能に構成されている。本実施形態では、クラウドサーバ100は、管理者が操作する管理コンピュータ600ともクラウドコンピューティングによってデータをやり取り可能に構成されている。本実施形態では、クラウドサーバ100は、インターネットに接続されたサーバコンピュータによって実現されている。
クラウドサーバ100は、認証部110と、認証情報記憶部115と、操作情報受信部130と、実績情報生成部140と、実績情報記憶部145と、実績情報提供部150と、技能情報記憶部160と、操作入力制限部165と、情報編集部170とを備える。本実施形態では、クラウドサーバ100における各部の機能は、コンピュータプログラムに基づいてソフトウェア的に実現される。他の実施形態では、クラウドサーバ100における各機能の少なくとも一部は、回路構成に基づいてハードウェア的に実現されてもよい。
クラウドサーバ100の認証部110は、端末コンピュータ200を介して作業者を認証する。本実施形態では、認証部110は、作業者によって端末コンピュータ200に入力された作業者の識別番号および暗唱番号を取得した後、その識別番号および暗証番号を認証情報記憶部115に記憶されている情報と照合することによって作業者を認証する。本実施形態では、認証部110は、端末コンピュータ200を操作する作業者の認証と同様に、管理コンピュータ600を介して管理者を認証する。
クラウドサーバ100の認証情報記憶部115は、端末コンピュータ200を使用する作業者を識別する識別番号と、その識別番号に設定された暗証番号とを記憶する。本実施形態では、認証情報記憶部115は、端末コンピュータ200を使用する作業者に関する情報と同様に、管理コンピュータ600を使用する管理者に関する情報を記憶する。本実施形態では、認証情報記憶部115に記憶されている情報は、クラウドサーバ100を管理する管理者によって予め設定される。
クラウドサーバ100の操作情報受信部130は、製造作業に合わせて作業者によって端末コンピュータ200に対して実施される操作入力を示す操作情報を、端末コンピュータ200から受信する。本実施形態では、操作情報受信部130は、製造作業における1単位の作業の完了に合わせて作業者によって実施される操作入力を示す操作情報を、端末コンピュータ200から受信する。
クラウドサーバ100の実績情報生成部140は、操作情報受信部130によって受信された操作情報に基づいて、製造作業における作業者の実績を示す実績情報を生成する。クラウドサーバ100の実績情報記憶部145は、実績情報生成部140によって生成される実績情報を記憶する。
本実施形態では、実績情報生成部140は、作業者による1単位の作業に関する情報として、作業者が1単位の作業で製造する製品の製造数を示す情報と、作業者が1単位の作業に要する作業時間を示す情報と、作業者が1単位の作業に使用する部品の在庫数を示す情報とを生成する。
本実施形態では、実績情報生成部140は、作業者が所属する製造拠点に関する情報として、製造拠点において製造する製品の製造数を示す情報と、製造拠点における製品の製造に要する平均時間を示す情報と、製造拠点における部品の在庫数を示す情報と、製造拠点における製造の進捗予測を示す情報と、製造拠点における部品の適正在庫数を示す情報とを生成する。本実施形態では、実績情報生成部140は、製品の製造に要する平均時間に基づいて、翌日以降に予定される製造作業の予想作業時間を算出することによって、製造の進捗予測を示す情報を生成する。本実施形態では、実績情報生成部140は、過去の実績製造数と今後の計画製造数とに基づいて、部品の適正在庫数を算出することによって、部品の適正在庫数を示す情報を生成する。
クラウドサーバ100の実績情報提供部150は、端末コンピュータ200を操作する作業者が実績情報を認識可能に、端末コンピュータ200に対して実績情報を提供する。本実施形態では、実績情報提供部150は、実績情報記憶部145に記憶されている実績情報を端末コンピュータ200に対して提供する。本実施形態では、実績情報提供部150は、端末コンピュータ200に対する実績情報の提供と同様に、管理コンピュータ600を操作する管理者が実績情報を認識可能に、管理コンピュータ600に対して実績情報を提供する。
本実施形態では、実績情報提供部150は、作業者が操作する端末コンピュータ200に対して、実績情報に含まれる情報のうち製造拠点を単位とする情報の少なくとも一部の提供を制限する。本実施形態では、実績情報提供部150は、作業者が操作する端末コンピュータ200に対して、製造拠点における製造の進捗予測を示す情報の提供と、製造造拠点における部品の適正在庫数を示す情報の提供とを制限する。
本実施形態では、実績情報提供部150は、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点を管理する管理者が操作する管理コンピュータ600に対して、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点に関する実績情報に含まれる少なくとも一部の情報の提供を制限する。本実施形態では、実績情報提供部150は、製造拠点MF1を管理する管理者が操作する管理コンピュータ600に対して、製造拠点MF2,MF3に関する実績情報のうち、作業者ごとの実績情報の提供と、製造拠点における製品の製造に要する平均時間の提供とを制限する。本実施形態では、実績情報提供部150は、製造拠点MF2を管理する管理者が操作する管理コンピュータ600に対して、製造拠点MF1,MF3に関する実績情報のうち、作業者ごとの実績情報の提供と、製造拠点における製品の製造に要する平均時間の提供とを制限する。本実施形態では、実績情報提供部150は、製造拠点MF3を管理する管理者が操作する管理コンピュータ600に対して、製造拠点MF1,MF2に関する実績情報のうち、作業者ごとの実績情報の提供と、製造拠点における製品の製造に要する平均時間の提供とを制限する。
本実施形態では、実績情報提供部150は、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点を管理する管理者が操作する管理コンピュータ600に対して、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点に関する実績情報に含まれる少なくとも一部の情報を提供する。本実施形態では、実績情報提供部150は、製造拠点MF1を管理する管理者が操作する管理コンピュータ600に対して、製造拠点MF2,MF3における製造の進捗予測を示す情報を提供する。本実施形態では、実績情報提供部150は、製造拠点MF2を管理する管理者が操作する管理コンピュータ600に対して、製造拠点MF1における部品の在庫数を示す情報と、製造拠点MF3における製造の進捗予測を示す情報とを提供する。実績情報提供部150は、製造拠点MF3を管理する管理者が操作する管理コンピュータ600に対して、製造拠点MF2における部品の在庫数を示す情報を提供する。
クラウドサーバ100の技能情報記憶部160は、製造作業において製造される製品の種類ごとに、作業者が製造作業に従事可能な製造技能を有するか否かを示す技能情報を記憶する。本実施形態では、技能情報記憶部160に記憶されている技能情報は、管理コンピュータ600を操作する管理者によって予め設定される。
クラウドサーバ100の操作入力制限部165は、技能情報記憶部160に記憶されている技能情報に基づいて、作業者が製造技能を有していない種類の製品に関する端末コンピュータ200における操作入力の受け付けを制限する。本実施形態では、操作入力制限部165は、技能情報記憶部160に記憶されている技能情報に基づいて、作業者が製造技能を有していない種類の製品に関する端末コンピュータ200における操作入力の受け付けを禁止する。
クラウドサーバ100の情報編集部170は、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点において製造する一次製品の実績数を示す情報を用いて、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点において製造する二次製品の部品である一次製品の在庫数を示す情報を編集する。本実施形態では、情報編集部170は、製造拠点MF3から製造拠点MF2に製品CM3が入荷された場合、実績情報のうち、製造拠点MF3における製品CM3の実績数を、製造拠点MF2における製品CM2の部品である製品CM3の在庫数に加算することによって、実績情報を編集する。本実施形態では、情報編集部170は、製造拠点MF2から製造拠点MF1に製品CM2が入荷された場合、実績情報のうち、製造拠点MF2における製品CM2の実績数を、製造拠点MF1における製品CM1の部品である製品CM2の在庫数に加算することによって、実績情報を編集する。
図3は、端末コンピュータ200の詳細構成を示す説明図である。端末コンピュータ200は、操作入力部220と、操作情報送信部230と、実績情報受信部250と、実績情報表示部260とを備える。本実施形態では、端末コンピュータ200は、ウェブブラウザWBを備え、クラウドサーバ100は、端末コンピュータ200のウェブブラウザWBを通じて、作業者が操作する端末コンピュータ200とクラウドコンピューティングによってデータをやり取りする。本実施形態では、端末コンピュータ200における各部の機能は、ウェブブラウザWB上で動作するウェブアプリケーションに基づいてソフトウェア的に実現される。他の実施形態では、端末コンピュータ200における各機能の少なくとも一部は、オペレーティングシステム上で動作するコンピュータプログラムに基づいてソフトウェア的に実現されてもよいし、回路構成に基づいてハードウェア的に実現されてもよい。
本実施形態では、端末コンピュータ200は、作業者による操作入力を感知するとともに実績情報を表示するタッチパネル210を備える機器である。本実施形態では、端末コンピュータ200は、タブレット型パーソナルコンピュータである。他の実施形態では、端末コンピュータ200は、ノート型パーソナルコンピュータであってもよいし、デスクトップ型パーソナルコンピュータであってもよい。
端末コンピュータ200の操作入力部220は、製造作業に合わせて作業者によって実施される操作入力を受け付ける。本実施形態では、操作入力部220は、製造作業における1単位の作業の完了に合わせて作業者によって実施される操作入力を受け付ける。本実施形態では、操作入力部220は、作業者からタッチパネル210を介して操作入力を受け付ける。
端末コンピュータ200の操作情報送信部230は、操作入力部220によって受け付けられた操作入力を示す操作情報を、クラウドサーバ100に送信する。本実施形態では、操作情報送信部230は、リアルタイム通信によって操作情報をクラウドサーバ100に送信する。本実施形態では、操作情報送信部230によって送信される操作情報は、作業者による操作入力があった旨を示す情報である。
端末コンピュータ200の実績情報受信部250は、操作情報に基づいた製造作業における作業者の実績を示す実績情報を、クラウドサーバ100から受信する。本実施形態では、実績情報受信部250は、リアルタイム通信によって実績情報をクラウドサーバ100から受信する。
端末コンピュータ200の実績情報表示部260は、作業者が実績情報を認識可能に、実績情報受信部250によって受信された実績情報を表示する。本実施形態では、実績情報表示部260は、タッチパネル210を通じて実績情報を表示する。
図4は、段取り作業における製造管理システム10の動作を示す説明図である。図4の紙面左側には、端末コンピュータ200における段取り作業端末処理を示すフローチャートが図示されている。図4の紙面右側には、クラウドサーバ100における段取り作業サーバ処理を示すフローチャートが図示されている。
端末コンピュータ200は、段取り作業に従事する作業者からの操作入力に基づいて、図4の段取り作業端末処理を開始する。端末コンピュータ200は、段取り作業端末処理を開始した場合、作業者を製造管理システム10にログインさせるログイン処理を実行する(ステップS110)。本実施形態では、端末コンピュータ200は、タッチパネル210によって構成されるグラフィカルユーザインタフェースを介して、段取り作業に従事する作業者からログイン情報を受け付ける。本実施形態では、ログイン情報は、作業者の識別番号および暗証番号を含む。本実施形態では、端末コンピュータ200は、作業者のログイン情報をクラウドサーバ100に送信する。
ログイン処理(ステップS110)においてクラウドサーバ100において作業者のログインが許可された場合、端末コンピュータ200は、操作入力部220の機能に基づいて動作することによって、段取り作業に従事する作業者から段取り作業の開始を示す操作入力を受け付ける(ステップS120)。
図5は、段取り作業の開始を示す操作入力を受け付けるグラフィカルユーザインタフェース310の一例を示す説明図である。グラフィカルユーザインタフェース310は、クラウドサーバ100から提供されるデータに基づいてタッチパネル210に構成される。
グラフィカルユーザインタフェース310は、段取り作業の計画情報を製品ごとに表示するボックス320を備える。ボックス320は、表示部322と、開始ボタン324と、表示部326と、表示部327と、表示部328とを有する。
ボックス320の表示部322は、段取り作業の対象となる製品の品番を表示する。ボックス320の開始ボタン324は、そのボックス320に表示されている製品に関し、段取り作業の開始を示す操作入力を受け付けるボタンである。本実施形態では、端末コンピュータ200は、タッチパネル210によって構成されるグラフィカルユーザインタフェース310の開始ボタン324を通じて、段取り作業に従事する作業者から段取り作業の開始を示す操作入力を受け付ける。
ボックス320の表示部326は、そのボックス320に表示されている製品に関し、現時点で段取り作業が完了している総数を表示する。ボックス320の表示部327は、そのボックス320に表示されている製品に関し、現時点で段取り作業が計画されている総数を表示する。ボックス320の表示部328は、そのボックス320に表示されている製品に関し、段取り作業の計画総数に対する完了総数の割合を数字およびグラフで表示する。本実施形態では、段取り作業が全て完了している製品に関するボックス320には、開始ボタン324が表示されない(図5の紙面右側のボックス320を参照)。
段取り作業の開始を示す操作入力を受け付けた場合、端末コンピュータ200は、操作情報送信部230の機能に基づいて動作することによって、段取り作業の開始を示す操作情報をクラウドサーバ100に送信する(ステップS130)。本実施形態では、端末コンピュータ200は、操作情報として、操作入力を受け付けた開始ボタン324に対応する製品に対する段取り作業の開始を示す操作情報をクラウドサーバ100に送信する。
段取り作業の開始を示す操作情報をクラウドサーバ100に送信した後(ステップS130)、端末コンピュータ200は、実績情報受信部250および実績情報表示部260の機能に基づいて動作することによって、段取り作業の作業内容を表示するとともに段取り作業の進行状況を受け付けるユーザインタフェースを表示する(ステップS140)。
図6は、段取り作業に使用されるグラフィカルユーザインタフェース330の一例を示す説明図である。グラフィカルユーザインタフェース330は、段取り作業の作業内容を表示するとともに段取り作業の進行状況を受け付けるユーザインタフェースである。グラフィカルユーザインタフェース330は、クラウドサーバ100から提供されるデータに基づいてタッチパネル210に構成される。グラフィカルユーザインタフェース330は、完了ボタン332と、ボックス340と、ボックス350とを備える。
グラフィカルユーザインタフェース330のボックス340は、表示部342と、表示部343と、ラジオボタン344と、テキストボックス346とを有する。ボックス340の表示部342は、段取り作業の対象となる製品の品番を表示する。ボックス340の表示部343は、段取り作業の対象となる製品に関する作業内容情報を表示する。図6の例では、表示部343は、現時点で段取り作業が完了している総数(「本日の実績」)と、現時点で段取り作業が計画されている総数(「本日の計画」)と、1つのロットに含まれる製品の個数(「ロットサイズ」)とを表示する。
ボックス340のラジオボタン344は、ロット数を指定して段取り作業を実施する態様と、全てのロットを指定して段取り作業を実施する態様との選択を作業者から受け付ける。ボックス340のテキストボックス346は、ラジオボタン344においてロット数を指定して段取り作業を実施する態様が選択される場合に、ロット数の入力を作業者から受け付ける。
グラフィカルユーザインタフェース330のボックス350は、表示部351と、チェックボックス352とを有する。ボックス350の表示部351は、段取り作業の対象となる製品に関する作業内容情報を表示する。図6の例では、表示部351は、準備すべき部品の各々について、部品名、使用数および在庫数を表示する。ボックス350のボックス350は、準備すべき部品の各々に対応して用意され、作業者によって準備が完了した部品の選択を作業者から受け付ける。
グラフィカルユーザインタフェース330の完了ボタン332は、段取り作業の完了を示す操作入力を受け付けるボタンである。本実施形態では、完了ボタン332は、全てのチェックボックス352が選択された場合に、作業者から操作入力を受け付け可能となる。
完了ボタン332を通じて段取り作業の完了を示す操作入力を受け付けた場合、端末コンピュータ200は、その操作入力を示す操作情報をクラウドサーバ100に送信する(ステップS170)。その後、端末コンピュータ200は、段取り作業端末処理を終了する。
クラウドサーバ100は、段取り作業に従事する作業者からの操作入力に基づいて、図4の段取り作業サーバ処理を開始する。クラウドサーバ100は、段取り作業サーバ処理を開始した場合、認証部110の機能に基づいて動作することによって、端末コンピュータ200を介して段取り作業の作業者を認証する(ステップS210)。本実施形態では、クラウドサーバ100は、作業者によって端末コンピュータ200に入力された作業者の識別番号および暗唱番号を取得した後、その識別番号および暗証番号を認証情報記憶部115に記憶されている情報と照合することによって作業者を認証する。
段取り作業の作業者を認証した後(ステップS210)、クラウドサーバ100は、実績情報提供部150の機能に基づいて動作することによって、端末コンピュータ200を操作する作業者に、段取り作業の作業計画を示す計画情報を提供する(ステップS220)。本実施形態では、クラウドサーバ100は、実績情報記憶部145に実績情報として記憶されている計画情報を、端末コンピュータ200を操作する作業者に、グラフィカルユーザインタフェース310を通じて提供する。
その後、クラウドサーバ100は、操作情報受信部130の機能に基づいて動作することによって、端末コンピュータ200から段取り作業の開始を示す操作情報を受信した場合、実績情報生成部140の機能に基づいて動作することによって、操作情報を受信した日時を、段取り作業を開始する作業開始時刻として記録する(ステップS230)。本実施形態では、クラウドサーバ100は、作業者および段取り作業を特定する情報と関連付けた作業開始時刻を実績情報として実績情報記憶部145に記憶する。
作業開示時刻を記録した後(ステップS230)、クラウドサーバ100は、実績情報提供部150の機能に基づいて動作することによって、端末コンピュータ200を操作する作業者に、段取り作業の作業内容を示す作業内容情報を提供する(ステップS240)。本実施形態では、クラウドサーバ100は、実績情報記憶部145に実績情報として記憶されている作業内容情報を、端末コンピュータ200を操作する作業者に、グラフィカルユーザインタフェース330を通じて提供する。
その後、クラウドサーバ100は、操作情報受信部130の機能に基づいて動作することによって、端末コンピュータ200から段取り作業の完了を示す操作情報を受信した場合、実績情報生成部140の機能に基づいて動作することによって、操作情報を受信した日時を、段取り作業を終了した作業終了時刻として記録する(ステップS270)。本実施形態では、クラウドサーバ100は、作業者および段取り作業を特定する情報と関連付けた作業終了時刻を実績情報として実績情報記憶部145に記憶する。
作業終了時刻を記録した後(ステップS270)、クラウドサーバ100は、実績情報生成部140の機能に基づいて動作することによって、段取り作業における作業者の実績を示す実績情報を生成する(ステップS280)。本実施形態では、クラウドサーバ100は、段取り作業における作業者の実績を示す実績情報として、今回の段取り作業で実施した製品の段取り数を示す情報と、作業開始時刻および作業終了時刻から算出される今回の段取り作業に要した作業時間を示す情報と、今回の段取り作業で準備した部品の数を減算した部品の在庫数を示す情報とを生成する。
段取り作業における作業者の実績を示す実績情報を生成した後(ステップS280)、クラウドサーバ100は、今回の実績情報を用いて、実績情報記憶部145に記憶されている段取り作業の計画情報を更新する(ステップS290)。その後、クラウドサーバ100は、段取り作業サーバ処理を終了する。
図7は、組付け作業における製造管理システム10の動作を示す説明図である。図7の紙面左側には、端末コンピュータ200における組付け作業端末処理を示すフローチャートが図示されている。図7の紙面右側には、クラウドサーバ100における組付け作業サーバ処理を示すフローチャートが図示されている。
端末コンピュータ200は、組付け作業に従事する作業者からの操作入力に基づいて、図7の組付け作業端末処理を開始する。端末コンピュータ200は、組付け作業端末処理を開始した場合、段取り作業端末処理におけるログイン処理(図4のステップS110)と同様に、作業者を製造管理システム10にログインさせるログイン処理を実行する(ステップS310)。
ログイン処理(ステップS310)においてクラウドサーバ100において作業者のログインが許可された場合、端末コンピュータ200は、操作入力部220の機能に基づいて動作することによって、組付け作業に従事する作業者から組付け作業の開始を示す操作入力を受け付ける(ステップS320)。
図8は、組付け作業の開始を示す操作入力を受け付けるグラフィカルユーザインタフェース410の一例を示す説明図である。グラフィカルユーザインタフェース410は、クラウドサーバ100から提供されるデータに基づいてタッチパネル210に構成される。
グラフィカルユーザインタフェース410は、組付け作業の計画情報を製品ごとに表示するボックス420を備える。ボックス420は、表示部422と、表示部423と、開始ボタン424と、表示部426と、表示部427と、表示部428と、表示部429とを有する。
ボックス420の表示部422は、組付け作業の対象となる製品の品番を表示する。ボックス420の表示部423は、そのボックス420に表示されている製品に関し、段取り作業が完了している総数、すなわち、現時点で組付け作業を実施できる製品の総数を表示する。ボックス420の開始ボタン424は、そのボックス420に表示されている製品に関し、組付け作業の開始を示す操作入力を受け付けるボタンである。本実施形態では、端末コンピュータ200は、タッチパネル210によって構成されるグラフィカルユーザインタフェース410の開始ボタン424を通じて、組付け作業に従事する作業者から組付け作業の開始を示す操作入力を受け付ける。
ボックス420の表示部426は、そのボックス420に表示されている製品に関し、現時点で組付け作業が完了している総数を表示する。ボックス420の表示部427は、そのボックス420に表示されている製品に関し、現時点で組付け作業が計画されている総数を表示する。ボックス420の表示部428は、そのボックス420に表示されている製品に関し、組付け作業の計画総数に対する完了総数の割合を数字およびグラフで表示する。ボックス420の表示部429は、そのボックス420に表示されている製品に関する実績情報として、現時点までに組付け作業に要した積算時間を表示する。本実施形態では、組付け作業が全て完了している製品に関するボックス420には、開始ボタン424が表示されない(図8の紙面右側のボックス420を参照)。
本実施形態では、組付け作業が全て完了している製品に関するボックス420には、そのボックス420に表示されている製品に関し、作業者が製造作業に従事可能な製造技能を有していない場合、開始ボタン424に変えてマーク421が表示される(図8の紙面中央のボックス420を参照)。ボックス420に対するマーク421の表示は、クラウドサーバ100が操作入力制限部165の機能に基づいて動作することによって実現される。これによって、クラウドサーバ100は、作業者が製造技能を有していない種類の製品に関する端末コンピュータ200における操作入力の受け付けを禁止する。
組付け作業の開始を示す操作入力を受け付けた場合、端末コンピュータ200は、操作情報送信部230の機能に基づいて動作することによって、組付け作業の開始を示す操作情報をクラウドサーバ100に送信する(ステップS330)。本実施形態では、端末コンピュータ200は、操作情報として、操作入力を受け付けた開始ボタン424に対応する製品に対する組付け作業の開始を示す操作情報をクラウドサーバ100に送信する。
組付け作業の開始を示す操作情報をクラウドサーバ100に送信した後(ステップS330)、端末コンピュータ200は、実績情報受信部250および実績情報表示部260の機能に基づいて動作することによって、組付け作業の作業内容を表示するとともに組付け作業の進行状況を受け付けるユーザインタフェースを表示する(ステップS340)。
図9は、組付け作業に使用されるグラフィカルユーザインタフェース430の一例を示す説明図である。グラフィカルユーザインタフェース430は、組付け作業の作業内容を表示するとともに組付け作業の進行状況を受け付けるユーザインタフェースである。グラフィカルユーザインタフェース430は、クラウドサーバ100から提供されるデータに基づいてタッチパネル210に構成される。グラフィカルユーザインタフェース430は、ボタン434と、完了ボタン432と、ボックス440と、カウントアップボタン450とを備える。
グラフィカルユーザインタフェース430のボックス440は、表示部442と、表示部444とを有する。ボックス440の表示部442は、組付け作業の対象となる製品の品番を表示する。ボックス440の表示部444は、組付け作業の対象となる製品に関する作業内容情報を表示する。図9の例では、表示部444は、現時点で組付け作業が完了している総数(「本日の実績」)と、現時点で組付け作業が計画されている総数(「本日の計画」)と、1つのロットに含まれる製品の個数(「ロットサイズ」)と、現時点における組付け作業の対象となっているロット番号(「現在のロット」)と、組付け作業の対象となる製品に関し段取り作業が完了している総数(「段取り済み数」)とを表示する。
グラフィカルユーザインタフェース430のカウントアップボタン450は、組付け作業における1単位の作業である1つの製品の組付け作業の完了に合わせて作業者によって実施される操作入力を受け付けるボタンである。カウントアップボタン450は、表示部452と、表示部453とを有する。カウントアップボタン450の表示部452は、現時点における組付け作業の対象となっているロットに関し、現時点で組付け作業が完了している製品の総数を表示する。カウントアップボタン450の表示部453は、1つのロットに含まれる製品の個数(「ロットサイズ」)を表示する。本実施形態では、作業者は、1つの製品の組付け作業を終えるごとに、カウントアップボタン450をタッチする。カウントアップボタン450に対する一回のタッチに応じて、カウントアップボタン450の表示部452に表示される数が1ずつ加算される。
グラフィカルユーザインタフェース430のボタン434は、1つのロットに含まれる製品の全てについて組付け作業の完了を示す操作入力を受け付けるボタンである。本実施形態では、ボタン434は、カウントアップボタン450の表示部452に表示される個数と、表示部453に表示される個数とが同じ場合に、作業者から操作入力を受け付け可能となる。本実施形態では、作業者は、1つのロットに含まれる製品の全てについて組付け作業を終えるごとに、ボタン434をタッチする。ボタン434に対するタッチに応じて、次のロットに対する組付け作業へと移行し、カウントアップボタン450の表示部452に表示される個数は、初期状態である「0」になる。
グラフィカルユーザインタフェース430の完了ボタン432は、組付け作業の完了を示す操作入力を受け付けるボタンである。本実施形態では、完了ボタン432は、作業者が組付け作業を終了する任意のタイミングで、作業者から操作入力を受け付ける。
端末コンピュータ200は、操作入力部220および操作情報送信部230の機能に基づいて動作することによって、カウントアップボタン450を通じて1単位の作業完了を示す操作入力を受け付けた場合(ステップS345「NO」)、その操作入力を示す操作情報をクラウドサーバ100に送信する(ステップS350)。その後、端末コンピュータ200は、グラフィカルユーザインタフェース430を更新する(ステップS340)。
完了ボタン432を通じて組付け作業の完了を示す操作入力を受け付けた場合、端末コンピュータ200は、その操作入力を示す操作情報をクラウドサーバ100に送信する(ステップS370)。その後、端末コンピュータ200は、組付け作業端末処理を終了する。
クラウドサーバ100は、組付け作業に従事する作業者からの操作入力に基づいて、図7の組付け作業サーバ処理を開始する。クラウドサーバ100は、組付け作業サーバ処理を開始した場合、段取り作業サーバ処理における認証(図4のステップS410)と同様に、認証部110の機能に基づいて動作することによって、端末コンピュータ200を介して組付け作業の作業者を認証する(ステップS410)。
組付け作業の作業者を認証した後(ステップS410)、クラウドサーバ100は、実績情報提供部150の機能に基づいて動作することによって、端末コンピュータ200を操作する作業者に、組付け作業の作業計画を示す計画情報を提供する(ステップS420)。本実施形態では、クラウドサーバ100は、実績情報記憶部145に実績情報として記憶されている計画情報を、端末コンピュータ200を操作する作業者に、グラフィカルユーザインタフェース410を通じて提供する。
その後、クラウドサーバ100は、操作情報受信部130の機能に基づいて動作することによって、端末コンピュータ200から組付け作業の開始を示す操作情報を受信した場合、実績情報生成部140の機能に基づいて動作することによって、操作情報を受信した日時を、組付け作業を開始する作業開始時刻として記録する(ステップS430)。本実施形態では、クラウドサーバ100は、作業者および組付け作業を特定する情報と関連付けた作業開始時刻を実績情報として実績情報記憶部145に記憶する。
作業開示時刻を記録した後(ステップS430)、クラウドサーバ100は、実績情報提供部150の機能に基づいて動作することによって、端末コンピュータ200を操作する作業者に、組付け作業の作業内容を示す作業内容情報を提供する(ステップS440)。本実施形態では、クラウドサーバ100は、実績情報記憶部145に実績情報として記憶されている作業内容情報を、端末コンピュータ200を操作する作業者に、グラフィカルユーザインタフェース430を通じて提供する。
クラウドサーバ100は、操作情報受信部130の機能に基づいて動作することによって、端末コンピュータ200から1単位の組付け作業の完了を示す操作情報を受信した場合、実績情報生成部140の機能に基づいて動作することによって、1単位の組付け作業の作業内容に応じて、実績情報記憶部145に記憶されている実績情報を更新する。本実施形態では、クラウドサーバ100は、1単位の組付け作業の作業内容に応じて、1単位の組付け作業で製造した製品の個数を製品在庫の総数に加算することによって、実績情報記憶部145の実績情報を更新する。本実施形態では、クラウドサーバ100は、1単位の組付け作業の作業内容に応じて、1単位の組付け作業に使用した部品の個数を部品在庫の総数から減算することによって、実績情報記憶部145の実績情報を更新する。本実施形態では、クラウドサーバ100は、1単位の組付け作業の作業内容に応じて、組付け作業の作業進捗を更新することによって、実績情報記憶部145の実績情報を更新する。
クラウドサーバ100は、操作情報受信部130の機能に基づいて動作することによって、端末コンピュータ200から組付け作業の完了を示す操作情報を受信した場合、実績情報生成部140の機能に基づいて動作することによって、操作情報を受信した日時を、組付け作業を終了した作業終了時刻として記録する(ステップS470)。本実施形態では、クラウドサーバ100は、作業者および組付け作業を特定する情報と関連付けた作業終了時刻を実績情報として実績情報記憶部145に記憶する。
作業終了時刻を記録した後(ステップS470)、クラウドサーバ100は、実績情報生成部140の機能に基づいて動作することによって、組付け作業における作業者の実績を示す実績情報を生成する(ステップS480)。本実施形態では、クラウドサーバ100は、組付け作業における作業者の実績を示す実績情報として、今回の組付け作業で実施した製品の組付け数を示す情報と、作業開始時刻および作業終了時刻から算出される今回の組付け作業に要した作業時間を示す情報と、今回の組付け作業で使用した部品の数を減算した部品の在庫数を示す情報とを生成する。
段取り作業における作業者の実績を示す実績情報を生成した後(ステップS480)、クラウドサーバ100は、今回の実績情報を用いて、実績情報記憶部145に記憶されている組付け作業の計画情報を更新する(ステップS490)。その後、クラウドサーバ100は、組付け作業サーバ処理を終了する。
本実施形態では、段取り作業および組付け作業に続く検品作業においても、図4および図7に示す処理と同様に、クラウドサーバ100と端末コンピュータ200の間で、検品作業に応じて端末コンピュータ200で受け付けられた操作入力に基づいて、クラウドサーバ100において実績情報が生成されるとともに、クラウドサーバ100から端末コンピュータ200に対して実績情報が提供される。
図10は、製造拠点の管理者が実績情報を閲覧する際における製造管理システム10の動作を示す説明図である。図10の紙面左側には、管理コンピュータ600における実績情報閲覧処理を示すフローチャートが図示されている。図10の紙面右側には、クラウドサーバ100における実績情報提供処理を示すフローチャートが図示されている。
管理コンピュータ600は、製造拠点を管理する管理者からの操作入力に基づいて、図10の実績情報閲覧処理を開始する。管理コンピュータ600は、実績情報閲覧処理を開始した場合、端末コンピュータ200によるログイン処理(図4のステップS110)と同様に、管理者を製造管理システム10にログインさせるログイン処理を実行する(ステップS510)。ログイン処理(ステップS510)においてクラウドサーバ100において管理者のログインが許可された場合、管理コンピュータ600は、クラウドサーバ100から提供される製造拠点に関する実績情報を閲覧するためのグラフィカルユーザインタフェース310を表示する(ステップS520)。その後、管理コンピュータ600は、管理者からの操作入力に基づいて、実績情報閲覧処理を終了する。
クラウドサーバ100は、製造拠点を管理する作業者からの操作入力に基づいて、図10の実績情報提供処理を開始する。クラウドサーバ100は、実績情報提供処理を開始した場合、段取り作業サーバ処理における認証(図4のステップS410)と同様に、認証部110の機能に基づいて動作することによって、管理コンピュータ600を介して組付け作業の作業者を認証する(ステップS610)。管理者を認証した後(ステップS610)、クラウドサーバ100は、実績情報提供部150の機能に基づいて動作することによって、実績情報記憶部145に記憶されている実績情報を、管理コンピュータ600を操作する作業者に提供する(ステップS620)。その後、クラウドサーバ100は、管理者からの操作入力に基づいて、実績情報提供処理を終了する。
以上説明した製造管理システム10によれば、端末コンピュータ200において製造作業に合わせて作業者によって実施される操作入力に基づいて、クラウドサーバ100において実績情報を生成するため、作業者に過度な負担を強いることなく、クラウドコンピューティングによる製造管理システムを容易に構築できる。その結果、製造作業における現場業務および管理業務の効率化を向上させることができる。
また、端末コンピュータ200の操作入力部220は、製造作業における1単位の作業の完了に合わせて作業者によって実施される操作入力を受け付ける。そのため、製造管理システム10において、1単位の作業を基準として実績情報を管理できる。
また、クラウドサーバ100は、端末コンピュータ200におけるウェブブラウザWBを通じて、作業者が操作する端末コンピュータ200とクラウドコンピューティングによってデータをやり取りする。そのため、ウェブブラウザWBを備える端末コンピュータ200を用意することによって、端末コンピュータ200を通じたクラウドコンピューティングによる製造管理システムを容易に構築できる。また、タッチパネル210を備える端末コンピュータ200を用意することによって、端末コンピュータ200を通じたクラウドコンピューティングによる製造管理システムを容易に構築できる。
また、クラウドサーバ100の認証部110は、端末コンピュータ200を介して作業者を認証する。そのため、端末コンピュータ200を通じて作業者の認証を容易に実施できる。
また、クラウドサーバ100は、製品の種類ごとに、製品の種類ごとに作業者が製造作業に従事可能な製造技能を有するか否かを示す技能情報を記憶する技能情報記憶部160と、前記技能情報に基づいて、作業者が製造技能を有していない種類の製品に関する端末コンピュータ200における操作入力の受け付けを制限する操作入力制限部165とを備える。これによって、端末コンピュータ200を通じて作業者に対する製造作業への従事可否の判断を容易に実施できる。
また、クラウドサーバ100を介して管理コンピュータ600に実績情報を提供するため、管理者に過度な負担を強いることなく、クラウドコンピューティングによる製造管理システムを容易に構築できる。また、実績情報は、製造拠点に関する情報を含むため、製造拠点を基準として実績情報を管理できる。
また、クラウドサーバ100の実績情報提供部150は、作業者が操作する端末コンピュータ200に対して、実績情報に含まれる情報のうち製造拠点を単位とする情報の少なくとも一部の提供を制限する。そのため、製造拠点を単位とする実績情報の提供を作業者に対して制限できる。
また、クラウドサーバ100の実績情報提供部150は、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点を管理する管理者が操作する管理コンピュータ600に対して、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点に関する実績情報に含まれる少なくとも一部の情報の提供を制限する。そのため、第2の製造拠点に関する実績情報の提供を第1の製造拠点の管理者に対して制限できる。
また、クラウドサーバ100の実績情報提供部150は、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点を管理する管理者が操作する管理コンピュータ600に対して、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点に関する実績情報に含まれる少なくとも一部の情報を提供する。そのため、第2の製造拠点に関する実績情報を第1の製造拠点の管理者に提供できる。
また、クラウドサーバ100の情報編集部170は、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点において製造する一次製品の実績数を示す情報を用いて、製造拠点MF1,MF2,MF3のうち第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点において製造する二次製品の部品である一次製品の在庫数を示す情報を編集する。そのため、サプライチェーンを構成する第1の製造拠点と第2の製造拠点との間における在庫管理の連携を実現できる。
また、端末コンピュータ200の操作情報送信部230は、操作入力部220によって受け付けられた操作入力を示す操作情報を、クラウドサーバ100にリアルタイム通信で送信するとともに、クラウドサーバ100の実績情報提供部150は、作業者が実績情報を認識可能に、端末コンピュータ200に対して実績情報をリアルタイム通信で提供する。そのため、リアルタイムに操作入力を実績情報へと反映できる。
本明細書に記載する技術は、上述した実施形態、実施例および変形例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、上述した実施形態、実施例および変形例における技術的特徴のうち、発明の概要の欄に記載した各形態における技術的特徴に対応するものは、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えおよび組み合わせることができる。また、本明細書中に必須なものとして説明されていない技術的特徴については、適宜、削除できる。
製造管理システム10で管理する製造拠点の数は、3つに限らず、1つであってもよいし、2つであってもよいし、4以上であってもよい。1つの製造拠点に配備される端末コンピュータ200の数は、複数であってもよい。1つの製造拠点に配備される管理コンピュータ600の数は、複数であってもよい。
本明細書に記載する技術における製造作業は、製造業における段取り作業、組付け作業および検品作業に限らず、製造業において作業者が従事するその他の作業を含む。また、本明細書に記載する技術における製造作業は、製造業における作業に限らず、例えば、物流業における検品作業、梱包作業および配送作業、ならびに、食品加工業における加工作業、検品作業、梱包作業など、その他の業種において作業者が従事する作業を含む。
10…製造管理システム
100…クラウドサーバ
110…認証部
115…認証情報記憶部
130…操作情報受信部
140…実績情報生成部
145…実績情報記憶部
150…実績情報提供部
160…技能情報記憶部
165…操作入力制限部
170…情報編集部
200…端末コンピュータ
210…タッチパネル
220…操作入力部
230…操作情報送信部
250…実績情報受信部
260…実績情報表示部
310…グラフィカルユーザインタフェース
320…ボックス
322…表示部
324…開始ボタン
326…表示部
327…表示部
328…表示部
330…グラフィカルユーザインタフェース
332…完了ボタン
340…ボックス
342…表示部
343…表示部
344…ラジオボタン
346…テキストボックス
350…ボックス
351…表示部
352…チェックボックス
410…グラフィカルユーザインタフェース
420…ボックス
421…マーク
422…表示部
423…表示部
424…開始ボタン
426…表示部
427…表示部
428…表示部
429…表示部
430…グラフィカルユーザインタフェース
432…完了ボタン
434…ボタン
440…ボックス
442…表示部
444…表示部
450…カウントアップボタン
452…表示部
453…表示部
600…管理コンピュータ
CM1…製品
CM2…製品
CM3…製品
MF1…製造拠点
MF2…製造拠点
MF3…製造拠点
WB…ウェブブラウザ

Claims (15)

  1. 製造管理システムであって、
    製造作業に従事する作業者によって操作可能に構成された端末コンピュータと、
    前記作業者が操作する前記端末コンピュータとクラウドコンピューティングによってデータをやり取り可能に構成されたクラウドサーバと
    を備え、
    前記端末コンピュータは、
    前記製造作業に合わせて前記作業者によって実施される操作入力を受け付ける操作入力部と、
    前記操作入力部によって受け付けられた前記操作入力を示す操作情報を、前記クラウドサーバに送信する操作情報送信部と
    を含み、
    前記クラウドサーバは、
    前記端末コンピュータから前記操作情報を受信する操作情報受信部と、
    前記操作受信部によって受信された前記操作情報に基づいて、前記製造作業における前記作業者の実績を示す実績情報を生成する実績情報生成部と、
    前記作業者が前記実績情報を認識可能に、前記端末コンピュータに対して前記実績情報を提供する実績情報提供部と
    を含む、製造管理システム。
  2. 請求項1に記載の製造管理システムであって、
    前記端末コンピュータの前記操作入力部は、前記製造作業における1単位の作業の完了に合わせて前記作業者によって実施される操作入力を受け付け、
    前記実績情報は、
    前記作業者が前記1単位の作業で製造する製品の製造数を示す情報と、
    前記作業者が前記1単位の作業に要する作業時間を示す情報と、
    前記作業者が前記1単位の作業に使用する部品の在庫数を示す情報と
    の少なくとも1つの情報を含む、製造管理システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の製造管理システムであって、
    前記クラウドサーバは、前記端末コンピュータにおけるウェブブラウザを通じて、前記作業者が操作する前記端末コンピュータとクラウドコンピューティングによってデータをやり取りする、製造管理システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の製造管理システムであって、
    前記端末コンピュータは、前記作業者による前記操作入力を感知するとともに前記実績情報を表示するタッチパネルを備える機器である、製造管理システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の製造管理システムであって、
    前記クラウドサーバは、更に、前記端末コンピュータを介して前記作業者を認証する認証部を備える、製造管理システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の製造管理システムであって、
    前記クラウドサーバは、更に、
    前記製造作業において製造される製品の種類ごとに、前記作業者が前記製造作業に従事可能な製造技能を有するか否かを示す技能情報を記憶する技能情報記憶部と、
    前記技能情報に基づいて、前記作業者が製造技能を有していない種類の製品に関する前記端末コンピュータにおける前記操作入力の受け付けを制限する操作入力制限部と
    を含む、製造管理システム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の製造管理システムであって、更に、前記作業者が所属する製造拠点を管理する管理者によって操作可能に構成された管理コンピュータを備え、
    前記クラウドサーバは、前記作業者が操作する前記端末コンピュータに加え、前記管理者が操作する前記管理コンピュータとクラウドコンピューティングによってデータをやり取り可能に構成され、
    前記クラウドサーバの前記実績情報提供部は、前記作業者が前記実績情報を認識可能に前記端末コンピュータに対して前記実績情報を提供するとともに、前記管理者が前記実績情報を認識可能に前記管理コンピュータに対して前記実績情報を提供する、製造管理システム。
  8. 請求項7に記載の製造管理システムであって、
    前記実績情報は、
    前記製造拠点において製造する製品の製造数を示す情報と、
    前記製造拠点における製品の製造に要する平均時間を示す情報と、
    前記製造拠点における部品の在庫数を示す情報と、
    前記製造拠点における製造の進捗予測を示す情報と、
    前記製造拠点における部品の適正在庫数を示す情報と
    の少なくとも1つの情報を含む、製造管理システム。
  9. 請求項7または請求項8に記載の製造管理システムであって、
    前記クラウドサーバの前記実績情報提供部は、前記作業者が操作する前記端末コンピュータに対して、前記実績情報に含まれる情報のうち前記製造拠点を単位とする情報の少なくとも一部の提供を制限する、製造管理システム。
  10. 請求項7から請求項9までのいずれか一項に記載の製造管理システムであって、
    前記クラウドサーバの前記実績情報提供部は、前記製造拠点のうち第1の製造拠点を管理する管理者が操作する前記管理コンピュータに対して、前記製造拠点のうち前記第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点に関する前記実績情報に含まれる少なくとも一部の情報の提供を制限する、製造管理システム。
  11. 請求項7から請求項10までのいずれか一項に記載の製造管理システムであって、
    前記クラウドサーバの前記実績情報提供部は、前記製造拠点のうち第1の製造拠点を管理する管理者が操作する前記管理コンピュータに対して、前記製造拠点のうち前記第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点に関する前記実績情報に含まれる少なくとも一部の情報を提供する、製造管理システム。
  12. 請求項7から請求項11までのいずれか一項に記載の製造管理システムであって、
    前記実績情報は、
    前記製造拠点において製造する製品の製造数を示す情報と、
    前記製造拠点における部品の在庫数を示す情報と
    を含み、
    前記クラウドサーバは、更に、前記製造拠点のうち第1の製造拠点において製造する一次製品の実績数を示す情報を用いて、前記製造拠点のうち前記第1の製造拠点とは異なる第2の製造拠点において製造する二次製品の部品である前記一次製品の在庫数を示す情報を編集する情報編集部を含む、製造管理システム。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか一項に記載の製造管理システムであって、
    前記端末コンピュータの前記操作情報送信部は、前記操作入力部によって受け付けられた前記操作入力を示す操作情報を、前記クラウドサーバにリアルタイム通信で送信し、
    前記クラウドサーバの前記実績情報提供部は、前記作業者が前記実績情報を認識可能に、前記端末コンピュータに対して前記実績情報をリアルタイム通信で提供する、製造管理システム。
  14. 製造作業に従事する作業者が操作する端末コンピュータとクラウドコンピューティングによってデータをやり取り可能に構成されたクラウドサーバであって、
    前記製造作業に合わせて前記作業者によって前記端末コンピュータに対して実施される操作入力を示す操作情報を、前記端末コンピュータから受信する操作情報受信部と、
    前記操作受信部によって受信された前記操作情報に基づいて、前記製造作業における前記作業者の実績を示す実績情報を生成する実績情報生成部と、
    前記作業者が前記実績情報を認識可能に、前記端末コンピュータに対して前記実績情報を提供する実績情報提供部と
    を備えるクラウドサーバ。
  15. 製造作業に従事する作業者によって操作可能に構成された端末コンピュータであって、
    前記製造作業に合わせて前記作業者によって実施される操作入力を受け付ける操作入力部と、
    前記操作入力部によって受け付けられた前記操作入力を示す操作情報を、前記作業者が操作する前記端末コンピュータとクラウドコンピューティングによってデータをやり取り可能に構成されたクラウドサーバに、送信する操作情報送信部と、
    前記操作情報に基づいた前記製造作業における前記作業者の実績を示す実績情報を、前記クラウドサーバから受信する実績情報受信部と、
    前記作業者が前記実績情報を認識可能に、前記実績情報受信部によって受信された前記実績情報を表示する実績情報表示部と
    を備える端末コンピュータ。
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