JP2021076933A - 工事管理システム及び構造物の施工方法 - Google Patents

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Katsushi Fuchigami
勝志 渕上
茂晃 清田
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Abstract

【課題】工事関係者に工事の進捗状況に応じた部材製作及び工事現場への納入時期の目安を提供する。【解決手段】工事管理システムは、関係者端末40と情報共有サーバ20とBIMサーバ10とを備える。情報共有サーバ20は、受信した認証データS22に基づき工事関係者を認証しS23、認証された工事関係者が部材についての取り扱い権限を有する場合はS31、取り扱い権限を有する部材の共有情報をBIMサーバ10に要求するS32。BIMサーバ10は、共有情報を読み出してS33、情報共有サーバ20に送信するS34。情報共有サーバ20は、共有情報を取得してS35、関係者端末40に送信するS36。関係者端末40は、受信した共有情報を表示しS37、共有情報の入力操作を受け付けS41、入力操作の結果を示すデータをBIMサーバ10に送信するS42。BIMサーバ10は、送信されてきた入力操作の結果に基づいて共有情報を更新する。【選択図】図12

Description

本発明は、工事施工状況の情報共有システムに関する。
特許文献1には、施工開始予定日と実際の施工開始日との関係から順調に施工中の部材と、遅延している部材と、繰り上げて施工されている部材とを判断し、それらの部材を識別可能に表示する技術が記載されている。
特開2018−198019号公報
例えばプレキャスト工法で構造物を作る場合、構造物を構成するプレキャスト部材(以下PCa部材ともいう)が、工場で生産されて出荷され、工事の現場に納入されて設置される。工事の現場へのPCa部材の納入時期が遅いと工期の遅延に繋がるが、早すぎても置き場所の確保が困難になり、設置時期が早いPCa部材の上に設置時期が遅いPCa部材を載せて保管したため余分な手間を要するという問題が生じる。
そこで、本発明は、工事関係者に工事の進捗状況に応じた部材製作及び工事現場への納入時期の目安を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る工事管理システムは、構造物を構成する複数の部材の製作状況と、前記複数の部材の配置場所と、前記複数の部材の設置順序と、前記複数の部材の設置予定と、前記構造物の工事における前記複数の部材の設置状況とを記憶する記憶部と、前記構造物の工事の進捗に応じて、記憶されている前記設置順序、前記設置予定及び前記設置状況を更新する更新部と、記憶されている前記製作状況、前記配置場所、前記設置順序、前記設置予定及び前記設置状況を前記工事の関係者に対応付けられた宛先に通知する通知部とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る工事管理システムは、請求項1に記載の態様において、前記通知部は、前記複数の部材の配置を示し、且つ、製作済みの部材、設置済みの部材及び未設置の部材の表示態様を異ならせた画像により、前記製作状況及び前記設置状況を通知することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る工事管理システムは、請求項1又は2に記載の態様において、記憶されている前記部材の製作状況、配置場所、設置予定、設置順序及び設置状況に基づき、未納入の部材の前記工事の現場への納入順序及び納入時期を特定する納入特定部を備え、前記通知部は、特定された前記納入順序及び前記納入時期を前記宛先に通知することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る工事管理システムは、請求項1から3のいずれか1項に記載の態様において、記憶されている前記部材の製作状況、配置場所、設置予定、設置順序及び設置状況に基づき、未納入の部材の出荷時期を特定する出荷特定部を備え、前記通知部は、特定された前記出荷時期を前記宛先に通知することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る工事管理システムは、請求項4に記載の態様において、前記通知部は、特定された前記出荷時期まで所定の期間になった場合に当該出荷時期を通知することを特徴とする。
本発明の請求項6に係る工事管理システムは、請求項1から5のいずれか1項に記載の態様において、前記関係者には、前記部材に関する情報を取り扱う権限が定められており、前記通知部は、前記関係者に対応付けられた宛先に、当該関係者が権限を有する前記部材についての前記通知を行うことを特徴とする。
本発明の請求項7に係る工事管理システムは、請求項1から6のいずれか1項に記載の態様において、前記記憶部は、前記部材の前記工事の現場への納入状況を記憶し、前記更新部は、前記構造物の工事の進捗に応じて、記憶されている前記納入状況を更新し、前記通知部は、前記更新の都度、記憶されている前記納入状況を前記宛先に通知することを特徴とする。
本発明の請求項8に係る工事管理システムは、請求項7に記載の態様において、前記通知部は、納入済みの部材と未納入の部材との表示態様を異ならせた画像により前記納入状況を通知することを特徴とする。
本発明の請求項9に係る工事管理システムは、請求項1から8のいずれか1項に記載の態様において、前記記憶部は、前記部材の設置に必要な機械を示す機械情報及び/又は当該設置に必要な作業員数を示す作業員情報を記憶し、前記更新部は、前記構造物の工事の進捗に応じて、記憶されている前記機械情報及び/又は前記作業員情報を更新し、前記通知部は、前記機械情報及び/又は前記作業員情報を前記宛先に通知することを特徴とする。
本発明の請求項10に係る構造物の施工方法は、請求項1から9のいずれか1項に記載の工事管理システムを利用する前記工事の関係者が、前記設置順序、前記設置予定及び前記設置状況を前記工事管理システムに入力する工程と、前記工事の関係者が、前記工事管理システムから通知された情報に基づき前記構造物の工事を行う工程と、前記工事の関係者が、前記工事の進捗に応じて、前記設置順序、前記設置予定及び前記設置状況を前記工事管理システムに入力する工程とを備えることを特徴とする。
請求項1、10に係る発明によれば、工事関係者に工事の進捗状況に応じた部材製作及び工事現場への納入時期の目安を提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、部材の製作状況及び設置状況を直感的に把握させることができる。
請求項3に係る発明によれば、納入までのリードタイムを把握している工事関係者に対して特に有効な出荷時期の目安を提供することができる。
請求項4に係る発明によれば、工事関係者に部材が納入される時期の目安を提供することができる。
請求項5に係る発明によれば、出荷時期の通知をリマインダとして活用することができる。
請求項6に係る発明によれば、工事関係者が自分に権限のない情報を閲覧しないようにすることができる。
請求項7に係る発明によれば、部材を納入できる時期の目安を提供することができる。
請求項8に係る発明によれば、部材の納入状況を直感的に把握させることができる。
請求項9に係る発明によれば、機械又は作業員を工事現場に用意する時期の目安を提供することができる。
実施例に係る工事管理システムの全体構成を表す図 各サーバのハードウェア構成を表す図 各端末のハードウェア構成を表す図 工事管理システムにおいて実現される機能構成を表す図 記憶されたデジタルモデルの一例を表す図 表示された管理情報の一例を表す図 BIMDBに格納されている情報の一例を表す図 権限テーブルの一例を表す図 表示された共有情報の一例を表す図 表示された共有情報の一例を表す図 管理者更新処理における動作手順の一例を表す図 関係者更新処理における動作手順の一例を表す図 変形例で実現される機能構成を表す図 変形例で表示された共有情報の一例を表す図 変形例で表示された共有情報の一例を表す図 変形例で実現される機能構成を表す図 変形例で表示された共有情報の一例を表す図 構造物の施工方法における工程の一例を表す図
[1]実施例
図1は実施例に係る工事管理システム1の全体構成を表す。工事管理システム1は、構造物を作る工事で発生する情報を関係者で共有するためのシステムである。工事管理システム1は、ネットワーク2と、BIMサーバ10と、情報共有サーバ20と、管理者端末30と、複数の関係者端末40とを備える。
ネットワーク2は、移動体通信網及びインターネット等を含む通信システムであり、自システムと通信する装置等(=装置、端末及びシステム等)同士のデータのやり取りを中継する。ネットワーク2には、BIMサーバ10及び情報共有サーバ20が有線通信で接続し、複数の関係者端末40が無線通信で接続している。なお、各装置とネットワーク2との通信は、有線通信及び無線通信のどちらでもよい。
BIMサーバ10は、BIMに関する情報処理を行う。BIM(Building Information Modeling)とは、3DCAD(3Demensions Computer Aided Design)で作成された構造物の3次元のデジタルモデルと、そのデジタルモデルに付与される品番、寸法、素材、性能及び価格等の属性データとを格納するデータベース(以下「BIMDB(Building Information Modeling Data Base)」と言う)を、建築の設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で活用する手法である。
BIMサーバ10は、BIMDBを記憶し、BIMDBに格納されている各情報を、構造物の工事の進捗に応じて更新する。BIMDBの更新は、様々な工事関係者によって行われる。工事関係者とは、例えば、工事対象の構造物を構成するプレキャスト部材(以下PCa部材ともいう)の製作事業者、PCa部材の納入事業者、現場でPCa部材の設置作業を行う設置事業者及び工事の施工管理を行う施工管理者等である。
管理者端末30は、前述した施工管理者が利用する端末である。関係者端末40は、施工管理者以外の工事関係者が利用する端末である。情報共有サーバ20は、BIMDBに格納されている各種情報を、工事関係者で共有するための情報処理を行う。管理者端末30及び関係者端末40は、いずれも、情報共有サーバ20により共有される情報を表示すると共に、BIMDBに格納される各種情報の入力等の操作を受け付ける。
図2は各サーバのハードウェア構成を表す。BIMサーバ10及び情報共有サーバ20は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信装置14とを備えるコンピュータである。プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置、レジスタ及び周辺回路等を有する。メモリ12は、プロセッサ11が読み取り可能な記録媒体であり、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等を有する。
ストレージ13は、プロセッサ11が読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ハードディスクドライブ又はフラッシュメモリ等を有する。プロセッサ11は、RAMをワークエリアとして用いてROMやストレージ13に記憶されているプログラムを実行することで各ハードウェアの動作を制御する。通信装置14は、アンテナ及び通信回路等を有し、ネットワーク2を介した通信を行う。
図3は各端末のハードウェア構成を表す。管理者端末30及び関係者端末40は、プロセッサ31と、メモリ32と、ストレージ33と、通信装置34と、UI装置35とを備えるコンピュータである。具体的には、パーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレット端末等が管理者端末30及び関係者端末40として用いられる。プロセッサ31から通信装置34までは、図2に表すプロセッサ11から通信装置14までと同種のハードウェアである。
UI装置35は、自装置を利用するユーザである工事関係者に対して提供されるUI(User Interface)である。UI装置35は、例えば、表示手段であるディスプレイと、ディスプレイの表面に設けられたタッチパネルとを有するタッチスクリーンを有し、画像を表示すると共に、ユーザからの操作を受け付ける。また、UI装置35は、タッチスクリーン以外にも、キーボード等の操作子を有し、それらの操作子への操作を受け付ける。
工事管理システム1においては、上記の各装置のプロセッサがプログラムを実行して各部を制御することで、以下に述べる機能が実現される。
図4は工事管理システム1において実現される機能構成を表す。BIMサーバ10は、BIMDB部110と、配置取得部121と、順序反映部122と、予定反映部123と、状況反映部124とを備える。
情報共有サーバ20は、関係者認証部201と、共有情報通知部202とを備える。管理者端末30は、管理情報表示部301と、入力操作受付部302とを備える。関係者端末40は、認証操作受付部401と、共有情報表示部402と、入力操作受付部403とを備える。
BIMサーバ10のBIMDB部110は、上述したBIMDBを記憶する機能であり、本発明の「記憶部」の一例である。BIMDB部110は、配置記憶部111と、順序記憶部112と、予定記憶部113と、状況記憶部114とを備える。配置記憶部111は、構造物を構成する複数のPCa部材が配置される場所(=配置場所)を記憶する。本実施例では、構造物とは、ビル等の建築物のことであり、複数の部材とは、柱、壁、床及び屋根等の建築部材である。
配置記憶部111は、3DCADで作成された構造物の3次元のデジタルモデルを記憶する。
図5は記憶されたデジタルモデルの一例を表す。図5の例では、配置記憶部111は、構造物であるビルAのデジタルモデルA1を記憶している。デジタルモデルA1は、図5(a)に表すように、1階から8階までの各フロアのPCa部材の配置画像A11〜18を含む。
各フロアのPCa部材には、部材番号が割り当てられている。例えば配置画像A11により配置場所が表されている1階のフロアであれば、図5(b)に表すように、部材番号A11−001、A11−002、・・・、A11−xxxという番号が割り当てられている。配置記憶部111は、配置画像A11等に表されている各PCa部材の配置場所と各々の部材番号とを対応付けて記憶している。
配置取得部121は、構造物を構成する複数の部材の配置場所を示すデジタルモデルを取得し、配置記憶部111に供給する。配置取得部121は、例えば、図示せぬ3DCAD端末から、設計者によって作成されたデジタルモデルを取得する。なお、BIMサーバ10が3DCAD機能を有している場合には、配置取得部121は、自装置で作成されたデジタルモデルを取得してもよい。
順序記憶部112は、構造物を構成する複数の部材の設置順序を記憶する。PCa部材を用いた工事では、例えば、特定の工区(施工単位で区切られた範囲)におけるPCa部材を設置する順序が、主に施工管理者によって決定される。図5の例では、図5(b)に表すように、B1工区、B2工区、B3工区に区切られているものとする。施工管理者は、管理者端末30を操作して、工区毎に決定したPCa部材毎の設置順序を入力する。
管理者端末30の管理情報表示部301は、施工管理をするための情報である管理情報を表示する。管理情報表示部301は、管理情報として、BIMサーバ10のBIMDB部110が記憶する設置順序等の各種の情報を表示する。
図6は表示された管理情報の一例を表す。図6の例では、管理情報表示部301は、図5に表す配置画像A11と、入力済みの設置順序とを管理情報として表示している。図6(a)では、1階のB1工区における12本の柱部材及び14枚の壁部材の設置順序が表示されている。
具体的には、PCa柱部材を1番目から12番目まで図中の左から右方向に向けて順次設置し、次に、設置した柱に接するPCa壁部材を時計回りに13番目から26番目まで順次設置する設置順序が表示されている。図6(b)では、同じB1工区における16枚のPCa床部材について、1番目から16番目まで図中の左から右に向けて順次設置する設置順序が表示されている。
入力操作受付部302は、複数のPCa部材の設置順序を入力する操作(=入力操作)を受け付ける。入力操作受付部302は、例えば、図6に表す管理情報で各PCa部材に設置順序を表す数字を新規に入力する操作、又は、既に付与された設置順序を表す数字を変更する操作を、設置順序の入力操作として受け付ける。入力操作受付部302は、受け付けた入力操作による設置順序を示す順序データをBIMサーバ10に送信する。
BIMサーバ10の順序反映部122は、施工管理者の操作により入力されたPCa部材の設置順序を、BIMDBに格納されている設置順序(順序記憶部112が記憶する設置順序)に反映する。施工管理者は、工事の進捗状況に応じて、その時点で計画可能な範囲のPCa部材について設置順序を入力する。順序反映部122は、新たな順序データを受信すると、受信した順序データが示すPCa部材の設置順序を、順序記憶部112が記憶する設置順序に上書きして反映する。
BIMサーバ10の予定記憶部113は、構造物を構成する複数の部材の製作予定と、構造物の工事における複数の部材の設置予定とを記憶する。また、状況記憶部114は、構造物を構成する複数の部材の製作状況と、構造物の工事における複数の部材の設置状況とを記憶する。これらの製作予定及び設置予定(以下「予定情報」と言う)、製作状況及び設置状況(以下「状況情報」と言う)と、上述した設置順序とを格納するBIMDBについて図7を参照して説明する。
図7はBIMDBに格納されている情報の一例を表す。図7の例では、BIMDB部110は、「階」、「工区」、「順序」、「部材番号」、「製作予定日」、「製作状況」、「製作完了日」、「設置予定日」、「設置状況」、「設置完了日」という項目の情報をBIMDB内に記憶している。「階」、「工区」、「部材番号」は配置記憶部111が記憶し、「順序」(設置順序のこと)は順序記憶部112が記憶している。尚、記載された入力情報の項目は、必要に応じて追加、削除できる。
予定情報である「製作予定日」と、状況情報である「製作状況」及び「製作完了日」とは予定記憶部113が記憶し、工事状況情報である「設置予定日」と、「設置状況」及び「設置完了日」とは状況記憶部114が記憶している。なお、各予定日及び各完了日は、午前・午後や時刻まで表されていてもよい。「製作状況」及び「設置状況」の「済」は該当するPCa部材の製作又は設置が済んでいることを示し、「未」はそれらが済んでいないことを示す。
BIMDB部110が記憶する上記情報の一部は、例えば管理者端末30への操作により新規に入力され、又は、更新される。上記情報の一部とは。例えば「順序」、「設置予定日」及び「設置完了日」であり、以下では「施工状況情報」と言う。また、施工状況情報以外の情報は、「製作予定日」、「製作状況」、「製作完了日」、「設置状況」である。
なお、「階」、「工区」、「部材番号」は、構造物を構成する複数の部材をそれぞれ特定するための情報であり、施工状況情報及び施工状況情報以外の情報のいずれにも含まれる。管理者端末30の管理情報表示部301は、BIMサーバ10のBIMDB部110にアクセスしてBIMDBに格納された各種情報を読み出し、例えば図7に表すリストの形式で管理情報として表示する。入力操作受付部302は、表示された管理情報において、複数のPCa部材の施工状況情報を入力する操作を受け付ける。
入力操作受付部302は、例えば、図7に表すリスト内の入力したい情報の項目欄を選択して情報を入力する操作を、施工状況情報の入力操作として受け付ける。入力操作受付部302は、受け付けた操作により入力された施工状況情報を示す施工状況データを、図4の「C1」を介した矢印及び「C2」を介した矢印が表すようにBIMサーバ10に送信する。BIMサーバ10の予定反映部123は、工事関係者の操作により入力された施工状況情報を、BIMDBに格納されている施工状況情報に反映する。
予定反映部123は、或るPCa部材の設置予定日を示す施工状況データを受信すると、そのPCa部材の設置予定日を予定記憶部113に新規に記憶させ、又は、予定記憶部113が既に記憶している予定情報に上書きして反映する。状況反映部124は、工事関係者(具体的には施工管理者及び特定の事業者)の操作により入力された設置完了日を、BIMDBに格納されている設置完了日に反映する。状況反映部124は、或るPCa部材の設置完了日を示す施工状況データを受信すると、そのPCa部材の設置完了日を状況記憶部114に新規に記憶させ、又は、状況記憶部114が既に記憶している設置完了日に上書きして反映する。
また、BIMDB部110が記憶する上記情報の一部は、関係者端末40への操作によっても入力され、更新される。管理者端末30はBIMDBに直接アクセスして管理情報を表示させることができたが、関係者端末40の場合は情報共有サーバ20を介してBIMDBに格納された情報に接続する。関係者端末40の認証操作受付部401は、工事関係者を認証する操作(=認証操作)を受け付ける。認証操作受付部401は、ユーザID(Identification)及びパスワードの入力操作を認証操作として受け付ける。なお、認証方法は指紋認証又は顔認証等であってもよい。
認証操作受付部401は、認証操作により入力されたユーザID及びパスワードを示す認証データを情報共有サーバ20に送信する。情報共有サーバ20の関係者認証部201は、登録された工事関係者を認証する。関係者認証部201は、登録された工事関係者の認証データを記憶しておき、記憶した認証データと受信した認証データとが一致した場合に、認証データの送信元の関係者端末40の使用者が工事関係者であると認証する。
関係者認証部201は、工事関係者を認証すると、認証に用いた認証データを共有情報通知部202に供給する。共有情報通知部202は、工事関係者に共有させる情報(=共有情報)として予め設定されている範囲のBIMDBに格納された情報を、その工事関係者に対応付けられた宛先に通知する。共有情報通知部202は本発明の「通知部」の一例である。本実施例では、共有情報通知部202は、認証された工事関係者に対応付けられた宛先に共有情報を通知する。
また、本実施例では、各工事関係者に、構造物を構成する複数の部材の各々に関する情報を取り扱う権限(=取り扱い権限)が、部材毎且つ入力項目毎に定められているものとする。取り扱い権限には、入力及び閲覧する権限を含む入力権限と、閲覧する権限のみを含む閲覧権限とがある。共有情報通知部202は、工事関係者に対応付けられた宛先に、その工事関係者が取り扱い権限を有する部材についての通知を行う。共有情報通知部202は、各部材と入力項目と取り扱い権限を有する工事関係者とを対応付けた権限テーブルを記憶している。
図8は権限テーブルの一例を表す。図8の例では、各階の各工区の部材種類と、取り扱い可能な入力項目と、権限の種類(入力権限又は閲覧権限)と、取り扱い権限を有する工事関係者のユーザIDとが対応付けられた権限テーブルが表されている。例えば、ユーザIDである「ID001」には、「全て」の階の「全て」の工区の「全て」の部材の「施工状況情報」(順序、設置予定及び設置完了日)として関連付けられている入力項目への「入力権限(閲覧権限)」が対応付けられている。
また、「ID001」には、「全て」の階の「全て」の工区の「全て」の部材の「施工状況情報以外」として関連付けられている入力項目への「閲覧権限」が対応付けられている。これにより、例えば「ID001」が施工管理者のユーザIDだとすると、施工管理者は、全ての部材の施工状況情報について入力も閲覧もでき、全ての部材の施工状況情報以外については閲覧のみができることが表されている。
また、「ID002」には、「全て」の階の「全て」の工区の「壁部材」に対する「壁部材関連情報−1」として関連付けられている入力項目への「入力権限(閲覧権限)」が対応付けられている。「壁部材関連情報−1」とは、壁部材の製作予定日、製作状況、製作完了日、納入予定日、設置完了日等の入力項目である。また、「ID002」には、「全て」の階の「全て」の工区の「壁部材」に対する「壁部材関連情報−2」として関連付けられている設置予定日及び設置状況という入力項目への「閲覧権限」が対応付けられている。
また、「ID002」には、「全て」の階の「全て」の工区の「床部材」に対する「床部材関連情報−1、2」として関連付けられている入力項目への「閲覧権限」が対応付けられている。これにより、例えば「ID002」が構造物全体の壁部材の製作・設置事業者のユーザIDだとすると、その事業者は、壁部材関連情報−1については入力及び閲覧ができ、壁部材関連情報−2及び壁部材以外の権限設定された部材(図8の例では床部材)の情報については閲覧のみができることが表されている。
また、「ID003」には、「B1」工区の「床部材」の「床部材関連情報−1」として関連付けられている入力項目への「入力権限(閲覧権限)」が対応付けられており、「B1」工区の「床部材」の「床部材関連情報−2」として関連付けられている入力項目への「閲覧権限」が対応付けられている。また、「ID004」には、「B2、B3」工区の「床部材」の「床部材関連情報−1」として関連付けられている入力項目への「入力権限(閲覧権限)」が対応付けられており、「B2、B3」工区の「床部材」の「床部材関連情報−2」として関連付けられている入力項目への「閲覧権限」が対応付けられている。
「ID003」及び「ID004」が異なる床部材の製作・設置事業者のユーザIDだとすると、それらの事業者は、各々が担当する工区の床部材関連情報−1について入力及び閲覧ができ、床部材関連情報−2については閲覧のみができることが表されている。なお、工区毎だけでなく、階数毎に異なる事業者のユーザIDが対応付けられていてもよい。以降も、権限テーブルにおいては、各部材、階数、工区、及び入力項目毎に、工事関係者のユーザIDが対応付けられている。
共有情報通知部202は、関係者認証部201から認証データが供給されると、供給された認証データ(図8の例ではユーザID)が権限テーブルに含まれているか否かを確認する。共有情報通知部202は、認証データが権限テーブルに含まれていない場合は、認証された工事関係者に通知すべき共有情報がないと判断し、共有情報の通知を行わない。また、共有情報通知部202は、認証データが権限テーブルに含まれている場合は、その認証データに対応付けられた部材に関する情報の取り扱い権限(入力権限又は閲覧権限)を有すると判断し、共有情報の通知を行う。
共有情報通知部202は、工事関係者が取り扱い権限を有すると判断した部材に関する情報を共有情報としてBIMDB部110から読み出す。部材に関する情報とは、図7に表す部材番号及び製作予定日等の情報である。共有情報通知部202は、読み出した共有情報を、認証データの送信元である関係者端末40に送信する。関係者端末40の共有情報表示部402は、情報共有サーバ20から送信されてくる共有情報を表示する。
図9は表示された共有情報の一例を表す。図9(a)では、共有情報表示部402が、1階のB1工区の柱部材についての部材番号、製作予定日、製作状況、製作完了日、設置予定日、設置状況及び設置完了日を共有情報として表示している。この共有情報は、図8に表す「ID001」というユーザIDの工事関係者が取り扱い権限(入力権限又は閲覧権限)を有する情報である。
図9(b)では、共有情報表示部402が、1階のB1工区の床部材についての同様の共有情報を表示している。この共有情報は、図8に表す「ID004」、「ID005」というユーザIDの工事関係者が取り扱い権限(入力権限又は閲覧権限)を有する情報である。なお、図9の例では、共有情報がテキストのみで表されているが、図5に表す配置画像と共に表されていてもよい。
例えば、図9(b)の共有情報が表示された状態で表示切り替えの操作が行われたとする。共有情報表示部402は、情報共有サーバ20に表示切り替えを要求する。情報共有サーバ20の共有情報通知部202は、関連する配置画像を共有情報としてBIMDB部110から読み出して関係者端末40に送信する。共有情報表示部402は、送信されてきた配置画像を含む共有情報を表示する。
図10は表示された共有情報の一例を表す。図10の例では、共有情報表示部402は、図5に表す配置画像A11に、16枚の床部材についての設置順序を重畳させて表示している。また、共有情報表示部402は、設置済みの床部材(設置順序が1番目から5番目まで)と、未設置だが製作済みの床部材(6番目から11番目まで)と、未製作の床部材(12番目から16番目まで)とを異なる態様で表示している。
具体的には、設置済みの床部材は斜線で示し、未設置だが製作済みの床部材はドット柄で示し、未製作の床部材は無色で示す態様で表示されている。なお、これらの表示態様は一例であり、例えば設置済みの床部材は赤色、未設置だが製作済みの床部材は黄色、未製作の床部材は無色で示す態様で表示されてもよい。
このように、共有情報通知部202は、複数の部材の配置を示し、且つ、製作済みの部材、設置済みの部材及び未設置の部材の表示態様を異ならせた画像により、製作状況及び設置状況を通知する。また、共有情報通知部202は、以上のとおり、BIMDB部110に記憶されている製作状況、配置場所、設置順序、設置予定及び設置状況を、工事関係者に対応付けられた宛先に通知する。
ここでいう「工事関係者に対応付けられた宛先」とは、施工管理者に対応付けられた管理者端末30へデータを送信する際の宛先と、施工管理者以外の工事関係者に対応付けられた関係者端末40へデータを送信する際の宛先である。工事関係者は、情報共有サーバ20から通知されて関係者端末40に表示された共有情報に対して、新規の共有情報の入力及び既存の共有情報の更新等の操作を行う。入力操作受付部403は、複数の部材の共有情報を入力する操作(=入力操作)を受け付ける。
工事関係者は、例えば、工事が進捗して製作予定日又は設置予定日を変更した場合、それらの予定日を変更する操作を行う。また、工事関係者は、工事が進捗して製作又は設置が完了した場合、製作状況又は設置状況を「済」にし、それらの完了日を入力する操作を行う。入力操作受付部403は、受け付けた操作により入力された共有情報を示す入力データをBIMサーバ10に送信する。
BIMサーバ10の予定反映部123は、工事関係者の操作により入力された予定情報を、BIMDBに格納されている予定情報に反映する。また、状況反映部124は、工事関係者の操作により入力された状況情報を、BIMDBに格納されている状況情報に反映する。なお、入力操作受付部403から送信される入力データを情報共有サーバ20が中継してもよい。
以上のとおり、順序反映部122、予定反映部123及び状況反映部124は、構造物の工事の進捗に応じて、BIMDB部110に記憶されている共有情報を更新する。具体的には、順序反映部122は設置順序を更新し、予定反映部123は予定情報を更新し、状況反映部124は状況情報を更新する。順序反映部122、予定反映部123及び状況反映部124が協働して本発明の「更新部」の一例として機能する。
工事管理システム1が備える各装置は、BIMDB部110に記憶されている共有情報を管理者が更新する管理者更新処理と、管理者以外の作業関係者が更新する関係者更新処理とを行う。
図11は管理者更新処理における動作手順の一例を表す。管理者更新処理は、BIMサーバ10及び管理者端末30によって行われる。
まず、管理者端末30(管理情報表示部301)は、BIMサーバ10に管理情報を要求する(ステップS11)。BIMサーバ10(BIMDB部110)は、要求された管理情報を読み出して(ステップS12)、読み出した管理情報を管理者端末30に送信する(ステップS13)。管理者端末30(管理情報表示部301)は、送信されてきた管理情報を表示する(ステップS14)。
管理者端末30(入力操作受付部302)は、管理情報を入力する操作(例えば複数の部材の設置順序を入力する操作)を受け付け(ステップS15)、入力操作の結果を示すデータをBIMサーバ10に送信する(ステップS16)。BIMサーバ10(BIMDB部110、順序反映部122、予定反映部123、状況反映部124)は、送信されてきたデータが示す入力操作の結果に基づいて管理情報を更新する(ステップS17)。
図12は関係者更新処理における動作手順の一例を表す。関係者更新処理は、BIMサーバ10、情報共有サーバ20及び関係者端末40によって行われる。まず、関係者端末40(認証操作受付部401)は、工事関係者を認証する操作を受け付け(ステップS21)、認証データを情報共有サーバ20に送信する(ステップS22)。情報共有サーバ20(関係者認証部201)は、受信した認証データに基づき工事関係者を認証する(ステップS23)。
次に、情報共有サーバ20(共有情報通知部202)は、認証された工事関係者が部材についての取り扱い権限を有するか否かを判断し(ステップS31)、有しない(NO)と判断した場合は動作手順を終了する。情報共有サーバ20(共有情報通知部202)は、取り扱い権限を有する(YES)と判断した場合は、取り扱い権限を有する部材の共有情報をBIMサーバ10に要求する(ステップS32)。
BIMサーバ10(BIMDB部110)は、要求された共有情報を読み出して(ステップS33)、読み出した共有情報を情報共有サーバ20に送信する(ステップS34)。情報共有サーバ20(共有情報通知部202)は、送信されてきた共有情報を取得し(ステップS35)、関係者端末40に送信する(ステップS36)。関係者端末40(共有情報表示部402)は、受信した共有情報を表示する(ステップS37)。
関係者端末40(入力操作受付部403)は、共有情報を入力する操作(例えば予定情報又は状況情報を入力する操作)を受け付け(ステップS41)、入力操作の結果を示すデータをBIMサーバ10に送信する(ステップS42)。BIMサーバ10(BIMDB部110、順序反映部122、予定反映部123、状況反映部124)は、送信されてきたデータが示す入力操作の結果に基づいて共有情報を更新する(ステップS43)。
本実施例では、上述したように工事関係者にPCa部材の製作状況、配置場所、設置順序、設置予定及び設置状況が通知されるので、それらのPCa部材を工事現場に用意する時期の目安を工事関係者に提供することができる。また、設置順序が分かることから、工事現場でPCa部材を下すときに表示された設置順序となるように保管できるよう搬出時の積み込み方も調整することができる。
また、本実施例では、製作状況及び設置状況が図10に表すように異なる態様で表示されるため、PCa部材の製作状況及び設置状況を直感的に把握させることができる。また、本実施例では、PCa部材についての取り扱い権限を有する工事関係者にのみ、そのPCa部材の共有情報が通知される。言い換えると、工事関係者が取り扱い権限を有しないPCa部材の共有情報はその工事関係者には通知されない。これにより、工事関係者が自分に権限のない情報を閲覧しないようにすることができる。
[2]変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[2−1]データベース
実施例では主として建築分野で用いられるBIMのデータベースに格納される情報が工事関係者に共有されたが、土木分野に拡大させたCIM(Construction Information Modeling)のデータベースに格納される情報に適用しても良い。
[2−2]構造物と部材
実施例では構造物及びそれを構成する複数の建設部材がPCa部材である場合を説明したが、これに限らない。例えば、建設部材に扉や窓サッシの様な内装材やシステムキッチン、ユニットバス等が含まれてもよい。また、桟橋等の土木構造物であり、それを構成するPCa部材であってもよい。
[2−3]通知の宛先
共有情報通知部202は、実施例では、工事関係者に対応付けられた宛先として、管理者端末30及び関係者端末40へデータを送信する際の宛先が持ちられたが、これに限らない。例えば、工事関係者に対応付けられた電子メールアドレス又はSNS(Social Networking Service)のアカウント等が用いられてもよい。
[2−4]納入時期の通知
共有情報通知部202は、実施例とは異なる情報をさらに通知してもよい。
図13は本変形例で実現される機能構成を表す。図13では、図4に表す各部に加えて納入時期特定部203を備える情報共有サーバ20aが表されている。納入時期特定部203は、未納入のPCa部材の工事現場への納入順序及び納入時期を特定する。納入時期特定部203は本発明の「納入特定部」の一例である。
詳細には、納入時期特定部203は、BIMDB部110に記憶されている製作予定、製作状況、配置場所、設置順序、設置予定及び設置状況に基づいて納入順序及び納入時期を特定する。例えばビル等の建築物の工事では、現場が街中であるためPCa部材を一時的に置いておく場所が十分に確保できない場合がある。その場合、PCa部材の製作が完了したからと言ってすぐには納入できない。
納入時期特定部203は、例えば、製作が完了したPCa部材の設置予定から、設置に間に合う最も遅い納入時期を算出し、算出した最遅の納入時期が早いPCa部材から順番に納入する順序を納入順序として特定する。そして、納入時期特定部203は、工事現場の保管場所に一時的に保管されるPCa部材の量がその保管場所の許容量を超えない範囲で納入時期を特定する。
図10の例で説明する。図10では、6番目から11番目までの床部材が未設置だが製作済みとなっている。仮に、6〜8番目の設置予定が3日後の午前で、9〜11番目の設置予定が4日後の午後であるとする。この場合、納入時期特定部203は、まず、設置順序と同じ納入順序を特定する。そして、納入時期特定部203は、6〜8番目の床部材は2日後の午後を納入時期と特定し、9〜11番目の床部材は4日後の午前を納入時期と特定する。
また、翌日には12〜14番目の床部材の製作が完了したとする。その場合、納入時期特定部203は、納入順序を上記同様に特定し、12〜14番目の床部材についても納入時期を特定する。なお、納入時期特定部203は、製作が完了していないPCa部材(図14の例では12番目以降の床部材)についても、それらのPCa部材の製作予定日よりも後の時期を納入時期として特定してもよい。
また、複数の工区の工事が並行して進んでいる場合に、納入時期特定部203は、上記床部材だけでなく他の工区のPCa部材を含めた納入順序及び納入時期を特定する。その場合、例えば配置場所が異なるPCa部材を交互に納入する順序にすると作業の無駄が多くなるので、納入時期特定部203は、配置場所が近いPCa部材については最遅の納入時期の順番に関わらず連続する納入順序を特定してもよい。
具体例を挙げると、最遅の納入時期の順番では、1番:B1工区の床部材、2番:B2工区の壁部材、3番:B1工区の床部材、4番:B2工区の壁部材という順序になるPCa部材があったとする。その場合に、納入時期特定部203は、1番:B1工区の床部材、2番:B1工区の床部材、3番:B2工区の壁部材、4番:B2工区の壁部材という順序を特定してもよい。
納入時期特定部203は、特定した納入順序及び納入時期を共有情報通知部202に供給する。ここで、本変形例では、図4に表す状況記憶部114が、構造物を構成する複数のPCa部材の製作状況及び設置状況に加え、それらのPCa部材の工事の現場への納入状況を記憶するものとする。PCa部材の納入を行う工事関係者は、PCa部材を納入すると、関係者端末40を操作して納入状況を入力する。
状況反映部124は、上記のとおり構造物の工事の進捗に応じて工事関係者の操作により入力された納入状況で、状況記憶部114に記憶されている納入状況を更新する。共有情報通知部202は、納入時期特定部203により特定された納入順序及び納入時期と、状況記憶部114に記憶されている納入状況とを作業関係者に対応付けられた宛先に通知する。共有情報表示部402は、通知された納入順序及び納入時期を共有情報として表示する。
図14は本変形例で表示された共有情報の一例を表す。図14の例では、共有情報表示部402は、図9(b)に表す床部材の共有情報に加え、納入の「順序」、「納入時期」、「納入状況」及び「納入完了日」を表示している。5番目までの床部材は設置が完了しており、6〜8番目の床部材は納入まで完了している。また、9〜11番目の製作済みの床部材は未納入だが納入時期が特定されており、12番目以降の床部材は製作完了前だが納入時期が特定されている。
納入時期が通知された工事関係者が工事現場までのPCa部材の納入に要する期間(いわゆるリードタイム)を把握している場合、その工事関係者は、通知された納入時期からリードタイムを差し引いた時期に該当するPCa部材を出荷することで、納入時期に合わせてPCa部材を納入することができる。このように、本変形例によれば、納入までのリードタイムを把握している関係者に対して特に有効な出荷時期の目安を提供することができる。
また、本変形例でも、図5に表す配置画像と共に共有情報が表示される。
図15は本変形例で表示された共有情報の一例を表す。図15の例では、共有情報表示部402は、図5に表す配置画像A11と、設置済みの床部材(設置順序が1番目から5番目まで)と、未設置だが製作済みで納入済みの床部材(6番目から8番目まで)と、未設置で製作済みだが未納入の床部材(9番目から11番目まで)と、未製作の床部材(12番目から16番目まで)とを異なる態様で表示している。
具体的には、設置済みの床部材は斜線で示し、未設置だが製作済みで納入済みの床部材は濃いドット柄で示し、未設置で製作済みだが未納入の床部材は薄いドット柄で示し、未製作の床部材は無色で示す態様で表示されている。このように、共有情報通知部202は、本変形例では、納入済みのPCa部材と未納入のPCa部材との表示態様を異ならせた画像により納入状況を通知する。これにより、PCa部材の納入状況を直感的に把握させることができる。
なお、納入状況の通知は、実際にPCa部材が納入されたときにタイムリーに行われることが望ましい。そこで、共有情報通知部202は、状況記憶部114に記憶されている納入状況が更新される都度、更新された納入状況を通知してもよい。納入状況が通知されると、例えば納入されたPCa部材の次に納入される予定のPCa部材について納入の準備を開始することができる。このように、本変形例では、PCa部材を納入できる時期の目安を提供することができる。
[2−5]出荷時期の通知
共有情報通知部202は、上記変形例とは異なる情報を通知してもよい。
図16は本変形例で実現される機能構成を表す。図16では、図4に表す各部に加えて出荷時期特定部204を備える情報共有サーバ20bが表されている。出荷時期特定部204は、未納入のPCa部材の工事現場への納入順序及び/又は出荷時期を特定する。出荷時期特定部204は本発明の「出荷特定部」の一例である。
詳細には、出荷時期特定部204は、BIMDB部110に記憶されている製作予定、製作状況、配置場所、設置順序、設置予定及び設置状況に基づいて納入順序及び出荷時期を特定する。出荷時期特定部204は、図13の納入時期特定部203と同じ方法で納入順序を特定する。そして、出荷時期特定部204は、例えば、納入時期特定部203と同じ方法で特定した納入時期から予め設定されたリードタイムを差し引いた時期を出荷時期として特定する。
リードタイムとしては、例えば作業関係者が調べて入力した値が用いられる。出荷時期特定部204は、特定した納入順序及び出荷時期を共有情報通知部202に供給する。共有情報通知部202は、出荷時期特定部204により特定された納入順序及び/又は出荷時期を、作業関係者に対応付けられた宛先に通知する。共有情報表示部402は、通知された納入順序及び出荷時期を共有情報として表示する。
図17は本変形例で表示された共有情報の一例を表す。図17の例では、共有情報表示部402は、図14に表す床部材の共有情報の「納入時期」を「出荷時期」に代えて表示している。出荷時期は、例えばPCa部材を出荷する予定の製作事業者が入力し、製作事業者以外の工事関係者に対して通知される。これにより、例えば工事現場にいる工事関係者に対してPCa部材が納入される時期の目安を提供することができる。また、納入順序が通知されることで、例えば工事現場におけるPCa部材の保管場所を納入前に検討しておくことができる。
[2−6]通知タイミング
共有情報通知部202は、出荷時期の通知を能動的に行ってもよい。具体的には、共有情報通知部202は、図16に表す出荷時期特定部204により特定された出荷時期まで所定の期間になった場合にその出荷時期を通知する。所定の期間は、工事関係者が通知を受け取ってから実際にPCa部材の出荷を行うまでに要する時間よりも長い期間とすることが望ましい。本変形例によれば、例えば製作事業者がPCa部材の出荷時期を入力した際に、実際にその出荷時期が来る前に出荷時期の通知を受け取るいわゆるリマインダとして通知を活用することができる。
また、共有情報通知部202は、納入時期の通知を能動的に行ってもよい。具体的には、共有情報通知部202は、図13に表す納入時期特定部203により特定された納入時期まで所定の期間になった場合にその納入時期を通知する。所定の期間は、工事関係者が通知を受け取ってから実際にPCa部材を出荷して工事現場に納入するまでに要する時間よりも長い期間とすることが望ましい。本変形例によれば、納入時期の通知をリマインダとして活用することができ、それにより納入の遅れを抑制することができる。
[2−7]機械・作業員数の通知
共有情報通知部202は、上記の各例とは異なる情報をさらに通知してもよい。本変形例では、図4に表す状況記憶部114が、構造物を構成する複数のPCa部材の製作状況及び設置状況に加え、それらのPCa部材の設置に必要な機械を示す機械情報及びそれらのPCa部材の設置に必要な作業員数を示す作業員情報を記憶する。
機械情報及び作業員情報の入力は、例えば、施工管理者によって行われる。施工管理者は、構造物の工事の進捗に応じて管理者端末30を操作してPCa部材の積み下ろしや設置に際し必要となる建設機械や作業員の人数等の機械情報及び作業員情報を入力する。状況反映部124は、工事の進捗に応じて施工管理者の操作により入力された機械情報及び作業員情報で、状況記憶部114に記憶されている機械情報及び作業員情報を更新する。
共有情報通知部202は、状況記憶部114に記憶されている機械情報及び作業員情報を作業関係者に対応付けられた宛先に通知する。このように機械情報及び作業員情報が通知されることで、機械及び作業員を工事現場に用意する時期の目安を作業関係者に提供することができる。なお、機械情報及び作業員情報は、どちらか一方だけが記憶、更新及び通知されてもよい。その場合でも、機械又は作業員のうちの一方を工事現場に用意する時期の目安を提供することができる。
[2−8]各部を実現する装置
図4等に表す各機能を実現する装置は、図中に表された装置に限らない。例えばBIMサーバ10及び情報共有サーバ20が実現する機能を1台のサーバがまとめて実現してもよいし、3台以上のサーバで分散して実現してもよい。また、各サーバが実現する機能をクラウドコンピューティングサービスで提供されるリソースで実現してもよい。
また、例えば、順序反映部122、予定反映部123及び状況反映部124が行う動作を1つの統合された機能が行ってもよい。また、共有情報通知部202が行う動作(共有情報の取得及び共有情報の通知等)を2以上の機能が分担して行ってもよい。要するに、工事管理システム全体として図4等に表す機能が実現されていれば、装置毎の機能分担及び各機能が行う動作の範囲は自由に定められてよい。
[2−9]発明のカテゴリ
本発明は、BIMサーバ10、情報共有サーバ20、管理者端末30及び複数の関係者端末40等の情報処理装置の他、それらの情報処理装置を備える工事管理システムとしても捉えられる。また、本発明は、工事関係者による当該工事管理システムを利用した構造物の施工方法としても捉えられる。
図18は構造物の施工方法における工程の一例を表す。この施工方法は、構造物の工事関係者によって行われる。工事関係者には、上述したPCa部材の製作事業者、PCa部材の納入事業者、現場でPCa部材の設置作業を行う設置事業者及び工事の施工管理を行う施工管理者等が含まれる。まず、工事関係者(主に施工管理者)は、工事管理システム1に管理情報を入力する(ステップS51)。
ステップS51で入力される管理情報には、PCa部材の設置順序及び設置予定が少なくとも含まれる。また、工事管理システム1は、ステップS51での入力に基づいて管理情報を新規に記憶し又は更新する。次に、工事関係者(主に施工管理者以外の関係者)は、工事管理システム1から通知される共有情報を参照する(ステップS52)。ステップS52で通知される共有情報には、PCa部材の製作状況、配置場所、設置順序、設置予定及び設置状況等が含まれる。
続いて、工事関係者(主に施工管理者以外の関係者)は、工事管理システム1から通知された共有情報に基づき構造物の工事を実施する(ステップS53)。次に、工事関係者(全ての関係者)は、工事の進捗に応じて、追加又は変更された共有情報を工事管理システム1に入力する(ステップS54)。ステップS54で入力される共有情報には、PCa部材の設置順序、設置予定及び設置状況等が含まれる。また、工事管理システム1は、ステップS54での入力に基づいて共有情報を新規に記憶し又は更新する。
そして、工事関係者(全ての関係者)は、構造物が完成したか否かを判断し(ステップS55)、完成した(YES)と判断した場合は本施工方法を終了する。また、工事関係者(全ての関係者)は、構造物が完成していない(NO)と判断した場合は、ステップS51に戻り、ステップS51からS54までの工程を繰り返す。なお、ステップS51及びS54の入力は、入力すべき管理情報又は共有情報がある場合のみ行われる。
また、本発明は、各情報処理装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるし、各情報処理装置を制御するコンピュータを機能させるためのプログラムとしても捉えられる。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されてもよいし、インターネット等の通信回線を介してコンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されてもよい。
1…工事管理システム、10…BIMサーバ、20…情報共有サーバ、30…管理者端末、40…関係者端末、110…BIMDB部、111…配置記憶部、112…順序記憶部、113…予定記憶部、114…状況記憶部、121…配置取得部、122…順序反映部、123…予定反映部、124…状況反映部、201…関係者認証部、202…共有情報通知部、203…納入時期特定部、204…出荷時期特定部、301…管理情報表示部、302…入力操作受付部、401…認証操作受付部、402…共有情報表示部、403…入力操作受付部。

Claims (10)

  1. 構造物を構成する複数の部材の製作状況と、前記複数の部材の配置場所と、前記複数の部材の設置順序と、前記複数の部材の設置予定と、前記構造物の工事における前記複数の部材の設置状況とを記憶する記憶部と、
    前記構造物の工事の進捗に応じて、記憶されている前記設置順序、前記設置予定及び前記設置状況を更新する更新部と、
    記憶されている前記製作状況、前記配置場所、前記設置順序、前記設置予定及び前記設置状況を前記工事の関係者に対応付けられた宛先に通知する通知部と
    を備える工事管理システム。
  2. 前記通知部は、前記複数の部材の配置を示し、且つ、製作済みの部材、設置済みの部材及び未設置の部材の表示態様を異ならせた画像により、前記製作状況及び前記設置状況を通知する
    請求項1に記載の工事管理システム。
  3. 記憶されている前記部材の製作状況、配置場所、設置予定、設置順序及び設置状況に基づき、未納入の部材の前記工事の現場への納入順序及び納入時期を特定する納入特定部を備え、
    前記通知部は、特定された前記納入順序及び前記納入時期を前記宛先に通知する
    請求項1又は2に記載の工事管理システム。
  4. 記憶されている前記部材の製作状況、配置場所、設置予定、設置順序及び設置状況に基づき、未納入の部材の出荷時期を特定する出荷特定部を備え、
    前記通知部は、特定された前記出荷時期を前記宛先に通知する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の工事管理システム。
  5. 前記通知部は、特定された前記出荷時期まで所定の期間になった場合に当該出荷時期を通知する
    請求項4に記載の工事管理システム。
  6. 前記関係者には、前記部材に関する情報を取り扱う権限が定められており、
    前記通知部は、前記関係者に対応付けられた宛先に、当該関係者が権限を有する前記部材についての前記通知を行う
    請求項1から5のいずれか1項に記載の工事管理システム。
  7. 前記記憶部は、前記部材の前記工事の現場への納入状況を記憶し、
    前記更新部は、前記構造物の工事の進捗に応じて、記憶されている前記納入状況を更新し、
    前記通知部は、前記更新の都度、記憶されている前記納入状況を前記宛先に通知する
    請求項1から6のいずれか1項に記載の工事管理システム。
  8. 前記通知部は、納入済みの部材と未納入の部材との表示態様を異ならせた画像により前記納入状況を通知する
    請求項7に記載の工事管理システム。
  9. 前記記憶部は、前記部材の設置に必要な機械を示す機械情報及び/又は当該設置に必要な作業員数を示す作業員情報を記憶し、
    前記更新部は、前記構造物の工事の進捗に応じて、記憶されている前記機械情報及び/又は前記作業員情報を更新し、
    前記通知部は、前記機械情報及び/又は前記作業員情報を前記宛先に通知する
    請求項1から8のいずれか1項に記載の工事管理システム。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の工事管理システムを利用する前記工事の関係者が、前記設置順序、前記設置予定及び前記設置状況を前記工事管理システムに入力する工程と、
    前記工事の関係者が、前記工事管理システムから通知された情報に基づき前記構造物の工事を行う工程と、
    前記工事の関係者が、前記工事の進捗に応じて、前記設置順序、前記設置予定及び前記設置状況を前記工事管理システムに入力する工程と
    を備える構造物の施工方法。
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