JP2018011522A - 掘起し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの掘起し刃上に畝上の条数に合せて複数のガイド棒ユニットを固定して、できるだけ安価な構成とし、牽引抵抗を減少させるとともに、地中から持ち上げるときに転がすようにして、根の乾燥を早くできる掘起し装置を提供しようとする。【解決手段】走行装置となる茎葉処理機1の機体フレーム3の後部に設けられる作業機装着部70に、後面視略U字状の掘起し刃81を取り付け、該掘起し刃81の水平部81bから後方に複数のガイド棒82b・82b・・・が突出される掘起し装置80において、複数のガイド棒82b・82b・・・を一組として櫛状のガイド棒ユニット82とし、該ガイド棒ユニット82を一つの畝に対して植え付けられる植付条数に合わせて複数配置し、各ガイド棒ユニット82におけるガイド棒82bは、機体左右中央側ほど上下傾斜角度が小さく、外側ほど傾斜角度が大きくなるように構成した。【選択図】図9

Description

本発明は、玉葱やにんにく等を掘り起す掘起し装置に関する。
従来から走行車両の前部または後部に掘起し装置を設けて、畝に栽培された玉葱やジャガイモ等の地中作物を掘起すことが行われている。前記掘起し装置は、後面視U字状に構成された掘起し刃の下水平部から複数本の棒体を斜め後上方へ突出し、掘り起し刃の水平部を作物下方の畝内に挿入して、掘起し装置を前進させることで、地中作物は、根の下方が切られて複数本の棒体にガイドされて持ち上げられ、この棒体を通過するときに付着した土が落とされ、棒体の後端で畝上へ落下させる技術が公知となっている(例えば特許文献1参照)。また、掘起し装置を作物の植付条数に合せた数を設ける技術も公知となっている(例えば特許文献2参照)。
実開昭62−91906号公報 実開昭57−84818号公報
しかし、前記特許文献1や特許文献2の技術では、複数条植え付けられた作物のうち、畝の両側部(肩部近傍)に近い条の掘り上げられた作物は、作物が球形状であると、畝から転げ落ちるおそれがあり、転げ落ちると次の畝の作物の掘起し作業時に走行部が踏んでしまうので、後から人手により畝間から拾い上げる作業が必要があり、手間のかかる作業となっていた。また、各条毎に掘起し装置を設ける構成であると、コストが高くなり、牽引抵抗も増加し、走行車両は大きな馬力を必要としていた。
また、掘り起した作物は植え付けられた姿勢のまま持ち上げられるため、根が下方に位置して畝上に載置され、根が乾き難く調製作業が容易に行うことができなくなり、畝上に長い期間置いて乾燥させる必要があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、一つの掘起し刃上に畝上の条数に合せて複数のガイド棒ユニットを固定して、できるだけ簡単で安価な構成とし、牽引抵抗を減少させるとともに、地中から持ち上げるときに転がすようにして、根の乾燥を早くできる掘起し装置を提供しようとする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、走行装置に備えられる作業機装着部に、後面視略U字状の掘起し刃を取り付け、該掘起し刃の水平部から後方に複数のガイド棒を突出する掘起し装置において、複数のガイド棒を一組として櫛状のガイド棒ユニットとし、該ガイド棒ユニットを一つの畝に植え付けられる植付条数に合わせて複数配置し、各ガイド棒ユニットにおけるガイド棒は、機体左右中央側ほど上下傾斜角度が小さく、外側ほど傾斜角度が大きくなるように構成したものである。
請求項2においては、前記掘起し刃は、前記作業機装着部に上下高さ調節可能、かつ、進行方向に対する傾斜角度調節可能に取り付けられるものである。
請求項3においては、前記掘起し刃の水平部の両側には、前記ガイド棒ユニットのガイド棒の傾斜角度よりも大きく、かつ、長い外側ガイド棒が設けられるものである。
請求項4においては、前記ガイド棒ユニットは前記掘起し刃の水平部に対して着脱可能に取り付けられるものである。
請求項5においては、前記掘起し刃の水平部に前記ガイド棒ユニットを4条分取り付け可能に構成し、中央2条のガイド棒ユニットのガイド棒は、機体左右中央側ほど傾斜角度が大きくなるように、付け替えて固定されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、一つの掘起し装置により複数条を一度に掘り起すことが可能となり、ガイド棒は条毎に設けられるため、牽引抵抗を減少でき、コスト低減化を図ることができる。また、掘り起される作物はガイド棒ユニットにより全て機体左右内側へ向かって転がりながら畝上へ持ち上げて落下させるため、作物は畝から転がり落ちることがなく、根が表面側に向けられ、乾燥を促進させることができる。
本発明の掘起し装置を備える茎葉処理機の全体側面図。 同じく平面図。 同じく正面図。 同じく斜視図。 掘起し装置の装着部を示す斜視図。 掘起し装置の平面図と側面図。 ガイド棒ユニットの斜視図。 同じく側面図。 掘起し装置の前方斜視図。 掘起し装置のガイド棒ユニットを付け替えた実施形態の斜視図。
掘起し装置80は走行装置となる茎葉処理機1の後部に取り付けられる場合について説明する。但し、走行装置はトラクタ等でもよく、限定するものではない。掘起し装置80を装着した茎葉処理機1について、図1、図2、図3、図4により、全体構成から説明する。本実施形態では一つの畝Dに4条の玉葱が植え付けられて、4条の玉葱10が茎葉処理機1により掘り起されるが、その条数は限定するものではない。なお、F方向を前方と規定して説明する。
茎葉処理機1は、走行部2上に機体フレーム3が支持され、機体フレーム3の前部上に作業部4が配置され、機体フレーム3の後部上に駆動部5が配置され、該駆動部5の上方に操縦部6が配置される。駆動部5はエンジン7からなり、エンジン7からの動力が走行部2と作業部4に伝達可能とされている。
操縦部6には、走行・作業クラッチレバー61や操向レバー62L・62Rや変速レバー63やアクセルレバー64や作業部昇降レバー65等が配置されている。
前記走行部2は、クローラ式走行装置により構成されるが、ホイール式とすることも可能である。走行部2は前記左右の機体フレーム3から下方に縦フレーム21・21・21が垂設され、該縦フレーム21・21・21の下端にトラックフレーム22が固定され、該トラックフレーム22に転輪23・23・・・が回転自在に支持される。また、機体フレーム3の後部に駆動軸24が支持され、該駆動軸24の左右外側には駆動輪25が固設され、駆動軸24の機体左右中央側はミッションケースに支持され、前記エンジン7からの動力がミッションケース内で変速され、駆動輪25に伝達できるようにしている。前記駆動輪25と転輪23・23・・・にクローラ26が巻回され、クローラ式走行装置が構成される。このクローラ式走行装置は畝Dを跨ぐように左右一対配置される。
前記左右の機体フレーム3の後部から支持柱11・11が立設され、該支持柱11・11の上部に伝動軸12が支持され、該伝動軸12に搬送フレーム30の後上部が回動可能に支持される。該搬送フレーム30と機体フレーム3との間には油圧シリンダ13が介装され、前記作業部昇降レバー65の操作により油圧シリンダ13を伸縮させて、作業部4を昇降可能とし、玉葱10の茎葉部10bの切断高さを調整可能としている。
前記伝動軸12の一端にはスプロケットが固設され、チェーン伝動手段やベルト伝動手段等を介してエンジン7から動力が伝達され、作業部4に動力を伝えるようにしている。
前記搬送フレーム30の前部には、茎葉排出装置31と茎葉切断装置35が配置され、搬送フレーム30の前端には引き起こしフレーム16が固設され、該引き起こしフレーム16に引き起こし装置となる横回し引き起こし装置40と縦回し引き起こし装置50が取り付けられる。
前記茎葉排出装置31はネジ連続搬送方式の横送りオーガにより構成され、横送りオーガを回転させることにより、茎葉切断装置35により切断した後の茎葉部10bを左右両側方へ搬送し、左右の搬送フレーム30・30の下部に開口した排出口より機外に排出するようにしている。
前記横回し式引き起こし装置40は、左引き起こし体41と右引き起こし体42を一組として、畝D上に植え付けられた玉葱10の条数に合わせて左右方向に4組並べて配置される。また、前記横回し引き起こし装置40の前部に縦回し引き起こし装置50が配置される。こうして、横回し式引き起こし装置40と縦回し引き起こし装置50を作動させることにより、畝上に倒れたり折れ曲がったりした茎葉部10bを引き起こすことができる。
前記縦回し引き起こし装置50の下端から前方にデバイダ60が突設されている。このデバイダ60により前進時に畝上の茎葉部10bを左右に分草する。
そして、機体フレーム3の左右後端には、作業機装着部70が設けられ、該作業機装着部70に掘起し装置80が装着される。作業機装着部70は左右対称に構成されるため、左側の作業機装着部70について図5より説明する。
作業機装着部70は機体フレーム3に取り付けられる支持パイプ71と、該支持パイプ71に挿入されて左右位置調節可能とする摺動体72と、摺動体72から後方に延設される回動基部体73と、該回動基部体73に下方へ回動した作用位置と後方へ回動した収納位置に回動可能に支持される回動アーム74からなる。なお、作業機装着部70は走行装置がトラクタの場合、3点リンク式作業機装着装置とすることができる。
前記支持パイプ71は角パイプで構成され、機体フレーム3の後面に左右方向に固定される。該支持パイプ71の後面には摺動体72を所望の位置で固定する固定手段が設けられ、該固定手段は本実施形態では、ボルト孔が形成されてボルトを螺装し、締め付けることにより、摺動体72を任意位置で固定できるようにしている。こうして、掘起し装置80やその他の作業機を取り付ける場合に、その作業に合わせて左右位置を容易に合わせられるようにしている。
前記摺動体72は前記支持パイプ71内に挿入して摺動できる角パイプで構成され、一端(機体左右内側)が支持パイプ71に挿入され、他端(機体左右外側)に回動基部体73が固定される。但し、摺動体72は、支持パイプ71に対して左右移動させて、所望の位置で固定できるものであれば限定するものではなく、レール状であってもよく、支持パイプ71と摺動体72の断面形状が、六角形等の多角形でもよく、また、固定方法は、ピン等により固定する構成であってもよい。
回動基部体73は左右の側板73a・73aの間に回動アーム74の一端を軸76により回転自在に支持し、側板73aの外側面にロック手段77が設けられる。回動アーム74の他側には取付部74cが形成される。取付部74cは回動アーム74の後面に取付プレートを固設し、該取付プレートに取付孔を開口し、ボルト等により掘起し装置80を上下高さ調節可能に固定する構成としている。なお、回動アーム74の取付部74cには掘起し装置80だけでなく他の作業機を取付可能としている。例えば、マルチフィルム敷設機や剥ぎ取り機や、土除去機等である。そして、回動アーム74はパイプ状に構成しており、該パイプにも取付孔が貫通開口され、該パイプに作業機のパイプまたはロッドを挿入してピン等で固定して、このパイプ及び前記取付プレートに、他の作業機を取付可能としている。
前記ロック手段77は本実施形態では、ロックピン77aで前記回動アーム74の一端を固定可能としており、該回動アーム74の一端にはロックプレート74aが固定され、該ロックプレート74aは前記軸76を中心とした扇型に構成され、該ロックプレート74aの外周の所定位置に複数のピン孔74b・74b・・・が所定角度毎に開口されている。具体的には、軸76を中心とした同心円上の所定角度毎にピン孔74b・74b・・・が開口されている。また、ロックピン77aが左右方向に摺動可能に側板73aに支持され、ロックピン77aを側板73aとロックプレート74aのピン孔74bとに挿入することで、回動アーム74を上下方向の作用位置と前後方向の収納位置等で固定可能とし、さらに、作用位置においては、所定角度毎に開口されたピン孔74bの何れかを選択することで、掘起し刃81の水平部81bの角度を変更可能としている。但し、ロック手段77の構成は限定するものではなく、作用位置(角度調整位置)と収納位置で保持できるものであれば、回動アーム74をボルトで固定したり、回動アーム74を作用位置と収納位置で付け替えて固定する構成であってもよく限定するものではない。
こうして、作業時には回動アーム74を下方へ回動した作用位置でロック手段77によりロックし、非作業時では回動アーム74を後方へ回動した収納位置に退避させてロック手段77により固定し、走行等の邪魔にならないように位置させることができる。
次に、本発明の掘起し装置80について、図5〜図9より説明する。
掘起し装置80は、掘起し刃81と複数のガイド棒ユニット82からなる。
掘起し刃81は帯状の鋼材を後面視略U字状に折り曲げて形成される。掘起し刃81は左右の支持部81a・81aと該支持部81a・81aの下端を連結する水平部81bからなる。
支持部81aには、長手方向(上下方向)に所定間隔をあけて固定孔81c・81c・・・が開口されており、所望の高さで該固定孔81cと前記回動アーム74の取付部74cの固定孔とを一致させてボルト等により固定して、高さ調節可能としている。
前記水平部81bは前側の辺を刃部として、畝の土中内に入り込み易く、玉葱10の根を切り易くしている。また、水平部81bには長手方向に所定間隔をあけて取付孔を開口し、ボルト等によりガイド棒ユニット82を着脱可能として固定している。但し、ガイド棒ユニット82の固定構造は限定するものではなく、ピン等で固定しても、水平部81bを挟み込んで固定してもよい。
ガイド棒ユニット82は基部82aと複数のガイド棒82bからなり、基部82aはプレートで構成して、プレートの所定位置に取付孔が開口され、前記水平部81bに開口された取付孔と位置を合わせてボルト等により固定される。ガイド棒82bはロッドにより構成され、側面視へ字状に折り曲げ形成され、前端が前記基部82aに固設される。該基部82aには複数のガイド棒82bの前部が固定され、後部が斜め後上方へ突出され、後端部が下方へ折り曲げ形成され、玉葱10がガイド棒82bの後端から落下する時に傷つかないようにしている。なお、複数のガイド棒82b・82b・・・は、基部82aに対して平行に後方へ突出するように固定して櫛状としているが、平面視で斜め側方に突出する構成としたり、後方ほど広がるようにしたり、左右一側が徐々に広がるようにしたりすることもできる。なお、ガイド棒82bとガイド棒82bの間隔は小さな玉葱10が落下しない程度であり、ガイド棒82bの本数は1条の玉葱を掘りお越せる程度である。
また、本実施形態では、各ガイド棒ユニット82におけるガイド棒82b・82b・・・の基部82aからの上下突出角度は、機体左右方向中央側ほど小さく、外側ほど大きくなるようにしている。つまり、図7、図8に示すように、基部82aから5本のガイド棒82bが櫛状に突出されている場合、機体左右内側から外側へ、ガイド棒82b1・82b2・82b3・82b4・82b5が平面視で平行に後方へ突出され、側面視において、各ガイド棒82bの水平面に対する取付角度を、α1・α2・α3・α4・α5とすると、α1<α2<α3<α4<α5と徐々に取付角度が大きくなるように取り付けられる。但し、ガイド棒82bは側面視円弧状に構成して、左右中央側ほど曲率半径が大きく、外側ほど曲率半径が小さくなるように構成することもできる。
こうして、畝に植え付けられた玉葱10の下方に掘起し刃81を位置させて、茎葉処理機1を前進させると、玉葱10はガイド棒82bにより徐々に持ち上げられて、付着した土はガイド棒82bとガイド棒82bの間から落下し、玉葱10は畝上面に載置される。このとき、ガイド棒82b1・82b2・82b3・82b4・82b5の取付角度が異なるため、持ち上げられた玉葱10は、外側から内方向へ転がりながら畝上面に載置され、玉葱10の根は側方または上方へと向けられる。こうして、根の部分の乾燥が促進される。
また、最も外側に位置するガイド棒82b5の後端の高さHは、最も大きい玉葱10の球部10aの直径よりも高くなるように取り付けられる。こうして、ガイド棒ユニット82により掘り起されて畝上へ持ち上げられて左右中央側へ玉葱10が転がったときに、その内側に位置するガイド棒ユニット82の外側に位置するガイド棒82b4は玉葱10よりも高い位置に位置しているために当たることがなく、傷ついたり、当たって反転して逆方向へ転がったりすることも防止している。
また、一つの畝に4条植え付けられ、4組のガイド棒ユニット82・82・82・82が掘起し刃81に取り付けられた場合、更に、左右両側のガイド棒ユニット82の外側に、ガイド棒ユニット82のガイド棒82bよりも長く、外側のガイド棒82bの取付角度よりも大きく取り付けられる外側ガイド棒83・83を設けることができる。該外側ガイド棒83は掘起し刃81に直接取り付けることも、ガイド棒ユニット82に取り付けることも可能であり、限定するものではない。
こうして、掘起し装置80を用いて4条の玉葱を掘り起した場合、外側の第1条と第4条の玉葱10がガイド棒ユニット82により持ち上げられたときに、掘起し刃81が深い場合であっても、外側条の玉葱は外側ガイド棒83により内側へ向けて転がされ、畝から落ちることなく中央側の畝上へ案内されるのである。
また、ガイド棒ユニット82は掘起し刃81に対して着脱可能に構成されているため、容易に付け替えることができる。例えば、一のガイド棒82bが壊れた場合でも、掘起し装置80自体を取り換えることなく、ガイド棒ユニット82を付け替えるだけでよく、修理やメンテナンスが容易にできるようになる。
また、内側の第2ガイド棒ユニット82と第3ガイド棒ユニット82を左右付け替えることにより、図9に示すように、全ての玉葱を畝上の中央に集める状態から、図10に示すように、玉葱を2列にまとめるようにすることができる。このように2列にまとめることにより、左右両側の畝間に作業者が位置したときに、容易に手が届くようになり、玉葱を選別したり、乾かす姿勢を整えたりすることも容易にできるようになる。
以上のように、走行装置となる茎葉処理機1の機体フレーム3の後部に設けられる作業機装着部70に、後面視略U字状の掘起し刃81を取り付け、該掘起し刃81の水平部81bから後方に複数のガイド棒82b・82b・・・が突出される掘起し装置80において、複数のガイド棒82b・82b・・・を一組として櫛状のガイド棒ユニット82とし、該ガイド棒ユニット82を一つの畝に対して植え付けられる植付条数に合わせて複数配置し、各ガイド棒ユニット82におけるガイド棒82bは、機体左右中央側ほど上下傾斜角度が小さく、外側ほど傾斜角度が大きくなるように構成したので、畝の幅全てにガイド棒を配設する構造に比べてガイド棒の数を減少してコスト低減化を図ることができ、牽引抵抗も減少できる。そして、茎葉処理機1を走行させながら玉葱を掘り起すと、各条の玉葱は掘起し刃81で根下部が切断されて、ガイド棒82b・82b・・により徐々に持ち上げられながら土が落されると同時に機体左右中心方向へ転がされる。よって、玉葱は、畝から落ちることなく、玉葱は横向きとなって畝上に載置され、根の乾燥が従来よりも促進されることになり、調製作業等の後作業が容易に行えるようになる。
また、前記掘起し刃81は、前記作業機装着部70に上下高さ調節可能、かつ、前後傾斜角度調節可能に取り付けられるので、玉葱10の植付深さに合わせて掘起し深さを調節することができ、玉葱を傷めることなく掘り起すことができる。また、掘起し刃81の角度が調節されることで、ガイド棒82bの傾斜角度も調節することができ、玉葱を畝の上面まで確実に持ち上げることができるようになる。
また、前記掘起し刃81の水平部81bの両側には、前記ガイド棒ユニット82の外側のガイド棒82bの傾斜角度よりも大きく、かつ、長い外側ガイド棒83が設けられるので、掘り起された畝の両側に位置する玉葱10は、多少植付位置がズレても他のガイド棒82bよりも長くガイドされて、畝間へ落ちることを確実に防止でき、人手による後作業を減少できる。
また、前記ガイド棒ユニット82は前記掘起し刃81の水平部81bに対して着脱可能に取り付けられるので、ガイド棒82bが変形したときや摩耗したときや、角度や間隔を変更したいとき等、容易に交換ができ、一部交換が可能となって掘起し刃81全体を交換するよりもコスト低減化が図れる。
また、前記掘起し刃81の水平部81bに前記ガイド棒ユニット82を4条分取り付け可能に構成し、中央2条のガイド棒ユニット82・82のガイド棒82b・82b・・・は、機体左右中央側ほど傾斜角度が大きくなるように、付け替えて固定されるので、図10に示すように、掘り起した後の玉葱10を、畝上で二つの列にまとめることができ、選別したり、乾かす姿勢を整えたりすることが、畝間から容易にできるようになる。
1 茎葉処理機
2 走行部
10 玉葱
70 作業機装着部
80 掘起し装置
81 掘起し刃
81b 水平部
82 ガイド棒ユニット
82b ガイド棒

Claims (5)

  1. 走行装置に備えられる作業機装着部に、後面視略U字状の掘起し刃を取り付け、該掘起し刃の水平部から後方に複数のガイド棒を突出する掘起し装置において、複数のガイド棒を一組として櫛状のガイド棒ユニットとし、該ガイド棒ユニットを一つの畝に植え付けられる植付条数に合わせて複数配置し、各ガイド棒ユニットにおけるガイド棒は、機体左右中央側ほど上下傾斜角度が小さく、外側ほど傾斜角度が大きくなるように構成したことを特徴とする掘起し装置。
  2. 前記掘起し刃は、前記作業機装着部に上下高さ調節可能、かつ、進行方向に対する傾斜角度調節可能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の掘起し装置。
  3. 前記掘起し刃の水平部の両側には、前記ガイド棒ユニットのガイド棒の傾斜角度よりも大きく、かつ、長い外側ガイド棒が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の掘起し装置。
  4. 前記ガイド棒ユニットは前記掘起し刃の水平部に対して着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の掘起し装置。
  5. 前記掘起し刃の水平部に前記ガイド棒ユニットを4条分取り付け可能に構成し、中央2条のガイド棒ユニットのガイド棒は、機体左右中央側ほど傾斜角度が大きくなるように、付け替えて固定されることを特徴とする請求項4に記載の掘起し装置。
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