JP2018010871A - セル間接続部材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電性能の高い固体酸化物形燃料電池用セルのセル間接続部材の製造方法を提供する。
【解決手段】固体酸化物形燃料電池用セル3に用いられるセル間接続部材1の製造方法であって、Si及びAl及びTiを含むステンレス鋼を用いて構成される金属基材11の表面に、MnとCoとを含有するスピネル型金属酸化物を主材料とする保護膜材料層を湿式成膜する成膜工程と、成膜工程によって保護膜材料層が成膜された金属基材11に対して1000℃よりも高い温度で大気雰囲気下で熱処理を施すことで、保護膜材料層を焼結させて金属基材11に保護膜12を形成する焼結工程とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池用セルに用いられるセル間接続部材の製造方法に関する。
固体酸化物形燃料電池(以下、適宜「SOFC」と記載する。)用セルは、電解質層の一方面側に空気極を接合すると共に、同電解質層の他方面側に燃料極を接合してなる単セルを、空気極又は燃料極に対して電子の授受を行う一対の電子伝導性のセル間接続部材により挟み込んで積層した構造を有する。そして、このようなSOFC用セルでは、例えば700℃〜900℃程度の作動温度で作動し、空気極側から燃料極側への電解質膜を介した酸化物イオンの移動に伴って、一対の電極の間に起電力が発生し、その起電力を外部に取り出し利用できる。
このようなSOFC用セルで利用されるセル間接続部材は、電子伝導性及び耐熱性に優れたCrを含有するステンレス合金等の金属基材を用いて製作される。ところが、SOFC用セルに用いられる金属基材には、高温作動条件下にて耐酸化被膜であるCr23が形成される。この酸化被膜は高抵抗な層であり、燃料電池の発電出力を低下させたり、Crの蒸発により燃料電池の空気極と反応し、電極性能を著しく低下させたりする等の耐久性への問題がある。
上述したような、Crの形成を抑制すること、及び、Crの蒸発による飛散を防止すること等の対策のため、金属基材の表面に電子伝導性の高いセラミックスコーティングを保護膜として形成することが行われている。このようなセラミックスコーティングを施すことで、金属基材の材料として、安価なステンレス鋼材を使用することができるようになった。
特許文献1には、Crを含有するステンレス合金等の金属基材を用いて製作されるセル間接続部材と空気極とを接合した状態で焼成する焼成処理を行うにあたり、その合金又は酸化物におけるCr(VI)の酸化物の生成を抑制するCr(VI)酸化物抑制状態とすることが記載されている。このCr(VI)酸化物抑制状態とするためには、焼成処理を行う前に、合金又は酸化物の表面に、標準生成自由エネルギーがWO3以下である酸化物からなるn型半導体被膜を形成する被膜形成処理を行うことが記載されている。
国際公開第2007/083627号
Hideto Kurokawa et al., "Oxidation behavior of Fe-16Cr alloy interconnect for SOFC under hydrogen potential gradient", Solid State Ionics 168 (2004) 13-21
金属基材として用いられるステンレス合金には主成分のFe、Crの他に、耐熱性や耐食性の付与のために様々な元素が添加されている。これらの微量な添加元素が、金属基材とその表面に形成される保護膜との界面の近傍の酸素ポテンシャルによって、金属基材の内部に酸化物の膜状領域を形成するという問題が報告されている(非特許文献1)。この文献では、金属基材の内部にMnとCrの複合酸化物(スピネル化合物)が形成され、Crリッチな組成では高抵抗な層として存在することが報告されている。
また、金属基材が、Si及びAl及びTiを含むステンレス鋼を用いて構成される場合、その金属基材に含まれるAl、Si、Ti等がエリンガム図に従い、金属内部に絶縁性の高い酸化被膜として形成され、金属基材中の電子導電性が低下する、即ち、発電性能が低下することが懸念される。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、発電性能の高い固体酸化物形燃料電池用セルのセル間接続部材の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るセル間接続部材の製造方法の特徴構成は、固体酸化物形燃料電池用セルに用いられるセル間接続部材の製造方法であって、
Si及びAl及びTiを含むステンレス鋼を用いて構成される金属基材の表面に、MnとCoとを含有するスピネル型金属酸化物を主材料とする保護膜材料層を湿式成膜する成膜工程と、
前記成膜工程によって前記保護膜材料層が成膜された前記金属基材に対して1000℃よりも高い温度で大気雰囲気下で熱処理を施すことで、前記保護膜材料層を焼結させて前記金属基材に保護膜を形成する焼結工程とを有する点にある。
本願発明者らは、Si及びAl及びTiを含むステンレス鋼を用いて構成される金属基材の表面に保護膜を形成するための成膜工程と焼結工程とを行うとき、大気雰囲気下で行う焼結工程での熱処理温度によって、セル間接続部材の電気抵抗の大きさが変化する現象を見出した。そして、成膜工程によって保護膜材料層が成膜された金属基材に対して1000℃よりも高い温度で大気雰囲気下で熱処理を施すことで、金属基材に絶縁性の高いSi,Ti,Alの酸化物が形成されるとしても、その酸化物が電気抵抗の増大をもたらさない分布形態になっていることを確認して、本発明の完成に至った。
即ち、本特徴構成によれば、絶縁性の高いSi,Ti,Alの酸化物が、電気抵抗の増大をもたらさない分布形態になるようにすることで、発電性能の高いSOFC用セルを提供できる。
本発明に係るセル間接続部材の製造方法の別の特徴構成は、前記保護膜の主材料が、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)、又は、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)である点にある。ここで、前記保護膜の主材料が、Co1.5Mn1.54又はCo2MnO4であってもよい。
上記特徴構成によれば、保護膜の熱膨張率と金属基材や空気極の熱膨張率との不一致を小さくでき、SOFC用セルの耐久性を高めることができる。
本発明に係るセル間接続部材の製造方法の更に別の特徴構成は、前記成膜工程において、前記保護膜材料層が電着塗装により形成される点にある。
上記特徴構成によれば、緻密で強固な保護膜を実現できる。
固体酸化物形燃料電池用セルの概略図である。 固体酸化物形燃料電池の作動時の反応の説明図である。 セル間接続部材の構造の断面図である。 通電試験治具の概略図である。 電気抵抗の経時変化を示す通電試験結果のグラフである。 固体酸化物形燃料電池用セルの断面のSEM画像およびEPMA図である。 固体酸化物形燃料電池用セルの断面のSEM画像およびEPMA図である。 電気抵抗の経時変化を示す通電試験結果のグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池(SOFC)用セルに用いられるセル間接続部材の製造方法について説明する。
図1は固体酸化物形燃料電池用セルの概略図である。図2は固体酸化物形燃料電池の作動時の反応の説明図である。図1及び図2に示すように、SOFC用セルCは、酸素イオン伝導性の固体酸化物の緻密体からなる電解質膜30の一方面側に、酸素イオンおよび電子伝導性の多孔体からなる空気極31を接合するとともに、同電解質膜30の他方面側に電子伝導性の多孔体からなる燃料極32を接合してなる単セル3を備える。
さらに、SOFC用セルCは、この単セル3を、空気極31または燃料極32に対して電子の授受を行うとともに空気および水素を供給するための溝2が形成された一対の電子伝導性の合金または酸化物からなるセル間接続部材1により、適宜外周縁部においてガスシール体を挟持した状態で挟み込んだ構造を有する。空気極31とセル間接続部材1とが密着配置されることで、空気極31側の溝2が空気極31に空気を供給するための空気流路2aとして機能する。燃料極32とセル間接続部材1が密着配置されることで、燃料極32側の上記溝2が燃料極32に水素を供給するための燃料流路2bとして機能する。セル間接続部材1はインターコネクタとセルC間を電気的に接続する部材が接続された構成となることもある。
上記単セル3を構成する各要素で利用される一般的な材料について説明を加えると、例えば、上記空気極31の材料としては、LaMO3(例えばM=Mn,Fe,Co,Ni)中のLaの一部をアルカリ土類金属AE(AE=Sr,Ca)で置換した(La,AE)MO3のペロブスカイト型酸化物を利用できる。上記燃料極32の材料としては、Niとイットリア安定化ジルコニア(YSZ)とのサーメットを利用でき、さらに、電解質膜30の材料としては、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)を利用できる。
そして、複数のSOFC用セルCが積層配置された状態で、複数のボルトおよびナットにより積層方向に押圧力を与えて挟持され、セルスタックとなる。このセルスタックにおいて、積層方向の両端部に配置されたセル間接続部材1は、燃料流路2bまたは空気流路2aの一方のみが形成されるものであればよく、その他の中間に配置されたセル間接続部材1は、一方の面に燃料流路2bが形成され、他方の面に空気流路2aが形成されるものを利用できる。なお、このような積層構造のセルスタックでは、上記セル間接続部材1をセパレータと呼ぶ場合がある。
セルスタックは、燃料ガス(水素)を供給するマニホールドに、ガラスシール材等の接着材により取り付けられる。ガラスシール材としては、例えば結晶化ガラスが用いられる。ガラスシール材は、マニホールドの接着の他、単セル3とセル間接続部材1の間など、封止(シール)が必要な箇所に用いられる。このようなセルスタックの構造を有するSOFCを一般的に平板型SOFCと呼ぶ。本実施形態では、一例として平板型SOFCについて説明するが、本発明はその他の構造のSOFCについても適用可能である。
このようなSOFC用セルCを備えたSOFCの作動時には、図2に示すように、空気極31に対して隣接するセル間接続部材1に形成された空気流路2aを介して空気を供給するとともに、燃料極32に対して隣接するセル間接続部材1に形成された燃料流路2bを介して水素を供給し、例えば800℃程度の作動温度で作動する。すると、空気極31において酸素分子O2が電子e-と反応して酸素イオンO2-が生成され、そのO2-が電解質膜30を通って燃料極32に移動し、燃料極32において供給されたH2がそのO2-と反応してH2Oとe-とが生成されることで、一対のセル間接続部材1の間に起電力Eが発生し、その起電力Eを外部に取り出し利用できる。
〔セル間接続部材〕
図3は、セル間接続部材の構造の断面図である。セル間接続部材1は金属基材11の表面に、後述する保護膜12が形成された構造になっている。そして、セル間接続部材1が、接着層4を間に挟んで単セル3と接合されている。このように、金属基材11の表面に保護膜12を設けることでCr被毒を抑制でき、固体酸化物形燃料電池用セルとして好適である。また、金属基材11の表面には、後述する酸化被膜13が形成される。
金属基材11の材料としては、電子伝導性および耐熱性の優れた材料であって、Si及びAl及びTiを含むステンレス鋼が用いられる。
〔酸化被膜〕
金属基材11の表面には、酸化被膜13が形成される。酸化被膜13は、周囲雰囲気中の酸素によって金属基材11の合金の表面が酸化されて生じる。本実施形態のようにCrを含有するステンレス合金の場合は、酸化被膜13は主にクロミア(Cr23)であり、緻密な被膜として形成される。酸化被膜13は、後述する保護膜12の焼結工程や接着層4の焼き付け等、SOFC用セルCの製造工程における熱処理に伴って形成される。
〔保護膜〕
金属基材11の表面には、Cr被毒を抑制するため、保護膜12が形成されている。保護膜12は、MnとCoとを含有するスピネル型金属酸化物を主材料とする。例えば、保護膜12の主材料は、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)又は、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)であってもよい。Co1.5Mn1.54又はCo2MnO4であってもよい。尚、「主材料」とは主たる材料であることを意味し、複数の種類の金属酸化物を混合して用いたり、他の成分を混合して用いることも可能である。このような保護膜12を用いることで、保護膜12の熱膨張率と金属基材11や空気極31の熱膨張率との不一致を小さくでき、SOFC用セルCの耐久性を高めることができる。また、保護膜12の主材料がCo2MnO4であるサンプルを用いた実験にて、MnCr24の生成が抑制されることが確認されており、同系統のスピネル型金属酸化物であるCo1.5Mn1.54についても同様の結果となることが強く推認される。従って、このような保護膜12を用いることで、電気抵抗の大きなMnCr24がセル間接続部材1の金属基材11の内部に生成することを抑制して、発電性能の高いSOFC用セルCを提供できる。
金属基材11への保護膜12の形成方法としては、スクリーン印刷法、ドクターブレード法、スプレーコート法、インクジェット法、スピンコート法、ディップコート、電気めっき法、無電解めっき法、電着塗装法等の湿式成膜が例示できる。
例えば、電着塗装法を適用すれば、下記のような手法で保護膜12を形成できる。
金属酸化物微粒子を電着液1リットル当り100gになるように分散し、ポリアクリル酸等のアニオン型樹脂とを含有している混合液を用いて電着塗装を行う。ここでは、(金属酸化物微粒子:アニオン型樹脂)=(1:1)(質量比)とした。混合液を用い、金属基材11をプラス、対極としてSUS304の極板にマイナスの極性として通電を行うことによって、金属基材11表面に未硬化の電着塗膜が形成される。電着塗装は、たとえば、混合液を満たした通電槽中に金属基材11を完全にまたは部分的に浸漬して陽極とし、通電することにより実施される。電着塗装条件も特に制限されず、金属基材11である金属の種類、混合液の種類、通電槽の大きさおよび形状、得られるセル間接続部材1の用途などの各種条件に応じて広い範囲から適宜選択できるが、通常は、浴温度(混合液温度)10〜40℃程度、印加電圧10V〜450V程度、電圧印加時間1分〜10分程度、混合液の液温10℃〜40℃とすればよい。尚、電着電圧、電着時間を変更することにより電着塗膜の膜厚をコントロールできる。また、金属基材11に対して、種々前処理を行うこともできる。
この未硬化の電着塗膜が形成された金属基材11に加熱処理することによって、金属基材11表面に硬化した電着塗膜が形成される。
加熱処理は、電着塗膜を乾燥させる予備乾燥と、電着塗膜を硬化させる硬化加熱とを含み、予備乾燥後に硬化加熱が行われる。その後、電気炉を使用して例えば1000℃よりも高い温度で大気雰囲気下で熱処理(例えば2時間焼成)し、その後徐冷する。
〔接着層〕
接着層4により、セル間接続部材1と単セル3の空気極31とが接合される。詳しくは、セル間接続部材1の金属基材11の表面に形成された保護膜12と、単セル3の空気極31とが、接着層4により接着・接合されている。接着層4の主材料としては、空気極31と類似のペロブスカイト型酸化物や、スピネル型酸化物が用いられる。たとえばLSCF6428(La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.83-δ)が用いられる。
〔固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法〕
次に固体酸化物形燃料電池用セルCの製造方法について説明する。固体酸化物形燃料電池用セルCの製造方法は、セル間接続部材1を製造する過程(以下の「保護膜形成工程」)と、そのセル間接続部材1を空気極31及び燃料極32と接合する過程(以下の「接合工程」)とを含む。
〔保護膜形成工程〕
本発明のセル間接続部材1の製造方法である保護膜形成工程は、成膜工程と焼結工程とを有する。保護膜形成工程では、セル間接続部材1の金属基材11の表面に保護膜12を形成する。
成膜工程では、Si及びAl及びTiを含むステンレス鋼を用いて構成される金属基材11の表面に、MnとCoとを含有するスピネル型金属酸化物を主材料とする保護膜材料層を湿式成膜する。例えば、金属酸化物の微粉末を含有するスラリーを用いてセル間接続部材1の金属基材11に塗膜(保護膜材料層)を湿式成膜する。湿式成膜は、スラリーに金属基材11を浸けて引き上げる(ディップ)ことで行ってもよいし、電着塗装法により行ってもよいし、先に例示した方法のいずれかを用いてもよい。湿式成膜は、金属基材11の全体に対して行ってもよいし、平板状の金属基材11の一方の面のみに行ってもよい。なお後者の場合、湿式成膜が行われ保護膜12が形成された面が、単セル3の空気極31に接合されることになる。湿式成膜が行われず金属基材11の素材が露出している面が、単セル3の燃料極32に接合されることになる。
焼結工程では、成膜工程によって塗膜(保護膜材料層)が成膜された金属基材11に対して1000℃よりも高い温度で大気雰囲気下で熱処理を施すことで、その塗膜を焼結させて金属基材11に保護膜12を形成する。例えば、塗膜を湿式成膜した金属基材11に熱処理を施して、金属酸化物の微粉末を焼結させて金属基材11の表面に保護膜12を形成する。熱処理は、大気雰囲気下で、例えば1000℃よりも高い温度で2時間行われる。このように、保護膜形成工程の焼結工程における熱処理は、SOFC用セルCの単セル3と金属基材11とを接合しない状態で行われる。つまり、この焼結工程を行って保護膜12を形成した後、後述する接合工程を行う。
〔接合工程〕
接合工程では、上記保護膜形成工程(成膜工程及び焼結工程)によって得られたセル間接続部材1と空気極31及び燃料極32とを接着層4を介して接合する。詳しくは、上述の接着層4の材料を含有するペーストをセル間接続部材1に塗布して単セル3と接合し、熱処理を施して焼き付けにより接着層4を形成する。熱処理は通常であれば、燃料電池の作動温度〜950℃の低温で行うが、この温度に限定される訳ではない。
〔接着層の焼き付けの温度によるセル間接続部材の電気抵抗・元素分布の変化〕
以上述べたSOFC用セルCの製造方法に沿って実験サンプルを作成し、電気抵抗の経時変化、断面のSEM観察およびEPMA元素分析を行った。
〔実験サンプルの作成〕
〔実験例1(1000℃):比較例〕
Si及びAl及びTiを含むステンレス鋼の板の表面に、Co2MnO4の微粉末を含有するスラリーを用いてアニオン電着塗装法にて塗膜(保護膜材料層)を成膜した(成膜工程)。その板を1000℃の大気雰囲気下にて2時間加熱する焼結工程を行って、Co2MnO4を主材料とする保護膜を形成した。板の両面にLSCF6428を塗布し、乾燥させ、1000℃で2時間焼き付けを行い、接着層4を模擬した層を形成した。以上の様にして、固体酸化物形燃料電池用セルのセル間接続部材1を模した実験例1のサンプルを作成した。
〔実験例2(1050℃):実施例〕
焼結工程の処理温度を1050℃に変更し、その他の条件は実験例1と同様にして、実験例2のサンプルを作成した。
〔実験例3(1075℃):実施例〕
焼結工程の処理温度を1075℃に変更し、その他の条件は実験例1と同様にして、実験例3のサンプルを作成した。
〔電気抵抗の経時変化〕
実験例1〜3のサンプルについて、電気抵抗値の経時変化を測定した。この通電試験結果を図5のグラフに示す。測定は、図4に示す通電試験治具5に各サンプルをセットし、800℃の環境下、定電流状態にて経時的に電気抵抗を測定して行った。通電試験治具5は、一対の金属板51の間にサンプルを挟んで、ネジ52で固定した構造である。接着層4にPtメッシュ53が接した状態とされ、この一対のPtメッシュ53の間の抵抗値を測定することで、サンプルの抵抗値を測定した。
上述した保護膜形成工程の一つである焼結工程での熱処理温度を高くすると、保護膜12の緻密化、酸化被膜13の増大により抵抗値に差が出ることが予想されるが、図5に示した結果では、熱処理温度が1000℃及び1050℃のサンプルは初期抵抗値としてほぼ差がなく、熱処理温度が1075℃のサンプルの初期抵抗値は相対的に高い結果となった。抵抗値の経時変化に着目すると、焼結工程を1000℃で行ったサンプルが経時的な抵抗値の増大を特に示し、1050℃、1075℃のサンプルは初期値と比べた抵抗値の増大がほとんど確認されず、相対的に良い結果であった。この結果は、焼結工程を1000℃で行ったサンプルにおいて、酸化被膜13が形成されたことよる抵抗値への影響が大きかったためだと考えられる。
図6は、上述した通電試験前での固体酸化物形燃料電池用セルの断面のSEM画像およびEPMA元素マッピング図(以下「EPMA図」と記載する)である。図7は、通電試験後での固体酸化物形燃料電池用セルの断面のSEM画像およびEPMA図である。
各図の左端の列がSEM画像、他の6列がEPMA図(Cr,Si,Ti,Al,Mn,Co)を示している。SEM画像及びEPMA図には、画像の上側から順に金属基材11、酸化被膜13、保護膜12および接合層が表れている。EPMA図では、元素の濃度が高い位置が淡色で示されている。なお4種の元素の濃度スケールは異なっており、異なる元素間で同じ濃さの色が表れていても、同じ濃度であることを意味しない。
SEM画像の視野と、EPMA図の視野とは一致している。例えば、図6の1000℃サンプル(実験例1)のCrのEPMA図には、淡色のCr分布領域が図の下方に存在するが、この領域はSEM画像の酸化被膜13の領域と一致している。これは、酸化被膜13の主成分のクロミア(Cr23)に含有されるCrが、EPMA図に表れているからである。
図6の通電試験前でのEPMA図を見ると、焼結工程での熱処理温度を1050℃にすることで、保護膜12の緻密度は明らかに上昇し、ほぼ多孔質な領域は存在していないことが分かる。これに対して、焼結工程の熱処理温度を1075℃まで増加させると、酸化被膜13が厚くなった。金属基材11の内部に形成される酸化被膜13については、1000℃のサンプルでは、絶縁性の高いSi,Ti,Alの酸化物の高濃度領域が面方向で比較的連続した層状に広がって形成され、1050℃及び1075℃のサンプルでは面方向で比較的非連続になり、厚さ方向に延びた状態(即ち、厚さ方向に沿った断面で見ると酸化物の高濃度領域が細い状態で厚さ方向に延びて縞状になった状態)に形成されていることが確認された。つまり、酸化被膜13と呼んでいるが、縞状部分以外は相対的に低抵抗な領域になっていると思われる。
また、図7の通電試験後でのEPMA図を見ると、1000℃のサンプルでは、酸化被膜13を構成する絶縁性酸化物(Si,Ti,Alの酸化物)の高濃度領域の層が厚くなったことが示されている。その結果、酸化被膜13の厚さ方向での抵抗値が増大したため、図5に示したような抵抗値増大に至ったと考えられる。
これに対して、焼結工程での熱処理温度を1050℃以上にした場合、通電試験後でも酸化被膜13を構成する絶縁性酸化物の高濃度領域は離散的に縞状になると共に、低抵抗な領域も離散的に存在している。その結果、酸化被膜13の内部では厚さ方向での抵抗値の増大が抑制されていると考えられる。
以上のように、Si及びAl及びTiを含むステンレス鋼を用いて構成される金属基材11の表面に保護膜12を形成するための成膜工程と焼結工程とを行うとき、大気雰囲気下で行う焼結工程での熱処理温度によって、セル間接続部材1の電気抵抗の大きさが変化する現象を見出した。そして、成膜工程によって保護膜材料層が成膜された金属基材11に対して1000℃よりも高い温度で大気雰囲気下で熱処理を施すことで、金属基材11に絶縁性の高いSi,Ti,Alの酸化物が形成されるとしても、その酸化物が電気抵抗の増大をもたらさない分布形態になっていることを確認した。また、酸化物が電気抵抗の増大をもたらさない分布形態になっている状態は、長期に渡る通電試験を経た後でも保たれていた。このように、金属基材11と保護膜12との界面の抵抗を低減するためには、金属基材11の内部に高抵抗な酸化物を面方向で連続して広がる層状には形成させないこと、及び、保護膜12を緻密にすることが好ましいと考えられる。そして、それを達成できるのが、焼結工程の熱処理を大気雰囲気下で1000℃より高い温度で行うこと、更には1000℃より高く且つ1075℃以下の温度で行うことであった。
図8は、上述した実験例1〜3と同様に、1000℃及び1050℃及び1075℃で焼結工程を行った3種類のサンプルについて、電気抵抗値の経時変化を測定した結果を示すグラフである。具体的には、図8に示すグラフは、図4に示す通電試験治具5に各サンプルをセットし、900℃の環境下、定電流状態にて経時的に電気抵抗を測定して行った結果を示す。つまり、電気抵抗値の測定中の温度以外の条件は図5と同じであり、電気抵抗値の測定中の温度のみが図5(800℃)と図8(900℃)とで異なる。尚、図8のグラフ中の7300時間付近及び9200時間付近では、一時的にサンプルを900℃以外の温度にして別の試験を行ったためデータが欠損しており、データが不連続になっている。また、1050℃及び1075℃で焼結工程を行ったサンプルに現れている3900時間付近での抵抗値のハンチングは試験装置による影響であり、サンプルの抵抗変化が起こったわけでない。
図8に示すように、初期抵抗は1050℃で焼結工程を行ったサンプルが最も低く、1075℃のサンプル、1000℃のサンプルの順に高くなる。よって、初期抵抗値に着目すると、1050℃のサンプルが最も良好である。また、抵抗値の経時変化に着目すると、経過時間が2000時間以降になると、どのサンプルも抵抗値が増大していく挙動が確認される。時間経過に伴う抵抗値の増加量、即ち、劣化速度は、1000℃で焼結工程を行ったサンプルが最も大きく、1050℃で焼結工程を行ったサンプル、1075℃で焼結工程を行ったサンプルの順に小さくなる。よって、劣化速度に着目すると、1050℃及び1075℃で焼結工程を行ったサンプルが最も良好である。加えて、1050℃及び1075℃で焼結工程を行ったサンプルは、経過時間が9000時間を超えても、良好な抵抗値を示している。1000℃で焼結工程を行ったサンプルは傾き(劣化速度)が大きくなる変曲点を約4000時間の付近に持つが、これは金属基材11としてのステンレス鋼材の異常酸化が進行することで、抵抗増加速度が大きくなったためだと考えられる。
以下の表1には、図8のグラフから読み取ることができる各サンプルの劣化速度(抵抗値の増加量)について、経過時間が2000時間〜4000時間の間での劣化速度、経過時間が5000時間〜7000時間の間での劣化速度を示す。1000℃で焼結工程を行ったサンプルでは、経過時間が2000〜4000時間の間の抵抗値増加量(1000時間当たり)は5mΩcmであるが、その後の経過時間が5000〜7000時間の間での抵抗値増加量は8.5mΩcmへと増大し、上述した変曲点を境にして劣化速度が急に大きくなっていることが分かる。これに対して、1050℃及び1075℃で焼結工程を行ったサンプルでは、一貫して劣化速度は小さいままであり、劣化速度が急に大きくなるようなこともない。
Figure 2018010871
以上のように、900℃の環境下で電気抵抗値の経時変化を測定した場合も、初期性能、耐久性の観点から、1000℃よりも高い温度で焼結工程を行うことが望ましいことが分かった。
補足すると、高温で保護膜12の焼結工程を行った場合、保護膜12の焼結が進行し、緻密な保護膜12を得られることから、金属基材11に対する保護膜12の密着性が高まり、保護膜12による金属基材11からのCr飛散の抑制性能が高まり、保護膜12自体の電子伝導性が向上する(緻密化による電子伝導性の向上する)という効果を期待できる。但し、高温で保護膜12の焼結工程を行った場合、金属基材11の内部に形成される酸化被膜13に関して、Cr酸化被膜の厚みの増大や異常酸化(Feの酸化)、絶縁性酸化物(Si,Ti,Alの酸化物)の異常成長等が生じ、電子伝導性が低下することが懸念される。
一方で、低温で保護膜12の焼結工程を行った場合、高抵抗である酸化被膜13(Crや絶縁性酸化物(Si,Ti,Alの酸化物)を含む)の成長が限定的となり、高抵抗な層の厚みが薄くなることで、発電性能の低下が小さくなるという効果を期待できる。但し、低温で保護膜12の焼結工程を行った場合、金属基材11に対する保護膜12の密着性が十分に担保できず、保護膜12と金属基材11との間の接触抵抗の増大、保護膜12による金属基材11からのCr飛散の抑制性能の低下、金属基材11からの保護膜12の膜剥がれによる急速な抵抗上昇等が起こり得る。
このように、保護膜12の焼結工程の温度条件は非常に重要なファクターであり、性能と耐久性のトレードオフな関係がある中、本発明では、Si及びAl及びTiを含むステンレス鋼を用いて構成される金属基材11の表面に湿式成膜したMnとCoとを含有するスピネル型金属酸化物を主材料とする保護膜材料層の焼結工程の温度条件を1000℃より高い温度にすることで、上述のトレードオフを解決し、発電性能の高い固体酸化物形燃料電池用セルのセル間接続部材を提供できることを明らかにした。特に、金属基材11に絶縁性の高いSi,Ti,Alの酸化物が形成されるとしても、その酸化物が電気抵抗の増大をもたらさない分布形態になっていることを確認して、本発明の完成に至った。
上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用でき、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変できる。
本発明は、発電性能の高い固体酸化物形燃料電池用セルのセル間接続部材の製造方法を提供するために利用できる。
1 セル間接続部材
3 単セル
11 金属基材
12 保護膜
C 固体酸化物形燃料電池用セル(SOFC用セル)

Claims (4)

  1. 固体酸化物形燃料電池用セルに用いられるセル間接続部材の製造方法であって、
    Si及びAl及びTiを含むステンレス鋼を用いて構成される金属基材の表面に、MnとCoとを含有するスピネル型金属酸化物を主材料とする保護膜材料層を湿式成膜する成膜工程と、
    前記成膜工程によって前記保護膜材料層が成膜された前記金属基材に対して1000℃よりも高い温度で大気雰囲気下で熱処理を施すことで、前記保護膜材料層を焼結させて前記金属基材に保護膜を形成する焼結工程とを有するセル間接続部材の製造方法。
  2. 前記保護膜の主材料が、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)、又は、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)である請求項1に記載のセル間接続部材の製造方法。
  3. 前記保護膜の主材料が、Co1.5Mn1.54又はCo2MnO4である請求項2に記載のセル間接続部材の製造方法。
  4. 前記成膜工程において、前記保護膜材料層が電着塗装により形成される請求項1〜3の何れか一項に記載のセル間接続部材の製造方法。
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