JP2018009324A - 壁パネル - Google Patents

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【課題】隣接する壁パネル同士を、シーリングを介さずに接して設置した場合でも、壁パネル同士の境目の縦線が目立たない壁パネルを提供すること。【解決手段】建物の壁面101に設けられ、隣接する壁パネル1同士がシーリングを介さずに接して設置される壁パネル1であって、101壁面の左右方向に延びるとともに、上下方向に並ぶように配置された細長い複数の隆起部10と、10隆起部の周囲に配置される目地部14と、を備え、隆起部10のそれぞれは、壁面101側に位置する壁パネル1の底面側から表面まで所定の高さを有する高段部11と、高段部11よりも高さが低い低段部12と、を有し、隆起部10と目地部14との間又は高段部11及び低段部12の間に、壁面101の上下方向に延びるように段差部13が形成され、段差部13は、上下方向に任意の間隔を空けて並ぶように配置される、壁パネル1である。【選択図】図3

Description

本発明は、壁パネルに関する。詳細には、隣接する壁パネル同士がシーリングを介さずに接して設置される壁パネルに関する。
従来、建物の壁等の外表面には、意匠的な模様を施した壁パネルが設けられている。壁パネルには、例えば長方形等の所定の形状に隆起した複数の隆起部が表面側に形成され、隆起部により壁面の意匠が形成される。複数の壁パネルを壁面に張設する場合には、隣接する壁パネルと壁パネルとの間で上下方向に延びる縦目地に、シーリング剤が充填されることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、複数の隆起部を設けた壁パネルを複数張設すると、上下に隣接する隆起部と隆起部との間で左右方向に延びる横目地が、壁パネル間でずれることがある。しかし、壁パネルと壁パネルとの間にシーリング剤を充填する場合には、壁パネル同士がシーリング剤によって所定幅離間するので、壁パネル同士の境目が大きく目立つものではなかった。
特開2004−107874号公報
一方、壁面の意匠性をさらに高めるため、シーリング剤を縦目地に充填せず、隣接する壁パネルと壁パネルとを突き合わせ、壁パネルの裏面側で接続することがある。この場合、突き合わせた壁パネル間に隙間ができるために縦の線が形成され、壁パネル同士の境目が目立ってしまうという問題があった。
本発明は、隣接する壁パネル同士を、シーリングを介さずに接して設置した場合でも、壁パネル同士の境目の縦線が目立たない壁パネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、建物の壁面(例えば、後述の壁面101)に設けられ、隣接する壁パネル(例えば、後述の壁パネル1)同士がシーリングを介さずに接して設置される壁パネルであって、前記壁面の左右方向に延びるとともに、上下方向に並ぶように配置された細長い複数の隆起部(例えば、後述のブリック部10)と、前記隆起部の周囲に配置される目地部(例えば、後述の目地部14)と、を備え、該隆起部のそれぞれは、前記壁面側に位置する前記壁パネルの底面側から表面まで所定の高さを有する高段部(例えば、後述の高段部11)と、該高段部よりも高さが低い低段部(例えば、後述の低段部12)と、を有し、前記隆起部と前記目地部との間又は前記高段部及び前記低段部の間に、前記壁面の上下方向に延びるように段差部(例えば、後述の段差部13)が形成され、該段差部は、上下方向に任意の間隔を空けて並ぶように配置される、壁パネルを提供する。
また、前記複数の隆起部における上下方向又は左右方向に隣接する隆起部のそれぞれの上下方向の幅は、異なっていることが好ましい。
また、前記高段部は、彩度及び明度の両方又はいずれか一方が、前記低段部における彩度及び明度の両方又はいずれか一方よりも高く、前記低段部は、彩度及び明度の両方又はいずれか一方が、前記高段部における彩度及び明度の両方又はいずれか一方よりも低く形成される、ことが好ましい。
本発明によれば、隣接する壁パネル同士を、シーリングを介さずに接して設置した場合でも、壁パネル同士の境目の縦線が目立たない壁パネルを提供することができる。
第1実施形態における壁パネルが壁面に複数張設された状態を示す正面図である。 図1のA−A断面図である。 第1実施形態における壁パネルを示し、(a)図は、正面図であり、(b)図は、(a)図のB−B線横断面図であり、(c)図は、側面図である。 第1実施形態における壁パネルの表面の部分拡大図を、模式的に表した図である。 第2実施形態における壁パネルの正面図である。 (a)図は、図5における壁パネル同士を隣接させて施工した場合、(b)図は壁パネル同士を隣接させて施工した際にずれが生じた場合、(c)図は、図5における切断端部B及びCで切断した壁パネルを隣接させて施工した場合の図である。
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。図1は、壁パネル1が家屋の壁面101に複数張設された状態を示す図である。
図1に示すように、壁パネル1は、長方形の外壁用板材であり、長手方向が壁面101の左右方向に沿うように複数配置されている。壁パネル1は、表面1a及び底面1bを有し、底面1b側が壁面101に対向し、表面1aが外側に面している。左右に隣接する壁パネル1の間には、シーリング剤を充填せずに、シーリングを介さないで互いに突き合わせて接続されている。また、上下に隣接する壁パネル1は、隣接する互いの端縁が嵌合するようにして接続される。
なお、壁面101の左側の出隅には出隅部材103が配置され、右側の出隅では互いに交差する方向に延びる壁パネル1同士が突き合わせて張設される。出隅の施工構造としては、壁面101の両端部に出隅部材103が設けられてもよいし、壁パネル1同士を突合せてもよい。また、図1に示すように、左右でそれらを組み合わせてもよい。
図2は、左右の壁パネル1同士の接合部の断面図を示す。
図2に示すように、壁パネル1には、上下方向に延びる端縁近傍の底面1b側に、いわゆる合じゃくりと呼ばれる断面視L字状の切り欠き1cが形成されている。壁パネル1は、左右に隣接する壁パネル1同士を突き合わせることで、断面視L字状の切り欠き1cが連続して断面視コ字状の凹部が生じ、この凹部に専用の接続部品102を取り付けることで、左右の壁パネル1が接続される。壁パネル1を表面1a側から見た場合、左右の壁パネル1の接続部品102は見えないが、境目の縦線3は視認される。
図3は、壁パネル1を示し、図3(a)は、正面図であり、図3(b)は、(a)図のB−B線横断面図であり、図3(c)は、側面図である。図3(a)に示すように、壁パネル1は、その表面1a側に複数の隆起部としてのブリック部10と、目地部14と、段差部13と、を有する。
図3(b)、(c)に示すように、ブリック部10は、壁パネル1の底面1b側から表面1a側に隆起し、壁パネル1の左右方向に沿って配置される複数の細長い略長方形の凸部である。ブリック部10は、一続きに盛り上がった部分が、断続的に壁パネル1の左右方向に沿って連続的に配置されたものである。また、ブリック部10は、その短手方向が壁パネル1の上下方向に連続的に並んで配置されている。ブリック部10は、ざらざらとした石造りのような凸凹した表面を有して形成される。図3(b)に示すように、ブリック部10は、互いに高さの異なる高段部11及び低段部12を有する。
図4は、壁パネル1の部分拡大図を、模式的に表した図である。
高段部11は、図4に示すように、壁パネル1の底面側から表面側へ所定の高さを有して盛り上がった部分である。高段部11は、表面が明るく、はっきりとした色味を有し、以下に説明する低段部12と比べて高い明度及び彩度を有するように塗装される。
低段部12は、高段部11よりも低い高さに形成され、壁パネル1の底面近くに形成される。低段部12の表面は、高段部11と比べて暗く、くすんだ色味で、高段部11と比べて低い明度及び彩度を有するように塗装される。
目地部14は、ブリック部10の周囲に配置され、ブリック部10同士の間の地の部分である。目地部14は、高段部11及び低段部12よりも低く形成され、彩度が最も低い部分である。目地部14は、上下方向に隣接するブリック部10同士の間では横目地を形成し、左右方向に隣接するブリック部10同士の間では縦目地を形成する。目地部14は、高段部11同士、低段部12同士の間にも配置される。
段差部13は、高段部11及び低段部12が左右方向に並んで配置されている場合に、互いに隣接する高段部11及び低段部12の間で、壁パネル1の高さ(厚さ)方向に延びる面に形成される。また、図4に示すように、段差部13は、壁パネル1の上下方向に延び、壁パネル1における上下方向に任意の間隔を空けて並ぶように配置される。
段差部13は、複数のブリック部10のうち、左右方向の同じ位置に所定の割合で形成される。すなわち、高段部11と低段部12との切り替わりは、壁パネル1の意匠的効果を奏するよう不規則になされているが、その中で、ブリック部10の段数に対して、例えば20〜25%以上、好ましくは30%程度の割合で、段差部13が左右方向の同じ位置に上下方向に連続性をもって配置されている。段差部13は、壁パネル1の上下方向において、まばらに、上部、中部、下部にバランスよく配置されることが好ましい。
図1に戻って、第1実施形態における壁パネル1の使用方法について説明する。
複数の壁パネル1は、家屋等の壁面101を覆うように複数が隣接して張設される。壁パネル1は、上下方向に隣接する長辺においては、上側の壁パネル1と下側の壁パネル1とを互いに嵌合させて接続する。
壁パネル1は、左右方向に隣接する短辺においては、壁パネル1の底面1b側で合じゃくりと呼ばれる方法で接合される。すなわち、壁パネル1は、表面1aにシーリング剤を設けずに接合される。このため、壁パネル1には、表面a側から見たときに、シーリング剤のように、設けられていることがはっきりとわかる意図的な幅を有した接合部は配置されていない。しかし、左右に隣接する壁パネル1同士の境目の縦線3は、図1及び図3(a)に示されるように、視認されうるものとなっている。
壁パネル1には、左右方向に延びるブリック部10が形成されており、このブリック部10には高さの異なる高段部11と低段部12とが形成されている。高段部11は、低段部12に比べて明度及び彩度が高く、低段部12は、高段部11に比べて明度及び彩度が低く塗装されているので、高段部11と低段部12との高低差がよりくっきりと視認される。特に、低段部12がより暗く見えることで、段差部13が強調される。また、光の当たり具合によって、高段部11の影が低段部12にできるため、段差部13が縦の線のように見える。
段差部13は、上述の通り、上下に連続するように、ブリック部10における左右方向の同じ位置に配置されている。仮に、ブリック部10の段数に対して100%形成された場合、段差部13が全てのブリック部10に形成される。すると、段差部13は、壁パネル1内の意匠としての上下に延びる縦目地となって表れる。段差部13が上下に連続することで縦目地が表れると、実際の左右方向に隣接する壁パネル1同士が嵌合される嵌合部の縦線3や、壁パネル1と壁面101の左側にある出隅部材103の間の縦線3がカムフラージュされ、実際に形成されている縦線3が、壁パネル1内の意匠の一部のように見える。
仮に、段差部13がブリック部10の段数に対して50%形成された場合、壁パネル1の上下方向の半分に段差部13による縦目地が表れる。
仮に、段差部13がブリック部10の段数に対して40%形成された場合、例えば、5段のうちの2段、10段のうちの4段に段差部13による縦目地が表れる。
このように検討していくと、段差部13がブリック部の段数に対して30%形成された場合、例えば、10段のうちの3段、20段のうちの6段、30段のうちの9段に段差部13による縦目地が表れる。図3(a)に示すように、ブリック部10に対して段差部13が30%前後であれば、壁パネル1の意匠的なブリック部10の凹凸と、段差部13が上下に連続することで表れる縦目地のバランスが良くなる。第1実施形態では、上下に連続する4ブリック部10に1か所程度の割合で段差部13を設けると、段差部13が壁パネル1の縦目地の意匠のように見えて、効果的である。
さらに段差部13の数を減らし、仮に、段差部13がブリック部10の段数に対して20%形成された場合、例えば、5段のうちの1段、10段の内の2段、30段のうちの6段に段差部13による縦目地が表れる。段差部13がブリック部10の段数に対して20%以上形成されれば、縦目地が形成されたように認められる。
なお、段差部13は、上下方向に任意の間隔を空けて、まばらに形成されていることが好ましい。20%以上形成されていても、一方に偏って連続して形成されていると、形成されていない部分が大きく空いてしまい、縦目地が視認できなくなるためである。
また、遠目からの壁パネル1の外観を考慮すると、高段部11及び低段部12の色味は、白黒のモノトーンよりも、塗装の加飾があった方が、左右に隣接する壁パネル1同士の境目により形成される縦線3に視線が集中しにくい。
第1実施形態によれば、以下の効果が奏される。
第1実施形態では、建物の壁面101に設けられ、隣接する壁パネル1同士がシーリングを介さずに接して設置される壁パネル1において、壁面101の左右方向に延びるとともに、上下方向に並ぶように配置された細長い複数のブリック部10と、ブリック部10の周囲に配置される目地部14と、を含んで構成した。また、ブリック部10のそれぞれは、壁面101側に位置する壁パネル1の底面1b側から表面1aまで所定の高さを有する高段部11と、高段部11よりも高さが低い低段部12と、を有し、高段部11及び低段部12の間に、壁面101の上下方向に延びるように段差部13を形成し、段差部13を、上下方向に任意の間隔を空けて並ぶように配置した。具体的には、段差部13を壁パネルの左右方向のほぼ同じ位置に壁面101の上下方向に任意の間隔を空けて並ぶように配置した。
段差部13を上下方向に任意の間隔で並列させることで、ブリック部10同士の突き合わせ部分で生じる縦線3に似た外観を一枚の壁パネル1の中に発現させることができる。これにより、ブリック部10で壁パネル1の意匠を表しつつ、実際の壁パネル1同士の接合部に表れる縦線3に対する視線の集中を緩和する縦の模様が形成される。したがって、隣接する壁パネル1同士を、シーリングを介さずに接して設置した場合でも、壁パネル同士の境目の縦線3が目立たない。
また、高段部11における、彩度及び明度の両方又はいずれか一方を、低段部12における彩度及び明度の両方又はいずれか一方よりも高く形成し、低段部12における、彩度及び明度の両方又はいずれか一方を、高段部11における彩度及び明度の両方又はいずれか一方よりも低く形成した。高段部11の方が明るく、はっきりとした色味を有し、低段部12の方が暗く、くすんだ色味を有する。このため、高段部11と低段部12とのコントラストが際立ち、高段部11と低段部12との間の縦目地が強調される。よって、上記と同様の効果を奏する。
次に、図4及び5を参照して、第2実施形態に係る壁パネル1Aについて説明する。第2実施形態の説明において、第1実施形態と同じ点については説明を省略し、共通する構成に関しては第1実施形態と同じ符号を用いる。第2実施形態では、ブリック部10Aの上下方向の幅が異なる点で第1実施形態と異なる。
図5は、第2実施形態に係る一枚の壁パネル1Aの正面図を示す。図4に示すように、ブリック部10Aは、第1実施形態と同様に、高さの異なる高段部11及び低段部12、高段部11同士、低段部12同士が隣接して配置されているが、各ブリック部10Aの上下方向の幅が、異なっている。図5に示すように、互いに隣接するブリック部10Aにおいて、高段部11の幅W1の方が高段部11の幅W2よりも狭く、高段部11の幅W3の方が低段部12の幅W4よりも狭く形成されている。幅の違いは、0.1mm〜50mmの範囲である。第2実施形態では、各ブリック部10Aは、特に長方形等の四角形であることが好ましい。
第2実施形態では、段差部13は、高段部11と低段部12との間のみならず、高段部11又は低段部12と目地部14との間にも形成される。図5に示されるように、ブリック部10Aの上下方向の幅が異なっている場合、段差部13は、幅の狭いブリック部10Aと、目地部14との間に、壁パネル1の上下方向に延びるように形成される。
ブリック部10Aは、上下方向に幅が異なっていても、左右方向に延びる横目地は直線状に延びる。
目地部14は、幅の細いブリック部10Aの周囲に、第1実施形態と比べて広い面積を有して形成される。幅の細いブリック部10Aの周囲に位置する目地部14には、ブリック部10Aとの境目に、ブリック部10Aの影が映る。これにより、目地部14とブリック部10Aとの間の段差部13は、余計に暗くなり、縦目地の印象が強調される。
次に、第2実施形態に係る壁パネル1Aの使用方法について説明する。
図6(a)に示すように、壁パネル1Aを切断せずに、定尺のまま張設した場合、壁パネル1Aの左側端部Aと、右側端部Eとが接する境目では、ブリック部10Aが途切れて、幅の異なるブリック部10A同士が隣接する。しかし、第2実施形態では、もともとブリック部10Aの幅が異なるように形成されており、図中一点鎖線の円で囲んだ部分に表されるように、壁パネル1Aの左側端部Aと右側端部Eの接合部以外でも、隣接するブリック部10Aの幅は異なっている。さらに、第1実施形態と同様、ブリック部10Aの間の段差部13は、任意の間隔を空けて上下方向に並んでいる。このため、壁パネル1A同士の境目は、壁パネル1Aの意匠の一部のように見え、目立たない。
また、ブリック部10Aの影が、幅の細いブリック部10Aの周囲の目地部14にも映る。このため、図6(a)の一点鎖線の円内に示すように、ブリック部10Aとブリック部10Aとの間の縦目地の縦方向の面積が増える。よって、縦目地が強調される。
図6(b)に示すように、施工時には、基材公差や施工誤差により、隣接する左右の壁パネル1Aの端部がずれる場合がある。しかし、図中一点鎖線の円で囲んだ部分に表されるように、壁パネル1A自体がずれていても、上記同様、壁パネル1Aの左側端部Aと右側端部Eの接合部以外でも隣接するブリック部10Aの幅が異なっているので、壁パネル1A同士の境目が目立たない。
図6(c)に示すように、建物の形状や、壁パネル1Aを設置する面の寸法により、壁パネル1Aを、図5に示す切断端部B及びCのような、壁パネル1Aの中間部で切断して、切断した壁パネル1A同士を接合し、張設する場合がある。このような場合、切断端部B及びCの接合部では、ブリック部10Aが途中で途切れているため、幅の異なるブリック部10A同士が隣接する。しかし、上記同様、壁パネル1Aの切断端部B及びCの接合部以外でも隣接するブリック部10Aの幅が異なっているので、壁パネル1A同士の境目が目立たない。
第2実施形態によれば、以下の効果が奏される。
第2実施形態では、複数のブリック部10Aにおける上下方向又は左右方向に隣接するブリック部10Aのそれぞれの上下方向の幅を、異なるものとした。また、高段部11及び低段部12の間のみならず、ブリック部10Aと目地部14との間にも、壁面101の上下方向に延びるように段差部13を形成した。
隣接するブリック部10Aの幅をずらすことにより、左右に隣接する壁パネル1Aの突き合わせにより形成される縦の線や、基材公差や施工誤差で生じる目地部のずれを目立ちづらくすることができる。
また、壁パネル1Aをどの位置で切断したとしても、左右に隣接する壁パネル1Aの突き合わせにより形成される縦の線と、壁パネル1Aの意匠とが似たものとなるため、壁パネル1Aの施工が容易になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、高段部11と低段部12は、明度と彩度の両方において高段部11が高く、低段部12が低いものとして説明しているがこれに限られない。明度又は彩度のいずれか一方が異なるものであってもよい。
また、上記実施形態では、細長い長方形のブリック部を例として説明しているが、これに限られない。段差部13を上下方向に間隔を空けて並ぶように配置するものであれば、ブリック部の形状は限定されるものではない。
1 壁パネル
10 ブリック部(隆起部)
11 高段部
12 低段部
13 段差部
14 目地部
101 壁面

Claims (3)

  1. 建物の壁面に設けられ、隣接する壁パネル同士がシーリングを介さずに接して設置される壁パネルであって、
    前記壁面の左右方向に延びるとともに、上下方向に並ぶように配置された細長い複数の隆起部と、
    前記隆起部の周囲に配置される目地部と、を備え、
    該隆起部のそれぞれは、前記壁面側に位置する前記壁パネルの底面側から表面まで所定の高さを有する高段部と、該高段部よりも高さが低い低段部と、を有し、
    前記隆起部と前記目地部との間又は前記高段部及び前記低段部の間に、前記壁面の上下方向に延びるように段差部が形成され、該段差部は、上下方向に任意の間隔を空けて並ぶように配置される、壁パネル。
  2. 前記複数の隆起部における上下方向又は左右方向に隣接する隆起部のそれぞれの上下方向の幅は、異なっている請求項1に記載の壁パネル。
  3. 前記高段部は、彩度及び明度の両方又はいずれか一方が、前記低段部における彩度及び明度の両方又はいずれか一方よりも高く、
    前記低段部は、彩度及び明度の両方又はいずれか一方が、前記高段部における彩度及び明度の両方又はいずれか一方よりも低く形成される、請求項1又は2に記載の壁パネル。

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