JP7072363B2 - 建築板 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 ニチハ株式会社が平成29年5月2日に配布した商品「モエンサイディング-M14 ルシェルド」のチラシ ニチハ株式会社が平成29年5月末日に配布した商品「モエンサイディングW14 ルシェルド」のチラシ
本発明は建築板に関する。
従来より、窯業系サイディングボード、金属系サイディングボード、ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)ボード等が建築物の外壁や内壁を構成する建築板として用いられている。この建築板は、通常、長方形の板である。複数の建築板が貼り合わされて建築物の外壁や内壁が構成される。この建築板の表面には、意匠性を高める目的で様々な凹凸形状が設けられることが多い。例えば、特許文献1には、表面に縦目地と横目地とで区画される複数の凸部を有す建築板が開示されている。この建築板は、長い縦目地が目立たず、優れた意匠性を発揮する。
また、建築物の外壁や内壁を構成する際、隅部には、出隅と呼ばれる断面L字形状の部材を貼ることが行われ得る。出隅は、壁面の外観を統一させるため、特許文献2に記載されるように、建築板を切断した後、切断した建築板を断面L字形状となるように接合して出隅用パネルを製造することが多い。この場合、施工する建物の横寸法により、必要な出隅用パネルの横幅の寸法は異なるため、建築板は、物件により様々な寸法の横幅で切断されることが行われている。
特開2000-328754号公報 特開2000-234431号公報
しかし、縦目地及び横目地によって区画されている従来の建築板を縦方向で切断すると、切断位置によっては凸部の横幅が極端に狭くなる部位が生じ得る。横幅が極端に狭い凸部は目立ちやすく、接合領域の意匠性が損なわれてしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、建築板を切断して製造した出隅用パネルの接合領域で優れた意匠性を発揮可能な建築板を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様の建築板は、複数の凸部と、第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向で隣接する前記凸部間に位置して前記凸部を区画する複数の第1目地と、前記第2方向に延び、前記第1方向で隣接する前記凸部間に位置して前記凸部を区画する複数の第2目地と、前記第1方向に延び、各前記凸部を複数のブロックに区画する複数の溝とを備え、
各前記第2目地は、前記建築板の一端から他端まで連続し、
各前記溝は、表面からの深さが前記第1目地の深さよりも浅く、前記第2方向における幅が前記第1目地の前記第2方向における幅よりも狭く、
前記第2方向で隣接する前記ブロック同士は異なる表面模様を有し、
各前記第1目地が前記第1方向に形成する延長線上には、少なくとも三つの前記凸部を跨がなければ、他の前記第1目地が存在しないことを特徴とする。
第1の態様の建築板では、各凸部が第1方向に延びる第1目地と、第2方向に延びる第2目地とによって区画されているばかりでなく、第1方向に延びる溝とブロックの表面形状とによって複数のブロックに区画されている。すなわち、第1目地と、第2目地と、溝と、ブロックの表面形状とにより、小さいブロックが多数配置された意匠が表現されている。
第2方向に並んだ各ブロックは、第1目地又は溝によって第2方向で区画されている。溝は、表面からの深さが第1目地の深さよりも浅く、第2方向における幅が第1目地の第2方向における幅よりも狭いので、第1目地と第2目地に比べて目立ちにくい。建築板を第1方向に切断した際に、溝に第2方向で隣接するブロックが切断され、第2方向の幅が極端に狭いブロックが形成されたとしても、溝は第1目地や第2目地に比べて目立ちにくいので、第2方向の幅が極端に狭いブロックが溝を介して第2方向で隣接するブロックと繋がっているようにも見え、第2方向の幅が極端に狭いブロックは目立ちにくく、意匠性を損ないにくい。
また、第1目地が第1方向に形成する延長線上には、少なくとも三つの凸部を跨がなければ、他の第1目地が存在しないので、建築板を第1方向に切断する場合、第2方向の幅が極端に狭いブロックが第1方向に連続して形成され難く、目立ちにくいので、意匠性を損なわない。
さらに、第1の態様の建築板では、各溝は、表面からの深さが第1目地の深さよりも浅く、第2方向における幅が第1目地の幅よりも狭い。このため、第1目地及び第2目地における陰影が溝の陰影よりも強くなっている。そして、第2方向で隣接するブロック同士は異なる表面模様を有し、各第1目地が第1方向に形成する延長線上には、少なくとも三つの凸部を跨がなければ、他の第1目地が存在しない。このため、建築板全体、また複数の建築板が接合された接合領域全体を見たとき、ブロックの輪郭に強弱ができ、優れた意匠性を発揮する。
したがって、第1の態様の建築板は、接合領域で優れた意匠性を発揮することができる。このため、この建築板によって出隅用パネルを製造したとしても、建物が優れた意匠性を発揮することができる。
本発明の第2の態様として、各第1目地が第1方向に形成する延長線上には他の第1目地が存在しない。第2の態様の建築板を第1方向に切断する場合、第2方向の幅が極端に狭いブロックが第1方向に2つ以上形成されず、目立ちにくいので、意匠性を損なわない。
本発明の第3の態様として、各ブロックは、表面模様としてブロック内を区画する稜線が形成された稜線ブロックを有する。そして、各凸部が稜線ブロックを第1目地に隣接させずに有している。この場合、稜線ブロックは、稜線を境として陰影が異なるので、稜線を有しないブロックよりも目立つ。各凸部が稜線ブロックを第1目地に隣接させずに有しておれば、建築板全体、また接合領域全体を見たとき、第1目地に隣接し、稜線を有しないブロックが目立ち難い。このため、切断によって、第1目地に第2方向で隣接するブロックの第2方向における幅が極端に狭くなっても目立ち難い。また、建築板の意匠に抑揚ができる。
本発明の第4の態様として、各凸部は、少なくとも1つの稜線ブロックを有する。この場合、目立つ稜線ブロックを建築板の全体に配置できるので、第3の態様の建築板の効果がより顕著となる。
本発明の第5の態様として、複数の稜線ブロックが第1方向と第2方向とに交差する方向に離間して設けられている。この場合、目立つ稜線ブロックを建築板の全体に偏りなく配置できるので、第3、4の態様の建築板の効果が顕著となる。
本発明の第6の態様として、溝は、断面視でV形状であるV溝又は断面視で台形状である台形溝である。そして、第1目地を第2方向に挟んで対向するブロックの内、少なくとも一方のブロックを区画する溝がV溝である。この場合、V溝が台形溝よりも目立ち難いので、建築板の切断により、第1目地に第2方向で隣接するブロックの第2方向の幅が狭くなっても、切断されたブロックがV溝を介して第2方向で隣接するブロックと繋がっているようにも見え、切断されたブロックは目立ちにくく、意匠性を損ない難い。
本発明の第7の態様として、第2目地は、第1方向における幅が一定ではない。この場合、第2目地が強調され、第1目地及び溝が目立ち難くなるので、建築板の切断により、第1目地に第2方向で隣接するブロックの第2方向における幅が狭くなっても、目立ち難い。また、出隅パネルを製造し、建築板と隣接させた際に、第2目地のズレが生じても違和感が緩和される。
本発明の建築板は、接合領域で優れた意匠性を発揮することができる。
図1は、実施の形態1の外壁材の平面図である。 図2は、実施の形態1の外壁材の一部の拡大平面図である。 図3は、実施の形態1の外壁材の一部の平面を示す写真である。 図4は、実施の形態1の外壁材の一凸部の平面を示す写真である。 図5は、実施の形態1の外壁材に係り、V溝を含む位置における横方向の断面図である。 図6は、実施の形態1の外壁材に係り、台形溝を含む位置における横方向の断面図である。 図7は、実施の形態1の外壁材に係り、縦方向の断面図である。 図8は、実施の形態1の外壁材の一凸部の拡大平面図である。 図9は、実施の形態1の外壁材の他の凸部の拡大平面図である。 図10は、実施の形態1の外壁材のさらに他の凸部の拡大平面図である。 図11は、実施の形態1の外壁材の第1接合領域を示す展開図である。 図12は、実施の形態1の外壁材の第2接合領域を示す展開図である。 図13は、実施の形態1の外壁材の第3接合領域を示す展開図である。 図14は、実施の形態2の外壁材の平面図である。 図15は、実施の形態2の外壁材の一部の拡大平面図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態1、2を図面を参照しつつ説明する。なお、図1において、垂直上方向を上と表示し、横右方向を右と表示し、垂直下方向を下と表示し、横左方向を左と表示する。また、図1において、紙面手前を表とし、紙面奥を裏とする。そして、図2以降の各図に示す各方向は、図1に対応させて表示する。
(実施の形態1)
実施の形態1の建築板は、セメントを含む窯業系材料からなる外壁材1である。この外壁材1は、図1に示すように、左右方向に長い略矩形状をなし、例えば、縦寸法が455mm、横寸法が3030mmである。実施の形態1では、外壁材1は、上下合決り構造のものであり、上端縁及び下端縁に隣接する外壁材1と重ね合わされる接合部としての所謂実部(図示せず)を有している。
この外壁材1は、図1~図3に示すように、複数の凸部3と、縦方向に延びる複数の縦目地5と、横方向に延びる6本の横目地7と、縦方向に延び、各凸部3を7個のブロック3a~3gに区画する6本の溝9a~9fとを備える。
実施の形態1においては、縦方向、換言すれば上下方向が第1方向に相当し、横方向、換言すれば左右方向が第2方向に相当する。
各凸部3は、左右方向に長い略矩形状をなし、例えば、縦寸法が65mm、横寸法が303mmである。各ブロック3a~3gは、縦方向が横方向よりやや長い長方形状をなし、例えば、縦寸法が65mm、横寸法が42.8mm又は44.5mmである。
各縦目地5は、横方向で隣接する凸部3間に位置して凸部3を区画している。各縦目地5は、図5及び図6に示すように、目地底に対して傾斜しており、傾斜角度が例えば45°、横方向の幅W1が例えば3mm、表面からの深さD1が例えば3.5mmとされている。図1及び図2に示すように、各縦目地5が縦方向に形成する延長線上には他の縦目地5が存在しない。
各横目地7は、縦方向で隣接する凸部3間に位置して凸部3を区画している。各横目地7は、図7に示すように、目地底に対して傾斜しており、傾斜角度が例えば45°、縦方向の幅W2が例えば3~5mm、表面からの深さD2が例えば3.5mmとされている。各横目地7は、外壁材1の右端から左端まで連続している。各横目地7は、図2に示すように、縦方向における幅W2が一定ではない。
溝9a~9fは、横方向で隣接するブロック3a~3g間に位置してブロック3a~3gを区画している。各溝9a~9fは、図5に示すように、断面視でV形状であるV溝91であるか、図6に示すように、断面視で台形状である台形溝92である。V溝91も台形溝92も、表面からの深さDが縦目地5の深さD1よりも浅い。また、V溝91も台形溝92も、横方向における幅W3が縦目地5の横方向における幅W1よりも狭い。また、図2に示すように、ブロック3aとブロック3gとは縦目地5を横方向に挟んで対向している。これらブロック3a、3gの内、少なくとも一方を区画する溝9a、9fはV溝91である。
図3及び図4に示すように、各溝9a~9fによって横方向で隣接するブロック3a~3g同士は異なる表面模様を有している。図4に示すように、各ブロック3a~3gの少なくとも一つは、表面模様としてブロックを横切る稜線R(図8~10参照)が形成された稜線ブロック30である。
稜線ブロック30は、図8に示すように、1本の稜線Rが縦方向に直線状に横切っていたり、図9に示すように、1本の稜線Rが縦方向に対して傾斜しつつ直線状に横切っていたり、図10に示すように、1本の稜線Rが縦方向に対して屈曲しつつ横切っていたりしている。図示はしないが、1本の稜線Rが縦方向に対して湾曲しつつ横切ってしる稜線ブロック30も存在する。
図1及び図2では、稜線ブロック30をハッチングして示す。図1及び図2に示すように、各凸部3は稜線ブロック30を縦目地5に隣接させずに有している。また、各凸部3は1つの稜線ブロック30を有している。より具体的には、実施の形態1の外壁材1では、図1及び図8~10に示すように、各凸部3の中央のブロック3dが稜線ブロック30とされている。図1に示すように、複数の稜線ブロック30が縦方向と横方向とに交差する方向に離間して設けられている。
図1に示すように、この外壁材1が他の外壁材1の左端(A点)や右端(D点)と接合されるとする。この場合、図11に示すように、ある外壁材1の左端(A点)と、他の外壁材1の右端(D点)とが違和感なく接合される。
また、図1に示すように、この外壁材1が例えばC点で縦方向に切断され、他の外壁材1の左端(A点)と接合される場合、図12に示すように、ある外壁材1の左端(A点)と、C点で切断された外壁材1とが違和感なく接合される。これは、この外壁材1では、各凸部3が縦方向に延びる縦目地5と、横方向に延びる横目地7とによって区画されているばかりでなく、縦方向に延びる溝9a~9fとブロック3a~3gの表面形状とによって複数のブロック3a~3gに区画されているためである。
詳しくは、横方向に並んだ各ブロックは、縦目地5又は溝9a~9fによって横方向で区画されている。溝9a~9fは、表面からの深さが縦目地5の深さよりも浅く、横方向7における幅が縦目地5の横方向における幅よりも狭いので、縦目地5と横目地7に比べて目立ちにくい。この外壁材1を縦方向に切断した際に、横方向の幅が極端に狭いブロック3a~3gが形成されたとしても、溝9a~9fは縦目地5と横目地7に比べて目立ちにくいので、横方向の幅が極端に狭いブロックは、溝9a~9fを介して横方向で隣接するブロックと繋がっているようにも見え、横方向の幅が極端に狭いブロックが目立ち難いからである。
特に、外壁材1では、溝9a~9fがV溝91又は台形溝92であり、縦目地5を横方向に挟んで対向するブロック3a、3gの内、少なくとも一方をV溝91が区画している。V溝91は台形溝92よりも目立ち難いので、外壁材1の切断により、縦目地5に横方向で隣接するブロック3a、3gの横方向の幅が狭くなっても、切断されたブロックはV溝91を介して横方向で隣接するブロックと繋がっているようにも見えやすく、切断されたブロックが目立ち難い。
また、縦目地5が縦方向に形成する延長線上には、他の縦目地5が存在しないので、外壁材1を縦方向に切断する場合、横方向の幅が極端に狭いブロックが縦方向に連続して形成されにくい。
同様に、図1に示すように、この外壁材1が例えばB点で縦方向に切断され、他の外壁材1の右端(D点)と接合される場合、図13に示すように、ある外壁材1の右端(D点)と、B点で切断された外壁材1とが違和感なく接合される。
特に、この外壁材1では、各溝9a~9fは、表面からの深さDが縦目地5の深さD1よりも浅く、横方向における幅W3が縦目地5の幅W1よりも狭いため、縦目地5及び横目地7における陰影が溝9a~9fの陰影よりも強くなっている。また、横方向で隣接するブロック3a~3g同士は異なる表面模様を有し、各縦目地5が縦方向に形成する延長線上には、他の縦目地5が存在しないため、外壁材1全体、また複数の外壁材1が接合された接合領域全体を見たとき、ブロック3a~3gの輪郭に強弱ができ、優れた意匠性を発揮する。
また、この外壁材1では、各凸部3が稜線ブロック30を縦目地5に隣接させずに有している。稜線ブロック30は、稜線Rを境として陰影が異なるので、他のブロック3a~3c、3e~3gよりも目立つ。このため、各凸部3が稜線ブロック30を縦目地5に隣接させずに有しておれば、外壁材1全体、また接合領域全体を見たとき、縦目地5に隣接するブロック3a、3gが目立ち難い。このため、切断によって、縦目地5に隣接するブロック3a~3c、3e~3gの横方向における幅が狭くなっても、稜線ブロック30の存在により、ブロック3a~3c、3e~3gが目立ち難い。また、外壁材1の意匠に抑揚ができる。
さらに、この外壁材1では、複数の稜線ブロック30が縦方向と横方向とに交差する方向に離間して設けられているため、目立つ稜線ブロック30を外壁材1の全体に偏りなく配置できている。
さらに、この外壁材1では、横目地7の縦方向における幅W2が一定ではないため、横目地7が強調され、縦目地5及び溝9a~9fが目立ち難くなっている。このため、外壁材1の切断により、縦目地5に横方向で隣接するブロック3a、3gの横方向における幅が狭くなっても、目立ち難い。また、出隅パネルを製造し、外壁材1と隣接させた際に、横目地7のズレが生じても違和感が緩和される。
したがって、この外壁材1は、接合領域で優れた意匠性を発揮することができる。このため、この外壁材1によって出隅用パネルを製造したとしても、建物が優れた意匠性を発揮することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2の建築板は、図14及び図15に示す外壁材12である。この外壁材12は、各縦目地5が縦方向に形成する延長線上には、三つの凸部3を跨がなければ、他の縦目地5が存在しない。換言すれば、各縦目地5が縦方向に形成する延長線上には、三つの凸部3を跨げば、他の縦目地5が存在する。他の構成は実施の形態1と同様である。
この外壁材12も、実施の形態1の外壁材1と同様に、切断されたブロックが目立ちにくく、意匠性を損ないにくい。また、外壁材1を縦方向に切断する場合、横方向の幅が極端に狭いブロックが縦方向に連続して形成され難く、目立ちにくいので、意匠性を損ないにくい。
以上において、本発明を実施の形態1、2等に即して説明したが、本発明は上記実施の形態1、2等に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、建築板は、第1方向が横方向であり、第2方向が縦方向であってもよい。また、第1目地、第2目地ともに、凸部は目地底に対し45°で傾斜していてもよく、60°で傾斜してもよく、他の角度で傾斜していてもよい。また、第1目地、第2目地ともに、それぞれの傾斜角度が異なってもよい。
溝は6本に限定されない。また、各凸部3が7個以外の複数のブロックに区画されてもよい。さらに、溝は、断面視がU形状のU溝であってもよい。
稜線ブロックは、第1方向、第2方向を問わず、稜線がブロック内を区画しておれば足りる。稜線は、屈曲していてもよく、湾曲していてもよい。稜線は、2本以上であってもよく、分岐していてもよい。稜線がブロックを第1方向で横切っていることがより好ましい。
第2目地は、凸部単位で第1方向の幅を変化させてもよいし、ブロック単位で第1方向の幅を変化させてもよい。また、第1目地の第2方向の幅は一定でもよいが、変化させてもよい。さらに、溝の第2方向の幅は変化させてもよいが、全て一定としてもよい。
建築板は、上端縁及び下端縁に隣接する建築板と重ね合わされる実部を有する上下合決り構造のものであってもよいし、四方の端部に実部を有する四方合決り構造のものであってもよく、実部等の接合部を有さないものであってもよい。また、建築板は、外壁材に限定されず、内壁材であってもよい。さらに、建築板は、合板、石膏ボード等のものの他、金属系材、樹脂系材等であってもよい。
3…凸部
5…第1目地(縦目地)
7…第2目地(横目地)
3a~3g…ブロック
9a~9f…溝
D…深さ
W3…幅
R…稜線
30…稜線ブロック
91…V溝
92…台形溝

Claims (5)

  1. 複数の凸部と、第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向で隣接する前記凸部間に位置して前記凸部を区画する複数の第1目地と、前記第2方向に延び、前記第1方向で隣接する前記凸部間に位置して前記凸部を区画する複数の第2目地と、前記第1方向に延び、各前記凸部を複数のブロックに区画する複数の溝とを備え、
    各前記第2目地は、建築板の一端から他端まで連続し、
    各前記溝は、表面からの深さが前記第1目地の深さよりも浅く、前記第2方向における幅が前記第1目地の前記第2方向における幅よりも狭く、
    前記第2方向で隣接する前記ブロック同士は異なる表面模様を有し、
    各前記第1目地が前記第1方向に形成する延長線上には、少なくとも三つの前記凸部を跨がなければ、他の前記第1目地が存在せず、
    各前記ブロックは、前記表面模様として前記ブロック内を区画する稜線が形成された稜線ブロックを有し、
    各前記凸部が前記稜線ブロックを前記第1目地に隣接させずに有している
    ことを特徴とする建築板。
  2. 各前記凸部は、少なくとも1つの前記稜線ブロックを有する請求項1記載の建築板。
  3. 各前記第1目地が前記第1方向に形成する延長線上には他の前記第1目地が存在しない請求項1記載の建築板。
  4. 前記溝は、断面視でV形状であるV溝又は断面視で台形状である台形溝であり、
    前記第1目地を前記第2方向に挟んで対向する前記ブロックの内、少なくとも一方の前記ブロックを区画する前記溝が前記V溝である請求項1乃至3のいずれか1項記載の建築板。
  5. 前記第2目地は、前記第1方向における幅が一定ではない請求項1乃至4のいずれか1項記載の建築板。
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