JP7366656B2 - 建築板 - Google Patents
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Description
)ボードなどが用いられることがある。建築板を用いての壁部の施工にあたっては、複数枚の建築板が上下方向や左右方向に継ぎ合わされる。そのような建築板の意匠面には、レンガ調模様の意匠面や、タイル調模様の意匠面、石積み調模様の意匠面などがある。このような建築板に関する技術については、例えば下記の特許文献1~4に記載されている。
一方で、建築板を側方から(またはそれに近い視認角度で)視認する場合には例えば三角形の輪郭形状を呈する部分として、構成するのに適する。したがって、これら構成は、継合せ箇所が目立つことを抑制するのに適する。
のIV-IV線に沿った一部省略断面図である。
れぞれが第1方向D1に延びる稜線Rを含んで第1方向D1に延び、且つ、第2方向D2に並列している。
。具体的には、図3に示すように、二つの傾斜主面11a,11bは、第2方向D2にお
いて稜線Rから遠い箇所ほど裏面B側に近くなるよう傾斜している。裏面B側とは、建築板X1における、裏面Bとその延長面が位置する側(意匠面Sとは反対の側)をいうものとする。また、意匠凸部10における第1傾斜主面11aおよび第2傾斜主面11bは、第2方向D2において稜線Rから互いに反対の側に傾斜している。
おける傾斜主面11a,11bの第2方向D2における長さは、例えば5~50mmの範
囲で設計され、本実施形態では互いにランダムである。このような構成に代えて、複数の意匠凸部10における傾斜主面11の第2方向D2における長さは、互いに同一であってもよい。
る。具体的には、例えば図4に示すように、意匠凸部10における各傾斜端面12,13
は、第1方向D1における外側ほど、即ち、第1方向D1において第1傾斜主面11aから遠い箇所ほど、裏面B側に近くなるよう傾斜している。
例えば図5および図6に示すように、第1領域14aおよび第2領域14bが含まれる。第1領域14aおよび第2領域14bは、それぞれ、傾斜端面12,13において、第1
方向D1に隣り合う第1傾斜主面11aと繋がる領域である。図5中の左側に位置する側面図、および、図6中の右側に位置する側面図では、第1領域14aについてハッチングを付して表す。
も一方は、第2領域14bを含む。この限りにおいて、各意匠凸部10の各傾斜端面12,13は、第1領域14aおよび第2領域14bを含む第1タイプの傾斜端面、二つの第
1領域14aを含む第2タイプの傾斜端面、または、二つの第1領域14bを含む第3タイプの傾斜端面である。
の傾斜端面である場合を例示的に図示する。また、本実施形態においては、各傾斜主面11a,11bがその両端ともに第1領域12aと繋がる場合、または、各傾斜主面11a,11bがその両端ともに第2領域14bと繋がる場合を、例示的に図示する。
領域14aとの間の開き角度は、第2方向D2にわたって一様であり、180度と第1領域14aの傾斜角度との差に等しい。また、図7に示すように、傾斜主面11a,11b
とこれと繋がる第1領域14aとの境界線L1は、当該傾斜主面11a,11bの稜線R
に対して鈍角をなす。
域である。すなわち、第2領域14bは、傾斜変化領域である。そのような第2領域14bに関し、建築板X1の厚さ方向Tに沿い且つ第1方向D1に沿う断面における、傾斜主面11a,11bとこれと繋がる第2領域12bとの間の開き角度θは、第2方向D2に
わたって非一様である。好ましくは、傾斜主面11a,11bとこれと繋がる第2領域1
2bとの間の開き角度θは、第2方向D2において当該傾斜主面11a,11bの稜線R
から遠ざかるほど大きい。例えば、図8(a)および図8(b)をもって示すとおりである。
線Rと当該傾斜主面11bと繋がる第2領域14bとの間の開き角度θ1を表す。同開き角度θ1は、第1領域14aの上記開き角度と同一である。図8(b)は、図7におけるVIII'-VIII'線に沿った断面図であり、傾斜主面11bにおいて稜線Rから離れた箇所での当該傾斜主面11bと第2領域14bとの間の開き角度θ2を表す。開き角度θ2は、開き角度θ1より大きい。
)での当該傾斜主面11a,11bと第2領域14bとの間の開き角度θは、例えば、一
の第2領域14bでは175.3度であり、他の第2領域14bでは165.3度であり、他の第2領域14bでは162.5度であり、他の第2領域14bでは161.8度である。
領域14bとの境界線L2は、当該傾斜主面11a,11bの稜線Rに対して垂直である
。このような構成に代えて、例えば図9に示すように、傾斜主面11a,11bとこれと
繋がる第2領域14bとの境界線L2は、当該傾斜主面11a,11bの稜線Rに対して
鋭角(角度α)をなすように傾斜していてもよい。その角度αは、例えば、75度以上であり、且つ90度未満である。
せることができる。具体的には、一方の建築板X1の縁端E1側と他方の建築板X1の縁端E2側とを、相決りによって継ぎ合わせることができる。
せることができる。具体的には、例えば図10に示すように、一方の建築板X1の縁端E3側と他方の建築板X1の縁端E4側とを、相決りによって継ぎ合わせることができる。
上下方向に継ぎ合わせて連ね、且つ、複数の建築板X1をそれらの第2方向D2に延びる端部(縁端E3,E4)どうしを例えば左右方向に継ぎ合わせて連ねる。
向D2)に継ぎ合わされて連ねられ、且つ、各行二枚の建築板X1がそれらの縁端E3,
E4を介して左右方向(第1方向D1)に継ぎ合わされて連ねられている。
て(即ち、建築板X1による壁部施工構造において)、継合せ箇所が目立つことを抑制するのに適する。具体的には、次のとおりである。
1bとの間の上記開き角度θが第2方向D2にわたって非一様である第2領域14b(傾斜変化領域)は、意匠凸部10の端部において非平坦な傾斜面をなすのに適する。そのような第2領域14bやこれを含む傾斜端面12,13は、例えば、これらに対する視認角
度によっては異なる輪郭形状を呈するように見える部分として、構成するのに適する。
これらが異なる輪郭形状を呈するように見えるようにするのに適する。
視認する場合には五角形の輪郭形状を呈する一方で、建築板X1を側方から(またはそれに近い視認角度で)視認する場合には三角形の輪郭形状を呈する部分として、構成するのに適する(傾斜端面12,13の輪郭形状は、視認角度に応じて両形状間で変化する)。
1方向D1に継ぎ合わされた状態において、その継合せ箇所の近傍にて第2方向D2に並ぶ複数の傾斜端面12,13の中にあってそれ自体(第2領域14b)が目を惹くのに適
し、ひいては、当該複数の傾斜端面12,13が全体として目を惹くようにするのに適す
る。したがって、意匠凸部10端部における第2領域14bの存在は、建築板X1の継合せ箇所への注視を逸らして、継合せ箇所が目立つことを抑制するのに適する。複数枚の建築板X1が上下左右に継ぎ合わされてなる壁部施工構造では、その継合せ箇所が目立たなくなることにより、当該複数枚の建築板X1は、例えば図11に示すように、一体感が増して一枚の壁面の様に見えることとなる。
、上述のように、複数の傾斜主面11において互いにランダムである。複数の意匠凸部10間におけるこのようなランダム性は、建築板X1の二枚が第1方向D1に継ぎ合わされた状態において、その継合せ箇所の近傍にて第2方向D2に並ぶ複数の傾斜端面12,1
3ないし第2領域14bが継合せ箇所よりも目を惹くようにするのに適し、従って、継合せ箇所が目立つことを抑制するのに適する。
て継ぎ合わされた状態における継合せ箇所およびその近傍を表す平面図である。通し目地31の幅(第1方向D1の寸法)は、例えば2~15mmである。
該継合せ箇所をまたいで隣り合う意匠凸部10の第1方向D1の位置にズレが生じている場合に当該位置ずれを抑制するのに適する。
的には、通し目地32は、第1方向に隣り合う意匠凸部10の間にあって、当該意匠凸部10と接している。通し目地32の幅(第2方向D2の寸法)は、例えば2~15mmである。
意匠凸部P1の傾斜端面12は、第1方向D1において意匠凸部P2に近い箇所ほど裏面B側に近くなるよう傾斜しており、意匠凸部P2の傾斜端面13は、第1方向D1において意匠凸部P1に近い箇所ほど裏面B側に近くなるよう傾斜している。
方向D1に隣り合う傾斜主面11a,11bと繋がる領域である。
の少なくとも一方は、第2領域14bを含む。この限りにおいて、各意匠凸部10の各傾斜端面12,13は、第1領域14aおよび第2領域14bを含む第1タイプの傾斜端面
、二つの第1領域14aを含む第2タイプの傾斜端面、または、二つの第1領域14bを含む第3タイプの傾斜端面である。本実施形態においては、傾斜端面12,13が第1タ
イプの傾斜端面または第3タイプの傾斜端面である場合を例示的に図示する。
ける、傾斜主面11bの稜線Rと当該傾斜主面11bと繋がる第2領域14bとの間の開き角度θ1と、意匠凸部P2における、傾斜主面11bの稜線Rと当該傾斜主面11bと繋がる第2領域14bとの間の開き角度θ3とを表す。開き角度θ1および開き角度θ3は、同一であってもよいし、異なってもよい。
)での当該傾斜主面11a,11bと第2領域14bとの間の開き角度は、例えば、一の
第2領域14bでは175.3度であり、他の第2領域14bでは165.3度であり、他の第2領域14bでは162.5度であり、他の第2領域14bでは161.8度である。
領域14bとの境界線L4は、当該傾斜主面11a,11bの稜線Rに対して垂直である
。このような構成に代えて、傾斜主面11a,11bとこれと繋がる第2領域14bとの
境界線L4は、第1の実施形態での上記境界線L2に関して上述したのと同様に、傾斜主面11a,11bの稜線Rに対して鋭角をなすように傾斜していてもよい。その鋭角の角
度は、例えば、75度以上であり、且つ90度未満である。
3の第1方向D1における長さは、例えば3~10mmである。
向D2)に継ぎ合わされて連ねられ、且つ、各行二枚の建築板X2がそれらの縁端E3,
E4を介して左右方向(第1方向D1)に継ぎ合わされて連ねられている。
隣り合う二本の通し目地32の間に位置する意匠凸部10における縁端E2側の端をなす辺と、当該意匠凸部10と第1方向D1に隣り合う他の意匠凸部10における縁端E2側の端をなす辺とは、第2方向D2に位置ずれしていてもよい。
E1~E4 縁端
S 意匠面
B 裏面
D1 第1方向
D2 第2方向
T 厚さ方向
10,P1,P2 意匠凸部
11 傾斜主面
11a 第1傾斜主面
11b 第2傾斜主面
R 稜線
12,13 傾斜端面
14a 第1領域
14b 第2領域(傾斜変化領域)
L1,L2 境界線
21,23 上実構造部
22,24 下実構造部
31,32 通し目地
Claims (10)
- 意匠面および当該意匠面とは反対側の裏面を有する建築板であって、
前記意匠面において、第1方向に延び且つ当該第1方向と交差する第2方向に並列している、複数の意匠凸部を備え、
前記意匠凸部は、
前記第1方向に延びる稜線を含んで前記第1方向に延び、且つ、前記第2方向において前記稜線から遠い箇所ほど前記裏面側に近くなるように傾斜している、第1傾斜主面と、
前記第1方向における前記意匠凸部の一方の端部に位置し、且つ前記第1方向における外側ほど前記裏面側に近くなるように傾斜している、第1傾斜端面と、
前記第1方向における前記意匠凸部の他方の端部に位置し、且つ前記第1方向における外側ほど前記裏面側に近くなるように傾斜している、第2傾斜端面とを有し、
前記複数の意匠凸部の少なくとも一つにおける前記第1傾斜端面および前記第2傾斜端面の少なくとも一方は、前記第1傾斜主面と繋がる第1傾斜変化領域を含み、
前記意匠面と前記裏面との間の厚さ方向に沿い且つ前記第1方向に沿う断面における、前記第1傾斜主面と前記第1傾斜変化領域との間の開き角度は、前記第2方向にわたって非一様である、建築板。 - 前記第1傾斜主面と前記第1傾斜変化領域との間の前記開き角度は、前記第2方向において当該第1傾斜主面の前記稜線から遠ざかるほど大きい、請求項1に記載の建築板。
- 前記第1傾斜主面と前記第1傾斜変化領域との境界線は、当該第1傾斜主面の前記稜線に対して垂直であるか、或いは、当該稜線に対して鋭角である、請求項1または2に記載の建築板。
- 前記意匠凸部は、前記第1方向に延びる稜線を含んで前記第1方向に延び且つ前記第2方向において前記第1傾斜主面とは反対の側に傾斜している第2傾斜主面を、前記第1傾斜端面と前記第2傾斜端面との間に有する、請求項1から3のいずれか一つに記載の建築板。
- 前記複数の意匠凸部の少なくとも一つにおける前記第1傾斜端面および前記第2傾斜端面の少なくとも一方は、前記第2傾斜主面と繋がる第2傾斜変化領域を含み、
前記第1方向に沿い且つ前記厚さ方向に沿う断面における、前記第2傾斜主面と前記第2傾斜変化領域との間の開き角度は、前記第2方向にわたって非一様である、請求項4に記載の建築板。 - 前記第2傾斜主面と前記第2傾斜変化領域との間の前記開き角度は、前記第2方向において当該第2傾斜主面の前記稜線から遠ざかるほど大きい、請求項5に記載の建築板。
- 前記第2傾斜主面と前記第2傾斜変化領域との境界線は、当該第2傾斜主面の前記稜線に対して垂直であるか、或いは、当該稜線に対して鋭角である、請求項5または6に記載の建築板。
- 前記複数の意匠凸部における前記第1傾斜主面と前記第2傾斜主面の前記第2方向における長さは、互いにランダムである、請求項4から7のいずれか一つに記載の建築板。
- 前記第1方向における前記建築板の一方縁端部および他方縁端部の少なくとも一方に、前記第2方向に延びる通し目地を有する、請求項1から8のいずれか一つに記載の建築板。
- 前記複数の意匠凸部は前記第1方向に並列しており、
前記第1方向において、前記複数の意匠凸部の間には前記第2方向に延びた通し目地を有する、請求項1から9のいずれか一つに記載の建築板。
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US20190032334A1 (en) | 2017-07-26 | 2019-01-31 | Mark Arcarisi | Masonary Panel Assembly |
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