JP2018007597A - ビニルハウス用遮光ロールスクリーンの張設装置 - Google Patents
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Abstract
Description
これに関し、ビニルハウス内の温度を制御する簡便な手段として、ロールスクリーンをビニルハウスの外側面又は内側に展張、被覆し、このロールスクリーンの展開位置(長さ)を調節することでハウス内への直射日光の入射をコントロールする点に本出願人は着目した。
両端をブラケットに回転可能に支持された巻取軸の外周に巻き付けたコイルバネの一端が同巻取軸に固定され、同コイルバネの他端が前記巻取軸の外周に嵌めた巻取パイプに連接され、前記巻取軸の回転を通じて生じるコイルバネの蓄勢力により、巻取パイプに一端を固定した遮光ロールスクリーンが巻き取り又は展張自在に構成され、
前記巻取軸の先端部が、端部キャップを介して、前記ブラケットの挿通孔から突き出され、同突き出された巻取軸の先端部に、セルフロック機構のウォームギアが取り付けられており、そのウォームギアのウォーム軸が回転操作し易い向きに配置され、該ウォーム軸を外部動力で回転することにより、前記巻取軸に巻き付けたコイルバネの蓄勢力を調整して遮光ロールスクリーンの巻き取り又は展張が自在に構成されていることを特徴とする。
両端をブラケットに回転可能に支持された巻取軸の外周に巻き付けたコイルバネの一端が同巻取軸に固定され、同コイルバネの他端が前記巻取軸の外周に嵌めた巻取パイプに連接され、前記巻取軸の回転を通じて生じるコイルバネの蓄勢力により、巻取パイプに一端を固定した遮光ロールスクリーンが巻き取り又は展張自在に構成され、
前記巻取軸の先端部が、端部キャップを介して、前記ブラケットの挿通孔から突き出され、同突き出された巻取軸の先端部に水平歯車と垂直歯車を螺合させた傘歯車が取り付けられており、前記傘歯車の垂直歯車に設けられた垂直軸が回転操作し易い向きに配置され、該垂直軸を外部動力で回転することにより、前記巻取軸に巻き付けたコイルバネの蓄勢力を調整して遮光ロールスクリーンの巻き取り又は展張が自在であり、且つ前記垂直軸の外周に嵌合自在なロック部材が前記垂直軸に嵌合されることにより、前記傘歯車がロックされる構成であることを特徴とする。
両端をブラケットに回転可能に支持された巻取軸の外周に巻き付けたコイルバネの一端が同巻取軸に固定され、同コイルバネの他端が前記巻取軸の外周に嵌めた巻取パイプに連接され、前記巻取軸の回転を通じて生じるコイルバネの蓄勢力により、巻取パイプに一端を固定した遮光ロールスクリーンが巻き取り又は展張自在に構成され、
前記巻取軸の角形の先端部が、端部キャップを介して、前記ブラケットの挿通孔から突き出され、同突き出された巻取軸の角軸先端部に水平歯車と垂直歯車を螺合させた傘歯車が取り付けられており、前記傘歯車の垂直歯車に設けられた垂直軸が回転操作し易い向きに配置され、該垂直軸を外部動力で回転することにより、前記巻取軸のコイルバネの蓄勢力を調整して遮光ロールスクリーンの巻き取り又は展張が自在であり、且つ前記巻取軸の角軸先端部に嵌合自在なロック部材が前記角軸先端部に嵌合されることにより、前記巻取軸がロックされる構成であることを特徴とする。
また、当該遮光ロールスクリーンの張設装置は、従来の1/7程(約5cmぐらい)の狭い隙間でも、ビニルハウスの被覆シート上又はハウス内の支持部材上に次々と設置でき、ビニルハウス内への日光の入射を可及的に制限又は抑制できる利便性にも優れている。
本実施形態の遮光ロールスクリーン1を含む張設装置は、主として、図1と図10に示したようなビニルハウスa内への直射日光の入射を抑制するために、ビニルハウスaの被覆シートbの上面に、屋根a3や側面a1、a2を覆う形で順次設置される。
すなわち、図1Aに例示した一般的なビニルハウスaは、ハウス骨組みを構成するアーチ状のパイプcを奥行き方向に多数起立し、このアーチパイプcに直交する横方向の水平パイプdを同アーチパイプcに接続している。前記ハウス骨組みに設置したシート止め材sを用いて、図示省略の被覆シートbが張設されている(図9参照)。前記ビニルハウスaの一側面a1の上部に設置されたシート止め材sに、当該遮光ロールスクリーン1の張設装置が、約5cm程の間隔をあけて複数設置されている。
この張設装置のコイルバネ4に装着された巻取軸5の先端部は、端部キャップ6のほか、軸受65を介して、ブラケット2の挿通孔20に通して突き出されている。軸受65の外側面には、ブラケット2の挿通孔20に嵌合する大きさで環状の係止部66が形成され、この係止部66の外周に設けられた突部67が、挿通孔20に設けられた凹部21に係止される構成である(図7参照)。
したがって、この傘歯車8の垂直軸82を垂直方向から電動インパクトドライバー等の工具kで所望数回転することによっても、コイルバネ4の蓄勢力を適宜調整することができる。
すなわち、ブラケット2の外側面22には、挿通孔20を挟んだ上下位置に一対の案内溝片23、23が形成され、ロック部材9の移動と角軸先端部50の回転止め機能を発揮させる。本実施形態のロック部材9は、巻取軸5の六角の角軸先端部50を嵌合できるように、一側から六角形に凹んだロック凹部90を有する。よって、全体形状は略コ字状に形成され、ブラケット2の案内溝片23、23間に横方向から挿し込まれて巻取軸5の角軸先端部50に前記ロック凹部90が嵌合してロックが自在に構成されている。
爾後的にバネを再調整する必要が生じた時には、図8Bのように、ブラケット2の係止片23、23間に挿し込まれているロック部材9を引き出し、再度垂直軸82を所望数回転してコイルバネ4の蓄勢力を調整し、調整が済んだら、また図8Aのように当該ロック部材9をブラケット2の係止片23、23間に横方向から挿し込んで巻取軸5をロックすればよい。
図10に示したように、ビニルハウスaの内部に支持部材eを設置し、その支持部材eの上面において、上記張設装置の遮光ロールスクリーン1の展張と巻き取りを行う形態でも実施される。
支持部材eとしては、同図10に示した山形状の内部パイプが好適である。この山形状の内部パイプeが、ハウス骨組みを構成する各アーチパイプc・・・の両側面a1、a2の各内側部に接続され、水平パイプdが前記複数の山形状の内部パイプe・・・の各頂部を接続されている。かくして、ビニルハウスaの内部に設置された内部パイプeの一基端部の上部に、当該張設装置が設置される。よって、遮光ロールスクリーン1は、ハウスa内の内部パイプeの上面で、所望位置まで展張し、巻き取り収納が自在である。
そして、図10Aに符号kで示した自動巻上げ装置が、ハウスaの骨組みに設置され、遮光ロールスクリーン1の先端に取り付けた紐10が、前記自動巻上げ装置に接続されている。したがって、この自動巻上げ装置kを作動させて、遮光ロールスクリーン1の展張と巻き取りを難なく行えると共に、初巻きや経年使用後のバネ調整をビニルハウスa内でスムーズに行うことができる。
b 被覆シート
e 支持部材(内部パイプ)
1 遮光ロールスクリーン
2 ブラケット
20 挿通孔
23 案内溝片
25 ラチェット
3 巻取パイプ
4 コイルバネ
5 巻取軸
50 先端部
6 端部キャップ
7 ウォームギア
71 ウォーム
8 傘歯車
82 垂直軸
9 ロック部材
90 ロック凹部
Claims (5)
- ビニルハウスの被覆シートの上面又はビニルハウスの内部に設置された支持部材の上面に沿って設置され、遮光ロールスクリーンの展張又は巻き取り収納の操作が行われる遮光ロールスクリーン装置であって、
両端をブラケットに回転可能に支持された巻取軸の外周に巻き付けたコイルバネの一端が同巻取軸に固定され、同コイルバネの他端が前記巻取軸の外周に嵌めた巻取パイプに連接され、前記巻取軸の回転を通じて生じるコイルバネの蓄勢力により、巻取パイプに一端を固定した遮光ロールスクリーンが巻き取り又は展張自在に構成され、
前記巻取軸の先端部が、端部キャップを介して、前記ブラケットの挿通孔から突き出され、同突き出された巻取軸の先端部に、セルフロック機構のウォームギアが取り付けられており、そのウォームギアのウォーム軸が回転操作し易い向きに配置され、該ウォーム軸を外部動力で回転することにより、前記巻取軸に巻き付けたコイルバネの蓄勢力を調整して遮光ロールスクリーンの巻き取り又は展張が自在に構成されていること、
を特徴とする、ビニルハウス用遮光ロールスクリーンの張設装置。 - ビニルハウスの被覆シートの上面又はビニルハウスの内部に設置された支持部材の上面に沿って設置され、遮光ロールスクリーンの展張又は巻き取り収納の操作が行われる遮光ロールスクリーン装置であって、
両端をブラケットに回転可能に支持された巻取軸の外周に巻き付けたコイルバネの一端が同巻取軸に固定され、同コイルバネの他端が前記巻取軸の外周に嵌めた巻取パイプに連接され、前記巻取軸の回転を通じて生じるコイルバネの蓄勢力により、巻取パイプに一端を固定した遮光ロールスクリーンが巻き取り又は展張自在に構成され、
前記巻取軸の先端部が、端部キャップを介して、前記ブラケットの挿通孔から突き出され、同突き出された巻取軸の先端部に水平歯車と垂直歯車を螺合させた傘歯車が取り付けられており、前記傘歯車の垂直歯車に設けられた垂直軸が回転操作し易い向きに配置され、該垂直軸を外部動力で回転することにより、前記巻取軸に巻き付けたコイルバネの蓄勢力を調整して遮光ロールスクリーンの巻き取り又は展張が自在であり、且つ前記垂直軸の外周に嵌合自在なロック部材が前記垂直軸に嵌合されることにより、前記傘歯車がロックされる構成であること、
を特徴とする、ビニルハウス用遮光ロールスクリーンの張設装置。 - 請求項2に記載した巻取軸の先端部には、ブラケットの外側又は内側でラチェットが取り付けられ、バネ調整後に当該巻取軸は前記ラチェットによってロックされることを特徴とする、ビニルハウス用遮光ロールスクリーンの張設装置。
- ビニルハウスの被覆シートの上面又はビニルハウスの内部に設置された支持部材の上面に沿って設置され、遮光ロールスクリーンの展張又は巻き取り収納の操作が行われる遮光ロールスクリーン装置であって、
両端をブラケットに回転可能に支持された巻取軸の外周に巻き付けたコイルバネの一端が同巻取軸に固定され、同コイルバネの他端が前記巻取軸の外周に嵌めた巻取パイプに連接され、前記巻取軸の回転を通じて生じるコイルバネの蓄勢力により、巻取パイプに一端を固定した遮光ロールスクリーンが巻き取り又は展張自在に構成され、
前記巻取軸の角形の先端部が、端部キャップを介して、前記ブラケットの挿通孔から突き出され、同突き出された巻取軸の角軸先端部に水平歯車と垂直歯車を螺合させた傘歯車が取り付けられており、前記傘歯車の垂直歯車に設けられた垂直軸が回転操作し易い向きに配置され、該垂直軸を外部動力で回転することにより、前記巻取軸のコイルバネの蓄勢力を調整して遮光ロールスクリーンの巻き取り又は展張が自在であり、且つ前記巻取軸の角軸先端部に嵌合自在なロック部材が前記角軸先端部に嵌合されることにより、前記巻取軸がロックされる構成であること、
を特徴とする、ビニルハウス用遮光ロールスクリーンの張設装置。 - 請求項4に記載したブラケットの外側面には、挿通孔を挟んだ上下位置に一対の案内溝片が形成され、略コ字状のロック凹部を有するロック部材が前記係止片間に側方から挿し込まれて巻取軸の角軸先端部がロックされることを特徴とする、ビニルハウス用遮光ロールスクリーンの張設装置。
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