JP7442132B2 - 回転伝達装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に係る回転伝達装置は、軸ピン14を使用する形態であり、入力軸12と出力軸13は無垢のアルミニウム鋳物で製作されるため、その入力軸12と出力軸13自体の各内端に軸ピン14を嵌め込む軸孔13eが容易に形成されている。鋳物から成型される入力軸12と出力軸13は中空でないので防水の必要もない。しかし、当該回転伝達装置を鋳物から製作するので、コストが高騰し製作工程も多くなる点が解決すべき課題としてある。
しかるに、第一の解決すべき課題として、製作コストが低減されるパイプ式の入力軸とパイプ式の出力軸に、軸ピンを適用する回転伝達装置を実施しようとする場合、その軸ピンを防水しつつ支持固定する手段の案出が必要である。
第二の課題として、出力軸の作動時に、バネはケーシングの中にあるので、バネは拡径しようとするときケーシングの内壁に当たって止まる。一方、入力軸の作動時には、バネは縮径(収縮)する。この拡径と縮径に時間差(ロス)があると、拡径-縮径-拡径-縮径-を繰り返しガタガタする。よって、バネを緩める力を最小限にしつつ入力軸から出力軸に回転力を伝達することが課題となっている。
この点、上記した特許文献1に記載の回転伝達機構は、入力軸-バネ-出力軸というように、バネを介して出力軸を回していく構造である。そのため、バネにかかる力(応力)を解除する力を大きくする必要があって回転伝達効率が悪い。この点は特許文献2に記載の回転伝達装置についても同様のことがいえる。
さらに、例えば、上述した特許文献2に記載の入力軸12と出力軸23の外周に嵌められる軸受スリーブ15に、内外のパッキン(Oリング)G、Qを介在させて実施すると、図26に示したように、内パッキンGは、ただ軸受スリーブ15の内部に入力軸12(又は出力軸23)との間で揺動可能に収まっているだけで内パッキンG自体が圧迫されておらず、内パッキンGは横方向(軸方向)に動ける遊びがある構造である。これは図27に示した如く公知の内外のパッキンG’、Q’を、軸受スリーブZに入力軸Y(出力軸)を介在させて実施する当該リング状構造の内パッキンG’についても同様のことがいえる訳である。
それ故に、入力軸(12)と出力軸(23)の回転に応じて当該内パッキンG(G’)が動くと、その動いた隙間から装置の中に水が浸入してしまう。というのも、仮に内パッキンG(G’)を固く締めると、入力軸(12)と出力軸(23)が回転できなくなるので、そもそも圧力をかけられず、水の侵入を許容する構造となっている。そのため、回転伝達装置の中に水が浸入すると、部品が経年劣化したり、錆びてきしんだり、破損が生じる恐れがある問題も解決すべき課題となっている。
さらに、パイプ式入力軸とパイプ式出力軸の外周に嵌める軸受スリーブの中に不動構造のパッキンを設け、当該パイプ式入力軸とパイプ式出力軸の水密状態での回転を確保して水の侵入が防止された高品質な回転伝達装置を提供することである。
前記入力軸1及び出力軸2は、貫通孔15、25を有するパイプ体で成るパイプ式入力軸1及びパイプ式出力軸2に形成され、前記軸ピンPを嵌め込んで固定する溝穴部50が軸芯に穿設された軸受5が、前記パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2の内端にそれぞれ装着され、軸振れ防止機能を発揮して前記軸ピンPが前記軸受50によって回転中心線上に固定された状態で、前記パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2が回転自在に構成されていることを特徴とする回転伝達装置である。
の基端段差部11及び先端段差部12が、回転伝達部10の両側縁部14より内方に形成され、前記ブレーキバネ3の各フック部30、31は前記基端段差部11内及び先端段差部20内に収納されて垂直方向の内方に微動自在に構成されており、前記パイプ式入力軸1の正回転時に、まず同パイプ式入力軸1の回転伝達部10の側縁部14が前記パイプ式出力軸2の被回転伝達部20の側縁部24に当接してパイプ式入力軸1がパイプ式出力軸2に直結され、その直後に前記先端段差部12の内側部12aが同先端段差部12に収納されたフック部31の内側部31aに当接され、前記パイプ式入力軸1の逆回転時には、同様に前記パイプ式入力軸1がパイプ式出力軸2に当接して直結された直後に、前記基端段差部11の内側部11aが同基端段差部11に収納されたフック部30の内側部30aに当接され、前記パイプ式出力軸2に余分な力が加わらない状態でパイプ式出力軸2の被回転伝達部20が押されつつブレーキバネ3が押されて同ブレーキバネ3を縮径させることを特徴とする。
また、請求項6の回転伝達装置は、入力軸の回転伝達部の基端と先端に、ブレーキバネの両端のフック部を収納する基端段差部と先端段差部が回転伝達部の両側縁部より内方に形成され、各フック部は各段差部内に収納されて垂直方向の内方に微動自在なので、入力は出力軸に当接した直後にブレーキバネに当接し、入力軸から出力軸に直結させた後にブレーキバネを緩めて回転伝達効率が良好で使い勝手に優れている。
さらに、 請求項7~9に係る回転伝達装置によれば、軸受スリーブの内周面に環状の内パッキンが嵌まり込んで拘束される凹状の内パッキン拘束溝が形成され、その内パッキン拘束溝に嵌まり込んだ不動構造の内パッキンの内周にパイプ式入力軸とパイプ式出力軸が水密状態で摺動自在に嵌挿されているので、両パイプ式入力軸とパイプ式出力軸の回転時における水の侵入の防止が高品質に達成される。
なお、前記回転機9が負担する後記のブレーキ力(制動力)に対する反力は、最終的には、図25に示した如く地面へ垂直に突き挿して固定したガイドバーXによって与えられる。即ち、回転機9に形成された垂直方向の貫通孔にガイドバーXを通し、入力軸1へハンドルMを取り付け、出力軸2へは巻き軸Rを接続し、使用者は一方の手で支持棒9aを握って使用姿勢を保ち、他方の手でハンドルMを回転操作して、開口Tの開閉を行う仕組みである。
当該回転伝達部10と被回転伝達部20の軸方向長さは、回転中心を形成する軸ピンPの両端部に、パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2の内端側中心部に装着した軸受5を嵌めて回転自在に相対峙する配置に組み立てた際、ケーシング4の内周面に内接するように設置したブレーキバネ3の中空部内へ組み入れた状態で、回転伝達部10と被回転伝達部20が内部に納まって、各々の先端が他方の膨出部23、13に互いに突き当たる長さに形成されている(図2参照)。
そして、例えば図15に示したように組み立てた場合、前記パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2には、各々前記膨出部13、23にぴったり接する位置まで、図1に示した大きな外側の外パッキン6と小さな内側の内パッキン7を介して軸受けスリーブ8が嵌められ、図25に例示した形態の回転機9を形成するケーシング4によって支持され、パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2の安定した回転自在状態が確保される。
図17~図21に示したように、前記パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2(外径は各々約19mm程度)の外周に各々嵌められる軸受スリーブ8の内周面81を一周するように、Oリングの内パッキン7が嵌まり込んで拘束される凹状の内パッキン拘束溝82が窪んで形成されている(図17参照)。図21に示した如く内パッキン7(及び外パッキン6)はOリングで成り、本実施例の内パッキン7の内径は約18.8mm程度、外径は約22.6mm程度、厚さは約1.9mm程度である。内パッキン拘束溝82の外径は約22mm程度、溝幅は約2.5mm程度である。したがって、前記の内パッキン拘束溝82に嵌まり込んで装填した不動構造の内パッキン7の内周に、パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2がそれぞれ水密状態で摺動自在に嵌挿された構成となっている。
また、軸受スリーブ8の外周面83にOリングの外パッキン6が嵌まり込む凹状の外周溝84が形成されており、その外周溝84に外パッキン6が装填されている。よって、前記パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2の外周に各々嵌められる軸受スリーブ8が外周面83に外パッキン6を介在した状態で、パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2はケーシング4内に配設されている(下記の一対の軸受スリーブ8A、8Bにおいても同じ)。なお、前記内パッキン7と外パッキン6はゴム製で好適に実施されるが、合成樹脂製その他の材質でもよい。
かくして、この軸受5は、防水機能を発揮して前記パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2の各内端に嵌め込んで装着され、当該軸受5の溝穴部50に軸ピンPが嵌め込まれる。よって、軸振れ防止機能を発揮して軸ピンPが当該軸受50により回転中心線上に固定された状態で、前記パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2が安定して回転するように構成されている(図17A参照)。
但し、前記軸ピンPのいずれか一方の端部と前記軸受5のいずれか一方を一体成型し、前記軸ピンPの他方の端部に他方の軸受5が予め装着された状態で、前記各軸受5をパイプ式入力軸1又はパイプ式出力軸2の内端に装着する形態でも好適に実施される。
図8~図10に示した軸受スリーブ8は、その基端に、内向きに突出する突片8aが複数設けられていると共に、パイプ式入力軸1の回転伝達部10とパイプ式出力軸2の被回転伝達部20の基端に前記突片8aが嵌り込む凹部13a、23aが切欠してそれぞれ複数設けられている。理由は、軸受スリーブ8に下記のスロープ部Sを設けるとパイプ式入力軸1(パイプ式出力軸2)と軸受スリーブ8が同時に回転する必要があるため、突出する突片8aを設けている。また、本実施形態の場合、当該突片8a及び対応する凹部13a(23a)はそれぞれ4ケ所設けてあるが、1ケ所だけ小さくなっており、軸受スリーブ8の段差の位置と、パイプ式入力軸1(パイプ式出力軸2)の膨出部13(23)の位置取りを決め易くしている。
その上、この軸受スリーブ8の先端の上面は、前記ブレーキバネ3の両端面部で傾斜するバネ端面部Bの傾斜角度(当該傾斜角度は約3°程度)に対応してブレーキバネ3が水平状態を維持できるように同じ傾斜角度(約3°程度)で傾斜するスロープ部Sにそれぞれ形成されている。ブレーキバネ3は、通常は水平方向に真っすぐカーブを描くが、ビニルハウスの奥行きが長い場合やフィルムシートNが厚い場合、又はハウスバンドの締め込み方が緩い場合等に起こる高負荷や、経年使用で変形してしまう。つまり、ブレーキバネ3のフック部30、31は、水平方向の厚みが2.5mm程度あって水平方向からの負荷に強く、遊びで当該フック部30、31が斜めになると、高さが2.0mm程度である上方向あるいは下方向に低い負荷で変形してしまう。そのため、ブレーキバネ3をケーシング4内で真っすぐにするため、パイプ式の入力軸1と出力軸2側の軸受スリーブ8に前記のスロープ部Sを設けて、ブレーキバネ3の遊びを極力減らし、ケーシング4に内接するブレーキバネ3を真っすぐに当てて力が維持できると共に、フック部30、31と出力軸2を真っすぐに当ててフック部30、31の力を維持できる構成になっている。
逆に、パイプ式出力軸2が回転すると、その被回転伝達部20の両側縁部24は、図示を省略したブレーキバネ3の前記フック部30又は31の外側部30b又は31bへ突き当たりる。しかしこの場合、その外側部30b又は31bは半径方向外向きに押し出されてブレーキバネ3を拡径させる作用を及ぼし、ブレーキバネ3がケーシング4の筒内面へ一層強く密接して大きな制動力を発生させ、正・逆いずれの回転もきっちり止められて回転する(図17参照)。
図11で各方向から示したように、前記パイプ式入力軸1の回転伝達部10の基端に、前記ブレーキバネ3の一端(基端)のフック部30が収納される段差状の基端段差部11が形成されている。この段差状の基端段差部11は、ブレーキバネ3の基端フック部30が遊動状態で収納するスペースを確保するように、パイプ式入力軸1の回転伝達部10の一方の端縁部14の下部を中心側湾曲部と円周側コ字状部の凹状に切欠して形成されている。その際、段差部11のスペースを余り大きくとらないで、段差部11がフック部30に極力近くなるようにして上述したブレーキバネ3の解除時間のロスを少なくするのが肝要である。本実施形態の場合、ブレーキバネ3のフック部30の厚み(2.5mm程度)より若干長い約4mm程度の前記中心側湾曲状部と円周側コ字状部における奥行が確保されている。また、その高さは、前記湾曲した中心側湾曲状部では回転伝達部10の高さと同等に長い一方、前記円周側コ字状部ではフック部30端部の高さ(2mm程度)より若干長い約4mm程度に形成されている。
かくして、前記ブレーキバネ3の一方の基端フック部30は、図13に示した如く前記基端段差部11内に僅かに遊動可能に収納され、回転伝達部10(基端段差部11)による解除の時間(ロス)が少なくなるよう設計されているため、パイプ式入力軸1の回転によってパイプ式出力軸2に伝達された直後に垂直方向の内方に微動自在に構成されている(図15参照)。
よって、前記ブレーキバネ3の他方の先端フック部31においても、前記先端段差部12内に僅かに遊動可能に収納され、回転伝達部10(先端段差部12)による解除時間のロスが少なくなるよう設計されているため、パイプ式入力軸1の回転によってパイプ式出力軸2に伝達された直後に垂直方向の内方に微動自在に構成されている。
なお、本実施形態の段差部11、12を備えた回転伝達部10の弓形角度は約170°程度、被回転伝達部20の弓形角度は約135°程度で好適に実施される。
これを図14の詳細図により説明する。同図14Aは、パイプ式入力軸1を正回転(反時計回り)する直前の状態を示している。同図17A上図のD-D線断面でみた同図14A下図に示したように、パイプ式出力軸2がブレーキバネ3の外側部31bに当接して出力軸2でブレーキバネ3が拡径状態にあり、これより更に入力軸1が正方向(反時計回り)に回転するとブレーキバネ3の負荷がなくなっていく(図14B参照)。
図14Bは、パイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2の直結直後の状態を示している。前記図14Aの状態から、パイプ式入力軸1が更に正方向に回転してパイプ式出力軸2に当接し、直後にブレーキバネ3を押している状態を示している。即ち、同図14B上図のA-A断面を示した同図14B中図のように、パイプ式入力軸1がまず最初に直接パイプ式出力軸2に当接して同パイプ式出力軸2を押しているためパイプ式入力軸1とパイプ式出力軸2が直結状態となるので、パイプ式出力軸2を押しながら、その直後にケーシング4に内接しているブレーキバネ3が引きずられていくように押される(図14B下図参照)。
なお、上記したパイプ式入力軸1の正回転時と同様に、逆方向(時計回り)に回転時する際も前記と同様であり、その詳細図に基づく説明は省略する。また、本実施形態のパイプ式出力軸2が回転すると、ブレーキバネ3の制動力によって回転が止められるのも上述と同様で詳細説明は省略する。
10 回転伝達部
11 基端段差部
11a 内側部
12 先端段差部
12a 内側部
13 膨出部
13a 凹部
14 側縁部
15 貫通孔
2 パイプ式出力軸
20 被回転伝達部
23 膨出部
23a 凹部
24 側縁部
25 貫通孔
3 ブレーキバネ
30 フック部
30a 内側部
30b 外側部
31 フック部
31a 内側部
31b 外側部
4 ケーシング
5 軸受
50 溝穴部
51 膨出部
52 基部
6 外パッキン(Oリング)
7 内パッキン(Oリング)
8 軸受スリーブ
8A、8B 一対の軸受スリーブ
80 凸部
81 内周面
82 内パッキン拘束溝
83 外周面
8a 突片
80 凸部
P 軸ピン
B バネ端面部
S スロープ部
Claims (9)
- 筒状のケーシング内に、内接状態で配設され両端部を内方へ突出するように屈曲したフック部を有するコイル状のブレーキバネと、回転中心線上に配置された軸ピンの両端部に同軸ピンを中心として回転自在に相対峙する入力軸と出力軸が配設され、且つ前記入力軸及び出力軸の各内端から回転伝達部と被回転伝達部が軸ピンと平行配置で突出され、前記ブレーキバネの両端のフック部に対して、入力軸の回転伝達部はフック部の内側部に当接してブレーキバネを縮径させ、出力軸の被回転伝達部は前記フック部の外側部に当接してブレーキバネを拡径させる回転伝達装置において、
前記入力軸及び出力軸は、貫通孔を有するパイプ体で成るパイプ式入力軸及びパイプ式出力軸に形成され、前記軸ピンを嵌め込んで固定する溝穴部が軸芯に穿設された軸受が、前記パイプ式入力軸とパイプ式出力軸の内端にそれぞれ装着され、軸振れ防止機能を発揮して前記軸ピンが前記軸受によって回転中心線上に固定された状態で、前記パイプ式入力軸とパイプ式出力軸が回転自在に構成されていることを特徴とする回転伝達装置。 - 前記軸受は、その内端に前記溝穴部を有するディスク状の膨出部が形成され、防水機能を発揮して前記パイプ式入力軸とパイプ式出力軸の各内端に嵌め込んで装着することを特徴とする、請求項1に記載した回転伝達装置。
- 前記軸ピンのいずれか一方の端部と前記軸受のいずれか一方が一体成型されており、前記軸ピンの他方の端部に他方の軸受が予め装着された状態で、前記各軸受がパイプ式入力軸又はパイプ式出力軸の内端に装着されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した回転伝達装置。
- 前記パイプ式入力軸の回転伝達部とパイプ式出力軸の被回転伝達部の基端位置に軸受スリーブが嵌め込まれ、その軸受スリーブの先端の上面は、前記ブレーキバネの両端面部で傾斜するバネ端面部の傾斜角度に対応して傾斜するスロープ部にそれぞれ形成されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載した回転伝達装置。
- 前記軸受スリーブはリング状に形成され、その基端に内向きに突出する突片が複数設けられており、パイプ式入力軸の回転伝達部とパイプ式出力軸の被回転伝達部の基端に前記突片が嵌り込む凹部が切欠してそれぞれ複数設けられていることを特徴とする、請求項4に記載した回転伝達装置。
- 前記パイプ式入力軸の回転伝達部の基端と先端に、前記ブレーキバネの両端のフック部をそれぞれ遊動状態で収納するスペースが確保された段差状の基端段差部及び先端段差部が、回転伝達部の両側縁部より内方に形成され、前記ブレーキバネの各フック部は前記基端段差部内及び先端段差部内に収納されて垂直方向の内方に微動自在に構成されており、前記パイプ式入力軸の正回転時に、まず同パイプ式入力軸の回転伝達部の側縁部が前記パイプ式出力軸の被回転伝達部の側縁部に当接してパイプ式入力軸がパイプ式出力軸に直結され、その直後に前記先端段差部の内側部が同先端段差部に収納されたフック部の内側部に当接され、前記パイプ式入力軸の逆回転時には、同様に前記パイプ式入力軸がパイプ式出力軸に当接して直結された直後に、前記基端段差部の内側部が同基端段差部に収納されたフック部の内側部に当接され、前記パイプ式出力軸に余分な力が加わらない状態でパイプ式出力軸の被回転伝達部が押されつつブレーキバネが押されて同ブレーキバネを縮径させることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載した回転伝達装置。
- 前記パイプ式入力軸とパイプ式出力軸の外周には各々軸受スリーブが嵌められ、前記軸受スリーブの内周面に環状の内パッキンが嵌まり込んで拘束される凹状の内パッキン拘束溝が形成されており、その内パッキン拘束溝に嵌まり込んだ不動構造の内パッキンの内周
に、前記パイプ式入力軸とパイプ式出力軸がそれぞれ水密状態で摺動自在に嵌挿されていることを特徴とする、請求項4又は5に記載した回転伝達装置。 - 前記パイプ式入力軸とパイプ式出力軸の外周には各々一対の軸受スリーブが嵌められる構成であり、前記一対の軸受スリーブの間に環状の内パッキンが挟み込まれ、その不動構造の内パッキンの内周にパイプ式入力軸とパイプ式出力軸がそれぞれ水密状態で摺動自在に嵌挿されていることを特徴とする、請求項4又は5又は7に記載した回転伝達装置。
- 前記パイプ式入力軸とパイプ式出力軸の外周に各々嵌められる単体又は一対で成る軸受スリーブの外周面に環状の外パッキンを介在した状態で、前記パイプ式入力軸とパイプ式出力軸は前記ケーシング内に配設されていることを特徴とする、請求項4又は5又は7又は8に記載した回転伝達装置。
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- 2020-03-31 JP JP2020062093A patent/JP7442132B2/ja active Active
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