JP3132120U - ハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウス栽培用シート軸の巻き取り巻き戻し操作が迅速にできる
【解決手段】回転操作片部4又はストッパー操作片部14のいずれか一方の中央基軸部13に軸心を中心に連結軸孔部41を設けると共に、他方の駆動軸1又は従動軸2に連結軸孔部42を設け、前記両方の連結軸孔部41,42に回転自在に嵌合する連結軸40を設けてなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置を提供するものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、ハウス栽培用ハウスシート等の巻き取り軸装置に関する。
本考案に関するハウス栽培用ハウスシート等の巻き取り軸装置は、手動ハンドル又は駆動モータ等により駆動軸を回転して、連動する従動軸に連結したハウスシートの巻き取り軸を回転してシートを巻き取り、適宜な位置で回転を停止すると、その位置を維持することができるものである。
従来、円筒状の固定ケース内に外周面が密着して回転可能に収納されると共に両端部が固定ケースの内方に突出して押圧片部を形成するストッパーコイルを設け、固定ケースの一端側に回転自在に軸受けされた駆動軸に、ストッパーコイル内に回転自在に挿入されストッパーコイルを巻き込み方向に回転するように押圧片部に当接する回転操作片部を設け、固定ケースの他端側に回転自在に軸受けされて駆動軸によって回転駆動される従動軸に、ストッパーコイル内に回転自在に挿入されストッパーコイルを巻き戻し方向に回転するように押圧片部に当接するストッパー操作片部を設けたものが知られている(特許文献1参照。)。
また、駆動軸や従動軸の回転操作片部又はストッパー操作片部に倒れ防止突片や支持片を設けて軸の倒れを防止し、回転力の伝達ロスをできるだけ小さくする装置(特許文献2参照。)や、駆動軸や従動軸の軸芯のズレを防止するため、軸芯部に相互に嵌合するガイド突起を設けたもの(特許文献3参照。)や、駆動軸や従動軸の基部において回転操作片部又はストッパー操作片部の先端部外周をガイドするもの(特許文献4参照。)が知られている。
実公平5−3487号公報 特開2001−112356号公報 特開2003−199440号公報 特開2005−318845号公報
特許文献2又は3に開示された従来技術では、例えば、特許文献2の場合は、駆動軸や従動軸の相手の回転操作片部又はストッパー操作片部に抵触する位置、即ち、ストッパーコイルの押圧片部の間に位置して、相手の操作部にぶつからないように倒れ防止突片や支持片を小さく設けなければならないから、大きさや強度的且つ位置的に設計の自由度がない課題がある。
また、特許文献3の場合は、駆動軸や従動軸の回転操作片部又はストッパー操作片部に抵触しないように操作部と並行して別体に相互に係合するようにガイド突起部を突出して設けてあるため、加工が容易でないと共に、相手の操作部にぶつからないように小さく設けなければならないから、大きさや強度的且つ位置的に設計の自由度がない課題がある。
また、特許文献4の場合は、駆動軸や従動軸の回転操作片部又はストッパー操作片部の外周にはストッパーコイルが設けてあるから、に抵触しないように操作部と並行して別体に相互に係合するようにガイド突起部を突出して設けてあるため、加工が容易でないと共に、相手の操作部にぶつからないように小さく設けなければならないから、回転操作片部又はストッパー操作片部の先端部外周をガイドするガイド部材に大きい物を設けることができず、大きさや強度的且つ位置的に設計の自由度がない課題がある。
そこで、本考案は、請求項1に記載のように、円筒状の固定ケース20と、固定ケース20内に外周面が密着して回転可能に収納されると共に両端部が固定ケース20の内方に突出して押圧片部31,32を形成するストッパーコイル30と、固定ケース20の一端側に回転自在に軸受けされてストッパーコイル30内に回転自在に緩く接して挿入されストッパーコイル30を巻き込み方向に回転するように前記押圧片部31,32に回転操作片部4が当接する駆動軸1と、固定ケース20の他端側に回転自在に軸受けされてストッパーコイル30内に回転自在に緩く接して挿入されストッパーコイル30を巻き戻し方向に回転するように押圧片部31,32にストッパー操作片部14が当接する従動軸10と、回転操作片部4又はストッパー操作片部14のいずれか一方にその基端部から軸芯を中心に一体に設けた中央基軸部13と、中央基軸部13の外周に回転自在に接する他方の回転操作片部4又はストッパー操作片部14に設けた内周面部と、中央基軸部13に軸心を中心に長手方向に沿って設けた連結軸孔部41と、中央基軸部13の連結軸孔部に相対して他方の駆動軸1又は従動軸2に設けた他方の連結軸孔部42と、前記両方の連結軸孔部に回転自在に嵌合する連結軸40とからなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置を提供するものである。
また、本考案は、請求項2に記載のように、請求項1に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、回転操作片4及びストッパー操作片14の先端面7,16が相手方の駆動軸1及び従動軸10に設けたガイド基部面6,17に回転可能に密着すると共に、ガイド基部面6,17に設けたガイドリング8,ガイド枠部18がそれぞれ回転操作片部4又はストッパー操作片部14の先端部外周をガイドするように設けてなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置を提供するものである。
また、本考案は、請求項3に記載のように、請求項1又は2に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、回転操作片部4又はストッパー操作片部14のいずれか一方のガイド基部面6に連結軸孔部42の外側に中央軸受部5を設けると共に、他方の中央基軸部13の先端部に中央軸受部5に嵌合するように中央軸15を突設して設けてなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置を提供するものである。
また、本考案は、請求項4に記載のように、請求項1、2又は3に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、回転操作片部4とストッパー操作片部14との接触面に耐摩耗性と小摩擦抵抗性を有する接触面部材43,44を設けてなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置を提供するものである。
また、本考案は、請求項5に記載のように、請求項1乃至4のいずれかに記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、駆動軸1又は従動軸10を回転操作片部4又はストッパー操作片部14を含めて鋳造により成形加工してなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置を提供するものである。
また、本考案は、請求項6に記載のように、請求項1乃至5のいずれかに記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、固定ケース20にパッキング機能を有する軸受部材22,23によって駆動軸1及び従動軸10を軸受すると共に、固定ケース20内に潤滑剤を封入してなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置を提供するものである。
また、本考案は、請求項7に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、潤滑剤が、摩擦剤を混入してある潤滑剤からなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置を提供するものである。
また、本考案は、請求項8に記載のように、請求項6又は7に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、固定ケースを挟持する装置支持部材26,27の板バネ弾力によって軸受部材22,23を固定ケース20に弾力的に組み込み固定してなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置を提供するものである。
以上の通り、本考案はに係るハウス栽培用ハウスシート等の巻き取り装置によれば、請求項1に記載のように、円筒状の固定ケース20と、固定ケース20内に外周面が密着して回転可能に収納されると共に両端部が固定ケース20の内方に突出して押圧片部31,32を形成するストッパーコイル30と、固定ケース20の一端側に回転自在に軸受けされてストッパーコイル30内に回転自在に緩く接して挿入されストッパーコイル30を巻き込み方向に回転するように前記押圧片部31,32に回転操作片部4が当接する駆動軸1と、固定ケース20の他端側に回転自在に軸受けされてストッパーコイル30内に回転自在に緩く接して挿入されストッパーコイル30を巻き戻し方向に回転するように押圧片部31,32にストッパー操作片部14が当接する従動軸10と、回転操作片部4又はストッパー操作片部14のいずれか一方にその基端部から軸芯を中心に一体に設けた中央基軸部13と、中央基軸部13の外周に回転自在に接する他方の回転操作片部4又はストッパー操作片部14に設けた内周面部と、中央基軸部13に軸心を中心に長手方向に沿って設けた連結軸孔部41と、中央基軸部13の連結軸孔部41に相対して他方の駆動軸1又は従動軸2に設けた他方の連結軸孔部42と、前記両方の連結軸孔部41,42に回転自在に嵌合する連結軸40とからなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置の構成を有することにより、回転操作片部4又はストッパー操作片部14の一方の内周面と他方の中央基軸部13の外周面とが回転自在に接すると共に、中央基軸部13の連結軸孔部41と他方の駆動軸1又は従動軸2に設けた連結軸孔部42の両方に連結軸40が回転自在に嵌合する両者の相乗作用によって、駆動軸1と従動軸10と間の相当の負荷が加わっても軸心が倒れるようなことが無く連動回転が円滑且つ確実に行われることになり、ハウス栽培用シート軸の巻き取り巻き戻し操作が迅速にできる効果がある。
また、本考案は、請求項2に記載のように、請求項1に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、回転操作片4及びストッパー操作片14の先端面7,16が相手方の駆動軸1及び従動軸10に設けたガイド基部面6,17に回転可能に密着すると共に、ガイド基部面6,17に設けたガイドリング8,ガイド枠部18がそれぞれ回転操作片部4又はストッパー操作片部14の先端部外周をガイドするように設けてなる構成を有することにより、駆動軸1と従動軸10との連動性が更に向上する効果がある。
また、本考案は、請求項3に記載のように、請求項1又は2に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、回転操作片部4又はストッパー操作片部14のいずれか一方のガイド基部面6に連結軸孔部42の外側に中央軸受部5を設けると共に、他方の中央基軸部13の先端部に中央軸受部5に嵌合するように中央軸15を突設して設けてなる構成を有することにより、駆動軸1と従動軸10との連動性が更に向上する効果がある。
また、本考案は、請求項4に記載のように、請求項1、2又は3に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、回転操作片部4とストッパー操作片部14との接触面に耐摩耗性と小摩擦抵抗性を有する接触面部材43,44を設けてなる構成を有することにより、回転操作片部4とストッパー操作片部14とが円滑に接触すると共に耐久性に優れた駆動軸1と従動軸10との連動性が向上する効果がある。
また、本考案は、請求項5に記載のように、請求項1乃至4のいずれかに記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、駆動軸1及び従動軸10を回転操作片部4又はストッパー操作片部14を含めて鋳造により成形加工してなる構成を有することにより、駆動軸1及び従動軸10を中空の連結軸孔部41,42や回転操作片部4又はストッパー操作片部14を含めてを鋳造手段により容易に安価に成形加工することができる効果がある。
また、本考案は、請求項6に記載のように、請求項1乃至5のいずれかに記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、固定ケース20にパッキング機能を有する軸受部材22,23によって駆動軸1及び従動軸10を軸受すると共に、固定ケース20内に潤滑剤を封入してなる構成を有することにより、悪天候による雨水や塵埃の浸入を阻止することができるのみならず、潤滑剤によって駆動軸1及び従動軸10の軽快、円滑且つ確実な連動性を維持することができる効果がある。
また、本考案は、請求項7に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、潤滑剤が、摩擦剤を混入してある潤滑剤からなる構成を有することにより、駆動軸1による巻き取り回転駆動時には巻き込まれて緩く固定ケース20に接触するストッパーコイル30が潤滑剤の潤滑作用により円滑に回転する一方、従動軸10の巻き戻し時には、ストッパーコイル30が拡張して固定ケース20に強力に圧着すると、ストッパーコイル30と固定ケース20の圧着面に摩擦剤が介在してブレーキが掛かり、従動軸10が強力に停止状態に維持されることとなる。
また、本考案は、請求項8に記載のように、請求項6又は7に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、固定ケース20を挟持する装置支持部材26,27の板バネ弾力によって軸受部材22,23を固定ケース20に弾力的に組み込み固定してなる構成を有することにより、軸受部材22,23を確実に支持することができる効果がある。
図1乃至図3に記載の実施例において、1は手動ハンドル又は駆動モーターに直接又は減速機構等を介して連結される駆動軸で、ハンドル等との連結軸部2側は中空パイプ状をなし、駆動軸1の先端部3側は外方に拡張すると共に、先端部3の軸芯には中央軸受部5が凹孔状に設けてある。また、図8に明示するように、駆動軸1の先端部3の外周には中央軸受部5を軸芯として円弧状断面を有する回転操作片部4が一体に設けてある。
駆動軸1の回転操作片部4は、図4及び図5に記載のように、ストッパーコイル30の押圧片部31,32の間に、回転に伴ってストッパーコイル30を巻き込む方向から当接するように緩く嵌合するように構成してある。
従って、駆動軸1を回転するときには、回転操作片部4が、図5に記載のように、ストッパーコイル30を巻き込むように押圧片部31又は32に当接するから、ストッパーコイル30は縮小して固定ケース20の内壁に緩く嵌合した状態になり、摩擦抵抗が減少して容易に回転して従動軸10のストッパー操作片14を押し回し、従動軸10を巻き取り又は巻き戻し方向に回転することができる。
他方、10はハウスシート巻き取り軸に連結される従動軸で、ハウスシート軸との連結部11側は中空状をなし、従動軸10の先端部12側は外方に拡張すると共に、先端部12の先には軸芯部を含んで扇型状に中央軸基部13とストッパー操作片部14が一体に設けてあり、中央軸基部13の先端面16に前記駆動軸1の中央軸受部5に嵌合する中央軸15が一体に設けてある。
また、従動軸10の中央基軸部13には、軸心を中心に長手方向に沿って相当に深い連結軸孔部41が設けてあると共に、この中央基軸部13の連結軸孔部41に相対して他方の駆動軸1にも同様に連結軸孔部42が設けてあり、前記両方の連結軸孔部41,42に回転自在に長軸の連結軸40が嵌合し、駆動軸1と従動軸10とがほぼ同一の軸心を維持し、軸心がずれることなく、ガタ無く連結して、円滑且つ確実に連動回転するように接続されている。
なお、連結軸40は駆動軸1及び従動軸10よりも耐摩耗性が大きく、摩擦抵抗が小さく、且つ、曲げ強度、剪断強度が充分に大きい部材が用いられている。
連結軸40の両端部は連結軸孔部41,42の孔底に緩く当接するように軸方向にやや短めに設けてあり、中央軸基部13の広い先端面16が連結軸40の軸外周接触面として、連結軸40の両端面より広い面積を以て駆動軸1のガイド基部面6に密着し、駆動軸1と従動軸10とが軸心がずれることなく確実に連動回転し得るように設けてある。
図9に記載の実施例の場合、駆動軸1の先端部3には中央軸受部5が設けて無く、従って、従動軸10の中央基軸部13にも中央軸15を設けて無いが、前述と同様の連結軸孔部41,42と連結軸40を設けることによって、中央軸基部13の先端面16が連結軸40の軸外周接触面として、広い面積を以て駆動軸1のガイド基部面6に密着し、駆動軸1と従動軸10とが軸心がずれることなく、ガタ無く連結して、円滑且つ確実に連動回転するように接続されている。
また、中央軸基部13の外周部は断面円弧状をなし、図5及び図7に記載のように、断面円弧状の中央軸基部13に沿って前記駆動軸1の回転操作片部4が外接してガイドされるように構成してある。
図示の実施例の場合、駆動軸1の回転操作片部4の内周面及びその両側の操作面部には、耐摩耗性の大きい摩擦抵抗の少ないステンレス板からなる接触面部材43が設けてあると共に、これに接触する従動軸10の中央軸基部13の外周部にも同様の接触面部材44が設けてある。
また、駆動軸1の回転操作片部4の先端面7は、図1又は図9に記載のように、従動軸10の先端部12の中央軸基部13のガイド基部面17に対面して密着するように設けてあると共に、ガイド基部面17に円弧状に突設したガイド枠部18に内接してガイドされるように構成してある。
なお、ガイド枠部18は、図示の環状に限らず、回転操作片部4の扇形状の外周部に当接してその回転を支持し案内する複数個のリング片、円柱片又は棒状片等からなる突起部であっても良い。
更に、駆動軸1においては、駆動軸1のガイド基部面6を囲んでガイドリング8が一体に設けてあり、従動軸10のストッパー操作片部14の扇形状の外周先端部をガイドリング8に嵌合して案内し、従動軸10のストッパー操作片14を駆動軸の1ガイド基部面6とガイドリング8で倒れることなく確実に支持して案内し得るように構成してある。
なお、ガイドリング8は、図示の環状に限らず、ストッパー操作片部14の扇形状の外周部に当接してその回転を支持し案内する複数個のリング片、円柱片又は棒状片等からなる構成であっても良い。
他方、円筒状の固定ケース20内には、前述の如く、外周面が密着して回転可能に収納されると共に両端部が固定ケース20の内方に突出して押圧片部31,32を形成するストッパーコイル30が設けてある。
固定ケース20の両端部には軸受性能のある合成樹脂製の軸受部材22,23を嵌着して設けてあり、駆動軸1と従動軸10の先端部外周に設けた軸受段部9,19を密着状態で軸受けしている。固定ケース20の両端部には円弧状に相対する2個所の切欠部21が設けてあり、この切欠部21に連続するように前記軸受部材22,23の外側にも切欠部24,25が設けてあり、これら切欠部21,24及び21,25に装置支持部材26,27に設けた同一円弧形状の支持突起片部28,29が嵌合して、固定ケース20を軸受部材22,23と共に挟持している。
即ち、図1又は図9において、コ字型断面の型板からなる装置支持部材26,27の内側中央に設けた固定ケース20の外周が嵌合する円形の支持孔に、前記切欠部21,24及び21,25に嵌合する支持突起片部28,29が設けてある一方、コ字型断面形状の型板から外側に屈曲して設けた取付片部26a,27aを合致させて固定することによって型板の板バネ弾力が生じ、支持突起部28,29に固定ケース20を軸受部材22,23共々両側から弾性的に挟持するように構成してある。
軸受部材22,23の外周にはパッキングリング22a,23aが設けてあり、固定ケース20の内周面に密着して固定ケース20内を密封することができるように構成してある。実施例の場合、固定ケース20内には微粉末の摩擦材を混入したグリスからなる潤滑剤が充填されており、駆動軸1による巻き取り回転駆動時には巻き込まれて緩く固定ケース20に接触するストッパーコイル30がグリスの潤滑作用により円滑に回転する一方、従動軸10の巻き戻し時には、ストッパーコイル30が拡張して固定ケース20に圧着すると、ストッパーコイル30と固定ケース20の圧着面に摩擦材が介入してブレーキが掛かり、従動軸10が停止状態に維持されることとなる。
また、装置支持部材26,27はハウスシートの巻き上げ部に沿って設けたガイド部材に上下動可能にガイドされ、ハウスシートの巻き上げ巻き戻しに伴って固定ケース20を一体に上下動自在に案内するように構成してある。
操作ハンドルから手を離して駆動軸1の駆動を停止すると、従動軸20はハウスシートの自重により巻き戻し方向に回転しようとするが、図6に記載のように、ストッパー操作片部14は、ストッパーコイル30を巻き戻すように押圧片部31又は32に当接するから、ストッパーコイル30は外周に拡張する方向の力を受けて固定ケース1の内壁に強力に嵌合した状態になり、回転することなく固定して従動軸10のストッパー操作片14を停止させ、ハウスシートを停止状態に維持すると共に、駆動軸1側に何らの力を及ぼさなくなる。
なお、図示の実施例の如く、ストッパーコイル30を巻き込むように設けた押圧片部31又は32の角度間隔を巻き込み側より大きく設定し、駆動軸1側の中空円弧状の回転操作片部4の円弧角度を180度を超えて大きく構成することによって、駆動軸1側の中空円弧状の回転操作片部4の強度を大きくすることができる効果がある。
また、この場合、図示の実施例の如く、ストッパーコイル30を巻き戻すように設けた押圧片部31又は32の角度間隔を巻き込み側より小さく設定しても、従動軸10側の軸芯部を含んで扇型状に中央軸基部13と一体に設けてあるストッパー操作片部14は、回転操作片部4の円弧角度に比較して180度より小さくても十分な強度を維持することができる。
なお、また、中空円弧状の回転操作片部4の円弧角度を180度を超えて大きく構成することによって、押圧片部31又は32を間に挟んだストッパー操作片14との間隔をできるだけ小さく設定することができるから、巻き取り又は巻き戻し回転操作時の停止直後の巻き取り軸のストップするまでの回転角度を小さくすることができる効果がある。
また、本考案によれば、ストッパーコイル30を収容する固定ケース20内に、駆動軸1又は従動軸10の連結軸40と連結軸受孔部41,42、中央軸受部5と中央軸15、及び、操作片部4,14とガイド枠部18或いはガイドリング8を、軸方向から相互に密着して高精度に嵌合して組み合わせることができる構成であるから、複雑な構造からなる駆動軸1及び従動軸10を工作機械加工ではなく鋳造により比較的簡単に製造することができる効果がある。
本考案装置の一実施例の要部の中央縦断面図。 その要部の分解斜視図。 その要部の分解斜視図。 その一要部の横断面図。 その要部の作動態様を示す横断面図。 その他の要部の横断面図。 その要部の作動態様を示す横断面図。 本考案装置の要部の斜視図。 本考案装置の他の実施例の中央縦断面図。
符号の説明
1 駆動軸
2 ハンドル連結軸部
3 先端部
4 回転操作片部
5 中央軸受部
6 ガイド基部面
7 先端面
8 ガイドリング
9 軸受段部
10 従動軸
11 ハウスシート連結軸部
12 先端部
13 中央基軸部
14 ストッパー操作片部
15 中央軸
16 先端面
17 ガイド基部面
18 ガイド枠部
19 軸受段部
21 切欠部
22 軸受部材
22a パッキングリング
23 軸受部材
23a パッキングリング
24 切欠部
25 切欠部
26 装置支持部材
26a 取付片部
27 装置支持部材
27a 取付片部
28 支持突起片部
29 支持突起片部
30 ストッパーコイル
31,32 押圧片部
40 連結軸
41 連結軸孔
42 連結軸孔
43 接触面部材
44 接触面部材

Claims (8)

  1. 円筒状の固定ケース20と、固定ケース20内に外周面が密着して回転可能に収納されると共に両端部が固定ケース20の内方に突出して押圧片部31,32を形成するストッパーコイル30と、固定ケース20の一端側に回転自在に軸受けされてストッパーコイル30内に回転自在に緩く接して挿入されストッパーコイル30を巻き込み方向に回転するように前記押圧片部31,32に回転操作片部4が当接する駆動軸1と、固定ケース20の他端側に回転自在に軸受けされてストッパーコイル30内に回転自在に緩く接して挿入されストッパーコイル30を巻き戻し方向に回転するように押圧片部31,32にストッパー操作片部14が当接する従動軸10と、回転操作片部4又はストッパー操作片部14のいずれか一方にその基端部から軸芯を中心に一体に設けた中央基軸部13と、中央基軸部13の外周に回転自在に接する他方の回転操作片部4又はストッパー操作片部14に設けた内周面部と、中央基軸部13に軸心を中心に長手方向に沿って設けた連結軸孔部41と、中央基軸部13の連結軸孔部41に相対して他方の駆動軸1又は従動軸2に設けた他方の連結軸孔部42と、前記両方の連結軸孔部41,42に回転自在に嵌合する連結軸40とからなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置。
  2. 請求項1に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、回転操作片4及びストッパー操作片14の先端面7,16が相手方の駆動軸1及び従動軸10に設けたガイド基部面6,17に回転可能に密着すると共に、ガイド基部面6,17に設けたガイドリング8,ガイド枠部18がそれぞれ回転操作片部4又はストッパー操作片部14の先端部外周をガイドするように設けてなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置。
  3. 請求項1又は2に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、回転操作片部4又はストッパー操作片部14のいずれか一方のガイド基部面6に連結軸孔部42の外側に中央軸受部5を設けると共に、他方の中央基軸部13の先端部に中央軸受部5に嵌合するように中央軸15を突設して設けてなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、回転操作片部4とストッパー操作片部14との接触面に耐摩耗性と小摩擦抵抗性を有する接触面部材43,44を設けてなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、駆動軸1及び又は従動軸10を鋳造により成形加工してなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、固定ケース20にパッキング機能を有する軸受部材22,23によって駆動軸1及び従動軸10を軸受すると共に、固定ケース20内に潤滑剤を封入してなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置。
  7. 請求項6に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、潤滑剤が、摩擦剤を混入してある潤滑剤からなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置。
  8. 請求項6又は7に記載のハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置において、固定ケース20を挟持する装置支持部材26,27の板バネ弾力によって軸受部材22,23を固定ケース20に弾力的に組み込み固定してなるハウス栽培用シート等の巻き取り軸装置。
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