JP2018007557A - バッテリーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】安価に高容量化することができ、充電受入性能が高く、かつ、性能が低下し難いバッテリーシステムを提供する。
【解決手段】バッテリーシステムは、第1のバッテリーと第2のバッテリーとを組み合わせたシステムであって、第1のバッテリーの放電カーブ(放電特性)(311)は、安定領域(B1)を有し、第2のバッテリーの放電カーブ(放電特性)(321)は、第1のバッテリーの安定領域(B1)の電圧よりも低い電圧の範囲において安定領域(B2)を有し、かつ、第1のバッテリーの安定領域(B1)の電圧と重複する電圧の範囲において不安定領域(A2)を有し、バッテリー全体の放電状態が、放電過程において、第1のバッテリーの安定領域(B1)から第2のバッテリーの安定領域(B2)へと移行するように、第1のバッテリーと第2のバッテリーとを並列に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動車両等に適用されるバッテリーシステムに関する。
従来、例えば電気自動車用の電源として、比較的安価で使用実績が高い、鉛蓄電池が広く用いられている。また、近年、かかる電源として、高い電圧が得られエネルギー密度が高い、リチウムイオン電池も用いられるようになってきている。
ところが、鉛蓄電池は、充電受入性能が低いため、電気自動車等の車両(以下、単に「車両」という)の制動時に得られる回生エネルギーを効率良く蓄電することが難しい。また、また、リチウムイオン電池は、製造コストが高く、容量を大きくすることが難しいため、車両のエンジン始動時に必要な電力を十分に確保することが難しい。
そこで、内部抵抗が小さいリチウムイオン電池と容量が大きい鉛蓄電池とを並列に接続する技術が、例えば特許文献1および特許文献2に記載されている。かかる技術によれば、充電受入性能が高く、かつ、容量の大きいバッテリーシステムを、安価に実現することができる。
特開2003−174734号公報 特開2004−25979号公報
しかしながら、このような従来技術は、複数の二次電池から成るバッテリー全体の、充電受入性能および容量を含めた二次電池としての性能(以下、単に「性能」という)を、維持することは難しい。なぜなら、鉛蓄電池およびリチウムイオン電池等の二次電池は、通常、過充電および過放電等により劣化が生じたり、保存状態によって容量回復性が異なる等、使用状態に応じて性能が低下し得るからである。そして、個々の二次電池の性能が低下すると、バッテリー全体の性能も低下するからである。
本発明の目的は、安価に高容量化することができ、充電受入性能が高く、かつ、性能が低下し難いバッテリーシステムを提供することである。
本開示のバッテリーシステムは、第1のバッテリーと第2のバッテリーとを組み合わせたバッテリーシステムであって、前記第1のバッテリーの放電特性は、放電容量に対する電圧の変化率が小さい安定領域を有し、前記第2のバッテリーの放電特性は、前記第1のバッテリーの前記安定領域の電圧よりも低い電圧の範囲において、放電容量に対する電圧の変化率が小さい安定領域を有し、かつ、前記第1のバッテリーの前記安定領域の電圧と重複する電圧の範囲において、放電容量に対する電圧の変化率が大きい不安定領域を有し、前記第1のバッテリーおよび前記第2のバッテリーから成るバッテリー全体の放電状態が、当該バッテリー全体の放電過程において、前記第1のバッテリーの安定領域から前記第2のバッテリーの安定領域へと移行するように、前記第1のバッテリーと前記第2のバッテリーとを並列に接続する。
本開示によれば、安価に高容量化することができ、充電受入性能が高く、かつ、性能が低下し難いバッテリーシステムを得ることができる。
一般的なバッテリーの放電特性の一例を示す図 本発明に係るバッテリーシステムの概略構成の一例を示す図 本発明における第1のバッテリーの放電特性と第2のバッテリーの放電特性との関係の一例を示す図 本発明に係るバッテリーシステムにおける電圧と各バッテリーの放電状態との関係の一例を示す図 本発明に係るバッテリーシステムの放電特性と充放電パターンとの関係の一例を示す図 本発明に係るバッテリーシステムにおける第1のバッテリーと第2のバッテリーの組み合わせの条件の一例を示す図 本発明の一実施の形態に係るバッテリーシステムの構成を示すブロック図 本実施の形態における第1のバッテリーおよび第2のバッテリーの第1の具体例を示す図 本実施の形態における第1のバッテリーおよび第2のバッテリーの第2の具体例を示す図 本実施の形態における第1のバッテリーおよび第2のバッテリーの第3の具体例を示す図 本実施の形態における開閉器の制御の一例を説明するための図 本実施の形態における開閉器の制御の他の例を説明するための図
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の概要について説明する。
図1は、一般的な二次電池(以下「バッテリー」という)の放電特性の一例を示す図である。図1において、横軸は、100%〜0%の範囲で充電状態(SOC:State Of Charge)[%]を示し、縦軸は、電圧[V]を示す。また、以下の説明において、放電が進む方向を基準として、「初期」、「末期」、「始期」および「終期」の用語を用いるものとする。
図1に示すように、一般的なバッテリーの放電カーブ301では、放電が継続されると、充電状態が低下(つまり、充電残容量が低下)し、これとともに電圧が低下していく。そして、放電カーブ301の放電初期部分と放電末期部分には、不安定領域(それぞれ、記号「A」および記号「A’」を用いる)が存在する。そして、放電カーブ301の中間部分には、安定領域(記号「B」を用いる)が存在する。
不安定領域A、A’は、僅かな充電状態の変化で電圧が大きく変化する領域、つまり、放電容量に対する電圧の変化率が大きい領域である。換言すれば、放電カーブ301が急峻に変化する領域である。
具体的には、不安定領域Aは、満充電からの放電の初期における、僅かな充電状態の低下で大きく電圧が低下する領域である。また、不安定領域A’は、完全放電への放電の末期における、僅かな充電状態の低下で大きく電圧が低下する領域である。
また、安定領域Bは、充電状態が変化しても電圧の変化が少ない変化率の小さな領域、つまり、放電容量に対する電圧の変化率が小さい領域である。換言すれば、放電カーブ301が緩やかに変化する領域である。
このように、バッテリーの放電カーブ301は、不安定領域Aから安定領域Bの始期部分へ移行し、次いで、安定領域Bの終期部分から不安定領域A’へと移行するような、曲線を描く。
実際の機器などで使用される電圧範囲は、バッテリーの公称電圧範囲302よりも広い場合がある。したがって、実際の使用においては、公称電圧範囲302よりも高い電圧に至るまで充電が行われる過充電や、公称電圧範囲302よりも低い電圧に至るまで放電が行われる過放電が、発生し得る。
不安定領域Aでは、過充電が発生し易く、不安定領域A’では、過放電が発生し易い。また、過充電および過放電は、バッテリーの劣化を早める。したがって、バッテリーは、不安定領域A、A’が存在する場合、できるだけ不安定領域A、A’を避けるような放電状態で、使用されることが望ましい。
そこで、本発明に係るバッテリーシステムは、例えば、第1のバッテリーと、第1のバッテリーの安定領域Bの電圧よりも低い電圧の範囲において安定領域Bを有し、かつ、第1のバッテリーの安定領域Bの電圧と重複する電圧の範囲において不安定領域Aを有する第2のバッテリーとを組み合わせる。
そして、本発明に係るバッテリーシステムは、例えば、第1のバッテリーおよび第2のバッテリーから成るバッテリー全体の放電状態が、当該バッテリー全体の放電過程において、第1のバッテリーの安定領域から第2のバッテリーの安定領域へと移行するように、これらのバッテリーを並列に接続する。
このようなバッテリーシステムは、第2のバッテリーの放電初期側の不安定領域Aの少なくとも一部を、第1のバッテリーの安定領域Bでカバーすることができる。これにより、第2のバッテリーの過充電に起因する劣化を防止することが可能となる。
また、本発明に係るバッテリーシステムは、例えば、更に、第1のバッテリーが、第2のバッテリーの安定領域Bの電圧と重複する電圧の範囲において、不安定領域A’を有するようにする。
このようなバッテリーシステムは、第1のバッテリーの末期側の不安定領域A’の少なくとも一部を、第2のバッテリーの安定領域Bでカバーすることが可能となる。これにより、第1のバッテリーの過放電に起因する劣化を防止することが可能となる。
すなわち、本発明に係るバッテリーシステムは、バッテリー全体の性能が低下し難くなるように、個々のバッテリーの使用状態を最適化することができる。
ここで、本発明に係るバッテリーシステムにおいて個々のバッテリーの使用状態が最適化される理由について、より詳細に説明する。
図2は、本発明に係るバッテリーシステムの概略構成の一例を示す図である。
図2において、バッテリーシステム10は、第1のバッテリー100と第2のバッテリー200とが組み合わされて構成されている。この第1のバッテリー100と第2のバッテリー200とは、電気的に並列に接続されている。より具体的には、第1のバッテリー100の正極端子と第2のバッテリー200の正極端子とが接続され、第1のバッテリー100の負極端子と第2のバッテリー200の負極端子とが接続されている。
なお、以下の説明において、第1のバッテリー100は、リチウムイオン電池であり、第2のバッテリー200は、鉛蓄電池であるものとする。
リチウムイオン電池は、非水系の二次電池の一種であり、電解質中のリチウムイオンが電気的伝導を担う二次電池である。代表的なセルの構成においては、正極にコバルト酸リチウム等のリチウム含有金属酸化物、負極に炭素材料、電解液に有機電解液が用いられる。また、これらの正極および負極をセパレータを介して捲回した捲回式の電極体が、非水電解液に浸された状態で、円筒状の電池缶に収容されている。
リチウムイオン電池は、高い電圧が得られ、エネルギー密度が高く、充放電エネルギーの効率が高く、急速充放電が可能であるという特性を有する。一方で、リチウムイオン電池は、過充電および過放電に弱いという特性、および、満充電状態で保存すると劣化が急激に進行するという特性を有する。更に、リチウムイオン電池は、充電保存よりも放電保存の方が容量回復性に優れるという特性を有する。ここで、容量回復性とは、保存した後に充放電を行ったときに初期容量に比較してどのレベルまで回復するかという性質である。
鉛蓄電池は、水溶液系の二次電池であり、正極に二酸化鉛、負極に海綿状の鉛、電解液として希硫酸が用いられる。各セル室には、複数の正極板と負極板とがガラス繊維のセパレータを介して積層された電極群が収容されている。
鉛蓄電池は、比較的安価であるため、大容量バッテリーとしての使用実績が高い。一方、鉛蓄電池は、過放電を行うと劣化が早まるという特性を有する。更に、鉛蓄電池は、放電保存よりも充電保存が容量回復性に優れるという特性を有する。
図3は、第1のバッテリー100の放電特性と第2のバッテリー200の放電特性との関係の一例を示す図である。図3Aは、第1のバッテリー100の放電特性を示し、図3Bは、第2のバッテリー200の放電特性を示す。図3Aおよび図3Bは、それぞれ、図1に対応している。また、図3Aおよび図3Bは、縦軸が対応するように配置されている。
第1のバッテリー100の放電カーブ311は、図1に示す一般的なバッテリーの放電カーブ301と同様に、放電始期部分の不安定領域および放電末期部分の不安定領域(それぞれ、記号「A1」および記号「A1’」を用いる)を有する。そして、第1のバッテリー100の放電カーブ311は、図1に示す一般的なバッテリーの放電カーブ301と同様に、中間部分(つまり不安定領域A1と不安定領域A1’との間)に、安定領域(記号「B1」を用いる)を有する。
また、第2のバッテリー200の放電カーブ321も、同様に、放電始期部分の不安定領域および放電末期部分の不安定領域(それぞれ、記号「A2」および記号「A2’」を用いる)と、安定領域(記号「B2」を用いる)を有する。
但し、第1のバッテリー100の放電カーブ311と、第2のバッテリー200の放電カーブ321とは、異なっている。
具体的には、以下の通りである。
(1)第1のバッテリー100の安定領域B1における電圧は、第2のバッテリー200の安定領域B2における電圧より高い。言い換えると、第2のバッテリー200の安定領域B2における電圧は、第1のバッテリー100の安定領域B1における電圧より低い。このように、安定領域B1、B2において電圧の高低差がある。
(2)第1のバッテリー100の不安定領域A1における電圧の高低幅が狭いのに対し、第2のバッテリー200の不安定領域A2における電圧の高低幅は広い。つまり、第2のバッテリー200の不安定領域A2においては、僅かな充電状態の変化で電圧が大きく低下する。
(3)第1のバッテリー100の不安定領域A1’における電圧の高低幅が広いのに対し、第2のバッテリー200の不安定領域A2’における電圧の高低幅は狭い。つまり、第1のバッテリー1の不安定領域A1’においては、僅かな充電状態の変化で電圧が急峻に大きく低下する。
更に、第1および第2のバッテリー100、200の放電特性は、第1のバッテリー100の安定領域B1の終期部分の電圧Vtと、第2のバッテリー200の安定領域の始期部分の電圧Vcとが、略一致するように構成されている。すなわち、第1のバッテリー100の安定領域B1の電圧の最小値と、第2のバッテリー200の安定領域B2の電圧の最大値とは、略一致している。
このような電圧Vt、Vcの略一致は、例えば、第1のバッテリー100および第2のバッテリー200のセルの直列接続数を調整することによって、実現可能である。すなわち、第1のバッテリー100および第2のバッテリー200の少なくとも1つは、直列に接続された複数のバッテリーセルから成る。
以下、説明の便宜のため、第1のバッテリー100の安定領域B1の終期部分の電圧Vtと、第2のバッテリー200の安定領域の始期部分の電圧Vcとは、電圧値Vmとして一致しているものとする。
また、第1のバッテリー100の公称電圧範囲312および第2のバッテリー200の公称電圧範囲322は、略一致しているものとする。すなわち、第1のバッテリー100の上限電圧Vh1および下限電圧Vl1は、それぞれ、第2のバッテリー200の上限電圧Vh2および下限電圧Vl2と略一致している。
以下、説明の便宜のため、第1のバッテリー100の上限電圧Vh1および第2のバッテリー200の上限電圧Vh2は、バッテリーシステム10の上限電圧Vhとして一致しているものとする。また、第1のバッテリー100の下限電圧Vl1および第2のバッテリー200の下限電圧Vl2は、バッテリーシステム10の上限電圧Vlとして一致しているものとする。
図4は、バッテリーシステム10において放電を行ったときの、電圧と各バッテリーの放電状態との関係の一例を示す図である。ここでは、満充電状態から放電が継続するときの時間経過に沿って、説明を行う。
図4に示すように、まず、放電開始から第1のバッテリー100の安定領域B1の終期部分の電圧Vtまでの領域(電圧Vh〜Vm)331において、放電は、主に第1のバッテリー100で行われる。すなわち、この領域331において、第2のバッテリー200は、ほとんど放電しない。これは、第2のバッテリー200の安定領域B2における電圧が、第1のバッテリー100の安定領域B1における電圧より低いという、第1のバッテリー100の放電特性と第2のバッテリー200の放電特性との関係に基づいている。
一方、電圧Vh〜Vmの領域331において、第2のバッテリー200の電圧は、第1のバッテリー100の電圧の変化に追随して変化する。これは、第1のバッテリー100と第2のバッテリー200とが並列に接続されており、各バッテリーの電圧が等しくなることに基づいている。
次いで、バッテリーシステム10の電圧が第1のバッテリー100の安定領域B1の終期の電圧Vmに到達した後放電終了となるまでの領域(電圧Vm〜Vl)332において、放電は、主に第2のバッテリー200で行われる。すなわち、バッテリーシステム10の放電状態は、第1のバッテリー100の安定領域B1から第2のバッテリー200の安定領域B2へと移行し、最終的に第2のバッテリー200の不安定領域A2’へ移行する。これは、上述の通り、安定領域B1の終期部分の電圧Vtと安定領域B2の始期部分の電圧Vcとが略一致していることに基づいている。
第2のバッテリー200の不安定領域A2の電圧範囲の少なくとも一部は、第1のバッテリー100の安定領域B1の電圧範囲の少なくとも一部と重複している。したがって、急速な充電をしたとしても、第2のバッテリー200の放電状態は、第1のバッテリーの安定領域B1の電圧の変化に応じて変化する。このため、不安定領域A2において緩やかに変化することになり、第2のバッテリー200の過充電が発生する機会は抑制される。
また、第1のバッテリー100の不安定領域A1’の電圧範囲の少なくとも一部は、第2のバッテリー200の安定領域B2の電圧範囲の少なくとも一部と重複している。したがって、放電をしたとしても、第1のバッテリー100の放電状態は、第2のバッテリーの安定領域B2の電圧の変化に応じて変化する。このため、不安定領域A1’において緩やかに変化することになり、過放電を避けることが容易であり、第1のバッテリー100の過放電が発生する機会は抑制される。
なお、バッテリーは、完全放電となる前に、充電が行われることが多い。したがって、第1のバッテリー100の容量回復性は、放電保存時に高く、第2のバッテリー200の容量回復性は、充電保存時に高いことが望ましい。
この点について、充放電パターンの具体例を挙げて説明する。
図5は、バッテリーシステム10の放電特性と充放電パターンとの関係の一例を示す図である。図5Aは、バッテリーシステム10(第1のバッテリー100と第2のバッテリー200とを並列接続した系)の放電特性を示す。すなわち、図5Aは、図3に示す第1のバッテリー100の放電特性と第2のバッテリー200の放電特性とを合成した放電特性を示す。図5Bは、充電状態における、第1のバッテリー100が主に放電する領域と、第2のバッテリー200が主に放電する領域とを示す。図5C〜図5Fは、バッテリーシステム10が電気自動車の駆動用電源として利用される場合の、1日の充放電パターンの一例を示す。なお、ここでは、説明の便宜のため、電気自動車のモータからの回生エネルギーによる充電を無視するが、突然の大きな電流でも第1バッテリーの安定領域により第2バッテリーの過充電が抑制されることは、上述の内容と同様である。
なお、図5Aは、図2〜図4に対応している。また、図5A〜図5Fは、横軸が対応するように配置されている。また、図5C〜図5Fにおいて、右向きの矢印は放電を示し、左向きの矢印は充電を示し、更に、各矢印の長さは充放電の容量の大きさに対応している。
図5Aに示すように、バッテリーシステム10の放電カーブ341は、図3に示す第1のバッテリー100の放電カーブ311と第2のバッテリー200の放電カーブ321とを合成した形状を有する。すなわち、バッテリーシステム10の放電カーブ341では、第1のバッテリー100の安定領域B1と第2のバッテリー200の安定領域B2とが連続するような状態で繋がり、個々のバッテリーに比べて安定領域Bが広がった状態となっている。
そして、図5Aおよび図5Bに示すように、電圧Vh〜Vmの領域331では、第1のバッテリー100が主に充放電し、電圧Vm〜Vlの領域332では、第2のバッテリー200が主に充放電する。ここでは、領域331と領域332との境界が、充電状態50%にほぼ略一致するものとする。
例えば、電気自動車のユーザは、満充電された電気自動車を、午前中に使用したとする。この場合、図5Cに示すように、バッテリーシステム10の放電が行われ、充電状態(充電残容量)は、例えば約50%まで低下する。ここでは、主として、第1のバッテリー100の放電が行われる。
そして、ユーザは、昼休み中に、電気自動車を使用せずに、バッテリーシステム10を外部電源に接続したとする。この場合、図5Dに示すように、バッテリーシステム10の充電が行われ、充電状態(充電残容量)は、例えば約100%まで回復する。ここでは、第2のバッテリー200はほとんど放電されていないため、主として第1のバッテリー100の充電が行われる。
そして、ユーザは、再び満充電された電気自動車を、午後中に長時間使用したとする。この場合、図5Eに示すように、バッテリーシステム10の放電が長時間行われ、充電状態(充電残容量)は、例えば約25%まで低下する。ここでは、放電初期には第1のバッテリー100の放電が行われ、充電状態50%となった後、第2のバッテリー200の放電が行われるようになる。
そして、ユーザは、夜間に、電気自動車を使用せずに、バッテリーシステム10を外部電源に接続したとする。この場合、図5Fに示すように、バッテリーシステム10の充電が行われ、充電状態(充電残容量)は、例えば約100%まで回復する。ここでは、第1のバッテリー100および第2のバッテリー200の双方の充電が行われる。
このように、実際の充放電パターンでは、第1のバッテリー100が高い頻度で充放電される。すなわち、第2のバッテリー200が充放電される頻度は、第1のバッテリー100に比べて低い。言い換えると、使用される実際の環境から鑑みると、第1のバッテリー100は、放電保存される機会が多く、第2のバッテリー200は、充電保存される機会が多い。
したがって、第1のバッテリー100を、充電保存時の容量回復性よりも放電保存時の容量回復性の方が優れたバッテリーとすることにより、バッテリー全体の性能を向上させることができる。また、第2のバッテリー200を、放電保存時の容量回復性よりも充電保存時の容量回復性の方が優れたバッテリーとすることにより、バッテリー全体の性能を向上させることができる。
言い換えると、バッテリーシステム10は、このような容量回復性を有する第1のバッテリー100および第2のバッテリー200を用いる場合において、これらの特性を、効果的に活用することができる。
また、バッテリーシステム10は、過放電が劣化を早める特性を有する第2のバッテリー200を用いる場合において、当該過放電による第2のバッテリー200の劣化を防止することができる。
このような、バッテリーシステム10において、バッテリー全体の性能の低下を防止しつつ、個々のバッテリーの特性を活かすことが可能な、第1のバッテリー100と第2のバッテリー200の組み合わせの条件を、例示する。
図6は、第1のバッテリー100と第2のバッテリー200の組み合わせの条件の一例を示す図である。
図6に示すように、電圧安定部Bより高い電圧の電圧不安定部Aの高低幅351は、第2のバッテリー200の方が広く、電圧安定部Bより低い電圧の電圧不安定部A’の高低幅353は、第1のバッテリー100の方が広い。また、電圧安定部Bの電圧352は、上述の通り、第1のバッテリー100のほうが高い。そして、公称電圧範囲内において、充電状態保持特性354は、第2のバッテリー200の方が良く、放電状態保持特性355は、第1のバッテリー100の方が良い。
そして、このような各項目の組み合わせを実現する具体的な電池の種類356は、第1のバッテリー100としてのリチウムイオン電池と、第2のバッテリー200としての鉛蓄電池である。なお、リチウムイオン電池としては、三元系、Ni系、Fe系、あるいはTi系のリチウムイオン電池が好適であり、鉛蓄電池としては、開放型の鉛蓄電池が好適である。開放型の鉛蓄電池が好適であるのは、密閉型の鉛蓄電池よりも充電電圧が高くまで充電可能なため、および、補水が可能であることから過充電にも比較的強いためである。
以上のように、本発明に係るバッテリーシステムは、個々のバッテリーの使用状態を最適化することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図7は、本発明の実施の形態に係るバッテリーシステムの構成を示すブロック図である。図8〜図10は、第1のバッテリーおよび第2のバッテリーの具体例を示す図である。
図7に示すように、バッテリーシステム10aにおいて、第1のバッテリー100および第2のバッテリー200は、並列に接続されている。そして、第1のバッテリー100および第2のバッテリー200のそれぞれの両端は、制御回路400を介して負荷500に接続されている。また、第1のバッテリー100および第2のバッテリー200のそれぞれの両端は、必要に応じて、電源600に接続されて充電されるようになっている。また、前記第1のバッテリー100と第2のバッテリー200との間には、開閉器700が配置されている。
第1のバッテリー100および第2のバッテリー200は、例えば、図8に示すバッテリーである。
図8に示すように、第1のバッテリー100は、例えば、公称電圧57.6VのLiFePO4形のリチウムイオン電池であり、公称電圧3.2Vのバッテリーセルを18個直列に接続した構成を有する。また、この場合、第1のバッテリー100には、安全確保のため、充放電を監視する保護回路800(図7参照)が設けられることが望ましい。
一方、第2のバッテリー200は、例えば、公称電圧48Vの開放型の鉛蓄電池であり、公称電圧2Vのバッテリーセルを24個直列に接続した構成を有する。
または、第1のバッテリー100および第2のバッテリー200は、例えば、図9に示すバッテリーである。
また、図9に示すように、第1のバッテリー100は、例えば、公称電圧57.6VのNCR18650A(LiNiO2)形のリチウムイオン電池であり、公称電圧3.6Vのバッテリーセルを16個直列に接続した構成を有する。また、この場合も、第1のバッテリー100には、保護回路800(図7参照)が設けられることが望ましい。一方、第2のバッテリー200は、図8に示す例と同様のものである。
また、図10に示すように、第1のバッテリー100は、例えば、公称電圧57.6Vのチタン酸リチウムイオン電池であり、公称電圧2.4Vのバッテリーセルを24個直列に接続した構成を有する。また、この場合も、第1のバッテリー100には、保護回路800(図7参照)が設けられることが望ましい。一方、第2のバッテリー200は、図8および図9に示す例と同様のものである。
図7の制御回路400は、システム全体の制御を実行するものであり、第1のバッテリー100と第2のバッテリー200の充放電状態や電圧、電流等を制御する機能を有する。負荷500は、例えば、電気自動車のモータである。電源600は、例えば、商用電源であり、コンセント(図示せず)等を介して第1のバッテリー100および第2のバッテリー200に接続される。なお、電源600は、電気自動車のモータを含んでもよく、この場合、回生エネルギーが第1のバッテリー100および第2のバッテリー200に供給されることになる。
開閉器700は、所定時間、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200へと電流が流れ続けた場合等、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200への電流の流入状態、および、第2のバッテリー200の電圧の変化状態のうち少なくとも1つに応じて、当該電流を遮断する機能を有する。より具体的には、開閉器700は、例えば、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200へと、所定値以上の電流が所定時間以上継続して流入したときや、上記電流が所定値以下になったとき、あるいは第2バッテリー200の電圧がある所定値以下になったとき等に、上記電流を遮断する。開閉器700を設ける理由は、以下の通りである。
例えば、第1のバッテリー100と第2のバッテリー200とを同じ電圧まで充電し、その後、充電を停止して、第1のバッテリー100と第2のバッテリー200とを接続した状態で放置したとする。この場合、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200へと電流が流れることになる。
第1のバッテリー100は、上述の通り、充電保存よりも放電保存の方が容量回復性に優れている。したがって、充電後、第1のバッテリー100が第2のバッテリー200へ放電することは、第1のバッテリー100の長寿命化の面で好ましい。また、第2のバッテリー200は、上述の通り、放電保存よりも充電保存の方が容量回復性に優れている。したがって、充電後も第2のバッテリー200の電圧を高く維持することは、第2のバッテリー200の長寿命化の面で好ましい。
したがって、バッテリーシステム10aは、第1のバッテリー100および第2のバッテリー200の双方について、良好な特性の維持が可能となる。
また、例えば、充電を行った直後に放電を行う場合、第1のバッテリー100の電圧が放電により低下する。このため、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200への電流の流れ込みは少ない。
一方、充電後に充電を停止して放置した場合、第1のバッテリーの電圧は高いまま維持され、第2のバッテリーの電圧も不安定領域A2の状態に維持される。このため、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200への電流の流れ込みが継続する。したがって、充電が行われたにもかかわらず、充電された電力が、第1のバッテリー100と第2のバッテリー200との間で消費されてしまうことになる。
したがって、充電後の放置期間が長くなる状況が発生し得る場合には、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200へ流れる電流を遮断することが望ましい。開閉器700を設けるのは、このような理由からである。なお、この開閉器700は、第1のバッテリー100側ではなく、第2のバッテリー200側に配置してもよい。
また、バッテリーシステム10aにおいて、第1のバッテリー100の電圧は、上述の通り、第2のバッテリー200の安定領域B2における緩やかな電圧変化に追随するため、不安定領域A1’で急激に下限電圧Vlまで低下することがない。このため、制御回路400は、バッテリー全体の電圧の監視を精度良く行うことがき、第1のバッテリー100の過放電の危険性をより確実に抑制することができる。
以上のように、本実施の形態に係るバッテリーシステム10aは、第1のバッテリー100と第2のバッテリー200とを組み合わせることにより、安価に高容量化することができ、また、長寿命化が可能で使用状態の最適化を図ることができる。すなわち、本実施の形態に係るバッテリーシステム10aは、安価に高容量化することができ、充電受入性能が高く、かつ、性能が低下し難いという特徴を有する。また、本発明は、上述の通り、セル電圧が異なる様々な種類のリチウムイオン電池に適用可能である。
なお、第2のバッテリー200が鉛蓄電池の場合、上述の通り、低い充電状態まで放電(過放電)すると、劣化が進み、サイクル寿命が低下する特性がある。
そこで、上記バッテリーシステム10aにおいて、第1のバッテリー100を、第2バッテリー200に比べて、より高出力かつ高容量としてもよい。これにより、第1のバッテリー100が放電してから、第2のバッテリー200が放電するようにすることができ、第2のバッテリー200ができるだけ高い充電状態を保つようにすることができる。
このような第1のバッテリー100としては、鉛蓄電池に対して出力および容量の両方で違いを出し易いリチウムイオン電池を採用することが特に望ましいが、ニッケル水素電池を採用してもよい。
ここで、高出力とは、1Itで放電したときの定格容量比率が、比較対象のバッテリーよりも高いことをいう。鉛蓄電池のかかる定格容量比率は、約50%である。一方、リチウムイオン電池やニッケル水素電池のかかる定格容量比率は、約90%である。したがって、第1のバッテリー100をリチウムイオン電池あるいはニッケル水素電池とし、第2のバッテリー200を鉛蓄電池とすることで、第1のバッテリー100を第2バッテリー200よりも高出力とすることができる。
また、高容量とは、体積エネルギー密度または重量エネルギー密度が、比較対象のバッテリーよりも高いことをいう。
例えば、開放型鉛蓄電池には、公称電圧48Vおよび容量725Ahの性能、つまり、エネルギー34800Whにおいて、総重量約1175kgおよび体積約13.2Lのものがある。かかる開放型鉛蓄電池は、重量エネルギー密度約30Wh/kg(体積エネルギー密度109Wh/L)であり、鉛蓄電池の中でも最大級の容量のものである。すなわち、他の鉛蓄電池のエネルギー密度は、かかる開放型鉛蓄電池のエネルギー密度程度を超えないと想定される。
一方、リチウムイオン電池は、例えば、公称電圧3.6Vおよび容量2Ahの性能、つまり、エネルギー7.2Whにおいて、総重量約0.045kgおよび体積約0.0165Lである。かかるリチウムイオン電池は、重量エネルギー密度約160Wh/kg(体積エネルギー密度435Wh/L)である。
また、ニッケル水素電池は、例えば、公称電圧1.2Vおよび容量5Ahの性能、つまり、エネルギー6Whにおいて、総重量約0.15kgおよび体積約0.0424Lである。かかるニッケル水素電池は、重量エネルギー密度40Wh/kg(体積エネルギー密度141Wh/L)程度である。
すなわち、高容量の閾値が、例えば、重量エネルギー密度35Wh/kg(体積エネルギー密度120Wh/L)程度に設定されれば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池が鉛蓄電池に対して高容量になる。したがって、第1のバッテリー100を重量エネルギー密度35Wh/kg以上のリチウムイオン電池あるいはニッケル水素電池とし、第2のバッテリー200を鉛蓄電池とすることで、第1のバッテリー100を第2バッテリー200よりも高容量とすることができる。
また、図7におけるバッテリーシステムの説明では、開閉器700による第1のバッテリー100と第2のバッテリー200との間の遮断について説明したが、遮断を行う条件は、上述の例に限定されない。
一般的に、リチウムイオン電池のサイクル寿命特性は、充電と放電との間の休止時間(保管)が長くなるほど悪化する。これは、充電状態で放置されると、電圧が高い状態が維持されることから、電池セル内部の電解液が電池自身の高電圧の影響を受けて劣化し、電池セルの特性に悪影響を及ぼすためである。
そのため、例えば小型の電池パックのように、長期の充電保管時の劣化を避けるために、バッテリーに抵抗を設け、この抵抗に放電させて電圧を低下させるといった対策が考えられる。しかしながら、EV(Electric Vehicle)用途などの大容量バッテリーにおいては、必要な抵抗が大きくなり、その設置が困難であるとともにエネルギーロスが大きくなる。
そこで、制御回路400(図7参照)は、第1のバッテリー100としてリチウムイオン電池が用いられる場合、上記休止時間ができるだけ短くなるように、開閉器700の動作を制御することが望ましい。
図11は、かかる開閉器700の制御の一例を説明するための図である。図11において、縦軸は電池電圧を示し、横軸は時間を示す。
ここでは、図5Dで説明した昼休みのような、1時間程度の比較的短い時間に連続して充電が行われる状況、つまり、満充電となる前の途中で、充電が終了する状況を想定している。
充電時において、制御回路400は、開閉器700を接続し、第1のバッテリー100と第2のバッテリー200との間を導通させている。この場合、図11の線910に示すように、まず、第1のバッテリー100(リチウムイオン電池)と第2のバッテリー200(鉛蓄電池)の両方の充電が行われる(区間911)。そして、充電が継続され、時間sに第1のバッテリー100および第2のバッテリー200が所定の電圧Vaまで充電された段階で、充電器が停止、あるいは、ユーザにより充電が停止される。
制御回路400は、時間s以降も開閉器700の接続を維持させ、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200に電流が流れるようにする(区間912)。そして、制御回路400は、第1のバッテリー100および第2のバッテリー200の電圧が、長期保存してもサイクル寿命特性への影響が十分に少ない所定の閾値Vthまで低下すると、開閉器700を遮断する。すなわち、制御回路400は、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200へと電流が流れ込まないようにする。
なお、充電後に、第1のバッテリー100および第2のバッテリー200の電圧が、長期保存してもサイクル寿命特性への影響が十分に少ない所定の閾値Vthまで一気に低下すると、次の使用時に電池の全体的な容量が減少し過ぎる場合がある。このため、制御回路400は、閾値Vthに至るまで、開閉器700の遮断と再接続とを断続的に繰り返してもよい。
このように、第1のバッテリー100の休止時間を短くすることにより、リチウムイオン電池としての第1のバッテリー100をより長く安定的に使用することが可能となる。
あるいは、制御回路400は、第1のバッテリー100の充電終了時の電圧が低く抑えられるように、開閉器700の動作を制御してもよい。
図12は、開閉器700の制御の他の例を説明するための図であり、図11に対応するものである。
ここでは、図5Fで説明した夜間のような、比較的長い時間に連続して充電が行われる状況、つまり、満充電が完了する状況を想定している。
充電時において、制御回路400は、開閉器700を接続し、第1のバッテリー100と第2のバッテリー200との間を導通させている。この場合、図12の線920に示すように、まず、第1のバッテリー100(リチウムイオン電池)と第2のバッテリー200(鉛蓄電池)の両方の充電が行われる(区間921)。
そして、制御回路400は、充電が継続され、第1のバッテリー100および第2のバッテリー200が所定の電圧Vbまで充電されると、開閉器700を遮断して、第1のバッテリー100への充電を停止する。この電圧Vbは、第1のバッテリー100の予め設定された満充電電圧である。
そして、制御回路400は、充電が継続されて第2のバッテリー200が所定の電圧Vab(Vb<Vab<Va)まで充電されると、一定電流による充電制御に切り替え、第2のバッテリー200のみに対して、所定の電圧Vaまで充電を行う(区間922)。電圧Vaは、第2のバッテリー200の予め設定された満充電電圧である。
なお、この間、第1のバッテリー100は、満充電電圧Vbのまま維持されており、図11に示す場合に比べると、相対的に高い電圧で継続的に維持される。このため、劣化の度合いは、図11に示す場合に比べて、相対的に高くなる可能性がある。
その後、一定時間が経過して、時間sにて充電が停止されると、不安定領域にある第2バッテリーの電圧は、急速に低下する。ここで、図12に示すように、第2バッテリー200の電圧は、時間tにおいて、第1バッテリー100の電圧Vbよりも更に低下して、閾値Vthに至ったとする。このとき、制御回路400は、開閉器700を再接続して、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200へと電流が流れるようにする(区間923)。
このように、開閉器700を適切に制御することにより、第2のバッテリー200を、第1のバッテリー100の放電用の抵抗として利用することができる。すなわち、第1のバッテリー100に新たに放電用の抵抗を設けることなく、第1のバッテリー100の休止時間における電圧を低く抑えることが可能となる。更に、第2のバッテリー200の自己放電を補うことで、第1のバッテリー100が放電したエネルギーを第2のバッテリー200に吸収させることができ、全体としてのエネルギーロスを抑えることができる。
そして、制御回路400は、第1のバッテリー100の電圧が、長期保存してもサイクル寿命特性への影響が十分に少ない所定の閾値Vthまで低下すると、開閉器700を再び遮断する。すなわち、制御回路400は、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200に電流が流れ込まないようにする。これにより、第1のバッテリー100から第2のバッテリー200への電流の流れ込みが長時間継続し、第1のバッテリー100の容量が減少してしまうのを、防止することができる。
なお、本発明は、上述の構成に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。また、上記実施形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
例えば、本発明にかかるバッテリーシステムは、電気自動車に限らず、電動スクータやフォークリフト等の電動車両にも適用することができる。また、本発明の適用は、電動車両に限定されるものではなく、本発明は、他の各種機器および各種装置にも適用可能である。
本開示のバッテリーシステムは、第1のバッテリーと第2のバッテリーとを組み合わせたバッテリーシステムであって、前記第1のバッテリーの放電特性は、放電容量に対する電圧の変化率が小さい安定領域を有し、前記第2のバッテリーの放電特性は、前記第1のバッテリーの前記安定領域の電圧よりも低い電圧の範囲において、放電容量に対する電圧の変化率が小さい安定領域を有し、かつ、前記第1のバッテリーの前記安定領域の電圧と重複する電圧の範囲において、放電容量に対する電圧の変化率が大きい不安定領域を有し、前記第1のバッテリーおよび前記第2のバッテリーから成るバッテリー全体の放電状態が、当該バッテリー全体の放電過程において、前記第1のバッテリーの安定領域から前記第2のバッテリーの安定領域へと移行するように、前記第1のバッテリーと前記第2のバッテリーとを並列に接続する。
なお、上記バッテリーシステムにおいて、前記第1のバッテリーの放電特性は、前記第2のバッテリーの前記安定領域の電圧と重複する電圧の範囲において、放電容量に対する電圧の変化率が大きい不安定領域を有してもよい。
また、上記バッテリーシステムにおいて、前記第1のバッテリーの前記安定領域の電圧の最小値と、前記第2のバッテリーの前記安定領域の電圧の最大値とは、略一致していてもよい。
また、上記バッテリーシステムにおいて、前記第1のバッテリーおよび前記第2のバッテリーの少なくとも1つは、直列に接続された複数のバッテリーセルから成っていてもよい。
また、上記バッテリーシステムにおいて、前記第1のバッテリーは、充電保存時の容量回復性よりも放電保存時の容量回復性の方が優れたバッテリーであり、前記第2のバッテリーは、放電保存時の容量回復性よりも充電保存時の容量回復性の方が優れたバッテリーであってもよい。
また、上記バッテリーシステムにおいて、前記第1のバッテリーは、リチウムイオン電池であり、前記第2のバッテリーは、鉛蓄電池であってもよい。
また、上記バッテリーシステムにおいて、前記第2のバッテリーは、開放型鉛蓄電池であってもよい。
また、上記バッテリーシステムにおいて、前記第2のバッテリーは、鉛蓄電池であり、前記第1のバッテリーは、前記第2のバッテリーよりも高出力かつ高容量であってもよい。
また、上記バッテリーシステムにおいて、前記第1のバッテリーは、リチウムイオン電池であってもよい。
また、上記バッテリーシステムは、前記第1のバッテリーと前記第2のバッテリーとの間に配置され、前記第1のバッテリーから前記第2のバッテリーへの電流の流入状態、および、電圧の変化状態のうち少なくとも1つに応じて、当該電流を遮断する開閉器、を更に有してもよい。
また、上記バッテリーシステムにおいて、前記開閉器は、前記第2のバッテリーの電圧が前記第1のバッテリーの電圧より低くなった場合に、再接続してもよい。
また、上記バッテリーシステムにおいて、前記開閉器は、前記第1のバッテリーの電圧が所定の閾値よりも低くなった場合に、前記第1のバッテリーから前記第2のバッテリーへの電流を遮断してもよい。
2013年4月3日出願の特願2013−077888の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、安価に高容量化することができ、充電受入性能が高く、かつ、性能が低下し難いバッテリーシステムとして有用である。
10、10a バッテリーシステム
100 第1のバッテリー(リチウムイオン電池)
200 第2のバッテリー(鉛蓄電池)
400 制御回路
500 負荷
600 電源
700 開閉器
800 保護回路

Claims (10)

  1. 第1のバッテリーと第2のバッテリーとを組み合わせたバッテリーシステムであって、
    前記第1、第2のバッテリーの放電特性は、放電容量に対する電圧の変化率で規定される安定領域と不安定領域とを有し、前記安定領域は前記不安定領域に対して放電容量に対する電圧の変化率が小さく、
    前記第1のバッテリーの放電特性は、前記第2のバッテリーの安定領域の電圧と重複する電圧の範囲において、放電末期側の前記不安定領域を有し、前記第2のバッテリーの放電特性は、前記第1のバッテリーの前記安定領域の電圧よりも低い電圧の範囲において、安定領域を有し、かつ、前記第1のバッテリーの前記安定領域の電圧と重複する電圧の範囲において、放電初期側の前記不安定領域を有するように、前記第1のバッテリーと前記第2のバッテリーとを並列に接続する、
    バッテリーシステム。
  2. 前記第1のバッテリーおよび前記第2のバッテリーの少なくとも1つは、直列に接続された複数のバッテリーセルから成る、
    請求項1に記載のバッテリーシステム。
  3. 前記第1のバッテリーは、充電保存時の容量回復性よりも放電保存時の容量回復性の方が優れたバッテリーであり、
    前記第2のバッテリーは、放電保存時の容量回復性よりも充電保存時の容量回復性の方が優れたバッテリーである、
    請求項1に記載のバッテリーシステム。
  4. 前記第1のバッテリーは、リチウムイオン電池であり、
    前記第2のバッテリーは、鉛蓄電池である、
    請求項3に記載のバッテリーシステム。
  5. 前記第2のバッテリーは、開放型鉛蓄電池である、
    請求項4に記載のバッテリーシステム。
  6. 前記第2のバッテリーは、鉛蓄電池であり、
    前記第1のバッテリーは、前記第2のバッテリーよりも高出力かつ高容量である、
    請求項1に記載のバッテリーシステム。
  7. 前記第1のバッテリーは、リチウムイオン電池である、
    請求項6に記載のバッテリーシステム。
  8. 前記第1のバッテリーと前記第2のバッテリーとの間に配置され、前記第1のバッテリーから前記第2のバッテリーへの電流の流入状態、および、電圧の変化状態のうち少なくとも1つに応じて、当該電流を遮断する開閉器、を更に有する、
    請求項1に記載のバッテリーシステム。
  9. 前記開閉器は、
    前記第2のバッテリーの電圧が前記第1のバッテリーの電圧より低くなった場合に、再接続する、
    請求項8に記載のバッテリーシステム。
  10. 前記開閉器は、
    前記第1のバッテリーの電圧が所定の閾値よりも低くなった場合に、前記第1のバッテリーから前記第2のバッテリーへの電流を遮断する、
    請求項9に記載のバッテリーシステム。
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