JP2018004974A - 画像形成装置及び現像剤の検出方法 - Google Patents

画像形成装置及び現像剤の検出方法 Download PDF

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Abstract

【目的】トナー収納容器内のトナーの量を判定する場合、攪拌部材の位置が不定だとトナーの量を正確に判定することが出来ないという課題があった。
本発明は、攪拌部材を有するトナー収納容器内のトナーの量を精度良く判定することが可能な画像形成装置を提供する。
【構成】収納容器27内の現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、
収納容器27内の現像剤を検出する検出手段S4と、収納容器27内の現像剤を攪拌する攪拌手段28と、攪拌手段28の攪拌位置に対応して、検出手段S4の検出結果を判定する判定手段と、を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シートに現像剤を用いた画像を形成する画像形成装置及び現像剤の検出方法に関する。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の電子写真方式の画像形成装置では、感光体上に形成した静電潜像を、現像器内の現像剤を用いて現像することで、現像剤像を形成する。感光体上に形成された現像剤像がシート状の記録材に転写されることで、印刷物が生成される。このような画像形成装置では、現像器において消費される現像剤は、ユーザによって交換可能な現像剤収納容器から現像器へ供給される。
現像剤収納容器内の現像剤の量を検出する方法として、透磁率センサ(磁気センサ)を収納容器の外側に設ける技術が提案されている。(特許文献1参照)
特開2002−365901号公報
しかし、従来技術では収納容器内の撹拌部材によって現像剤が攪拌されると、現像剤の状態(磁気センサから現像剤の座位面までの距離や現像剤の密度)が変動するので、磁気センサが実際より大きい値や小さい値を出力するため、正確な現像剤の量を判定できない可能性があった。
本発明は、このような従来技術に存在する課題に鑑みてなされたものであり、現像剤を攪拌する攪拌手段を有する収納容器内の現像剤の量を精度良く検出することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
収納容器内の現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置であって、
前記収納容器内の現像剤を検出する検出手段と、
前記収納容器内の現像剤を攪拌する攪拌手段と、
前記攪拌手段の攪拌位置に対応して、前記検出手段の検出結果を判定する判定手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、攪拌手段を有する収納容器内の現像剤の量を精度良く検出することが可能になる効果がある。
画像形成装置の概略断面図である。 トナーの収納容器を図1の右側から見た概略図である 画像形成装置の制御部のブロック図である。 攪拌中のトナーの動きと磁気センサの出力値を表した図である。 制御部のトナー量の判定処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の構成を表す概略断面図である。画像形成装置100は、図1の下側(シート搬送方向上流)から上側(シート搬送方向下流)に向かって順に、シート給送部10、画像形成部20、定着部30、シート排出部40が設けられている。また、画像形成部20、定着部30の右側には、シート再給送部50が設けられている。
制御部600は、各部の動作を制御し、シートに画像を形成する。シート給送部10では、給送カセット11や手差しトレイ16に積載されたシートPを画像形成部20へ給送する。
シート検知センサS1は、給送カセット11にシートPが収納されているかどうかを検知するセンサである。給送カセット11に収納されたシートPは、ピックアップローラ12が回転することによって分離ローラ対13へ給送される。シートPが重送している場合は、正転ローラと反転ローラとからなる分離ローラ対13によって1枚に分離され、実線で示す給送パスPSに搬送される。給送パスPSに搬送されたシートPはさらに給送ローラ対14によって搬送され、回転を停止しているレジストローラ対15のニップに先端が倣うことでシートPの斜行が矯正される。
レジ前センサS2は、シートPの先端がレジストローラ対15のニップに到達するタイミングを検知する。手差しトレイ16からシートPを給送する場合は、供給ローラ17および分離パッド18によってシートを1枚に分離して機内に引き込む。そして、供給ローラ対19によって給送ローラ対14に搬送され、レジストローラ対15でシートPの斜行が矯正される。斜行が矯正されたシートPは、所定のタイミングで回転するレジストローラ対15によって画像形成部20に搬送される。
画像形成部20では、感光ドラム21がその表面を帯電ローラ22によって均一に帯電されている。レーザユニット23から画像情報に対応したレーザ光が照射される。感光ドラム21のレーザ光が照射された部分は、帯電ローラ22によって帯電されていた電荷が除去され、画像情報に対応した静電潜像が形成される。ここで形成された静電潜像は、現像ローラ24によって現像剤(トナー)が付着されることで、現像剤像として可視化される。
収納容器27に収納された現像剤は、収納容器27内の攪拌部材28が回転することで現像器26に供給される。現像剤検知センサS4は、収納容器27内の現像剤の量を検知する。この現像剤像は、感光ドラム21の回転によって転写ニップ部N1に搬送される。このタイミングに合わせてレジストローラ対15からシートPが転写ニップ部N1に搬送される。搬送されたシートPは、転写ニップ部N1において感光ドラム21と接触する転写ローラ25に挟持搬送されながら、転写ローラ25によって感光ドラム21に形成された現像剤像が転写される。なお、レーザユニット23から照射されるレーザ光は、外部から送信された画像データに基づいて制御される。
次に、現像剤像が形成されたシートPは、定着部30へと搬送される。定着部30では、内部に配置されたハロゲンランプ等の熱源により所定の定着温度に加熱されたアルミローラ等で構成される定着ローラ31と、定着ローラ31に接触して所定の圧力で定着ローラ31を加圧する加圧ローラ32とによって定着ニップ部N2が形成されている。現像剤像が形成されたシートPは、定着ニップ部N2に送り込まれて、定着ローラ31と加圧ローラ32とで挟持搬送され加熱加圧されることで、現像剤像がシートP上に定着される。
定着センサS3は、シートPの先端が定着ニップ部N2を抜けたことを検知する。
なお、定着部30は、定着ローラ31で加熱する加熱ローラ方式の替わりに、セラミックヒータ等の熱源を端部レスフィルムを介して加圧ローラ32が加圧することで定着ニップ部N2を形成し、ニップ部N2にてシートPを挟持搬送しながら加熱加圧するオンデマンド定着方式を用いても良い。
次に、現像剤像が定着されたシートPは、シート排出部40へと搬送され、排出ローラ対41によって排出トレイ42へ排出される。シートPの両面に画像を形成する場合は、1面目に画像形成されたシートPの先端が定着センサS3を抜けたあと、シートPの後端が排出ローラ対41を抜ける前に排出ローラ対41を一旦停止させ、さらに排出ローラ対41を逆回転させることで、シートPを反転させてシート再給送部50へ搬送する。
シート再給送部50へ搬送されたシートPは、再給送ローラ対51、52によって破線で示す再給送パスPS2を搬送され、再給送ローラ対53によってレジストローラ対15に搬送される。そして、レジストローラ対15によって斜行が矯正された後、転写ニップ部N1に搬送されることで、シートPの2面目に現像剤像が形成される。その後は、1面目に画像形成したときと同様に定着ニップ部N2を搬送されることで現像剤像がシートPに定着され、両面に画像が形成されたシートPは排出ローラ対41によって排出トレイ42へ排出される。

図2は、現像剤の収納容器27を図1の右側から見た概略図である。
攪拌部材28は不図示の攪拌モータと接続され、回転駆動力を与えられることで、図2に示す矢印の方向に回転する。攪拌部材28と連動してフラグ29が回転し、位置センサS5を遮ると攪拌部材28の位置を判定することができる。位置センサS5は、例えばフォトセンサで構成され、受光が遮られるとオンを出力するセンサである。
攪拌部材28の駆動を停止する時は、位置センサS5を遮った時点で停止するようにすることで、攪拌部材28の停止位置を一定にすることができる。
現像剤検知センサS4は、例えば磁気センサで構成され、収納容器内の現像剤を検知するため、例えば収納容器の下側に設置される。

図3は、画像形成装置100の制御部600の構成を示すブロック図である。
画像形成装置全体を制御するCPU601は、ROM602、RAM603を内蔵している。ROM602は、画像形成を行うための各種プログラムやデータが書き込まれた読み取り専用の記憶素子である。RAM603は、書き込み、消去が可能な記憶素子であって、ROM602から読み出したプログラムが保持され、シート処理の過程で発生する処理データや演算結果が随時書き込み、消去される。EEPROM604は装置やユーザの設定値を保存するための記憶領域である。
CPU601は外部PCなどから入力された画像情報を、画像処理回路2で、レーザユニット23が照射する照射情報に変換する。CPU601は画像処理回路2を介して帯電ローラ22を駆動し、感光ドラム21(図1)の表面を均一に帯電する。
CPU601は照射情報に従って、レーザーユニット23を駆動し、レーザ光を感光ドラム21(図1)に照射することで画像情報に対応した静電潜像を形成し、現像剤が付着されることで現像剤像として可視化される。
CPU601は、画像処理と並行して、モータドライバ1を介して給送モータ101を駆動してシートPの給送を開始し、レジ前センサS2でシートを検知したあと、レジストローラ対16の位置でシートPを停止させておく。
CPU601は、現像剤像が転写ニップ部N1(図1)に到達するタイミングで、シートPが転写ニップ部N1に到達するように再び給送モータ101を駆動し、現像剤像をシートPに転写させる。
CPU601は、シートPが定着部30(図1)に到達するまでに、温度制御回路3を介して定着ローラ31に内蔵するヒータ33の温度が目標温度になるように制御する。ヒータ33の温度はサーミスタ34で検知される。
シートPの先端が定着部30(図1)を抜け、定着センサS3で検知されると、CPU601は排出モータ102を駆動して、排出ローラ対41(図1)を回転させ、画像が形成されたシートPを排出トレイ42(図1)へ排出させる。
操作表示部605は、ユーザの指示を受け付けたり、装置の状態をユーザに通知するインターフェイスである。
CPU601は、磁気センサS4の出力値から現像剤の量を判定する。判定の結果、現像剤が空になったら操作表示部605に収納容器の交換メッセージを表示する。
CPU601は、画像形成中に攪拌モータ103を駆動し、収納容器内の現像剤を攪拌するとともに、現像剤を現像器に補給する補給手段を兼ねている。位置センサS5は攪拌部材28(図1)の位置を検出するセンサである。

<磁気センサの出力特性>
図4は、攪拌部材28が回転している時の収納容器内の現像剤の動きと、磁気センサS4の出力値を表した図である。
図2の攪拌部材28の位置を角度0°とすると、図4に示すように、現像剤が攪拌部材28で掻き上げられることで、出力値は一旦下がる(90°の状態)。そして、攪拌部材28が垂直になると、掻き上げられた現像剤が落ちるので、出力値は最大になる(180°の状態)。そして、再び現像剤が攪拌部材28で掻き上げられて出力値が下がる(270°の状態)。このように、攪拌部材28が1周する間に、磁気センサS4の出力値は一定周期の増減を繰り返す。
磁気センサS4の出力値を検出する周期が不規則だと、検出タイミングによって、実際の現像剤量と出力値に乖離が生じる。
よって、本発明では、攪拌部材S4の攪拌位置に対応して、攪拌部材S4が予め決められた所定の位置のときに磁気センサS4の出力値から現像剤の量を判定する。そうすることで、現像剤の偏り方が一定になり、現像剤の量を精度良く判定することができる。

図5は、CPU601の現像剤(トナー)の量の判定処理のフローチャートである。
トナー量の判定を開始すると、CPU601は、ステップS1でトナー攪拌中かどうかを判定する。トナー攪拌中かどうかは、攪拌モータ103を駆動しているかどうかで分かる。
トナー攪拌中でない場合は、ステップS2に進み、磁気センサの出力値を検出し、ステップS3でCPU601は現在のトナー量を判定して操作表示部に表示する。
この時の出力値は、攪拌部材28の位置によって異なるが、攪拌モータ103を停止する時に、図2の位置センサS5の位置で停止しておくことで、攪拌中でないときの攪拌部材28の位置は一定にすることができる。
トナー攪拌中である場合は、ステップS4に進み、CPU601は攪拌部材28が所定の位置にあるかどうかを判定する。所定の位置は、例えば図2の位置センサS5がフラグ29を検出した位置である。ステップS4で攪拌部材28が所定の位置にきたらステップS2に進み、磁気センサS4の出力値を検出し、ステップS3でCPU601は現在のトナー量を判定して操作表示部に表示する。
なお、本実施形態では、位置センサS5を用いて、攪拌部材28の位置を検出したが、図4に示したように磁気センサの出力値は攪拌部材28の1回転もしくは半回転の周期で周期的な変化をするので、検出値の最大値などを起点に攪拌部材28の回転周期に合わせて磁気センサS4の出力値を検出することで、攪拌部材28が同じ位置にいるときの出力値を検出することもできる。
また、トナーの収納容器は、交換可能な収納容器(トナーボトル)であるとして説明したが、現像器内に攪拌部材がある場合は、現像器内のトナー量を判定する場合に適用することもできる。
また、トナーを攪拌する目的の部材だけでなく、トナーを現像器に補給する補給部材の周期的な駆動によって、トナー検出手段の検出値が変動する場合は、補給部材の位置に対応して現像剤の量を判定してもよい。
100:画像形成装置
600:制御部
601:CPU
605:操作表示部
103:攪拌モータ
27:収納容器
28:攪拌部材
S4:磁気センサ
S5:位置センサ

Claims (7)

  1. 収納容器内の現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、
    前記収納容器内の現像剤を検出する検出手段と、
    前記収納容器内の現像剤を攪拌する攪拌手段と、
    前記攪拌手段の攪拌位置に対応して、前記検出手段の検出結果を判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定手段は、
    前記攪拌手段の攪拌位置が予め決められた所定の位置の前記検出手段の検出結果から前記収納容器内の現像剤の量を判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判定手段は、前記攪拌手段による攪拌が行われていない場合は、前記攪拌手段の攪拌位置に係らず前記検出手段の検出値から前記収納容器内の現像剤の量を判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判定手段は、前記攪拌手段の駆動周期に基づくサンプリング周期で前記検出手段の検出結果を判定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記検出手段は、磁気センサであり、
    前記判定手段は、前記磁気センサの出力値から前記収納容器内の現像剤の量を判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記攪拌手段を回転駆動する駆動手段をさらに有し、
    前記駆動手段は、前記攪拌手段による攪拌を停止する際は、前記所定の位置で駆動を停止することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 収納容器内の現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置における現像剤の量の判定方法であって、
    前記収納容器内の現像剤を攪拌する攪拌手段を有し、
    前記収納容器内の現像剤を検出する検出工程と、
    前記攪拌手段の攪拌位置に対応して、前記検出工程における検出結果から現像剤の量を判定する判定工程と、
    を有することを特徴とする現像剤の量の判定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021047288A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 キヤノン株式会社 画像形成装置

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