JP5285976B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
例えば、コンテナから現像器への単位時間あたりのトナーの補給が少なく、トナーの補給に時間がかかる場合には、トナー補給に伴う画像形成装置の待機時間が長くなり、ユーザに不便をかけることとなる。
また、コンテナから現像器への単位時間あたりのトナー補給が多く、トナーの補給が短時間で終わる場合には、現像器内におけるトナーの攪拌時間が短くなり、トナーの帯電不良が生じる虞がある。
このため、容器へのトナーの補給速度は、常に基準速度となり、トナーの補給時間が一定となる。
したがって、本発明によれば、感光体へのトナー供給を行う容器へのトナーの補給に要する時間を安定させることが可能となる。
図1に示すように、複写機S1は、表示操作部1、画像読取部2、画像記憶部3、画像処理部4、印刷部5及び制御部6を備えている。
なお、本実施形態において、複写機S1は、トナーと別に、磁性を有する粉末をキャリアとして用いる、いわゆる二成分方式の複写機であるものとする。
タッチパネル1aは、表示面に抵抗膜方式等の透明な面状押圧センサを設けた表示パネルであり、ユーザに提供する情報の表示を行うと共に、ユーザの操作に基づく操作信号を出力する。
操作キー1bは、例えば電源ボタンやコピー開始ボタン等の、タッチパネル1aに表示される操作ボタン以外の操作キー(ハードウェアキー)であり、ユーザの操作に基づく操作信号を出力する。
この画像読取部2は、図2に示すように、複写機S1の上部を構成するものである。そして、上記表示操作部1は、例えば、画像読取部2の近傍に配置される。
また、画像処理部4は、演算処理を行う演算処理装置やプログラムや各種パラメータを記憶する記憶部を備えており、制御部6の制御の下、必要に応じて印刷部5の制御も行う。
この印刷部5は、図2に示すように、感光体ドラム(感光体)10、帯電器20、レーザスキャニングユニット30、現像装置40、クリーニングユニット50、及び定着器70を備えている。
帯電器20は、感光体ドラム10に対して対向配置されており、感光体ドラム10の周面を帯電状態とするものである。
レーザスキャニングユニット30は、感光体ドラム10の上方に配置されており、印刷形式の画像データに基づいて射出されるレーザ光を感光体ドラム10の周面において走査するものである。
そして、帯電器20によって感光体ドラム10の周面が帯電され、レーザスキャニングユニット30によって帯電された感光体ドラム10の周面にレーザ光が走査されることで、感光体ドラム10の周面に、印刷形式の画像データに基づく静電潜像が形成される。
この現像装置40は、現像器41(容器)と、コンテナ42と、供給装置43とを備えている。なお、図3は、現像器41と供給装置43とを含む現像装置40の平面断面図である。
また、現像器41の内部には、円周の半分が感光体ドラム10側に露出される現像ローラ41cが配置されており、当該現像ローラ41cを介してトナーのみが感光体ドラム10に供給される。なお、現像ローラ41cに付着したキャリア及び感光体ドラム10に付着しなかったトナーは、現像ローラ41cの回転に伴って現像器41の内部に回収される。
供給装置43は、現像器41の側方と接続されており、接続箇所Aを介してコンテナ42内部に収容されたトナーを現像器41の内部に供給するものである。この供給装置43は、トナーを現像器41に補給する動力を出力するモータ43aを備えている。
また、本実施形態の複写機S1においては、現像器41の内部にキャリア及びトナーの搬送経路(循環流)の途中箇所におけるトナーの濃度を測定するための濃度センサ44が設置されている。この濃度センサ44は、画像処理部4と電気的に接続されており、当該トナー濃度を示す信号を画像処理部4に入力する。
つまり、本実施形態の複写機S1においては、本発明のトナー補給手段が、画像処理部4及び供給装置43にて構成されている。
ただし、必ずしもトナー補給の制御を画像処理部4にて行う必要はなく、例えば制御部6にて行っても良い。
定着器70は、熱及び圧力を加えることによって、トナーを記録用紙に対して定着させるものであり、記録用紙の搬送経路であって、現像装置40の後流側に配置されている。
一方、画像処理部4は、ステップS4において、濃度センサ44の出力値の変化速度が、予め記憶する基準速度と一致すると判定した場合には、濃度センサ44の出力値の変化速度が基準速度よりも速いかを判定する(ステップS5)。
一方、ステップS5において濃度センサ44の出力値の変化速度が基準速度よりも速いと判定されなかった場合(すなわち、濃度センサ44の出力値の変化速度が基準速度よりも遅い場合)には、画像処理部4は、トナーの補給速度を速めて濃度センサ44の出力値の変化速度が基準速度と一致するように調節する(ステップS7)。
このため、現像器41へのトナーの補給速度は、常に基準速度となり、トナーの補給時間が一定となる。
また、現像器41への単位時間あたりのトナー補給が多く、トナーの補給が短時間で終わることによって、現像器41内におけるトナーの攪拌時間が短くなり、トナーの帯電不良が生じることを防止することができる。
このため、画像処理部4が算出した変化速度から容易にトナーの補給速度を決定することが可能となり、画像処理部4の負担を低減することができる。
しかしながら、画像形成装置がファクシミリや複合機等であっても良い。
また、色ごとの感光体ドラム10を備える、いわゆるタンデム方式の複写機に本発明を適用することもできる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、濃度センサ44の出力値の変化速度から現像器41のトナーが満杯となるまでの時間を算出し、予め記憶する基準速度に基づく時間とを一致させるようにしても良い。
このように、速度同士を比較する構成ではなく、速度から算出される時間を比較する構成を採用することもできる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、モータ43aがコンテナ42に設定されている構成を採用することもできる。
このような構成を採用する場合には、コンテナ42を供給装置43として機能させ、供給装置43を省略することもできる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、画像処理部4が予め、濃度センサ44の出力値の変化速度をパラメータとすると共にトナーの補給速度を算出するための演算式を記憶し、当該演算式を用いてトナーの補給速度を決定しても良い。
Claims (3)
- 容器内部から静電潜像が形成された感光体にトナーを供給する現像装置を備える画像形成装置であって、
前記容器内部のトナー濃度を検出する濃度センサと、
前記トナーを前記容器に補給可能であると共に、前記トナーを前記容器に補給する際の前記濃度センサの出力値の変化速度を算出し、該変化速度が予め記憶する基準速度と一致するように前記トナーの補給速度を調節するトナー補給手段と
を備え、
前記トナー補給手段は、前記濃度センサの出力値と前記トナー補給速度との関係を示すテーブルを前記濃度センサの出力値の変化速度に応じて複数記憶し、濃度センサの出力値の変化速度に応じて複数の前記テーブルから1つを選択し、選択した前記テーブルに基づいて前記トナーの補給速度を決定する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記トナー補給手段は、前記トナーを前記容器に補給する動力を出力するモータを備え、該モータの回転数を制御することによって前記トナーの補給速度を調節することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記トナー補給手段は、前記トナーを前記容器に補給する動力を出力するモータを備え、該モータの単位時間あたりの駆動時間と停止時間との比を制御することによって前記トナーの補給速度を調節することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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