JP2018002238A - 積層剥離容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】サポート面の強度を確保しつつ内層体の剥離不良を防止することができる、押出しブロー成形製の積層剥離容器を提供する。【解決手段】口部11に打栓によって注出キャップ30が装着される積層剥離容器1を、口部11の下端に、胴部12の側を向くとともに口部11の軸方向に垂直なサポート面50aを備えた環状のネックリング50を設け、サポート面50aにサポート面50aに対して傾斜する傾斜壁60bを備えた複数の切欠き溝部60を設け、ネックリング50の隣り合う切欠き溝部60の間の部分をリブ状部61とし、ネックリング50の複数の切欠き溝部60及びリブ状部61が並べて設けられた凹凸部62における積層剥離容器1の内面を、凹凸部62が設けられない部分における積層剥離容器1の内面よりも、口部11の軸方向に対して緩やかに傾斜させる。【選択図】図2

Description

本発明は、外層体と外層体の内面に剥離可能に積層された減容変形可能な内層体とを備えるとともに、円筒状の口部と口部に連なる胴部とを備えたボトル状に形成され、口部に打栓によって注出キャップが装着される打栓タイプの積層剥離容器に関する。
化粧水などの化粧料、シャンプーやリンス、液体石鹸等のトイレタリー、又は食品調味料などの種々の液体を内容物として収納する容器として用いられる積層剥離容器は、当該容器の外殻を構成する外層体の内面に減容変形可能な内層体を剥離可能に積層配置した構成となっており、外層体の胴部をスクイズすることで内容物を注出することができる。一方、押圧解除後は、外層体の復元に伴い、外層体の口部に設けられた空気導入孔から内層体と外層体との間に外気が導入されることで、内層体を減容変形させたまま外層体を元の形状に復元させることができる。これにより、内容物と外気との置換を行うことなく内容物を注出することを可能として、収容する内容物の外気との接触を減らし、その劣化や変質を抑制することができる。
このような積層剥離容器としては、金型を用いて積層パリソンを押出しブロー成形することにより形成されるものがある。また、成形後の積層剥離容器の口部には注出キャップが装着されるが、不正開封を防止する効果を得る目的から、注出キャップを、口部に対するねじ結合に替えて打栓によって口部に装着するようにした打栓タイプのものが知られている。
例えば特許文献1には、押出しブロー成形により形成された積層剥離容器であって、その口部と胴部との間に口部に対して径方向外側に向けて突出するネックリングを有し、ネックリングの胴部の側を向く下面を支持具で支持した状態で、口部に注出キャップを打栓して装着することができるようにした積層剥離容器が記載されている。
特開2012−76758号公報
打栓タイプの積層剥離容器としては、その全高を低くするために、ネックリングを、口部と胴部との間を径方向内側に向けて凹む凹形状に形成することによって、支持具によって支持される下向きのサポート面を有する構成としたものが考えられる。この場合、注出キャップを口部に打栓する際に、注出キャップの口部への押し込み力を支持具で確実に支持することができるようにするために、サポート面を、口部の軸方向に垂直な平坦面に形成するのが好ましい。
しかしながら、金型を用いて積層パリソンを押出しブロー成形して形成される積層剥離容器では、容器の内面は、容器の外面に沿った形状に形成されることになるので、サポート面を口部の軸方向に垂直な平坦面に形成すると、サポート面が形成された部分における容器の内面は、口部における内面との間で谷状に強く湾曲することになる。そのため、当該谷状の湾曲部分において内層体が外層体から剥離し難くなり、空気導入孔から胴部に向けた気道を確保することができなくなる虞があるという問題点があった。
これに対して、サポート面が形成された部分における容器の内面を、その上下側の部分における内面に対して緩やかに傾斜する形状に形成しようとすると、サポート面も口部の軸方向に垂直な面に対して傾斜してしまい、サポート面の強度を確保することができなくなる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、サポート面の強度を確保しつつ内層体の剥離不良を防止することができる、押出しブロー成形製の積層剥離容器を提供することにある。
本発明の積層剥離容器は、空気導入孔を備えた外層体と該外層体の内面に剥離可能に積層された減容変形可能な内層体とを備えるとともに、円筒状の口部と該口部に連なる胴部とを備えたボトル状に形成され、前記口部に打栓によって注出キャップが装着される積層剥離容器であって、前記口部の下端に、前記胴部の側を向くとともに前記口部の軸方向に垂直なサポート面を備えた環状のネックリングが設けられ、前記サポート面に、該サポート面に対して傾斜する傾斜壁を備えた複数の切欠き溝部が設けられ、前記ネックリングの隣り合う前記切欠き溝部の間の部分がリブ状部となっており、前記ネックリングの複数の前記切欠き溝部及び前記リブ状部が並べて設けられた凹凸部における前記積層剥離容器の内面が、前記ネックリングの前記凹凸部が設けられない部分における前記積層剥離容器の内面よりも、前記口部の軸方向に対して緩やかに傾斜していることを特徴とする。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、3つの前記切欠き溝部と2つの前記リブ状部で前記凹凸部が構成されているのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記外層体の前記口部に対応する部分に前記空気導入孔が設けられ、前記ネックリングの前記空気導入孔の下方側の部分に前記凹凸部が設けられているのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記ネックリングの軸心を中心とした両側部分に、それぞれ前記凹凸部が設けられているのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記切欠き溝部の横断面形状が、開口側よりも底側の周方向幅が狭い台形形状であるのが好ましい。
本発明によれば、サポート面の強度を確保しつつ内層体の剥離不良を防止することができる、押出しブロー成形製の積層剥離容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である積層剥離容器の要部を注出キャップとともに示す断面図である。 図1におけるA−A線に沿う断面図である。 図2におけるB−B線に沿う断面図である。 図2におけるC−C線に沿う断面図である。 図2におけるD−D線に沿う断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態である積層剥離容器1は、口部11と胴部12とを備えたボトル状に形成されている。なお、図1においては、胴部12の上側部分のみを示す。
口部11は、先端側(図1中で上端側)が僅かに縮径する円筒状に形成された本体部11aと、この本体部11aの根元部分に一体に形成されるとともに本体部11aに対して径方向外側に向けて突出する環状の密閉用段差部11bとを備えている。
胴部12は有底筒状に形成され、口部11の密閉用段差部11bの基端側(図1中で下端側)に一体に連なっている。胴部12の密閉用段差部11bと連接する部分における外径は密閉用段差部11bの外径よりも小さくされている。図示する場合では、胴部12は、口部11の側から下方に向けて徐々に拡径する部分を有した形状となっているが、胴部12の形状は種々変更可能である。
積層剥離容器1は、外層体21と、外層体21の内面に剥離可能に積層された内層体22とを有している。この積層剥離容器1は、外層体21を形成する層と内層体22を形成する層とを備えた積層パリソンを、金型を用いて押出しブロー成形することにより形成された押出しブロー成形製の積層剥離容器1となっている。
内層体22は、例えばエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等の合成樹脂材料により減容変形可能な薄肉の袋状に形成され、その内側に内容物を収納する充填空間を備えている。また、内層体22の上端部は積層剥離容器1の口部11において開口している。
外層体21は、積層剥離容器1の外殻を構成するものであり、例えばポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料により形成されている。外層体21の胴部12に対応する部分はスクイズ(押圧)可能であるとともに元の形状への復元性を有している。
外層体21には、外層体21と内層体22との間に連なる空気導入孔23が設けられている。本実施の形態においては、空気導入孔23は外層体21の口部11に対応する部分に設けられている。なお、図1においては1つの空気導入孔23のみが記載されているが、外層体21には、その軸線を挟んだ対向配置で2つの空気導入孔23が設けられている。空気導入孔23は、少なくとも1つが設けられていればよいが、外層体21と内層体22との間の空間が、口部11から底部にまで延びる複数本の接着層によって複数の空間に分割されている場合には、それぞれの空間に連通する複数の空気導入孔23を外層体21に設けるのが好ましい。
積層剥離容器1の口部11には、注出キャップ30がその軸方向から圧入つまり打栓されることにより装着される。図1では、積層剥離容器1を、注出キャップ30が装着されてキャップ付き容器40とされた状態で示す。
口部11の外周面には、注出キャップ30の打栓用の係合突起41が一体に設けられている。注出キャップ30が口部11に打栓されると、係合突起41が注出キャップ30の内周面に設けられた環状の凹溝30aにアンダーカット係合して、注出キャップ30の口部11からの抜けが阻止される。なお、係合突起41は、空気導入孔23の部分において口部11の外周面とともに縦溝状に切り欠かれている。
注出キャップ30が口部11に装着されると、注出キャップ30の下端部における内周面が密閉用段差部11bの外周面に気密に当接し、注出キャップ30と口部11との間に空気通路42が区画形成される。この空気通路42は空気導入孔23を介して外層体21と内層体22との間に連通する。
図示する場合では、注出キャップ30として、内容物を注出する注出孔31に連なる注出口を形成する注出筒32、注出孔31と注出筒32との間に設けられる逆止弁33、空気通路42を介して空気導入孔23を外部に連通させる空気孔34、内容物のサックバックを行うサックバック用のボール弁35及び注出筒32を閉塞する蓋体36等を備えた構成のものを装着した例を示すが、積層剥離容器1に収容されている内容物を外部に注出させることができるとともに、内容物の注出後における内層体22への空気の流入を防止しつつ、外層体21と内層体22との間に外気を導入して内層体22を減容変形させたまま外層体21を元の形状に復元させることができる構成のものであれば、種々の構成の注出キャップ30を装着することができる。また、空気導入孔23を外層体21の口部11に対応した部分以外の部分に設ける場合には、注出キャップ30として、空気孔34を備えない構成のものを用いることもできる。
上述のように、胴部12の密閉用段差部11bと連接する部分における外径は密閉用段差部11bの外径よりも小さくなっているので、口部11の密閉用段差部11bの下端と胴部12との間には段差が生じている。そして、この段差により生じた口部11の下端部分はネックリング50となっている。すなわち、口部11の下端には、密閉用段差部11bと一体にネックリング50が設けられている。
図2に示すように、ネックリング50は環状に形成されており、その胴部12の側を向く下面は、口部11の軸方向に垂直な平坦面に形成されたサポート面50aとなっている。
サポート面50aは、積層剥離容器1の口部11に注出キャップ30を打栓する際には、積層剥離容器1はサポート面50aにおいて支持具に支持される。そして、サポート面50aにおいて支持具に支持された状態の積層剥離容器1の口部11に対して、その上方から注出キャップ30が打栓される。このとき、サポート面50aは、口部11の軸方向に垂直な平坦面に形成されているので、支持具から加えられる軸方向の荷重を確実に受け止めることができる。このように、サポート面50aを口部11の軸方向に垂直な平坦面に形成したことにより、当該サポート面50aの強度を、打栓の際に加えられる荷重に耐え得る強度に確保することができる。
また、口部11の下端にサポート面50aを設けるようにしているので、当該サポート面50aが設けられる部分の肉厚の確保が容易であるとともに、サポート面50aが口部11の真下に位置することになることから、打栓時に口部11に加えられる軸方向の荷重を、サポート面50aを介して支持具に確実に支持させることができる。これにより、この積層剥離容器1に対する注出キャップ30の打栓作業を安定化させることができる。
ところで、この積層剥離容器1は、押出しブロー成形によって形成されているので、サポート面50aを口部11の軸方向に垂直な平坦な形状に形成すると、図3に示すように、積層剥離容器1のネックリング50が設けられた部分における内面は、口部11における当該内面との間で谷状に強く湾曲することになる。そのため、当該谷状に強く湾曲する部分において内層体22が外層体21から剥離し難くなる。そして、内層体22が外層体21から剥離し難くなることにより、空気導入孔23から胴部12に向けた気道を確保することができなくなるという問題を生じる虞がある。
そこで、本発明の積層剥離容器1では、図1、図2に示すように、サポート面50aに複数の切欠き溝部60を設けるとともに、ネックリング50に隣り合う切欠き溝部60の間の部分に少なくとも1つのリブ状部61を設けることで、当該ネックリング50に、複数の切欠き溝部60とリブ状部61とが周方向に交互に並べて設けられた凹凸部62を設けるようにしている。本実施の形態においては、サポート面50aに周方向に間隔を空けて3つの切欠き溝部60を設け、ネックリング50にこれらの切欠き溝部60の間に区画された2つのリブ状部61を設けことにより、凹凸部62を3つの切欠き溝部60と2つのリブ状部61とを有した構成とている。
切欠き溝部60は、図2に示すように、その横断面形状(口部11の軸方向に垂直な断面の形状)が、開口側(ネックリング50の径方向外側)よりも底側(ネックリング50の径方向内側)の周方向幅が狭い台形形状に形成されている。より具体的には、切欠き溝部60は、一対の側壁60aと傾斜壁60bとを有し、これら一対の側壁60aと傾斜壁60bとで溝状に区画形成されている。一対の側壁60aは、それぞれ口部11の軸方向に平行であるとともに径方向外側から径方向内側に向かうに連れて互いに接近するように傾斜した平坦面に形成されている。一方、傾斜壁60bは、一対の側壁60aに対して垂直に連なるとともに口部11の軸方向及び当該軸方向に垂直な方向に対して傾斜した平坦面に形成されている。すなわち、傾斜壁60bはサポート面50aに対して傾斜している。
一方、リブ状部61は、それぞれ径方向位置側から外側に向けて徐々に周方向幅が縮小する台形形状に形成されている。また、それぞれのリブ状部61の下方を向く面は、ネックリング50のサポート面50aの一部を構成している。
上記構成の凹凸部62をネックリング50に設けることにより、図4、図5に示すように、押出しブロー成形により形成される積層剥離容器1の凹凸部62が設けられた部分における内面を、ネックリング50の凹凸部62が設けられない部分における積層剥離容器1の内面よりも、口部11の軸方向に対して緩やかに傾斜する形状とすることができる。すなわち、ネックリング50の切欠き溝部60が設けられた部分における積層剥離容器1の内面は、当該切欠き溝部60が傾斜壁60bを有することにより、図4に示すように、当該傾斜壁60bに沿って口部11の軸方向に対して緩やかに傾斜する形状に形成される。また、ネックリング50のリブ状部61が設けられた部分における積層剥離容器1の内面は、当該リブ状部61の周方向幅が狭いために、押出しブロー成形時に外層体21のみがリブ状部61の形状に追従し、内層体22はリブ状部61の形状に追従せず、よって、図5に示すように、当該内面は口部11の軸方向に対して緩やかに傾斜する形状に形成される。なお、ネックリング50の切欠き溝部60が設けられた部分における積層剥離容器1の内面(図4に示す)の口部11の軸方向に対する傾斜角度は、ネックリング50のリブ状部61が設けられた部分における積層剥離容器1の内面(図5に示す)の口部11の軸方向に対する傾斜角度よりも緩やかになっている。
このように、ネックリング50に、複数の切欠き溝部60とリブ状部61とを備えた凹凸部62を設けることにより、ネックリング50の凹凸部62が設けられた部分における積層剥離容器1の内面を、ネックリング50の凹凸部62が設けられない部分における積層剥離容器1の内面よりも、口部11の軸方向に対して緩やかに傾斜する形状とすることができる。これにより、ネックリング50の凹凸部62が設けられた部分における積層剥離容器1の内面と口部11における内面との間で内層体22を緩やかに谷状に湾曲させることができるので、当該谷状の湾曲部分において内層体22を外層体21から剥離し易くして、内層体22の剥離不良を防止することができる。
また、ネックリング50に複数の切欠き溝部60を設けて積層剥離容器1の内面の傾斜を緩やかにしつつ、これらの切欠き溝部60の間にリブ状部61を設けることで、当該リブ状部61が設けられた部分においても積層剥離容器1の内面の傾斜をも緩やかにすることができる。したがって、内層体22の剥離を容易とする凹凸部62の周方向幅を十分に確保しつつ、リブ状部61を設けることによって凹凸部62にもサポート面50aを設けるようにして、ネックリング50のサポート面50aの面積を所望の強度が得られる程度に確保することができる。また、切欠き溝部60の間にリブ状部61を設けることにより、注出キャップ30を打栓する際に、フォーク状の支持具をネックリング50に対してどの方向から差し込んでも、当該支持具をサポート面50aに確実に支持させることができる。したがって、打栓時に、支持具に対して積層剥離容器1を回転方向に位置決めすることを不要として、当該打栓作業を容易にすることができる。
本実施の形態においては、ネックリング50の空気導入孔23の下方側に位置する部分に凹凸部62を設けるようにしている。これにより、空気導入孔23と胴部12との間で気道を確保し易くして、内層体22の剥離不良をより確実に防止することができる。
また、本実施の形態においては、外層体21の口部11に対応する部分に対向配置で一対の空気導入孔23が設けられるのに対応して、ネックリング50の軸心を中心とした両側部分、つまり図2中における左右両側部分に、それぞれ凹凸部62を設けるようにしている。このような構成により、それぞれの空気導入孔23と胴部12との間で気道を確保し易くして、内層体22の剥離不良をより確実に防止することができる。
なお、ネックリング50の軸心を中心とした両側部分に凹凸部62を設ける場合には、これらの凹凸部62が設けられる方向を、押出しブロー成形の際に用いられる左右一対の金型の型開き方向に一致させることにより、当該構成を有する積層剥離容器1を容易に成形することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、ネックリング50の軸心を中心とした両側部分に一対の凹凸部62を設けた構成としているが、これに限らず、ネックリング50の全周に凹凸部62を設けてもよく、ネックリング50の一部にのみ凹凸部62を設けてもよい。
また、前記実施の形態においては、切欠き溝部60を、その横断面形状が、開口側よりも底側の周方向幅が狭い台形形状のものとしているが、これに限らず、その横断面形状は種々変更可能である。
また、積層剥離容器1の口部11は本体部11aのみを有し、密閉用段差部11bを有さない構成とすることもできる。この場合、ネックリング50は口部11の本体部11aの下端に設けられる。
さらに、前記実施の形態においては、外層体21の口部11に対応する部分に空気導入孔23を設けるようにしているが、空気導入孔23は、例えば外層体21の胴部12の側面に対応する部分や胴部12の底面に対応する部分など、外層体21の種々の位置に設けることができる。
1 積層剥離容器
11 口部
11a 本体部
11b 密閉用段差部
12 胴部
21 外層体
22 内層体
23 空気導入孔
30 注出キャップ
30a 凹溝
31 注出孔
32 注出筒
33 逆止弁
34 空気孔
35 ボール弁
36 蓋体
40 キャップ付き容器
41 係合突起
42 空気通路
50 ネックリング
50a サポート面
60 切欠き溝部
60a 側壁
60b 傾斜壁
61 リブ状部
62 凹凸部

Claims (5)

  1. 空気導入孔を備えた外層体と該外層体の内面に剥離可能に積層された減容変形可能な内層体とを備えるとともに、円筒状の口部と該口部に連なる胴部とを備えたボトル状に形成され、前記口部に打栓によって注出キャップが装着される積層剥離容器であって、
    前記口部の下端に、前記胴部の側を向くとともに前記口部の軸方向に垂直なサポート面を備えた環状のネックリングが設けられ、
    前記サポート面に、該サポート面に対して傾斜する傾斜壁を備えた複数の切欠き溝部が設けられ、前記ネックリングの隣り合う前記切欠き溝部の間の部分がリブ状部となっており、
    前記ネックリングの複数の前記切欠き溝部及び前記リブ状部が並べて設けられた凹凸部における前記積層剥離容器の内面が、前記ネックリングの前記凹凸部が設けられない部分における前記積層剥離容器の内面よりも、前記口部の軸方向に対して緩やかに傾斜していることを特徴とする積層剥離容器。
  2. 3つの前記切欠き溝部と2つの前記リブ状部で前記凹凸部が構成されている、請求項1に記載の積層剥離容器。
  3. 前記外層体の前記口部に対応する部分に前記空気導入孔が設けられ、
    前記ネックリングの前記空気導入孔の下方側の部分に前記凹凸部が設けられている、請求項1又は2に記載の積層剥離容器。
  4. 前記ネックリングの軸心を中心とした両側部分に、それぞれ前記凹凸部が設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載の積層剥離容器。
  5. 前記切欠き溝部の横断面形状が、開口側よりも底側の周方向幅が狭い台形形状である、請求項1〜4の何れか1項に記載の積層剥離容器。
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