JP2018001843A - ワイパー組み立て体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワイパーアームの連結部の収容部内にワイパーブレード側の結合部を収容して保持するワイパー組み立て体において、ワイパーブレードとワイパーアームの結合部分における美観を向上させたワイパー組み立て体を提供する。【解決手段】 ワイパーアーム3の連結部10は、上壁11と両側側壁12A、12Bで囲まれた収容部13を備え、ワイパーブレード2に取り付けられた結合部材4のクリップ部材30を収容部13内に収容して保持する。連結部10の両側側壁12A、12Bの下端縁15A、15Bに折り曲げ部16A、16Bを備えるとともに、クリップ部材30の両側側壁32A、32Bの下端縁34A、34Bに係合片35A、35Bを備え、折り曲げ部16A、16Bに対する係合片35A、35Bの係止部38A、38Bの係合により、クリップ部材30に対する連結部10の係止を行う。【選択図】 図13

Description

本発明は、ワイパー装置に用いられるワイパー組み立て体に関し、特にワイパー組み立て体におけるワイパーブレードとワイパーアームの結合構造の改良に関する。
自動車のガラス面等の払拭に用いられるワイパー組み立て体は、一般に、駆動機構と連係するワイパーアームに対して、ワイパーブレードを回動可能に結合して構成される。このようなワイパー組み立て体におけるワイパーアームとワイパーブレードとの結合構造としては、ワイパーブレード側に設けられた結合部材を、ワイパーアーム側の箱型の連結部内に収容する構成が採用されることがある。例えば、特開2013−82437(特許文献1)においては、ワイパーブレード側の結合部材(クリップ)を、ワイパーアーム先端のコの字型断面の連結部内に長手方向から嵌合させて、ワイパーアームとワイパーブレードを結合する構成(スロット型の結合構造)が開示されている。
特開2013−82437
このような従来の結合構造(例えばスロット型の結合構造)においては、結合部材をワイパーアームの連結部内に固定するために、例えば、連結部の壁面に形成した嵌合孔に、結合部材側の弾性突起を嵌合させる構成が採用されていた。しかしながら、このような従来の構造では、連結部を結合部材に係止するための係止手段(嵌合孔及び弾性突起)が連結部の外表面上に露出してしまうため、ワイパー組み立て体の美観が低下してしまっていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ワイパーアームの連結部の収容部内にワイパーブレード側の結合部を収容して保持するワイパー組み立て体において、ワイパーブレードとワイパーアームの結合部分における美観を向上させたワイパー組み立て体を提供することを目的とする。
本発明は、被払拭面を払拭するワイパーブレードと、前記ワイパーブレードに結合されるワイパーアームとを備えたワイパー組み立て体において、前記ワイパーブレードに、前記ワイパーアームとの結合のための結合部を設け、前記ワイパーアームは、前記結合部の少なくとも一部を収容して保持する収容部を有する連結部を備え、前記連結部の前記ワイパーブレード側の端部に隣接して、前記連結部と前記結合部を係止する係止手段を備えた。
前記係止手段は、前記ワイパーブレードと前記ワイパーアームの結合がなされたときに、全体が前記収容部内に配置されるようになっていてもよい。
前記連結部は、両側側壁を備え、前記両側側壁の間に前記収容部が形成されるとともに、前記係止手段の一部を構成するワイパーアーム側係止手段が、前記両側側壁の前記ワイパーブレード側の端縁に設けられていてもよい。
前記連結部の両側側壁の前記ワイパーブレード側の端縁に、前記収容部側に折れ曲がった折れ曲げ部を備え、前記折れ曲げ部が、前記ワイパーアーム側係止手段を構成していてもよい。
前記結合部に、弾性変形可能なワイパーブレード側係止手段を備え、前記ワイパーアーム側係止手段に設けた係止部が前記ワイパーアーム側係止手段に係止されるようにしてもよい。
前記結合部は、前記ワイパーブレードに取り付けられる台座部材と、前記台座部材に対して回動可能に取り付けられるクリップ部材とを備え、前記ワイパーブレード側係止手段は、前記クリップ部材の両側側壁の下端縁に設けられていてもよい。
前記連結部及び前記結合部のいずれか一方に、前記結合部の前記収容部への導入を案内する案内溝を備え、前記連結部及び前記結合部のいずれか他方に設けた案内部が前記案内溝内を案内されるようになっていてもよい。
本発明によれば、ワイパーアーム(例えばワイパーアーム3、203)の連結部(例えば連結部10、210)の収容部(例えば収容部13、214)内に、ワイパーブレード(例えばワイパーブレード2)に設けた結合部(例えば結合部材4)の少なくとも一部(例えばクリップ部材30、130、230、330)を収容して保持するタイプのワイパー組み立て体(例えばワイパー組み立て体1)において、連結部と結合部を係止するための係止手段が、連結部のワイパーブレード側の端部に隣接して設けられる。例えば、ワイパーアーム側係止手段(例えば折り曲げ部16A及び16B、216A及び216B)が、連結部の両側側壁(例えば両側側壁12A及び12B、212A及び212B)の下端縁(例えば下端縁15A及び15B、115A及び115B)に設けられ、ワイパーブレード側係止手段(例えば係止片35A及び35B、135A及び135B、235A及び235B、336)が、クリップ部材(例えばクリップ部材30、130、230、330)の両側側壁の下端縁(例えば下端縁34A及び34B、134A及び134B、234A及び234B、334A及び334B)に設けられる。
したがって、係止手段は連結部の外表面に露出することは無く(例えば連結部の外表面に弾性突起の係止のための嵌合孔を設ける必要等は無く)、また、係止手段を収容部内に全体が収容されるようにすることも可能となる。したがって、ワイパー組み立て体の美観が向上する。また、係止手段による係止の解除は、連結部のワイパーブレード側の端部に手を回すことによって行うことができるので、容易に実行できる。
また、連結部及び結合部のいずれか一方に、結合部の収容部への導入を案内する案内溝(例えば案内溝41A及び41B、凹部133A及び133B)を設け、連結部及び結合部のいずれか他方に、案内溝内を案内される案内部(例えば案内突起17A及び17B)を設けるようにすれば、結合部は連結部の収容部内に正しく導入されていくので、係止手段が収容部内に配置されていたとしても、連結部の結合部への装着作業とともに、係止手段による係止も適切に行うことができる。
本発明の第1の実施形態におけるワイパー組み立て体を示す斜視図である。 同じくワイパー組み立て体を示す分解斜視図である。 同じくワイパーアームの一部(先端側)を示す斜視図である。 同じくワイパーアームの一部(先端側)を示す斜視図である。 同じくワイパーアームの一部(先端側)を示す側面図である。 同じく結合部材の台座部材を示す斜視図である。 同じく結合部材の台座部材を示す側面図である。 同じく結合部材の台座部材を示す平面図である。 同じく結合部材のクリップ部材を示す斜視図である。 同じく結合部材のクリップ部材を示す斜視図である。 同じく結合部材のクリップ部材を示す側面図である。 同じく結合部材のクリップ部材を示す底面図である。 同じく結合部材(クリップ部材)にワイパーアームの連結部を組み付けていく状態を示す斜視図である。 同じく結合部材(クリップ部材)にワイパーアームの連結部が組み付けられた状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態におけるワイパーアームとクリップ部材を示す斜視図である。 同じくワイパーアームとクリップ部材を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態におけるワイパーアームとクリップ部材を示す斜視図であり、クリップ部材への連結部の結合前の状態を示す。 同じくワイパーアームとクリップ部材を示す斜視図であり、クリップ部材に連結部が結合された状態を示す。 本発明の第4の実施形態におけるワイパーアームとクリップ部材を示す分解斜視図であり、係合片がクリップ部材から取り外された状態を示す。 同じくワイパーアームとクリップ部材を示す斜視図であり、係合片がクリップ部材に装着された状態を示す。 本発明の第1の実施形態のワイパー組み立て体に対してアダプタ部材を設けた場合のワイパー組み立て体の一部を示す分解斜視図である。 同じくワイパー組み立て体の一部を示す斜視図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。なお、各図面においては、左右対称の一対の部材(図番にA及びBを付して示す)について、一方の部材のみを図示し、他方の部材の図示を省略している場合がある。
図1及び図2には、本発明の第1の実施形態におけるワイパー組み立て体1を示す。図示されるように、ワイパー組み立て体1は、ワイパーブレード2と、ワイパーアーム3と、ワイパーブレード2とワイパーアーム3を連結する結合部材4から構成されている。ワイパーブレード2は、被払拭面(例えば自動車のガラス面)を払拭する長尺の払拭部材であり、その下端縁が、被払拭面上に配置される払拭部2aとなっている。
図3から図4にも詳細に示すように、ワイパーアーム3は、ワイパー装置の駆動機構(図示せず)とワイパーブレード2との間に設けられる部材であり、長尺部材であるアームピース3aを備え、アームピース3aの基端側において駆動機構と連係するようになっている。また、アームピース3aの先端には、ワイパーブレード2との結合のための連結部10が設けられている。なお、各図面においては、簡明のため、アームピース3aの基端側の図示が省略されている。
図3から図5にも詳細に示すように、連結部10は、上壁11と両側側壁12A、12Bを備えたコの字型断面の部分であり、上壁11及び両側側壁12A、12Bにより囲まれた空間が、結合部材4の一部(クリップ部材30)を収容する収容部13となっているとともに、連結部10の先端側には、収容部13内に結合部材4が挿入されるための開口部14が形成されている。また、両側側壁12A、12Bの下端縁(上壁11と反対側の開放端)15A、15Bには、それぞれ、収容部13側に折れ曲がった折り曲げ部16A、16Bが形成されている。なお、本実施形態においては、これらの折り曲げ部16A、16Bと、後述する係合片35A、35Bが、特許請求の範囲における係止手段を構成している。
また、連結部10の両側側壁12A、12Bの内向き面(収容部13側を向いた面)の開口部14付近には、案内突起17A、17Bが設けられている。後述するように、連結部10の結合部材4への結合時に、これらの案内突起17A、17Bが、結合部材4(クリップ部材30)の案内溝41A、41B内に導入されることにより、連結部10がクリップ部材30に対して適切に案内され得るようになっている。
結合部材4は、ワイパーブレード2の長手方向中央部に装着された台座部材20と、台座部材20に対して回動可能に装着されたクリップ部材30とから構成されている。このクリップ部材30に対してワイパーアーム3の連結部10が装着されることにより、ワイパーブレード2がワイパーアーム3に対して回動可能に連結されるようになっている。
図6から図8にも詳細に示すように、台座部材20は、基部21と、基部上に形成されたクリップ装着部22とを備えている。基部21の底面部には、嵌合凹部23が形成されており、この嵌合凹部23内にワイパーブレード2の長手方向中央部が嵌着されることにより、ワイパーブレード2が台座部材20に保持されるようになっている。なお、基部21の前側部分24は、なだらかな流線形状を有しており、台座部材20に装着されたクリップ部材30から連なった連続形状を形作るようになっている。
クリップ装着部22は、台座部材20上に形成され、前側部分24の後方に配置された略直方体の部分である。クリップ装着部22の両側側面25A、25Bには、後述するクリップ部材30の連結軸32A、32Bが嵌合する連結軸穴26A,26Bが、それぞれ形成されている。なお、連結軸穴26A,26Bの上方には、連結軸32A、32Bが連結軸穴26A,26B内に導入されるための導入凹部27A、27Bが形成されている。
図9から図12にも詳細に示すように、クリップ部材30は、上壁31と両側側壁32A及び32Bを備えた断面コの字型の部材であり、両側側壁32A、32Bの内向き面には、それぞれ連結軸33A、33Bが突設されている。クリップ部材30両側側壁32A、32Bは、それぞれ台座部材20のクリップ装着部22の両側側面25A、25Bの両側に配置され、連結軸33A、33Bがクリップ装着部22の連結軸穴26A、26B内に嵌合される。これにより、クリップ部材30は、台座部材20に対して、連結軸33A、33Bの周りで回動可能に装着されるようになっている。
クリップ部材30の両側側壁32A、32Bの下端縁34A、34Bには、それぞれ、係合片35A、35Bが設けられている。係合片35A、35Bは、それぞれ、側壁31A、31Bの後端部36A、36Bの一部を切り欠いて形成されており、腕部37A、37Bと係止部38A、38Bとを備えている。
腕部37A、37Bは、下端縁34A、34Bに沿って後方に延びており、上下方向に撓むことができるようになっている。係止部38A、38Bは、腕部37A、37Bの後端(自由端)から下方に向けて略直角に延び出しており、腕部37A、37Bが撓むことによって、上下方向に動くことができるようになっている。この係止部38A、38Bが、ワイパーアーム3の結合部3の折り曲げ部16A、16Bに係合することにより、ワイパーアーム3がクリップ部材30に対して前後方向に係止されるようになっている。
なお、連結部10とクリップ部材30の上下方向への係止は、折り曲げ部16A、16Bとクリップ部材30の下端縁34A、34Bの係合によりなされることになる。
係止部38A、38Bの後向き面39A、39Bは、下側に向けて湾曲した形状を有している。一方、係止部38A、38Bの前向き面40A、40Bは、わずかに上方を向くように、下端縁34A、34B(係止片35A、35B)から延び出している。これにより、クリップ部材30を連結部10の収容部13(開口部14)に挿入していくとき、折り曲げ部16A、16Bの前端部18A、18Bが係止部38A、38Bの後向き面39A、39Bに当接すると、係止部38A、38Bは、前端部18A、18Bによって下側から上方に押し上げられ、係止片35A、35Bは、折り曲げ部16A、16Bと係止部38A、38Bの係合を解除する方向(上方)に撓むことになる。一方、連結部10がクリップ部材30に装着された状態から、連結部10をクリップ部材30から取り外す方向(後方)に動かそうとして、折り曲げ部16A、16Bの後端部19A、19Bが係止部38A、38Bの前向き面40A、40Bを押した場合には、係止部38A、38Bが上方に押し上げられることはないので、折り曲げ部16A、16Bと係止部38A、38Bの係合が解除されることはないようになっている(すなわち、折り曲げ部16A、16Bと係止部38A、38Bの係合により、取り外し方向への係止がなされるようになっている)。
クリップ部材30の両側側壁32A、32Bの外向き面には、クリップ部材30の長手方向(前後方向)に沿って延びる案内溝41A、41Bが形成されている。案内溝41A、41Bの後端部は、クリップ部材30の後端から開口した導入口42A、42Bとなっており、これらの導入口42A、42Bから、ワイパーアーム3の連結部10の案内突起17A、17Bが導入され得るようになっている。また、案内溝41A、41Bの導入口42A、42B付近には、結合部3内へのクリップ部材30の導入初期に、クリップ部材30に対してワイパーアーム3の結合部4が適切に案内されるように、屈曲形状43A、43Bが設けられている。
図13及び図14には、ワイパーブレード2に装着された結合部材4(クリップ部材30)に対するワイパーアーム3(連結部10)の結合の様子を示す。図13に示されるように、連結部10の結合部材4(クリップ部材30)への結合に際しては、連結部10の開口部14に対してクリップ部材10の後端側を正対させ、クリップ部材10を後端側から連結部10の収容部13内に挿入していく。
この場合、連結部10の案内突起17A、17Bが、クリップ部材30の案内溝41A、41B内に導入され、案内溝41A、41Bに沿って動くことにより、連結部10が、クリップ部材30に対して正しく案内されて、クリップ部材30の長手方向(前後方向)に沿って装着されていくようになっている。
また、連結部10の開口部14へのクリップ部材30の導入時には、クリップ部材30の係止片35A、35Bの係止部38A、38Bが、連結部10の折り曲げ部15A、15Aの前端部18A、18Bに当接する。この場合、前端部18A、18Bが係止部38A、38Bの後向き面39A、39Bに接触することにより、係止部38A、38Bが上方に押し上げられるように、係止片35A、35Bが上方に向けて撓まされる。これにより、係止部38A、38Bが折り曲げ部16A、16Bの上側に乗り上げるので、係止部38A、38Bを折り曲げ部16A、16Bの上向き面上を滑らせながら、連結部10をクリップ部材30に対して装着していくことができるようになっている。
図14に示すように、連結部10がクリップ部材30に対して完全に装着されると、係止片35A、35Bの係止部38A、38Bは、折り曲げ部16A、16Bの後端部19A、19Bよりも後方に達する。これにより、係止片35A、35Bの撓み状態が解消され、係止部38A、38Bは、折り曲げ部16A、16Bの後端部19A、19Bの後方に隣接して配置されることにより、係止部38A、38Bの前向き面40A、40Bが折り曲げ部16A、16Bの後端部19A、19Bに当接した状態となり、この係止部38A、38Bと後端部19A、19Bの係合により、連結部10がクリップ部材30に対して係止される。
このように、連結部10とクリップ部材30の結合は、連結部10の開口部14からクリップ部材30を導入して、案内溝41に沿って挿入していくだけでよい。また、連結部10をクリップ部材30に対して完全に装着したところで、折り曲げ部16A、16Bと係止片35A、35Bのスナップフィットによる係止が自動的になされる。したがって、結合作業は、極めて容易に行うことができる。
一方、折り曲げ部16A、16Bと係止片35A、35Bの係止を解除して、連結部10を結合部材4から取り外すときには、連結部10の下側において、係止部38A、38Bを折り曲げ部16A、16Bよりも上方に押し上げながら、連結部10を後方に引き抜くようにすれば、クリップ部材30から連結部10を容易に取り外すことができる。
以上のように、本実施形態のワイパー組み立て体1によれば、ワイパーアーム3の連結部10の結合部材4(クリップ部材30)への装着時における(着脱方向の)係止手段が、連結部10の両側側壁12A、12Bの下端縁15A、15Bに設けられた折り曲げ部16A、16Bと、クリップ部材30の両側側壁32A、32Bの下端縁34A、34Bに設けられた係止片35A、35Bとから構成されているので、係止手段は、連結部10の内側(収容部13内)に配置された状態となり、ワイパー組み立て体1の外側に露出することはない。したがって、ワイパー組み立て体1の美観が向上する。また、係止手段による係止解除は、連結部10の下側に手をまわして係止部38A、38Bを上方に押し上げるだけで済むので、容易に行える。
図15及び図16には、本発明の第2の実施形態におけるワイパーアーム3及びクリップ部材130を示す。なお、本実施形態の構成は、クリップ部材130を除いて、上記第1の実施形態と同様であるので、ワイパーアーム3の各構成については上記第1の実施形態と同様の符号を用いて説明を省略するとともに、ワイパーブレード2及び台座部材20については、図示及び説明を省略する。
図示されるように、本実施形態のクリップ部材130も、上記クリップ部材30と同様に、上壁131と両側側壁132A及び132Bを備えた断面コの字型の部材である。両側側壁132A及び132Bの外向き面には、ワイパーアーム3の折り曲げ部16A、16Bと略同じ幅の凹部133A、133Bが形成されている。凹部133A、133Bは、両側側壁132A及び132Bの上下に開口している。これにより、ワイパーアーム3の連結部10の折り曲げ部16A、16Bを凹部133A、133B内に上方から挿入することにより、連結部10をクリップ部材30に対して上下方向から装着することができる。
なお、この場合、凹部133A、133B及び折り曲げ部16A、16Bは、それぞれ、クリップ部材30に対す売る連結部10の着脱を案内する案内溝及び案内部としても機能することになる。
両側側壁132A及び132Bには、その一部を下端縁134A、134B側から切り欠くことにより、係止片135A、135Bが形成されている。係止片135A、135Bは、凹部133A、133Bの略中央部に形成されており、内側に向けて撓み得るようになっている。係止片135A、135Bの下端(開放端)には、外向きに突出した係止部136A、136Bが設けられている。なお、係止部136A、136Bの上向き面は、傾斜面137B、137Bとなっている。また、係止片135A、135Bの下端からは、舌部138B、138Bが下方に向けて延び出している。
このような構成により、クリップ部材30に対して連結部10を上方から装着していくと、折り曲げ部16A、16Bは、凹部133A、133B内に沿って案内されるとともに、係止部136A、136Bに達すると、傾斜面137B、137Bを押して係止片135A、135Bを内側に撓ませる。これにより、折り曲げ部16A、16Bが係止部136A,136Bが係止部136A、136Bの下側に達するので、係止片135A、135Bの撓みが解除され、折り曲げ部16A、16Bと係止部136A、136Bが上下方向から係合して、クリップ部材130に対する連結部10の上下方向の係止がなされるようになっている。また、折り曲げ部16A、16Bの前端部18A、18B及び後端部19A、19Bが、それぞれ、凹部133A、133Bの前後両側の段部に係合するので、これにより、クリップ部材130に対する連結部10の前後方向(長手方向)の係止もなされるようになっている。なお、クリップ部材130から連結部10の取り外すときには、舌部138B、138Bを内側に押し込むことにより、係止部136A、136Bと折り曲げ部16A、16Bの係合が解除できる。
以上のように、本実施形態においても、係止手段(折り曲げ部16A、16B及び係止片135A、135B)は、連結部10の下端側に設けられるので、連結部10の収容部13内に収容され、連結部10の外側に露出することはない。したがって、ワイパー組み立て体1の外観が向上する。本実施形態のように、本発明においては、連結部10とクリップ部材30の結合は、上下方向からなされるようにしてもよい。
図17及び図18には、本発明の第3の実施形態におけるワイパーアーム203とクリップ部材230を示す。なお、本実施形態におけるワイパーブレードと台座部材は、上記第1の実施形態におけるワイパーブレード2及び台座部材20と同一構成のものであるので、図示及び説明を省略する。
図示されるように、本実施形態のワイパーアーム203の連結部210においては、両側側壁212A,212Bの下端縁215A、215Bに設けられた折り曲げ部216A、216Bの一部に、嵌合凹部217A、217Bが、切り欠きにより形成されている。また、クリップ部材230においては、両側側壁の232A、232B一部を下端縁234A、234Bから切り欠くことにより、クリップ部材230の後端側から前方に延びる係止片235A、235Bが形成されている。さらに、係止片235A、235Bの前端(自由端)には、板状の係止部238が架け渡されて、下方に延びている。このような構成により、クリップ部材230に対して結合部210を前後方向(長手方向)から装着すると、係止部238が、折り曲げ部214A、214Bの切り欠き部215A、215B内に嵌合することにより、係止がなされるようになっている。なお、係止部238の後向き面は、傾斜面239となっており、クリップ部材230の連結部210の収容部214への導入時に、この傾斜面239が折り曲げ部216の前端部218A、218Bと当接することにより、係止部238が上方に押し上げられるようになっている。
図19及び図20には、本発明の第4の実施形態におけるワイパーアーム3とクリップ部材330を示す。本実施形態においては、ワイパーアーム3の構成は、上記第1の実施形態と同一である。また、ワイパーブレード及び台座部材の構成も、上記第1の実施形態と同一であるので、図示を省略している。
図示されるように、本実施形態のクリップ部材330においては、上壁331に、クリップ部材330の後端付近に位置するように、左右方向に延びる係止片装着穴333が形成されている。また、両側側壁332A、332Bの下端縁334A、334Bには、係止片装着穴333に対応する位置に、溝335A、335Bが切り欠かれている。これにより、係止片装着穴313に、別部材である係止片336が装着されるようになっている。
係止片336は、係止片装着穴333内に装着される基部337と、溝335A、335B内に配置される係止部339と、基部337と係止部339の間に設けられた撓み部338とを備えている。
撓み部338は、横方向に屈曲した左右の脚部から構成されており、上下方向に撓み得る。これにより、係止部339は、撓み部338の撓みによって、溝335A、335B内を上下に動くことができるようになっている。また、係止部339の後ろ向き面は、傾斜面340となっており、クリップ部材330に対する連結部10の装着時に、この傾斜面340が連結部10の折り曲げ部16A、16Bの前端部18A、18Bに接触することにより、係止部336が折り曲げ部16A、16Bの上側に押し上げられ得るようになっている。
このような構成により、連結部10がクリップ部材330に完全に装着されたときには、係止部339の前向き面が折り曲げ部16A、16Bの後端部19A、19Bと係合した状態となるので、この係止部339と折り曲げ部16A、16Bとの係合により、連結部10がクリップ部材330に対して前後方向に係止されるようになっている。本実施形態のように、本発明における係止片は、クリップ部材と別部材で構成することも可能である。
図21及び図22には、上記第1の実施形態におけるワイパー組み立て体1において、ワイパーアーム3の連結部10に取り付けられるアダプタ部材400が設けられた構成を示す。図示されるように、アダプタ400は、ワイパーアーム3の連結部10に装着可能な取り付け部401と、取り付け部401と隣接して配置されたUフック部402とを備えている。ここで、取り付け部401は、連結部10に対して装着されたときに、連結部10とクリップ部材30との連結に対して、全く影響を与えない構成となっている。
このような構成により、ワイパーアーム3の連結部10にアダプタ400が取り付けられると、図22に示すように、連結部10の横に、Uフック部401が配置された状態とできる。このように、アダプタ400を用いることにより、ワイパーアーム3に対して、Uフック部401を介して、本発明とは異なる結合方式を有するワイパーブレード(図示せず)を選択的に結合できるように構成することも可能である。
1 ワイパー組み立て体
2 ワイパーブレード
3 ワイパーアーム
4 結合部材
10 ワイパーアームの連結部
11 連結部の上壁
12A、12B 連結部の側壁
13 連結部の収容部
14 連結部の開口部
15A、15B 側壁の下端縁
16A、16B 折り曲げ部
17A、17B 案内突起
18A、18B 折り曲げ部の前端部
19A、19B 折り曲げ部の後端部
20 結合部材の台座部材
21 台座部材の基部
22 台座部材のクリップ装着部
23 基部の嵌合凹部
24 基部の前側部分
25A、25B クリップ装着部の側面
26A、26B 連結軸穴
27A、27B 導入凹部
30 結合部材のクリップ部材
31 クリップ部材の上壁
32A、32B クリップ部材の側壁
33A、33B 連結軸
34A、34B 側壁の下端縁
35A、35B 係合片
36A、36B 側壁の後端部
37A、37B 係合片の腕部
38A、38B 係合片の係止部
39A、39B 係止部の後向き面
40A、40B 係止部の前向き面
41A、41B 案内溝
130 クリップ部材
132A、132B クリップ部材の側壁
133A、133B 凹部
134A、134B 側壁の下端縁
135A、135B 係合片
136A、136B 係止部
137A、137B 係止部の傾斜面
138A、138B 係止片の舌部
203 ワイパーアーム
210 連結部
213 連結部の開口部
212A、212B 連結部の側壁
215A、215B 側壁の下端縁
216A、216B 折り曲げ部
217A、217B 嵌合凹部
218A、218B 折り曲げ部の前端部
230 クリップ部材
232A、232B クリップ部材の側壁
234A、234B 側壁の下端縁
235A、235B 係合片
238 係合片の係止部
239 係止部の傾斜面
330 クリップ部材
331 クリップ部材の上壁
332A、332B クリップ部材の側壁
333 係止片装着穴
334A、334B 側壁の下端縁
335A、335B 溝
336 係合片
337 係合片の基部
338 係合片の撓み部
339 係合片の係止部
340 係止部の傾斜面
400 アダプタ部材
401 アダプタ部材の取り付け部
402 アダプタ部材のUフック部
本発明は、被払拭面を払拭するワイパーブレードと、前記ワイパーブレードに結合されるワイパーアームとを備えたワイパー組み立て体において、前記ワイパーブレードに、前記ワイパーアームとの結合のための結合部を設け、前記ワイパーアームは、前記結合部の少なくとも一部を収容して保持する収容部を有する連結部を備え、前記連結部の前記ワイパーブレード側の端部に隣接して、前記連結部と前記結合部を係止する係止手段を備え、前記連結部は、両側側壁を備え、前記両側側壁の間に前記収容部が形成されるとともに、前記係止手段の一部を構成するワイパーアーム側係止手段が、前記両側側壁の前記ワイパーブレード側の端縁に設けられており、前記結合部に、弾性変形可能なワイパーブレード側係止手段を備え、前記ワイパーアーム側係止手段に設けた係止部が前記ワイパーアーム側係止手段に係止されるようにし、前記連結部及び前記結合部のいずれか一方に、前記結合部の前記収容部への導入を案内する案内溝を備え、前記連結部及び前記結合部のいずれか他方に設けた案内部が前記案内溝内を案内されるようになっている。

Claims (7)

  1. 被払拭面を払拭するワイパーブレードと、前記ワイパーブレードに結合されるワイパーアームとを備えたワイパー組み立て体において、
    前記ワイパーブレードに、前記ワイパーアームとの結合のための結合部を設け、
    前記ワイパーアームは、前記結合部の少なくとも一部を収容して保持する収容部を有する連結部を備え、
    前記連結部の前記ワイパーブレード側の端部に隣接して、前記連結部と前記結合部を係止する係止手段を備えたワイパー組み立て体。
  2. 前記係止手段は、前記ワイパーブレードと前記ワイパーアームの結合がなされたときに、全体が前記収容部内に配置されるようになっている請求項1に記載のワイパー組み立て体。
  3. 前記連結部は、両側側壁を備え、前記両側側壁の間に前記収容部が形成されるとともに、前記係止手段の一部を構成するワイパーアーム側係止手段が、前記両側側壁の前記ワイパーブレード側の端縁に設けられている請求項1又は請求項2に記載のワイパー組み立て体。
  4. 前記連結部の両側側壁の前記ワイパーブレード側の端縁に、前記収容部側に折れ曲がった折り曲げ部を備え、前記折れ曲げ部が、前記ワイパーアーム側係止手段を構成している請求項3に記載のワイパー組み立て体。
  5. 前記結合部に、弾性変形可能なワイパーブレード側係止手段を備え、前記ワイパーアーム側係止手段に設けた係止部が前記ワイパーアーム側係止手段に係止されるようにした請求項3又は請求項4に記載のワイパー組み立て体。
  6. 前記結合部は、前記ワイパーブレードに取り付けられる台座部材と、前記台座部材に対して回動可能に取り付けられるクリップ部材とを備え、前記ワイパーブレード側係止手段は、前記クリップ部材の両側側壁の下端縁に設けられている請求項5に記載のワイパー組み立て体。
  7. 前記連結部及び前記結合部のいずれか一方に、前記結合部の前記収容部への導入を案内する案内溝を備え、前記連結部及び前記結合部のいずれか他方に設けた案内部が前記案内溝内を案内されるようになっている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイパー組み立て体。
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