JP4169207B2 - 光コンセントユニットのフロントカバー - Google Patents

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Description

本発明は、情報コンセントを構成する光コンセントユニットの光接続部分前方に配置するフロントカバーに関する。
情報コンセント(アウトレットとも言う)は、例えば、住宅内等に光ファイバケーブルを配設する際に用いられるものであって、下記特許文献1に開示されたような情報コンセントが知られている。その下記特許文献1に開示された情報コンセントは、壁内部に配設された光ファイバケーブルからの出射光(光接続部分からの出射光)が直接人間の目に入射しないように配慮した構造を有しており、危険性を低減することができるようになっている。
図36を参照しながら具体的に説明すると、情報コンセント1は、その情報コンセント1を構成する光コンセントユニット2の筐体3がフェイスプレート4及びコンセント取り付け枠(図示省略)と組み合わせられて壁5に取り付けられている。壁5の内部には、上記コンセント取り付け枠を固定したコンセントボックス6が収容されている。
壁5の内部に配設された光ファイバケーブル7の光コネクタ8と、室内側の光ファイバケーブル9の光コネクタ10は、筐体3内に設けられた光コネクタアダプタ11によって互いに対向し合うように接続されている。光ファイバケーブル9の光コネクタ10は、筐体3の開口部12に差し込まれて光コネクタアダプタ11に接続されている。開口部12は、斜め下方向に開口するように形成されている。筐体3は、開口部12を斜め下方向に開口させるために図示のような突出部分13を有するように形成されている。
光コネクタアダプタ11と開口部12との間には、閉状態となったときに開口部12を塞ぐ遮光用のフロントカバー14が設けられている。そのフロントカバー14は、回転中心15を支軸として回転可能に構成されている。フロントカバー14は、光ファイバケーブル9の光コネクタ10を押し付けることによって容易に回転方向に移動するように構成されている。
上記構成において、閉状態から光ファイバケーブル9の光コネクタ10を開口部12を介して光コネクタアダプタ11側へ差し込むと、フロントカバー14は回転中心15を支軸として回転し、破線で示すような位置に回転移動する。この時、フロントカバー14は開状態となる。尚、フロントカバー14の裏側には、バネ部材(図示省略)が配置されており、フロントカバー14の閉状態の位置に向かってバネ付勢をするように構成されている。そして、光コネクタ10の接続後において、その光コネクタ10を光コネクタアダプタ11から抜き取ると、上記バネ部材の復元力によってフロントカバー14は実線で示す元の位置に戻って閉状態となる。
特開2003−262761号公報 (第3頁、第1図)
ところで、上記従来技術にあっては、光ファイバケーブル9の光コネクタ10が一般的な石英系ガラス光ファイバ用コネクタ(例えばLCコネクタ)である場合に、次のような二つの問題点を有している。すなわち、一つ目は、ハウジング先端からコネクタフェルール部分が突出する構造を有することから、光ファイバ及びフェルール端面が先ず最初にフロントカバー14に突き当たってしまうことになり、傷やゴミの付着が生じて接続損失を悪化させるという問題点を有している。
また、二つ目は、光コネクタアダプタ11からの抜けを規制するためにロック構造を有することから、開口部12の間口をできるだけ大きく形成しなければならず、そのため、フロントカバー14の開状態においては、内部への異物侵入が避けられないという問題点を有している。
さらに、上記従来技術にあっては、フロントカバー14が光コネクタ10でなく指の押圧でも簡単に開状態となってしまう構造であることから、次のような問題点を有している。すなわち、光コネクタ10が接続されていない状態で、仮に、小さい子供等が指でフロントカバー14を開状態にしてしまうと、壁5の内部に配設された光ファイバケーブル7からの出射光が直接目に入ってしまう可能性があり、そのため、小さい子供等に対する危険回避が十分でないという問題点を有している。
さらにまた、上記従来技術にあっては、光ファイバケーブル9に対して、又は光コネクタ10のブーツ16に対して何らかの要因で外力が加わると、その衝撃が光接続部分に伝わってしまうようになることから、光学的な接続への影響に配慮した構造でないという問題点を有している。
さらにまた、上記従来技術にあっては、開口部12の配置のために突出部分13を形成していることから、運用時に光ファイバケーブル9が壁5からかなり離れた位置で垂れて邪魔になったり、或いは、非運用時においても室内側に突出部分13が突出して邪魔になったり、ぶつかったりするという問題点を有するとともに、見栄えも悪いという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、安全性を高めるとともに、接続損失の悪化防止に寄与し、また、防塵性に優れ、さらには、非運用時に邪魔になる部分をなくし見栄えをよくした光コンセントユニットのフロントカバーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の光コンセントユニットのフロントカバーは、情報コンセントを構成する光コンセントユニットの光接続部分前方に配置するフロントカバーであって、運用時・非運用時においては、前記光コンセントユニットのユニット本体に対し閉状態となるとともに、前記ユニット本体又は前記情報コンセントのフェイスプレートに対し係止状態となり、光コネクタの接続前においては、前記係止状態を解除することによって係止解除状態となるとともに、上部側を回転中心として開き下部側から前記光コネクタの前記光接続部分への差し込みを可能とした開状態となり、さらに、前記光コネクタの接続後においては、前記開状態から前記閉状態への移行の際に前記光コネクタのブーツ又は光ファイバケーブルが当接することによって引き出し用のシャッターが押し上げられるシャッター押し上げ状態となることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、運用時・非運用時ともフロントカバーが閉じた状態になる。フロントカバーを開く必要があるのは、サービス開始時となる光コネクタ接続時と、サービス停止時となる光コネクタ接続解除時の二つの場合になる。フロントカバーは、閉状態において、光コンセントユニットのユニット本体、又は情報コンセントのフェイスプレートに対し係止される。その係止は、フロントカバーが簡単に開いてしまうことを防止する。また、フロントカバーは、閉状態において、光コネクタの光接続部分を覆い、誤って光コネクタのロックが解除されることを防止する。さらに、フロントカバーは、閉状態において、出射光を遮蔽したりゴミや埃等の異物の侵入を防止する。
フロントカバーは、手で係止状態を解除するとともに手で開くことによって光コネクタの接続又は接続解除を可能とする。フロントカバーは、光コネクタの押しつけによって開くような構造を有するものではないものとする。フロントカバーは、係止構造を有することで、特に子供によって簡単に開状態にされてしまうことを防止する。尚、係止状態の解除は手の他に治具を用いることも可能であるものとする。
フロントカバーに設けたシャッターは、非運用時において自重で閉じる構造であり、光コネクタが接続された状態であるとブーツ又は光ファイバケーブルによって押し上げられる構造である。具体的には、フロントカバーを開いた時にはまだシャッターが閉じており、フロントカバー開状態から閉状態に移行する際になってシャッターの端部にブーツ又は光ファイバケーブルが当接すると、その当接によってシャッターは押し上げられるようになる。本発明に含まれるシャッターは、人の手で開け閉めするものでなく、光コネクタの接続有無によって自動的に開閉する構造である。本発明に含まれるシャッターは、電話線用モジュラージャックの取っ手がついた既知シャッターとは異なるものである。
請求項2記載の本発明の光コンセントユニットのフロントカバーは、情報コンセントを構成する光コンセントユニットの光接続部分前方に配置するフロントカバーであって、運用時・非運用時においては、前記光コンセントユニットのユニット本体に対し閉状態となるとともに、前記ユニット本体又は前記情報コンセントのフェイスプレートに対し係止状態となり、光コネクタの接続前においては、前記係止状態を解除することによって係止解除状態となるとともに、上部側を回転中心として開き下部側から前記光コネクタの前記光接続部分への差し込みを可能とした開状態となり、さらに、前記光コネクタの接続後においては、該光コネクタのブーツ又は光ファイバケーブルの引き出し用のシャッターを押し上げたシャッター押し上げ状態で前記開状態から前記閉状態及び前記係止状態へ移行することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、フロントカバーを開状態から閉状態及び係止状態へ移行させる際に、予めシャッターを押し上げておくことが請求項1のフロントカバーと異なる点である。閉状態及び係止状態とすると、請求項1のフロントカバーと同様、光コネクタのブーツ又は光ファイバケーブルのみがフロントカバーから引き出された状態になる。
請求項3記載の本発明の光コンセントユニットのフロントカバーは、請求項1又は請求項2に記載の光コンセントユニットのフロントカバーにおいて、前記閉状態は、前記フェイスプレートに対し略平行となることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、運用時・非運用時とも室内側への突出が最小となる。フロントカバーとフェイスプレートとを略平行に配置するためには、フロントカバーと光接続部分との間隔を狭めたり、光接続部分を壁内の既知コンセントボックスの奥壁方向に若干移動させたりすることで実現が可能である。フロントカバーと光接続部分との間隔を狭める構造にすると、防塵機能の向上に寄与することになる。尚、コンセントボックスは、比較的深さのある形状に形成されており、光接続部分の若干の移動ではスペースの縮小につながらないのは勿論である。何ら問題はないものとする。
請求項4記載の本発明の光コンセントユニットのフロントカバーは、請求項1ないし請求項3いずれか記載の光コンセントユニットのフロントカバーにおいて、前記シャッターは、前記ブーツ又は前記光ファイバケーブルのサイズに合わせたスリットを開閉することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、最低限の範囲でシャッターが開くことになる。これによりゴミや埃等の異物の侵入が一層起こり難くなる。また、シャッターにより引き出されて室内側に突出するブーツや光ファイバケーブルに対し、仮に外力が加わったとしても、その衝撃がスリットを介してフロントカバーに伝わり分散される。
請求項5記載の本発明の光コンセントユニットのフロントカバーは、請求項1ないし請求項4いずれか記載の光コンセントユニットのフロントカバーにおいて、前記回転中心は、ヒンジ構造により形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、ヒンジと、これに連続してユニット本体に取り付けられる部分とを有する構成のフロントカバーになる。フロントカバーは、ヒンジを含むヒンジ構造を有することで、フロントカバーの係止状態が解除されると、ヒンジの復元力によってフロントカバーが若干開く方向に移動するようになる。すなわち、その後の作業がし易くなるのは言うまでもない。
請求項1、2に記載された本発明によれば、従来よりも安全性を高めることができるという効果を奏する。また、従来よりも接続損失の悪化を防止することができるという効果を奏する。さらに、従来よりも防塵性を向上させることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、運用時・非運用時とも邪魔になる部分をなくすことができるという効果を奏する。また、従来よりも見栄えをよくすることができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、防塵性を更に向上させることができるという効果を奏する。また、光学的な接続への影響に配慮した構造にすることができるという効果を奏する。
請求項5に記載された本発明によれば、作業性を向上させることができるという効果を奏する。また、構造を簡素化させることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の光コンセントユニットのフロントカバーの一実施の形態を示す図であり、(a)は光コンセントユニットの分解斜視図、(b)は光コンセントユニットの斜視図である。また、図2及び図3はユニット本体の図、図4はアダプタステーの図、図5及び図6はフロントカバーのカバー本体の図、図7はフロントカバーのシャッターの図である。
図1において、引用符号51は本発明に係る光コンセントユニットを示している。その光コンセントユニット51は、例えば、住宅内等に光ファイバケーブルを配設する際に用いられる情報コンセントの一構成部材であって、ユニット本体52と、光コネクタアダプタ53と、アダプタステー54と、フロントカバー55とを備えて構成されている。以下、図1ないし図7を参照しながら光コンセントユニット51の各構成部材について説明する。
上記ユニット本体52は、後述する取り付け枠90の複数の取り付け口91の一つに対して着脱自在となる部材であって、例えば、ABS等の合成樹脂材料を用いて成形されている(取り付け枠90は図17〜23を参照しながら後述する情報コンセント97のフェイスプレート96の裏側に配置されるものとする)。ユニット本体52は、後述するフェイスプレート96の開口部形状に合わせて形成された開口枠部56と、その開口枠部56に連続する本体枠部57と、本体枠部57の左右両側にそれぞれ連続する固定部58とを有している。
開口枠部56は、上と左と右の三つの壁からなる倒れコ字状の形状に形成されている。また、開口枠部56は、長方形状に開口する後述するフェイスプレート96の開口部95から若干突出するように形成されている。開口枠部56は、ユニット本体52の前部、言い換えれば本体枠部57の前部に形成されている。尚、開口枠部56に下壁がないのは、フロントカバー55の後述する下部78に指を引っ掛かけることができるようにするためである。
本体枠部57は、その前部と開口枠部56とに跨ってフロントカバー55を取り付けすることができるように形成されている。また、本体枠部57は、その後部からアダプタステー54を取り付けすることができるように形成されている。具体的に説明すると、本体枠部57には、フロントカバー55に対する一対の第一係止部59と、一対の第二係止部60と、一対の当接面61とが形成されている。また、本体枠部57には、アダプタステー54に対するアダプタステー収容空間62と、一対のアダプタステー固定アーム63と、一対のアダプタステーガイド溝64とが形成されている。
第一係止部59は、本体枠部57の内側上部に形成されている。また、第一係止部59は、フロントカバー55の後述するヒンジ構造75の一部が差し込まれるとともに、その一部を係止することができるように形成されている。第二係止部60は、本体枠部57の内側下部に形成されている。また、第二係止部60は、フロントカバー55の後述する係止突起84が差し込まれるとともに、その係止突起84を係止することができるように形成されている。当接面61は、本体枠部57の内側であって上記左と右の各壁に沿って形成されている。すなわち、上下方向に延在するように形成されている。また、当接面61は、平坦な面となるように形成されている。さらに、当接面61は、フロントカバー55の後述する閉状態及び係止状態において、そのフロントカバー55の裏面に面接触又は僅かの間隙を有して対向するように形成されている。
アダプタステー収容空間62は、アダプタステー54を収容するための空間であって、一対の当接面61の間に形成されている。また、アダプタステー収容空間62は、ユニット本体52の前後を貫通するように形成されている。アダプタステー固定アーム63は、アダプタステー54を固定するための可撓性を有する係止突起であって、一対の当接面61の裏側となる本体枠部57の後部から突出するように、且つ先端の係止用爪部分がアダプタステー収容空間62側に突出するように配置形成されている。アダプタステーガイド溝64は、アダプタステー54の後述するガイド突起72を案内するための溝であって、本体枠部57の後部から前部に向けてスリット状に形成されている。また、アダプタステーガイド溝64は、アダプタステー収容空間62に連通するように形成されている。
固定部58は、後述する取り付け口91の一つに対して着脱自在となるように形成されている。具体的に説明すると、固定部58は、後述する電話線用モジュラージャック92の固定部94と同じ形状となるように形成されている。すなわち、固定部58は、汎用性のある形状に形成されている。このような固定部58には、特に限定するものではないが、接続部保持部65が形成されている。その接続部保持部65は、特に図示しないが、後述する壁内部側の光ファイバケーブル(図示省略)と光コンセントユニットへの接続を行うための光ファイバコード(図示省略)との接続部(例えば融着接続部)の補強部を保持することができるように形成されている。
本形態における接続部保持部65は、固定部58の後部側に形成されている。また、接続部保持部65は、上下方向にのびる一対の平行な壁によって形成されている(接続部保持部65の形状及び配置は一例であるものとする。光ファイバケーブルと光コンセントユニットへの接続を行うための光ファイバコードとの接続部(例えば融着接続部)の補強部を保持し、この保持部分をもとに光ファイバケーブルの余長をまとめると、コンセントボックス内での光ファイバケーブルは整頓されるという利点を有する)。
上記光コネクタアダプタ53は、壁内部側の光コネクタ(図示省略)と、壁外部側から差し込まれる後述の光コネクタ98同士の光学的な接続を中継する部材であって、ここでは既知のものが用いられている。尚、本形態において、単心タイプの光コネクタアダプタ53が用いられているが、二心タイプのものを用いても当然によいものとする。光コネクタアダプタ53には、壁内部側の光コネクタ(図示省略)を差し込むと嵌合する接続部66と、同じく後述する光コネクタ98を差し込むと嵌合する接続部67とが形成されている。接続部66及び67は、光コネクタアダプタ53の軸方向に沿って配置形成されている。光コネクタアダプタ53の外周面には、固定用の係止手段68が形成されている。
上記アダプタステー54は、光コネクタアダプタ53をユニット本体52の所定位置に配置固定するための部材であって、例えば、ABS等の合成樹脂材料を用いて成形されている。アダプタステー54は、斜面69を有する三角形のブロックとなるような図示の形状に形成されている。このようなアダプタステー54には、上記の斜面69の他に固定枠部70と、一対の係止部71と、一対のガイド突起72とが形成されている。
斜面69は、光コネクタアダプタ53を固定する際に、その光コネクタアダプタ53を載せる部分であって、所定の角度(例えば50°)で傾斜するように形成されている。固定枠部70は、門形の枠形状であって、斜面69の途中に形成されている。固定枠部70は、斜面69に対して垂直に形成されている。固定枠部70には、光コネクタアダプタ53が差し込まれ、その光コネクタアダプタ53の係止手段68が引っ掛かるようになっている。
係止部71は、ユニット本体52のアダプタステー固定アーム63を引っ掛けるための部分であって、アダプタステー54の側面に形成されている。係止部71は、アダプタステー54の側面を若干凹ませるような形状に形成されている。ガイド突起72は、アダプタステー54をユニット本体52に対して案内するための突起であって、アダプタステー54の側面下部から垂直に突出するように形成されている。ガイド突起72は、ユニット本体52のアダプタステーガイド溝64に差し込まれるような形状に形成されている。
アダプタステー54の後部には、特に限定するものではないが、接続部保持部73が形成されている。その接続部保持部73は、ユニット本体52の接続部保持部65と同じ機能を有している。アダプタステー54の接続部保持部73は、左右方向にのびる溝形状に形成されている。
尚、図4(a)に示されるアダプタステー54は、二心タイプの光コネクタアダプタに対応するように形成されている。また、図4(b)に示されるアダプタステー54は、単心タイプの光コネクタアダプタ53に対応するように形成されている。図4(a)と図4(b)のアダプタステー54は、固定枠部70の配置及び二心タイプの光コネクタアダプタに対応するよう枠寸法が異なっているだけでその他は同一に形成されている。これは光コネクタアダプタ53の係止手段68の配置がもともと異なっているためである。いずれかのアダプタステー54が用いられるものとする。
上記フロントカバー55は、ユニット本体52の前部に対し開閉自在に取り付けられる部材であって、例えば、PP等の合成樹脂材料を用いて成形されている。フロントカバー55は、カバー本体74と、そのカバー本体74に対して一体のヒンジ構造75と、カバー本体75に対して別体のシャッター76とを有して構成されている。カバー本体74は、開口枠部56の大きさに合わせて形成されている。すなわち、カバー本体74は、開口枠部56の全体を覆うことができるように形成されている。
カバー本体74は、その表裏面が平坦な面となるように形成されている。このようなカバー本体74の上部77には、上記ヒンジ構造75が連続するように形成されている。また、カバー本体74の下部78には、スリット79が形成されている。さらに、カバー本体74の裏面には、シャッター76に対するシャッター収容部80が形成されている。
スリット79は、後述する光コネクタ98のブーツ99(又は光ファイバケーブル100)のサイズに合わせて形成されている。具体的には、カバー本体74の下部78からフロントカバー55の中心軸に沿って所定の幅及び深さで凹状に切り欠き形成されている。スリット79は、上記ブーツ99(又は光ファイバケーブル100)が丁度引き出せる大きさに形成されている。スリット79の縁部には、上記ブーツ99(又は光ファイバケーブル100)及び上記光コネクタ98の引っ掛かりを生じさせないようにするためのテーパ81が形成されている。
シャッター収容部80は、シャッター76を収容するとともに、収容したシャッター76を上下動自在に保持する部分であって、スリット79の両側に位置するシャッターガイド82、83によって形成されている。シャッターガイド82、83は、共に、カバー本体74の裏面から垂直に突出する部分と、その突出する部分からフロントカバー55の上記中心軸方向にのびる部分とを有しており、略L字状に形成されている。上記中心軸方向にのびる部分は、カバー本体74の裏面に対し平行に形成されている。また、上記中心軸側となる端部が上記中心軸に対して傾くようなテーパ形状に形成されている。尚、シャッター収容部80は、シャッター76を収容した状態でヒンジ構造75を後述の如く折り曲げすると、シャッター76の取り外しが不能となるような形状に形成されている。
シャッターガイド82、83の各外面には、ユニット本体52の第二係止部60に引っ掛かる係止突起84が形成されている。その係止突起84は、先端に係止用爪部分を有する突起であって、ユニット本体52の第二係止部60の位置に合わせて形成されている。尚、係止突起84の配置は、上記位置に限らないものとする。すなわち、フロントカバー55を後述する閉状態及び係止状態にすることができるのであれば、カバー本体74の裏面に形成してもよいものとする。
シャッター76は、長方形状のシャッター本体85と、そのシャッター本体85の一方の面から突出する凸部86とを有している。シャッター本体85は、表裏平坦な板状に形成されており、カバー本体74の裏面と、上記中心軸方向にのびる部分との間に収容されるようになっている。凸部86は、上記中心軸方向にのびる部分の肉厚程度に突出するように形成されている。凸部86の左右縁部は、テーパ形状に形成されている。シャッター76は、このような形状に形成されることにより、底のないシャッター収容部80であっても脱落せずに収容されるようになっている。シャッター76は、自重によってスリット79を閉じるとともに、スリット79に上記ブーツ99(又は光ファイバケーブル100)が差し込まれると押し上げられるシャッター押し上げ状態になるようになっている。
ヒンジ構造75は、カバー本体74の上部77に連続するヒンジ87と、そのヒンジ87に連続してユニット本体52に取り付けられる取り付け部88とを有している。ヒンジ87は、取り付け部88がカバー本体74の裏面側に折り曲げることができるように形成されている。取り付け部88には、ユニット本体52の第一係止部59に差し込まれて引っ掛かる一対の係止突起89が形成されている。フロントカバー55は、ヒンジ87を回転中心として開閉するようになっている。尚、ヒンジ構造75に限定するものではないものとする。カバー本体74の上部77側でフロントカバー55を開閉することができれば他の構造に替えてもよいものとする(例えば回転軸を設ける等)。
次に、上記構成に基づいて光コンセントユニット51の組み立てに係る一例を図面を参照しながら説明する。
図8はアダプタステー54に光コネクタアダプタ53を取り付けている途中の状態の説明図、図9はアダプタステー54に光コネクタアダプタ53を取り付けた状態の説明図、図10は図9のアダプタステー54をユニット本体52の後部に取り付けている途中の状態の説明図、図11は図9のアダプタステー54をユニット本体52の後部に取り付けた状態の説明図、図12はフロントカバー55にシャッター76を取り付けている途中の状態の説明図、図13はフロントカバー55にシャッター76を取り付けた状態の説明図、図14は図13のフロントカバー55をユニット本体52の前部に取り付けている途中の状態の説明図、図15は図13のフロントカバー55をユニット本体52の前部に取り付けた状態の説明図、図16は図15の状態からフロントカバー55を閉じて閉状態及び係止状態にした時の説明図である。
先ず、図8及び図9に示されるように、光コネクタアダプタ53をアダプタステー54に取り付ける作業を行う。この時、光コネクタアダプタ53は、アダプタステー54の斜面69に載せられ、斜面69上を滑るような格好で固定枠部70に差し込まれる。そして、光コネクタアダプタ53は、固定枠部70と係止手段68との嵌合によって所定の向き及び位置に固定される。
尚、図8及び図9は単心タイプの光コネクタアダプタ53及びアダプタステー54の組み付けについて図示している。この場合、光コネクタアダプタ53は、アダプタステー54の上方から固定枠部70に差し込まれるような形態がとられる。これに対し、二心タイプの場合にあっては、アダプタステー54の下方から固定枠部70に差し込まれるような形態がとられる。
次に、図10及び図11に示されるように、光コネクタアダプタ53の固定が完了したアダプタステー54をユニット本体52の後部に取り付ける作業を行う。アダプタステー54は、ユニット本体52の後方にセットされた後、前方に移動させられてアダプタステー収容空間62に差し込まれるような状態で取り付けられる。この時、アダプタステー54のガイド突起72は、ユニット本体52のアダプタステーガイド溝64に差し込まれて案内される。また、アダプタステー54は、アダプタステー収容空間62に所定量差し込まれると、ユニット本体52のアダプタステー固定アーム63によって係止される。すなわち、アダプタステー固定アーム63は、アダプタステー54の係止部71に引っ掛かりアダプタステー54を係止する。これにより、アダプタステー54のユニット本体52への取り付けが完了し、アダプタステー54はその後退が阻止される。ユニット本体52の開口枠部56からは光コネクタアダプタ53を臨むことができるような状態になる。
続いて、図12及び図13に示されるように、シャッター76をフロントカバー55のシャッター収容部80に取り付ける作業を行う。カバー本体74は裏面側を上に向け、シャッター76はカバー本体74の上部77側から、すなわちヒンジ構造75側からシャッター収容部80に差し込み収容される。この時、シャッター76は、凸部86の、テーパ形状になった上記左右縁部がシャッター収容部80の、同じくテーパ形状になった上記端部によって案内されるようになる。
続いて、図14及び図15に示されるように、フロントカバー55をユニット本体52の前部に取り付ける作業を行う。フロントカバー55は、シャッター76をシャッター収容部80に収容した状態でカバー本体74の表面が上を向くように手で持ち上げられ、そして、ヒンジ構造75の取り付け部88をユニット本体52の第一係止部59に差し込むような状態で取り付けられる。この時、すなわち、取り付け部88が第一係止部59に係止されると、ヒンジ構造75のヒンジ87に、まだ折り曲げの癖がついていないことから、フロントカバー55は図15に示されるような開状態を維持する。
続いて、図16に示されるように、フロントカバー55を閉状態及び係止状態にする作業を行う。この時、フロントカバー55は、ユニット本体52の開口枠部56を覆うような状態でヒンジ87の部分で折り曲げられる。そして、ヒンジ87の部分で折り曲げられたフロントカバー55は、係止突起84がユニット本体52の第二係止部60に引っ掛かり係止される。閉状態及び係止状態になったフロントカバー55は、係止突起84と第二係止部60との係止状態を解除しない限り開かず、その係止状態の解除は、フロントカバー55のカバー本体74の下部78に指を引っかけて手前に引くような力を加えないと解除されないようになっている。係止突起84は、所定の力で弾性変形する可撓性を有しているものとする。以上により、光コンセントユニット51の一連の組み立てが完了する。
尚、フロントカバー55の閉状態及び係止状態において、カバー本体74とヒンジ構造75の取り付け部88との配置が直交するようになることから、上下逆向き、すなわち逆さまにしても取り付け部88がストッパーになってシャッター76のシャッター収容部80からの脱落が防止される。
以上のように組み立てられた光コンセントユニット51は、次のように取り付けられて情報コンセントを構成する。その一例を図面を参照しながら説明する。
図17は中央の取り付け口に電話線用モジュラージャックを取り付けた状態の取り付け枠の正面図、図18は図17の背面図、図19は光コンセントユニットと電話線用モジュラージャックとを取り付けた状態の取り付け枠の正面図、図20は図19の背面図、図21は情報コンセントの正面図、図22は図21の背面図、図23は図21の側面図である。
図17及び図18において、情報コンセントを構成する取り付け枠90の三つの取り付け口91のうち、中央の取り付け口91には、電話線用モジュラージャック92が既知の方法で取り付けられている。ここで引用符号93はプレート取り付け枠を示している。そのプレート取り付け枠93の表側には、電話線用モジュラージャック92の位置に合わせて一つの開口部を有するフェイスプレート(図示省略)が取り付けられている。このような例えば既存住宅に対し光ファイバケーブルを導入する場合には、次のような取り付けが行われる。
先ず、電話線用モジュラージャック92を既知の方法で取り外す作業を行い、次に、図19及び図20に示されるように、取り外した電話線用モジュラージャック92と、光コンセントユニット51とを取り付け枠90の例えば上と下の各取り付け口91に既知の方法で取り付ける作業を行う。光コンセントユニット51は、電話線用モジュラージャック92の固定部94と同じ構造の固定部58を有することから、取り付け口91に対して簡単に取り付けられる。この時、光コンセントユニット51の光コネクタアダプタ53に、壁内部側の光ファイバケーブル(図示省略)の光コネクタ(図示省略)が接続されるとともに、その光ファイバケーブル(図示省略)に光ファイバ方端コネクタ付きコード(図示省略)が例えば融着接続され、上記光ファイバコネクタが接続されるとともに、上記融着接続部補強部が接続部保持部65又は73によって保持される。
続いて、図21ないし図23に示されるように、規格化された大きさの二つの開口部95を有する既製のフェイスプレート96をプレート取り付け枠93の表側に取り付けると、情報コンセント97に対する一連の作業が完了する。既存住宅に光ファイバケーブルを導入し光コンセントユニット51を有する情報コンセント97に変更する場合には、既製のフェイスプレートを適切な開口部を有するものに交換するのみで、その他は既存のものを利用することができる。
図24ないし図28を参照しながら情報コンセント97の運用例を説明する。
図24はフロントカバー閉状態の斜視図、図25は光コネクタ接続前のフロントカバー開状態の斜視図、図26は光コネクタ接続後のフロントカバー開状態の斜視図、図27は光コネクタ接続後のフロントカバー閉状態の斜視図、図28は図27の側面図である。尚、各図面には、特に符号を付さないが、フェイスプレート96に対するプレート取り付け枠93の後方に配置されるコンセントボックスが示されている。
図24において、非運用時はフロントカバー55が閉状態となる。このような状態から、フロントカバー55のカバー本体74の下部78に指を引っかけて手前に引くような力を加えると、フロントカバー55の係止状態が解除(係止解除状態)され、そして、ヒンジ87の復元力も加わって図25に示されるようなフロントカバー55の開状態となる。フロントカバー55は、ヒンジ87を回転中心として開き、カバー本体74の下部78側から光コネクタ98の差し込みが可能となる。
その後、図26に示されるように、光コネクタ98の光コネクタアダプタ53への接続が完了し、また、図27及び図28に示されるように、フロントカバー55が閉状態及び係止状態になると運用が可能な状態となる。
光コネクタ98の光コネクタアダプタ53への接続後においては、フロントカバー55の開状態から閉状態へ移行する際に、フロントカバー55のシャッター76が光コネクタ98のブーツ99に当接する(光コネクタ98と同時に当接、若しくは光ファイバケーブル100にシャッター76が当接することでもよい)。シャッター76は、光コネクタ98のブーツ99が当接することによって押し上げられる。運用時には、ブーツ99及び光ファイバケーブル100のみが情報コンセント97から引き出された状態となる。フロントカバー55は、閉状態においてフェイスプレート96と平行な状態にあり邪魔になるようなことはない。
フロントカバー55の特徴についてまとめると、「運用時・非運用時においては、光コンセントユニット51のユニット本体52に対し閉状態となるとともに、ユニット本体52に対し係止状態となり(フェイスプレート96に対し係止状態にすることも可)、光コネクタ98の接続前においては、係止状態を解除することによって係止解除状態となるとともに、上部77側を回転中心として開き下部78側から光コネクタ98の光接続部分への差し込みを可能とした開状態となり、さらに、光コネクタ98の接続後においては、開状態から閉状態への移行の際に光コネクタ98のブーツ99(又は光ファイバケーブル100)が当接することによって引き出し用のシャッター76が押し上げられるシャッター押し上げ状態となる」という特徴を有する。
以上、図1ないし図28を参照しながら説明してきたように、運用時・非運用時ともフロントカバー55を閉じた状態にすることができる。フロントカバー55を開く必要があるのは、サービス開始時となる光コネクタ98の接続時と、サービス停止時となる光コネクタ98の接続解除時の二つの場合になる。フロントカバー55は、閉状態において、光コンセントユニット51のユニット本体52に対し係止することができる。その係止は、フロントカバー55の簡単な開きを防止することができる。また、フロントカバー55は、閉状態において、光コネクタ98の光接続部分を覆うことができる。従って、誤って光コネクタ98のロックを解除してしまうことを防止することができる。さらに、フロントカバー55は、閉状態において、出射光を遮蔽したりゴミや埃等の異物の侵入を防止することができる。
フロントカバー55は、手で係止状態を解除するとともに手で開くことによって光コネクタ98の接続又は接続解除を従来同様に簡単に行うことができる。フロントカバー55は、従来のような光コネクタの押しつけによって開くような構造を有するものではないことから、特に子供によって簡単に開状態にされてしまうことを防止することができる。
次に、上述のフロントカバー55の変形例について図29ないし図35を参照しながら説明する。尚、上述と同じ部分については同一の符号を付してその説明を省略し、追加部分のみ説明する。追加部分はダッシュの符号(′)を付すことにする。図29及び図30はフロントカバーのカバー本体の図、図31はフロントカバーのシャッターの図である。
図29及び図30において、カバー本体74の裏面には、シャッター収容部80の一構成部分となる保持突起80′が形成されている。その保持突起80′は、カバー本体74の裏面上部に形成されており、シャッター76を案内するテーパ面を有している。保持突起80′は、シャッター76を後述する開いた状態にする際に作用する突起として形成されている(シャッター76を自重によってスリット79を閉じる方向に移動させないようにする作用)。
図31において、シャッター76の凸部86には、図示のような突起状の突き出し部86′が形成されている。突き出し部86′は、シャッター76を後述する開いた状態にする際に用いる部分として、或いは、開いた状態から閉じた状態にする際に用いる部分として形成されている。突き出し部86′は、指で操作し易い形状に形成されている。
図32及び図33において、図示のようにシャッター76をフロントカバー55のシャッター収容部80に取り付ける作業を行うと、シャッター76はカバー本体74の上部77側から、すなわちヒンジ構造75側から保持突起80′を乗り越えるようにしてシャッター収容部80に差し込み収容される。この時、シャッター76は、凸部86の、テーパ形状になった上記左右縁部がシャッター収容部80の、同じくテーパ形状になった上記端部によって案内されるようになる。また、突き出し部86′は、シャッターガイド82、83の間から突出するようになる。尚、フロントカバー55のユニット本体52に対する取り付けは上述と同じであるものとする。
図34及び図35において、情報コンセント97の運用の際にフロントカバー55を開状態にし、その後、突き出し部86′に指を引っ掛けてシャッター76を押し上げると、シャッター76が開いた状態となりスリット79が開口する。そして、特に図示しないが、光コネクタ98の光コネクタアダプタ53への接続が完了しフロントカバー55を閉状態にすると、フロントカバー55からは光コネクタ98のブーツ99のみが露出する状態になる。
変形例のフロントカバー55の特徴についてまとめると、「運用時・非運用時においては、光コンセントユニット51のユニット本体52に対し閉状態となるとともに、ユニット本体52に対し係止状態となり(フェイスプレート96に対し係止状態にすることも可)、光コネクタ98の接続前においては、係止状態を解除することによって係止解除状態となるとともに、上部77側を回転中心として開き下部78側から光コネクタ98の光接続部分への差し込みを可能とした開状態となり、その後、シャッター76の突き出し部86′に指を引っ掛けてシャッター76を押し上げると、シャッター76の開いた状態となり、さらに、光コネクタ98の接続後においては、再びユニット本体52に対して係止状態となり、フロントカバー55からは光コネクタ98のブーツ99のみが露出する状態になる」という特徴を有する。変形例のフロントカバー55の効果は、上述と同様である。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明の光コンセントユニットのフロントカバーの一実施の形態を示す図であり、(a)は光コンセントユニットの分解斜視図、(b)は光コンセントユニットの斜視図である。 ユニット本体の図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 ユニット本体の図であり、(a)は縦断面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 アダプタステーの図であり、(a)は二心タイプの光コネクタアダプタに対するアダプタステーの斜視図、(b)は単心タイプの光コネクタアダプタに対するアダプタステーの斜視図である。 フロントカバーのカバー本体の図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 フロントカバーのカバー本体の図であり、(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は縦断面図である。 フロントカバーのシャッターの図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は側面図である。 アダプタステーに光コネクタアダプタを取り付けている途中の状態の説明図である。 アダプタステーに光コネクタアダプタを取り付けた状態の説明図である。 図9のアダプタステーをユニット本体後部に取り付けている途中の状態の説明図である。 図9のアダプタステーをユニット本体後部に取り付けた状態の説明図である。 フロントカバーにシャッターを取り付けている途中の状態の説明図である。 フロントカバーにシャッターを取り付けた状態の説明図である。 図13のフロントカバーをユニット本体前部に取り付けている途中の状態の説明図である。 図13のフロントカバーをユニット本体前部に取り付けた状態の説明図である。 図15の状態からフロントカバーを閉じて閉状態及び係止状態にした時の説明図である。 中央の取り付け口に電話線用モジュラージャックを取り付けた状態の取り付け枠の正面図である。 図17の背面図である。 光コンセントユニットと電話線用モジュラージャックとを取り付けた状態の取り付け枠の正面図である。 図19の背面図である。 情報コンセントの正面図である。 図21の背面図である。 図21の側面図である。 フロントカバー閉状態の斜視図である。 光コネクタ接続前のフロントカバー開状態の斜視図である。 光コネクタ接続後のフロントカバー開状態の斜視図である。 光コネクタ接続後のフロントカバー閉状態の斜視図である。 図27の側面図である。 フロントカバーのカバー本体の図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 フロントカバーのカバー本体の図であり、(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は縦断面図である。 フロントカバーのシャッターの図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は側面図である。 フロントカバーにシャッターを取り付けている途中の状態の説明図である。 フロントカバーにシャッターを取り付けた状態の説明図である。 フロントカバーのシャッターを開く前の状態の説明図である。 フロントカバーのシャッターを開いた状態の説明図である。 従来例の情報コンセントの構成説明図である。
符号の説明
51 光コンセントユニット
52 ユニット本体
53 光コネクタアダプタ
54 アダプタステー
55 フロントカバー
56 開口枠部
57 本体枠部
58 固定部
59 第一係止部
60 第二係止部
61 当接面
62 アダプタステー収容空間
63 アダプタステー固定アーム
64 アダプタステーガイド溝
65 接続部保持部
66、67 接続部
68 係止手段
69 斜面
70 固定枠部
71 係止部
72 ガイド突起
73 接続部保持部
74 カバー本体
75 ヒンジ構造
76 シャッター
77 上部
78 下部
79 スリット
80 シャッター収容部
80′保持突起
81 テーパ
82、83 シャッターガイド
84 係止突起
85 シャッター本体
86 凸部
86′突き出し部
87 ヒンジ
88 取り付け部
89 係止突起
90 取り付け枠
91 取り付け口
92 電話線用モジュラージャック
93 プレート取り付け枠
94 固定部
95 開口部
96 フェイスプレート
97 情報コンセント
98 光コネクタ
99 ブーツ
100 光ファイバケーブル

Claims (5)

  1. 情報コンセントを構成する光コンセントユニットの光接続部分前方に配置するフロントカバーであって、
    運用時・非運用時においては、前記光コンセントユニットのユニット本体に対し閉状態となるとともに、前記ユニット本体又は前記情報コンセントのフェイスプレートに対し係止状態となり、
    光コネクタの接続前においては、前記係止状態を解除することによって係止解除状態となるとともに、上部側を回転中心として開き下部側から前記光コネクタの前記光接続部分への差し込みを可能とした開状態となり、
    さらに、前記光コネクタの接続後においては、前記開状態から前記閉状態への移行の際に前記光コネクタのブーツ又は光ファイバケーブルが当接することによって引き出し用のシャッターが押し上げられるシャッター押し上げ状態となる
    ことを特徴とする光コンセントユニットのフロントカバー。
  2. 情報コンセントを構成する光コンセントユニットの光接続部分前方に配置するフロントカバーであって、
    運用時・非運用時においては、前記光コンセントユニットのユニット本体に対し閉状態となるとともに、前記ユニット本体又は前記情報コンセントのフェイスプレートに対し係止状態となり、
    光コネクタの接続前においては、前記係止状態を解除することによって係止解除状態となるとともに、上部側を回転中心として開き下部側から前記光コネクタの前記光接続部分への差し込みを可能とした開状態となり、
    さらに、前記光コネクタの接続後においては、該光コネクタのブーツ又は光ファイバケーブルの引き出し用のシャッターを押し上げたシャッター押し上げ状態で前記開状態から前記閉状態及び前記係止状態へ移行する
    ことを特徴とする光コンセントユニットのフロントカバー。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光コンセントユニットのフロントカバーにおいて、
    前記閉状態は、前記フェイスプレートに対し略平行となる
    ことを特徴とする光コンセントユニットのフロントカバー。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれか記載の光コンセントユニットのフロントカバーにおいて、
    前記シャッターは、前記ブーツ又は前記光ファイバケーブルのサイズに合わせたスリットを開閉する
    ことを特徴とする光コンセントユニットのフロントカバー。
  5. 請求項1ないし請求項4いずれか記載の光コンセントユニットのフロントカバーにおいて、
    前記回転中心は、ヒンジ構造により形成する
    ことを特徴とする光コンセントユニットのフロントカバー。
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