JP2018001231A - 拡管装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】拡管加工時に割れや亀裂を発生させることなく、しかも、低コストで、且つ、加工時間が短い拡管装置を提供する。【解決手段】パンチ型6をクランプ型2に固定された金属管10にその他端開口から圧入させることにより、パンチ型6が金属管10の他端側をクランプ型2の非固定部12に沿うまで径方向外側に押し広げる。制御盤14は、パンチ型6を金属管10に圧入している過程において、パンチ型6の進出動作が断続的となるよう進退手段13に作動信号を出力する。【選択図】図3

Description

本発明は、金属管の開口部分を拡管する拡管装置に関する。
従来より、例えば、特許文献1に開示されている拡管装置は、金属管を固定するクランプ型と、該クランプ型に固定された金属管に対してその一方の開口から圧入可能なパンチ型とを備え、該パンチ型は、外形の大きさの異なるものが複数用意されている。そして、上記各パンチ型を外形の小さなものから順に上記金属管の一方の開口から圧入して上記各パンチ型の外周面で金属管の一方側を径方向外側に次第に押し広げることにより、割れや亀裂を発生させずに金属管を所望する形状に拡管するようになっている。
特開2010−227988号公報
しかし、特許文献1の拡管装置は、複数のパンチ型を使用して金属管を拡管するため、使用するパンチ型を金属管に対する圧入開始位置まで順に移動させ、且つ、使用するパンチ型の中心軸を金属管の筒中心線に一致させる動作が必要であり、構造が複雑でコストが嵩むとともに、加工時間が長くなってしまうという問題があった。
これを回避するために、パンチ型の数を減らすことも考えられるが、単にパンチ型を減らしてしまうと、パンチ型が金属管を引き伸ばす量に対して金属管の母材の伸びが追従できなくなってしまい、割れや亀裂が頻発してしまうおそれがある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、拡管加工時に割れや亀裂を発生させることなく、しかも、低コストで、且つ、加工時間が短い拡管装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、金属管を押し広げるパンチ型の圧入動作に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、金属管の一端側の外周面に接触して当該金属管を固定する固定部及び該固定部に連続して設けられ、当該固定部に固定された金属管の他端側外周面との間に周方向に亘って隙間を形成する非固定部を有するクランプ型と、該クランプ型に固定された上記金属管にその他端開口から圧入可能に設けられたパンチ型と、該パンチ型を上記クランプ型に固定された上記金属管に向かって進出又は後退させる進退手段と、該進退手段に接続され、当該進退手段に作動信号を出力する制御手段とを備え、当該制御手段が上記進退手段に進出開始信号を出力して上記パンチ型を上記金属管にその他端開口から圧入させることにより、上記パンチ型が上記金属管の他端側を上記非固定部に沿うまで径方向外側に押し広げるよう構成された拡管装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記制御手段は、上記パンチ型を上記金属管に圧入している過程において、上記パンチ型の進出動作が断続的となるよう上記進退手段に作動信号を出力することを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記制御手段は、上記パンチ型を上記金属管に圧入している過程において、上記パンチ型の進出動作と後退動作とが交互に繰り返されるよう上記進退手段に作動信号を出力することを特徴とする。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記クランプ型の側方には、上記固定部に固定された上記金属管の他端に向かって潤滑剤を噴射する潤滑剤噴射手段が配置されていることを特徴とする。
第1の発明では、金属管にパンチ型を圧入する過程において、パンチ型が進出動作を連続的に行わなくなるので、パンチ型が金属管内で再度進出し始める際、金属管に対してパンチ型の進出方向に衝撃荷重が加わるようになる。したがって、金属管に対してパンチ型を連続的に進出させる場合に比べて金属管を筒中心線に沿って圧縮変形させる量が多くなり、パンチ型が金属管を径方向外側に押し広げても金属管の板厚が薄くなり過ぎず、金属管に割れや亀裂を発生し難くできる。また、金属管を拡管する際に複数のパンチ型を使用する必要が無いので、使用するパンチ型を金属管に対する圧入開始位置まで順に移動させたり、或いは、使用するパンチ型の中心軸を金属管の筒中心線に一致させるといった動作が必要無く、装置の構造が特許文献1の如き装置に比べて簡素になり、コストを低く抑えることができるとともに、加工時間を短くすることができる。
第2の発明では、金属管にパンチ型を圧入する過程において、パンチ型がその進出動作の途中に後退動作を行うので、パンチ型が後退した後に再度進出して金属管に接触する際、金属管に対してパンチ型の進出方向に加わる衝撃荷重がさらに大きくなる。したがって、拡管加工時における金属管の筒中心線に沿う圧縮変形量がさらに多くなり、パンチ型の外周面が金属管を径方向外側に押し広げた際に金属管の板厚が急激に薄くなる箇所を少なくして、拡管部分に割れや亀裂を発生させることなく拡管加工を行うことができる。
第3の発明では、パンチ型の金属管への圧入過程においてパンチ型が停止又は後退をする際、潤滑剤噴射手段により噴射された潤滑剤が金属管の内周面とパンチ型の外周面との間に入り込むようになる。したがって、金属管にパンチ型を圧入している過程において再度パンチ型が進出してパンチ型の外周面で金属管を押し広げる際、金属管の内周面とパンチ型の外周面との間の摩擦抵抗が減り、金属管が安定して引き伸ばされるようになるので、金属管に発生する割れや亀裂を確実に防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る拡管装置の断面概略図である。 図1の状態の後、パンチ型を固定型に固定された金属管に圧入して金属管を拡管し始めた状態を示す図である。 図2の状態の後、パンチ型が少し後退した状態を示す図である。 図3の状態の後、パンチ型が再び進出して金属管を拡管し終わった状態を示す図である。 拡管加工時における進出位置検出センサの検出値と第1圧力センサの検出値との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る拡管装置1の概略断面図である。該拡管装置1は、車両に組み込まれる燃料給油管(図示せず)の製造ラインに設置され、金属管10の端部を拡管するためのものであり、当該金属管10を固定するクランプ型2を備えている。
該クランプ型2は、略直方体形状の上型3と下型4とに上下略中央の位置で分割されている。
上記上型3における下面の水平方向一端から中途部に亘る部分には、筒中心線C1が水平方向に向く姿勢の金属管10の上半部分に対応する断面半円状の第1凹状面31が形成されている。
上記上型3における下面の水平方向他方側には、断面半円状の第2凹状面32が形成されている。
該第2凹状面32は、水平方向の一端が上記第1凹状面31に連続し、且つ、水平方向の他端側に行くにつれて次第に拡径するように延びる傾斜延出面32aと、該傾斜延出面32aにおける水平方向の他端に連続し、且つ、水平方向に延びる水平延出面32bとを備えている。
尚、上記下型4は、上記上型3と同一の構造をしており、側面視で上下方向に対称となるように配置されているだけであるので、上記上型3と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
そして、上記上型3の第1凹状面31と上記下型4の第1凹状面31とで本発明の固定部11を構成していて、上記クランプ型2を型開きした状態で、筒中心線C1が水平方向に向く姿勢の金属管10を上記上型3及び上記下型4の間に挿入するとともに上記クランプ型2を型閉じすると、上記固定部11は、上記金属管10の一端側から中途部の外周面に接触して当該金属管10を固定するようになっている。
また、上記上型3の第2凹状面32と上記下型4の第2凹状面32とで本発明の非固定部12を構成していて、該非固定部12は、上記金属管10が上記固定部11に固定された状態において上記固定部11に連続するとともに当該固定部11の反対側が開口する穴形状をなしている。そして、上記非固定部12は、上記金属管10の他端側外周面と接触せずにその外周面との間に周方向に亘って隙間S1を形成するようになっている。
上記クランプ型2における非固定部12側の側方には、圧入機5が配置されている。
該圧入機5は、中心軸C2が上記クランプ型2に固定された金属管10の筒中心線C1に一致する略円柱状のパンチ型6と、該パンチ型6を上記クランプ型2に固定された金属管10に向かって進出又は後退させる流体圧シリンダ7と、該流体圧シリンダ7を駆動させるシリンダ駆動装置8とを備えている。
上記パンチ型6は、上記流体圧シリンダ7によって上記クランプ型2に固定された上記金属管10に向かって進出すると、当該金属管10にその他端開口から圧入されるようになっている。
上記パンチ型6には、小径部6a、成形面部6b及び大径部6cが上記パンチ型6の先端側から順に形成されている。
上記小径部6aの外周面は、上記金属管10の内周面に対応していて、上記パンチ型6を上記金属管10に圧入する際、上記パンチ型6を上記金属管10内に滑らかに案内するようになっている。
上記成形面部6bは、上記パンチ型6の先端寄りの位置に設けられ、その外周面は、圧入方向の反対側に行くにつれて次第に拡径している。
上記大径部6cは、上記パンチ型6の先端寄りの位置から基端にかけて設けられ、その外周面は、水平方向に真っ直ぐに延びている。
上記流体圧シリンダ7は、中心軸が上記パンチ型6の中心軸C2に一致する円柱状のシリンダ本体71を備え、該シリンダ本体71の内部には、シリンダ室70が形成されている。
上記シリンダ本体71の一端中央には、上記シリンダ室70に連通する連通孔71aが形成され、該連通孔71aには、長細い棒形状のピストンロッド72がスライド可能に嵌挿されている。
該ピストンロッド72の一端は、上記パンチ型6の基端中央に固定されていて、上記ピストンロッド72がスライドすることにより、上記パンチ型6が上記クランプ型2に固定された金属管10に向かって進出又は後退するようになっている。
一方、上記ピストンロッド72の他端には、当該ピストンロッド72と直交する方向に延びる仕切板72aが固定されている。
該仕切板72aは、上記シリンダ室70を上記パンチ型6から遠い側の第1室70aと上記パンチ型6に近い側の第2室70bとに区画するようになっている。
上記第1室70aには、当該第1室70aの圧力を検出する第1圧力センサ73aが配置される一方、上記第2室70bには、当該第2室70bの圧力を検出する第2圧力センサ73bが配置されている。
また、上記第2室70bの上記ピストンロッド72に対応する位置には、当該ピストンロッド72のスライド量を検出することにより、上記パンチ型6の進出位置を検出する進出位置検出センサ74が配置されている。
上記シリンダ駆動装置8は、流体を供給又は回収可能な駆動装置本体81と、一端が上記シリンダ室70の第1室70aに接続される一方、他端が上記駆動装置本体81に接続される第1配管82と、一端が上記シリンダ室70の第2室70bに接続される一方、他端が上記駆動装置本体81に接続される第2配管83とを備えている。
そして、上記流体圧シリンダ7と上記シリンダ駆動装置8とで本発明の進退手段13を構成しており、上記ピストンロッド72は、上記駆動装置本体81から上記第1配管82を介して上記第1室70aに流体を供給するとともに上記第2配管83を介して上記第2室70bから上記駆動装置本体81に流体を回収すると、一方側にスライドして上記パンチ型6を進出させる一方、上記駆動装置本体81から上記第2配管83を介して上記第2室70bに流体を供給するとともに上記第1配管82を介して上記第1室70aから上記駆動装置本体81に流体を回収すると、他方側にスライドして上記パンチ型6を後退させるようになっている。
上記駆動装置本体81は、上記第1室70a及び上記第2室70bに対する流体の供給及び回収を切り替えることにより、上記ピストンロッド72のスライド方向を変更させる切替部81aを有している。
上記クランプ型2の上記パンチ型6側の側方には、上記固定部11に固定された金属管10の他端に向かって潤滑剤を噴射する潤滑剤噴射装置9(潤滑剤噴射手段)が配置されている。
上記第1圧力センサ73a、上記第2圧力センサ73b、上記進出位置検出センサ74、上記シリンダ駆動装置8及び上記潤滑剤噴射装置9には、制御盤14(制御手段)が接続され、該制御盤14は、上記シリンダ駆動装置8及び上記潤滑剤噴射装置9に作動信号を出力するようになっている。
上記制御盤14は、上記進退手段13に進出開始信号を出力して上記パンチ型6を上記金属管10にその他端開口から圧入させることにより、上記パンチ型6が上記金属管10の他端側を上記非固定部12に沿うまで径方向外側に押し広げるようになっている。
また、上記制御盤14は、上記進出位置検出センサ74による検出値に基づいて上記パンチ型6の進出位置を検出できるようになっている。
さらに、上記制御盤14は、進出位置検出センサ74により検出したパンチ型6の進出位置に対応する予め決められた圧入時の設定圧力値となるように上記第1圧力センサ73a及び上記第2圧力センサ73bの検出値に基づいて上記第1室70a及び上記第2室70bに対して供給又は回収する流体の量を調整しながら金属管10に対してパンチ型6により加える圧力を変更するようになっている。
それに加えて、上記制御盤14は、上記パンチ型6を上記金属管10に圧入している過程において、上記潤滑剤噴射装置9から潤滑剤が噴射されるよう当該潤滑剤噴射装置9に作動信号を出力するようになっている。
そして、上記制御盤14は、図2、図3及び図5に示すように、上記パンチ型6を上記金属管10に圧入している過程において、上記パンチ型6の進出動作が断続的となるよう上記進退手段13に作動信号を出力するようになっている。
具体的には、上記制御盤14は、上記パンチ型6を上記金属管10に圧入している過程において、上記パンチ型6の進出動作と後退動作とが交互に繰り返されるように上記進退手段13に作動信号を出力するようになっている。
次に、上記拡管装置1を用いた金属管10の拡管加工について詳述する。
まず、筒中心線C1が水平方向に延びる姿勢の金属管10を上記クランプ型2の上型3と下型4との間に挿入する。
次に、図1に示すように、クランプ型2を型閉じする。すると、クランプ型2の固定部11が上記金属管10の一端側から中途部の外周面に接触して当該金属管10を固定する。
このとき、金属管10の他端側外周面と上記非固定部12の内周面との間には、隙間S1が形成される。
次いで、潤滑剤噴射装置9からクランプ型2に固定された金属管10の他端に向けて潤滑剤を噴射させる。
しかる後、上記パンチ型6をクランプ型2に向けて進出させる。すると、まず、パンチ型6の小径部6aが上記金属管10の他端開口に挿入される。
さらにパンチ型6を前進させると、上記金属管10の他端側が成形面部6bによって径方向外側に押し広げられる。このとき、図5に示すように、金属管10にパンチ型6を圧入するときの圧力が予め決められた設定圧力Pとなるように上記シリンダ駆動装置8が制御される。
ここで、パンチ型6は、図3に示すように、所定の位置まで進出すると、少しだけ後退した後、再度進出して金属管10に対する圧入動作を再開するようシリンダ駆動装置8によって制御される。そして、図4に示すように、このパンチ型6の進出・後退動作を高速で5回行いながら成形面部6bによって金属管10の他端側を次第に押し広げてクランプ型2の非固定部12の内周面に沿った形状にする。この圧入作業時における進出位置検出センサ74の検出値と第1圧力センサ73aの検出値との関係は、図5に示すようになる。
以上より、本発明の実施形態によると、金属管10にパンチ型6を圧入する過程において、パンチ型6が進出動作を連続的に行わなくなるので、パンチ型6が金属管10内で再度進出し始める際、金属管10に対してパンチ型6の進出方向に衝撃荷重が加わるようになる。したがって、金属管10に対してパンチ型6を連続的に進出させる場合に比べて金属管10を筒中心線C1に沿って圧縮変形させる量が多くなり、パンチ型6が金属管10を径方向外側に押し広げても金属管10の板厚が薄くなり過ぎず、金属管10に割れや亀裂を発生し難くできる。
また、金属管10を拡管する際に複数のパンチ型6を使用する必要が無いので、使用するパンチ型6を金属管10に対する圧入開始位置まで順に移動させたり、或いは、使用するパンチ型6の中心軸C2を金属管10の筒中心線C1に一致させるといった動作が必要無く、拡管装置1の構造が特許文献1の如き装置に比べて簡素になり、コストを低く抑えることができるとともに、加工時間を短くすることができる。
また、金属管10にパンチ型6を圧入する過程において、パンチ型6がその進出動作の途中に後退動作を行うので、パンチ型6が後退した後に再度進出して金属管10に接触する際、金属管10に対してパンチ型6の進出方向に加わる衝撃荷重がさらに大きくなる。したがって、拡管加工時における金属管10の筒中心線C1に沿う圧縮変形量がさらに多くなり、成形面部6bが金属管10を径方向外側に押し広げた際に金属管10の板厚が急激に薄くなる箇所を少なくして、拡管部分に割れや亀裂を発生させることなく拡管加工を行うことができる。
さらに、パンチ型6の金属管10への圧入過程においてパンチ型6が後退をする際、潤滑剤噴射装置9により噴射された潤滑剤が金属管10の内周面とパンチ型6の外周面との間に入り込むようになる。したがって、金属管10にパンチ型6を圧入する過程において再度パンチ型6が進出してパンチ型6の外周面で金属管10を押し広げる際、金属管10の内周面とパンチ型6の外周面との間の摩擦抵抗が減り、金属管10が安定して引き伸ばされるようになるので、金属管10に発生する割れや亀裂を確実に防ぐことができる。
尚、本発明の実施形態では、パンチ型6を金属管10に圧入している過程において、パンチ型6が所定の位置まで進出すると、少しだけ後退した後、再度進出するようになっているが、これに限らず、パンチ型6が所定の位置まで進出すると、少しだけ停止した後、再度進出するような構成であってもよい。
また、本発明の実施形態では、パンチ型6を金属管10に圧入している過程において、パンチ型6の進出・後退動作を5回行っているが、これに限らず、パンチ型6の進出・後退動作を1〜4回行うようにしてもよいし、6回以上行うようにしてもよい。
本発明は、金属管の開口部分を拡管する拡管装置に適している。
1 拡管装置
2 クランプ型
6 パンチ型
9 潤滑剤噴射装置(潤滑剤噴射手段)
10 金属管
11 固定部
12 非固定部
13 進退手段
14 制御盤(制御手段)
S1 隙間

Claims (3)

  1. 金属管の一端側の外周面に接触して当該金属管を固定する固定部及び該固定部に連続して設けられ、当該固定部に固定された金属管の他端側外周面との間に周方向に亘って隙間を形成する非固定部を有するクランプ型と、
    該クランプ型に固定された上記金属管にその他端開口から圧入可能に設けられたパンチ型と、
    該パンチ型を上記クランプ型に固定された上記金属管に向かって進出又は後退させる進退手段と、
    該進退手段に接続され、当該進退手段に作動信号を出力する制御手段とを備え、
    当該制御手段が上記進退手段に進出開始信号を出力して上記パンチ型を上記金属管にその他端開口から圧入させることにより、上記パンチ型が上記金属管の他端側を上記非固定部に沿うまで径方向外側に押し広げるよう構成された拡管装置であって、
    上記制御手段は、上記パンチ型を上記金属管に圧入している過程において、上記パンチ型の進出動作が断続的となるよう上記進退手段に作動信号を出力することを特徴とする拡管装置。
  2. 請求項1に記載の拡管装置において、
    上記制御手段は、上記パンチ型を上記金属管に圧入している過程において、上記パンチ型の進出動作と後退動作とが交互に繰り返されるよう上記進退手段に作動信号を出力することを特徴とする拡管装置。
  3. 請求項1又は2に記載の拡管装置において、
    上記クランプ型の側方には、上記固定部に固定された上記金属管の他端に向かって潤滑剤を噴射する潤滑剤噴射手段が配置されていることを特徴とする拡管装置。
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