JP3092401U - 管 材 - Google Patents
管 材Info
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- JP3092401U JP3092401U JP2002005449U JP2002005449U JP3092401U JP 3092401 U JP3092401 U JP 3092401U JP 2002005449 U JP2002005449 U JP 2002005449U JP 2002005449 U JP2002005449 U JP 2002005449U JP 3092401 U JP3092401 U JP 3092401U
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- JP
- Japan
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- main body
- pipe
- pipe material
- cross
- axis
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 直管上に偏心部、特に偏心の端部を有し、外
観が従来より変化に富んでいる管材を提供する。 【解決手段】 管材30は、断面円形の直管状主体部3
1と、主体部の少なくとも一端部に形成されていて、端
部の方からみると、主体部31の断面がその側面内にあ
り、且つ、その側面形状の中心点が主体部31の軸線か
らずれた頭部32とを有している。
観が従来より変化に富んでいる管材を提供する。 【解決手段】 管材30は、断面円形の直管状主体部3
1と、主体部の少なくとも一端部に形成されていて、端
部の方からみると、主体部31の断面がその側面内にあ
り、且つ、その側面形状の中心点が主体部31の軸線か
らずれた頭部32とを有している。
Description
【0001】
本考案は、管材に関し、特に自転車フレームに用いられる管材に関する。
【0002】
図10に示すように、従来の異径管10は、断面円形の直管体をほぼ水平にお
いたままクランプ21で上下から挟持した状態で、前記直管体を型22のラッパ
孔を通過させてから、心棒23を前記直管体の管口から管内に挿入し、そして、
前記型22と前記心棒23とを軸方向に沿って相対運動させて前記直管体の管壁
を内外から押圧して成形してなる。即ち、自転車フレームに用いられる管材とし
て前記異径管から切り取ったものは、いずれにしても、軸線に沿って直径が異な
る同心円にしか変化しない管材であってかなり単調である。
【0003】
上記に鑑みて、本考案は、直管上に偏心部、特に偏心の端部を有し、外観が従
来より変化に富んでいる管材を提供することを目的とする。
【0004】
上記目的を達成するために、本考案は、断面円形の直管状主体部と、該主体部
の少なくとも一端部に形成されていて、前記端部の方からみると、前記主体部の
断面がその側面内にあり、且つ、その側面形状の中心点が前記主体部の軸線から
ずれた頭部とからなる管材を提供する。
【0005】
このように構成されている本考案の管材は、前記主体部の少なくとも一端部に
その側面形状の中心点が前記主体部の軸線からずれた頭部が形成されているので
、管材全体の外観変化が従来より遥かに富んでいる。
【0006】
そして、本考案の前記管材は、前記頭部が、前記主体部の端部をその軸線から
幅方向に均一に拡大してから、該拡大部を更にその側面形状の中心点が前記軸線
からずれるように変形させてなるものが好ましい。これは、このようにしてなる
管材は、前記頭部を、主体部と同心円状に拡大する工程と拡大したあとの端部を
更に変形させる工程との二段階以上に分けて施工できるので、ひび割れを生ずる
ことなく、断面または側面形状を上下長引かせたり変化させたりすることができ
るからである。
【0007】
以下、図面を参照しながら、本考案に係る管材の好ましい実施形態を説明する
。図1及び図2に示すように、本実施形態における管材30は、断面円形の直管
状主体部31と、該主体部31の一端部311に形成されていて、前記端部31
1の方からみると、前記主体部31の断面がその側面内にあり、且つ、その側面
形状の中心点が前記主体部31の軸線からずれた頭部32とからなる。また、前
記頭部32の側面は上下長引いていて且つ左右対称している。
【0008】
次に、添付図面を参照しながら、前記管材30の成形過程を説明する。先ず、
図3、図4及び図5に示すように、直管30aを第1の型40のキャビティ41
内に入れて(図3)から、第1の心棒50を直管30aの管口から管内に挿入し
、そして、前記第1の心棒50を軸方向に沿って推し進めて前記直管30aの端
部33を徐々に拡大した後、前記第1の心棒50と前記第1の型40とを対抗さ
せながら前記端部33を前記キャビティ41の形状とぴったりさせるように成形
する。そうすると、前記直管30aの端部33は、図5のように、前記直管30
aの軸線Xから幅方向に均一に拡大された形になる。そして、図6及び図7に示
すように、前記端部33が拡大された直管30aを第2の型60のキャビティ6
1に入れ、第2の心棒70を前記直管30aの管口から管内に挿入してから軸方
向に沿って推し進め、前記端部33を更に図7のようにその側面形状の中心点が
前記軸線Xからずれた形に変形させる。
【0009】
このように成形してなる管材30は、前記頭部がその側面形状の中心点が前記
軸線からずれるように構成されているので、図1に示すように、側面形状に変化
が富んでいるが、前記頭部32は前記第2の型60のキャビティ61の形状を変
えるにつれ、図8または図9に示すような形状に形成されてもよい。
【0010】
即ち、前記管材30は、前記頭部を主体部と同心円状に拡大する工程と拡大し
たあとの端部を更に変形させる工程との二段階以上に分けて施工できるので、ひ
び割れを生ずることなく、断面または側面形状を上下長引かせたり変化させたり
することができる。また、管材の目的の形が複雑である場合、ひび割れを避ける
ために、前記変形工程を更に数段階に分けて目的の形に徐々にアプローチするこ
とが必要である。
【0011】
上記のように、本考案の管材は、前記主体部の少なくとも一端部にその側面形
状の中心点が前記主体部の軸線からずれた頭部が形成されているので、管材全体
の外観変化が従来より遥かに富んでいる。
【図1】本考案の好ましい実施形態の管材を示す斜視
図。
図。
【図2】図1に示す管材の断面図。
【図3】図1に示す管材を成形するために直管を出発材
料として第1の型に入れた状態を示す断面図。
料として第1の型に入れた状態を示す断面図。
【図4】第1の心棒を前記直管の管口内に挿入して管口
を拡大しつつある状態を示す断面図。
を拡大しつつある状態を示す断面図。
【図5】端部が拡大された管材を示す断面図。
【図6】図5に示す管材を第2の型に入れた状態を示す
断面図。
断面図。
【図7】第2の心棒を図6に示す管材の管口内に挿入し
て管口を更に変形しつつある状態を示す断面図。
て管口を更に変形しつつある状態を示す断面図。
【図8】本考案にかかる管材の他の一例を示す斜視図。
【図9】本考案にかかる管材のまた他の一例を示す斜視
図。
図。
【図10】従来の管材の成形法を示す説明図。
10 異径管
21 クランプ
22 型
23 心棒
30 管材
30a 直管
31 主体部
32 頭部
33 端部
40 第1の型
41 キャビティ
50 第1の心棒
60 第2の型
61 キャビティ
70 第2の心棒
Claims (3)
- 【請求項1】断面円形の直管状主体部と、該主体部の少
なくとも一端部に形成されていて、前記端部の方からみ
ると、前記主体部の断面がその側面内にあり、且つ、そ
の側面形状の中心点が前記主体部の軸線からずれた頭部
とからなることを特徴とする管材。 - 【請求項2】前記頭部の側面は上下長引いていて且つ左
右対称していることを特徴とする請求項1に記載の管
材。 - 【請求項3】前記頭部は、前記主体部の端部をその軸線
から幅方向に均一に拡大してから、該拡大部を更にその
側面形状の中心点が前記軸線からずれるように変形させ
てなることを特徴とする請求項1または2に記載の管
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005449U JP3092401U (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | 管 材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005449U JP3092401U (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | 管 材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3092401U true JP3092401U (ja) | 2003-03-14 |
Family
ID=43246466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002005449U Expired - Lifetime JP3092401U (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | 管 材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092401U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009131880A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Asteer Co Ltd | 偏芯拡管の製造方法及び同芯ダイ |
JP2009136897A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Asteer Co Ltd | 同芯拡管又は偏芯拡管の製造方法 |
JP2018001231A (ja) * | 2016-07-04 | 2018-01-11 | 株式会社キーレックス | 拡管装置 |
-
2002
- 2002-08-28 JP JP2002005449U patent/JP3092401U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009131880A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Asteer Co Ltd | 偏芯拡管の製造方法及び同芯ダイ |
JP2009136897A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Asteer Co Ltd | 同芯拡管又は偏芯拡管の製造方法 |
JP2018001231A (ja) * | 2016-07-04 | 2018-01-11 | 株式会社キーレックス | 拡管装置 |
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