JP2002254119A - ハイドロフォーム用シール装置 - Google Patents
ハイドロフォーム用シール装置Info
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Abstract
してできないような薄肉管のハイドロフォーム成形を可
能にするシール装置を提供することを目的とする 【解決手段】押し込み具外筒(5)の中心部に先端が前
記押しこみ具外筒より突出した内面シール拡張用シリン
ダー(3)を設け、前記押しこみ具外筒(5)の先端に前
記内面シール拡張用シリンダー(3)の外周を包囲する
樹脂シール部(2a)と,前記内面シール拡張用シリン
ダー(3)を引き込むことにより、前記樹脂シール部(2
a)が張り出すようにテーパーのついた押さえ金具(2
b)を前記樹脂シール部(2a)の前方の前記内面シー
ル拡張用シリンダーの外周に設置したことを特徴とする
ハイドロフォーム用するシール装置。
Description
定して、シールを行う薄肉管のハイドロフォーム用シー
ル装置に関するものである。本発明は肉厚t=1.0m
m、肉厚/パイプ外径(t/D)=1.3%以下の従来
のメタルシールではシールができない薄肉鋼管用のハイ
ドロフォーム用シールに適する。
ルは、メタルシールあるいは、先端に樹脂を取りつけた
セルフロックシールを用いて、成形をおこなっている。
しかしながら、メタルシールでは押し込み力により、管
端での塑性変形によりシールを行うが、管肉厚が薄いこ
とにより管の挫屈が発生し、シールができない。また、
樹脂を先端に取り付けたものでは、樹脂のサイズが管内
径より大きいことが必要で、管の端面にて樹脂シールが
破損し、使用回数が少ないという問題がある。特に肉厚
t=0.8mm以下で肉厚/パイプ外径(t/D)<
1.3%の薄肉鋼管はほとんど安定したハイドロフォー
ム加工が行われていないのは上記の従来技術の成形限界
を超える領域と言ってよい。
ル装置では加工が安定してできないような薄肉管のハイ
ドロフォーム成形を可能にするシール装置を提供するこ
とを目的とする。
とするところは 1) 押しこみ具外筒(5)の中心部に先端が前記押し
こみ具外筒(5)より突出した内面シール拡張用シリン
ダー(3)を設け、前記押しこみ具外筒(5)の先端に
前記内面シール拡張用シリンダー(3)の外周を包囲す
る樹脂シール部(2a)と,前記内面シール拡張用シリ
ンダー(3)を引き込むことにより、前記樹脂シール部
(2a)が外周方向に張り出すようにテーパーのついた
押さえ金具(2b)を前記樹脂シール部(2a)の前方
の前記内面シール拡張用シリンダーの外周に設置したこ
とを特徴とするハイドロフォーム用シール装置。 2) 高圧ポート(4)は前記内面シール拡張用シリン
ダー(3)の中心軸を貫通し、前記押し込みシリンダー
(5)に分岐する加工用内圧シリンダー用ポート(6
a)と、その後方に前記加工用内圧シリンダー用ポート
(6a)と同一受圧面積以上となる加工用内圧ポート
(6b)を配置したことを特徴とする前記(1)記載の
ハイドロフォーム用シール装置。にある。
本発明の実施例のシール装置の断面図を示す。ハイドロ
フォーム加工の際に、押しこみシリンダーの先端に取り
つけられる押し込み具外筒5の中心部に(同軸に)内面
シール拡張用シリンダー3を持ち、押し込み具外筒5の
先端に金属管1の内面に接触シールさせるための樹脂シ
ール部2aを設け、内面シール拡張用シリンダー3を引
き込むことにより、樹脂シール部2aが外周方向に張り
出し金属管内面をシールするようにテーパーのついた押
さえ金具2bを樹脂シール部2aの前方の内面シール拡
張用シリンダー3の外周に設置し、成形用の高圧ポート
4は内面シール拡張用シリンダー3の中心軸を貫通し、
押しこみ具外筒5に分岐する加工用内圧シリンダー用ポ
ート6aと,その後方に同一受圧面積となるように加工
用内圧ポート6bが配置され、成形圧力によって、シー
ル接触圧は変化することがない構造とする。樹脂シール
部2aは弾性変形能を有することが必要であり、テフロ
ン、ポリプロピレン、ポリウレタン、PTFEフッ素樹
脂等を使用することが好ましい。
と加工用内圧ポート6bを設ける理由は、成形内圧によ
りシールを行う、引き込みシリンダーへの保持力に影響
がないようにするためであり、高圧ポート4より注入さ
れた高圧の成形用水は加工用内圧ポート6b,加工用内
圧シリンダー用ポート6aを経由して、内面シール拡張
用シリンダー3の先端近傍でシリンダーシール冶具9に
よりシールされた部分まで通じている。
こみ具外筒5の先端を挿入し、シリンダ構造ロッドポー
ト8に圧を加えることにより、内面シール拡張用シリン
ダー3は後退し金属管内面とテーパーを有した押さえ金
具2bを介して樹脂シール部2aを外周方向に貼り出さ
せ、金属内面に密着させシールする(図2)。その後、
成形用の高圧ポート4に対して、エマルジョンやソリブ
ル油を混ぜた成形用水を注入する。所定の押しこみ量を
押し込みシリンダーにより付与しハイドロフォーム成形
を行う。シール接触圧は後方のシリンダ構造ロッド側の
圧力により制御できる。また、加工終了後、成形圧が低
下したのち、シリンダ構造ヘッドポート7に圧を加える
ことにより、接触を外すことができ(図3)、最後、押
しこみ具外筒5を動かすことにより、樹脂シール部2a
を鋼管から外す工程となる。
工用内圧シリンダー用ポート6aは高圧ポート4と独立
とし、高圧ポート4は前記内面シール拡張用シリンダー
3の中心軸を貫通し、その後方にシリンダロッドの面積
と同一受圧面積以上の加工用内圧ポート6bを配置する
ことにより、成形圧によりシリンダーが引き込まれるこ
とによりシール接触圧が余分に高くなる拡大されること
を防ぐ構造をとることも可能である。
発明例の装置を用いて成形した円筒形状に拡管ハイドロ
フォーム成形した場合の結果を示す。パイプ外径D=6
0.5mm 肉厚tは0.6mm、0.8mm、1.6
mm、2.0mmの成形をした場合の拡管成形結果を示
す。押しこみ量は左右軸でそれぞれ15mmとし、拡管
率(加工前外径/加工後外径×100%)は125%と
したハイドロフォーム成形を行った。従来法は先端冶具
に鋼管外径と同径で,断面が溝状の形状を有するメタル
シールを用いた。
ロピレンを用いて外径は肉厚t、パイプ径Dとすると、
D−2×t−0.3mmとして鋼管との接触しない径を
用いた。また、加工用内圧シリンダー用ポート6aと加
工用内圧ポート6bは同一受圧面積とした。従来法では
t=2.0、1.6mmは成形はできたが、t=0.
6、0.8mmの薄肉材は成形水の漏れにより、鋼管が
挫屈しまったく拡管成形ができなかった。樹脂の前方部
には更に押さえ金具2bの外周部の損傷を防ぐために、
テーパー状の金具10を装着することにより(図4参
照)、真円度の悪い金属管にも、樹脂シール部の寿命を
伸ばすことが可能になる。
に示すように、押さえ金具2bの外径より小さくしても
成形用水の圧力により押さえ金具2bを介して樹脂シー
ル部2aのシールを強化する効果も得られるので設置す
ることが好ましい。更に、図4に示すようにテーパー状
の金具10の外径が、押さえ金具2bの外径と実質的に
等しい場合でも、テーパー状の金具10に押さえ金具2
bに通じる貫通孔を設ければ、同様に押さえ金具2bを
介して樹脂シール部2aのシールを強化する効果も得ら
れる。高圧側の圧力は 150MPaでも成形水の漏れ
はみとめられなかった。
成形内圧のもれを防止し、安定したハイドロフォームの
成形加工を可能とする、シール装置を提供するものとし
て、工業上有益な効果をもたらし得るものである。
る断面図である
する断面図である
態を説明する断面図である
を説明する断面図である
Claims (2)
- 【請求項1】押しこみ具外筒(5)の中心部に、先端が
前記押しこみ具外筒(5)より突出した内面シール拡張
用シリンダー(3)を設け、前記押しこみ具外筒(5)
の先端に前記内面シール拡張用シリンダー(3)の外周
を包囲する樹脂シール部(2a)と,前記内面シール拡
張用シリンダー(3)を引き込むことにより、前記樹脂
シール部(2a)が外周方向に張り出すようにテーパー
のついた押さえ金具(2b)を前記樹脂シール部(2
a)の前方の前記内面シール拡張用シリンダーの外周に
設置したをことを特徴とするハイドロフォーム用シール
装置。 - 【請求項2】高圧ポート(4)は、前記内面シール拡張
用シリンダー(3)の中心軸を貫通し、前記押し込み具
外筒(5)に分岐する加工用内圧シリンダー用ポート
(6a)と、その後方に前記加工用内圧シリンダー用ポ
ート(6a)と同一受圧面積以上となる加工用内圧ポー
ト(6b)を配置したこと特徴とする請求項1記載のハ
イドロフォーム用シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001055356A JP4790136B2 (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 薄肉鋼管用のハイドロフォーム用シール装置 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4790136B2 JP4790136B2 (ja) | 2011-10-12 |
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JP (1) | JP4790136B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100527962B1 (ko) * | 2003-05-23 | 2005-11-09 | 현대자동차주식회사 | 실링성을 개선하기 위한 자동차강관용 하이드로포밍성형장치 |
CN108971311A (zh) * | 2018-09-26 | 2018-12-11 | 宁波钜智自动化装备有限公司 | 一种带有多道波形的高精度弹性元件制造设备及其制造工艺 |
CN113210488A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-08-06 | 保隆(安徽)汽车配件有限公司 | 一种端锥成型方法、成型模具及端锥 |
CN114472602A (zh) * | 2022-01-27 | 2022-05-13 | 东北林业大学 | 一种多腔异形薄壁截面管液压校形装置及其方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211034U (ja) * | 1975-07-11 | 1977-01-26 | ||
JPS62179124U (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-13 |
-
2001
- 2001-02-28 JP JP2001055356A patent/JP4790136B2/ja not_active Expired - Fee Related
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