JP2001321841A - バルジ加工方法及びその装置 - Google Patents
バルジ加工方法及びその装置Info
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Abstract
ジ加工方法を得る。 【解決手段】金型1により形成される蛇腹成型用のキャ
ビティ2内に管材4を挿入し、軸押し機構により押込み
型12を駆動して管材4に軸方向圧縮力を付与する。管
材4内に移動可能に挿入される内軸18に管材4内に圧
液を供給する供給通路20を形成し、内軸18を移動さ
せて、供給通路20からの圧液の供給箇所を移動し、蛇
腹の山を順次膨出形成する。
Description
力を付与しながら、管材内に高圧圧液を供給して管材を
キャビティの形状に応じて加工するバルジ加工方法及び
その装置に関する。
ながら管材を加工、例えば蛇腹状に加工する装置とし
て、特公昭46−9937号公報や特公昭46−993
8号公報にあるものが知られている。この装置では、筒
状本体内に複数に分割した可動駒型を移動可能に内装
し、可動駒型に成形する形状に応じた成形面を形成して
いる。そして、可動駒型内に管材を挿入して、供給され
る高圧圧液により管材の両端側の可動駒型を介して軸方
向圧縮力を付与すると共に、管材内に高圧圧液を供給し
て、成形面に応じて管材を膨出成形していた。
た従来のものでは、例えば、蛇腹の山の高さを変えたい
場合には、別の成形面を有する可動駒型に交換しなけれ
ばならず、形状の変更が容易でないという問題があっ
た。また、複数の可動駒型を用意しなければならず、金
型の部品点数が多く、装置が複雑になるという問題があ
った。
型の形成が容易なバルジ加工方法及びその装置を提供す
ることにある。
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、金型により形成されるキャビティ内に管材を挿入
し、軸押し機構により押込み型を駆動して前記管材に軸
方向圧縮力を付与しながら、前記管材内部に圧液供給機
構から高圧圧液を供給して前記管材を前記キャビティの
形状に応じて加工するバルジ加工方法において、前記管
材内に移動可能に挿入される内軸に前記管材内に圧液を
供給する供給通路を形成し、前記内軸を移動しながら前
記管材を加工することを特徴とするバルジ加工方法がそ
れである。
キャビティ内に管材を挿入し、軸押し機構により押込み
型を駆動して前記管材に軸方向圧縮力を付与しながら、
前記管材内部に圧液供給機構から高圧圧液を供給して前
記管材を前記キャビティの形状に応じて加工するバルジ
加工方法において、前記管材内に移動可能に挿入される
内軸に前記管材内に圧液を供給する供給通路を形成し、
前記供給通路からの圧液の供給箇所を移動しながら前記
蛇腹を形成することを特徴とするバルジ加工方法がそれ
である。
記管材に軸方向圧縮力を付与し、かつ、前記管材の両側
から前記両押込み型に挿通した前記内軸を移動しながら
前記管材を加工するようにしてもよい。金型により形成
されるキャビティ内に管材を挿入し、軸押し機構により
押込み型を駆動して前記管材に軸方向圧縮力を付与しな
がら、前記管材内部に圧液供給機構から高圧圧液を供給
して前記管材を前記キャビティの形状に応じて加工する
バルジ加工装置において、前記管材内に移動可能に挿入
され、前記管材内に圧液を供給する供給通路が形成され
た内軸と、該内軸を移動させる移動機構とを備えたこと
を特徴とするバルジ加工装置がそれである。
キャビティ内に管材を挿入し、軸押し機構により押込み
型を駆動して前記管材に軸方向圧縮力を付与しながら、
前記管材内部に圧液供給機構から高圧圧液を供給して前
記管材を前記キャビティの形状に応じて加工するバルジ
加工装置において、前記管材の両側に押込み型を設ける
と共に、前記管材の両側から前記両押込み型に挿通して
前記管材内に移動可能に挿入した内軸と、該内軸に形成
され前記管材内に圧液を供給する供給通路と、前記内軸
を移動させる移動機構とを備えたことを特徴とするバル
ジ加工装置がそれである。
基づいて詳細に説明する。図1、図3に示すように、1
は金型で、金型1は一対の上下金型で構成されており、
金型1内にはキャビティ2が形成されている。キャビテ
ィ2は管材4に蛇腹を形成できるように、キャビティ2
は、形成する蛇腹形状に応じて複数の山状に形成された
成形部2aと、成形部2aの両側に形成された挿入部2
b,2cとを備えている。両挿入部2b,2cの内径は
挿入部2b,2cに管材4を挿入できるように、管材4
の外径とほぼ同じに形成されている。
て、大径孔8が形成されており、大径孔8にはストッパ
部材10が装着されている。他方の挿入部2cには押込
み型12が摺動可能に挿入されており、押込み型12の
先端には管材4の内部に挿入できるように段部12aが
形成されている。
アクチュエータ14により軸方向に駆動され、キャビテ
ィ2に挿入された管材4に軸方向圧縮力を付与すること
ができるように構成されている。尚、本実施形態では、
ストッパ部材10、押込み型12、アクチュエータ14
により押込み機構16を構成している。
挿入孔10aが形成されており、挿入孔10aには内軸
18が摺動可能に挿入されている。内軸18はその先端
を管材4内に挿入できるように形成されており、内軸1
8にはその軸方向に供給通路20が形成されている。
の外部で径方向に向かって開口した供給口22と、内軸
18の先端に軸方向に向かって開口すると共に管材4内
で開口した吐出口24と、管材4内で径方向に向かって
開口した加圧口26とを連通するように形成されてい
る。供給口22には、高圧圧液を供給する圧液供給機構
27が接続されている。
いた第1〜第3シール部材28,30,32が成形部2
aの大きさに応じた位置に装着されている。内軸18の
先端の第1シール部材28は、内軸18を管材4内に挿
入した際に、成形部2aよりも押込み型12側となる位
置に配置されている。また、図3に示すように、第1シ
ール部材28が成形部2aを通過した位置にあるとき
に、第2シール部材30が、成形部2aの一つの山を通
過した位置にあるように配置されている。
4内に更に挿入した際に、第2シール部材30が成形部
2aを通過したときに、第3シール部材32が成形部2
aよりもストッパ部材10側にあるように配置されてい
る。そして、第2シール部材30と第3シール部材32
との間の内軸18の外周に、加圧口26が開口形成され
ている。
構としての油圧シリンダ等を用いたアクチュエータ34
が取り付けられている。アクチュエータ14,34、圧
液供給機構27は、制御回路36に接続されており、こ
れらは制御回路36により制御されるように構成されて
いる。
置の作動について、管材4を蛇腹状にバルジ加工する工
程順に応じて説明する。まず、所定の長さに予め切断し
た管材4を金型1のキャビティ2内に挿入する。そし
て、アクチュエータ14を駆動して、押込み型12を金
型1内に挿入し、段部12aを管材4の一方の端に当接
させると共に、管材4を押して他方の端をストッパ部材
10に押し当てる。
軸18を管材4内に挿入し、図1に示すように、第1シ
ール部材28が成形部2aを通過した位置にまで挿入す
る。そして、圧液供給機構27を制御して、高圧圧液を
供給通路20を介して管材4内に供給する。
管材1内に吐出され、他の一部は、加圧口26から管材
4と内軸18との間に吐出される。これにより、管材4
は、図3に示すように、まず、加圧口26から吐出され
た高圧圧液により、管材4は、成形部2aの形状に応じ
て径方向に膨出される。
の山を通過した位置にあるので、吐出される高圧圧液の
作用と、軸方向圧縮力との相互作用により、成形部2a
では最初の山の形状に応じて、管材4が膨出される。そ
して、内軸18がアクチュエータ34により移動され
て、更に管材4内に挿入され、挿入に応じて成形部2a
の形状に応じて、蛇腹の山が順次、図3に示す状態では
図面に対して左側から右側に順次、膨出成形される。吐
出口24から吐出された高圧圧液は、管材4に内圧とし
て作用し、管材4に加わる軸方向圧縮力により管材4が
座屈するのを防止する。
の移動速度を調整することにより、内軸18の移動速度
が遅いときには、管材4は成形部2aの形状とほぼ同じ
形状に膨出成形される。内軸18の移動速度が速いとき
には、管材4は成形部2aの形状よりも膨出量は小さく
なり、蛇腹の山は低くなる。このように、金型1を変更
することなく、蛇腹の山の大きさを容易に変更できる。
また、金型1を多数に分割することなく、蛇腹形状に形
成できるので、装置の構成が容易になる。
形態について、図4、図5によって説明する。尚、前述
した実施形態と同じ部材については同一番号を付して詳
細な説明を省略する。図4に示すように、本第2実施形
態では、金型1の両挿入部2b,2cにそれぞれ押込み
型51,52が摺動可能に挿入されており、押込み型5
1,52の先端に前述したと同様に段部が形成されて、
段部が管材4の両端に接触するように構成されている。
を用いたアクチュエータ54,56が接続されており、
アクチュエータ54,56を駆動して管材4に軸方向圧
縮力を付与することができるように構成されている。
尚、本実施形態では、押込み型51,52、アクチュエ
ータ54,56により押込み機構58を構成している。
56のシリンダロッド58,60と両押込み型51,5
2とに摺動可能に挿通されている。両内軸62,64の
先端は、押込み型51,52を貫通して管材4内に挿入
されており、その先端にはそれぞれ一対の第1、第2シ
ール部材66〜69が装着されている。第1、第2シー
ル部材66〜69の間隔は、図5に示すように、先端側
の第1シール部材66,68が成形部2aの内側にある
ときに、第2シール部材67,69は成形部2aの外側
にあるように配置されている。
油圧シリンダ等を用いたアクチュエータ70,72が接
続されており、アクチュエータ70,72を駆動して、
内軸62,64を移動させることができるように構成さ
れている。また、一方の内軸62には、供給通路74が
形成されており、供給通路74は、金型1の外部で径方
向に向かって開口した供給口76と、内軸62の先端に
軸方向に向かって開口すると共に管材4内で開口した加
圧口78と、第2シール部材67よりも外側で径方向に
向かって開口した吐出口80とを連通するように形成さ
れている。
作動について説明する。前述したと同様に、管材4をキ
ャビティ2内に挿入し、アクチュエータ54,56を駆
動して押込み型51,52により管材4に軸方向圧縮力
を付与する。また、アクチュエータ70,72を駆動し
て、内軸62,64を管材4内に挿入する。
の両先端が成形部2aの中央にまで挿入される。そし
て、圧液供給機構27から高圧圧液が供給通路74を介
して供給される。加圧口78から吐出された高圧圧液は
管材4を成形部2aの形状に応じて膨出成形する。一
方、吐出口80から吐出された高圧圧液は、管材4が軸
方向圧縮力により座屈するのを防止するように作用す
る。
して両内軸62,64を互いに離間する方向に移動す
る。これにより、蛇腹の山が成形部2aの中央から順に
外側に向かって形成される。この第2実施形態でも、両
内軸62,64の移動速度を遅くすると、蛇腹の山は成
形部2aの形状に応じて高く形成される。移動速度を速
くすると、蛇腹の山は低く形成されるので、金型1を変
更することなく、蛇腹の形状を変更できる。
いて説明する。金型81には、蛇腹形状の成形部82
と、膨張部84とを有するキャビティ86が形成されて
いる。キャビティ86には管材4が挿入され、管材4内
の成形部82側には、前述したと同様の内軸88が挿入
されると共に、管材4の端には押込み型90が当接され
ている。
2が挿入されると共に、管材4の端に接触して軸方向圧
縮力を付与できるようにされている。また、供給軸92
には、管材4内に開口した給水口94が形成されてお
り、給水口94から管材4内に高圧圧液を供給できるよ
うにされている。
を管材4内に供給して、膨張部84の形状に応じて管材
4を膨張形成した後、前述したと同様に、内軸88を移
動して管材4に蛇腹を形成するようにしてもよい。以上
本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態
様で実施し得る。
方法及びその装置は、内軸の速度を制御することによ
り、金型を交換することなく、膨出量を調整できるとい
う効果を奏する。また、金型を多数に分割することな
く、蛇腹形状にバルジ加工することもできる。
概略構成図である。
の状態を示す説明図である。
成図である。
成図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 金型により形成されるキャビティ内に管
材を挿入し、軸押し機構により押込み型を駆動して前記
管材に軸方向圧縮力を付与しながら、前記管材内部に圧
液供給機構から高圧圧液を供給して前記管材を前記キャ
ビティの形状に応じて加工するバルジ加工方法におい
て、 前記管材内に移動可能に挿入される内軸に前記管材内に
圧液を供給する供給通路を形成し、前記内軸を移動しな
がら前記管材を加工することを特徴とするバルジ加工方
法。 - 【請求項2】 金型により形成される蛇腹成型用のキャ
ビティ内に管材を挿入し、軸押し機構により押込み型を
駆動して前記管材に軸方向圧縮力を付与しながら、前記
管材内部に圧液供給機構から高圧圧液を供給して前記管
材を前記キャビティの形状に応じて加工するバルジ加工
方法において、 前記管材内に移動可能に挿入される内軸に前記管材内に
圧液を供給する供給通路を形成し、前記供給通路からの
圧液の供給箇所を移動しながら前記蛇腹を形成すること
を特徴とするバルジ加工方法。 - 【請求項3】 前記管材の両側に設けた押込み型により
前記管材に軸方向圧縮力を付与し、かつ、前記管材の両
側から前記両押込み型に挿通した前記内軸を移動しなが
ら前記管材を加工することを特徴とする請求項1又は請
求項2記載のバルジ加工方法。 - 【請求項4】 金型により形成されるキャビティ内に管
材を挿入し、軸押し機構により押込み型を駆動して前記
管材に軸方向圧縮力を付与しながら、前記管材内部に圧
液供給機構から高圧圧液を供給して前記管材を前記キャ
ビティの形状に応じて加工するバルジ加工装置におい
て、 前記管材内に移動可能に挿入され、前記管材内に圧液を
供給する供給通路が形成された内軸と、該内軸を移動さ
せる移動機構とを備えたことを特徴とするバルジ加工装
置。 - 【請求項5】 金型により形成される蛇腹成型用のキャ
ビティ内に管材を挿入し、軸押し機構により押込み型を
駆動して前記管材に軸方向圧縮力を付与しながら、前記
管材内部に圧液供給機構から高圧圧液を供給して前記管
材を前記キャビティの形状に応じて加工するバルジ加工
装置において、 前記管材の両側に押込み型を設けると共に、 前記管材の両側から前記両押込み型に挿通して前記管材
内に移動可能に挿入した内軸と、該内軸に形成され前記
管材内に圧液を供給する供給通路と、前記内軸を移動さ
せる移動機構とを備えたことを特徴とするバルジ加工装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000141755A JP2001321841A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | バルジ加工方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000141755A JP2001321841A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | バルジ加工方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001321841A true JP2001321841A (ja) | 2001-11-20 |
Family
ID=18648830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000141755A Pending JP2001321841A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | バルジ加工方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001321841A (ja) |
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2000
- 2000-05-15 JP JP2000141755A patent/JP2001321841A/ja active Pending
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CN109013819B (zh) * | 2018-09-26 | 2023-10-13 | 宁波市江北保隆消声系统制造有限公司 | 一种波纹弯管的生产方法 |
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