JP2017531741A - 布地増強組成物 - Google Patents

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Abstract

少なくとも0.1重量%の式(A)の布地柔軟化活性物質を含む、布地増強組成物。{[R2]2N+[CH2−CH(CH3)−O−C(=O)−R1][CH(CH3)−CH2−O−C(=O)−R1]}X−(式中、各R2は独立して、水素、短鎖C1〜C6のアルキル、C1〜C3のヒドロキシアルキル基、ポリ(C2〜3のアルコキシ)、又はベンジルのいずれかであり、各R1は独立して、11〜21個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、X−は任意の布地増強剤相溶性アニオンである)。本組成物は、50重量%以下のジエステル第四級アンモニウム化合物を含む。

Description

本発明は、布地柔軟剤などの布地増強組成物に関する。具体的には、本発明は、高度な柔軟化性能、及び、特に高温での良好な貯蔵安定性を提供し、かつ十分な粘度を有する、布地柔軟剤活性物質を含む、布地増強組成物に関する。
2個の疎水性長鎖炭化水素部分を担持する第四級アンモニウム塩は、布地増強組成物中の活性物質としての広範囲の使用が認められてきた。メチルトリエタノールアンモニウムメチルスルフェート脂肪酸ジエステル及びジメチルジエタノールアンモニウムクロリド脂肪酸ジエステルは、周知の柔軟化活性物質である。米国特許第8,813,199号には、新たなクラスの第四級アンモニウム塩が記載されており、それらを含む水性の布地増強組成物は、高温で特に安定である。
米国特許第8,813,199号
しかしながら、組成物における良好な柔軟化性能、良好な貯蔵安定性、及び良好な粘度等の付加的な利益を提供する新たな布地柔軟剤を発見する必要性は、依然として存在する。
本発明は、0.1重量%〜50重量%の式(A)の布地柔軟化活性物質を含む、布地増強組成物に関する。
{[R[CH−CH(CH)−O−C(=O)−R][CH(CH)−CH−O−C(=O)−R]}X
各Rは独立して、水素、短鎖C〜Cのアルキル、C〜Cのヒドロキシアルキル基、ポリ(C2〜3のアルコキシ)、又はベンジルのいずれかである。
各Rは独立して、11〜21個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基である。
は任意の布地増強剤相溶性アニオンである。
本組成物は、50重量%以下のジエステル第四級アンモニウム化合物を含む。
本発明者らは、本発明の組成物が良好な柔軟化性能、良好な貯蔵安定性、及び/又は良好な粘度を呈し得るということを見出した。
別途指定されない限り、パーセンテージ及び比率は、重量単位で表される。
式Aの布地柔軟化活性物質
本発明の布地増強組成物は、0.1重量%〜50重量%の式Aの布地柔軟化活性物質を含む:
{[R[CH−CH(CH)−O−C(=O)−R][CH(CH)−CH−O−C(=O)−R]}X
各Rは独立して、水素、短鎖C〜Cのアルキル、C〜Cのヒドロキシアルキル基、ポリ(C2〜3のアルコキシ)、又はベンジルのいずれかである。好ましくは、各Rは独立して、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシイソプロピル、ポリエトキシ又はポリプロポキシであり、好ましくは各Rはメチルである。
各Rは独立して、11〜21個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基である。好ましくは、各Rは独立して、13〜19個、好ましくは15〜17個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基である。
は任意の布地増強剤相溶性アニオンである。好ましくは、Xは、クロリド、ブロミド、メチルスルフェート、エチルスルフェート、スルフェート、又はニトレートである。好ましくは、Xは、クロリド又はメチルスルフェートである。
各Rは、飽和又は不飽和であってもよい。Rに対応する脂肪酸は、12〜22個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基である。好ましくは、R1に対応する脂肪酸は独立して、14〜20個、好ましくは16〜18個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基である。Rに対応する脂肪酸は、0〜50(例えば2〜50、又は5〜40、又は15〜35)のヨウ素価を有し得る。
好ましくは、本組成物は、式Aの布地柔軟化活性物質を、0.2重量%〜30重量%、好ましくは0.3重量%〜15重量%、好ましくは0.5重量%〜10重量%含む。本組成物は、式Aの布地柔軟化活性物質を、5重量%未満、又は2重量%未満を含んでもよい。
式Aの布地柔軟化活性物質のパーセンテージは、本組成物(希釈又は濃縮された組成物)中の柔軟化活性物質の所望の濃度、及び他の柔軟化活性物質の存在又は非存在に依存し得る。
式Aの布地柔軟化活性物質は、任意の公知のプロセス、例えば実施例1で使用されるプロセスによって得ることができる。式Aの布地柔軟化活性物質は、(2−ヒドロキシプロピル)−(1−メチル−2−ヒドロキシエチル)−メチルアミン、及びビス−(2−ヒドロキシプロピル)−メチルアミンを0.05〜0.20のモル比で含有する混合物を、平均鎖長が12〜22個の炭素原子、好ましくは16〜18個の炭素原子である脂肪酸と、脂肪酸対アミンのモル比を1.51〜2.0として160〜220℃の温度にて反応混合物の酸価が1〜10mg KOH/gの範囲になるまで水を除去することにより反応させる工程と、ジメチルスルフェート対アミンのモル比を0.90〜0.97、好ましくは0.92〜0.95として反応混合物の全アミン価が1〜8mg KOH/gの範囲になるまでジメチルスルフェートと更に反応させる工程とを含むプロセスによって、得ることができる。
付加的な布地柔軟化活性物質
布地増強組成物は、付加的な布地柔軟化活性物質を、式Aの布地柔軟化活性物質に加えて含んでもよい。布地増強組成物には、0.1重量%〜50重量%、好ましくは2重量%〜30重量%、好ましくは3重量%〜25重量%の付加的な布地柔軟化活性物質を含んでもよい。布地増強組成物は、1〜50重量%、好ましくは2重量%〜30重量%、好ましくは3重量%〜25重量%の布地柔軟化活性物質の総量を含むことができる。全布地柔軟化活性物質には、式Aの布地柔軟化活性物質と付加的な布地柔軟化活性物質とを含むことができ、好ましくは、それらから構成される。
付加的な布地柔軟化活性物質は、他の第四級アンモニウム化合物、特に、式Bの布地柔軟化活性物質等の他のジエステル第四級アンモニウム化合物(下に定義される通り)、アミン、脂肪酸エステル、ショ糖エステル、シリコーン、分散性ポリオレフィン、粘土、多糖類、脂肪酸、軟化油、ポリマーラテックス、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み得る。
布地増強組成物には、付加的な第四級アンモニウム化合物(クォート)、特に、式Bの布地柔軟化活性物質等の、他のジエステル第四級アンモニウム化合物を含んでもよい。
クォート−好適なクォートとしては、エステルクォート、アミドクォート、イミダゾリンクォート、アルキルクォート、アミドエステル(amdioester)クォート、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。好適なエステルクォートとしては、モノエステルクォート、ジエステルクォート、トリエステルクォート及びこれらの混合物からなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。一態様において、好適なエステルクォートは、脂肪酸部分対アミン部分のモル比が1.85〜1.99、脂肪酸部分の平均鎖長が炭素原子16〜18個であり、遊離脂肪酸について計算された脂肪酸部分のヨウ素価が0〜140、又は0.5〜60、15〜50又は15〜25である、ビス−(2−ヒドロキシプロピル)−ジメチルアンモニウムメチルスルフェートの脂肪酸エステルである。一態様では、ビス−(2−ヒドロキシプロピル)−ジメチルアンモニウムメチルスルフェートの脂肪酸エステルの不飽和脂肪酸部分の二重結合のシス−トランス比は、それぞれ55:45〜75:25である。好適なアミドクォートとしては、モノアミドクォート、ジアミドクォート、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。好適なアルキルクォートとしては、モノアルキルクォート、ジアルキルクォート、トリアルキルクォート、テトラアルキルクォート、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。
布地柔軟化活性物質は、脂肪酸とアミノアルコールとの反応生成物から形成され得、これはモノエステル化合物、ジエステル化合物、及び一実施形態ではトリエステル化合物の混合物を生じる。布地柔軟化活性物質は、1つ又は2つ以上の柔軟剤第四級アンモニウム化合物、例えば、モノアルキル第四級アンモニウム化合物、ジアルキル第四級アンモニウム化合物、ジアミド第四級化合物、ジエステル第四級アンモニウム化合物、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
布地柔軟化活性物質は、ジエステル第四級アンモニウム又はプロトン化ジエステルアンモニウム(以下「DQA」)化合物組成物を含んでもよい。DQA化合物組成物はまた、ジアミド布地柔軟化活性物質と、混合アミド及びエステル結合並びに上述のジエステル結合を有する布地柔軟化活性物質とを包含し、これらの全てを本明細書ではDQAと呼ぶ。
一態様において、前記布地柔軟化活性物質は、次式:
{R4−m−N−[X−Y−R}X (1)
(式中、各Rは、水素、短鎖C〜C、一態様では、C〜Cのアルキル基又はヒドロキシアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチルなど、ポリ(C2〜3のアルコキシ)、ポリエトキシ、ベンジル、又はこれらの混合物のいずれかを含み;各Xは、独立して、(CH)n、Ch−CH(CH)−又はCH−(CH)−CH−であり;各Yは、−O−(O)C−、−C(O)−O−、NR−C(O)−、又は−C(O)−NR−を含み得;各mは、2又は3であり;各nは、1〜約4、一態様では2であり;各R中の炭素数の合計(Yが−O−(O)C−又は−NR−C(O)−であるときには1を加える)は、C12〜C22、又はC14〜C20であり得、各Rは、ヒドロカルビル又は置換ヒドロカルビル基であり得;Xは任意の柔軟剤相溶性アニオンを含み得る)の化合物を含み得る。柔軟剤相溶性アニオンは、クロリド、ブロミド、メチルスルフェート、エチルスルフェート、スルフェート、及びニトレートを含み得る。柔軟剤相溶性アニオンは、クロリド又はメチルスルフェートを含み得る。
布地柔軟化活性物質は、一般式:
[RCHCH(YR)(CHYR)]X
(式中、各Y、R、R、及びXは、上記と同じ意味を有する)の化合物を含み得る。そのような化合物としては、次式:
[CH(+)[CHCH(CHO(O)CR)O(O)CR]C1(−) (2)
(式中、各Rは、メチル基又はエチル基を含み得る)を有するものが挙げられる。一態様では、各Rは、C15〜C19基を含み得る。本明細書で使用する場合、ジエステルが明記されているとき、それは存在するモノエステルを含むことができる。
これらのタイプの薬剤及びそれらの一般的な製造方法は、米国特許第4,137,180号に開示されている。好適なDEQA(2)の例は、式1,2−ジ(アシルオキシ)−3−トリメチルアンモニオプロパンクロリドを含む「プロピル」エステル第四級アンモニウム布地柔軟剤活性物質である。
布地柔軟化活性物質は、次式:
[R4−m−N−R ]X (3)
(式中、各R、R、m及びX−は、上記と同じ意味を有する)の化合物を含み得る。
布地柔軟化活性物質は、次式:
Figure 2017531741
(式中、各R、R、及びAは、上記と同じ意味を有し;RはC1〜6のアルキレン基を含み得、一態様ではエチレン基を含み得、Gは酸素原子又は−NR−基を含み得る)の化合物を含み得る。
布地柔軟化活性物質は、次式:
Figure 2017531741
(式中、R、R及びGは、上記の通り定義される)の化合物を含み得る。
布地柔軟化活性物質は、脂肪酸とジアルキレントリアミンとの、例えば分子量比約2:1の縮合反応生成物を含み得、この反応生成物は次式の化合物を含有する:
−C(O)−NH−R−NH−R−NH−C(O)−R (6)
(式中、R、Rは上記の通り定義され、各RはC1〜6アルキレン基、一態様ではエチレン基であり、反応生成物は、任意に、ジメチルスルフェートなどのアルキル化剤の添加によって四級化されてもよい。そのような四級化反応生成物に関する付加的な詳細は、米国特許第5,296,622号に記載されている。
布地柔軟化活性物質は、次式:
[R−C(O)−NR−R−N(R)−R−NR−C(O)−R (7)
(式中、R、R、R、R、及びA−は、上記の通り定義される)の化合物を含み得る。
布地柔軟化活性物質は、脂肪酸とヒドロキシアルキルアルキレンジアミンとの、分子量比約2:1の反応生成物を含み得、前記反応生成物は次式:
−C(O)−NH−R−N(ROH)−C(O)−R (8)
(式中、R、R、及びRは、上記の通り定義される)の化合物を含有する。
布地柔軟化活性物質は、次式:
Figure 2017531741
(式中、R、R、R、及びAは、上記の通り定義される)の化合物を含み得る。
布地柔軟化活性物質は、次式:
Figure 2017531741
(式中:
は、C2〜3アルキル基、一態様ではエチル基であり;
及びXは、独立して、C1〜6の直鎖又は分枝鎖アルキル又はアルケニル基、一態様では、メチル、エチル又はイソプロピルであり;
及びRは、独立して、C8〜22の直鎖又は分枝鎖アルキル又はアルケニル基であり;
以下のことを特徴とする:
A及びBは、−O−(C=O)−、−(C=O)−O−又はこれらの混合物からなる群から独立して選択され、一態様では−O−(C=O)−である)の化合物を含み得る。
式(1)を有する布地柔軟化活性物質の非限定的な例は、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(タロウオイル−オキシ−エチル)N,Nジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)N−(2ヒドロキシエチル)N−メチルアンモニウムメチルスルフェートである。
式(2)を有する布地柔軟化活性物質の非限定的な例は、1,2−ジ(ステアロイル−オキシ)3−トリメチルアンモニウムプロパンクロリドである。
式(3)を有する布地柔軟化活性物質の非限定的な例は、ジカノーラジメチルアンモニウムクロリド、ジ(硬質)タロウジメチルアンモニウムクロリド、ジカノーラジメチルアンモニウムメチルスルフェート、及びこれらの混合物等のジアルキレンジメチルアンモニウム塩を含む。本発明で使用可能な市販のジアルキレンジメチルアンモニウム塩の例は、Witco Corporationから商品名Adogen(登録商標)472で入手可能なジオレイルジメチルアンモニウムクロリド、及びAkzo Nobel Arquad 2HT75から入手可能なジ硬質タロウジメチルアンモニウムクロリドである。
式(4)を有する布地柔軟化活性物質の非限定的な例は、Witco Corporationから商品名Varisoft(登録商標)で市販されている、1−メチル−1−ステアロイルアミドエチル−2−ステアロイルイミダゾリニウムメチルスルフェート(式中、Rは非環式脂肪族C15〜C17炭化水素基であり、Rはエチレン基であり、GはNH基であり、Rはメチル基であり、Aはメチルスルフェートアニオンである)である。
式(5)を有する布地柔軟化活性物質の非限定的な例は、1−タロウイルアミドエチル−2−タロウイルイミダゾリン(式中、Rは、非環式脂肪族C15〜C17炭化水素基であり、Rはエチレン基であり、GはNH基である)である。
式(6)を有する布地柔軟化活性物質の非限定的な例は、脂肪酸とジエチレントリアミンとの分子量比約2:1の反応生成物であり、前記反応生成物混合物は、次式のN,N”−ジアルキルジエチレントリアミンを含有する:
−C(O)−NH−CHCH−NH−CHCH−NH−C(O)−R
(式中、Rは、Henkel Corporationから入手可能なEmersol(登録商標)223LL又はEmersol(登録商標)7021などの、植物又は動物源から誘導された市販の脂肪酸のアルキル基であり、R及びRは、二価エチレン基である)。
脂肪酸は、全部又は一部分、再生可能資源から植物材料の抽出、植物材料からの発酵によって得られ得る、かつ/又は藻類若しくは酵母などの遺伝子組換え生物によって得られ得る。
化合物(7)の非限定的な例は、次式:
[R−C(O)−NH−CHCH−N(CH)(CHCHOH)−CHCH−NH−C(O)−RCHSO
(式中、Rは、アルキル基である)を有するジ脂肪アミドアミン系柔軟剤である。このような化合物の例は、WitCo Corporationから例えば商品名Varisoft(登録商標)222LTで市販されているものである。
式(8)を有する布地柔軟化活性物質の例は、脂肪酸とN−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミンとの分子量比約2:1の反応生成物であり、前記反応生成物混合物は、次式の化合物を含有する:
−C(O)−NH−CHCH−N(CHCHOH)−C(O)−R
(式中、R−C(O)は、Henkel Corporationから入手可能なEmersol(登録商標)223LL又はEmersol(登録商標)7021などの、植物又は動物源から誘導された市販の脂肪酸のアルキル基である)。
式(9)を有する布地柔軟化活性物質の例は、次式:
Figure 2017531741
(式中、Rは、脂肪酸から誘導される)を有するジ四級化合物である。このような化合物は、Witco Companyから入手可能である。
式(10)を有する布地柔軟化活性物質の非限定的な例は、ジアルキルイミダゾリンジエステル化合物であり、この化合物は、N−(2−ヒドロキシエチル)−1,2−エチレンジアミン又はN−(2−ヒドロキシイソプロピル)−1,2−エチレンジアミンと、脂肪酸でエステル化されたグリコール酸との、反応生成物であり、この脂肪酸は、(水素添加)タロウ脂肪酸、パーム脂肪酸、水素添加パーム脂肪酸、オレイン酸、ナタネ脂肪酸、水素添加ナタネ脂肪酸又は上記のものの混合物である。
上で開示した柔軟剤活性物質の組み合わせが、本発明における使用に好適であることは理解されるであろう。
アニオンA
本明細書におけるカチオン性窒素塩において、アニオンAは、任意の柔軟剤相溶性アニオンを含み、電気的中性をもたらす。殆どの場合、これらの塩において電気的中性をもたらすために使用されるアニオンは、強酸由来のものであり、特にハリド、例えばクロリド、ブロミド又はヨージドであるが、他のアニオン、例えばメチルスルフェート、エチルスルフェート、アセテート、ホルメート、スルフェート、カーボネート、脂肪酸アニオンなどを使用してもよい。アニオンAは、クロリド又はメチルスルフェートを含み得る。アニオンは、二重電荷を有し得る。この態様では、Aが、基の半分を表す。
一実施形態において、布地柔軟化活性物質は、ジタロウオイルオキシエチルジメチルアンモニウムクロリド、二水素添加タロウオイルオキシエチルジメチルアンモニウムクロリド、ジタロウジメチルアンモニウムクロリド、二水素添加タロウジメチルアンモニウムクロリド、ジタロウオイルオキシエチルメチルヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート、二水素添加タロウオイルオキシエチルメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド、又はこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含み得る。
好ましくは、布地増強組成物は、0.2重量%〜30重量%、又は0.3重量%〜15重量%、又は0.5重量%〜10重量%の第四級アンモニウム化合物を含む。
本組成物は、50重量%以下のジエステル第四級アンモニウム化合物を含む。好ましくは、布地増強組成物は、0.2重量%〜30重量%、又は0.3重量%〜15重量%、又は0.5重量%〜10重量%のジエステル第四級アンモニウム化合物を含む。
布地増強組成物は、式Bの布地柔軟化活性物質を含み得る:
{[R[CH−CH(CH)−O−C(=O)−R}X
各Rは独立して、水素、短鎖C〜Cのアルキル、C〜Cのヒドロキシアルキル基、ポリ(C2〜3のアルコキシ)、ベンジル、又はこれらの混合物のいずれかである。好ましくは、各Rは独立して、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシイソプロピル、ポリエトキシ又はポリプロポキシであり、好ましくは各Rはメチルである。
各Rは独立して、11〜21個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基である。好ましくは、各Rは独立して、13〜19個、好ましくは15〜17個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基である。
は任意の布地増強剤相溶性アニオンである。好ましくは、Xは、クロリド、ブロミド、メチルスルフェート、エチルスルフェート、スルフェート、又はニトレートである。好ましくは、Xは、クロリド又はメチルスルフェートである。
好ましくは、布地増強組成物は、式Bの布地柔軟化活性物質を、0.2重量%〜30重量%、好ましくは0.3重量%〜15重量%、好ましくは0.5重量%〜10重量%含む。布地増強組成物は、5重量%未満又は2重量%未満の式Bの布地柔軟化活性物質を含み得る。
布地増強組成物は、アミンを含む布地柔軟剤活性物質を含み得る。
好適なアミンとしては、アミドエステルアミン、アミドアミン、イミダゾリンアミン、アルキルアミン、アミドエステル(amdioester)及びこれらの混合物からなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない好適なエステルアミンとしては、モノエステルアミン、ジエステルアミン、トリエステルアミン及びこれらの混合物からなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。好適なアミドクォートとしては、モノアミドアミン、ジアミドアミン及びこれらの混合物からなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。好適なアルキルアミンとしては、モノアルキルアミン、ジアルキルアミンクォート、トリアルキルアミン及びこれらの混合物からなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。
布地増強組成物は、多糖を含む布地柔軟剤活性物質を含み得る。
多糖は、カチオンデンプンを含み得る。布地増強組成物は、本組成物の約0.1重量〜約7重量%、代替的に約0.1重量%〜約5重量%、代替的に約0.3重量%〜約3重量%、代替的に約0.5重量%〜約2.0重量%のレベルでカチオンデンプンを含み得る。本組成物での使用に好適なカチオンデンプンは、Cerestarから商品名CBOND(登録商標)で、及びNational Starch and Chemical Companyから商品名CATO(登録商標)2Aで市販されている。
布地増強組成物は、ショ糖エステルを含む布地柔軟剤活性物質を含み得る。
ショ糖エステルは、通例、ショ糖及び脂肪酸から誘導される。ショ糖エステルは、ヒドロキシル基の1つ又は2つ以上がエステル化されているショ糖部分で構成されている。
ショ糖は次式を有する二糖である。
Figure 2017531741
代替的に、ショ糖分子を式M(OH)(式中、Mは二糖主鎖である)によって表すことができ、この分子中には合計8個のヒドロキシル基がある。
したがって、ショ糖エステルを次式によって表すことができる:
M(OH)8−x(OC(O)R
式中、xは、エステル化されているヒドロキシル基の数である一方で、(8−x)は、未変化のままであるヒドロキシル基であり;xは1〜8、代替的に2〜8、代替的に3〜8、又は4〜8から選択される整数であり、R部分は、C〜C22のアルキル又はC〜C30のアルコキシから独立して選択され、直鎖状であるか分岐しており、環式であるか非環式であり、飽和又は不飽和であり、置換されているか非置換である。
一実施形態において、R部分は、独立して選択される様々な鎖長を有する直鎖状アルキル又はアルコキシ部分を含む。例えば、Rは、直鎖の約20%よりも多くがC18であり、代替的に直鎖の約50%よりも多くがC18であり、代替的に直鎖の約80%よりも多くがC18である直鎖状アルキル又はアルコキシ部分の混合物を含むこともある。
別の実施形態では、R部分は、飽和及び不飽和アルキル又はアルコキシ部分の混合物を含み;不飽和度は、標準AOCS法によって測定されるような「ヨウ素価」(以降「IV」と呼ぶ)によって測定することができる。本明細書における使用に好適なショ糖エステルのIVは、約1〜約150、又は約2〜約100、又は約5〜約85の範囲である。R部分を水素添加して、不飽和度を低減させてもよい。より高いIV、例えば、約40〜約95、が好ましい場合には、オレイン酸、並びにダイズ油及びキャノーラ油から誘導された脂肪酸が出発材料である。
更なる実施形態において、不飽和R部分は、不飽和部位について「シス」型と「トランス」型の混合物を含み得る。「シス」/「トランス」比は、約1:1〜約50:1、又は約2:1〜約40:1、又は約3:1〜約30:1、又は約4:1〜約20:1の範囲であってよい。
布地増強組成物は、分散性ポリオレフィンを含む布地柔軟剤活性物質を含み得る。
ポリオレフィンは、ワックス、エマルジョン、分散液又は懸濁液の形態であり得る。非限定的な例を以下に記載する。
ポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はこれらの組み合わせから選択される。ポリオレフィンは、カルボキシル、アルキルアミド、スルホン酸、又はアミド基のような様々な官能基を含有するように、少なくとも部分的に変性され得る。ポリオレフィンは少なくとも部分的にカルボキシ変性されており、すなわち言い換えれば、酸化されている。
配合を容易にするために、分散性ポリオレフィンは、乳化剤の使用により分散されたポリオレフィンの懸濁液又はエマルジョンンとして導入され得る。ポリオレフィン懸濁液又はエマルジョンは、約1重量%〜約60重量%、代替的に約10重量%〜約55重量%、代替的に約20重量%〜約50重量%のポリオレフィンを含み得る。ポリオレフィンは、約20°〜約170℃、代替的に約50°〜約140℃のワックス滴点を有し得る(ASTM D3954−94,volume 15.04−−−「Standard Test Method for Dropping Point of Waxes」を参照のこと)。好適なポリエチレンワックスは、Honeywell(A−Cポリエチレン)、Clariant(Velustrol(登録商標)emulsion)、及びBASF(LUWAX(登録商標))を含むがこれらに限定されない供給元から市販されている。
エマルジョンを分散性ポリオレフィンと併用する場合には、乳化剤は、いずれの好適な乳化剤であってもよい。非限定的な例としては、アニオン性、カチオン性、非イオン性界面活性剤、又はこれらの組み合わせが挙げられる。しかしながら、ほぼ全ての好適な界面活性剤又は懸濁化剤を乳化剤として使用し得る。分散性ポリオレフィンは、乳化剤をポリオレフィンワックスに対してそれぞれ約1:100〜約1:2、代替的に約1:50〜約1:5の比で使用することにより分散される。
布地増強組成物は、ポリマーラテックスを含む布地柔軟剤活性物質を含み得る。
ポリマーラテックスは、典型的には、1つ又は2つ以上のモノマー、1つ又は2つ以上の乳化剤、反応開始剤、及び当業者にはよく知られている他の構成成分を含むエマルジョン重合によって製造される。一般に、布地ケアの恩恵をもたらすあらゆるポリマーラテックスを本発明の水不溶性布地ケア有益剤として使用することができる。付加的な非限定的な例としては、以下のものなどの、ポリマーラテックスの製造に使用されるモノマーが挙げられる:(1)100%すなわち純粋なブチルアクリレート;(2)少なくとも20%(重量モノマー比)のブチルアクリレートを有する、ブチルアクリレートとブタジエンの混合物;(3)ブチルアクリレートと20%未満(重量比)の他のモノマー(ブタジエンを除く);(4)Cより大きいアルキル炭素鎖を有するアクリルアクリレート;(5)Cより大きいアルキル炭素鎖を有するアクリルアクリレートと、50%(重量モノマー比)の他のモノマー;(6)上述のモノマー系に添加される第3のモノマー(重量モノマー比20%未満);及び(7)これらの組み合わせ。
本発明において好適な布地ケア有益剤類であるポリマーラテックス類としては、約−120℃〜約120℃、代替的に約−80℃〜約60℃のガラス転移温度を有するものが挙げられ得る。好適な乳化剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤が挙げられる。好適な開始剤は、ポリマーラテックスの乳化重合に好適であるものを含む。ポリマーラテックスの粒径直径(χ50)は、約1nm〜約10μm、代替的に約10nm〜約1μm、好ましくは約10nm〜約20nmであることができる。
布地増強組成物は、遊離脂肪酸(C16〜C22飽和及び不飽和を含む、例えばベヘン酸)のような脂肪酸を含む布地柔軟剤活性物質を含み得る。用語「脂肪酸」は、脂肪酸の非プロトン化又はプロトン化形態を含むように本明細書では最も広い意味で使用され;別の化学的部分に結合した又は未結合の脂肪酸、並びに脂肪酸のこれらの種の様々な組み合わせを含む。一実施形態において、布地増強組成物は、脂肪酸を含む付加的な布地柔軟剤活性物質を、0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.2重量%〜4重量%、より好ましくは0.3重量%〜3重量%含む。当業者は、脂肪酸がプロトン化されるか、プロトン化されないかが、一部は、水性組成物のpHによって決まることを容易に理解するであろう。別の実施形態において、脂肪酸は、その非プロトン化形態、すなわち塩形態であり、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなど(しかしこれらに限定されない)の対イオンを伴う。用語「遊離脂肪酸」は、別の化学部分に対して別の化学部分に結合(共有結合又は別様に結合)していない脂肪酸を意味する。
脂肪酸としては、約12〜約25個、約13〜約22個、又は更には約16〜20個の全炭素原子が含有されていて、かつ脂肪部分に約10〜約22個、約12〜約18個、又は更には約14(ミッドカット)〜約18個の炭素原子が含有されているものを挙げることができる。
脂肪酸は、以下のものに由来し得る:(1)動物脂肪及び/又は部分水素添加動物脂肪、例えば牛脂、ラードなど;(2)植物油又は部分水素添加植物油、例えば、カノーラ油、ベニバナ油、ピーナッツ油、ヒマワリ油、ゴマ種子油、ナタネ油、綿実油、トウモロコシ油、ダイズ油、トール油、米ぬか油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、他の熱帯パーム油、アマニ油、キリ油など;(3)熱、圧力、アルカリ異性化反応及び触媒処理を経た亜麻仁油又はキリ油など;(4)飽和(例えばステアリン酸)、不飽和(例えばオレイン酸)、多不飽和(例えばリノール酸)、分岐(例えばイソステアリン酸)又は環状(例えば、多不飽和酸の飽和又は不飽和α−二置換シクロペンチル又はシクロヘキシル誘導体)脂肪酸を生じさせるための、上記のものの混合物。
異なる脂肪源からの脂肪酸の混合物を使用することができる。
本発明の布地柔軟化組成物中に存在する脂肪酸の少なくとも大部分、例えば、組成物中に存在する脂肪酸の総重量の約40重量%〜100重量%、好ましくは約55重量%〜約99重量%、より好ましくは約60重量%〜約98重量%は不飽和であり得るが、完全飽和及び部分飽和脂肪酸を使用することもできる。したがって、本発明の組成物の全脂肪酸の多不飽和脂肪酸の総レベル(TPU)は、本組成物中に存在する脂肪酸の総重量の約0重量%〜約75重量%であり得る。
不飽和脂肪酸のシス/トランス比は、重要であり得、(C18:1材料の)シス/トランス比は、少なくとも約1:1、少なくとも約3:1、約4:1以上、又は更には約9:1以上である。
イソステアリン酸などの分岐脂肪酸もまた、それらが、酸化並びに結果として生じる色及び臭気の質の悪化に対してより安定であり得るので、好適である。
ヨウ素価、すなわち「IV」は、脂肪酸における不飽和度の尺度であり、脂肪酸のIVは、約10〜約140、約15〜約100、又は更には約15〜約60であり得る。
布地増強組成物は、軟化油を含む布地柔軟剤活性物質を含み得る。
軟化油としては、植物油(大豆、ヒマワリ、ヤシ油及びアブラナ等)、炭化水素系油(自然な及び合成石油潤滑油が挙げられ、一態様においては、ポリオレフィン、イソパラフィン及び環式パラフィン)、トリオレイン、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、脂肪酸エステル類(グリセロールモノステアレート及びグリセロールジステアレート等)、脂肪族アルコール類(パルミチン及びステアリルアルコール等)、脂肪族アミン、脂肪酸アミド及び脂肪酸エステルアミンが挙げられるが、これらに限定されない。油を脂肪酸柔軟化剤、粘土及びシリコーンと併用することができる。一実施形態において、布地増強組成物は、軟化油を含む、0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.2重量%〜4重量%、より好ましくは0.3重量%〜3重量%の付加的な布地柔軟剤活性物質を含む。
布地増強組成物は、粘土を含む布地柔軟剤活性物質を含み得る。
布地ケア組成物は、布地ケア活性物質として粘土を含み得る。一実施形態において、粘土は柔軟剤であることができ、又は別の柔軟化活性物質、例えばシリコーンとの共柔軟剤であることができる。好適な粘土としては、地質学的にスメクタイトに分類される材料が挙げられる。
布地増強組成物は、シリコーンを含む布地柔軟剤活性物質を含み得る。
シリコーンの好適なレベルは、組成物の約0.1重量%〜約70重量%、代替的に約0.3重量%〜約40重量%、代替的に約0.5重量%〜約30重量%、代替的に約1重量%〜約20重量%を含み得る。有用なシリコーンは、任意のシリコーン含有化合物であり得る。シリコーンポリマーは、環状シリコーン、ポリジメチルシロキサン、アミノシリコーン、カチオン性シリコーン、シリコーンポリエーテル、シリコーン樹脂、シリコーンウレタン、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。一実施形態において、シリコーンは、ポリジアルキルシリコーン、代替的にポリジメチルシリコーン(ポリジメチルシロキサン又は「PDMS」)、又はこれらの誘導体である。別の実施形態において、シリコーンは、アミノ官能性シリコーン、アミノ−ポリエーテルシリコーン、アルキルオキシル化シリコーン、カチオン性シリコーン、エトキシ化シリコーン、プロポキシ化シリコーン、エトキシ化/プロポキシ化シリコーン、第四級シリコーン、又はこれらの組み合わせから選択される。
別の実施形態において、シリコーンは、次式:
[RSiO1/2(j+2)[(RSi(X−Z)O2/2[RSiO2/2[RSiO3/2
(式中、
jは、0〜約98の整数であり、一態様では、jは、0〜約48の整数であり;一態様では、jは、0であり;
kは、0〜約200の整数であり、一態様では、kは、0〜約50であり、k=0であるとき、R、R、又はRのうちの少なくとも1つは、−X−Zであり;
mは、4〜約5,000の整数であり、一態様では、mは、約10〜約4,000の整数であり、別の態様では、mは、約50〜約2,000の整数であり;
、R、及びRは、H、OH、C〜C32アルキル、C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、C〜C32アルキルアリール、C〜C32置換アルキルアリール、C〜C32アルコキシ、C〜C32置換アルコキシ、及びX−Zからなる群から各々独立して選択され;
各Rは、H、OH、C〜C32アルキル、C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、C〜C32アルキルアリール、C〜C32置換アルキルアリール、C〜C32アルコキシ、及びC〜C32置換アルコキシからなる群から独立して選択され;
前記アルキルシロキサンポリマー中の各Xは、2〜12個の炭素原子を含む置換又は非置換二価アルキレンラジカルを含み、一態様では、各二価アルキレンラジカルは、独立して−(CH−からなる群から選択され、sは約2〜約8、約2〜約4の整数であり;一態様において、前記アルキルシロキサンポリマー中の各Xは、−CH−CH(OH)−CH、−CH−CH−CH(OH)−、及び
Figure 2017531741
からなる群から選択される置換二価アルキレンラジカルであり;
各Zは、
Figure 2017531741
からなる群から独立して選択されるが、但し、Zがクォートであるとき、Qはアミド、イミン又は尿素部分であることができないこと、及びQが、アミド、イミン、又は尿素部分である場合には、前記アミド、イミド、又は尿素部分と同じ窒素に結合されている付加的なQはいずれも、H又はC〜Cアルキルでなければならず、一態様では前記付加的なQがHであることを条件とし;Zに関し、An−は、好適な電荷平衡アニオンである)を有するランダム又はブロック状オルガノシリコーンポリマーから選択され得る。一態様において、An−は、Cl、Br、I、メチルスルフェート、トルエンスルホネート、カルボキシレート、及びホスフェートからなる群から選択され、前記オルガノシリコーン中の少なくとも1つのQは
−CH−CH(OH)−CH−R
Figure 2017531741
からなる群から独立して選択され;
前記オルガノシリコーン中の各付加的なQは、H、C〜C32アルキル、C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、C〜C32アルキルアリール、C〜C32置換アルキルアリール、−CH−CH(OH)−CH−R
Figure 2017531741
からなる群から独立して選択され;
式中、各Rは、H、C〜C32アルキル、C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、C〜C32アルキルアリール、C〜C32置換アルキルアリール、−(CHR−CHR−O−)−L及びシロキシ残基からなる群から独立して選択され;
各Rは、独立して、H、C〜C18アルキルから選択され;
各Lは、独立して−C(O)−R又は
から選択され;
wは、0〜約500の整数であり、一態様では、wは、1〜約200の整数であり、一態様では、mは、約1〜約50の整数であり;
各Rは、H、C〜C32アルキル;C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、C〜C32アルキルアリール、C〜C32置換アルキルアリール及びシロキシ残基からなる群から独立して選択され;
各Tは、H、
Figure 2017531741
から独立して選択され;
式中、前記オルガノシリコーンの各vは、1〜約10の整数であり、一態様では、vは1〜約5の整数であり、前記オルガノシリコーンの各Qの全ての添え字vの合計は、1〜約30、又は1〜約20、又は更には1〜約10の整数である。
別の実施形態において、シリコーンは、次式:
[RSiO1/2(j+2)[(RSi(X−Z)O2/2[RSiO2/2[RSiO3/2
(式中、
jは、0〜約98の整数であり、一態様では、jは、0〜約48の整数であり;一態様では、jは、0であり;
kは、0〜約200の整数であり、k=0であるとき、R、R、又はRのうちの少なくとも1つは、−X−Zであり;一態様では、kは、0〜約50の整数であり;
mは、4〜約5,000の整数であり、一態様では、mは、約10〜約4,000の整数であり、別の態様では、mは、約50〜約2,000の整数であり;
、R及びRは、H、OH、C〜C32アルキル、C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、C〜C32アルキルアリール、C〜C32置換アルキルアリール、C〜C32アルコキシ、C〜C32置換アルコキシ及びX−Zからなる群から各々独立して選択され;
各Rは、H、OH、C〜C32アルキル、C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、C〜C32アルキルアリール、C〜C32置換アルキルアリール、C〜C32アルコキシ、及びC〜C32置換アルコキシからなる群から独立して選択され;
各Xは、2〜12個の炭素原子を含む置換又は非置換二価アルキレンラジカルを含み、一態様において、各Xは、−(CH−O−;−CH−CH(OH)−CH−O−;
Figure 2017531741
からなる群から独立して選択され、
式中、各sは独立して約2〜約8の整数であり、一態様では、sは、約2〜約4の整数であり;
前記オルガノシロキサン中の少なくとも1つのZは、R
Figure 2017531741
からなる群から選択され;但し、Xが
Figure 2017531741
であるときには、Z=−OR
Figure 2017531741
であることを条件とし;
は、好適な電荷平衡アニオンである)を有するランダム又はブロック状オルガノシリコーンポリマーから選択され得る。一態様において、Aは、Cl、Br
、メチルスルフェート、トルエンスルホネート、カルボキシレート及びホスフェートからなる群から選択され、
前記オルガノシリコーン中の各付加的なZは、H、C〜C32アルキル、C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、C〜C32アルキルアリール、C〜C32置換アルキルアリール、R
Figure 2017531741
からなる群から独立して選択され;但し、Xが
Figure 2017531741
であるときには、Z=−OR又は
Figure 2017531741
であることを条件とし;
各Rは、H;C〜C32アルキル;C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、又はC〜C32アルキルアリール、又はC〜C32置換アルキルアリール、
−(CHR−CHR−O−)−CHR−CHR−L及びシロキシ残基からなる群から独立して選択され;
式中、各Lは、−C(O)−R又は−O−R
Figure 2017531741
からなる群から独立して選択され;
wは0〜約500の整数であり、一態様では、wは0〜約200の整数であり、一態様では、wは0〜約50の整数であり、
各Rは、独立して、H又はC〜C18アルキルから選択され;
各Rは、H;C〜C32アルキル;C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、C〜C32アルキルアリール、及びC〜C32置換アルキルアリール、並びにシロキシル残基からなる群から独立して選択され;
各Tは、H;
Figure 2017531741
から独立して選択され;
前記オルガノシリコーンの各vは、1〜約10の整数であり、一態様では、vは1〜約5の整数であり、前記オルガノシリコーンの各Zの全ての添え字vの合計は、1〜約30、又は1〜約20、又は更には1〜約10の整数である。
一実施形態において、シリコーンは比較的大きな分子量を有するものである。シリコーンの分子量を記述するための好適な方法としては、その粘度の記述が挙げられる。高分子量シリコーンは、約10mm/s〜約3,000,000mm/s(約10cSt〜約3,000,000cSt)、又は約100mm/s〜約1,000,000mm/s(約100cSt〜約1,000,000cSt)、又は約1,000mm/s〜約600,000mm/s(約1,000cSt〜約600,000cSt)、又は更には約6,000mm/s〜約300,000mm/s(約6,000cSt〜約300,000cSt)の粘度を有するものである。
一実施形態において、シリコーンは、次式を有するブロック状カチオン性オルガノポリシロキサンを含む:

式中、
M=[SiR1/2]、[SiR1/2]、[SiR1/2]、[SiG1/2]、又はこれらの組み合わせであり;
D=[SiR2/2]、[SiR2/2]、[SiG2/2]、及びこれらの組み合わせであり;
T=[SiR3/2]、[SiG3/2]、及びこれらの組み合わせであり;
Q=[SiO4/2]であり;
w=1〜(2+y+2z)の整数であり;
x=5〜15,000の整数であり;
y=0〜98の整数であり;
z=0〜98の整数であり;
、R及びRは、H、OH、C〜C32アルキル、C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、C〜C32アルキルアリール、C〜C32置換アルキルアリール、C〜C32アルコキシ、C〜C32置換アルコキシ、C〜C32アルキルアミノ、並びにC〜C32置換アルキルアミノからなる群から各々独立して選択され;
M、D、又はTの少なくとも1つは、少なくとも1つのG、G、又はG部分を組み込んでおり;並びにG、G、又はGは、各々独立して、次式:
Figure 2017531741
(式中、
Xは、C〜C32アルキレン、C〜C32置換アルキレン、C〜C32又はC〜C32アリーレン、C〜C32又はC〜C32置換アリーレン、C〜C32アリールアルキレン、C〜C32置換アリールアルキレン、C〜C32アルコキシ、C〜C32置換アルコキシ、C〜C32アルキレンアミノ、C〜C32置換アルキレンアミノ、開環エポキシド及び開環グリシジルからなる群から選択される二価ラジカルを含むが、但し、Xが、繰り返しアルキレンオキシド部分を含まない場合には、Xは、P、N及びOからなる群から選択されるヘテロ原子を更に含むことができることを条件とし;
各Rは、独立して、H、C〜C32アルキル、C〜C32置換アルキル、C〜C32又はC〜C32アリール、C〜C32又はC〜C32置換アリール、C〜C32アルキルアリール、及びC〜C32置換アルキルアリールからなる群から選択される、同一の又は異なる一価ラジカルを含み;
Eは、C〜C32アルキレン、C〜C32置換アルキレン、C〜C32又はC〜C32アリーレン、C〜C32又はC〜C32置換アリーレン、C〜C32アリールアルキレン、C〜C32置換アリールアルキレン、C〜C32アルコキシ、C〜C32置換アルコキシ、C〜C32アルキレンアミノ、C〜C32置換アルキレンアミノ、開環エポキシド及び開環グリシジルからなる群から選択される二価ラジカルを含むが、但し、Eが、繰り返しアルキレンオキシド部分を含まない場合には、Eは、P、N及びOからなる群から選択されるヘテロ原子を更に含むことができることを条件とし;
E’は、C〜C32アルキレン、C〜C32置換アルキレン、C〜C32又はC〜C32アリーレン、C〜C32又はC〜C32置換アリーレン、C〜C32アリールアルキレン、C〜C32置換アリールアルキレン、C〜C32アルコキシ、C〜C32置換アルコキシ、C〜C32アルキレンアミノ、C〜C32置換アルキレンアミノ、開環エポキシド及び開環グリシジルからなる群から選択されるが、但し、E’が、繰り返しアルキレンオキシド部分を含まない場合には、E’は、P、N及びOからなる群から選択されるヘテロ原子を更に含むことができることを条件とし;
pは、1〜50から独立して選択される整数であり;
nは、1又は2から独立して選択される整数であり;
、G又はGのうちの少なくとも1つが、正電荷を有するとき、A−tは、好適な電荷平衡アニオン(単数又は複数)であり、したがって、電荷平衡アニオン(単数又は複数)の全電荷であるkは、G、G又はG部分の正味電荷と大きさが等しく、かつ符号が反対であり;tは1、2、又は3から独立して選択される整数であり;k≦(p2/t)+1であり;したがって、カチオン電荷の総数は、オルガノポリシロキサン分子中のアニオン電荷の総数と釣り合い;
並びに少なくとも1つのEは、エチレン部分を含まない)から選択される。
好ましくは、[式Aの布地柔軟化活性物質]対[布地柔軟化活性物質の総量]の比率は、0.01〜0.99、好ましくは0.02〜0.50、好ましくは0.05〜0.20である。
好ましくは、[式Aの布地柔軟化活性物質]対[第四級アンモニウム化合物、アミン、脂肪酸エステル、ショ糖エステル、シリコーン、分散性ポリオレフィン、粘土、多糖類、脂肪酸、軟化油、ポリマーラテックス、及びこれらの混合物から選択される布地柔軟化活性物質の総量]の比率は、0.01〜0.99、好ましくは0.02〜0.50、好ましくは0.05〜0.20である。
好ましくは、[式Aの布地柔軟化活性物質]対[第四級アンモニウム化合物から選択される布地柔軟化活性物質の総量]の比率は、0.01〜0.99、好ましくは0.02〜0.50、好ましくは0.05〜0.20である。
好ましくは、[式Aの布地柔軟化活性物質]対[ジエステル第四級アンモニウム化合物から選択される布地柔軟化活性物質の総量]の比率は、0.01〜0.99、好ましくは0.02〜0.50、好ましくは0.05〜0.20である。
好ましくは、[式Aの布地柔軟化活性物質]対[式A及び式Bの布地柔軟化活性物質の総量]の比率は、0.01〜0.99、好ましくは0.02〜0.50、好ましくは0.05〜0.20である。
布地増強組成物
布地増強組成物は、好ましくは、液体形態である。布地増強組成物は、好ましくは、20℃にて1〜6、好ましくは2〜5又は2.5〜4.5を含むpHを有する。布地増強剤は、20℃にて60rpmで5超又は10超又は20超又は40超又は80超又は160超又は320超及び/又は20.000未満又は10.000未満のBrookfield(登録商標)DV−E粘度(cP単位)を有し得る。
布地増強組成物は、好ましくは水性であり、好ましくは少なくとも50重量%の水、好ましくは少なくとも75重量%、例えば、85重量%超の水を含む。
布地増強組成物は、本組成物における使用に好適な補助成分を含み得、例えば、洗浄性能を補助又は向上させるために、洗浄される基材の処理のために、又は香料、着色剤、染料などを用いる場合のように組成物の審美性を変化させるために、本発明の特定の態様に配合することが望ましい場合がある。これらの付加的な成分の正確な性質及びその配合濃度は、組成物の物理的形態、及びこの組成物が使用される布地処理作業の性質に依存する。好適な補助材料としては、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素及び酵素安定剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予備形成済み過酸、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、色相染料、香料、香料送達系、構造伸縮性付与剤、担体、構造化剤、屈水性誘発物質、加工助剤、溶媒、及び/又は顔料が挙げられるが、これらに限定されない。
上述の通り、補助成分は、本出願人らの組成物には必須ではない。したがって、本出願人らの組成物の特定の態様は、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素及び酵素安定剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予備形成済み過酸、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、色相染料、香料、香料送達系、構造伸縮性付与剤、担体、屈水性誘発物質、加工助剤、溶媒、並びに/又は顔料等の補助材料のうちの1つ又は2つ以上を含有しない。しかしながら、1つ又は2つ以上の補助剤が存在する場合、かかる1つ又は2つ以上の補助剤は、以下に詳述されるように存在することができる。
色調染料−本組成物は、色調染料を含み得る。本発明の洗濯ケア組成物中に用いられる色調染料は、ポリマー性若しくは非ポリマー性染料、有機若しくは無機顔料、又はこれらの混合物を含み得る。好ましくは、色調染料は、発色団成分とポリマー性成分とを含むポリマー性染料を含む。発色団成分は、光に曝露すると、青、赤、スミレ色、紫、又はこれらの組み合わせの範囲の波長の光を吸収するものであると特徴付けられる。一態様では、発色団成分は、水及び/又はメタノール中で最大約520ナノメートル〜約640ナノメートルの吸収スペクトルを示し、他の態様では、水及び/又はメタノール中で約560ナノメートル〜約610ナノメートルの吸収スペクトルを示す。
任意の好適な発色団を使用することができるが、染料発色団は、好ましくは、ベンゾジフラン、メチン、トリフェニルメタン、ナフタルイミド、ピラゾール、ナフトキノン、アントラキノン、アゾ、オキサジン、アジン、キサンテン、トリフェノジオキサジン、及びフタロシアニンの染料発色団から選択される。モノアゾ及びジアゾ染料発色団が、好ましいものであり得る。
色調染料は、少なくとも3個の連続する繰り返し単位の1つ又は2つ以上に共有結合した発色団を含む染料ポリマーを含み得る。繰り返し単位そのものは、発色団を含む必要がないということも理解されたい。染料ポリマーは、少なくとも5個、少なくとも10個、又は少なくとも20個の連続する繰り返し単位を含み得る。
繰り返し単位は、例えばオキシアルキレンオキシ及びポリオキシアルキレンオキシと組み合わせたフェニルジカルボキシレートのような、有機エステルに由来し得る。繰り返し単位は、アルケン、エポキシド、アジリジン、及び変性セルロースを含む単位を含む炭水化物に由来している可能性があり、変性セルロールに含まれるのは:ヒドロキシアルキルセルロース;ヒドロキシプロピルセルロース;ヒドロキシプロピルメチルセルロース;ヒドロキシブチルセルロース;及びヒドロキシブチルメチルセルロース又はこれらの混合物である。繰り返し単位は、アルケン若しくはエポキシド、又はこれらの混合物に由来し得る。繰り返し単位は、C〜Cのアルキレンオキシ基、すなわち時にアルコキシ基と呼ばれるものであり得るが、好ましくは、C〜Cのアルキレンオキシドに由来し得る。繰り返し単位は、C〜Cのアルコキシ基、好ましくはエトキシ基であり得る。
本発明の目的に関して、少なくとも3つの連続する繰り返し単位が、ポリマー性成分を形成する。ポリマー性成分は、連結基を介して直接又は間接的に、発色団基に共有結合し得る。好適なポリマー性成分の例としては、複数の繰り返し単位を有するポリオキシアルキレン鎖が挙げられる。一態様では、ポリマー成分は、2個〜約30個の繰り返し単位、2個〜約20個の繰り返し単位、2個〜約10個の繰り返し単位、更には約3又は4〜約6個の繰り返し単位を有するポリオキシアルキレン鎖を含む。ポリオキシアルキレン鎖の非限定的な例としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、グリコールオキシド、ブチレンオキシド、及びこれらの混合物が挙げられる。
界面活性剤−本組成物は、界面活性剤又は界面活性剤系を含んでもよく、その界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択され得る。
界面活性剤は、典型的には、対象組成物の約0.1重量%〜約60重量%、約1重量%〜約50重量%、又は約5重量%〜約40重量%の濃度で存在する。
キレート剤−本組成物は、キレート剤を含有し得る。好適なキレート剤としては、銅、鉄及び/又はマンガンキレート剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。キレート剤を使用する場合、組成物は、対象組成物の約0.1重量%〜約15重量%、又は約3.0〜約10重量%のキレート剤を含んでよい。
移染防止剤−本組成物はまた、1つ又は2つ以上の移染防止剤を含んでもよい。好適なポリマー移染防止剤としては、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン、及びポリビニルイミダゾール、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
対象組成物に存在する場合、移染防止剤は、組成物の約0.0001重量%〜約10重量%、約0.01重量%〜約5重量%、又は約0.1重量%〜約3重量%の濃度で存在してよい。
分散剤−本組成物はまた、分散剤を含有することができる。好適な水溶性有機材料としては、ホモポリマー又はコポリマーの酸又はこれらの塩が挙げられ、ポリカルボン酸は、互いに炭素原子2個を超えない程度に離れている少なくとも2個のカルボキシルラジカルを含む。
香料−本組成物は、3−(4−t−ブチルフェニル)−2−メチルプロパナール、3−(4−t−ブチルフェニル)−プロパナール、3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルプロパナール、3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−2−メチルプロパナール、及び2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、−ダマスコン、−ダマスコン、−ダマスコン、−ダマセノン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、メチル−7,3−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−3−オン、2−[2−(4−メチル−3−シクロヘキセニル−1−イル)プロピル]シクロペンタン−2−オン、2−sec−ブチルシクロヘキサノン、及び−ジヒドロイオノン、リナロール、エチルリナロール、テトラヒドロリナロール、及びジヒドロミルセノールなどの香料からなる群から選択される材料を含み得る香料を含んでもよい。
香料送達技術−布地増強組成物は、香料成分が、処理された基材に付着し、基材から放出されるのを安定化し向上させる1つ又は2つ以上の香料送達技術を含んでもよい。このような香料送達技術を使用し、処理された基材から香料が放出する寿命を長くすることもできる。香料送達技術、特定の香料送達技術を製造する方法、及びこの種の香料送達技術の使用は、米国特許出願公開第2007/0275866(A1)号に開示されている。
一態様において、布地増強組成物は、約0.001重量%〜約20重量%、又は約0.01重量%〜約10重量%、又は約0.05重量%〜約5重量%、又は更には約0.1重量%〜約0.5重量%の香料送達技術を含んでもよい。一態様において、前記香料送達技術は、香料マイクロカプセル、プロ香料、ポリマー粒子、官能基化されたシリコーン、ポリマー支援型送達、分子支援型送達、繊維支援型送達、アミン支援型送達、シクロデキストリン、デンプンに包まれたアコード(accord)、ゼオライト及び無機キャリア、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。
一態様において、前記香料送達技術は、有益剤を壁材料で少なくとも部分的に包み込むことによって形成されるマイクロカプセルを含んでもよい。前記有益剤としては、3−(4−t−ブチルフェニル)−2−メチルプロパナール、3−(4−t−ブチルフェニル)−プロパナール、3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルプロパナール、3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−2−メチルプロパナール、及び2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、−ダマスコン、−ダマスコン、−ダマスコン、−ダマセノン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、メチル−7,3−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−3−オン、2−[2−(4−メチル−3−シクロヘキセニル−1−イル)プロピル]シクロペンタン−2−オン、2−sec−ブチルシクロヘキサノン、及び−ジヒドロイオノン、リナロール、エチルリナロール、テトラヒドロリナロール、及びジヒドロミルセノールなどの香料、シリコーンオイル、ポリエチレンワックスのようなワックス;魚油、ジャスミン、カンファー、ラベンダーのような精油;メントールのような皮膚冷却剤、乳酸メチル;ビタミンA及びEのようなビタミン類;日焼け止め剤;グリセリン;マンガン触媒又は漂白剤触媒のような触媒;過ホウ酸塩のような漂白剤粒子;シリコンジオキシド粒子;制汗剤活性物質;カチオン性ポリマー、並びにこれらの混合物からなる群から選択される材料が挙げられ得る。好適な有益剤は、Givaudan社(米国ニュージャージー州、Mount Olive)、International Flavors & Fragrances社(米国ニュージャージー州、South Brunswick)、又はQuest社(オランダ、Naarden)から入手することができる。一態様において、マイクロカプセルの壁材料は、メラミン、ポリアクリルアミド、シリコーン、シリカ、ポリスチレン、ポリウレア、ポリウレタン、ポリアクリレート系材料、ゼラチン、スチレン無水リンゴ酸、ポリアミド、及びこれらの混合物を含んでいてもよい。一態様において、前記メラミン壁材料は、ホルムアルデヒドで架橋したメラミン、ホルムアルデヒドで架橋したメラミン−ジメトキシエタノール、及びこれらの混合物を含んでいてもよい。一態様において、前記ポリスチレン壁材料は、ジビニルベンゼンで架橋したポリスチレンを含んでいてもよい。一態様において、前記ポリウレア壁材料は、ホルムアミドで架橋した尿素、グルタルアルデヒドで架橋した尿素、及びこれらの混合物を含んでいてもよい。一態様において、前記ポリアクリレート系材料は、メチルメタクリレート/ジメチルアミノメチルメタクリレートから形成されたポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレートと強酸とから形成されたポリアクリレート、カルボン酸アクリレート及び/又はメタクリレートモノマーと強塩基とから形成されたポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレートモノマーとカルボン酸アクリレート及び/又はカルボン酸メタクリレートモノマーとから形成されたポリアクリレート、及びこれらの混合物を含んでいてもよい。一態様において、香料マイクロカプセルは、堆積助剤、カチオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、又はこれらの混合物でコーティングされていてもよい。好適なポリマーは、ポリビニルホルムアルデヒド、部分ヒドロキシル化ポリビニル、ホルムアルデヒド、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、エトキシル化ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。好適な付着助剤については既に述べたが、「付着助剤」と題した項でも述べる。一態様において、マイクロカプセルは、香料マイクロカプセルであってもよい。一態様では、1つ又は2つ以上のタイプのマイクロカプセル、例えば、異なる香料有益剤を有する2つのマイクロカプセルのタイプを使用してよい。
一態様において、前記香料送達技術は、アミン反応製品(ARP)又はチオ反応製品を含んでいてもよい。アミン及び/又はチオ官能基が、1つ又は2つ以上のPRMと予備反応して、反応生成物を形成する、「反応性」のポリマー性アミン及び/又はポリマー性チオを使用することもできる。典型的には、反応性アミンは、一級及び/又は二級アミンであり、ポリマーの一部であってもモノマー(非ポリマー)であってもよい。また、このようなARPは、付加的なPRMと混合されてポリマー支援型送達効果及び/又はアミン支援型送達効果を提供することもできる。ポリマー性アミンの非限定的な例としては、ポリエチレンイミン(PEI)などのポリアルキルイミン、又はポリビニルアミン(PVAm)に基づくポリマーが挙げられる。モノマー(非ポリマー)アミンの非限定的な例としては、ヒドロキシルアミン(例えば、2−アミノエタノール)及びそのアルキル置換誘導体、並びに香料族アミン(例えば、アントラニレート)が挙げられる。ARPは、香料と予め混合しておいてもよく、リーブオン用途又はリンスオフ用途では別個に添加してもよい。別の態様において、例えば、酸素、リン又はセレンなどの窒素及び/又は硫黄以外のヘテロ原子を含有する材料をアミン化合物の代わりに使用することができる。更に別の態様では、前述の代替化合物をアミン化合物と併用してもよい。更なる別の態様では、1つの分子が、アミン部分と、代替ヘテロ原子部分(例えば、チオール、ホスフィン、及びセレノール)のうちの1つ又は2つ以上とを含んでもよい。その効果としては、香料の送達が向上すること、並びに香料の放出制御が挙げられる。好適なARP並びにその製造方法は、米国特許出願第2005/0003980(A1)号及び米国特許第6,413,920(B1)号に見ることができる。
本発明に係る布地増強剤の製造プロセス
本発明の組成物は、任意の好適な形態に配合することができ、配合者によって選択される任意のプロセスによって調製することができ、その非限定的な例は、出願人らの実施例と、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2013/0109612(A1)号とに記載されている。
一態様では、本明細書に開示する組成物は、その成分を任意の好都合な順序で合わせて、得られた成分の組み合わせを混合、例えば撹拌して、相安定な布地ケア及び/又はホームケア組成物を形成することによって調製され得る。一態様では、流体成分の少なくとも主要部分、又は更には実質的に全てを含有する流体マトリクスを形成してよく、この流体成分は、この液体の組み合わせに剪断力撹拌を付与することにより十分に混合される。例えば、機械的撹拌機による高速撹拌を使用してよい。
使用方法
本発明の組成物は、任意の従来の方法で使用してよい。要するに、本組成物は、従来の方法及びプロセスによって設計及び作製される製品と同じように使用することができる。例えば、本発明の組成物を使用して、場所、特に表面又は布地を洗浄及び/又は処理することができる。典型的には、場所の少なくとも一部を、未希釈の形態の又は洗濯液で希釈された出願人の組成物の態様と接触させ、次いで、この部位を、場合により、洗浄し、かつ/又はすすぐ。本発明の目的に関して、洗浄は、こすり洗い及び機械的撹拌を含むが、これらに限定されない。布地は、標準的な消費者の使用条件で洗濯することができる任意の布地を含んでよい。洗浄溶媒が水であるとき、水温は、典型的には、約5℃〜約90℃であり、部位が布地を含む場合、水の布地に対する質量比は、典型的には、約1:1〜約100:1である。
本発明の消費者製品は、布地に塗布される液体布地強化剤として使用されてもよく、次いで、布地は、自然乾燥及び/又は自動乾燥機によって乾燥される。
実施例1:布地柔軟剤活性物質混合物の調製
ヨウ素価が19.5、脂肪酸部分の平均鎖長が17.3である部分水素添加植物性脂肪酸1372g(4.98mol)を、0.2重量%〜50重量%(0.2% by weight of 50% by weight)の次亜リン酸と共に、温度計、機械的撹拌器及び精留塔を備える電熱式反応器に入れた。93重量%のビス−(2−ヒドロキシプロピル)−メチルアミン及び7重量%の(2−ヒドロキシプロピル)−(1−メチル−2−ヒドロキシエチル)−メチルアミンを含有するアミン混合物380g(2,58mol)を撹拌しながら添加した。得られた混合物を、撹拌しながら190℃に加熱し、周囲気圧で4時間、この温度に維持し、精留塔に通して水を留去した。次いで、圧力を10mbarまで降下させ、混合物を190℃で更に撹拌し、真空ポンプを用いて、反応混合物の酸価が6.7mg KOH/gになるまで水を除去する。次いで、得られた混合物を70℃まで冷却し、299.7g(2.37mol)のジメチルスルフェートを添加して、得られた混合物を70〜90℃で2時間撹拌した。
得られた布地柔軟剤活性物質組成物は、90℃にて4.8mg KOH/gの全アミン価を有する強粘液体であった。
実施例1の混合物は、ジエステルクォート約78重量%〜82重量%と、モノエステルクォート及びジエステルアミンを主成分とする他の布地柔軟化活性物質約18重量%〜22重量%とを含む。ジエステルクォート(13C NMRで測定)は、式Aの布地柔軟化活性物質を約13重量%、式Bの布地柔軟剤を87重量%含む。
実施例2:布地柔軟剤活性物質混合物の調製
237g(2.34mol)のトリエチルアミンを、2500gのジクロロメタン中の176.6g(1.2mol)のビス−(2−ヒドロキシプロピル)−メチルアミンの溶液に添加した。実施例1で使用した脂肪から調製された690g(2.34mol)の脂肪酸クロリドを撹拌しながら敵下し、40〜45℃の範囲の温度まで冷まして保ち、この温度にて混合物を更に12時間撹拌し、周囲温度まで冷却して、4000gのジクロロメタンを添加した。得られた溶液を、飽和NaCl水溶液、Ca(OH)水溶液、及び50重量%のKCO水溶液で数回洗浄し、NaSOで乾燥させた。ジクロロメタンを蒸留して、2.3mg KOH/gの酸価を有するエステルアミン混合物628gを得た。
そのエステルアミン混合物に65〜90℃にて108.5g(0.86mol)のジメチルスルフェートを添加し、得られた混合物をこの温度で2時間置いた(was for 2h)。
得られた布地柔軟剤活性物質組成物は、90℃にて5.5mg KOH/gの全アミン価を有する強粘液体であった。
実施例2の混合物は、ジエステルクォート約78重量%〜82重量%と、モノエステルクォート及びジエステルアミンを主成分とする他の布地柔軟化活性物質約18重量%〜22重量%とを含む。ジエステルクォート(13C NMRで測定)は、式Bの布地柔軟剤を100%含む。
実施例3〜26:布地柔軟剤組成物
実施例3〜26の布地柔軟剤組成物は、下記のように調製される。
水、キーラント、HCl、ギ酸、及びCaClを、プラスチック製ビーカーに入れてブレード型ミキサーで混合する。このウォーターシート(waterseat)をプラスチック製の1リットル瓶に入れてオーブンで65℃にて加熱する。
実施例1又は2の布地柔軟剤を、オーブンに入れて85℃で加熱する。
ウォーターシートを2リットルバッフルタンクに入れ、約63〜64℃の温度にてラシュトン(rushton)ミキサーで混合する。オーブンから直接取り出された布地柔軟剤を、シリンジで熱水の中に注入する。得られた分散液を空冷する。
高剪断ミキサーを使用して8000RPMで15秒間、室温でその分散液に付加的な成分を添加する。
Figure 2017531741
本発明による組成物(3i、4i、5i、6i)はそれぞれ、粘度が組成物3c〜6cを上回っている。
Figure 2017531741
本発明による組成物(7i、8i、9i、10i)はそれぞれ、粘度及び安定性が組成物7c〜10cを上回っている。
本発明による組成物は、実施例11〜26を含む:
Figure 2017531741
Figure 2017531741
MP10(登録商標)、供給元:Dow Corning、8%活性
Lupamin(登録商標)1595、ポリビニルアミン、供給元:BASF、10%活性
Rheovis(登録商標)CDE、供給元:BASF
Bardac(登録商標)2250、供給元:Lonza、50%活性
米国特許第8,765,659号に記載、30.8%カプセル油
米国特許第8,765,659号に記載、31.0%カプセル油
作製後24時間にて室温、60rpmでのBrookfield(登録商標)DV−E粘度(cP単位)
20℃で3週後
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。それよりむしろ、別途指定されない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図されている。

Claims (10)

  1. 0.1重量%〜50重量%の式(A):
    {[R[CH−CH(CH)−O−C(=O)−R][CH(CH)−CH−O−C(=O)−R]}X
    (式中、各Rは独立して、水素、短鎖C〜Cのアルキル、C〜Cのヒドロキシアルキル基、ポリ(C2〜3のアルコキシ)、又はベンジルのいずれかであり、
    各Rは独立して、11〜21個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、
    は任意の布地増強剤相溶性アニオンである)、
    の布地柔軟化活性物質を含む、布地増強組成物であって、
    前記組成物が、50重量%以下のジエステル第四級アンモニウム化合物を含む、布地増強組成物。
  2. 各Rは独立して、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシイソプロピル、ポリエトキシ、又はポリプロポキシであり、好ましくは各Rはメチルであり、各Rは13〜19個、好ましくは15〜17個の炭素原子を含む基であり、Xはクロリド、ブロミド、メチルスルフェート、エチルスルフェート、スルフェート、又はニトレートであり、好ましくはクロリド又はメチルスルフェートである、請求項1に記載の布地増強組成物。
  3. 0.2重量%〜30重量%、好ましくは0.3重量%〜20重量%、好ましくは0.5重量%〜10重量%の式(A)の布地柔軟化活性物質を含む、請求項1又は2に記載の布地増強組成物。
  4. 式(B):
    {[R[CH−CH(CH)−O−C(=O)−R}X
    (式中、各Rは独立して、水素、短鎖C〜Cのアルキル、C〜Cのヒドロキシアルキル基、ポリ(C2〜3のアルコキシ)、ベンジル、又はこれらの混合物のいずれかであり、
    各Rは独立して、11〜21個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、
    は任意の布地増強剤相溶性アニオンである)
    の布地柔軟化活性物質を更に含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の布地増強組成物。
  5. [式Aの布地柔軟化活性物質]対[式A及び式Bの布地柔軟化活性物質の総量]の重量比が、0.01〜0.99、好ましくは0.02〜0.50、好ましくは0.05〜0.20である、請求項4に記載の布地増強組成物。
  6. [式Aの布地柔軟化活性物質]対[布地柔軟化活性物質の総量]の重量比が、0.01〜0.99、好ましくは0.02〜0.50、好ましくは0.05〜0.20である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の布地増強組成物。
  7. 前記組成物が液体であり、20℃にて2〜5のpHを有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の布地増強組成物。
  8. 脂肪酸、軟化油、又はこれらの混合物を含む付加的な布地柔軟化活性物質を更に含み、前記布地増強組成物が、1重量%〜50重量%、好ましくは2重量%〜30重量%、より好ましくは3重量%〜25重量%の総布地柔軟化活性物質を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の布地増強組成物。
  9. 前記付加的な布地柔軟化活性物質が、ヤシ油、パルミチン酸、ベヘン酸、ステアリルアルコール、グリセロールモノステアレート、又はこれらの混合物から選択される、請求項8に記載の布地増強組成物。
  10. 0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.2重量%〜4重量%、より好ましくは0.3重量%〜3重量%の付加的な布地柔軟化活性物質を含む、請求項8又は9に記載の布地増強組成物。
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