JP2021512233A - 布地増強組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、布地増強組成物、並びにその製造方法及び使用方法に関する。このような布地増強組成物は、第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質と、分岐エトキシル化非イオン性界面活性剤と、香料と、を含む。このような布地増強組成物は、改善された凍結融解安定性(freeze than stability)を呈すると同時に、消費者によって所望される柔軟化効果ももたらす。

Description

本発明は、布地増強組成物、並びにその製造方法及び使用方法に関する。
第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質を含む液体布地増強剤は、凍結融解において不安定性を示す場合があり、典型的にはこの不安定性により製品がゲル化する。このような不安定性に対し一定の解決策が提案されているが、かかる解決策は、配合の複雑さ及びコストが増大するなどといった別の問題を生じさせることから、完全に受け入れられるものではない。更に、このような解決策は、多種多様な液体布地増強組成物のそれぞれに対して広く機能するものではない。したがって、布地増強組成物に凍結−融解安定性を確実に担保させるためには、布地増強組成物を再配合する際に更なる配合努力が必要とされる。本出願人は、第四級アンモニウムエステルベシクルが凍結融解サイクル中に崩壊することにより、粘度の劇的な上昇を引き起こすラメラ状のシートが形成されることがこの問題の原因であると認識した。この粘度の上昇は、典型的には当該製品を使用に適さないものにするほどに劇的なものである。凍結−融解の不安定性は、特に香料の存在下で顕著である。理論によって束縛されるものではないが、出願人らは、前述の問題に対する普遍的な解決策を提供することを目的として、前述のベシクルからラメラ状シートへの変化を抑制するには、第四級アンモニウムエステルベシクルとの十分にバランスが取れた相互作用が一般的に得られる、疎水性部分と親水性部分とを含む非イオン性界面活性剤が必要とされると考える。したがって、本出願人は、様々な液体布地増強活性物質に対して凍結融解安定性を有する、液体布地増強配合物を開示する。
本発明は、布地増強組成物、並びにその製造方法及び使用方法に関する。このような布地増強組成物は、第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質と、分岐エトキシル化非イオン性界面活性剤と、香料と、アルコールと、を含む。このような布地増強組成物は、向上した凍結融解安定性を呈し、同時に消費者によって所望される柔軟化及びおろしたて感(freshness)の利点をもたらす。
本発明のプロセスで使用される装置Aを詳述する図である。 本発明の方法で使用される装置のオリフィス構成要素5を詳述する図である。 本発明のプロセスで使用される装置Bを詳述する図である。
定義
本明細書で使用するとき、「有益剤含有送達粒子」という句は、香料マイクロカプセル等のマイクロカプセルを包含する。
本明細書で使用するとき、「a」及び「an」などの冠詞は、特許請求の範囲において使用されるときは、特許請求されている又は記載されるもののうちの1つ以上を意味するものと理解される。
本明細書で使用するとき、用語「含む(include)」、「含む(includes)」、及び「含んでいる(including)」は、非限定的であることを意味する。
本出願人らの発明のパラメータのそれぞれの値を求めるには、本出願の試験方法の項で開示される試験方法を用いるべきである。
別途記載のない限り、全ての成分又は組成物の濃度は、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、かかる成分又は組成物の商業的提供元において存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除外される。例えば、第四級アンモニウムエステルは、典型的には、第四級アンモニウムエステルのモノエステル形態、残留未反応脂肪酸、及び非四級化エステルアミンを、不純物として含有することが知られている。
全ての百分率及び比率は、別途記載のない限り、重量基準で計算される。全ての百分率及び比率は、別途記載のない限り、全組成に基づいて計算される。
本明細書の全体をとおして与えられる全ての最大数値限定は、それよりも小さい全ての数値限定を、かかるより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含むものと理解すべきである。本明細書の全体をとおして与えられる全ての最小数値限定は、それよりも高い全ての数値限定を、かかるより高い数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含む。本明細書の全体をとおして与えられる全ての数値範囲は、かかるより広い数値範囲内に含まれるより狭い全ての数値範囲を、かかるより狭い数値範囲があたかも全て本明細書に明確に記載されているかのように含む。
布地増強組成物及び使用方法
I.20cP〜700cP、好ましくは40cP〜600cP、より好ましくは60cP〜400cPの粘度、及び約1〜約5、好ましくは約2〜約4のpHを有する布地増強組成物であって、全組成物重量に基づいて、
a)約3%〜約20%、好ましくは約4%〜約15%、より好ましくは約6%〜約12%の第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質と、
b)約0.01%〜約30%、約0.1%〜約30%、より好ましくは約0.5%〜約15%、より好ましくは約1%〜約10%、最も好ましくは約2%〜約9%の、1〜7個の炭素を含むアルコールであって、好ましくは、モノアルコール、ポリオール及びそれらの混合物からなる群から選択されるアルコール、より好ましくは、エタノール、イソプロパノール、グリセロール、エチレングリコール、プロパンジオール、ソルビトール及びこれらの混合物からなる群から選択されるアルコール、最も好ましくは、グリセロール、エチレングリコール、プロパンジオール、ソルビトール及びこれらの混合物からなる群から選択されるアルコールと、
c)約0.1%〜約10%の香料送達系及び/又は約0.1%〜約4%の香料と、
d)式A及び/又はB、好ましくは式A:
Figure 2021512233
(式中、nは、平均して15超かつ30未満、好ましくは約16〜29、より好ましくは約18〜29であり、最も好ましくは、nは20であり、Rは、1〜21個の炭素を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であるか、又はRは、水素であり、Rは、1〜22個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であるが、ただし、R及びRの炭素原子の総数の和は、9〜22であり、ただし、Rが水素である場合、Rは分枝鎖状アルキル基であり、
好ましくは、Rは、9個の炭素原子を含む分枝鎖状アルキル基である)を有する界面活性剤と、を含み、
第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質と非イオン性界面活性剤との比が、1:1〜20:1、好ましくは1:1〜10:1、より好ましくは2:1〜13:2であり、
好ましくは、全組成物重量に基づいて、1.1%〜約5%、より好ましくは1.2%〜約3%、最も好ましくは1.2%〜約2%の当該非イオン性界面活性剤を含む、布地増強組成物、が開示される。
好適な市販の第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質の例は、KAO ChemicalsからTetranyl AT−1及びTetranyl AT−7590という商品名、EvonikからRewoquat WE16 DPG、Rewoquat WE18、Rewoquat WE20、Rewoquat WE28及びRewoquat 38 DPGという商品名で、StepanからStepantex GA90、Stepantex VR90、Stepantex VK90、Stepantex VA90、Stepantex DC90、Stepantex VL90Aという商品名で入手可能である。
界面活性剤の平均エトキシル化度はnで表され、本明細書では、平均エトキシル化度は、脂肪族アルコール1分子当たりの反応したエチレンオキシド分子の化学量論数を意味する。
式Aの構造を有する好適な市販の非イオン性エトキシル化界面活性剤の例は、商品名Tergitol(商標)15−s−20(nは20である)でThe Dow Chemical Companyから入手可能である。
II.当該布地柔軟化活性物質第四級アンモニウムエステルが、次式:
{R 4−m−N−[X−Y−R}A
(式中、
mは、1、2、又は3であるが、ただし、各mの値は、同一であり、
各Rは、独立して、ヒドロカルビル、又は置換ヒドロカルビル基であり、
各Rは、独立して、C〜Cアルキル又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくは、Rは、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、1−メチル−2−ヒドロキシエチル、ポリ(C2〜3アルコキシ)、ポリエトキシ、ベンジルから選択され、
各Xは独立して、(CH)n、CH−CH(CH)−又はCH−(CH)−CH−であり、
各nは、独立して、1、2、3又は4であり、好ましくは、各nは、2であり、
各Yは、独立して、−O−(O)C−又は−C(O)−O−であり、
A−は、塩化物、硫酸メチル、硫酸エチル及び硫酸塩からなる群から独立して選択され、好ましくはA−は、塩化物及び硫酸メチルからなる群から選択され、
ただし、Yが−O−(O)C−である場合、各Rの炭素の合計は13〜21であり、好ましくは、Yが−O−(O)C−である場合、各Rの炭素の合計は13〜19である)、を有する、段落Iに記載の布地増強組成物。
III.当該第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質が、12〜22個の炭素を含む脂肪酸部分を含み、当該第四級アンモニウムエステルが、
a)ビス−(2−ヒドロキシプロピル)−ジメチルアンモニウムメチルスルフェート脂肪酸エステル、
b)ビス−(2−ヒドロキシプロピル)−ジメチルアンモニウムメチルスルフェート脂肪酸エステルの異性体、
c)N,N−ビス(ヒドロキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド脂肪酸エステル、
d)N,N−ビス(ヒドロキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムメチルスルフェート脂肪酸エステル、及び
e)N,N,N−トリ(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアンモニウムメチルスルフェート脂肪酸エステル、からなる群から選択され、
当該第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質の脂肪酸エステル部分が、飽和又は不飽和であり、かつ置換又は非置換である、段落I又はIIに記載の布地増強組成物。
IV.当該第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質が、
a)飽和、置換及び動物由来、
b)飽和、置換及び植物由来、
c)飽和、非置換及び動物由来、
d)飽和、非置換及び植物由来、
e)不飽和、置換及び動物由来、
f)不飽和、置換及び植物由来、
g)不飽和、非置換及び動物由来、又は
h)不飽和、非置換及び植物由来であり、
好ましくは当該第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質は、0〜約60、より好ましくは約10〜約55、最も好ましくは約15〜約45のヨウ素価を有する、段落I〜IIIのいずれかに記載の布地増強組成物。
V.当該第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質が、次式:
{[R[CH−CH(CH)−O−C(=O)−R}A
(式中、各Rは、独立して、水素、短鎖C〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル基、ポリ(C2〜3アルコキシ)、ベンジル、又はこれらの混合物であり、
各Rは、独立して、約11〜約21個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、
は、塩化物及び硫酸メチルからなる群から選択される)を有する、段落I〜IVのいずれかに記載の布地増強組成物。
VI.当該香料送達系が、有益剤送達粒子、プロ香料、ポリマー粒子、官能化シリコーン、ポリマー支援型送達、分子支援型送達、繊維支援型送達、アミン支援型送達、シクロデキストリン、デンプン封入アコード、ゼオライト及び無機担体、及びこれらの混合物からなる群から選択され、好ましくは当該香料送達系が、有益剤含有送達粒子を含み、より好ましくは、当該香料送達系が、2種以上の有益剤含有送達粒子を含む、段落I〜Vのいずれか一項に記載の布地増強組成物。
VII.補助材料を含む、段落I〜VIのいずれかに記載の布地増強組成物。
VIII.布地を処理及び/又は洗浄する方法であって、
a)任意に、当該布地を洗浄、すすぎ、及び/又は乾燥させることと、
b)段落I〜VIIのいずれかに記載の布地増強組成物を当該布地と接触させる工程と、
c)任意に、布地を洗浄、すすぎ、及び/又は乾燥させる工程であって、当該乾燥工程が、能動乾燥及び/又は受動乾燥を含む工程と、を含む、方法。
界面活性剤の使用
式A及び/又はBを有する界面活性剤の使用であって、
Figure 2021512233
(式中、nは、平均して15超かつ30未満、好ましくは約16〜29、より好ましくは約18〜29であり、最も好ましくは、nは20であり、Rは、1〜21個の炭素を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であり、Rは、1〜22個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であるが、ただし、R及びRの炭素原子の総数の和は、9〜22であり、好ましくは、nは、平均して20であり、R及びRの両方の炭素原子の数は、1よりも大きく、Rは、9〜22個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であり、好ましくは、Rは、9個の炭素原子を含む分枝鎖状アルキル基である)を有する)、布地増強組成物の凍結融解安定性(freeze than stability)を改善するための使用が開示される。
補助成分
布地増強組成物は、すぐに使用可能な組成物における使用に好適である補助成分を含み得、例えば、基材の処理を助けるか又は促進するために、又は香料、着色剤、染料などを用いる場合のように、組成物の審美性を変化させるために、望ましくは本発明の特定の態様に組み込んでもよい。これらの付加的な成分の正確な性質及びその配合濃度は、組成物の物理的形態、及びこの組成物が使用される布地処理作業の性質に依存する。好適な補助材料としては、追加の軟化活性物質、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素及び酵素安定剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予備形成済み過酸、ポリマー分散剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、色相染料、香料、香料送達系、構造伸縮性付与剤、担体、構造化剤、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒、及び/又は顔料が挙げられるが、これらに限定されない。
上述のとおり、補助成分は、本出願人らの組成物には必須ではない。したがって、本出願人らの組成物の特定の態様は、追加の軟化活性物質、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素及び酵素安定剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予備形成済み過酸、ポリマー分散剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、色相染料、香料、香料送達系、構造伸縮性付与剤、担体、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒、並びに/又は顔料などの補助材料のうちの1つ以上を含有しない。しかし、1種以上の補助剤が存在する場合、このような1種以上の補助剤は、以下に詳述されるように存在することができる。
追加の布地柔軟化活性物質
本発明の流体布地増強組成物は、0%〜10%、好ましくは0.1%〜10%、より好ましくは0.1%〜5%の追加の布地柔軟化活性物質(「FSA」)を含むことができる。好適な布地柔軟化活性物質としては、非エステル第四級アンモニウム化合物、アミン、脂肪酸エステル、ショ糖エステル、シリコーン、分散性ポリオレフィン、多糖類、脂肪酸、軟化油、及びポリマーラテックス、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。
界面活性剤:本発明による組成物は、式A又はBの非イオン性界面活性剤に加えて、式Aも式Bも有しない界面活性剤又は界面活性剤系であって、当該界面活性剤が、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択され得る界面活性剤又は界面活性剤系を含み得る。
界面活性剤は、典型的には、対象組成物の約0.1重量%〜約60重量%、約1重量%〜約50重量%、又は約5重量%〜約40重量%の濃度で存在する。
キレート剤−本組成物は、キレート剤を含有し得る。好適なキレート剤としては、銅、鉄、及び/又はマンガンキレート剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。キレート剤を使用する場合、組成物は、対象組成物の約0.1重量%〜約15重量%、又は約3.0〜約10重量%のキレート剤を含んでもよい。
移染防止剤−本組成物はまた、1つ以上の移染防止剤を含んでもよい。好適なポリマー移染防止剤としては、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドン及びN−ビニルイミダゾールのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン、並びにポリビニルイミダゾール、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
移染防止剤は、対象組成物中に存在する場合、組成物の約0.0001重量%〜約10重量%、約0.01重量%〜約5重量%、又は更には約0.1重量%〜約3重量%の濃度で存在してよい。
分散剤−本組成物はまた、分散剤を含有することができる。好適な水溶性有機材料としては、ホモポリマー又はコポリマーの酸又はこれらの塩が挙げられ、この場合、ポリカルボン酸は、互いに炭素原子2個以下だけ離れている少なくとも2個のカルボキシルラジカルを含む。
香料−香料組成物は、ClogPが3.0未満、沸点が250℃未満であることを特徴とする、2.5%〜30%、好ましくは5%〜30%の香料原料、ClogPが3.0未満、沸点が250℃未満であることを特徴とする、5%〜30%、好ましくは7%〜25%の香料原料、ClogPが3.0超、沸点が250℃超であることを特徴とする、35%〜60%、好ましくは40%〜55%の香料原料、ClogPが3.0超、沸点が250℃未満であることを特徴とする、10%〜45%、好ましくは12%〜40%の香料原料、を含み得る。
「logPの計算値」(ClogP値)は、Hansch及びLeoのフラグメント手法により求められる(A.Leo著、Comprehensive Medicinal Chemistry,Vol.4,C.Hansch,P.G.Sammens,J.B.Taylor、及びC.A.Ramsden,Eds.P.295,Pergamon Press,1990)。
封入された有益剤
液体布地柔軟剤組成物は、封入された有益剤を含み得る。有益剤を封入するカプセルは、シェルが破裂するまで有益剤を保持する内部空間を画定する外側シェルを含む。
カプセルのシェルは、シェル材料を含み得る。シェル材料としては、ポリエチレン;ポリアミド;ポリスチレン;ポリイソプレン;ポリカーボネート;ポリエステル;ポリアクリレート;アクリル;アミノプラスト;ポリオレフィン;多糖類、例えば、アルギネート及び/若しくはキトサン;ゼラチン;セラック;エポキシ樹脂;ビニルポリマー;水不溶性無機材料;シリコーン;並びにこれらの混合物からなる群から選択された材料を含み得る。好ましくは、シェル材料は、カプセルからの漏出を低減するためにポリアクリレートを含む。
カプセルのシェル材料は、1つ以上の多官能性アクリレート部分が含まれる材料から誘導されるポリマーを含み得る。多官能性アクリレート部分は、三官能性アクリレート、四官能性アクリレート、五官能性アクリレート、六官能性アクリレート、七官能性アクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。多官能性アクリレート部分は、好ましくは、六官能性アクリレートである。シェル材料は、アクリレート部分、メタクリレート部分、アミンアクリレート部分、アミンメタクリレート部分、カルボン酸アクリレート部分、カルボン酸メタクリレート部分、及びこれらの組み合わせ、好ましくはアミンメタクリレート部分又はカルボン酸アクリレート部分からなる群から選択される部分を含む、ポリアクリレートを含み得る。
シェル材料は、1つ以上の多官能性アクリレート部分及び/又はメタクリレート部分が含まれる材料を含み得る。1つ以上の多官能性アクリレート部分が含まれる材料と1つ以上のメタクリレート部分が含まれる材料との比は、約999:1〜約6:4、好ましくは約99:1〜約8:1、より好ましくは約99:1〜約8.5:1であり得る。
コア/シェルカプセルは乳化剤を含み得、乳化剤は、好ましくはアニオン性乳化剤、非イオン性乳化剤、カチオン性乳化剤、又はこれらの混合物から選択され、好ましくは非イオン性乳化剤である。
コア/シェルカプセルは、コア/シェルカプセルの0.1重量%〜1.1重量%のポリビニルアルコールを含み得る。好ましくは、ポリビニルアルコールは、以下の特性のうちの少なくとも1つ、又はこれらの混合を有する:
(i)55%〜99%の加水分解度、
(ii)20℃の4%水溶液中で40mPa.s〜120mPa.sの粘度、
(iii)1,500〜2,500の重合度、
(iv)65,000Da〜110,000Daの数平均分子量。
コア/シェルカプセルは、乳化剤を含んでもよく、乳化剤は、好ましくは、スチレン無水マレイン酸モノメチルマレエート及び/又はその塩、一態様では、スチレン無水マレイン酸モノメチルマレエート二ナトリウム塩及び/又はスチレン無水マレイン酸モノメチルマレエートアンモニア塩、一態様では、当該スチレン無水マレイン酸モノメチルマレエート、及び/又はその塩から選択される。
香料組成物は、封入された有益剤として好ましい。香料組成物は、香料原材料を含む。封入された有益剤は、精油、悪臭低減剤、臭気制御剤、シリコーン、及びこれらの組み合わせを更に含み得る。
香料原材料は、典型的には、カプセルの10重量%〜95重量%、好ましくは20重量%〜90重量%の量で存在する。
香料組成物は、3.0未満のlogP及び250℃未満の沸点を特徴とする香料原材料を、香料組成物の2.5重量%〜30重量%、好ましくは5重量%〜30重量%含み得る。
香料組成物は、logP及び250℃超の沸点を有することを特徴とする香料原材料を、香料組成物の5重量%〜30重量%、好ましくは7重量%〜25重量%の、3.0未満含んでもよい。香料組成物は、3.0超のlogP及び250℃未満の沸点を有することを特徴とする香料原材料を、香料組成物の35重量%〜60重量%、好ましくは40重量%〜55重量%含んでもよい。香料組成物は、3.0超のlogP及び250℃超の沸点を有することを特徴とする香料原材料を、香料組成物の10重量%〜45重量%、好ましくは12重量%〜40重量%含んでもよい。
好ましくは、コアは分配変性剤も含む。好適な分配変性剤としては、植物油、変性植物油、プロパン−2−イルテトラデカノエート、及びこれらの混合物が挙げられる。変性植物油は、エステル化及び/又は臭素化されたものであり得る。植物油は、ヒマシ油及び/又はダイズ油を含む。分配変性剤は、プロパン−2−イルテトラデカノエートであり得る。分配変性剤は、コアの総重量に基づいて、20%超、又は20%超〜約80%、又は20%超〜約70%、又は20%超〜約60%、又は約30%〜約60%、又は約30%〜約50%の濃度でコア内に存在し得る。
好ましくは、コア/シェルカプセルは、0.5マイクロメートル〜100マイクロメートル、好ましくは1マイクロメートル〜60マイクロメートル、更により好ましくは5マイクロメートル〜30マイクロメートルの体積加重平均粒径を有する。
使用方法
本発明の組成物は、任意の従来の方法で使用してもよい。要するに、本組成物は、従来の方法及びプロセスによって設計及び作製される製品と同じように使用することができる。例えば、本発明の組成物を使用して、部位、特に表面又は布地を処理することができる。典型的には、部位の少なくとも一部を、未希釈の形態の又は洗濯液で希釈された、出願人の一態様の組成物と接触させ、次いで、この部位を、場合により、洗浄し、かつ/又はすすぐ。本発明の目的に関して、洗浄は、こすり洗い及び機械的撹拌を含むが、これらに限定されない。布地は、標準的な消費者使用の際の条件で洗濯できる任意の布地を含んでもよい。洗浄溶媒が水であるとき、水温は、典型的には、約5℃〜約90℃であり、部位が布地を含む場合、水の布地に対する質量比は、典型的には、約1:1〜約100:1である。
本発明の消費者製品は、布地に塗布される液体布地増強剤として使用されてもよく、次いで、布地は、自然乾燥及び/又は自動乾燥機によって乾燥される。
方法
pHを測定する方法
pHは、取扱説明書に従って較正したジェル充填プローブ(例えばToledoプローブ、部品番号52 000 100)付きのSartarius PT−10P pHメータを用いて、約20〜21℃で、未希釈組成物に対して測定する。
粘度を測定する方法
未希釈製品の粘度は、ブルックフィールド(登録商標)DV−E回転粘度計、スピンドル2を用いて、60rpm、約20〜21℃で測定する。
分配係数の決定方法
分配係数Pは、平衡状態の2つの不混和相(この場合、n−オクタノール/水)混合物における化合物の濃度比である。n−オクタノール/水分配係数のlogの値(logP)は、UV/VIS分光法によって溶質の分布を測定する「振盪フラスコ」法(例えば、「The Measurement of Partition Coefficient」、Molecular Informatics,Volume 7,Issue 3,1988,Pages 133〜144,Dearden JC,Bresnanに記載)などの周知の手段を用いて実験的に測定することができる。あるいは、試験する香料混合物における各PRMについて、logPを計算することができる。好ましくは、Advanced Chemistry Development Inc.(ACD/Labs)(Toronto,Canada)から入手可能なConsensus logP Computational Model、バージョン14.02(Linux(登録商標))を用い、無単位のlogP値を得ることにより、個々のPRMのlogPを計算する。ACD/LabsのConsensus logP Computational Modelは、ACD/Labsモデルスイートの一部である。
布地柔軟化活性物質である第四級アンモニウムエステルのヨウ素価を測定する方法:
第四級アンモニウムエステルの布地柔軟化活性物質のヨウ素価(「IV」)は、布地柔軟化活性物質が形成される親脂肪酸のヨウ素価のことであり、布地柔軟化活性物質を形成する親脂肪酸100グラムと反応する、ヨウ素のグラム数として定義される。
まず、第四級アンモニウムエステルの布地柔軟化活性物質は、以下のプロトコルに従って加水分解される:布地柔軟剤組成物25gを、水50mL及び水酸化ナトリウム0.3mLと混合する(50%活性)。この混合物が乾固するのを回避しながら、この混合物をホットプレート上で少なくとも1時間、沸騰させる。1時間後、この混合物を冷却し、pH試験紙又は較正済みpH電極を使用して、25%硫酸でpHを中性(6〜8のpH)に調節する。
次に、ヘキサン又は石油エーテルを用いて酸性液−液抽出を介して混合物から脂肪酸を抽出する:抽出シリンダー内においてサンプル混合物を水/エタノール(1:1)で160mLに希釈し、塩化ナトリウム5グラム、硫酸(25%活性)0.3mL、及びヘキサン50mLを加える。このシリンダーに栓をして、少なくとも1分間、振盪する。次に、2層が形成されるまで、このシリンダーを静置する。ヘキサン中に脂肪酸を含有する上部の層は、別の受容器に移す。次に、ホットプレートを使用して、ヘキサンを蒸発させて、抽出した脂肪酸を残留させる。
次に、布地柔軟化活性物質を形成する親脂肪酸のヨウ素価は、ISO3961:2013に準拠して測定する。親脂肪酸のヨウ素価を計算する方法は、指定量(0.1〜3g)をクロロホルム15mLに溶解する工程を含む。次に、溶解した親脂肪酸を、25mLの、一塩化ヨウ素(0.1M)の酢酸溶液と反応させる。ここに、10%ヨウ化カリウム溶液20mL及び脱イオン水150mLを加える。ハロゲンの添加を行った後、指示薬(ブルースターチ)粉末の存在下で、チオ硫酸ナトリウム溶液(0.1M)を用いて滴定することにより、過剰な一塩化ヨウ素を測定する。同時に、同じ量の試薬を用い、同一条件下で、ブランクを測定する。ブランクにおいて使用したチオ硫酸ナトリウムの量と、親脂肪酸との反応において使用した量との間の差により、ヨウ素価を算出することが可能になる。
凍結融解サイクル:
布地増強組成物の粘度を、製造の24時間後、及び凍結融解(F/T)サイクル後に測定し、極低温下での堅牢性を評価する。凍結融解サイクル手順は、200mLのガラス瓶に150mLの布地増強組成物を充填すること、金属製の蓋で瓶を閉めること、充填済みのガラス瓶を−18℃の冷凍庫に4日間連続して入れておくことからなる。4日後、試料を冷凍庫から取り出し、20〜21℃の温度に暴露することにより回復させる。20〜21℃に3日間連続暴露した後、粘度を再び測定する。この粘度を、F/Tサイクル後の粘度と称呼する。
本発明の布地柔軟剤組成物の作製プロセス
本発明の組成物は、任意の好適な形態に配合することができ、配合者によって選択される任意のプロセスによって調製することができる。その非限定的な例は、出願人らの実施例、及び参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2013/0109612(A1)号に記載されている。
本明細書に開示されている組成物は、その成分を任意の便利な順番で組み合わせ、そして、得られた成分の組み合わせを混合、例えば撹拌して、相安定性を有する布地ケア組成物を形成することによって調製され得る。流体成分の少なくとも大部分、又は更には実質的に全てを含有する流体マトリクスを形成することができ、流体成分は、この液体の組み合わせに剪断撹拌を加えることによって十分に混合される。例えば、機械的撹拌機による高速撹拌を使用してもよい。
本明細書に記載の液体布地柔軟剤組成物は、以下のように作製することもできる:
以下を含む、装置A(図1を参照されたい)を用意する:
少なくとも第1の入口1A及び第2の入口1Bと、上流端3及び下流端4を有する予混合チャンバ2であって、その予混合チャンバ2の上流端3が第1の入口1A及び第2の入口1Bと液体連通している、予混合チャンバ2と、上流端6及び下流端7を有するオリフィス構成要素5であって、そのオリフィス構成要素6の上流端は、予混合チャンバ2の下流端4と液体連通しており、オリフィス構成要素5は、ジェットで液体を噴霧し液体中に剪断及び/又は乱流を生成するように構成されている、オリフィス構成要素5と、オリフィス構成要素5の下流端7と液体連通している、二次混合チャンバ8と、液体中の剪断及び/又は乱流の生成後に液体を排出するために二次混合チャンバ8と液体連通している少なくとも1つの出口9を備える。しかも、装置Aにおいては、入口1A、予混合チャンバ2、オリフィス構成要素5、及び二次混合チャンバ8は直線状であり、互いに直線上にあり、少なくとも1つの出口9が、二次混合チャンバ8の下流端に配置されている。またオリフィス構成要素5は、少なくとも1つのオリフィスユニットを含み、具体例は、図2に示すように、オリフィス構成要素5が、互いに直列に配置された2つのオリフィスユニット10及び11を含み、各オリフィスユニットが、少なくとも1つのオリフィス13を含むオリフィスプレート12と、オリフィスプレート12から上流に位置し、オリフィスプレート12と液体連通しているオリフィスチャンバ14と、を備え、隣接するオリフィスプレートは互いに異なっている。
1つ以上の好適な液体ポンピング装置を当該第1の入口1A及び当該第2の入口1Bに接続する。
第2の液体組成物を第1の入口1Aにポンプで注入し、液体布地柔軟剤活性物質組成物を第2の入口1Bにポンプで注入する。当該装置の動作圧は、2.5〜50バール、3.0〜20バール、又は3.5〜10バールである。なお、この動作圧は、入口1B付近の第1の入口1Aで測定される液体の圧力である。装置Aの出口における動作圧は、オリフィス内のキャビテーションを防止するのに十分高くなければならない。
液体布地柔軟剤活性物質及び第2の液体組成物を、所望の流速で装置Aにとおす。これらが装置Aを通過するとき、互いの中に分散し、本明細書で液体布地柔軟剤中間体として定義されるものが形成される。
液体布地柔軟剤中間体を装置Aの出口から装置B(図3)の入口(16)にとおして、当該液体布地柔軟剤中間体を装置B内で一定時間、更なる剪断及び/又は乱流に供する。
循環ループポンプ17により、当該液体布地柔軟剤中間体を装置B内で循環させる。循環ループ18の流速は、当該循環ループ系における当該入口での液体布地柔軟剤中間体の流速以上とする。再循環ループを有する又は有さないタンク、あるいは長導管を採用して、所望の時間にわたって所望の剪断及び/又は乱流を送達することもできる。
ポンプ19、パイプ接続、及びインライン式流体注入器20を用いて、補助流体(一態様では、希釈塩溶液であるがこれに限定されない)を装置Bに添加して、液体布地柔軟剤中間体と混合する。
所望の微小構造を有する液体布地柔軟剤組成物を、装置Bへの入り口流速と同じ速度で装置B21から排出させる。
必要に応じて、装置Bの出口を出る当該液体布地柔軟剤組成物を熱変換器にとおして、周囲温度まで冷却する。
得られた液体布地柔軟剤組成物を、プロセスの出口から排出させる。
プロセスは、液体形態の布地柔軟剤活性物質、及び布地柔軟剤組成物の他の成分を含む第2の液体組成物を、それぞれ別々の流れの形で、液体がオリフィス構成要素5を通過するようにして、装置Aの予混合チャンバ2に導入することを含む。液体形態の布地柔軟剤活性物質と、第2の液体組成物とは、圧力下でオリフィス構成要素5を通過する。液体形態の布地柔軟剤活性物質と、第2の液体組成物とは、同じ又は異なる動作圧がかけられていてもよい。オリフィス構成要素5は、単独で又は何らかの他の構成部品と組み合わされて、液体布地柔軟剤活性物質と第2の液体組成物とを混合し、かつ/又は各液体又は液体の混合物中で剪断及び/又は乱流を生じさせるように構成されている。
液体は、ポンプ及びポンプに動力を供給するモータの使用を含む(ただし、これに限定されない)、任意の好適な方式によって装置A及びBに供給することができる。ポンプは、所望の動作圧下で液体を装置Aに供給することができる。一実施形態において、「8枠ブロック式マニホールド」を、781型プランジャポンプ(CAT pumps(1681 94th Lane NE,Minneapolis,MN 55449)から入手可能)とともに使用する。
従来の剪断及び/又は乱流装置の動作圧は、通常2バール〜490バールである。動作圧は、入口1B付近の入口1Aにおける液体の圧力である。動作圧は、ポンプによりもたらされる。
装置Aの動作圧は、RVS膜を装備したCerphant T PTP35圧力スイッチ(Endress Hauser(Endress+Hauser Instruments,International AG,Kaegenstrasse 2,CH−4153,Reinach)により製造)を用いて測定される。このスイッチを従来のねじ接続(雄ねじは予混合チャンバハウジング内、雌ねじはCerphant T PTP35圧力スイッチ上)を用いて入口1B付近の入口1Aに接続する。
装置Aの動作圧は、従来の剪断及び/又は乱流プロセスのものよりも低くてよく、それでも従来の装置を用いるプロセスで達成されるものと同程度の液体混合が達成される。また、同じ動作圧では、本発明のプロセスは、従来の剪断及び/又は乱流プロセスで見られるものよりも良好な混合をもたらす。
布地柔軟剤活性物質及び第2の液体組成物が装置Aを通って流れる際、それらはオリフィス構成要素5のオリフィス13及び15を通過する。通過する際、これらは、ジェットの形態でオリフィス13及び/又は15から出る。このジェットが、布地柔軟剤活性物質及び第2の液体組成物に剪断及び/又は乱流をもたらし、それによって、それらの各々を他方に分散させて、均一な混合物を形成する。
従来の剪断及び/又は乱流プロセスでは、液体に高圧力下でオリフィス13及び/又は15を通過させることによりこれらの液体を混合させる。一連のオリフィスに液体を通過させた場合、これと同程度の混合を、単一のオリフィスに液体を高圧によって通過させる方法より低い圧力で達成することができる。また同等の圧力では、本発明のプロセスは、液体に一連のオリフィスを通過させることにより、剪断及び/又は乱流プロセスよりも良好な液体混合をもたらす。
所与の体積の液体は、装置A内で任意の好適な滞留時間及び/又は滞留時間分布を有し得る。いくつかの好適な滞留時間としては、1マイクロ秒〜1秒又はそれ以上が挙げられるが、これに限定されない。液体は、装置Aを通って任意の好適な流速で流れることができる。好適な流速は、1〜1500L/分以上、又はこのような範囲内の流速の任意のより狭い範囲であり、例えば、5〜1000L/分が挙げられるがこれに限定されない。
装置Bの循環ループ系の例に関しては、循環流速を入口流速で除したものに相当する循環ループ流速比により、循環流速を評価するのが便利であることが分かるであろう。所望の布地柔軟剤組成物の微小構造体を生成するための当該循環ループ流速比は、1〜100、1〜50、及び更には1〜20であり得る。循環ループ中の流れが、液体布地柔軟剤に剪断及び乱流を付与して、液体布地柔軟剤中間体を所望の分散微小構造体に変換する。
当該装置Bにおいて当該液体布地柔軟剤中間体が費やす時間は、当該循環ループ系の総容積を当該布地柔軟剤中間体の入口流量で除したものに等しい滞留時間によって定量することができる。所望の液体布地柔軟剤組成物の微小構造体を生成するための当該循環ループ滞留時間は、0.1秒〜10分、1秒〜1分、又は2秒〜30秒であり得る。滞留時間分布は最小化させることが望ましい。
当該液体布地柔軟剤中間体に付与される剪断及び/又は乱流は、単位流体体積あたりの総運動エネルギーを推定することによって定量することができる。装置B内で、循環ループ系において布地柔軟剤中間体に対して付与される単位体積当たりの運動エネルギーは、10〜1000000g・cm−1・s−2、50〜500000g・cm−1・s−2、又は100〜100000g・cm−1・s−2であり得る。装置Bをとおして流す液体は、任意の好適な流速で流すことができる。好適な入口流速及び出口流速は、1〜1500L/分以上、又は5〜1000L/分が挙げられるがこれに限定されない、このような範囲内の流速の任意のより狭い範囲である。好適な循環流速は、1L/分〜20000L/分以上、又は5〜10000L/分が挙げられるがこれに限定されない、このような範囲内の流速の任意のより狭い範囲である。装置Aは、理想的には装置Bと同時に動作させて連続プロセスを形成する。装置Aで作製された液体布地柔軟剤中間体は、好適な容器内で保管され、後に装置Bをとおして加工されてもよい。
実施例1〜5:布地増強組成物
まず、3つのオリフィスを有する連続流体作製プロセスにおいて装置A及びBを使用して、第四級アンモニウムエステル柔軟剤活性物質(「FSA」)の分散液を調製することによって、布地増強組成物を調製した。81℃に加熱したFSA、65℃に加熱された脱イオン水(補助材料として、NaHEDPキレート剤、HCl、ギ酸、及び保存剤を含有)を、容積移送式ポンプを用いて、装置A、装置B、遠心ポンプを備える循環ループをとおして供給した。プレート型熱交換器により、液体布地柔軟剤組成物を直ちに25℃に冷却した。総流量は3.1kg/分であった。装置Aの入口における圧力は5バールであった。装置Aの出口における圧力は2.5バールであった。装置Bの循環ループの流量比は、8.4であった。装置Bの運動エネルギーは、18000g・cm−1・s−2であった。装置Bの滞留時間は14秒であった。装置Bの出口圧力は3バールであった。
20Hzで15〜20分間操作されるYtron−Y高速ミキサーを使用して、以下の表1に提供される残りの成分を上記段落に記載の分散液に添加することによって、布地増強組成物を仕上げる。表1は、実施例1〜5の全体の組成を示す。非イオン性界面活性剤の濃度を除き、成分は受領した状態で添加される。例えば、以下の実施例1において、防腐剤は、実際に供給者から受領した状態で、0.020%の濃度で添加されるが、防腐剤溶液中に存在している有効成分1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンの濃度は20%である。非イオン性界面活性剤の濃度は、100%活性に基づく非イオン性界面活性剤の実際の濃度を指す。実施例5は、本発明を例示する。アスタリスクを付した残りの実施例1〜4は、比較例である。
Figure 2021512233
Proxel GXL、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンの20%水性ジプロピレングリコール溶液(Lonzaによって供給)。この材料は、表1のプロセスパラメータ毎に作製した分散液の構成成分であり、プロセスの別の工程において添加されることはない。
ビス−(2−ヒドロキシプロピル)−ジメチルアンモニウムメチルスルフェート脂肪酸エステルの異性体。この材料は、表1のプロセスパラメータ毎に作製した分散液の構成成分であり、プロセスの別の工程において添加されることはない。親脂肪酸のヨウ素化は、約36である。Evonikから得られる材料は、遊離脂肪酸の形態の不純物、ビス−(2−ヒドロキシプロピル)−ジメチルアンモニウムメチルサルフェート脂肪酸エステルのモノエステル形態、及びビス−(2−ヒドロキシプロピル)−メチルアミンの脂肪酸エステルを含む。
MP10(登録商標)、Dow Corningにより供給、8%活性
米国特許第8,765,659号に記載のとおり、100%封入香油として表される
Rheovis(登録商標)CDEは、BASFによって供給されるカチオン性高分子増粘剤である。
非イオン性レベルは100%活性に基づいて計算される。
製造の24時間後、60rpm、約20℃での、cP単位のBrookfield(登録商標)DV−E粘度
凍結融解サイクル後、60rpm、約20℃での、cP単位のBrookfield(登録商標)DV−E粘度
Figure 2021512233
凍結融解(F/T)サイクル後に700cPよりも高い粘度を有する組成物は、かかる高粘度により不正確で雑な投入、並びに洗濯機のディスペンサーにおける残留物が生じる可能性があることから、もはや使用に適さないと考えることができる。F/T安定性を改善するために、過去には非イオン性界面活性剤が使用されていたが、比較例1〜4により、香油を含む組成物は、F/Tサイクル後に粘度が劇的に増加する傾向があることが示される。式Aによる分岐鎖状界面活性剤を含む実施例5により、F/T安定性が良好に維持されたことが示される。
比較例1と実施例5との比較により、非イオン性界面活性剤の分岐がF/T安定性を提供するために必要であることが示される。比較例4と実施例5との比較により、15超の平均エトキシル化度がF/T安定性を提供するために必要であることが示される。
本明細書にて開示された寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
相互参照される文書又は関連特許若しくは出願を含めた、本明細書に引用される全ての文書は、明示的に除外されるか又は特に限定されない限り、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとは見なされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような発明全てを教示、示唆又は開示するとは見なされない。更に、本文書における用語のいずれかの意味又は定義が、援用文献における同じ用語のいずれかの意味又は定義と矛盾する場合には、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が優先するものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲に網羅することが意図されている。

Claims (10)

  1. 20cP〜700cPの粘度及び1〜5のpHを有する布地増強組成物であって、前記布地増強組成物は、全組成物重量に基づいて、
    a)3%〜20%の第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質と、
    b)0.01%〜30%の1〜7個の炭素を含むアルコールと、
    c)0.1%〜10%の香料送達系及び/又は0.1%〜4%の香油と、
    d)式A及び/又はB:
    Figure 2021512233
    (式中、nは、平均して15超かつ30未満であり、Rは、1〜21個の炭素を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であるか、又はRは、水素であり、Rは、1〜22個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であるが、ただし、R及びRの炭素原子の総数の和は、9〜22であり、ただし、Rが水素である場合、Rは分枝鎖状アルキル基であり、Rは、9〜22個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基である)を有する界面活性剤と
    を含み、
    第四級アンモニウムエステル柔軟剤活性物質と非イオン性界面活性剤との比が1:1〜10:1である、布地増強組成物。
  2. 40cP〜600cP、より好ましくは60cP〜400cPの粘度及び2〜4のpHを有し、前記布地増強組成物は、全組成物重量に基づいて、
    a)4%〜15%、好ましくは6%〜12%の第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質と、
    b)0.1%〜30%、より好ましくは0.5%〜15%、より好ましくは1%〜10%、最も好ましくは2%〜9%の、1〜7個の炭素を含むアルコールであって、好ましくは、モノアルコール、ポリオール及びこれらの混合物からなる群から選択されるアルコール、より好ましくは、エタノール、イソプロパノール、グリセロール、エチレングリコール、プロパンジオール、ソルビトール及びこれらの混合物からなる群から選択されるアルコール、最も好ましくは、グリセロール、エチレングリコール、プロパンジオール、ソルビトール及びこれらの混合物からなる群から選択されるアルコールと、
    c)式A及び/又はB:
    Figure 2021512233
    (式中、nは、平均して16〜29、好ましくは18〜29、より好ましくは20〜29であり、Rは、1〜21個の炭素を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であり、Rは、1〜22個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であるが、ただし、R及びRの炭素原子の総数の和は、9〜22であり、Rは、9〜22個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であり、最も好ましくは、好ましくは、nは平均して20であり、最も好ましくは、Rは、9個の炭素原子を含む分枝鎖状アルキル基である)を有する界面活性剤と
    を含み、
    第四級アンモニウムエステル柔軟剤活性物質と非イオン性界面活性剤との比が1:1〜20:1、好ましくは1:1〜10:1、より好ましくは2:1〜13:2であり、
    好ましくは、前記布地増強組成物は、全組成物重量に基づいて、1.1%〜5%、より好ましくは1.2%〜3%、最も好ましくは1.2%〜2%の前記非イオン性界面活性剤を含む、請求項1に記載の布地増強組成物。
  3. 前記界面活性剤が、式A(式中、nは、平均して16〜29、好ましくは18〜29、より好ましくは20〜29であり、Rは、1〜21個の炭素を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であり、Rは、1〜22個の炭素原子を含むアルキル基であるが、ただし、R及びRの炭素原子の総数の和は、9〜22であり、最も好ましくは、nは平均して20である)を有する、請求項1又は2に記載の布地増強組成物。
  4. 前記布地柔軟化活性物質である第四級アンモニウムエステルが、次式:
    {R (4−m)−N−[X−Y−R}A
    (式中、
    mは、1、2、又は3であるが、ただし、各mの値は、同一であり、
    各Rは、独立して、ヒドロカルビル、又は置換ヒドロカルビル基であり、
    各Rは、独立して、C〜Cアルキル又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくは、Rは、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、1−メチル−2−ヒドロキシエチル、ポリ(C2〜3アルコキシ)、ポリエトキシ、ベンジルから選択され、
    各Xは独立して、(CH)n、CH−CH(CH)−又はCH−(CH)−CH−であり、
    各nは、独立して、1、2、3又は4であり、好ましくは、各nは、2であり、
    各Yは、独立して、−O−(O)C−又は−C(O)−O−であり、
    A−は、塩化物、硫酸メチル、硫酸エチル及び硫酸塩からなる群から独立して選択され、好ましくはA−は、塩化物及び硫酸メチルからなる群から選択され、
    ただし、Yが−O−(O)C−である場合、各Rの炭素の合計が13〜21であり、好ましくは、Yが−O−(O)C−である場合、各Rの炭素の合計が13〜19である)を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の布地増強組成物。
  5. 前記第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質が、12〜22個の炭素を含む脂肪酸部分を含み、前記第四級アンモニウムエステルが、
    a)ビス−(2−ヒドロキシプロピル)−ジメチルアンモニウムメチルスルフェート脂肪酸エステル、
    b)ビス−(2−ヒドロキシプロピル)−ジメチルアンモニウムメチルスルフェート脂肪酸エステルの異性体、
    c)N,N−ビス(ヒドロキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド脂肪酸エステル、
    d)N,N−ビス(ヒドロキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムメチルスルフェート脂肪酸エステル、及び
    e)N,N,N−トリ(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアンモニウムメチルスルフェート脂肪酸エステル
    からなる群から選択され、
    前記第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質の脂肪酸エステル部分が、飽和又は不飽和であり、かつ置換又は非置換である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の布地増強組成物。
  6. 前記第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質の親脂肪酸部分が、
    a)飽和、置換及び動物由来、
    b)飽和、置換及び植物由来、
    c)飽和、非置換及び動物由来、
    d)飽和、非置換及び植物由来、
    e)不飽和、置換及び動物由来、
    f)不飽和、置換及び植物由来、
    g)不飽和、非置換及び動物由来、又は
    h)不飽和、非置換及び植物由来であり、
    好ましくは、前記第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質が、0〜60、より好ましくは10〜55、最も好ましくは15〜45のヨウ素価を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の布地増強組成物。
  7. 前記第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質が、次式:
    {[R[CH−CH(CH)−O−C(=O)−R}A
    (式中、各Rは、独立して、水素、短鎖C〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル基、ポリ(C2〜3アルコキシ)、ベンジル、又はこれらの混合物であり、
    各Rは、独立して、11〜21個の炭素原子を含むヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、
    は、塩化物及び硫酸メチルからなる群から選択される)を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の布地増強組成物。
  8. 前記香料送達系が、有益剤送達粒子、プロ香料、ポリマー粒子、官能化シリコーン、ポリマー支援型送達、分子支援型送達、繊維支援型送達、アミン支援型送達、シクロデキストリン、デンプン封入アコード、ゼオライト及び無機担体、及びこれらの混合物からなる群から選択され、好ましくは前記香料送達系が、有益剤含有送達粒子を含み、より好ましくは、前記香料送達系が、2種以上の有益剤含有送達粒子を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の布地増強組成物。
  9. 布地を処理及び/又は洗浄する方法であって、
    a)任意に、前記布地を洗浄、すすぎ、及び/又は乾燥させることと、
    b)請求項1〜8のいずれか一項に記載の布地増強組成物を前記布地と接触させることと、
    c)任意に、前記布地を洗浄、すすぎ、及び/又は乾燥させることであって、前記乾燥の工程が、能動乾燥及び/又は受動乾燥を含むことと、
    を含む方法。
  10. 布地増強組成物の凍結融解安定性を向上させるための、式A及び/又はB:
    Figure 2021512233
    (式中、nは、平均して15超かつ30未満、好ましくは16〜29、より好ましくは18〜29、最も好ましくは20〜29であり、Rは、1〜21個の炭素を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であるか、又はRは、水素であり、Rは、1〜22個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であるが、ただし、R及びRの炭素原子の総数の和は、9〜22であり、ただし、Rが水素である場合、Rは分枝鎖状アルキル基であり、nは、平均して15超かつ30未満、好ましくは16〜29、より好ましくは18〜29、最も好ましくは20〜29であり、Rは、9〜22個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝鎖状アルキル基であり、好ましくは、Rは、9個の炭素原子を含む分岐鎖状アルキル基である)を有する界面活性剤の使用。
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