JP7024082B2 - 改善された粘度安定性を有する布地柔軟剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、液体の布地柔軟剤組成物を対象とする。
液体布地柔軟剤組成物により、洗剤組成物を添加した後、特に洗濯プロセスのすすぎ段階において、処理された布地に利益がもたらされる。このような効果としては、布地柔軟剤活性物質の組み込みによってもたらされる布地の柔軟化が挙げられる。このような活性物質は、典型的には、脂肪酸の第四級アンモニウムエステルであり、典型的には、水分散液中で小胞を形成する。液体布地柔軟剤組成物の別の重要な利益は、処理された布地に心地よい香りを提供することであるが、その香りは、香料を布地柔軟剤組成物に組み込むことによって送達される。
しかしながら、第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質及び香料を含む液体布地柔軟剤組成物は、貯蔵時に不安定性を示す場合がある。理論に束縛されるものではないが、疎水性部分の存在により、布地柔軟剤活性物質は香料と相互作用しやすく、貯蔵時に、相分離又はより不安定な粘度プロファイルをもたらすと考えられる。特に、貯蔵時の粘度の増加によって組成物を投入することが困難になる場合があり、また、より高濃度の分注されていない製品がボトル内に残り、洗濯機のディスペンサー内に残留物が残ることがある。
したがって、粘度安定性及び相安定性がともに改善された、布地柔軟化活性物質及び分散香料を含む布地柔軟剤組成物が必要とされている。
欧州特許第0845523(A2)号は、香料入りの液体濃縮布地柔軟剤が直面する粘度の問題を防止する成分に関する。プロピレングリコールジカプリレート/ジカプレート、トリオクチルシトレート、及びアジピン酸ジオクチルが、非常に効率的であったとされている。ミリスチン酸イソプロピルは、適度に効率的であったとされている。米国特許第5358647号は、布地柔軟化製品に関し、その布地柔軟化製品は、四級アンモニウム塩を置換できる物質を見出そうと試みて、布地柔軟化成分として、ペンタエリスリトールの高級脂肪酸エステル、ペンタエリスリトールオリゴマーの高級脂肪酸エステル、又はそのようなペンタエリスリトール若しくはオリゴマーエステルのエトキシル化誘導体の高級脂肪酸エステルを、モンモリロナイト型の粘土とともに含む。米国特許第5726144(A)号は、油性香料の非存在下で安定な水性分散液を形成及び維持する布地柔軟化組成物に関し、布地柔軟剤は、アミド又はアミンと四級アンモニウム化合物とを組み合わせたものであり、モノアルコール又は多価アルコールの脂肪エステルを更に含む。国際公開第2007/026314(A2)号は、約60%~約97%の布地柔軟化活性物質と、希釈剤とを含む濃縮布地柔軟化組成物に関し、その濃縮柔軟化組成物は、組成物重量の6重量%未満の水を含む。
欧州特許第0845523(A2)号 米国特許第5358647号 米国特許第5726144(A)号 国際公開第2007/026314(A2)号
本発明は、組成物の重量に対して、2%~25%の第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質と、0.1%~7%の分散香料と、0.1%~5%のペンタエリスリトールエステルと、を含む、液体布地柔軟剤組成物に関する。別の様態では、本発明は、その製造プロセスに関する。
本発明の1つの目的は、粘度安定性及び注入性がともに改善された液体布地柔軟剤組成物を提供することである。本発明の別の目的は、消費者が許容できる十分な特性、例えば、柔軟性効果、心地よいにおい、及び/又は視覚的外観などを有する、本明細書に記載の組成物を提供することである。
本明細書は、本発明について具体的に示し、明確に特許請求する「特許請求の範囲」で完結するが、本発明は添付の図の以下の説明から更に理解されると考えられる。添付の図において、同様の参照符号は同様の要素を識別するものである。なお、図に関連する説明は、「布地柔軟剤組成物の製造プロセス」の項を参照されたい。
装置を詳細に示す。 装置Aのオリフィス構成要素5を詳細に示す。 装置Bを詳細に示す。
定義
本明細書で使用するとき、「a」及び「an」などの冠詞は、特許請求の範囲において使用されるときは、特許請求されている又は記載されるもののうちの1つ以上を意味するものと理解される。
本明細書で使用するとき、用語「含む(include)」、「含む(includes)」、及び「含んでいる(including)」は、非限定的であることを意味する。
別途記載のない限り、全ての成分又は組成物の濃度は、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、かかる成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除外される。例えば、第四級アンモニウムエステルは、典型的には、第四級アンモニウムエステルのモノエステル形態、残留未反応脂肪酸、及び非四級化エステルアミンを、不純物として含有することが知られている。
全ての百分率及び比率は、別途記載のない限り、重量基準で計算される。全ての百分率及び比率は、別途記載のない限り、全組成に基づいて計算される。
特に明記しない限り、全ての比率は活性物質の重量/重量濃度として計算される。
全ての測定は、別段に明記しない限り、25℃で実施される。
本明細書の全体をとおして与えられる全ての最大数値限定は、それよりも小さい全ての数値限定を、かかるより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含むものと理解すべきである。本明細書の全体をとおして与えられる全ての最小数値限定は、それよりも高い全ての数値限定を、かかるより高い数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含む。本明細書の全体をとおして与えられる全ての数値範囲は、かかるより広い数値範囲内に含まれるより狭い全ての数値範囲を、かかるより狭い数値範囲があたかも全て本明細書に明確に記載されているかのように含む。
液体布地柔軟剤組成物
本明細書で使用するとき、「液体布地柔軟剤組成物」は、布地(例えば家庭用洗濯機内の衣類)を柔軟化することができる液体を含む、任意の処理組成物を指す。組成物は、好適に細分された形態の固体又は気体を含んでいてもよいが、組成物全体は、例えば錠剤又は顆粒などの全体として非液体である製品形態を除外する。
水性液体布地柔軟化組成物が好ましい。このような水性液体布地柔軟剤組成物では、含水量は、液体布地柔軟剤組成物の5重量%~98重量%、好ましくは50重量%~96重量%、より好ましくは70重量%~95重量%の濃度で存在し得る。
未希釈布地柔軟剤組成物のpHは、典型的には、第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質の加水分解安定性を改善するために酸性であり、pH2.0~6.0、好ましくはpH2.0~4.5、より好ましくはpH2.0~3.5であり得る(「方法」の項を参照されたい)。
布地柔軟剤組成物の注ぎ性を維持しながら濃厚な外観を提供するために、布地柔軟剤組成物の粘度は、Brookfield(登録商標)DV-E回転粘度計で測定したとき、50mPa・s~800mPa・s、好ましくは70mPa・s~600mPa・s、より好ましくは100mPa・s~500mPa・sであり得る(「方法」の項を参照されたい)。
安定剤-ペンタエリスリトールエステル
本発明の液体布地柔軟剤組成物は、組成物の0.1重量%~5重量%の、好ましくは0.2重量%~4重量%の、より好ましくは0.3重量%~3重量%の、更により好ましくは0.4重量%~2重量%の、最も好ましくは0.5重量%~1.5重量%の、次式によって定義されるペンタエリスリトールエステルを含む:
Figure 0007024082000001
式中、各R、R、R、Rは、それぞれ独立して、C3~C15の直鎖又は分枝鎖状、飽和又は不飽和アルキル鎖から選択される。
ペンタエリスリトールエステル安定剤は、驚くべきことに、貯蔵時の粘度安定性を改善し、したがって分散した香料を含む液体布地柔軟剤組成物を注ぐ実体験が改善される。理論に束縛されるものではないが、安定剤は、その幾何学的形状を通して、香料と第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質との間の相互作用によって誘発される微細構造変化を低減すると考えられる。
好ましくは、各R、R、R、Rは、それぞれ独立して、C6~C12の直鎖状の、飽和又は不飽和のアルキル鎖から選択され、より好ましくは、各R、R、R、Rは、それぞれ独立して、C6~C12の直鎖状飽和アルキル鎖から選択され、更により好ましくは、各R、R、R、Rは、それぞれ独立して、C7~C9の直鎖状飽和アルキル鎖から選択される。
好ましくは、第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質とペンタエリスリトールエステルとの重量比は、200:1~2:1であり、また好ましくは100:1~5:1であり、より好ましくは75:1~10:1である。
好ましくは、ペンタエリスリトールエステルと分散香料との比は、10:1~1:10であり、また好ましくは5:1~1:5であり、より好ましくは3:1~1:4である。
ペンタエリスリトールエステルは、液体布地柔軟剤組成物に、別個の成分として添加されてもよく、又は第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質とあらかじめ混合しておいてもよく、又は液体布地柔軟剤組成物を製造する前に、好ましくは香料とあらかじめ混合しておいてもよい。ペンタエリスリトールエステルを香料とあらかじめ混合することにより、更に粘度の安定性が改善されるが、同時に、香料とペンタエリスリトールとの混合物を投入するのに、2つの投入システムではなく、1つの投入システムのみしか必要でないので、製剤過程をより複雑でないものとすることができる。
第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質
本発明の液体柔軟剤組成物は、第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質(布地柔軟化活性物質、「FSA」)を、2%~25%、好ましくは3%~20%、より好ましくは3%~17%、最も好ましくは4%~15%の濃度で含む。第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質の濃度は、本組成物(希釈又は濃縮組成物)中の全柔軟化活性物質の所望の濃度、及び他の柔軟化活性物質の有無に依存し得る。しかしながら、時とともに粘度が増加し、相不安定性が増していくことのリスクは、典型的には、より高いFSA濃度を有する布地柔軟剤組成物の方が高い。他方で、非常に高いFSAレベルでは、粘度は制御することがより困難になる。
好ましくは、第四級アンモニウム布地柔軟化活性物質を形成する親脂肪酸のヨウ素価(「方法」の項を参照されたい)は、5~60、より好ましくは10~45、更により好ましくは15~40である。理論に束縛されるものではないが、第四級アンモニウム布地柔軟化活性物質を形成する親脂肪酸が少なくとも部分的に不飽和であるとき、FSAの加工性がより容易な、より低い融点が得られる。特に、二重不飽和脂肪酸は、処理の容易なFSAを実現することを可能にする。
好適な第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質としては、モノエステルクワット、ジエステルクワット、及びトリエステルクワット、並びにこれらの混合物からなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、全第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質の重量を基準として、モノエステルクワットの濃度は、2.0%~40.0%であり、ジエステルクワットの濃度は、40.0%~98.0%であり、トリエステルクワットの濃度は、0.0%~25.0%である。
当該第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質は、以下の式の化合物を含んでもよい:
{R (4-m)-N+-[X-Y-R}A-
(式中、
mは、1、2、又は3であるが、但し、各mの値は、同一であり、
各Rは独立して、ヒドロカルビル基又は分岐鎖状ヒドロカルビル基であり、好ましくは、Rは、直鎖状であり、より好ましくは、Rは、部分不飽和直鎖状アルキル鎖であり、
各Rは、独立して、C~Cアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくは、Rは、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、2-ヒドロキシプロピル、1-メチル-2-ヒドロキシエチル、ポリ(C2~3アルコキシ)、ポリエトキシ、及びベンジルから選択され、
各Xは、独立して、-(CH)n-、-CH-CH(CH)-、又は-CH(CH)-CH-であり、
各nは、独立して、1、2、3又は4であり、好ましくは、各nは、2であり、
各Yは、独立して、-O-(O)C-又は-C(O)-O-であり、
A-は、独立して、塩化物、硫酸メチル、及び硫酸エチルからなる群から選択され、好ましくは、A-は、塩化物及び硫酸メチルからなる群から選択され、より好ましくは、A-は、硫酸メチルであり、
但し、Yが-O-(O)C-であるときには、各Rにおける炭素の合計は、13~21、好ましくは、13~19である。柔軟剤相溶性アニオン(A-)が硫酸メチルであるとき、粘度増加の問題がより大きくなるが、第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質の製造における四級化工程を促進するので、それは好ましい柔軟剤相溶性アニオンである。
好適な第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質の例は、KAO ChemicalsからTetranyl AT-1及びTetranyl AT-7590という商品名で、EvonikからRewoquat WE16DPG、Rewoquat WE18、Rewoquat WE20、Rewoquat WE28、及びRewoquat 38DPGという商品名で、StepanからStepantex GA90、Stepantex VR90、Stepantex VK90、Stepantex VA90、Stepantex DC90、Stepantex VL90Aという商品名で市販されている。
これらのタイプの薬剤及びそれらの一般的な製造方法は、米国特許第4,137,180号に開示されている。
分散香料
本発明の液体布地柔軟剤組成物は、分散香料組成物を含む。分散香料とは、本明細書では、布地柔軟剤組成物中に自由に分散しており、封入されていない香料組成物を意味する。香料は、典型的には、心地よい匂いを有する布地柔軟剤組成物を提供するために添加される。香料組成物は、1つ以上の香料原材料を含む。香料原材料は、香料組成物を作製するのに使用される個々の化学物質である。香料原材料のタイプ及び数の選択は、最終的な所望の香りに依存する。本発明の文脈では、任意の好適な香料組成物を使用することができる。当業者であれば、香料組成物中での使用に好適な相溶性の香料原材料を認識し、所望の香りを得るための成分の組み合わせを選択する方法を理解するであろう。
分散香料の濃度は、液体布地柔軟剤組成物の0.1重量%~7重量%、好ましくは0.5重量%~6重量%、より好ましくは1.0重量%~5.0重量%である。
香料組成物は、3.0未満のlogP及び250℃未満の沸点を特徴とする香料原材料を、香料組成物の総重量に基づいて、2.5%~30%の量で、好ましくは、5%~30%の量で含んでもよい。
香料組成物は、3.0未満のlogPを有することを特徴とする香料原材料を、香料組成物の5重量%~30重量%の量で、好ましくは、7重量%~25重量%の量で含んでもよい。香料組成物は、3.0超のlogPを有することを特徴とする香料原材料を、香料組成物の総重量に対して35%~60%の量、好ましくは、40%~55%の量で含んでもよい。香料組成物は、3.0超のlogPを有することを特徴とする香料原材料を、香料組成物の総重量に対して10%~45%の量、好ましくは、12%~40%の量で含んでもよい。香料原材料のlogPが3.0より高い場合、その香料原材料は、その疎水性のため、布地上に良好に付着する。しかしながら、より疎水性の高い香料原材料は、粘度の不安定性がより高くなる可能性がある。本発明は、このような疎水性香料原材料の存在下でも、改善された粘度安定性を示す。
好ましい布地柔軟剤組成物は、香料組成物の総重量に基づいて、少なくとも20%の、アルコール、ベンジル基を含有するアルデヒド、及び酢酸リナリル、並びにこれらの混合物からなるリストから選択される香料原材料からなる分散香料を含む。
粒子
本発明の液体布地柔軟剤組成物は、粒子もまた含み得る。液体布地柔軟剤組成物は、液体布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて、0.02%~10%、好ましくは0.1%~4%、より好ましくは0.25%~2.5%の粒子を含み得る。当該粒子としては、ビーズ、真珠光沢剤、及び封入有益剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。
封入有益剤:
液体布地柔軟剤組成物は、0.05重量%~10重量%、好ましくは0.05重量%~3重量%、より好ましくは0.05重量%~2重量%の封入有益剤を含み得る。有益剤は、香料組成物、保湿剤、加熱剤又は冷却剤、昆虫/蛾忌避剤、微生物/カビ/白カビ制御剤、柔軟化剤、帯電防止剤、抗アレルギー剤、UV保護剤、日焼け防止剤、色相染料、及び酵素、並びにこれらの組み合わせ、更には、色保護剤(例えば、移染防止剤、及び漂白剤、並びにこれらの組み合わせなど)からなる群から選択される。香料組成物が好ましい。
有益剤は、例えば、1つ以上のカプセルにおいてコアの一部として封入される。このようなコアは、希釈剤、溶媒、及び密度バランス調整剤などの他の材料を含み得る。
カプセルは、コアを含む有益剤を少なくとも部分的に、好ましくは完全に取り囲む壁を有する。カプセルの壁の材料は、メラミン、ポリアクリルアミド、シリコーン、シリカ、ポリスチレン、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート系材料、ポリアクリレートエステル系材料、ゼラチン、スチレン無水マレイン酸、ポリアミド、芳香族アルコール、ポリビニルアルコール、レゾルシノール系材料、ポリ-イソシアネート系材料、アセタール(1,3,5-トリオール-ベンゼン-グルタルアルデヒド及び1,3,5-トリオール-ベンゼンメラミンなど)、デンプン、酢酸フタル酸セルロース、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。
好ましくは、カプセルの壁は、メラミン、ポリアクリレート系材料、及びこれらの組み合わせを含む1つ以上の壁材料を含む。
当該メラミン壁材料は、ホルムアルデヒドで架橋されたメラミン、ホルムアルデヒドで架橋されたメラミン-ジメトキシエタノール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
当該ポリアクリレート系材料は、メチルメタクリレート/ジメチルアミノメチルメタクリレートから形成されるポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレート並びに強酸から形成されるポリアクリレート、カルボン酸アクリレート及び/又はメタクリレートモノマー並びに強塩基から形成されるポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレートモノマー並びにカルボン酸アクリレート及び/又はカルボン酸メタクリレートモノマーから形成されるポリアクリレート、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
ポリ尿素カプセルは、少なくとも2つのイソシアネート官能基を含む少なくとも1つのポリイソシアネートと、架橋及びコロイド安定剤として、少なくとも1つのアミン、好ましくは多官能性アミンとの間の重合の反応生成物であるポリ尿素壁を含み得る。
好適なカプセルは、Encapsys(Appleton,Wisconsin,USA)から入手することができる。布地柔軟剤組成物は、異なるカプセル、例えば、異なる壁材及び/又は有益剤を有するカプセルの組み合わせを含んでいてもよい。
香料組成物は、好ましい封入有益剤である。
封入有益剤と分散香油との比
液体布地柔軟剤組成物では、香油封入体と自由に分散している香油との比は、3:1~1:40、好ましくは1:1~1:20、より好ましくは1:2~1:10であり得る。
追加の布地柔軟化活性物質
本発明の液体布地柔軟剤組成物は、布地柔軟剤組成物の0.01重量%~10重量%、好ましくは0.1重量%~10重量%、より好ましくは0.1重量%~5重量%の追加の布地柔軟化活性物質を含み得る。好適な布地柔軟化活性物質としては、非エステル第四級アンモニウム化合物、アミン、脂肪酸エステル、ショ糖エステル、シリコーン、分散性ポリオレフィン、多糖類、脂肪酸、軟化油、及びポリマーラテックス、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。
非エステル第四級アンモニウム化合物の非限定例は、例えば、ジカノーラジメチルアンモニウムクロリド、ジ(ハード)タロージメチルアンモニウムクロリドジカノーラジメチルアンモニウムメチルサルフェート、並びにこれらの混合物などの、ジアルキレンジメチルアンモニウム塩を含む。本発明で使用可能な市販のジアルキレンジメチルアンモニウム塩の例は、Witco Corporationから商品名Adogen(登録商標)472として入手可能なジオレイルジメチル塩化アンモニウム、及びAkzo NobelからArquad2HT75として入手可能なジハードタロージメチル塩化アンモニウムである。
非イオン性界面活性剤
組成物は、液体布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて、0.01%~10%、好ましくは0.01%~5%、より好ましくは0.1%~3.0%、最も好ましくは0.5%~2.0%の非イオン性界面活性剤、好ましくはエトキシル化非イオン性界面活性剤、より好ましくは8~18の疎水性親油性バランス値を有するエトキシル化非イオン性界面活性剤を含み得る。非イオン性界面活性剤は、布地柔軟剤組成物中への香料の分散を促進する。
好適な非イオン性界面活性剤の例は、BASFから商標名Lutensol AT80(BASFの平均エトキシル化度80のエトキシル化アルコール)として、Clariantから商標名Genapol T680(平均エトキシル化度68のエトキシル化アルコール)として、Sigma Aldrichから商標名Tween 20(平均エトキシル化度20のポリソルベート)として市販されている。
更なる香料送達技術
液体布地柔軟剤組成物は、処理された基材への香料成分の付着及びその基材からの香料成分の放出を安定化及び強化する、1つ以上の香料送達技術を含み得る。このような香料送達技術を使用して、処理された基材から香料が放出される寿命を延長することができる。香料送達技術、特定の香料送達技術を作製する方法、及びかかる香料送達技術の使用法は、米国特許出願公開第2007/0275866(A1)号に開示されている。
液体布地柔軟剤組成物は、布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて、0.001%~20%、0.01%~10%、又は0.05%~5%、又は更には0.1%~0.5%の香料送達技術を含み得る。当該香料送達技術は、プロ香料、シクロデキストリン、ゼオライト、及び無機担体、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
付着助剤
液体布地柔軟剤組成物は、液体布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて、0.0001%~3%、好ましくは0.0005%~2%、より好ましくは0.001%~1%の付着助剤を含み得る。付着助剤は、カチオン性又は両性のポリマーであってもよい。カチオン性ポリマーは、カチオン性アクリレートを含み得る。カチオン性ポリマー一般、及びその製造方法は、文献において既知である。付着助剤は、粒子と同時に、又は液体布地柔軟剤組成物中に直接、添加することができる。好ましくは、付着助剤は、ポリビニルホルムアミド、部分的にヒドロキシル化されたポリビニルホルムアミド、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、エトキシル化ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、及びキトサン、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択される。
ポリマーの重量平均分子量は、屈折率(Refractive Index、RI)検出を用いてポリエチレンオキシド標準物質に対してサイズ排除クロマトグラフィーによって測定したとき、500~5000000、又は1000~2000000、又は2500~1500000ダルトンであり得る。一態様では、カチオン性ポリマーの重量平均分子量は、500~37500ダルトンであり得る。
レオロジー変性剤
「レオロジー変性剤」とは、本明細書では、布地柔軟剤組成物の粘度を増加させる化合物を意味する。好ましくは、レオロジー変性剤を、液体布地柔軟剤組成物の0.01重量%~5重量%、より好ましくは0.02重量%~2重量%、更により好ましくは0.1重量%~1重量%含み、好ましくは、当該レオロジー変性剤は、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、両性ポリマー、及び多糖類からなるリストから選択され、より好ましくは、当該レオロジー変性剤は、カチオン性ポリマー及び多糖類からなるリストから選択され、更により好ましくは、当該レオロジー変性剤は、カチオン性ポリマー及びセルロース繊維からなるリストから選択される。レオロジー変性剤は、液体布地柔軟剤組成物に濃厚感を与えるために添加されてもよく、一方で、飛び跳ねを減らし、正確な量の投入を容易にする。レオロジー変性剤の種類及び濃度は、液体布地柔軟剤組成物全体及び所望の粘度に依存する。
レオロジー変性剤は、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、及び多糖類を含むリストから選択され得る。カチオン性ポリマーは、Rheovis(商標)CDEなどのカチオン性アクリレートを含んでもよい。好適なカチオン性ポリマーの群としては、米国特許第6,642,200号に開示されているものなどの、好適な反応開始剤又は触媒を用いるエチレン性不飽和モノマーの重合により生成されるものが挙げられる。
ポリマーは、任意に、分岐及び架橋モノマーを使用することによって分岐又は架橋し得る。分岐及び架橋モノマーとしては、エチレングリコールジアクリレートジビニルベンゼン、及びブタジエンが挙げられる。
好適なレオロジー変性剤としては、ポリクアテルニウム-1、ポリクアテルニウム-5、ポリクアテルニウム-6、ポリクアテルニウム-7、ポリクアテルニウム-8、ポリクアテルニウム-11、ポリクアテルニウム-14、ポリクアテルニウム-22、ポリクアテルニウム-28、ポリクアテルニウム-30、ポリクアテルニウム-32、及びポリクアテルニウム-33が挙げられる(国際化粧品原料命名法に従って命名)。
レオロジー変性剤は、ポリ(アクリルアミド-N-ジメチルアミノエチルアクリレート)及びその四級化誘導体を含み得る。この態様では、レオロジー変性剤は、BTC Specialty Chemicals(BASF Group(Florham Park,N.J.))から入手可能な商標名Sedipur(登録商標)として販売されているものであり得る。レオロジー変性剤は、ポリ(アクリルアミド-コ-メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)を含んでもよい。
レオロジー変性剤は、カチオン性又は両性多糖類からなる群から選択され得る。レオロジー変性剤は、カチオン性及び両性セルロースエーテル、カチオン性又は両性ガラクトマンナン、カチオン性グアーガム、及びカチオン性又は両性デンプン、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
レオロジー変性剤は、例えば、アミン及びオリゴアミンとエピクロロヒドリンとの反応生成物であるアルキルアミン-エピクロロヒドリンポリマーのような、カチオン性ポリマーから選択され得るが、そのようなポリマーは、例えば、米国特許第6,642,200号及び同第6,551,986号に挙げられている。例としては、Clariant(Basle,Switzerland)から商品名Cartafix(登録商標)CB及びCartafix(登録商標)TSFとして入手可能な、ジメチルアミン-エピクロロヒドリン-エチレンジアミンが挙げられる。
好適なカチオン性レオロジー変性剤は、カチオン性モノマーを、疎水性の性質を有するモノマーと非イオン性モノマーとに重合させることよって得られ得る。特に、カチオン性レオロジー変性剤は、国際公開第2011/148110号に開示されているようなものであってもよい。カチオン性レオロジー変性剤は、SNF社により供給され得るが、例えば、Flosoft(登録商標)FS222が挙げられる。
レオロジー変性剤はセルロース繊維であってもよい。セルロース繊維とは、本明細書ではセルロースマイクロ原繊維又はセルロースナノ原繊維を意味する。セルロース繊維は、細菌又は植物起源のものであってよく、すなわち、発酵によって生成され得るか、野菜、植物、果物、又は木材から抽出され得る。セルロース繊維の供給源は、レモン、オレンジ、及び/又はグレープフルーツなどの柑橘類の皮;リンゴ、バナナ、及び/又はナシなどの果物;ニンジン、エンドウマメ、ジャガイモ、及び/又はチコリなどの野菜;竹、黄麻、アバカ、亜麻、綿、及び/又はサイザルなどの植物、穀物、並びに、トウヒ、ユーカリ、及び/又はオークなどの様々な木材供給源からなる群から選択され得る。好ましくは、セルロース繊維供給源は、木材又は植物、特に、トウヒ、ユーカリ、黄麻、及びサイザルからなる群から選択される。
セルロース繊維は、好ましくは非イオン性である。このような繊維は市販されており、例えば、FiberstarのCitri-Fi 100FG、HerbafoodのHerbacel(登録商標)Classic、及びBorregaardのExilva(登録商標)がある。
布地柔軟剤組成物の製造プロセス
本発明の組成物は、任意の好適な形態に配合することができ、配合者によって選択される任意のプロセスによって調製することができる。その非限定的な例は、出願人らの実施例、及び参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2013/0109612(A1)号に記載されている。
本明細書に開示されている組成物は、その成分を任意の便利な順番で組み合わせ、そして、得られた成分の組み合わせを混合、例えば撹拌して相安定性を有する布地ケア組成物を形成することによって調製され得る。流体成分の少なくとも大部分、又は更には実質的に全てを含有する流体マトリクスを形成することができ、流体成分は、この液体の組み合わせに剪断撹拌を付与することによって十分に混合される。例えば、機械的撹拌機による高速撹拌を使用してもよい。
本明細書に記載の液体布地柔軟剤組成物は、以下のように作製することもできる:
-装置A(図1を参照されたい)を用意する。装置Aは、
少なくとも第1の入口1A及び第2の入口1Bと、上流端3及び下流端4を有する予混合チャンバ2であって、その予混合チャンバ2の上流端3が第1の入口1A及び第2の入口1Bと液体連通している、予混合チャンバ2と、上流端6及び下流端7を有するオリフィス構成要素5であって、そのオリフィス構成要素6の上流端は、予混合チャンバ2の下流端4と液体連通しており、オリフィス構成要素5は、噴出で液体を噴霧し液体中に剪断及び/又は乱流を生成するように構成されている、オリフィス構成要素5と、オリフィス構成要素5の下流端7と液体連通している、二次混合チャンバ8と、液体中の剪断及び/又は乱流の生成後に液体を排出するために二次混合チャンバ8と液体連通している少なくとも1つの出口9を備える。しかも、装置Aにおいては、入口1A、予混合チャンバ2、オリフィス構成要素5、及び二次混合チャンバ8は直線状であり、しかも互いに直線を成し、少なくとも1つの出口9が、二次混合チャンバ8の下流端に配置されている。またオリフィス構成要素5は、少なくとも1つのオリフィスユニットを含み、具体例は、図2に示すように、オリフィス構成要素5が、互いに直列に配置された2つのオリフィスユニット10及び11を含み、各オリフィスユニットが、少なくとも1つのオリフィス13を含むオリフィスプレート12と、オリフィスプレート12から上流に位置し、オリフィスプレート12と液体連通しているオリフィスチャンバ14と、を備え、隣接するオリフィスプレートは互いに異なっている。
-1つ以上の好適な液体ポンプ装置を第1入口1A及び第2入口1Bに接続する。
-第2の液体組成物を第1の入口1Aにポンプで注入し、液体布地柔軟剤活性物質組成物を第2の入口1Bにポンプで注入する。当該装置の動作圧は、2.5~50バール、3.0~20バール、又は3.5~10バールである。なお、この動作圧は、入口1B付近の第1の入口1Aで測定された液体の圧力である。装置Aの出口における動作圧は、オリフィス内のキャビテーションを防止するのに十分高くなければならない。
-液体布地柔軟剤活性物質及び第2の液体組成物を、所望の流速で装置Aに通す。これらが装置Aを通過する際には、それらは各々互いに他方の中に分散し、ここで、液体布地柔軟剤中間体として定義されるものが形成される。
-当該液体布地柔軟剤中間体を装置Aの出口から装置B(図3)の入口16に通して、液体布地柔軟剤中間体を装置B内で一定時間、更なる剪断及び/又は乱流に供する。
-循環ループポンプ17により、当該液体布地柔軟剤中間体を装置B内で循環させる。循環ループ18の流速は、当該循環ループ系における当該入口での液体布地柔軟剤中間体の流速以上とする。再循環ループを有する又は有さないタンク、あるいは長導管を採用して、所望の時間にわたって所望の剪断及び/又は乱流を送達することもできる。
-ポンプ19、パイプ接続及びインライン式流体注入器20を用いて、補助流体(一態様では、限定するものではないが、希釈塩溶液)を装置Bに添加して、液体布地柔軟剤中間体と混合する。
-所望の微小構造を有する液体布地柔軟剤組成物を、装置Bへの入口流速と同じ流速で、装置B21から排出させる。
-必要に応じて、装置Bの出口を出る当該液体布地柔軟剤組成物を熱変換器に通して、周囲温度へと冷却する。
-結果として得られた生成された液体布地柔軟剤組成物を、プロセスの出口から排出させる。
プロセスは、液体形態の布地柔軟剤活性物質、及び布地柔軟剤組成物の他の成分を含む第2の液体組成物を、それぞれ別々の流れの形で、液体がオリフィス構成要素5を通過するようにして、装置Aの予混合チャンバ2に導入することを含む。液体形態の布地柔軟剤活性物質と、第2の液体組成物とは、圧力下でオリフィス構成要素5を通過する。液体形態の布地柔軟剤活性物質と、第2の液体組成物とは、同じ又は異なる動作圧がかけられていてもよい。オリフィス構成要素5は、単独で又は何らかの他の構成部品と組み合わされて、液体布地柔軟剤活性物質と第2の液体組成物とを混合し、かつ/又は各液体又は液体の混合物中で剪断及び/又は乱流を生じさせるように構成されている。
液体は、ポンプ及びポンプに動力を供給するモータの使用を含む(但し、これに限定されない)、任意の好適な方式によって装置A及びBに供給することができる。ポンプは、所望の動作圧下で液体を装置Aに供給することができる。一実施形態において、「8枠ブロック式マニホールド」を、781型プランジャポンプ(CAT pumps(1681 94th Lane NE,Minneapolis,MN 55449)から入手可能)とともに使用する。
従来の剪断及び/又は乱流装置の動作圧は、通常2バール~490バールである。動作圧は、入口1B付近の入口1Aにおける液体の圧力である。動作圧は、ポンプによりもたらされる。
装置Aの動作圧は、RVS膜を装備したCerphant T PTP35圧力スイッチ(Endress Hauser(Endress+Hauser Instruments,International AG,Kaegenstrasse 2,CH-4153,Reinach)により製造)を用いて測定される。このスイッチを従来のねじ接続(雄ねじは予混合チャンバハウジング内、雌ねじはCerphant T PTP35圧力スイッチ上)を用いて入口1B付近の入口1Aに接続する。
装置Aの動作圧は、従来の剪断及び/又は乱流プロセスのものよりも低くてよく、それでも従来の装置を用いるプロセスで達成されるものと同程度の液体混合が達成される。また、同じ動作圧では、本発明のプロセスは、従来の剪断及び/又は乱流プロセスで見られるものよりも良好な混合をもたらす。
布地柔軟剤活性物質及び第2の液体組成物が装置Aを通って流れる際、それらはオリフィス構成要素5のオリフィス13及び15を通過する。通過する際、これらは、噴流の形態でオリフィス13及び/又は15から出る。この噴流が、布地柔軟剤活性物質及び第2の液体組成物に剪断及び/又は乱流をもたらし、それによって、それらの各々を他方に分散させて、均一な混合物を形成する。
従来の剪断及び/又は乱流プロセスでは、液体に高圧力下でオリフィス13及び/又は15を通過させることによりこれらの液体を混合させる。一連のオリフィスに液体を通過させた場合、これと同程度の混合を、単一のオリフィスに液体を高圧によって通過させる方法より低い圧力で達成することができる。また同等の圧力では、本発明のプロセスは、液体に一連のオリフィスを通過させることにより、剪断及び/又は乱流プロセスよりも良好な液体混合をもたらす。
所与の体積の液体は、装置A内に任意の好適な滞留時間及び/又は滞留時間分布を有し得る。いくつかの好適な滞留時間としては、1マイクロ秒~1秒又はそれ以上が挙げられるが、これに限定されない。液体は、装置Aを通って任意の好適な流速で流れることができる。好適な流速は、1~1500L/分以上、又はこのような範囲内の流速の任意のより狭い範囲であり、例えば、又は5~1000L/分が挙げられるがこれに限定されない。
装置Bの循環ループ系の例に関しては、循環流速を入口流速で除したものに相当する循環ループ流速比により、循環流速を特徴づけるのが便利であることが分かるであろう。所望の布地柔軟剤組成物の微小構造体を生成するための当該循環ループ流速比は、1~100、1~50、及び更には1~20であり得る。循環ループ中の流れが、液体布地柔軟剤に剪断及び乱流を付与して、液体布地柔軟剤中間体を所望の分散微小構造体に変換する。
当該装置Bにおいて当該液体布地柔軟剤中間体が費やす時間は、当該循環ループ系の総容積を当該布地柔軟剤中間体の入口流量で除したものに等しい滞留時間によって定量化することができる。所望の液体布地柔軟剤組成物の微小構造体を生成するための当該循環ループ滞留時間は、0.1秒~10分、1秒~1分、又は2秒~30秒であり得る。滞留時間分布は最小化させることが望ましい。
当該液体布地柔軟剤中間体に付与される剪断及び/又は乱流は、単位流体体積あたりの総運動エネルギーを推定することによって定量化することができる。装置B内で布地柔軟剤中間体に対して、循環ループ系において付与される単位体積当たりの運動エネルギーは、10~1000000g・cm-1・s-2、50~500000g・cm-1・s-2、又は100~100000g・cm-1・s-2であり得る。装置Bを通して流す液体は、任意の好適な流速で流すことができる。好適な入口流速及び出口流速は、1~1500L/分以上、又は5~1000L/分が挙げられるがこれに限定されない、このような範囲内の流速の任意のより狭い範囲である。好適な循環流速は、1L/分~20000L/分以上、又は約5~10000L/分が挙げられるがこれに限定されない、このような範囲内の流速の任意のより狭い範囲である。装置Aは、理想的には装置Bと同時に動作させて連続プロセスを形成する。装置Aで作製された液体布地柔軟剤中間体は、好適な容器内で保管され、後に装置Bを通して加工されてもよい。
ペンタエリスリトールエステルは、液体布地柔軟剤組成物に別個の成分として添加されてもよく、又は液体布地柔軟剤組成物の製造前に第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質とあらかじめ混合されてもよく、又は好ましくは、液体布地柔軟剤組成物を製造する前に香料とあらかじめ混合されてもよい。香料とペンタエリスリトールエステルとをあらかじめ混合することにより、2つの投入システムの代わりに1つの投入システムで香料ペンタエリスリトール混合物を投入することができるため、粘度の安定性が更に改善されると同時に、製剤過程がより複雑でないものとなる。
方法
布地柔軟剤組成物のpHを測定する方法
pHは、取扱説明書に従って較正されたゲル充填プローブ(例えば、Toledoプローブ、部品番号52 000 100)を備えるSartorius PT-10P pHメータを用いて、温度25℃で、未希釈の布地柔軟剤組成物に対して測定される。
布地柔軟剤組成物の粘度を測定する方法
未希釈の布地柔軟剤組成物の粘度は、Brookfield(登録商標)DV-E回転粘度計を用いて、60rpm、21℃で測定される。スピンドル2は、50mPa・s~400mPa・sの粘度に使用される。スピンドル3は、401mPa・s~2.0Pa・sの粘度に使用される。
第四級アンモニウムエステルの布地柔軟化活性物質のヨウ素価を測定する方法:
第四級アンモニウムエステルの布地柔軟化活性物質のヨウ素価(「IV」)は、布地柔軟化活性物質が形成される親脂肪酸のヨウ素価のことであり、布地柔軟化活性物質を形成する親脂肪酸100グラムと反応する、ヨウ素のグラム数として定義される。
まず、第四級アンモニウムエステルの布地柔軟化活性物質は、以下のプロトコルに従って加水分解される:布地柔軟剤組成物25gを、水50mL及び水酸化ナトリウム0.3mLと混合する(50%活性)。この混合物が乾固するのを回避しながら、この混合物をホットプレート上で少なくとも1時間、沸騰させる。1時間後、この混合物を冷却し、pH試験紙又は較正済みpH電極を使用して、25%硫酸でpHを中性(6~8のpH)に調節する。
次に、ヘキサン又は石油エーテルを用いて酸性液-液抽出を介して当該混合物から脂肪酸を抽出する:抽出シリンダー内においてサンプル混合物を水/エタノール(1:1)で160mLに希釈し、塩化ナトリウム5グラム、硫酸(25%活性)0.3mL、及びヘキサン50mLを加える。このシリンダーに栓をして、少なくとも1分間、振盪する。次に、2層が形成されるまで、このシリンダーを静置する。ヘキサン中に脂肪酸を含有する上部の層は、別の受容器に移す。次に、ホットプレートを使用して、ヘキサンを蒸発させて、抽出した脂肪酸を残留させる。
次に、布地柔軟化活性物質を形成する親脂肪酸のヨウ素価は、ISO3961:2013に準拠して決定する。親脂肪酸のヨウ素価を計算する方法は、指定量(0.1~3g)をクロロホルム15mLに溶解する工程を含む。次に、溶解した親脂肪酸を、酢酸溶液中の一塩化ヨウ素(0.1M)25mLと反応させる。ここに、10%ヨウ化カリウム溶液20mL及び脱イオン水150mLを加える。ハロゲンの添加を行った後、ブルースターチ指示薬粉末の存在下で、チオ硫酸ナトリウム溶液(0.1M)を用いて滴定することにより、過剰な一塩化ヨウ素を測定する。同時に、同じ量の試薬を用い、同一条件下で、ブランクを決定する。ブランク中で使用したチオ硫酸ナトリウムの量と親脂肪酸との反応において使用した量との間の差異により、ヨウ素価を算出することが可能になる。
分配係数の決定方法
分配係数Pは、平衡状態の2つの不混和相(この場合、n-オクタノール/水)の混合物中の濃度の比である。n-オクタノール/水分配係数のlogの値(logP)は、UV/VIS分光法によって溶質の分布を測定する「振盪フラスコ」法(例えば、「The Measurement of Partition Coefficient」、Molecular Informatics,Volume 7,Issue 3,1988,Pages 133~144,Dearden JC,Bresnanに記載)などの周知の手段を用いて実験的に測定することができる。あるいは、試験される香料混合物中の各PRMについてlogPを計算することができる。個々のPRMのlogPは、Advanced Chemistry Development Inc.(ACD/Labs)(Toronto,Canada)から入手可能なConsensus logP Computational Model、バージョン14.02(Linux)を用いて計算して、無単位のlogP値を得るのが好ましい。ACD/LabsのConsensus logP Computational Modelは、ACD/Labsモデルスイートの一部である。
以下の例及び説明は、本発明の範囲内にある実施形態を更に明らかにする。これらの例は単に例示することが目的であり、これらの変更の多くは可能であるので、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
まず、3つのオリフィスを有する連続流体作製プロセスにおける装置A及びBを使用して、第四級アンモニウムエステル柔軟剤活性物質(「FSA」)の分散液を調製することによって、実施例1~5の布地柔軟剤組成物を調製した(「方法」の項を参照のこと)。81℃に加熱したFSA、65℃に加熱された脱イオン水(補助材料として、NaHEDPキレート剤、HCl、ギ酸、及び保存剤を含有)を、容積移送式ポンプを用いて、装置A、装置B、遠心ポンプを備える循環ループを通して供給した。プレート型熱交換器により、液体布地柔軟剤組成物を直ちに25℃に冷却した。総流量は3.1kg/分であった。装置Aの入口における圧力は5バールであった。装置Aの出口における圧力は2.5バールであった。装置Bの循環ループの流量比は、8.4であった。装置Bの運動エネルギーは、18000g・cm-1・s-2であった。装置Bの滞留時間は14秒であった。装置Bの出口圧力は3バールであった。
15~20分間、20Hzで動作するYtron-Y高速ミキサーを使用して、以下の表1に記載される残りの成分を添加することによって、布地柔軟剤組成物を仕上げた。安定剤が用いられる場合には、その安定剤を、第四級アンモニウムエステル柔軟剤活性物質の分散物に添加する前に、香料とあらかじめ混合した。異なる安定剤を試験した。
・TEC:クエン酸トリエチル
・IPM:イソプロピルミリステート
・GDC:プロピレングリコールジカプリレート/ジカプリレート(Oleon社により供給されるRadia(登録商標)7202)
・PTC:ペンタエリスリチルテトラアクリレート/カプリレート(Oleonにより供給されるRadia(登録商標)7178)
Figure 0007024082000002
Proxel GXLは、1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オンの20%ジプロピレングリコール水溶液、Lonzaにより供給。この材料は、作製されたがプロセスの別の時点で添加されなかった分散液の一部である。
ビス-(2-ヒドロキシプロピル)-ジメチルアンモニウムメチルサルフェート脂肪酸エステル、(2-ヒドロキシプロピル)-(1-メチル-2ヒドロキシエチル)-ジメチルアンモニウムメチルサルフェート脂肪酸エステル、ビス-(1-メチル-2ヒドロキシエチル)-ジメチルアンモニウムメチルサルフェート脂肪酸エステルの混合物である。この材料の親脂肪酸のヨウ素価は、18~22である。Evonik社から入手できる材料は、遊離脂肪酸及びモノエステルの形態の不純物を含有する。
MP10(登録商標)は、Dow Corning社により供給される。8%活性。
米国特許第8,940,395号に記載のとおり、100%封入香油として表される。
Rheovis(登録商標)CDEは、BASFによって供給されるカチオン性高分子増粘剤である。
布地柔軟剤組成物の粘度が経時的に変化するとき、これは組成物の適切な使用を妨げることがあり、組成物の劣化の兆候として知覚されることがある。特に粘度の増加は、布地柔軟剤組成物を正確に投入することを更に複雑な作業とし、洗濯機のディスペンサー内に残留する結果になる場合があるため、懸念材料となり得る。比較例1は、安定剤を全く含まない基準例であったが、30℃で2週間保管した後に715mPa・sの粘度増加を示した。TECを添加すると、30℃で2週間保管した後、1069mPa・sのより高い粘度増加がもたらされた。800mPa・sより高い粘度は、使用には不向きであると考えることができるため、例1と例2では、30℃で2週間保管した後、安定性試験を中止した。他の安定剤、IPM(例3)、GDC(例4)、及びPTC(例5)は、例1の基準例と比較して、粘度安定性を改善させた。本発明による、例5に示されるような安定剤PTCは、高温で長期保存した場合に、最も安定した粘度プロファイルを一貫して示した。
本明細書において開示された寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。代わりに、特に指示がない限り、このような寸法は各々、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。

Claims (15)

  1. 水性液体布地柔軟剤組成物であって、前記組成物の重量を基準として、
    2%~25%の第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質であって、前記第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質が、以下の式:
    {R (4-m) -N+-[X-Y-R }A-
    (式中、
    mは、1、2、又は3であるが、但し、各mの値は、同一であり、
    各R は、独立して、ヒドロカルビル基又は分岐鎖状ヒドロカルビル基であり、
    各R は、独立して、C ~C アルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、
    各Xは、独立して、-(CH -、-CH -CH(CH )-、又は-CH(CH )-CH -であり、各nは、1、2、3、又は4であり、
    各Yは、独立して、-O-(O)C-又は-C(O)-O-であり、
    A-は、硫酸メチルであり、
    但し、Yが-O-(O)C-であるときには、各R における炭素の合計は、13~21である)を有する第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質を含む、第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質と、
    0.1%~7%の分散香料と、
    50%~96%の水と、
    0.1%~5%の、次式
    Figure 0007024082000003
    (式中、各R、R、R、Rは、それぞれ独立して、C3~C15の、直鎖又は分枝鎖状の、飽和又は不飽和のアルキル鎖から選択される)に従うペンタエリスリトールエステルと、
    を含む、水性液体布地柔軟剤組成物。
  2. 各R、R、R、Rが、それぞれ独立して、C6~C12の直鎖状の、飽和又は不飽和のアルキル鎖から選択され、請求項1に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  3. 前記第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質が、前記組成物の3重量%~20重量%の濃度で存在する、請求項1又は2に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  4. 前記ペンタエリスリトールエステルの濃度が、前記組成物の0.2重量%~4重量%である、請求項1~3のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  5. 前記第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質と前記ペンタエリスリトールエステルとの比が、200:1~2:1である、請求項1~4のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  6. 前記第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質を形成する親脂肪酸化合物のヨウ素価が、5~60である、請求項1~5のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  7. 前記Xが、-CH-CH(CH)-又は-CH(CH)-CH-である、請求項1~6のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  8. 前記分散香料が、前記組成物の0.5重量%~6重量%の濃度で存在する、請求項1~のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  9. 前記ペンタエリスリトールエステルと前記分散香料との比が、10:1~1:10である、請求項1~のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  10. 前記水性液体布地柔軟剤組成物のpHが、2.0~4.5である、請求項1~のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  11. 前記組成物の0.01重量%~5重量%のレオロジー変性剤を更に含み、前記レオロジー変性剤が、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、及び多糖類からなる群から選択される、請求項1~10のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  12. 前記水性液体布地柔軟剤組成物が、Brookfield(登録商標)DV-E回転粘度計を用い、60rpm、21℃で、50mPa・s~400mPa・sの粘度に対してはスピンドル2で、401mPa・s~800mPa・sの粘度に対してはスピンドル3で測定したとき、50mPa・s~800mPa・sの粘度を有する、請求項1~11のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  13. 前記組成物の0.05重量%~10重量%の封入有益剤を更に含み、前記有益剤が、カプセルにおいてコアの一部として封入される、請求項1~12のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  14. 前記第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質と前記ペンタエリスリトールエステルとの比が、100:1~5:1であり、且つ前記ペンタエリスリトールエステルと前記分散香料との比が、3:1~1:4である、請求項1~13のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物。
  15. 請求項1~14のいずれか一項に記載の水性液体布地柔軟剤組成物を作製するプロセスであって、前記ペンタエリスリトールエステルを前記第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質とあらかじめ混合する工程、及び前記ペンタエリスリトールエステルを前記香料とあらかじめ混合する工程を含、プロセス。
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