JP2017529264A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2017529264A5
JP2017529264A5 JP2017515954A JP2017515954A JP2017529264A5 JP 2017529264 A5 JP2017529264 A5 JP 2017529264A5 JP 2017515954 A JP2017515954 A JP 2017515954A JP 2017515954 A JP2017515954 A JP 2017515954A JP 2017529264 A5 JP2017529264 A5 JP 2017529264A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propylene
film
ethylene copolymer
stretch
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017515954A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6754756B2 (ja
JP2017529264A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2015/051153 external-priority patent/WO2016048866A1/en
Publication of JP2017529264A publication Critical patent/JP2017529264A/ja
Publication of JP2017529264A5 publication Critical patent/JP2017529264A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6754756B2 publication Critical patent/JP6754756B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

伸縮性フィルムなどのフィルムを含む伸展性積層体材料は、一般に、幅広い種類の用途に使用される。使い捨て衛生製品、特に消費者関連製品は、しばしば、それらの使用、機能、及び魅力にとって不可欠である1つ以上の伸縮性要素を有する。高度に伸縮性の要素は、おむつ、トレーニングパンツ、及び成人用失禁製品などの特定の消費者関連製品の、ウエスト部、耳部、側面パネル、及び折り返し領域のフィットにとって非常に重要であり得る。しかしながら、伸縮性フィルムにはそれらの欠点がないわけではない。フィルムは、ロール上のフィルムの粘着性のために取り扱いが困難であり得、これは、ブロッキング、すなわち、フィルムがそれ自体にくっつくことを引き起こし得るか、またはフィルムが機器部品にくっつく機械加工性の問題を引き起こす。
高度に伸縮性の要素を提供するための他のアプローチは、エラストマーフィルムを不織基材に積層して、積層体を形成することと、次いで、本積層体を延伸して、不織物を活性化し、必要な伸縮性を与えることとを伴う。更に他のアプローチは、低結晶化度の伸縮性コア材料を、より少ない伸縮性、より少ない粘着、またはより高い結晶化度の材料とともにスキン中に共押出して、ブロッキングを低下させ、フィルムの機械加工性及び取り扱いを改善させることを伴う。そのようなフィルムを延伸して、米国第7,498,282号に開示される所望される伸縮性を与えることができる。
延伸修飾されたエラストマー複層フィルムが、本明細書の実施形態に開示される。本フィルムは、第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーを含むコア層であって、該第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーが、少なくとも50重量%のプロピレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜40重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、コア層と、第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマー及び2.5〜30重量%のブロッキング防止剤を独立して含む、少なくとも1つの外側層であって、該第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーが、少なくとも50重量%のプロピレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜40重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、外側層と、を含み、該第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーの結晶化度は、該第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーの結晶化度以上である。本明細書に開示される延伸修飾されたエラストマー複層フィルムを含む積層体もまた、本明細書の実施形態に開示される。
少なくとも1つの外側層
本明細書の実施形態において、第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマー及びブロッキング防止剤を独立して含む、少なくとも1つの外側層。第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーは、本明細書に既に記載したプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーであり得る。いくつかの実施形態において、第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーは、プロピレン/エチレンコポリマーであり、プロピレン含有量は、全ポリマーの80重量%超であり、エチレン含有量は、全ポリマーの5〜20重量%または8〜18重量%である。本明細書のいくつかの実施形態において、第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーは、第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーとは異なる。
本明細書の実施形態において、少なくとも1つの外側層は独立して、ブロッキング防止剤を含む。好適なブロッキング防止剤の例としては、粘土、ケイ酸アルミニウム、珪藻土、シリカ、タルク、炭酸カルシウム、石灰石、ヒュームドシリカ、硫酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、アルミナ三水和物、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、またはこれらの組み合わせを挙げることができるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、ブロッキング防止剤は、タルク、炭酸カルシウム、シリカ、霞石閃長岩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。他の好適なブロッキング防止剤は、参照によって本明細書に組み込まれる、米国特許第7,741,397号、及びZweifel Hans et al.,“Plastics Additives Handbook,”Hanser Gardner Publications,Cincinnati,Ohio,5th edition,Chapter7,pages585−600(2001)に見出すことができる。
ブロッキング防止剤は独立して、2.5重量%〜30重量%の範囲の量で少なくとも1つの外側層中に存在し得る。いくつかの実施形態において、ブロッキング防止剤は独立して、少なくとも1つの外側層の2.5重量%〜25重量%、2.5重量%〜20重量%、2.5重量%〜18重量%、3.5重量%〜18重量%、5重量%〜20重量%、5重量%〜18重量%、または5重量%〜15重量%の範囲の量で少なくとも1つの外側層中に存在し得る。ブロッキング防止剤を担体樹脂に組み込むための好適な方法は、当業者にとって既知であり、例えば、押出機(単軸スクリュー、二軸スクリュー)または静的混合機を使用して実行することができる、例えば、溶融ブレンドまたは溶液ブレンドを挙げることができる。いくつかの実施形態において、所望される量のブロッキング防止剤を含有するブロッキング防止マスターバッチは、他のポリマー樹脂との乾燥ブレンドによって、フィルム調製ステップ中に組み込まれる。例えば、溶融押出プロセスにおいて、与えられる剪断及び熱は、マスターバッチの溶融及び溶融流を通したブロッキング防止剤の分布をもたらし、これがその後、本明細書に開示される1つ以上の層となるであろう。当然のことながら、担体樹脂、スリップ剤、相溶化剤、加工助剤、安定剤、修飾剤、顔料、及び/またはマスターバッチ配合物に含まれ得る他の構成成分を考慮して、ブロッキング防止剤を1つ以上の層に組み込むための他の好適な方法が使用されてもよい。

いくつかの実施形態において、相溶化剤もまた、少なくとも1つの外側層中に存在してもよい。相溶化剤は、ポリマーがブロッキング防止剤の表面を湿潤させる能力を増加させることを含む、様々な理由のために使用され得る。ポリマー相溶化剤は、極性官能基などの官能基を有するポリマーまたはそのブレンドを含み得る。本発明に好適な相溶化剤としては、エチレンエチルアクリレート(AMPLIFY(商標)EA)、無水マレイン酸グラフトポリエチレン(AMPLIFY(商標)GR)、エチレンアクリル酸(PRIMACOR(商標))、イオノマー(AMPLIFY(商標)IO)、及び他の官能性ポリマー(AMPLIFY(商標)TY)(これらの全てがThe Dow Chemical Companyから入手可能);無水マレイン酸スチレンブロックコポリマー(KRATON(商標)FG)(Kraton Polymersから入手可能);無水マレイン酸グラフトポリエチレン、ポリプロピレン、コポリマー(EXXELOR(商標))(The ExxonMobil Chemical Companyから入手可能);修飾エチレンアクリレート一酸化炭素ターポリマー、エチレン酢酸ビニル(EVA)、ポリエチレン、メタロセンポリエチレン、エチレンプロピレンゴム、ならびに酸、無水マレイン酸、アクリレート官能性(FUSABOND(商標)、BYNEL(商標)、NUCREL(商標)、ELVALOY(商標)、ELVAX(商標))、及びイオノマー(SURLYN(商標))を有するポリプロピレン(E.I.du Pont de Nemours and Companyから入手可能)が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書の実施形態において、本フィルムは、積層前のロール上のフィルムブロッキングの確率及び深刻度を最小化することができる。ブロッキングとは、ロール上のフィルム層がともに融着または接着し、その後の加工ステップのためにロールをほどくのを困難にする欠点を指す。理論によって拘束されることを意図するものではないが、本明細書に記載されるフィルムは、温度、圧力、様々な圧力点、巻き込み張力、及び接触表面積を低下させることによって、ブロッキングの傾向を最小化すると考えられる。しかしながら、ブロッキングを最小化する必要性は、フィルム取り扱いなどの競合する必要性、及び他のその後の変換ステップに対してバランスが保たれることを理解されたい。フィルムブロッキングを定量化するのに好適な様々な方法としては、ASTM D3354−11、ISO11502、及び他のものが挙げられる。
延伸修飾されたエラストマー複層フィルムは、複層フィルムであって、第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーを含むコア層であって、該第1のプロピレン/アルファ−が、少なくとも50重量%のプロピレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜30重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、コア層と、第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマー及び2.5〜30重量%のブロッキング防止剤を独立して含む、少なくとも1つの外側層であって、該第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーが、少なくとも50重量%のプロピレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜30重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、外側層と、を含み、該第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーの結晶化度が、該第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーの結晶化度以上である、フィルムを提供することと、その元の長さの100%以上の伸長まで、少なくとも1つの方向において、該フィルムの第1の延伸を実行して、延伸修飾された複層フィルムを形成することと、該少なくとも1つの方向において、該延伸修飾された複層フィルムを実質的に弛緩させることとによって形成され得る。いくつかの実施形態において、その元の長さの300%超の伸長まで、少なくとも1つの方向において、フィルムの第1の延伸を実行して、延伸修飾された複層フィルムを形成する。他の実施形態において、その元の長さの350%以上の伸長まで、少なくとも1つの方向において、フィルムの第1の延伸を実行して、延伸修飾された複層フィルムを形成する。更なる実施形態において、その元の長さの400%以上の伸長まで、少なくとも1つの方向において、フィルムの第1の延伸を実行して、延伸修飾された複層フィルムを形成する。より更なる実施形態において、その元の長さの450%以上の伸長まで、少なくとも1つの方向において、フィルムの第1の延伸を実行して、延伸修飾された複層フィルムを形成する。より更なる実施形態において、その元の長さの500%以上の伸長まで、少なくとも1つの方向において、フィルムの第1の延伸を実行して、延伸修飾された複層フィルムを形成する。
図1を参照すると、延伸修飾された複層フィルムの調製に使用され得るインラインブローフィルムプロセス(100)が描写される。第1のステップ(105)において、複層ブローフィルムは、共押出される。複層フィルムは、第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーを含むコア層であって、該第1のプロピレン/アルファ−が、少なくとも50重量%のプロピレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜30重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、コア層と、第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマー及び2.5〜30重量%のブロッキング防止剤を独立して含む、少なくとも1つの外側層であって、該第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマー、及び2.5〜30重量%のブロッキング防止剤、該第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーが、少なくとも50重量%のプロピレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜30重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、外側層と、を含み得、該第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーの結晶化度は、該第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーの結晶化度以上である。第2のステップ(110)において、次いで、複層ブローフィルムは、その元の長さの100%以上の伸長まで、少なくとも1つの方向において延伸されて、延伸修飾された複層フィルムが形成される。本延伸修飾された複層フィルムは、少なくとも1つの伸長方向において、実質的に弛緩させられる。第3のステップ(115)において、本延伸修飾された複層フィルムを少なくとも1つの基材に積層して、積層体を形成する。
図2を参照すると、延伸修飾された複層フィルムの調製に使用され得るインライン流延フィルムプロセス(200)が描写される。第1のステップ(205)において、複層流
延フィルムは、共押出される。複層フィルムは、第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーを含むコア層であって、該第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーが、少なくとも50重量%のプロピレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜30重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、コア層と、第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマー及び2.5〜30重量%のブロッキング防止剤を独立して含む、少なくとも1つの外側層であって、該第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマー、及び2.5〜30重量%のブロッキング防止剤、該第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーが、少なくとも50重量%のプロピレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜30重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、外側層と、を含み得、該第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーの結晶化度は、該第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーの結晶化度以上である。第2のステップ(210)において、次いで、複層流延フィルムは、その元の長さの100%以上の伸長まで、少なくとも1つの方向において延伸されて、延伸修飾された複層フィルムが形成される。本延伸修飾された複層フィルムは、少なくとも1つの伸長方向において、実質的に弛緩させられる。第3のステップ(215)において、本延伸修飾された複層フィルムを少なくとも1つの基材に積層して、積層体を形成する。
Figure 2017529264

Claims (15)

  1. 延伸修飾されたエラストマー複層フィルムであって、
    第1のプロピレン/エチレンコポリマーを含むコア層であって、前記第1のプロピレン/エチレンコポリマーが、少なくとも80重量%のプロピレンと5〜20重量%のエチレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜40重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、前記コア層と、
    第2のプロピレン/エチレンコポリマー及び2.5〜30重量%のブロッキング防止剤を独立して含む少なくとも1つの外側層であって、前記第2のプロピレン/エチレンコポリマーが、少なくとも80重量%のプロピレンと5〜20重量%のエチレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜40重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、前記外側層と
    を含み、
    前記第1のプロピレン/エチレンコポリマーの結晶化度が、前記第2のプロピレン/エチレンコポリマーの結晶化度以上である、前記フィルム。
  2. 前記第1のプロピレン/エチレンコポリマーが、前記第2のプロピレン/エチレンコポリマーとは異なる、請求項1に記載のフィルム。
  3. 前記フィルムが、前記少なくとも1つの外側層中に、及び任意で、前記コア層中にスリップ剤を更に含む、請求項1に記載のフィルム。
  4. 前記第1のプロピレン/エチレンコポリマーのメルトフローレートが、前記第2のプロピレン/エチレンコポリマーのメルトフローレートとは異なる、請求項1に記載のフィルム。
  5. 前記フィルムが、ブローフィルムまたは流延フィルムである、請求項1に記載のフィルム。
  6. 前記フィルムが、延伸修飾されていない同一のフィルムと比較して、永久歪みの低下を呈する、請求項1に記載のフィルム。
  7. 請求項1〜6のうちのずれか1項に記載の延伸修飾されたエラストマー複層フィルムを含む積層体。
  8. 前記フィルムの側面に積層された少なくとも1つの基材を更に含む請求項7に記載の積層体。
  9. 延伸修飾されたエラストマー複層フィルムを製造するためのプロセスであって、
    複層フィルムであって、
    第1のプロピレン/エチレンコポリマーを含むコア層であって、前記第1のプロピレン/エチレンコポリマーが、少なくとも80重量%のプロピレンと5〜20重量%のエチレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜30重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、前記コア層と、
    第2のプロピレン/エチレンコポリマー及び2.5〜30重量%のブロッキング防止剤を独立して含む少なくとも1つの外側層であって、前記第2のプロピレン/エチレンコポリマーが、少なくとも80重量%のプロピレンと5〜20重量%のエチレンを含み、0.1g/10分〜35g/10分のメルトフローレート(230℃/2.16Kg)を有し、かつ少なくとも1重量パーセント〜30重量パーセントの範囲内の結晶化度を有する、前記外側層と
    を含み、
    前記第1のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーの結晶化度が、前記第2のプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマーの結晶化度以上である、前記複層フィルムを提供するステップと、
    前記フィルムの元の長さの100%以上の伸長まで、少なくとも1つの方向において、前記フィルムの第1の延伸を実行して、延伸修飾された複層フィルムを形成するステップと、
    前記少なくとも1つの方向において、前記延伸修飾された複層フィルムを実質的に弛緩させるステップ
    を含む前記プロセス。
  10. 前記プロセスが、前記延伸修飾された複層フィルムを少なくとも1つの基材に積層して、積層体を形成するステップを更に含む、請求項9に記載のプロセス。
  11. 前記基材が不織物である、請求項9に記載のプロセス。
  12. 前記基材が伸縮性不織物である、請求項9に記載のプロセス。
  13. 前記伸縮性不織物がひだ状の形状を有する、請求項12に記載のプロセス。
  14. 前記積層体が、前記積層体の第2の延伸前の長さの250%以下の伸長まで、少なくとも1つの方向において、第2の延伸を受ける、請求項10に記載のプロセス。
  15. 前記積層体が第2の延伸を受けない、請求項10に記載のプロセス。
JP2017515954A 2014-09-25 2015-09-21 ポリオレフィン系伸縮性フィルム構造、積層体、及びその方法 Active JP6754756B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201462055027P 2014-09-25 2014-09-25
US62/055,027 2014-09-25
PCT/US2015/051153 WO2016048866A1 (en) 2014-09-25 2015-09-21 Polyolefin-based elastic film structures, laminates and methods thereof

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017529264A JP2017529264A (ja) 2017-10-05
JP2017529264A5 true JP2017529264A5 (ja) 2020-01-23
JP6754756B2 JP6754756B2 (ja) 2020-09-16

Family

ID=54238623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017515954A Active JP6754756B2 (ja) 2014-09-25 2015-09-21 ポリオレフィン系伸縮性フィルム構造、積層体、及びその方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20170246846A1 (ja)
EP (1) EP3197677B2 (ja)
JP (1) JP6754756B2 (ja)
KR (1) KR102563725B1 (ja)
CN (1) CN107206776B (ja)
AR (1) AR102708A1 (ja)
BR (1) BR112017005920B1 (ja)
TR (1) TR201818926T4 (ja)
WO (1) WO2016048866A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6884571B2 (ja) * 2016-12-26 2021-06-09 日東電工株式会社 伸縮性フィルム、伸縮性積層体、およびそれを含む物品
US10501598B2 (en) * 2017-06-29 2019-12-10 Toray Plastics (America), Inc. Method of making coextruded, crosslinked multilayer polyolefin foam structures from recycled crosslinked polyolefin foam material
CN111941967B (zh) * 2020-09-04 2023-03-24 上海浦景化工技术股份有限公司 一种材料及其制备方法和应用
CN118087081A (zh) * 2024-04-25 2024-05-28 万华化学集团股份有限公司 一种聚丙烯纤维材料及其制备方法和应用

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57105350A (en) * 1980-12-23 1982-06-30 Mitsui Petrochemical Ind Packing bag
US6300419B1 (en) 1999-12-08 2001-10-09 The Dow Chemical Company Propylene polymer composition
JP4044329B2 (ja) * 2001-12-11 2008-02-06 東セロ株式会社 オーバーラップ包装用フィルム
DE602004032419D1 (de) 2003-01-08 2011-06-09 Exxonmobil Chem Patents Inc Elastische artikel und herstellungsverfahren dafür
US20060199457A1 (en) * 2005-03-01 2006-09-07 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Cloth-like biaxial stretch nonwoven
BRPI0619338B1 (pt) * 2005-10-26 2018-02-27 Dow Global Technologies Inc., Artigo tendo pelo menos duas camadas, fibra e tela
US20090068427A1 (en) * 2005-10-26 2009-03-12 Dow Global Technologies Inc. Multi-layer, elastic articles
CN101460123A (zh) 2006-06-07 2009-06-17 宝洁公司 用于吸收制品的可双轴向拉伸的外覆盖件
EP2195161B2 (en) 2007-09-28 2021-07-28 Toray, Plastics (America), Inc. Biaxially oriented polypropylene film with high heat seal strength
US8709191B2 (en) * 2008-05-15 2014-04-29 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Latent elastic composite formed from a multi-layered film
EP2172510A1 (en) * 2008-10-01 2010-04-07 Dow Global Technologies Inc. Barrier films and method for making and using the same
CN107033808B (zh) 2010-05-10 2020-01-17 陶氏环球技术有限责任公司 助粘剂及其制备方法
ES2605038T3 (es) 2011-10-31 2017-03-10 Borealis Ag Mezcla de polipropileno con mejor balance entre SIT y punto de fusión
WO2013169358A1 (en) * 2012-05-10 2013-11-14 Dow Global Technologies Llc Polypropylene-based film with improved mechanical and sealing properties and method of making same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017529265A5 (ja)
TWI705895B (zh) 伸縮膜
KR102488825B1 (ko) 폴리올레핀계 탄성 필름 구조체, 라미네이트 및 이의 방법
JP2017529264A5 (ja)
JP4236751B2 (ja) 医療用粘着テープ若しくはシート、並びに救急絆創膏
JP4128745B2 (ja) 異方性フィルム
JP2002065723A (ja) 医療用粘着テープ若しくはシート、並びに救急絆創膏
JP6754756B2 (ja) ポリオレフィン系伸縮性フィルム構造、積層体、及びその方法
JP5068547B2 (ja) 樹脂組成物、成形体及び樹脂製品
JP2021172726A (ja) 微多孔フィルム
TW201500196A (zh) 彈性膜
JP6113271B2 (ja) 改善された機械的および密閉特性を有するポリプロピレン系フィルムおよびその作製方法
JP2002331024A (ja) 貼付材及び絆創膏並びに救急絆創膏
WO2020246536A1 (ja) 伸縮フィルム
JP4058668B2 (ja) フッ素樹脂の硬質多孔質成形体
CN116903958A (zh) 伸缩性多孔膜和制品
JP2015229721A (ja) 透湿性フィルム
JP3382707B2 (ja) 救急絆創膏用フィルムの製造方法
JP2006052364A (ja) 樹脂組成物及びその成形体並びに樹脂製品
JP2024508427A (ja) ポリマーブレンドを含む非通気性フィルム及びそれを作製する方法
CN113727852A (zh) 多层共挤出膜和包括该多层共挤出膜的制品
JP2015229720A (ja) 透湿性フィルム
JPH06226933A (ja) 積層フィルム
JPH07148241A (ja) 救急絆創膏用フィルム
JPH08322924A (ja) 絆創膏用フィルム