JP2017527272A5 - - Google Patents
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Description
ヒト血液細胞を1nMから0.01nMの間の濃度の請求項1に記載の融合タンパク質
と接触させ、次いで、タンパク質と結合する細胞をフローサイトメトリーによって検出す
ることによって、ヒト血液試料中のTreg細胞の数を測定する方法。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
a.N末端ヒトIL−2改変体タンパク質部分と、
b.C末端IgG Fcタンパク質部分と
を含む融合タンパク質であって、
前記IL−2融合タンパク質が、高親和性IL−2受容体を選択的に活性化し、それにより、ヒト調節性T細胞を選択的に活性化する能力を有する、融合タンパク質。
(項目2)
前記IL−2改変体タンパク質が、ヒトIL2タンパク質(配列番号1)と比べてN88R、N88I、N88G、D20H、Q126L、Q126F、D84G、またはD84Iからなる群より選択される置換を伴うヒトIL−2を含む、項目1に記載の融合タンパク質。
(項目3)
前記IL−2改変体タンパク質が、置換C125Sを伴うヒトIL−2を含む、項目1に記載の融合タンパク質。
(項目4)
前記IL−2改変体タンパク質と前記IgG Fcタンパク質の両方がN末端とC末端とを有し、前記ヒトIL−2改変体タンパク質がそのC末端で前記IgG Fcタンパク質のN末端と融合している、項目1に記載の融合タンパク質。
(項目5)
前記IL−2改変体タンパク質部分と前記IgG Fcタンパク質部分の間に位置するリンカーペプチドをさらに含む、項目1に記載の融合タンパク質。
(項目6)
前記IgG Fcタンパク質が、前記融合タンパク質のFc部分のエフェクター機能を低下させる1つまたは複数のアミノ酸置換を含有する、項目1に記載の融合タンパク質。
(項目7)
a.ヒトIL−2(配列番号1)と比べてアミノ酸置換N88RおよびC125Sを有するIL−2改変体タンパク質と、
b.配列番号15に記載のリンカーペプチドと、
c.配列番号2に記載のヒトIgG1 Fcタンパク質と
を含む融合タンパク質であって、
高親和性IL−2受容体を選択的に活性化し、それにより、ヒト調節性T細胞を選択的に活性化する能力を有する、融合タンパク質。
(項目8)
a.ヒトIL−2(配列番号1)と比べてアミノ酸置換N88RおよびC125Sを有するIL−2改変体タンパク質と、
b.配列番号2に記載のリンカーペプチドと、
c.配列番号3に記載のヒトIgG2 Fcタンパク質と
を含む融合タンパク質。
(項目9)
項目1に記載の融合タンパク質と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
(項目10)
ヒト調節性T細胞を選択的に活性化する方法であって、ヒトIL−2(配列番号1)と比べてアミノ酸置換N88RおよびC125Sを有するIL−2改変体タンパク質と、配列番号15に記載のリンカーペプチドと、配列番号3に記載のヒトIgG1 Fcタンパク質とを含む医薬組成物を投与するステップを含み、ここで前記医薬組成物は、ヒト調節性T細胞濃度が所望のレベルに達するまで、治療有効用量で投与される、方法。
(項目11)
ヒト調節性T細胞を選択的に活性化する方法であって、項目2に記載のIL−2改変体タンパク質と、
a.配列番号2に記載のヒトIgG1 Fcタンパク質または
b.配列番号3に記載のヒトIgG2 Fcタンパク質
のいずれかから選択されるヒトIgG Fcタンパク質とを含む医薬組成物を投与するステップを含み、ここで前記医薬組成物は、ヒト調節性T細胞濃度が所望のレベルに達するまで、治療有効用量で投与される、方法。
(項目12)
ヒト血液細胞を1nMから0.01nMの間の濃度の項目1に記載の融合タンパク質と接触させ、次いで、前記タンパク質と結合する細胞をフローサイトメトリーによって検出することによって、ヒト血液試料中のTreg細胞の数を測定する方法。
(項目13)
2つの同一の鎖を含む二量体タンパク質であって、ここで各鎖がN末端ヒトIL−2改変体タンパク質部分とC末端IgG Fcタンパク質部分とを含み、
前記N末端ヒトIL−2改変体タンパク質部分が、
a.N末端とC末端とを有し、
b.N88R、N88I、N88G、D20H、Q126L、およびQ126Fからなる群より選択される少なくとも1つの置換によって配列番号1のヒトIL−2野生型と異なり、
c.配列番号1に対して少なくとも97%の配列同一性を有し、そして
d.Treg細胞上のIL2Rαβγに結合することによってTreg細胞を活性化する能力を有し、
前記N末端ヒトIL−2改変体タンパク質がそのC末端でアミノ酸残基6〜20個のアミノ酸リンカーのN末端と接合しており、前記リンカーもC末端を有し、そして
前記アミノ酸リンカーのC末端が、配列番号3に対して97%の配列同一性を有しかつシステイン残基を含むIgG Fcタンパク質部分のN末端と接合しており、前記2つの鎖が、前記IgG Fcタンパク質部分のシステイン残基を通じて互いと連結している、
二量体タンパク質。
(項目14)
前記IL−2改変体タンパク質が、置換C125Sを伴うヒトIL−2をさらに含む、項目13に記載の二量体タンパク質。
(項目15)
前記アミノ酸リンカーが、グリシン残基、セリン残基、およびグリシン残基とセリン残基のミックスの群より選択されるリンカーからなる、項目13に記載のタンパク質。
(項目16)
前記IL−2改変体タンパク質部分が、置換N88Rを有する、項目13に記載のタンパク質。
(項目17)
前記リンカーが、12個から17個の間のセリン残基とグリシン残基のミックスを含む、項目13に記載のタンパク質。
(項目18)
前記リンカーが、4:1の比率のグリシン残基とセリン残基を含む、項目13に記載の融合タンパク質。
(項目19)
項目1に記載の融合タンパク質をコードする核酸。
と接触させ、次いで、タンパク質と結合する細胞をフローサイトメトリーによって検出す
ることによって、ヒト血液試料中のTreg細胞の数を測定する方法。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
a.N末端ヒトIL−2改変体タンパク質部分と、
b.C末端IgG Fcタンパク質部分と
を含む融合タンパク質であって、
前記IL−2融合タンパク質が、高親和性IL−2受容体を選択的に活性化し、それにより、ヒト調節性T細胞を選択的に活性化する能力を有する、融合タンパク質。
(項目2)
前記IL−2改変体タンパク質が、ヒトIL2タンパク質(配列番号1)と比べてN88R、N88I、N88G、D20H、Q126L、Q126F、D84G、またはD84Iからなる群より選択される置換を伴うヒトIL−2を含む、項目1に記載の融合タンパク質。
(項目3)
前記IL−2改変体タンパク質が、置換C125Sを伴うヒトIL−2を含む、項目1に記載の融合タンパク質。
(項目4)
前記IL−2改変体タンパク質と前記IgG Fcタンパク質の両方がN末端とC末端とを有し、前記ヒトIL−2改変体タンパク質がそのC末端で前記IgG Fcタンパク質のN末端と融合している、項目1に記載の融合タンパク質。
(項目5)
前記IL−2改変体タンパク質部分と前記IgG Fcタンパク質部分の間に位置するリンカーペプチドをさらに含む、項目1に記載の融合タンパク質。
(項目6)
前記IgG Fcタンパク質が、前記融合タンパク質のFc部分のエフェクター機能を低下させる1つまたは複数のアミノ酸置換を含有する、項目1に記載の融合タンパク質。
(項目7)
a.ヒトIL−2(配列番号1)と比べてアミノ酸置換N88RおよびC125Sを有するIL−2改変体タンパク質と、
b.配列番号15に記載のリンカーペプチドと、
c.配列番号2に記載のヒトIgG1 Fcタンパク質と
を含む融合タンパク質であって、
高親和性IL−2受容体を選択的に活性化し、それにより、ヒト調節性T細胞を選択的に活性化する能力を有する、融合タンパク質。
(項目8)
a.ヒトIL−2(配列番号1)と比べてアミノ酸置換N88RおよびC125Sを有するIL−2改変体タンパク質と、
b.配列番号2に記載のリンカーペプチドと、
c.配列番号3に記載のヒトIgG2 Fcタンパク質と
を含む融合タンパク質。
(項目9)
項目1に記載の融合タンパク質と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
(項目10)
ヒト調節性T細胞を選択的に活性化する方法であって、ヒトIL−2(配列番号1)と比べてアミノ酸置換N88RおよびC125Sを有するIL−2改変体タンパク質と、配列番号15に記載のリンカーペプチドと、配列番号3に記載のヒトIgG1 Fcタンパク質とを含む医薬組成物を投与するステップを含み、ここで前記医薬組成物は、ヒト調節性T細胞濃度が所望のレベルに達するまで、治療有効用量で投与される、方法。
(項目11)
ヒト調節性T細胞を選択的に活性化する方法であって、項目2に記載のIL−2改変体タンパク質と、
a.配列番号2に記載のヒトIgG1 Fcタンパク質または
b.配列番号3に記載のヒトIgG2 Fcタンパク質
のいずれかから選択されるヒトIgG Fcタンパク質とを含む医薬組成物を投与するステップを含み、ここで前記医薬組成物は、ヒト調節性T細胞濃度が所望のレベルに達するまで、治療有効用量で投与される、方法。
(項目12)
ヒト血液細胞を1nMから0.01nMの間の濃度の項目1に記載の融合タンパク質と接触させ、次いで、前記タンパク質と結合する細胞をフローサイトメトリーによって検出することによって、ヒト血液試料中のTreg細胞の数を測定する方法。
(項目13)
2つの同一の鎖を含む二量体タンパク質であって、ここで各鎖がN末端ヒトIL−2改変体タンパク質部分とC末端IgG Fcタンパク質部分とを含み、
前記N末端ヒトIL−2改変体タンパク質部分が、
a.N末端とC末端とを有し、
b.N88R、N88I、N88G、D20H、Q126L、およびQ126Fからなる群より選択される少なくとも1つの置換によって配列番号1のヒトIL−2野生型と異なり、
c.配列番号1に対して少なくとも97%の配列同一性を有し、そして
d.Treg細胞上のIL2Rαβγに結合することによってTreg細胞を活性化する能力を有し、
前記N末端ヒトIL−2改変体タンパク質がそのC末端でアミノ酸残基6〜20個のアミノ酸リンカーのN末端と接合しており、前記リンカーもC末端を有し、そして
前記アミノ酸リンカーのC末端が、配列番号3に対して97%の配列同一性を有しかつシステイン残基を含むIgG Fcタンパク質部分のN末端と接合しており、前記2つの鎖が、前記IgG Fcタンパク質部分のシステイン残基を通じて互いと連結している、
二量体タンパク質。
(項目14)
前記IL−2改変体タンパク質が、置換C125Sを伴うヒトIL−2をさらに含む、項目13に記載の二量体タンパク質。
(項目15)
前記アミノ酸リンカーが、グリシン残基、セリン残基、およびグリシン残基とセリン残基のミックスの群より選択されるリンカーからなる、項目13に記載のタンパク質。
(項目16)
前記IL−2改変体タンパク質部分が、置換N88Rを有する、項目13に記載のタンパク質。
(項目17)
前記リンカーが、12個から17個の間のセリン残基とグリシン残基のミックスを含む、項目13に記載のタンパク質。
(項目18)
前記リンカーが、4:1の比率のグリシン残基とセリン残基を含む、項目13に記載の融合タンパク質。
(項目19)
項目1に記載の融合タンパク質をコードする核酸。
Claims (21)
- a.ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインと、
b.ペプチドリンカードメインと、
c.IgG Fcタンパク質ドメインと
を含む融合タンパク質であって、
各ドメインは、アミノ末端(N末端)およびカルボキシ末端(C末端)を有し、前記融合タンパク質は、前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインの前記C末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記N末端に融合され、かつ前記IgG Fcタンパク質ドメインの前記N末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記C末端に融合されるように構成されている、融合タンパク質。 - a.前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインが、配列番号1のアミノ酸配列と比べてN88R、N88G、D20H、C125S、Q126LおよびQ126Fからなる群より選択される置換を伴うヒトIL−2を含み、
b.前記ペプチドリンカードメインが、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18および配列番号19からなる群から選択されるアミノ酸配列を含み、
c.前記IgG Fcタンパク質ドメインが、配列番号2のヒトIgG1 Fc改変体、および配列番号3のヒトIgG2 Fcからなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、
請求項1に記載の融合タンパク質。 - 前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインが、配列番号1のアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の融合タンパク質。
- 前記IgG Fcタンパク質ドメインが、配列番号2のアミノ酸配列と比べてN297A変異を含むIgG1 Fcタンパク質を含む、請求項1に記載の融合タンパク質。
- 前記融合タンパク質が、配列番号9のアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の融合タンパク質。
- a.ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインと、
b.ペプチドリンカードメインと、
c.IgG Fcタンパク質ドメインと
を含む融合タンパク質をコードする核酸であって、
各ドメインは、アミノ末端(N末端)およびカルボキシ末端(C末端)を有し、前記融合タンパク質は、前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインの前記C末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記N末端に融合され、かつ前記IgG Fcタンパク質ドメインの前記N末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記C末端に融合されるように構成されている、核酸。 - 2つの同一な鎖を含む二量体タンパク質であって、各鎖は、
a.ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインと、
b.ペプチドリンカードメインと、
c.IgG Fcタンパク質ドメインと
を含む融合タンパク質を含み、
各ドメインは、アミノ末端(N末端)およびカルボキシ末端(C末端)を有し、前記融合タンパク質は、前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインの前記C末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記N末端に融合され、かつ前記IgG Fcタンパク質ドメインの前記N末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記C末端に融合されるように構成されている、二量体タンパク質。 - i)前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインが、配列番号1のアミノ酸配列と比べてN88R、N88G、D20H、C125S、Q126LおよびQ126Fからなる群より選択される少なくとも1つの変異を含み、
ii)前記IgG Fcタンパク質ドメインが、
a.配列番号2のヒトIgG1 Fc改変体、および配列番号3のヒトIgG2 Fcからなる群から選択されるアミノ酸配列を含み、
b.システイン残基を含み、
iii)前記2つの同一な鎖が、前記IgG Fcタンパク質ドメインの前記システイン残基を介して互いに連結されている、
請求項7に記載の二量体タンパク質。 - 各鎖が、配列番号9である、請求項7に記載の二量体タンパク質。
- a.ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインと、
b.ペプチドリンカードメインと、
c.IgG Fcタンパク質ドメインと
を含む融合タンパク質を含む医薬組成物であって、
各ドメインは、アミノ末端(N末端)およびカルボキシ末端(C末端)を有し、前記融合タンパク質は、前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインの前記C末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記N末端に融合され、かつ前記IgG Fcタンパク質ドメインの前記N末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記C末端に融合されるように構成されている、医薬組成物。 - a.前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインが、配列番号1のアミノ酸配列と比べてN88R、N88G、D20H、C125S、Q126LおよびQ126Fからなる群より選択される置換を伴うヒトIL−2を含み、
b.前記ペプチドリンカードメインが、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18および配列番号19からなる群から選択されるアミノ酸配列を含み、
c.前記IgG Fcタンパク質ドメインが、配列番号2のヒトIgG1 Fc改変体、および配列番号3のヒトIgG2 Fcからなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、
請求項10に記載の医薬組成物。 - 前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインが、配列番号1のアミノ酸配列を含む、請求項10に記載の医薬組成物。
- 前記IgG Fcタンパク質ドメインが、配列番号2のアミノ酸配列と比べてN297A変異を含むIgG1免疫グロブリンFcタンパク質を含む、請求項10に記載の医薬組成物。
- 前記融合タンパク質が、配列番号9のアミノ酸配列を含む、請求項10に記載の医薬組成物。
- 自己免疫疾患を治療するための医薬組成物であって、前記組成物は、
a.ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインと、
b.ペプチドリンカードメインと、
c.IgG Fcタンパク質ドメインと
を含む融合タンパク質を含み、
各ドメインは、アミノ末端(N末端)およびカルボキシ末端(C末端)を有し、前記融合タンパク質は、前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインの前記C末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記N末端に融合され、かつ前記IgG Fcタンパク質ドメインの前記N末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記C末端に融合されるように構成されている、医薬組成物。 - 前記自己免疫疾患が、1型糖尿病、全身性エリテマトーデス、移植片対宿主病および自己免疫性血管炎からなる群から選択される、請求項15に記載の医薬組成物。
- 前記融合タンパク質が、配列番号9を含む、請求項15に記載の組成物。
- 前記組成物が2つの同一な鎖を含む二量体タンパク質を含み、各鎖は、
a.ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインと、
b.ペプチドリンカードメインと、
c.IgG Fcタンパク質ドメインと
を含む融合タンパク質を含み、
各ドメインは、アミノ末端(N末端)およびカルボキシ末端(C末端)を有し、前記融合タンパク質は、前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインの前記C末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記N末端に融合され、かつ前記IgG Fcタンパク質ドメインの前記N末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記C末端に融合されるように構成されている、請求項15に記載の組成物。 - 各鎖が、配列番号9のアミノ酸配列を含む、請求項18に記載の医薬組成物。
- 調節性T細胞を選択的に活性化するための医薬組成物であって、前記組成物は、
a.ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインと、
b.ペプチドリンカードメインと、
c.IgG Fcタンパク質ドメインと
を含む融合タンパク質を含み、
各ドメインは、アミノ末端(N末端)およびカルボキシ末端(C末端)を有し、前記融合タンパク質は、前記ヒトIL−2改変体タンパク質ドメインの前記C末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記N末端に融合され、かつ前記IgG Fcタンパク質ドメインの前記N末端がペプチド結合を介して前記ペプチドリンカードメインの前記C末端に融合されるように構成されており、
前記組成物は、ヒト調節性T細胞濃度が所望のレベルに達するまで、治療有効用量で投与される、
医薬組成物。 - ヒト血液細胞を1nMから0.01nMの間の濃度の請求項1に記載の融合タンパク質と接触させる工程と、次いで、前記タンパク質と結合する細胞をフローサイトメトリーによって検出する工程とを含む、ヒト血液試料中の調節性T細胞の数を測定する方法。
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