JP2017521285A - スクリーン印刷用ステンシルの補強剤及びそれを用いる補強処理法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーン印刷用ステンシルの補強剤及びそれを用いる補強処理法を提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、スクリーン印刷版の補強剤及びその処理に関し、該補強剤はオルトフタルアルデヒドを水中に溶けこませ、またそのpH値を3以下まで調整してオルトフタルアルデヒドと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物を得、オルトフタルアルデヒド換算で、前記混合物の重量パーセント濃度は0.3〜10重量%とする。補強剤をポリビニルアルコール及び/或いはその派生物からなる水溶性感光性樹脂組成物で製造したスクリーン印刷版に使用する。従来技術に比べると、本発明は、長期保存でき、且つ1液型であるために無駄が発生せず、更に使用時臭気(刺激臭)の大幅減少等の利点を有する。【選択図】なし

Description

本発明は、スクリーン印刷に関し、特に、スクリーン印刷用ステンシルの補強剤及びそれを用いる補強処理法に関する。
スクリーン印刷版は、枠で固定したポリエステル或いはステンレス鋼製スクリーンメッシュに感光性樹脂組成物を塗布して膜層を形成し、膜層上から光の有無を通じて所望のパターンの潛像を描き、その後、露光部及び未露光部の現像液に対する溶解性の差を利用して現像処理を施すことによって製作過程を完了する。この場合、使用する現像液の多くは、中性水で、製作時も水溶性感光性樹脂組成物を使用する。スクリーン印刷版の製造時に水溶性感光性樹脂組成物を使用した場合、成膜性及び塗膜強度はいずれも非常に優れたポリビニルアルコール、部分けん化ポリビニルアルコール或いはポリビニルアルコールとその他単量体との共重合体を保護コロイドとして使用することに適する。これら水溶性高分子ポリマーに感光性機能を付加させるため、ジアゾ樹脂を添加して調合する。その膜層の露光時、ジアゾ樹脂分解と同時に、ポリビニルアルコール又はその派生物と反応して架橋構造を形成して水不溶性になる。このため、水現像によって未露光部を除去してネガフィルムの画像を形成する。この種のジアゾ樹脂を添加した感光性樹脂組成物は、暗所に長期保存できないため、一般的に2液型(使用前に混合する)とする。そのほかに、スチルバゾール塩を代表とする光二量化型感光基は、あらかじめポリビニルアルコール又はその派生物と連結した後で得られた感光性組成物も幅広く応用され、この種の水溶性高分子ポリマーは、暗所に長期保存できるため、1液型の感光性樹脂組成物の形で使用される。且つ、メタクリル酸基或いはアクリル酸基のような不飽和結合を含有する残基がポリビニルアルコール或いはその派生物と結合した後で得られた感光性組成物も提案されている。
ポリビニルアルコール又はその派生物によって得られた上記感光性材料は、大量のヒドロキシル基を含有するため、比較的強い親水性を有し、露光部が架橋により水不溶性となるが、大部分はヒドロキシル基の残存のため、容易に水膨潤(水膨張)が発生することで、画像を形成する解像性(精細度)を低下させる。こうすると、スクリーン印刷版として使用する場合、比較的困難である。この種の現像時の水膨潤(水膨張)現象を抑制するため、一般的に配合内に非親水性の乳化樹脂及び無極性粉体等を添加し、こうすると相対的にポリビニルアルコール又はその派生物を主要成分とする感光性材料の水膨潤(水膨張)を低下できる。例えば特許文献1に示すように、親水性を有しないポリ酢酸ビニルを代表とする疎水性高分子ポリマーの乳化樹脂が配合内に加えられた。このほかに、重クロム酸塩、ジアゾ樹脂或いはスチルバゾール塩を感光化したポリビニルアルコール又はその派生物を乳化剤として光重合性の乳化樹脂と調合し、感光性ポリビニルアルコール又はその派生物が架橋反応を起こしたと同時に、乳化樹脂が光重合反応を通じて固体粒子を形成する方法も幅広く応用されている(例えば、特許文献2〜9)。且つ、感光性ポリビニルアルコール又はその派生物を保護コロイドとする光開始カチオン重合性単量体と光酸発生剤とする乳化樹脂(特許文献10)及び光開始ラジカル重合性単量体と光開始カチオン重合性単量体が共存する感光性乳化樹脂(特許文献11)も提出されている。
前記で述べたように、各種提案によりポリビニルアルコール又はその派生物が光架橋反応を通じて水に不溶性となった後で得られた印刷版の水膨潤性(水膨張)を低下するが、上記方法の各種添加物自体はポリビニルアルコール及びその派生物と新しい架橋反応を起こさないため、水膨潤性(水膨張)に対する抑制作用が有限である。よって、上記感光性樹脂組成物で製造した印刷版は、水性インキの印刷に用いられる場合、水膨潤性(水膨張)の原因により、印刷品質及び耐刷性が低下する。且つ、高極性有機溶剤系インキ又は金属或いは無極性粉体を含有するペーストを用いる場合でも、ステンシルの耐刷性低下に至っていた。
そこで、大幅に水性感光樹脂組成物で製造したスクリーン印刷版の強度を高めるため、露光、水現像で印刷版製造工順を完了した後二次補強処理を行う必要がある。その中の1つの方法として、ポリエステル樹脂とイソシアネート化合物で製造したポリウレタン補強剤を使用して補強処理を行う。製造した印刷版の両面にポリウレタン樹脂を塗布してから画像以外の開口部のポリウレタン樹脂を除去した後加熱乾燥を行うと、印刷に適する印刷版を製造できる。該方法は、印刷版の強度を効果的に強化できるが、イソシアネート化合物の毒性問題及び(処理後)膜層厚みの均一性が悪く、これに加えて処理時容易に開口部の目詰まり等の問題が発生するため、高精細度のスクリーン印刷版の製造には適用できない。
もう1つの方法は、酸触媒を通じて感光性樹脂組成物の主要構成物質であるポリビニルアルコール或いはその派生物が熱化学反応を経由して補強効果を奏することである。特許文献12において塩酸又はフッ化水素酸等の揮発性酸の存在下にアルデヒドで水溶性樹脂を処理して耐刷性が増強する印刷版を製造できる製作方法が挙げられる。言及したアルデヒド類は、モノアルデヒドであるアセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、シンナムアルデヒド;ジアルデヒドであるグリオキサール及びグルタルアルデヒドを包括する。これら強化処理剤は、酸触媒の作用下で、そのモノアルデヒド或いはジアルデヒド基が水溶性感光性樹脂組成物のポリビニルアルコール成分の1,3−ジオール単位とアセタール化反応を起こして親水性を低下させ、及び/或いは架橋構造の形成を通じて塗膜層に強化を得させる。特許文献13において、含フッ素樹脂、ジアルデヒド及び無極酸或いは有機酸からなるスクリーン印刷版の強化処理剤が挙げられる。含フッ素樹脂と共同で使用するジアルデヒド化合物は、グリオキサール、マロンジアルデヒド、スクシンジアルデヒド、グルタルアルデヒド、アジピンジアルデヒド、マレインジアルデヒド、オルトフタルアルデヒド、イソフタルアルデヒド、テレフタルアルデヒド等を包括する。この種の強化処理剤は、含フッ素樹脂の疎水性効果を発揮できる。また、特許文献14においてグルタルアルデヒド塩酸及び水を主要成分とし、アルコール或いはジオールを必要な添加成分とする強化剤配合が挙げられる。塩酸は、塩化水素の水溶液であるため、実際、必要な成分がグルタルアルデヒド、塩酸以及びアルコール或いはジオールとする。一方、特許文献15においてもシラン類化合物を含有することを特徴とするスクリーン印刷版の強化処理剤の配合が挙げられる。
スクリーン印刷版の強化剤として、前記で述べたように、グルタルアルデヒド又はグリオキサールの酸性水溶液は幅広く使用されている。この種のジアルデヒドの水溶液と塩酸等の酸性水溶液は、個別に調製する必要があり、利用者が印刷版を強化する時、使用前に混合を行う。グルタルアルデヒドは、水溶液中に数個の水和物方式で存在し、そのほかにアルドール縮合反応により徐々にオリゴマー(非特許文献1)を形成し、実際グルタルアルデヒド形式で存在する濃度が比較的低い。この種のオリゴマー化は、酸の存在により加速されることができ、例えば特許文献12〜14に記載されているグルタルアルデヒドの酸性水溶液は長期保存できない。このため、1液型の製品を提供できない。使用時混合して酸性のグルタルアルデヒド水溶液の印刷版強化剤として調整し、使用後の残液を廃棄しなければならないため、無駄が生じる。このほかに、グルタルアルデヒドは、強烈な不快臭気を発散する問題がある。アルコールを添加してこの種の臭気を抑える提案が出されているが、本質から当該問題を解決できない。一方、グリオキサールは、グルタルアルデヒドに比べると、臭気が比較的低いが、これで製作された酸性水溶液の印刷版強化剤の効果はグルタルアルデヒドより低い。
特開昭53−51004号公報 特公昭59−107343号公報 特公昭60−10245号公報 特開平04−19542号公報 特開平06−67429号公報 特開平07−146549号公報 特開2005−292780号公報 特開2005−221990号公報 特開2012−215862号公報 特開2007−25723号公報 特開2005−208070号公報 特開平6−202340号公報 特開平8−262745号公報 特開2013−52560号公報 特開2006−347062号公報
P.S.Zhu,C.G.Roberts and M.S.Pavero,Current Organic Chemistry、第9巻、1155‐1166ページ(2005年)
本発明は、上記従来技術に存在している欠陥を克服するために長期間保存でき、且つ1液型のため無駄がなく、更に使用時の臭気(刺激臭)を大幅に減らすスクリーン印刷用ステンシルの補強液を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、オルトフタルアルデヒドと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物で形成されることを特徴とし、長期保存できるスクリーン印刷版の補強処理剤を提供する。且つ、本発明に基づいて該1液型の補強処理剤の処理方法、つまり露光・現像を経て製造した印刷版表面に塗布して乾燥させる方法を提供する。このほかに、本発明によれば、上記処理方法により処理することを特徴とするスクリーン印刷版を更に含む。
本発明の目的は、次の実施態様を通じて実現でき、つまりスクリーン印刷版の補強剤であって、該補強剤はオルトフタルアルデヒドを水中に溶けこませ、またそのpH値を3以下まで調整してオルトフタルアルデヒドと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物を得、オルトフタルアルデヒド換算で、前記混合物の重量パーセント濃度は0.3〜10重量%とすることを特徴とする。
本発明によれば、印刷版補強の効果を奏するため、オルトフタルアルデヒドと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物の水溶液における濃度は、オルトフタルアルデヒド換算で、0.3%〜10%重量%、好しくは0.5%〜7%重量%である。この濃度範囲より低い場合、十分な架橋を得ることができず、この濃度より高い場合もより好ましい補強効果を得ることができない。
オルトフタルアルデヒド水溶液のpH値は、3以下でなければならず、pH値がこの範囲より高い場合、十分な補強効果を奏することができない。
前記pH値は、有機酸或いは無機酸を通じて調整する。
前記有機酸は、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸又はエタンスルホン酸を包括し;前記無機酸は塩酸、リン酸、硫酸或いは硝酸、ホウ酸、フッ化水素酸とする。これら酸でpH値を上記に要求されるpH範囲まで調整する。本発明の印刷版補強剤は、オルトフタルアルデヒドを溶解した後要求されるpH値範囲に調整でき、若しくはオルトフタルアルデヒドのアルコール溶液を撹拌しながら酸性水を添加して調製できる。
前記補強剤にはグリオキサールを更に含有し、その添加量がグリオキサール換算で、1〜10重量%とする。オルトフタルアルデヒドと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物を補強剤とする効果を損わない前提において、グリオキサール、イソフタルアルデヒド、テレフタルアルデヒドなどのジアルデヒド或いはモノアルデヒドを添加して調合することができる。特に、好ましくは水溶性が高いグリオキサールである。グリオキサールは、水溶液として、入手可能だが、水溶液においてその水和物又はオリゴマーの混合物状態で存在している。こうすると、オルトフタルアルデヒドと同じように、臭気を減らす効果を奏することができる。オルトフタルアルデヒドと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物の水溶液において、添加量はグリオキサール換算で、1〜10重量%とする。
前記補強剤には炭素原子数1〜3のアルコール或いは炭素原子数2〜3のジオールを更に含有してもよく、その添加量の酸性水溶液における濃度が1wt%〜10wt%とする。具体的に言うと、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコールとすることができ、これらアルコール類の1種類又は2種類以上を混合して使用できる。これらアルコール或いはジオールの添加量の酸性水溶液における濃度は、1〜10重量%、好ましくは2%〜5%である。
また、ホルミル基の酸化を抑制して補強剤の安定性を高めるため、酸化防止剤を加えることができる。例えば、カテコール、1,3−ジヒドロキシベンゼン、ヒドロキノン、4−レゾルシン、アスコルビン酸、システイン、システアミン等の酸化防止剤であるが、これらに限られるものではない。このほかに、更に印刷版の疎水性及び撥水性を強化するため、疎水性樹脂及びシリコーン樹脂等の水溶性乳化剤を加えることができる。且つ、腐食防止剤、界面活性剤及びその他の水溶性溶媒と着色剤等を更に加えることができる。
スクリーン印刷版の補強剤の応用であって、補強剤をポリビニルアルコール及び/或いはその派生物からなる水溶性感光性樹脂組成物で製造したスクリーン印刷版に使用し、具体的方法は水溶性感光性樹脂組成物をスクリーンメッシュ上に塗布して乾燥させた後、潜像形成を目的として露光を行い、その後水現像で印刷版を製造し、補強剤を前記印刷版の両面に塗布した後室温〜80℃で10分〜2時間乾燥する。
前記ポリビニルアルコール及び/或いはその派生物からなる水溶性感光性樹脂組成物は、ポリビニルアルコール及び/或いはその派生物に光架橋剤としてのジアゾ樹脂やジアジド化合物を配合して構成される水溶性感光性樹脂組成物、又はポリビニルアルコール及び/或いはその派生物がスチルバゾール塩を代表とする感光基と結合した後で形成した光架橋性水溶性ポリマーからなる水溶性感光性樹脂組成物、若しくはポリビニルアルコール及び/或いはその派生物を光酸発生剤及び酸架橋剤に分散又は溶解して形成した感光性樹脂組成物である。
前記補強剤の塗布時、塗布方法として、スポンジ、ウエスもしくはブラシで塗布すること、または、コーティング法、ディップ法、スプレー法等によっても、補強液を塗布することができる。乾燥温度は、室温〜60℃である。
本発明は、アルデヒド類を通じてスクリーン印刷版強度の増強効果を奏する方法であるため、アルデヒド類を効果的に印刷版の内部に浸み込ませるのが不可欠なことである。このため、補強剤の溶媒である水は、定める濃度内で溶解しなければならない。テレフタルアルデヒド及びイソフタルアルデヒドの単独の水への溶解度が低く、その飽和水溶液の印刷版補強パフォーマンスでも十分顕著な効果を奏することができない。一方では、オルトフタルアルデヒドは上記2種類異性体に比べると、より高い水への溶解度を有する。オルトフタルアルデヒド固体に水を加えて溶解した後、下記化学式1に示すように、2個のホルミル基に水分子が付加して結合して環状構造の1,3−フタランジオールを構成する。水の中に約90%が1,3−フタランジオールの形式で存在し、ジアルデヒド形態と化学平衡の混合物を形成する。
オルトフタルアルデヒドは、水和反応を通じて2個のヒドロキシル基を引き寄せるため、水溶液中においてほぼ水和反応を起こさないテレフタルアルデヒド及びイソフタルアルデヒドに比べて、比較的高い水への溶解性が確定される。且つ、1,3−フタランジオールのヒドロキシル基の水素結合により、揮発性が顕著に低下する。こうすると、該水溶液がグルタルアルデヒド等に比べると、臭気も顕著に低下する。これは、後記医療用洗浄剤及び工業用殺菌剤にオルトフタルアルデヒドを用いる理由である。このほかに、オルトフタルアルデヒド及び1,3−フタランジオールは、活性メチレン基がないので、グルタルアルデヒドを代表とする脂肪族ジアルデヒドの脱水縮合反応を起こさない。
オルトフタルアルデヒドは、一般状態において発がん性であると見なされておらず、且つグルタルアルデヒドに比べても、上記の優れた化学特性を持つため、医療用洗浄剤、工業用殺菌剤等の広い用途に幅広く応用されている。
グルタルアルデヒドを代表とするジアルデヒド由来のポリビニルアルコールの架橋構造は、オルトフタルアルデヒドおよび1,3−フタランジオールとの平衡混合物から推定される架橋構造とまったく異なることである。グルタルアルデヒドを代表とするジアルデヒドは、酸性条件下で化学式2に示すように、ポリビニルアルコールの1,3−ジオール単位と反応して環状アセタールを形成し、これが架橋をもたらす。一方、オルトフタルアルデヒドをエタノールと酸性条件下で反応させると、化学式3に示すように、生成物は1,3−ジアルコキシフタランであり、これは環状アセタールではない。したがって、グルタルアルデヒドと同様に、オルトフタルアルデヒドおよび1,3−フタランジオールからなる平衡混合物が、ポリビニルアルコールの1,3−ジオール単位と酸性条件下で反応して架橋構造をもたらすことを容易に類推することはできない。
前記で述べたように、調査結果に基づいて詳細な研究分析を行って次の結論を得た。オルトフタルアルデヒドと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物の酸性水溶液における安定性は良好で、且つ該酸性水溶液がポリビニルアルコール或いはその派生物と架橋反応を効果的に起こすことができる。これにより、オルトフタルアルデヒドと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物を水溶性感光性樹脂組成物で製造した印刷版の補強剤として使用すると、十分に優れた効果があることが発見され、従って本発明を完成した。
本発明によれば、水溶性感光性樹脂組成物で製造した印刷版の強度及び耐水性は、明らかに増強し、これは下記架橋反応で形成する架橋構造に起因することを推測できる。総合的に言うと、前記で述べたように、オルトフタルアルデヒドは、酸性条件下でアルコールと反応して1,3−ジアルコキシフタランを生成し、化学式4に示すように、ポリビニルアルコール鎖の間の架橋は、1,3−ジアルコキシフタランで構成される。この構造は、化2に示すグルタルアルデヒドの環状アセタール構造と異なる。架橋は、主に剛直で且疎水性が良いベンゼン環で構成するため、優れた耐水性の補強効果を予測できる。
従来技術に比べると、本発明の補強処理剤は、酸性溶液中において長期保存できるため、手間を掛けて使用前に混合を行う必要がなく、且つ混合後の使い切ってない補強剤を廃棄することによる無駄も発生しない。また、酸性水溶液においてオルトフタルアルデヒドは、主に不揮発性の1,3−フタランジオールの形式で存在し、臭気が顕著に低下する。且つ、ポリビニルアルコール及び/或いはその派生物との架橋は、化2に示す環状アセタール構造ではなく、化式4に示す剛直で且つ疎水性が良い1,3−ジアルコキシフタラン構造で介入して形成した架橋構造であり、従ってスクリーン印刷版に対して十分優れた補強効果を奏する。
以下に実施例を用いて本発明を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されない。
(膨潤率・溶出率の試験)
補強処理済みのスクリーン印刷版を30×30mmの大きさに切断した試験片を40℃で24時間乾燥させた後、試験片の質量Wを測定し、該試験片を水中に24時間浸漬した後取り出し、表面の水分を拭いた後試験片の質量Wを測定した。
なお、膨潤率は、膨潤率=(W−W/W)×100%の式を用いて算出した。
ここで留意すべき点は、ここの各質量は、ポリエステルスクリーンの質量を差し引いた後の値である。
そして浸漬した試験片の水分を拭いた後その残渣質量Wを測定する。溶出率は、溶出率=(W−W/W)×100%の式を用いて算出した。
(耐摩耗性の試験)
実験装置の前方に荷重を掛けて摩擦を行い、また装置の摩擦部にウエスを覆い、溶媒をウエスに含浸した後、同一周期において版を往復摩擦して試験を行う。
試験条件:荷重は1kg/cm、摩擦速度が38往復/60sec、摩擦回数が100回、摩擦ストロークが170mm。
評定基準:○は、摩擦部位の印刷版膜層に損傷がないことを観察した。×は摩擦部位の印刷版膜層に損傷があることを観察した。
実施例1〜10
補強剤の長期保存性を試験するため、塩酸又はリン酸で調製した酸性水溶液中に定量のオルトフタルアルデヒドを加えて均一な溶液を形成する。他にも変性アルコール類、アスコルビン酸或いは4−メトキシフェノールを添加して補強剤の調製をおこなった。これらをOPA類補強剤として記録し、表1内にデータ総括を行う。グルタルアルデヒドの水溶液と比較すると、各種はいずれも効果的に臭気を減らした。このほかに、実施例1、実施例2、実施例3及び実施例6で得られた酸性水溶液は、1,4−ジオキサン希薄溶液で観察されるオルトフタルアルデヒド263nmの吸光度が約10%減少したことを発見することで、オルトフタルアルデヒと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物の存在が確認された。そこで、調製済みの補強剤を40℃で保存し、定期に外観の観察を行う。4週間経った後依然無色或いは淡黄色の状態を保持する。結果を表1内に取りまとめた。OPA類補強剤水溶液の臭気は、グルタルアルデヒド類補強剤水溶液と比べたものである。OPA:オルトフタルアルデヒド;AL:変性アルコール類;AS:アスコルビン酸;ME:4−メトキシフェノール。
比較例1〜3
グルタルアルデヒドの酸性水溶液における長期保存性を検討するため、塩酸でpH値を酸性まで調整した水溶液中に定量の50%のグルタルアルデヒドを加えて、均一な溶液を形成させた。いずれも強烈な臭気が発生した。調製済みの補強処理剤は、40℃で保存すると共にその外観変化を経時的に観察する。調製したばかりの溶液は、無色で透明状を呈し、40℃で1週間保管した後淡黄色に変わり、時がたつにつれて色が徐々に濃くなり、4週間経った後さらなる濃色化とともに不溶性の沈殿物が現れた。以上結果を表2内に取りまとめた。GA:50%グルタルアルデヒド水溶液,AL:変性アルコール類。
実施例11
アルミ製枠に150メッシュのポリエステル製スクリーンメッシュを張り、スクリーンメッシュ上にSBQ型感光性樹脂組成物(AQUASOL TS)を全面的に塗布して膜厚15±1μmのスクリーン印刷用感光膜層を得た。該スクリーン印刷版を真空露光設備内にケミカルランプにより露光を行った。露光、水現像、乾燥を行った後スクリーン印刷版を得た。以下、印刷版Aと称する。
実施例12
実施例11内のSBQ型感光性樹脂組成物をジアゾ樹脂型感光性樹脂組成物(SP−1400)に変え、スクリーンに全面的に塗布した後、膜厚15±1μmのスクリーン印刷用感光膜層を得た。実施例11と同じ条件により露光、水現像、乾燥を行った後スクリーン印刷版を得た。以下、印刷版Bと称する。
実施例13
実施例11内のSBQ型感光性樹脂組成物をジアゾモノマー型感光性樹脂組成物(ADVANCE 50)に変え、スクリーンに全面的に塗布した後膜厚15±1μmのスクリーン印刷用感光膜層を得た。実施例11と同じ条件により露光、水現像、乾燥を行った後スクリーン印刷版を得た。以下、印刷版Cと称する。
実施例14〜17
実施例1、実施例2及び実施例4の調製済みOPA類補強処理剤水溶液を使用し、調製した当日にスポンジに含浸吸収させた後、印刷版Aの両面に均一に塗布し、余計な水分を拭き取り、40℃で30分乾燥させた後補強済みの印刷版を得た。そして上記方法により、水膨潤率、水溶出率及び耐摩耗性の試験を行った。これら結果を未処理の印刷版A(実施例14)と比較し、得られた結果を表3に取りまとめた。
未処理の印刷版Aと比較すると、補強処理を用いていないものの水膨潤が非常に高く、耐摩耗性も悪く、補強処理を用いたものの水膨潤率が比較的低く、且つ耐摩耗性が比較的良いことが分かる。よって、該結果によれば、印刷版Aというスクリーン印刷版について、補強処理を実施することで、より一層良好な印刷特性を持たせることができる。
比較例4〜5
比較例1〜3の調製済みグルタルアルデヒド酸性水溶液を使用し、調製した当日に実施例14〜17と同じ方法により印刷版Aに対し処理を行う。このような補強後印刷版の水膨潤率、水溶出率及び耐摩耗性の試験結果を表4内に取りまとめた。GAがグルタルアルデヒドとする。その中からオルトフタルアルデヒドはグルタルアルデヒドと同じ補強処理効果を有することが分かる。
実施例18〜19
実施例6及び実施例7の調製済みOPA類補強処理剤を使用し、調製当日及び40℃で4週間保存した後印刷版Aに対し補強処理を行った。得られた水膨潤率、水溶出率及び耐摩耗性の試験結果を表5内に取りまとめた。4週間保存後依然調製当日と同じ程度の補強効果を有する。
比較例7〜9
比較例1〜3の調製済みグルタルアルデヒド類補強処理剤は、40℃で4週間保存した後印刷版Aに対し補強処理を行った。ただし、各種はいずれも不溶性物質が生じることで、補強時汚染の発生に至り、スクリーン印刷版の補強処理には適用できない。
実施例20〜24
印刷版Aを印刷版Bへ代えた以外は、実施例14〜17と同じ方法により試験を行い、実施例3、実施例5、実施例7及び実施例8のOPA類補強処理剤は40℃で4週間保存した後、補強処理を行った。得られた水膨潤率、水溶出率及び耐摩耗性の試験結果を表6内に取りまとめた。
補強処理を用いていない印刷版Bの耐摩耗性は、悪くないが水膨潤率が非常に高く、補強処理を用いたものの水膨潤率が比較的低く、且つ耐摩耗性が比較的良好であることが分かる。該結果によれば、印刷版Bというスクリーン印刷版について、補強処理を実施することで、より一層良好な印刷特性を持たせることができる。
比較例10〜12
比較例1〜3の調製済みグルタルアルデヒド類補強処理剤は、40℃で4週間保存した後印刷版Bに対し補強処理を行った。ただし、各種はいずれも不溶性物質が生じることで、補強時汚染の発生に至り、スクリーン印刷版の補強処理には適用できない。
実施例25〜29
印刷版Aを印刷版Cへ代えた以外は、実施例14〜17と同じ方法により試験を行い、実施例3、実施例5、実施例7及び実施例8のOPA類補強処理剤は40℃で4週間保存した後、補強処理を行った。得られた水膨潤率、水溶出率及び耐摩耗性の試験結果を表7内に取りまとめた。
補強処理を用いていない印刷版Cの耐摩耗性は、悪くないが水膨潤率が非常に高く、補強処理を用いたものの水膨潤率が比較的低く、且つ耐摩耗性が比較的良好であることが分かる。該結果によれば、印刷版Cというスクリーン印刷版について、補強処理を実施することで、より一層良好な印刷特性を持たせることができる。
比較例12〜14
比較例1〜3の調製済みグルタルアルデヒド類補強処理剤は、40℃で4週間保存した後印刷版Cに対し補強処理を行った。ただし、各種はいずれも不溶性物質が生じることで、補強時汚染の発生に至り、スクリーン印刷版の補強処理には適用できない。
実施例30及び実施例31
塩酸で調製したpH1.0の水溶液中に2重量%のオルトフタルアルデヒド及び3重量%のグリオキサール(39%のグリオキサール水溶液の形式で添加する)を加えると共に溶解させた。更に1.5重量%のオルトフタルアルデヒド及び4.5重量%のグリオキサールを含有し、且つpH値が1.0の塩酸水溶液を調合して溶解した。これら酸性水溶液は、3週間経った後も依然として無色透明状態であった。実施例14〜17と同じ方法により、これら水溶液で印刷版Aに対し補強処理を行った後得られた試験結果を表8内に取りまとめた。GO:グリオキサール。
OPA−GO補強処理剤を用いて補強処理していない印刷版Aは、3週間経って保存した後その耐摩耗性、水膨潤率、水溶出率が比較的良好である状態を保持していることが分かる。よって、単一のオルトフタルアルデヒドのみだけではなく、グリオキサール等の調合後オルトフタルアルデヒドで補強処理を行った後も非常に良好な効果を奏することができる。
実施例32
スクリーン印刷版の補強剤であって、該補強剤がオルトフタルアルデヒドを水中に溶けこませ、またベンゼンスルホン酸/オルトフタルアルデヒド水溶液のpH値を3以下まで調整してオルトフタルアルデヒドと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物、つまり補強剤を得、オルトフタルアルデヒド換算で、前記混合物の重量パーセント濃度は0.3重量%とする。
上記補強剤をポリビニルアルコール及び/或いはその派生物からなる水溶性感光性樹脂組成物で製造したスクリーン印刷版に使用する。具体的方法は、水溶性感光性樹脂組成物をスクリーン上に塗布して乾燥させた後、潜像形成を目的として露光を行った後水現像で印刷版を製造し、補強剤を浸漬塗布法で前記印刷版の両面に塗布した後室温で2時間乾燥させた。
上記方法で処理した後のスクリーン印刷版は、4週間保管した後その耐摩耗性、水膨潤率、水溶出率がいずれも比較的良好な状態を保持した。
実施例33
スクリーン印刷版の補強剤であって、該補強剤がオルトフタルアルデヒドを水中に溶けこませ、またベンゼンスルホン酸/オルトフタルアルデヒド水溶液のpH値を3.0以下まで調整してオルトフタルアルデヒドと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物、つまり補強剤を得、オルトフタルアルデヒド換算で、前記混合物の重量パーセント濃度は10重量%とする。
上記補強剤をポリビニルアルコール及び/或いはその派生物からなる水溶性感光性樹脂組成物で製造したスクリーン印刷版に使用する。具体的方法は、水溶性感光性樹脂組成物をスクリーン上に塗布して乾燥させた後、潜像形成を目的として露光を行った後水現像で印刷版を製造し、補強剤を噴霧法で前記印刷版の両面に塗布した後80℃で10分乾燥させた。
上記方法で処理した後のスクリーン印刷版は、4週間保管した後その耐摩耗性、水膨潤率、水溶出率がいずれも比較的良好な状態を保持した。

Claims (9)

  1. スクリーン印刷版の補強剤であって、前記補強剤はオルトフタルアルデヒドを水中に溶けこませ、そのpH値を3以下まで調整してオルトフタルアルデヒドと1,3−フタランジオールの化学平衡状態にある混合物を得ることを特徴とするスクリーン印刷版の補強剤。
  2. オルトフタルアルデヒド換算で、前記混合物の重量パーセント濃度は0.3〜10重量%とすることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷版の補強剤。
  3. 前記pH値は、有機酸或いは無機酸を通じて調整することを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷版の補強剤。
  4. 前記有機酸は、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸又はエタンスルホン酸を含み、前記無機酸は塩酸、リン酸、硫酸或いは硝酸、ホウ酸、フッ化水素酸であることを特徴とする請求項3に記載のスクリーン印刷版の補強剤。
  5. 前記補強剤には、グリオキサールを更に含有し、その添加量がグリオキサール換算で、1〜10重量%であることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷版の補強剤。
  6. 前記補強剤には、炭素原子数1〜3のアルコール或いは炭素原子数2〜3のジオールを更に含有し、その添加量は酸性水溶液における濃度が1wt%〜10wt%であることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷版の補強剤。
  7. 請求項1に記載のスクリーン印刷版の補強剤の使用であって、前記補強剤をポリビニルアルコール及び/或いはその誘導体からなる水溶性感光性樹脂組成物で製造したスクリーン印刷版に使用し、具体的な方法は、水溶性感光性樹脂組成物をスクリーンメッシュ上に塗布して乾燥させた後、潜像形成を目的として露光を行い、その後水現像で印刷版を製造し、前記補強剤を前記印刷版の両面に塗布した後室温〜80℃で10分〜2時間乾燥することを特徴とするスクリーン印刷版の補強剤の使用。
  8. 前記補強剤の塗布時、前記補強剤を、スポンジ、ウエスもしくはブラシで塗布すること、またはコーティング法、ディップ法、スプレー法等によって塗布すること、前記乾燥温度が室温〜60℃とすることを特徴とする請求項8に記載のスクリーン印刷版の補強剤の使用。
  9. スクリーン印刷版であって、前記印刷版は、請求項8に記載の使用方法で補強した印刷版とすることを特徴とするスクリーン印刷版。
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