JP2017517652A - 粗糸を製造する繊維機械および相応の繊維機械において粗糸製造を始動する方法 - Google Patents

粗糸を製造する繊維機械および相応の繊維機械において粗糸製造を始動する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、少なくとも1つの強化手段を有していて、該強化手段を用いて、該強化手段に供給されたスライバ(3)から、保護撚りを有する粗糸(1)が製造可能であり、前記粗糸(1)の搬送方向(T)において前記強化手段の下流側に配置された巻取り装置(5)であって、前記強化手段によって製造された粗糸(1)を、巻管駆動装置(6)を用いて駆動可能な巻管(7)に巻き取るための巻取り装置(5)を有している、粗糸(1)を製造する繊維機械に関する。本発明によれば、当該繊維機械は、粗糸製造の始動工程中に前記強化手段から進出する前記粗糸(1)を、前記巻管(7)と接触させることができる装置を有しており、前記装置は、可動に支持された吸込みユニット(8)を有していて、該吸込みユニット(8)は、粗糸製造の継続時に前記粗糸(1)を吸い込むことができる吸込み開口(9)を備えており、前記装置は、前記強化手段と前記吸込み開口(9)との間を延びている前記粗糸(1)を、粗糸製造の継続時に前記巻管(7)と接触させることができる手段を有しており、前記装置は、前記粗糸(1)の、前記吸込みユニット(8)によって捕捉された部分(19)が、前記吸込みユニット(8)を用いて排出可能であり、かつ前記粗糸(1)の、前記強化手段と前記巻管(7)との間を延びている部分が、前記巻管(7)に巻取り可能であるように、前記粗糸(1)を粗糸製造の継続時に切断することができる手段を有している。

Description

本発明は、少なくとも1つの強化手段を有していて、該強化手段を用いて、該強化手段に供給されたスライバから、保護撚りを有する粗糸が製造可能であり、粗糸の搬送方向において強化手段の下流側に配置された巻取り装置であって、強化手段によって製造された粗糸を、巻管駆動装置を用いて駆動可能な巻管に巻き取るための巻取り装置を有している、粗糸を製造する繊維機械に関する。
粗糸は、多くの場合延伸によって前処理された(例えばダブリングされた)スライバから製造され、粗糸の個々の繊維が例えばリング精紡機を用いて1本の糸に紡績される、後続の紡績プロセスのための供給物(Vorlage)として働く。後続処理のために必要な強度を粗糸に与えるために、供給されたスライバを粗糸の製造中にドラフト装置(該ドラフト装置は多くの場合相応の前紡機の一部である)を用いて延伸すること、および次いで保護撚りをかけることが、好ましいことが判明している。上に述べた強度は、巻管への巻取り時もしくは後続の紡績機への供給中における粗糸の裂断を、阻止するのに重要である。かけられた保護撚りはこのとき一方では、個々の巻取り工程もしくは繰出し工程中およびそれぞれの機械型式の間における相応の搬送工程中に、個々の繊維のまとまりが保証されるような強さでなくてはならない。他方においては、保護撚りにもかかわらず、紡績機における粗糸のさらなる処理が可能であることが、保証されねばならず、つまり粗糸は引き続きドラフト可能でなくてはならない。
相応の粗糸を製造するためには、優先的に、いわゆるフライヤが使用されるが、しかしながらフライヤの供給速度は、発生する遠心力に基づいて制限されている。ゆえに既に、フライヤを回避するまたはフライヤの代わりに別の機械型式を使用するという様々な提案がなされている(例えば欧州特許出願公開第0375242号明細書(EP0375242A2)、独国特許発明第3237989号明細書(DE3237989C2)参照)。
特に、これに関連して既に、粗糸を空気紡績機によって製造することも提案されており、このような空気紡績機では、保護撚りは渦空気流によって生ぜしめられる。この場合基本原理は、スライバを、空気紡績ノズルとして形成された強化手段を通して案内することにあり、この強化手段内においては空気渦が生ぜしめられる。この空気渦によって最終的に、供給されたスライバの外側の繊維の一部が、いわゆる巻付き繊維として、互いにほぼ平行に延びる芯繊維から成っていて中心を延びる繊維ストランドの周りに巻き掛けられる。
粗糸製造のための別の方法は、独国特許出願公開第2447715号明細書(DE2447715A1)において開示されている。強化されていないスライバの、この明細書に開示された強化を行う強化手段は、撚りを生ぜしめるのではなく、1つまたは複数のフィラメント糸、好ましくはモノフィラメントのフィラメント糸によるスライバの螺旋状の巻掛けを生ぜしめ、このようなフィラメント糸は、スライバをまとめ、かつスライバに強度を与える。このとき個々のフィラメント糸の螺旋は、同方向に配置されていてもまたは逆方向に配置されていてもよい。好ましくは2つのフィラメント糸が、互いに逆の回転で、もしくは互いに交差するように配置されている。従ってこのようにして生ぜしめられた粗糸はほぼ、平行に配置されたステープルファイバのスライバと、スライバを螺旋状に巻き掛けられた1つまたは複数の極細番手(feintitrig)のフィラメント糸とから成っている。
強化されていないスライバに1つまたは複数のフィラメント糸を巻き付けるためには、種々様々な可能性が存在している。例えば、フィラメント糸を、小径の小さなボビンに装着することができる。次いでフィラメント糸は、位置固定のボビンから引き出され、スライバと一緒に、ボビン軸を通して引っ張られ、このときスライバにはフィラメント糸が巻き付けられ、ボビンから引き出された巻成体の数は、スライバに装着された巻条の数に相当している。また基本的には、強化されていないスライバだけがボビン軸を通して案内されるように、強化手段を構成することも可能であり、これによって巻付き工程をフィラメント糸ボビンの後に移動させることができる。このとき巻付き点は適宜な糸ガイドによって決定されることが望ましい。
粗糸を製造する別の方法が、国際公開第2009/086646号(WO2009/086646A1)に開示されており、この公知の方法は以下のステップを有している:1)好ましくは撚られていない2つのスライバである、スライバを準備し、2)両方のスライバの互いに交互に現れる領域にわたってS撚りおよびZ撚りをかけ、このとき各スライバにおけるS撚りおよびZ撚りの領域を、撚りのない領域によって隔て、3)S撚りおよびZ撚りを備えた両方のスライバを1つの粗糸にまとめ、このとき両方のスライバはその戻り撚り傾向に基づいて自動的に一緒に回転する。
S撚りおよびZ撚りは、例えば、使用される強化手段の2つのエレメントを用いて生ぜしめることができ、両方のエレメントは、各スライバをクランプして保持し、このとき少なくとも1つのエレメント、好ましくは両方のエレメントは、スライバに、相対運動によって該スライバの表面においてスライバ長手方向に対して横方向に、両側において交互に互いに逆向きの撚りをかける。同時に各スライバは、スライバ方向に移動させられる。しかしながらまたS撚りおよびZ撚りは、エアロダイナミック式な、特に空気力式の方法を用いても生ぜしめることができる。
交互に現れるS撚りおよびZ撚りは、さらに撚りのない変化領域によって中断される。同様にS撚りおよびZ撚りを備えた両方のスライバは、最終的に、いわゆる一体化点においてまとめられる。ここにおいてスライバは自動的に一緒に回転し始め、つまりスライバは相互に絡み合う。このいわゆる確定領域(Fachen)は、個々のスライバにおけるS撚りおよびZ撚りを維持するので、それ自体安定する2成分の粗糸が生じる。しかしながら基本的にこのとき注意すべきことは次のことである。すなわちこの場合、第1のスライバにおける撚りのない領域は、第2のスライバの撚りのない領域に対して長手方向においてずらされて配置されることが望ましく、このようになっていると、第1および第2のスライバの撚りのない2つの領域が、出来上がった粗糸において互いに並んで位置することがなくなる。それというのは、粗糸の強度は、主として、両方のスライバの撚りのない領域の位相位置に依存するからである。従って粗糸は、上に述べたように、強化手段を用いて常に、撚りのない領域が位相の外に位置するようにまとめられる。このようにして製造された粗糸は、最終的に、撚りを掛けられていないスライバに比べて高い強度を有しており、この強度は、結局、粗糸をミスドラフト(Fehlverzuege)なしにボビンに巻き取るのにかつボビンから再び繰り出すのに十分である。
上に述べた方法では、しかしながら特に、粗糸製造の始動工程に問題があり、この始動工程では、粗糸を最終的に、駆動された巻管に巻き取れるようにするために、強化手段から進出した粗糸を、空の巻管と接触させることが必要である。
ゆえに本発明の課題は、相応の始動工程を実施することができる、繊維機械において粗糸製造を始動する方法および粗糸を製造する繊維機械を提供することである。
この課題は、独立請求項に記載の特徴を備えた、繊維機械および繊維機械において粗糸製造を始動する方法によって解決される。
本発明によれば、提案された繊維機械は、粗糸製造の始動工程中に強化手段から進出する粗糸を、巻管と接触させることができる装置を有していることによって、傑出している。この装置は、可動に支持された吸込みユニットを有していて、該吸込みユニットは、粗糸製造の継続時に粗糸を吸い込むことができる吸込み開口を備えている。吸込みユニットはそのために、好ましくは、複数の強化手段に対して共通に設けられた負圧源または各強化手段固有の負圧源に接続されており、これによって、吸込み開口の領域において、吸込み開口内に向けられた空気流を生ぜしめることができ、この空気流によって、強化手段から進出した後の粗糸を吸い込むことができる。吸込みユニットの課題は主として、粗糸製造の開始中に強化手段から進出する粗糸を吸い込み、かつ少なくとも、後に述べるように、粗糸を巻管によって巻き取るために粗糸が巻管と接触させられるまで、粗糸を収容し、かつ場合によっては排出することである。
さらに前記装置は、強化手段と吸込み開口との間を延びている粗糸を、粗糸製造の継続時(つまり粗糸を製造する強化手段の作動時)に巻管と接触させることができる手段を有している。これに関連して、機械作動式または空気力作動式の装置を使用することが可能であり、この装置は、粗糸を巻管に向かって移動させることができ、かつこのとき巻取り工程開始のために粗糸と巻管との間において必要な接触を生ぜしめる(このとき巻管は、粗糸を巻管表面に固定する多数の小さなフックを備えた接触部分を有することができる)。
最後に前記装置は、粗糸の、吸込みユニットによって捕捉された部分が、吸込みユニットを用いて排出可能であり、かつ粗糸の、強化手段と巻管との間を延びている部分が、巻管に巻取り可能であるように、粗糸を粗糸製造の継続時に切断することができる手段を有している。以下においてさらに詳しく述べるように、この手段は、粗糸の走路内に移動させられる別体の切断ユニットであってよい。同様に、粗糸の切断を吸込みユニットを用いて実施することも可能であり、この吸込みユニットを用いて、粗糸切断のために必要な引張り応力を粗糸に加えることができる。
結果として繊維機械は、粗糸製造の効果的な始動工程のために必要なすべての装置、つまり粗糸製造の始動時に強化手段から進出する粗糸を巻管に結合するため、粗糸を確定された領域において切断するため、および強化手段側の粗糸部分(つまり粗糸の切断後に強化手段と巻取り装置との間を延びている粗糸部分)を巻管に巻き取るために必要なすべての装置を有している。
ここでさらに全般的なことについて(および以下においてさらに詳しく述べる本発明に係る方法との関連においても)述べておくと、前記強化手段は、種々様々な構成を有することが可能である。例えば、粗糸を、前記印刷物、国際公開第2009/086646号(WO2009/086646A1)および独国特許出願公開第2447715号明細書(DE2447715A1)に記載されているように製造するのに適した強化手段を使用することが可能である。
しかしながら好ましくは、繊維機械は空気紡績機として形成され、強化手段は、空気紡績ノズルとして形成されており、この空気紡績ノズルによって、粗糸の保護撚りが、上において述べたように、渦空気流を用いて生ぜしめられる(空気紡績機として形成された相応の繊維機械の一部が、図面に例として記載されている)。
好適な態様では、繊維機械は、スライバの搬送方向において強化手段の下流側に配置された、強化手段から粗糸を引き出す引出しユニットを有しており、引出しユニットは、互いに向かって押付け可能な2つの引出しローラを有することができ、両方の引出しローラのうちの少なくとも1つは、駆動装置を用いて回転運動させることができ、これによって粗糸を両方の引出しローラの間においてクランプして案内することができる。粗糸はこの場合粗糸製造の継続時に引出しユニットの通過後に、吸込みユニットを用いて吸込み可能である。さらに引出しユニットと吸込み開口との間を延びる粗糸は、粗糸製造の継続時に、既に上において述べた装置を用いて、巻管と接触させることができ、粗糸の、吸込みユニットによって捕捉された部分が、吸込みユニットを用いて排出可能であり、かつ粗糸の、引出しユニットと巻管との間を延びている部分が、既に述べたまたは後でさらに詳しく述べる手段によって、巻管に巻取り可能であるように、粗糸は、粗糸製造の継続時に切断可能である。引出しローラのうちの少なくとも1つは、さらに好ましくは、負荷消滅エレメント(例えば空気力式ユニット、電磁石または引張りばねまたは圧縮ばね)と作用結合しており、このような負荷消滅エレメントを用いて、両方の引出しローラもしくは引出しローラのうちの1つを負荷消滅位置にもたらすことができ、この負荷消滅位置において引出しローラの間には間隙が存在している(それとは逆に引出しローラはその負荷位置では互いに押し合わされている)。このような構成は最終的に、引出しローラが粗糸製造の開始中に(つまり粗糸が強化手段から進出し始めた時点において)その負荷消滅位置にあることを可能にする。粗糸はこの場合、粗糸と引出しローラとの間における不所望の衝突を生ぜしめることなしに、両方の引出しローラの間を通過走行することができる。粗糸もしくは粗糸の始端部分が引出しローラを通過すると、引出しローラは最終的にその負荷位置にもたらされることができ、これによって粗糸を強化手段から引き出すことができる。
これに関連して有利な態様では、強化手段と吸込み開口との間、もしくは引出しユニット(設けられている場合には)と吸込み開口との間を延びる粗糸は、綾振りユニットを用いて巻管と接触させることができ、綾振りユニットは、粗糸製造の始動工程中に強化手段と吸込み開口との間を、もしくは引出しユニットが設けられている場合には、引出しユニットと吸込み開口との間を延びる、粗糸の部分を捕捉し、かつ巻管に向かって移動させるように、構成されている。綾振りユニットは、例えばガイド部分を備えた綾振りアームを有しており、ガイド部分を用いて粗糸を掴むことができ、かつ続いて、予め設定された軌道に沿って案内可能である。綾振りアームは例えば軸線を中心にして回転可能または旋回可能に支持されていてよく、これによって粗糸をガイド部分と粗糸との接触後に巻管に向かって移動させることができる。特に巻管への粗糸の巻取り工程中に、巻管の回転軸線に向かっての粗糸の綾振り、つまり粗糸の連続的な運動を可能にするために、綾振りアームはさらに軸線に沿って往復動可能に支持されていてよい。
別の好適な態様では、繊維機械は、可動に支持された切断ユニットを有していて、該切断ユニットを用いて粗糸は、粗糸製造の継続時に切断可能である。切断ユニットは、好ましくは、該切断ユニットが粗糸製造の始動工程中に粗糸と接触していない休止位置から、粗糸と接触してこのとき粗糸を切断する切断位置に移動可能である。切断ユニットは、このとき休止位置と切断位置との間における移動時に、粗糸の走路内に、つまり巻管表面と吸込みユニットの吸込み開口との間の領域に移動可能であってよい。粗糸と切断ユニットとの間における接触時に、切断ユニットの領域において粗糸は局部的に制動される。しかしながら粗糸は既に回転する巻管と接触していて、この巻管によって巻き取られるので、最終的に、巻管と吸込み開口との間を延びている粗糸部分に作用する引張り応力が大きくなり、粗糸の所望の裂断(=切断)が生じる。
さらに別の好適な態様では、切断ユニットは、切断位置において巻管と接触可能であり、かつ粗糸をこの際に巻管表面に圧着させるように形成されている。巻管表面は、既に述べたように、多数の小さなフックまたは類似のエレメントを有する1つまたは複数の表面部分を有していることができ、小さなフックまたは類似のエレメントによって、相応の表面部分と接触する粗糸を、確実に保持することができる。切断ユニットを巻管と、もしくは巻管表面の前記部分と接触させることができると、粗糸を粗糸製造の始動工程中に小さなフック(または類似のエレメント)に押圧することができる。これによって最終的に、粗糸を巻管によって確実に捕捉しかつ相応に巻き取れることが保証される。
さらに別の好適な態様では、切断ユニットは、休止位置を起点として巻管に向かって移動可能、好ましくは旋回可能な、可動に支持された切断アームを有している。例えば切断ユニットは、旋回可能な切断アームを有していてよく、この切断アームは、切断工程中に、この時点において吸込みユニットの吸込み開口と巻管との間を延びている粗糸の走路内に突然旋回することができる。さらに旋回アームの駆動装置は、旋回アームを切断位置への到達後に可能な限り迅速に(好適には、3秒未満、好ましくは2秒未満、特に好ましくは1秒未満である時間内に)再び休止位置に、もしくは切断位置とは異なる中間位置に移動させるように、構成されていることが望ましく、このように構成されていると、粗糸の巻取り工程に対する影響を回避することができる。
さらに別の好適な態様では、吸込みユニットは、吸込み開口を有する吸込みノーズを有しており、該吸込みノーズは回転軸線を中心にして旋回可能であり、該回転軸線は、水平線との間に角度αを成していて、該角度αの値は、0°〜30°、好ましくは0°〜20°、特に好ましくは0°〜15°である。つまり回転軸線は、特に水平線に対して斜めに延びていて、好ましくは、鉛直線との間でも0°および90°とは異なる角度を成している。例えば、回転軸線が繊維機械のフレームに設けられていて、このフレームか下方に向かって傾けられて吸込みユニットの吸込みノーズにまで延びているような構成が可能であり、このよう構成されていると、吸込みノーズは、水平線と鉛直線とによって切断される一平面において旋回可能である。さらに吸込みノーズの最大旋回角度は、好ましくは、20°〜180°、好ましくは40°〜90°の値を有している。
本発明の課題は同様に、繊維機械によっても解決することができ、本発明に係る繊維機械は、当該繊維機械が、該繊維機械を粗糸製造の始動工程中に、既に述べたおよび/または以下における記載のように運転するように設計された制御ユニットと作用結合していることによって傑出している。そのために制御ユニットは、好ましくは、ドラフト装置、強化手段(強化手段として空気紡績ノズルを使用する場合には、空気紡績ノズルの空気供給装置)、引出しユニット(設けられている場合には)、吸込みユニット(特に吸込みユニットの吸込みノーズおよび所属に負圧供給装置)および巻管駆動装置と作用結合しており、これによって上に述べたユニットを、本発明に係る方法に相応して運転すること、および相応のステップを本発明のような形式で実施することができる。さらに繊維機械は、上においてまたは以下において記載の追加的な特徴の1つまたは複数を、それらの特徴が互いに矛盾していない場合には、有することができる。
粗糸を製造するのに用いられる繊維機械において粗糸製造を始動する方法は、本発明によれば次のことによって傑出している。すなわち本発明に係る方法では、始動工程の開始時に繊維機械の強化手段によって製造された粗糸を、強化手段からの進出後に吸込みユニットを用いて粗糸製造の継続時に吸い込み、粗糸の、強化手段と吸込みユニットとの間を延びる部分を、巻取り装置の回転する巻管と接触させ、粗糸を次いで粗糸製造の継続時に切断する。粗糸の、該粗糸の切断後に吸込みユニット内に位置する部分を、最終的に、吸込みユニットを用いて排出し、これに対して粗糸の、強化手段と巻管との間に位置する部分を、巻管に巻き取る。
言い換えれば、本発明に係る方法の核心は、粗糸製造の開始時に強化手段から進出する粗糸が、最初に、つまり準備された巻管との接触前に、吸込みユニットによって捕捉されることにある。つまり粗糸は、強化手段から進出した後で吸込みユニットもしくは吸込みユニットの吸込みノーズの領域に達し、負圧を用いて吸込みユニット内に吸い込まれる(つまり強化手段は粗糸を供給し、この粗糸は、強化手段からの進出後に、もしくは引出しユニットが設けられている場合には、引出しユニットの通過後に、吸込みユニットによって吸い込まれ、このとき吸い込まれた部分は、巻管に巻き取られるのではなく、強化手段から進出する残りの粗糸からの切断後に、吸込みユニットを介して処分される)。粗糸の吸込み後に、粗糸の走路は、例えば綾振りユニットによって変化させられ、粗糸は巻管と接触させられ、かつ巻管によって巻き取られる。粗糸が巻管の作用領域に達した後で、最終的に、巻管と吸込みユニットとの間を延びる粗糸部分は切断され、吸込みユニット側の粗糸部分(つまり切断工程後に少なくとも部分的に吸込みユニットの内部に位置する粗糸部分)は、吸込みユニットによって処分される。始動工程の終了時に、引き続き強化手段から供給された粗糸は、最終的に、強化手段、もしくは場合によっては強化手段の下流側に配置された引出しユニットと、巻管との間において延びており、かつ強化手段の供給速度に相応して、回転する巻管に巻き取られることができ、この巻取り工程は、巻管が所望の粗糸量を有し、かつ新しい巻管と交換されることが必要になるまで続く。
さらに別の好適な態様では、粗糸の、強化手段と吸込みユニットとの間を延びる部分を、粗糸の切断前に、吸込みユニットによって綾振りユニットに引き渡し、該綾振りユニットは、粗糸を次いで回転する巻管と接触させる。巻管に向かっての粗糸の移動は、この場合吸込みユニットによってまったく生ぜしめられずに、もしくは吸込みユニットのみによって生ぜしめられずに、前記綾振りユニットによって生ぜしめられ、この綾振りユニットは、好ましくは相応のガイド部分を有しており、このガイド部分を用いて粗糸を案内し、かつ巻管に向かって移動させることができる。
同様に好適な態様では、粗糸を、始動工程中に、好ましくは綾振りユニットを用いて巻管と接触させ、次いで粗糸の、巻管と吸込みユニットとの間を延びる部分に、好ましくはかつ少なくとも部分的に吸込みユニットによって生ぜしめられる引張り応力を加え、該引張り応力が、巻管と吸込みユニットとの間の領域において粗糸を切断する。強化手段と吸込みユニットとの間を延びる粗糸部分の、既に述べた切断は、この場合吸込みユニットを用いて行われ、この吸込みユニットは、供給された負圧によって引張り応力を粗糸に対して加え、この引張り応力は、最終的に粗糸の裂断を生ぜしめる。このとき引張り応力は、切断工程のための負圧の変化によって短時間高めることができる。前記引張り応力を高めるために、巻管とは反対の方向への吸込みユニットの吸込みノーズの移動もまた可能である。
さらに別の好適な態様では、粗糸を、切断ユニットを用いて切断し、粗糸を綾振りユニットに引き渡した後で、かつ好ましくは粗糸を回転する巻管と接触させた後もしくは接触させる間に、切断ユニットを粗糸と接触させる。切断ユニットは、例えば、粗糸の走路内に旋回するまたは他の方法で移動する切断アームを有することができる。重要なことは、粗糸が切断アームもしくは切断アームの切断エレメントと接触することである。このとき粗糸と切断アームもしくは切断エレメントとの間において摩擦が発生し、この摩擦によって粗糸は短時間もしくは突然に制動される。粗糸が既に、回転する巻管によって捕捉されている場合には、粗糸は巻管への巻取り前に制動される。このときに発生する引張り応力は、最終的に、切断エレメントの領域における粗糸の切断もしくは裂断を生ぜしめ、その結果、吸込みユニット側の粗糸(つまり粗糸の切断もしくは裂断後に吸込みユニットの内部に延びる粗糸部分)は、吸込みユニットによって吸い込まれ、かつ強化手段側の粗糸は、(引き続き)巻管に巻き取られることができ、このとき強化手段側の粗糸は、強化手段と巻管との間において延在する。
さらに別の好適な態様では、巻管の周速度は、粗糸の、強化手段と吸込みユニットとの間を延びる部分が、回転する巻管と接触させられる瞬間において、強化手段の粗糸供給速度以上(好ましくは最大で10%高い)である。このような態様は、特に、巻管が少なくとも部分的に上に述べた小さなフック(このようなフックは、例えば巻管を取り囲むブラシリングによって設けることができる)を備えている場合に、好適である。粗糸が巻管のこのような小さなフック(または類似のエレメント)と接触すると、巻管の速度は、この領域における粗糸の速度よりも幾分高くなる。これによって小さなフックは、粗糸内に刺さり、これにより粗糸を確実に掴み、かつ巻管表面の領域において固定する。
さらに別の好適な態様では、始動工程中における強化手段の粗糸供給速度は、少なくとも一時的におよび好ましくは、粗糸の、強化手段と吸込みユニットとの間を延びる部分が、回転する巻管と接触させられる瞬間に、繊維機械の、始動工程の後に続く通常運転のために設定された粗糸供給速度の少なくとも0.8倍、好ましくは少なくとも0.9倍、特に好ましくは少なくとも0.95倍に相当する値を有している。つまり言い換えれば、粗糸の供給速度(つまり強化手段から進出する粗糸の速度)は、始動工程中に、本来の粗糸製造中、つまり巻管が予め設定された粗糸量もしくは粗糸長さを有するまで、粗糸が始動工程後に巻管に巻き取られる、本来の粗糸製造中におけるとほぼ同じまたはそれどころかまったく同じ値を有するようにすることができる。繊維機械の効果はこの場合特に高い。それというのは、始動工程中における供給速度を、前記粗糸製造に対してまったくまたはほとんど絞る必要がないからである。さらにまた始動工程を特に確実に実施することができる。それというのは、強化手段の供給速度を始動工程後に、まったくまたはほとんど高める必要がないからである。
最後に挙げる別の好適な態様では、粗糸の、強化手段と吸込みユニットとの間を延びる部分が、回転する巻管と接触した後で、巻管の周速度は、粗糸の、強化手段と巻管との間を延びる部分が、少なくとも部分的に重力によってたるむように、調整される。すなわち、前記部分、特に、強化手段または引出しユニット(設けられている場合には)と巻管もしくは粗糸を案内する綾振りユニット部分との間を延びる部分は、単に、相応の粗糸部分の自重によって惹起される引張り応力だけにさらされている。このことは例えば、前記領域における粗糸のたるみを監視する1つまたは複数のセンサによって監視することができる。たるみが、制御ユニットに記憶された最小値を下回ると、巻管回転数を減じることができる。これとは逆に相応の最大値が超過されると、前記回転速度を高めることができ、これによって粗糸は常に特別に低い応力で、ひいては強化手段もしくは好ましくは強化手段の下流側に配置された引出しユニットと、巻管もしくは巻管の前に設けられた綾振りユニットとの間において、大切に扱われて延びることになる。これによって、この領域において粗糸が不所望に裂断することは、ほとんど回避されている。
本発明の別の利点は、以下の実施の形態に記載されている。
空気紡績機として形成された、粗糸製造に用いられる本発明に係る繊維機械における、粗糸製造の本発明による始動工程の1つの段階を示す図である。 空気紡績機として形成された、粗糸製造に用いられる本発明に係る繊維機械における、粗糸製造の本発明による始動工程の1つの段階を示す図である。 空気紡績機として形成された、粗糸製造に用いられる本発明に係る繊維機械における、粗糸製造の本発明による始動工程の1つの段階を示す図である。 空気紡績機として形成された、粗糸製造に用いられる本発明に係る繊維機械における、粗糸製造の本発明による始動工程の1つの段階を示す図である。 空気紡績機として形成された、粗糸製造に用いられる本発明に係る繊維機械における、粗糸製造の本発明による始動工程の1つの段階を示す図である。 空気紡績機として形成された、本発明に係る繊維機械の吸込みユニットを1つの位置において示す正面図である。 空気紡績機として形成された、本発明に係る繊維機械の吸込みユニットを別の位置において示す正面図である。
最初に明確に述べておくと、本発明に係る繊維機械の例である図示の空気紡績機ならびにこの空気紡績機の構成部材は、寸法忠実に示されていない。個々の図面は単に概略図であり、各構成群の原理的な構造を明らかにするためのものである。特に個々のエレメントの相互間隔および空間的な所属関係は、図示と異なっていてよい。
図1〜図5は、本発明に係る繊維機械の一部が概略的に示されており、ここでは、このような繊維機械のための例として、粗糸1を製造するのに役立つ空気紡績機が、始動工程の異なった時点において示されている。空気紡績機は、必要な場合に、対応する複数のドラフト装置ローラ17(図面を見易くするために、これらのドラフト装置ローラ17のうちの1つにだけ符号が付けられている)を備えたドラフト装置16を有することができ、このドラフト装置16には、例えばダブリングされた練条スライバ(Streckenband)として形成されたスライバ3が供給される。さらに図示の空気紡績機は、原則的に、ドラフト装置16から間隔をおいて位置する空気紡績ノズル2として形成された強化手段を有しており、この強化手段は、従来技術に基づいて公知の、ゆえに図示しない内部に位置する渦流室を備えており、この渦流室内において、スライバ3もしくはスライバ3の繊維の少なくとも一部には保護撚りがかけられる。
同様に、空気紡績機は、好ましくは2つの引出しローラ18を備えた、粗糸1用の引出しユニット4と、この引出しユニット4の下流側に配置された、粗糸1用の巻取り装置5とを有している(引出しユニット4は必ずしも必要ではない)。さらに巻取り装置5は、好ましくは巻管駆動装置6と、この巻管駆動装置6に結合されていて原理が公知の巻管収容体21とを有しており、この巻管収容体21を用いて巻管7が、固定可能であり、かつ巻管駆動装置6を介して回転運動可能である。
空気紡績機は、特殊な空気紡績法によって作動する。粗糸1を形成するために、スライバ3は搬送方向Tにおいて、走入開口(図示せず)を介して空気紡績ノズル2の渦流室に導入される。この渦流室においてスライバ3は、保護撚りをかけられ、つまりスライバ3の繊維の少なくとも一部が、相応に配置された空気ノズルによって生ぜしめられる渦空気流によって捕捉される。このとき繊維の一部は、スライバ3から少なくともある程度長く引き出され、渦流室内に進入する糸形成エレメントの先端に巻き付けられる。
最終的にスライバ3の繊維は、糸形成エレメントの入口開口と、糸形成エレメントの内部に配置されていて入口開口に接続する引出し通路とを介して、渦流室から引き出される。このとき最終的に、自由な繊維端部もまた螺旋軌道に沿って入口開口に向かって引っ張られ、このとき中心において延びる芯繊維の周りの巻付き繊維として巻き掛けられ、その結果所望の保護撚りを有する粗糸1が形成される。
粗糸1は、繊維の単に部分的な撚りによって、例えばリング精紡機のような後続の紡績機における粗糸1のさらなる処理のために必要な(残留)ドラフト可能性を有している。汎用の空気紡績装置は、これとは異なり、スライバ3に、糸製造に続く必要なドラフトがもはや不可能であるような強い撚りをかける。これはこの場合望まれていることでもある。それというのは、汎用の空気紡績機は、通常高い強度によって傑出することが望ましい完成した糸を製造するように設計されているからである。
そして巻管7に粗糸1を巻き取る前に、始動工程が行われねばならず、この始動工程では、空気紡績ノズル2から進出した粗糸1が巻管7と接触させられる。本発明による可能な始動工程が、図1〜図5に示されている。
最初にスライバ3が、ドラフト装置16の始動によって空気紡績ノズル2に供給される。空気紡績ノズル2において、上に述べた粗糸製造が行われ、この粗糸製造時にスライバ3には保護撚りがかけられる。最終的に粗糸1は、上に述べた図には示されていない出口開口20を介して空気紡績ノズル2から進出し、吸込みユニット8の空気流によって捕捉される。吸込みユニット8は、好ましくは吸込み開口9を備えた吸込みノーズ13を有しており、吸込み開口9を介して空気が、ひいては空気紡績ノズル2から進出した粗糸1も、吸い付けられる、もしくは吸い込まれる。これによって図1に示したこの段階において、空気紡績ノズル2によって製造された粗糸1は、空気紡績ノズル2から進出して、吸込み開口9(この吸込み開口9は、例えば好ましくは設けられている吸込みユニット4の領域にまたは空気紡績ノズル2の出口開口20の領域に位置している;図6参照)を介して吸込みユニット8内に吸い込まれ、このとき空気紡績ノズル2の供給速度は、好ましくは、始動工程後に優勢である供給速度に相当している、もしくはこの供給速度に比べて僅かに(好ましくは最大20%)低い速度である。
全般的なことをここで確認しておくと、全始動工程は、好ましくは粗糸製造もしくは粗糸供給の中断なしに、つまりドラフト装置16の作動時、空気紡績ノズル2の作動時、および存在している場合には、(粗糸1を空気紡績ノズル2から引き出す)引出しユニット4の作動時に行われるので、図示された空気紡績機の特に高い効果を保証することができる。
さらに、略示された制御ユニット15が設けられており、この制御ユニット15は、粗糸製造の本発明に係る始動工程を実施するために、空気紡績機の前記エレメントと作用結合されている。制御ユニット15は、空気紡績機の紡績箇所毎に設けられていてよい。同様に、複数の紡績箇所のために1つの制御ユニット15が設けられているような構成も可能である。
次のステップ(図2参照)において吸込みユニット8は、引渡し位置に移動させられ(好ましくは旋回軸線もしくは回転軸線14を中心にして旋回させられ)、この引渡し位置において吸込み開口9は、ひいては粗糸1の一部も(粗糸1の残りの部分は、いまなお空気紡績ノズル2から供給される)、巻管表面の領域に位置しており、巻管7と粗糸1との間における接触は、この段階において好ましくはなお存在しない。
吸込みユニット8が図2に示されたその位置にある間に(またはその直後に)、綾振りユニット10は、図3に略示された位置にもたらされ、この位置において粗糸1は、綾振りユニット10によって捕捉されて案内される。このとき綾振りユニット10は、粗糸1を巻管7の近傍に移動させ、もしくは巻管7と粗糸1との間における直接的な接触を生ぜしめ、これによって粗糸1は、(好ましくは巻管7の相応の粗い表面部分の作用に基づいて)巻管7によって捕捉される。
同時にまたはその直後に、最終的に切断ユニット11が作動させられ、この切断ユニット11は、例えば可動の(好ましくは旋回可能な)切断アーム12を有している。切断ユニット11はこのとき、粗糸1と、好ましくは、綾振りユニット10と吸込み開口9との間に位置する粗糸1の部分と、接触させられる。この瞬間に粗糸1は、切断ユニット11と接触する領域において、局部的に制動されるので、これによって粗糸1は、最終的に巻管7と切断ユニット11との間において裂断する。それというのは、粗糸1は、回転する巻管7によって、つまり引張り応力を加えられて、引き続き巻き取られるからである(図4参照)。粗糸1の裂断によって、最終的に、粗糸1の、吸込みユニット側の部分が発生し、この粗糸部分は、吸込みユニット8を介して排出することができる(粗糸1の、切断後に吸込みユニット8に位置している前記部分は、図4において符号19で示されている)。同様に、空気紡績ノズル側の粗糸部分が発生し、この粗糸部分は、既に巻管7によって捕捉されていて、空気紡績ノズル2と巻管7との間において延在している。
巻管7のさらなる回転によって、空気紡績ノズル2から引き続き供給される粗糸1は、最終的に連続的に巻管7に巻き取られ、このとき綾振りユニット10は、巻管7の回転軸線の方向の移動(矢印C参照)によって、粗糸1を巻管7に均一に巻き取るのに役立つ(図5参照)。切断ユニット11および吸込みユニット8もその本来の位置に位置するこの段階において、空気紡績機は、最終的に、始動工程に続く通常運転モードにあり、この通常運転モードにおいて巻管7には、所望の巻管サイズが得られるまで、粗糸1が巻成される。
吸込みユニット8もしくはその吸込みノーズ13の好適な形態は、図6および図7に示されており、このとき図6は、吸込み位置(つまり粗糸1が空気紡績ノズル2の出口開口20からの進出後に吸い込まれる位置 図1参照)を示し、図7は、引渡し位置(つまり粗糸1が巻管7の近傍に移動させられた、図2に示された位置)を示す(粗糸1は図6および図7には示されていない)。
これらの図面から分かるように、好適な形態では、吸込みユニット8の吸込みノーズ13は回転軸線14を中心にして可動に支持されていて、この回転軸線14は、水平線との間に角度αを成しており、この角度αの値は、0°とは異なり、例えば0°〜30°、好ましくは0°〜20°、特に好ましくは0°〜15°である。従って吸込みノーズ13は、斜め下に向かって旋回することができ、これによって粗糸1を巻管7の側部に位置決めすることが可能である。
本発明は、図示および記載の実施形態に制限されるものではない。特許請求の範囲における請求項の枠内における変化態様が、それが記載もしくは請求項の異なった部分にまたは異なった実施形態において図示および記載されていたとしても、記載した特徴の任意の組合せと同様に可能である。
1 粗糸
2 空気紡績ノズル
3 スライバ
4 引出しユニット
5 巻取り装置
6 巻管駆動装置
7 巻管
8 吸込みユニット
9 吸込み開口
10 綾振りユニット
11 切断ユニット
12 切断アーム
13 吸込みノーズ
14 回転軸線
15 制御ユニット
16 ドラフト装置
17 ドラフト装置ローラ
18 引出しローラ
19 粗糸の切断後に吸込みユニットに位置する粗糸部分
20 出口開口
21 巻管収容体
T 搬送方向
α 吸込みノーズの回転軸線と水平線との間における角度

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの強化手段を有していて、該強化手段を用いて、該強化手段に供給されたスライバ(3)から、保護撚りを有する粗糸(1)が製造可能であり、
    前記粗糸(1)の搬送方向(T)において前記強化手段の下流側に配置された巻取り装置(5)であって、前記強化手段によって製造された粗糸(1)を、巻管駆動装置(6)を用いて駆動可能な巻管(7)に巻き取るための巻取り装置(5)を有している、粗糸(1)を製造する繊維機械において、
    当該繊維機械は、粗糸製造の始動工程中に前記強化手段から進出する前記粗糸(1)を、前記巻管(7)と接触させることができる装置を有しており、
    前記装置は、可動に支持された吸込みユニット(8)を有していて、該吸込みユニット(8)は、粗糸製造の継続時に前記粗糸(1)を吸い込むことができる吸込み開口(9)を備えており、
    前記装置は、前記強化手段と前記吸込み開口(9)との間を延びている前記粗糸(1)を、粗糸製造の継続時に前記巻管(7)と接触させることができる手段を有しており、
    前記装置は、前記粗糸(1)の、前記吸込みユニット(8)によって捕捉された部分(19)が、前記吸込みユニット(8)を用いて排出可能であり、かつ前記粗糸(1)の、前記強化手段と前記巻管(7)との間を延びている部分が、前記巻管(7)に巻取り可能であるように、前記粗糸(1)を粗糸製造の継続時に切断することができる手段を有している
    ことを特徴とする、粗糸(1)を製造する繊維機械。
  2. 前記強化手段は、空気紡績ノズル(2)として形成されていて、前記スライバ(3)から、前記空気紡績ノズル(2)の内部において渦空気流を用いて、前記保護撚りを有する前記粗糸(1)が製造可能である、請求項1記載の繊維機械。
  3. 当該繊維機械は、前記スライバ(3)の搬送方向(T)において前記強化手段の下流側に配置された、前記強化手段から前記粗糸(1)を引き出す引出しユニット(4)を有しており、前記粗糸(1)は、粗糸製造の継続時に、前記引出しユニット(4)の通過後に前記吸込みユニット(8)を用いて吸込み可能であり、
    前記引出しユニット(4)と前記吸込み開口(9)との間を延びている前記粗糸(1)は、粗糸製造の継続時に、前記巻管(7)と接触させることができ、
    前記粗糸(1)の、前記吸込みユニット(8)によって捕捉された部分(19)が、前記吸込みユニット(8)を用いて排出可能であり、かつ前記粗糸(1)の、前記引出しユニット(4)と前記巻管(7)との間を延びている部分が、前記巻管(7)に巻取り可能であるように、前記粗糸(1)は、粗糸製造の継続時に切断可能である、請求項1または2記載の繊維機械。
  4. 前記強化手段と前記吸込み開口(9)との間、好ましくは前記引出しユニット(4)と前記吸込み開口(9)との間を延びる前記粗糸(1)は、綾振りユニット(10)を用いて前記巻管(7)と接触させることができ、前記綾振りユニット(10)は、前記始動工程中に前記強化手段と前記吸込み開口(9)との間を、好ましくは前記始動工程中に前記引出しユニット(4)と前記吸込み開口(9)との間を延びる、前記粗糸(1)の部分を捕捉し、かつ前記巻管(7)に向かって移動させるように、構成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の繊維機械。
  5. 当該繊維機械は、可動に支持された切断ユニット(11)を有していて、該切断ユニット(11)を用いて前記粗糸(1)は、粗糸製造の継続時に切断可能であり、前記切断ユニット(11)は、該切断ユニット(11)が前記始動工程中に前記粗糸(1)と接触していない休止位置から、前記粗糸(1)と接触してこのとき前記粗糸(1)を切断する切断位置に移動可能である、請求項1から4までのいずれか1項記載の繊維機械。
  6. 前記切断ユニット(11)は、前記切断位置において前記巻管(7)と接触可能であり、かつ前記粗糸(1)を巻管表面に圧着させるように形成されており、かつ/または前記切断ユニット(11)は、前記休止位置を起点として前記巻管(7)に向かって移動可能、好ましくは旋回可能な、可動に支持された切断アーム(12)を有している、請求項5記載の繊維機械。
  7. 前記吸込みユニット(8)は、前記吸込み開口(9)を有する吸込みノーズ(13)を有しており、該吸込みノーズ(13)は回転軸線(14)を中心にして旋回可能であり、該回転軸線(14)は、水平線との間に角度αを成していて、該角度αの値は、0°〜30°、好ましくは0°〜20°、特に好ましくは0°〜15°である、請求項1から6までのいずれか1項記載の繊維機械。
  8. 粗糸(1)を製造するのに用いられる繊維機械であって、
    当該繊維機械が、該繊維機械を始動工程中に下記の請求項のいずれか1項記載のように運転するように設計された制御ユニット(15)と作用結合していることを特徴とする、繊維機械。
  9. 粗糸(1)を製造するのに用いられる繊維機械を運転する方法であって、
    始動工程の開始時に前記繊維機械の強化手段によって製造された粗糸(1)を、前記強化手段からの進出後に吸込みユニット(8)を用いて粗糸製造の継続時に吸い込み、
    前記粗糸(1)の、前記強化手段と前記吸込みユニット(8)との間で延びる部分を、巻取り装置(5)の回転する巻管(7)と接触させ、
    前記粗糸(1)を次いで粗糸製造の継続時に切断し、前記粗糸(1)の、該粗糸(1)の切断後に前記吸込みユニット(8)内に位置する部分(19)を、前記吸込みユニット(8)を用いて排出し、かつ前記粗糸(1)の、前記強化手段と前記巻管(7)との間に位置する部分を、前記巻管(7)に巻き取る
    ことを特徴とする、粗糸を製造するのに用いられる繊維機械を運転する方法。
  10. 強化手段として、空気紡績ノズル(2)を使用し、前記粗糸(1)を、前記空気紡績ノズル(2)の内部において渦空気流を用いて製造する、請求項9記載の方法。
  11. 前記粗糸(1)の、前記強化手段と前記吸込みユニット(8)との間を延びる部分を、前記粗糸(1)の切断前に、前記吸込みユニット(8)によって綾振りユニット(10)に引き渡し、該綾振りユニット(10)は、前記粗糸(1)を次いで回転する前記巻管(7)と接触させる、請求項9または10記載の方法。
  12. 前記粗糸(1)を、前記始動工程中に、好ましくは綾振りユニット(10)を用いて前記巻管(7)と接触させ、次いで粗糸(1)の、前記巻管(7)と前記吸込みユニット(8)との間で延びる部分に、好ましくはかつ少なくとも部分的に前記吸込みユニット(8)によって生ぜしめられる引張り応力を加え、該引張り応力が、前記巻管(7)と前記吸込みユニット(8)との間の領域において前記粗糸(1)を切断する、請求項9から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 前記粗糸(1)を、切断ユニット(11)を用いて切断する際に、前記粗糸(1)を綾振りユニット(10)に引き渡した後で、かつ好ましくは前記粗糸(1)を回転する前記巻管(7)と接触させた後もしくは接触させる間に、前記切断ユニット(11)を前記粗糸(1)と接触させ、かつ/または前記巻管(7)の周速度は、前記粗糸(1)の、前記強化手段と前記吸込みユニット(8)との間で延びる部分が、回転する前記巻管(7)と接触させられる瞬間において、前記強化手段の粗糸供給速度以上である、請求項9から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 前記始動工程中における前記強化手段の前記粗糸供給速度は、少なくとも一時的におよび好ましくは、前記粗糸(1)の、前記強化手段と前記吸込みユニット(8)との間で延びる部分が、回転する前記巻管(7)と接触させられる瞬間に、繊維機械の、始動工程の後に続く通常運転のために設定された粗糸供給速度の少なくとも0.8倍、好ましくは少なくとも0.9倍、特に好ましくは少なくとも0.95倍に相当する値を有している、請求項9から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 前記粗糸(1)の、前記強化手段と前記吸込みユニット(8)との間で延びる部分が、回転する前記巻管(7)と接触した後で、前記巻管(7)の周速度は、前記粗糸(1)の、前記強化手段と前記巻管(7)との間で延びる部分が、少なくとも部分的に重力によってたるむように、調整される、請求項9から14までのいずれか1項記載の方法。
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