JP2002363831A - コアヤーン及びその製造方法 - Google Patents

コアヤーン及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コア繊維である弾性糸を、ハイストレッチ状
態として、単糸としてのコアヤーンの糸強力を大にす
る。 【解決手段】 コア繊維として弾性糸11を用い、その
周囲に綿100%を原料とする繊維束をカバーリングす
るコアヤーン12において、コア繊維として用いる弾性
糸11を、弾性糸供給装置10と、旋回気流を発生する
空気紡績ノズル86と中空ガイド軸体80とを備え、前
記旋回気流による空気紡績を施す紡績装置(13)の下
流側に配置された糸送り装置(14)との間で、4倍以
上の延伸比で延伸し、前記弾性糸11を中心に寄せてコ
ア繊維とし、その周囲に繊維束5をカバーリングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コア繊維として弾
性糸、即ちスパンデックスを用い、該弾性糸の周囲に、
綿を原料とする繊維束を構成するファイバを、旋回気流
により空気式紡績を施し巻き付かせて、該ファイバによ
り弾性糸へのカバー性を向上させた状態のカバーリング
・スパンデックス・コアヤーン(以後はコアヤーンと称
する)と、その製造方法に関する。特に、コア繊維であ
る弾性糸を、通常よりも更にハイストレッチ状態にして
紡出することにより、単糸としてのコアヤーンの糸強力
を大にすると共に、紡績糸製造コストを低減するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、空気式紡績装置に改良を加
えて、弾性糸をコア繊維として、カバーリング繊維を繊
維束とするコアヤーン製造装置について、特許第273
4805号公報の如き技術を、既に出願している。この
ような、従来のコアヤーン製造装置では、ステープルフ
ァイバや、ステープルファイバと綿との混紡スライバを
カバーリング繊維としていた。あるいは、肌触りを向上
させるべく、綿100%の短繊維をカバーリング繊維と
する場合もあった。また、従来からあるリング精紡機等
を用いてコアヤーンを生成した場合には、上記したコア
ヤーンは、毎分約20メートル程度の紡績速度で製造さ
れる。
【0003】更に、上記したリング精紡機を用いて、コ
ア繊維を弾性糸、カバーリング繊維を(例えば綿100
%の)短繊維とした場合には、図6に示すような、弾性
糸11にまで撚りが付与されたコアヤーンが生成される
のである。図6に示すようなコアヤーンの場合、コア繊
維である弾性糸11とカバーリングする繊維束5とが密
着した状態を構成しておらず、両者が絡み合っていない
状態で、しかも、弾性糸11の一部がカバーリング繊維
5の間から出てしまっている。従って、弾性糸11の周
囲に巻き付くべき繊維束5によるカバー性に問題があっ
た。
【0004】故に、弾性糸と繊維束が分離し易い状態で
一本のコアヤーンができ上がっているので、この単糸を
コアヤーンの長手方向に強く引っ張った場合に、弾性糸
上を、周囲の繊維束が滑って繊維束を破断し、スルスル
と移動して弾性糸がむき出しになるという事態が生じ
る。即ち、コアヤーンを長手方向に引っ張ったとき、弾
性糸上を繊維束が滑ってしまうので、繊維束が破断する
のに要する力が小さい(しごきに対する耐久性が弱い)
ものとなる。更に、弾性糸上を繊維束が滑らずにコアヤ
ーン全体を破断するのに要する力(単糸強力、即ち引っ
張り破断強力)は、外側の繊維束の強力のみに左右され
ることとなり、コア繊維としての弾性糸の強力は、全体
の強さに影響しないという結果となるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、該
従来のコアヤーンが、繊維束と弾性糸とに分離して、容
易に滑るという点を改善し、撚りの付与されていない状
態で、弾性糸を中心に寄せ、その周囲に綿の短繊維が巻
き付いてカバーリングされた構成とし、単糸強力が高
く、しごきに対する耐久性に強く、弾性糸と繊維束の結
束性が強く、かつ肌触りの良いコアヤーンを得ることも
目的とするものである。また、このような糸強力の高い
コアヤーンを製造する方法として、旋回気流を発生させ
るノズルと中空ガイド軸体とを備え、前記旋回気流によ
り空気紡績を施すコアヤーン製造方法とすることによ
り、コアヤーンを高速に製造可能とするものである。ま
た、更にコアヤーンにおいて、カバーリングした綿の繊
維束と、コア繊維である弾性糸とがより密着するよう
に、繊維束の一部が繊維の途中部分で、外周に絡み付い
て、密着して巻き付いた状態としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。請求項1においては、コア繊維として
弾性糸を用い、その周囲に短繊維を原料とする繊維束を
カバーリングするコアヤーンであって、長手方向に引っ
張ったときに弾性糸上を繊維束が滑って繊維束が破断す
るのに要する力が、長手方向に引っ張ったときに全体が
破断するのに要する力よりも大きいことを特徴とするコ
アヤーンである。
【0007】請求項2においては、コア繊維として弾性
糸を用い、その周囲に短繊維を原料とする繊維束をカバ
ーリングするコアヤーンであって、前記弾性糸を中心に
寄せてコア繊維とし、その周囲に繊維束をカバーリング
するものとし、弾性糸の周囲への繊維束のカバーリング
は、繊維束の一部を弾性糸の周囲に巻き付けた結束部を
設けたものであることを特徴とするコアヤーンである。
【0008】請求項3においては、コア繊維として弾性
糸を用い、その周囲に短繊維を原料とする繊維束をカバ
ーリングするコアヤーンであって、コア繊維として用い
る弾性糸を、弾性糸供給装置と、旋回気流を発生する空
気紡績ノズルと中空ガイド軸体とを備え、前記旋回気流
による空気紡績を施す紡績装置の下流側に配置された糸
送り装置との間で、4倍以上の延伸比で延伸し、前記弾
性糸を中心に寄せてコア繊維とし、その周囲に繊維束を
カバーリングすることを特徴とするコアヤーンである。
【0009】請求項4においては、コア繊維として弾性
糸を用い、該弾性糸を、弾性糸供給装置と、紡績装置の
下流側に配置された糸送り装置との間で、4倍以上の延
伸比で延伸し、延伸と同時に、旋回気流を発生する空気
紡績ノズルと中空ガイド軸体とを備え、前記旋回気流に
より空気紡績を施す紡績装置により弾性糸及び繊維束を
中空ガイド体に供給して、該弾性糸の周囲に、繊維束を
構成する短繊維を原料としたファイバをカバーリングさ
せることを特徴とするコアヤーンの製造方法である。
【0010】請求項5においては、コア繊維として弾性
糸を用い、その周囲に短繊維を原料とする繊維束をカバ
ーリングするコアヤーンであって、前記弾性糸はコアヤ
ーンの中心部に、かつ、長手方向に平行に配置され、カ
バーリングの前記繊維束を構成する各繊維は、その一端
側が長手方向に略平行に向けられながらコアヤーン中心
部に位置し、他端側は螺旋状とされながらコアヤーン外
面に露出されている構成とし、更に、カバーリングの前
記繊維束の構造が、前記各繊維の前記他端側が後続の他
の繊維に巻き付き、該他の繊維の前記他端側が後続のさ
らに他の繊維に巻き付く連続的な構造としてあるもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。まず、図1〜図4において、本発明のコアヤーン製
造装置の全体構成について説明する。図1は本発明のコ
アヤーンの紡績装置及び糸継台車を示す正面図、図2は
図1の紡績装置及び糸継台車部分の拡大側面断面図、図
3は紡績部とサクションノズルと糸継台車の部分の拡大
側面図、図4は紡績部とサクションノズルと本発明の要
部を示す俯瞰図である。図5は本発明のコアヤーンの拡
大図、図6は従来のコアヤーンの拡大図である。図7は
本発明のコアヤーンにおいて、カバーリング繊維の巻付
きの様子を示す斜視図である。図8は本発明のコアヤー
ン紡績装置の制御ブロック線図である。図9は本発明の
コアヤーン紡績装置のタイミングチャート図である。図
10はリング精紡機により生成されたコアヤーンと、カ
バーリング繊維をステープルファイバとして、従来の紡
績方法または装置により製造されたコアヤーンと、カバ
ーリング繊維を綿100%として、本発明の製造方法に
より製造されたコアヤーンとにおける、コア繊維である
弾性糸11の延伸倍率−糸強力特性を示す図である。図
11はコア繊維の供給部をモータ駆動とした実施例の本
発明の要部を示す俯瞰図である。
【0012】ユニット錘1は、紡績装置において機台長
手方向に多数並設されており、各ユニット錘1の上部に
はドラフト装置6が設けられている。該ドラフト装置6
は図2に示すように、後部のケンス2からガイド3を介
して供給され、カバーリングとなるスライバ4を、所定
の繊維束5に引き揃える作用をする。尚、該繊維束5の
原料としては、本実施例では綿100%の短繊維で構成
されるファイバが用いられているが、これに限るもので
もない。前記ドラフト装置6は図3に示すように、バッ
クローラ7、エプロンに巻き掛けされたミドルローラ8
及びフロントローラ9から主に構成されている。このド
ラフト装置6の下流には、空気紡績部13が配置されて
いる。空気紡績部13は、弾性糸供給装置10から供給
される弾性糸11を、ドラフト装置6によりドラフトさ
れた繊維束と共に、加撚用の空気紡績ノズル86からの
圧縮空気の旋回気流の作用で加撚して、弾性糸11をコ
ア繊維として、その外側を繊維束5の繊維でカバーリン
グしたコアヤーン12を製造する。前記空気紡績部13
には、前記空気紡績ノズル86とは別の糸排出用吸引流
発生ノズル82が付設されており(後述)、紡績の開始
時において、紡績された繊維束5が自動的に空気紡績部
13に吸引流を発生させて、下流に排出を開始すべく構
成されている。
【0013】前記した繊維束5のカバーリングに際し
て、本発明のコアヤーン12は、図5(a)に示す如
く、弾性糸11の周囲に螺旋状に巻き付いたものに構成
したり、図5(b)に示す如く、更に単糸の外周に一定
の間隔をおいて結束部Kを構成し、繊維束5と弾性糸1
1とを巻き付け、構成するものである。空気紡績部13
の下流には、製造されたコアヤーン12を搬送する糸送
りローラ14が設けられている。図2〜図4に示すよう
に、該糸送りローラ14は、下側のデリベリーローラと
上側のニップローラの一対のローラにより構成されてい
る。ユニット錘1の前面下部には、糸送りローラ14か
ら給送されるコアヤーン12を、パッケージ15に巻き
取る巻取部16が設けられている。
【0014】また図4に示すように、糸送りローラ14
と巻取部16との間には、給送されるコアヤーン12の
糸むら等の糸欠点を検出するスラブキャッチャ17が設
けられ、このスラブキャッチャ17からの信号により、
糸送りローラ14の下流に設けられたカッター63(図
4)が作動して、コアヤーン12が切断されるように構
成されている。本発明においては、カッター63による
糸の切断と同時に、ドラフト装置6を構成するバックロ
ーラ7の駆動が停止され、空気紡績部13が作動を停止
し、コアヤーンの紡出が停止し、弾性糸パッケージ20
の駆動も停止される。また、弾性糸供給装置10を構成
するクランプカッター装置33(図4)は、弾性糸11
の端部を把持して、該糸11をその先端を切断した状態
で停止させる。クランプカッター装置33を操作するの
がアクチュエータ54であり、該アクチュエータ54へ
供給する高圧エアを制御する電磁制御弁56が設けられ
ている。電磁制御弁56も制御装置51からの信号によ
り開閉されるものである。尚、制御装置51を含む本発
明の紡績装置の制御系統は図8に示すようになってい
る。
【0015】一方、ドラフト装置6の上方には、弾性糸
11の供給装置10が設けられ、該弾性糸供給装置10
から供給される弾性糸11は、フロントローラ9とミド
ルローラ8の間から繊維束5との通路に合流して、該繊
維束5とともに空気紡績部13に導入されるように構成
されている。この弾性糸供給装置10には図1に示すよ
うに、並設されたユニット錘1に沿って掛け渡され、一
つのモータ18によって回転駆動される共通の駆動軸1
9が具備され、この駆動軸19には弾性糸11のパッケ
ージ20を駆動する回転ローラ21が各錘毎に取り付け
られている。弾性糸11のパッケージ20は、水平の軸
22に俯仰自在に取付られたクレードルアーム23に回
転自在に支持されている。該弾性糸パッケージ20は回
転ローラ21の上に接触して、その回転を受けるように
構成されている。そして図4に示すように、回転ローラ
21と弾性糸パッケージ20との間には、コアヤーン1
2の糸切れ時にパッケージ20の回転を停止するストッ
パ24が挿抜自在に設けられている。
【0016】具体的には図4に示すように、上記ストッ
パ24は支軸に回転自在に軸支され、ストッパ24はそ
の回動により先端部が回転ローラ21と弾性糸パッケー
ジ20との間に挿抜されるように構成されている。スト
ッパ24は回転ローラ21とは非接触で、回転ローラ2
1とパッケージ20との間に挿入される。ストッパ24
にはアクチュエータ29が連結され、該アクチュエータ
29は、通常時にはストッパ24を回転ローラ21とパ
ッケージ20との間から抜き取った状態に保持する一
方、スラブキャッチャ17からの信号に基づき、ストッ
パ24を回転ローラ21とパッケージ20の間に挿入
し、弾性糸パッケージ20の回転を停止するようにして
いる。
【0017】まず、紡績開始時において、回転ローラ2
1から下方に供給された弾性糸11は、弾性糸供給装置
10を構成する漏斗部60に、オペレータの手動操作に
より吸い込まれ、エアスレッティング用エアサッカー装
置58と弾性糸検出センサ32とクランプカッター装置
33を通過して、弾性糸供給ガイド筒59から、フロン
トローラ9の前の位置へ供給される。前記漏斗部60と
エアスレッティング用エアサッカー装置58とクランプ
カッター装置33と、弾性糸供給ガイド筒59の部分
は、全体として回動ボックス52に一体的に収納されて
いる。これは、紡績の最初の段階で点検修理しスライバ
4をドラフト装置6に噛ませるために、前記したドラフ
ト装置6の上部の半分を持上げハンドル53を操作して
持ち上げた場合において、弾性糸供給ガイド筒59が持
上げの邪魔とならないよう、左右に回動して退避できる
ようにするためである。
【0018】紡績装置の錘1の枠体1aは図2に示すよ
うに、前面が開放された断面C形状に形成され、長手方
向に連続した内部空間にレール37・38が敷設されて
おり、該レール37・38に沿って、糸継台車39が走
行自在に配置されている。この糸継台車39には、サク
ションノズル41とサクションマウス42が設けられて
いる。該サクションノズル41は、図2に示す待機位置
Aから、図2に一点鎖線で示す空気紡績部13の出口位
置まで上下方向に回動して、空気紡績部13の紡出側の
糸端を吸引し、待機位置Aに復帰する。また、下方の巻
取装置16に保持された巻取パッケージ15を逆転させ
ることにより送り出された糸端を、糸継部40の部分の
待機位置B(図2)まで引き上げるサクションマウス4
2が、糸継台車39に旋回自在に設けられている。
【0019】また、糸継台車39には、上記サクション
ノズル41とサクションマウス42を駆動するカム43
と、このカム43を駆動するカムモータM、サクション
を発生するブロワ等が設けられている。糸継台車39に
は、サクションノズル41が待機位置Aから、空気紡績
部13の出口位置に移動したときに、これを検出する為
のノズル検出センサ44が設けられると共に、カム43
が一回転したことを検知するための1サイクル終了検知
センサ45が設けられている。なお、カム43が一回転
する間に、まずサクションマウス42の、巻取装置16
側の糸端を引き上げる動作が完了し、次いで、空気紡績
部13側の糸端を引き下げるサクションノズル41の動
作が完了するように構成している。
【0020】前記サクションノズル41は、上下方向・
旋回自在等は限定しないが、移動自在に構成された吸引
管であって、図4に示すサクションノズル内センサ66
は、該サクションノズル41が構成される吸引管の吸引
経路内で、糸の有無を検出する構成としている。前記吸
引管であるサクションノズル41が下方に旋回した状態
で、該サクションノズル内センサ66が糸の存在を検出
すると、繊維束5のみにより紡績された(不完全な)糸
が、後述する糸排出用吸引流発生ノズル82のエア噴射
により、空気紡績部13から順調に排出されていると判
断するのである。そして、次に、弾性糸供給装置10か
ら弾性糸11の供給を開始し、ただちに弾性糸11が繊
維束5に内包された、完全なコアヤーンの供給が開始さ
れるのである。
【0021】次に図12〜図14において、空気紡績部
13と糸排出用吸引流発生ノズル82の構成を説明す
る。図12は中空ガイド軸体80を付設した空気紡績部
13の断面図である。図13は空気紡績部13での紡績
時における繊維束5の挙動を示した断面図である。図1
4は中空ガイド軸体80の詳細を示す拡大断面図であ
る。
【0022】図12に示す如く、空気紡績部13はノズ
ルブロック(部材)Bと中空ガイド軸体80により構成
されている。空気紡績部13を構成するノズルブロック
Bには、旋回ノズルである空気紡績ノズル86を穿設し
ており、また、繊維束5が導入される繊維導入部材84
の繊維導入孔83が設けられている。更にはノズルブロ
ックBにはニードル85が設けられている。このニード
ル85は中空ガイド軸体80の糸通路81と同軸上に配
置されており、繊維導入孔83から中空ガイド軸体80
の糸通路81に繊維を案内する機能と、バルーンを阻止
することによりフロントローラ9に向かう仮撚りの伝播
を阻止し、中空ガイド軸体80の先端で繊維が反転し易
くする機能を果たす。前記中空ガイド軸体80において
は図14に示すように、糸排出用吸引流発生ノズル82
が穿設されるとともに、糸通路81を設けた構成として
いる。繊維束5は中空ガイド軸体80の先端部におい
て、空気紡績ノズル86の生成する旋回気流を受け、弾
性糸11が構成するコア繊維の周囲に巻き付けられなが
ら、中空ガイド軸体80の糸通路81に案内される。こ
れにより紡績がなされ、コアヤーン12が構成される。
【0023】具体的には、繊維導入孔83を経て排出さ
れた繊維束5及び弾性糸11は、上記旋回気流に押され
てニードル85に当たり、図13に示す如く、ニードル
85の周面に巻き掛かりつつ中空ガイド軸体80内に導
入される。前記繊維導入孔83から排出される繊維束5
を構成する各繊維の先端側は、中空ガイド軸体80の先
端近傍で形成されつつある紡績糸の各繊維によってその
周囲を巻き付けられた状態で、中空ガイド軸体80内に
導入される。一方、繊維の後端側は、紡績室(ノズルブ
ロックBと中空ガイド軸体80との間に形成された空間
をいう。)内の旋回気流の作用により、図13に示す如
くいったんほぐれて反転し、中空ガイド軸体80の外周
面に螺旋状に巻き掛かる。しかしその直後、該繊維の後
端側は、中空ガイド軸体80内に向かう繊維束5の周囲
を前記旋回気流によって振り回されながら、前記中空ガ
イド軸体80の内部に引き込まれていく。
【0024】このように、繊維の後端側は、中空ガイド
軸体80内に向かう繊維束5の外周を周回しながら巻き
付き、紡績糸を形成していく。このとき、該繊維の後端
側が巻き付く繊維束には前記繊維導入孔83から新たに
排出された繊維の先端側も含まれており、この他の繊維
の後端側も中空ガイド軸体80に近づくと、上述と同様
に繊維束5の周囲を振り回されて繊維束5の外周に巻き
付く。
【0025】このように、紡績室内では繊維が旋回気流
によって振り回されて撚られるが、繊維束5はニードル
85に一端巻き掛かってから送られるから、繊維束5の
撚りがニードル85の上流側に伝播することがなく、良
好に紡績することができる。
【0026】図14に示す糸排出用吸引流発生ノズル8
2は、該ノズル82からの圧縮空気の噴射により、糸導
入側に吸引流を発生させる作用を営む。この吸引流によ
り、弾性糸11や繊維束5の先端を吸引して自動的に排
出し、紡績再開時の自動糸排出を可能としているのであ
る。糸排出用吸引流発生ノズル82は通常の実撚り紡績
中には噴射を行わず、糸が切れて紡出側の糸と、巻取り
側の糸とを糸継ぎする際において、ドラフト装置6及び
空気紡績部13の駆動を再開する際に、所定時間のみ作
動して糸出し紡績を行うのである。本発明においては、
空気紡績部13の部分に中空ガイド軸体80により構成
した糸排出用吸引流発生ノズル82を設けているので、
再開時の自動制御が可能となっているのである。
【0027】また、本発明のような空気紡績部13によ
り紡績装置を構成することにより、繊維長の長い繊維が
長手方向の全長にわたって中心に寄り、繊維長の短い繊
維が外側に巻き付くという紡績原理が発生するのであ
る。本実施例では短繊維をカバーリングの繊維束5とし
て用いることで、図5に示すような、弾性糸11に撚り
が付与されていない良好なカバーリング性が得られる。
【0028】繊維束5を構成するカバーリング繊維一本
一本についての巻き付き形状に着目すると、図7(A)
に示すように、繊維の先端側の一部の領域5xはコアヤ
ーン12の長手方向と略平行な方向におかれて、芯繊維
である弾性糸11に巻き付く一方、残りの後端側の領域
5yは前記弾性糸11から遠ざかりながら螺旋状に巻き
付くような形状(円錐体に螺旋状に巻き付かせたような
形状)となっている。この繊維の一本一本が図7(B)
に示すように弾性糸11の周囲に次々と巻き付いて、コ
アヤーン12を生成するのである。詳しくは、前記繊維
5aの先端側がコアヤーン12の長手方向と略平行な状
態とされ、その周囲に別の繊維5bの後端側が螺旋状に
巻き付けられる。そしてその別の繊維5bの先端側もコ
アヤーン12の長手方向と略平行な状態とされ、その周
囲に更に別の繊維5cの後端側が螺旋状に巻き付けられ
る。このように、各繊維5・5・・・の先端側の周囲が
他の繊維の後端側によって巻き付けられるのである。そ
して、巻き付く側の繊維5の部分は前述のとおり前記螺
旋状部分5yであるから、このように繊維5・5・・・
が巻き付いた本発明のコアヤーン12は、その繊維構造
に着目すると、図7(A)(B)に示すように、芯糸で
ある弾性糸11が該コアヤーンの中心に配置され、ま
た、該コアヤーンの長手方向に平行とされている。一
方、カバーリング繊維5の先端側はコアヤーン長手方向
(弾性糸11の長手方向)に平行に向けられながら該コ
アヤーン中心部に集められ、後端側は螺旋状の状態で巻
き付くとともにコアヤーンの外面に露出している。そし
て、一の繊維の後端は後続する他の繊維に巻き付き、該
他の繊維の後端は後続する更に他の繊維に巻き付き、…
というように、先行側の繊維の後端がすぐ後続側にある
繊維に巻き付くという連続的な構造をなしているため、
コアヤーン長手方向に沿った方向でのしごきに対して大
きな耐久性を発揮するのである。
【0029】一方、リング精紡機により製造されるコア
ヤーンの場合、カバーリング繊維のみならず芯繊維(弾
性糸)にまで撚りが入っており、カバーリング繊維がそ
の先端側後端側を問わず全体的に螺旋状に撚られ、それ
ぞれのカバーリング繊維が他の繊維に平行に(他の繊維
に沿って)並んでいる構造をなしている。また、芯糸で
ある弾性糸もカバーリング繊維に対して略平行に撚られ
ている構造となっている。このような構造により、コア
ヤーン長手方向のしごきに対して弱い糸になってしまう
のである。
【0030】前記紡績により得られた本発明のコアヤー
ン12は、コア繊維(弾性糸11)とカバーリング繊維
(繊維束5)との結束が強いものとなり、コアヤーン1
2(弾性糸11)の長手方向にコアヤーン12を引っ張
ったときの、しごきに対する耐久力(性)は、弾性糸1
1への繊維束5の結束の強化に基づいて、コアヤーン1
2の単糸強力(引っ張り破断強力)よりも大きいものと
なる。従って、しごきに対する耐久性は、コアヤーン1
2を該コアヤーン12の長手方向に強く引っ張ると、弾
性糸11から、繊維束5(カバーリング繊維)がスルス
ルと移動して、弾性糸11がむき出しになるという事態
が生じる前に切断される程度にまで向上し、これにより
弾性糸11の強力がコアヤーンとしての単糸強力に関与
することとなる。そして、前記紡績により、しごきに対
する耐久性に優れた、カバーリング繊維である繊維束5
を短繊維としたコアヤーン12の生成が高速に行なえる
のである。
【0031】次に、本発明の要部である弾性糸供給装置
10の部分の構成について説明する。図4に示すよう
に、漏斗部60が、手動操作の際において、弾性糸11
の端部を吸い込みさせやすいように配置されている。該
漏斗部60の下方にエアスレッティング用エアサッカー
装置58が固定されている。エアスレッティング用エア
サッカー装置58とクランプカッター装置33との間に
は、弾性糸検出センサ32が配置されている。該弾性糸
検出センサ32は、最初の糸セットの際において、エア
スレッティング用エアサッカー装置58とクランプカッ
ター装置33の間に弾性糸11が把持されているかどう
かを、弾性糸11の有無により検出するものである。前
記弾性糸検出センサ32は非接触式のセンサにより構成
されており、弾性糸11の付着を防止する役目をしてい
る。また、糸停止状態でも、弾性糸検出センサ32が存
在する為に、糸の有無を検出することが可能である。
尚、弾性糸検出センサ32は、図4において、エアスレ
ッティング用エアサッカー装置58とクランプカッター
装置33の間に配置されているが、回転ローラ21とク
ランプカッター装置33との間であればどこに配置して
もかまわない。
【0032】エアスレッティング用エアサッカー装置5
8は、例えば、大きさ(径)の異なる糸通し孔を備えた
複数の糸通し部材を備え、該複数の糸通し部材は、同軸
上にある糸通しの孔の大きさが下流側、即ち、後述する
弾性糸供給ガイド筒59側に向かって小さくなるように
配置された構成とすることができる。これにより、前記
糸通し部材の間隔からエアを効果的に逃しつつ、糸通し
孔の中心軸上を流れるエアにより弾性糸11の糸通しが
行われるため、高圧のエアを噴射して高い送り力を得る
ことができ、弾性糸11を緩ませることなく、確実にド
ラフト装置6に供給することが可能になる。
【0033】クランプカッター装置33の下方で、ドラ
フト装置6の、ミドルローラ8とフロントローラ9の間
に、弾性糸供給ガイド筒59が細長い筒として突出され
ている。該弾性糸供給ガイド筒59は、糸の品質を考え
ると、弾性糸11に屈曲が発生しないように、また延伸
比が安定するように、真っ直ぐに下方へ延びているのが
良い。エアスレッティング用エアサッカー装置58とク
ランプカッター装置33と弾性糸供給ガイド筒59の部
分は、一体的に回動可能とすべく、回動ボックス52内
に収納されている。該回動ボックス52の部分は、ドラ
フト装置6を構成するバックローラ7・7とミドルロー
ラ8とフロントローラ9の弾性糸供給装置10の点検補
修の為に、ドラフト装置6のクレードルの部分の半分を
持上げハンドル53の操作により持上げ可能としたこと
との関係上、該ドラフト装置6の持上げの際に弾性糸供
給ガイド筒59の部分が邪魔とならないよう、左右に回
動又は移動して、回避できるようにしている。
【0034】本発明の要部である、弾性糸11の延伸比
は、回転ローラ21と糸送りローラ14との間の、周速
比の相違により与えることができる。即ち、糸送りロー
ラ14の回転数を、回転ローラ21の回転数よりも大き
く構成することにより、回転ローラ21と糸送りローラ
14の間に挟まれた弾性糸11を、例えば約4倍以上に
延伸する延伸力を付与することができるのである。そし
て、この弾性糸11の延伸が行われる状態で同時に、空
気紡績部13の空気紡績ノズル86において、弾性糸1
1の外周に繊維束5が巻き付けられるのである。
【0035】また、弾性糸11の周囲への繊維束5の巻
き付けと同時に、繊維束5の一部のファイバーが周囲に
巻き付いて、図5(a)に示す如く、弾性糸11の周囲
に螺旋状に巻き付いたものに構成したり、図5(b)に
示す如く、巻き付いている結束部Kの部分を構成して、
弾性糸11と繊維束5との間を密着させて、一体化させ
るのである。これらの構成の違いは、例えば、図12に
示す、フロントローラ9と、中空ガイド軸体80先端と
の距離の違いによって現れるものである。弾性糸11を
給送する弾性糸パッケージ20は回転ローラ21の上方
に軸受支持されており、回転ローラ21により、弾性糸
11を繰り出す方向に回転駆動される。繰り出された弾
性糸11は、回転ローラ21と糸送りローラ14との間
に付与された速度差により、所定の延伸比が与えられて
張力が付与され、この状態でスライバ4をドラフトした
後の繊維束5が、フロントローラ9から空気紡績部13
に導入されて加撚される。
【0036】コアヤーン製造装置の運転状態で、糸に欠
点が発生すると、スラブキャッチャ17(図4)がこれ
を検出して、自動的に信号を発信する。該信号によりカ
ッター63が作動して、糸を切断し、またドラフト装置
6のバックローラ7が停止されると共に、弾性糸供給装
置10のストッパ24がアクチュエータ29の動作によ
り回転ローラ21とパッケージ20との間に挿入され
て、弾性糸パッケージ20の回転が停止する。また、ス
トッパ24の作動と連動して、クランプカッター装置3
3が閉じて、弾性糸11を把持する。
【0037】一方、バックローラ7の停止により、これ
より下流の繊維束5はバックローラ7から引き千切ら
れ、共に吸引口26から吸引排除される。このように、
スラブキャッチャ17により糸欠点が検知されると、カ
ッター63が作動してコアヤーン12を切断し、該切断
された紡績糸の巻取装置16側の端部は、巻取パッケー
ジ15に一旦巻き取られるのである。こうして、各錘1
は糸継ぎの必要なユニット錘1の状態となり、この錘1
から発せられる糸継ぎ要求信号により、糸継台車39は
この糸継の必要なユニット錘1まで移動して停止する。
【0038】図4において、71はスラックチューブで
あり、糸継ぎの際において、紡出側からのスライバの供
給が再開された時に、紡出側のコアヤーン12を吸引し
て、糸継ぎの際の緩みを吸引し、糸の張力を確保する為
に配置されている。17はスラブキャッチャであり、コ
アヤーン12の太さと糸ムラを検出し、細糸部や太糸部
を検出した場合に糸を切断するためのものである。また
図4において、糸継不能表示板62は、糸継台車39を
停止させる為の標識であり、該糸継不能表示板62を操
作するソレノイド65と連結リンク68により、制御装
置51を介して操作される。そして、弾性糸パッケージ
20に弾性糸11が無くなったとき、又は、クランプカ
ッター装置33が弾性糸11をクランプできなかったと
きであって、弾性糸検出センサ32が弾性糸11を検出
しない場合には、図示の如く突出動作して、糸継台車3
9を通過させオペレータに異常を報知する。カッター6
3も、制御装置51を介してソレノイド65と連結リン
ク67により操作される。
【0039】次に、本発明の紡績装置の操作の手順を説
明する。一旦停止していた紡績装置の運転を再開する際
のスタート準備においては、オペレータによる手動作業
で、エアスレッティング用エアサッカー装置58の漏斗
部60に、弾性糸パッケージ20から解除されて、回転
ローラ21により下方へ垂下される弾性糸11の糸端を
入れる。そして、回動ボックス52の通路側に、特別に
設けられているマニュアルスイッチ55(図2・図3)
をON操作する。該マニュアルスイッチ55から手動開
始信号が制御装置51に送信され、該制御装置51から
の操作信号で、エアスレッティング用エアサッカー装置
58(図4)を制御する制御電磁弁57を開放し、高圧
エアを供給して、弾性糸11の端部をエアスレッティン
グ用エアサッカー装置58内に通す、糸通し作業が行わ
れる。エアスレッティング用エアサッカー装置58内に
吸引されて糸通しをされた弾性糸11は、同時にその先
端部分が弾性糸検出センサ32とクランプカッター装置
33を通過する。弾性糸11の端部はカッターにより切
断され、クランプ装置により把持された状態となる。こ
うして弾性糸供給装置10の準備を完了する。即ち、マ
ニュアルスイッチ55をONすると、弾性糸11の端部
がエアスレッティング用エアサッカー装置58と弾性糸
検出センサ32を通過して、クランプカッター装置33
にその先端が把持されるとともに不要である弾性糸11
の先端部分が切断された状態が完了する。
【0040】次に、糸継台車39が到着し、該糸継台車
39からのサクションノズル41が空気紡績部13の下
方まで来ると、空気紡績部13の前記糸排出用吸引流発
生ノズル82の噴射エアにより、紡績された糸(繊維束
5のみにより構成された紡績糸)の排出が開始される。
次に、前記サクションノズル41が該紡績糸の糸端を吸
い込みながら下方へ回動する。サクションノズル41の
下降後においても、繊維束5のみにより構成された紡績
糸の繰出しが正常になされていることを確認すると、図
2に示した、糸継台車39に付設された糸継部40によ
り、糸継ぎ作業を開始する。
【0041】該確認が制御装置51でなされると、制御
装置51からの信号で、エアスレッティング用エアサッ
カー装置58を作動させる。そして、エアスレッティン
グ用エアサッカー装置58の吸引開始後の所定時間経過
後に、クランプカッター装置33を開放させる。クラン
プカッター装置33の開放と略同時に、クレードル電磁
制御弁50にも信号を送信して、アクチュエータ29に
高圧エアを供給して、ストッパ24を回動させて、回転
ローラ21により弾性糸パッケージ20を回転させて、
ミドルローラ8とフロントローラ9との間から弾性糸1
1の供給を開始する。この一連の運転開始時の操作によ
り、弾性糸パッケージ20の弾性糸11は、弾性糸供給
ガイド筒59からフロントローラ9に供給され、空気紡
績部13において、結束部Kつきのコアヤーン12(図
5(b))に紡績され、前記した糸継台車39による糸
継ぎ作業を行い、巻取装置16による巻取り作業を開始
する。
【0042】次に、スラブが発生して、糸を切断した後
の糸継ぎの自動化の機構について説明する。即ち、従来
のコアヤーン製造装置においては、常時、監視者が付い
て、スラブに基づく糸切れ等の点検と、糸継ぎ等の修復
をする必要があったのである。一方、図4に示す如く構
成される本実施例においては、図8に示す制御ブロック
線図や図9に示すような糸継ぎ再始動のタイミングチャ
ートによって、次の紡績が自動的に開始されるのであ
る。
【0043】即ち、スラブキャッチャ17によりスラブ
を検出した場合は、カッター63によりコアヤーンを切
断し、前述の如く空気紡績部13を停止し、バックロー
ラ7と糸送りローラ14を停止し、クランプカッター装
置33により、弾性糸11をその端部を切断して把持し
た状態で停止させている。
【0044】スラブキャッチャ17からの信号で、停止
した状態の空気紡績部13まで糸継台車39が移動し、
空気紡績部13の位置にサクションノズル41が合致す
る位置で、糸継台車39は停止する。この糸継ぎ開始の
状態から、図9に示す如く先ず空気紡績部13が作動を
開始し、同時に、空気紡績部13に付設されて通常の紡
績作業の時には停止している糸排出用吸引流発生ノズル
82から、噴射エアを供給する。該糸排出用吸引流発生
ノズル82は、糸継ぎが終了すると作動を停止する。こ
れらの再駆動と同時に、バックローラ7の回転が開始さ
れる。そして、ドラフト装置6のバックローラ7から繊
維束5のみがエプロンのミドルローラ8とフロントロー
ラ9を介して、空気紡績部13に供給されて、前記糸排
出用吸引流発生ノズル82からの噴射エアにより、弾性
糸11の入っていない不完全な糸として、空気紡績部1
3から排出される。該空気紡績部13から排出される不
完全な糸は、上方に回動して来た糸継台車39のサクシ
ョンノズル41により吸引される。
【0045】そして、前記サクションノズル41が糸を
吸引したことを、図9に示す如く、サクションノズル4
1内のサクションノズル内センサ66が検出する。糸の
検出信号がサクションノズル内センサ66から制御装置
51に送信されると、所定時間後に該制御装置51は、
糸送りローラ14がニップローラにより把持した状態で
回転を開始するよう指示する。その後に、更に所定時間
経過後に、エアスレッティング用エアサッカー装置58
の吸引を開始すべく制御電磁弁57に指示が与えられ
る。そして、前記エアスレッティング用エアサッカー装
置58により、弾性糸パッケージ20からの弾性糸11
の吸引が開始される。そして、更に所定時間後に、クラ
ンプカッター装置33の把持状態が開放されて、略同時
に弾性糸パッケージ20の回転駆動が開始される。これ
により、繊維束5のみにより紡績されていた糸の内部
に、弾性糸11が入ることになる。
【0046】このとき、前述のサクションノズル41
は、弾性糸11の入っていない状態の糸の端部を糸継部
40の部分に引き下げている。が、サクションノズル4
1が紡出される糸を吸引し続けているので、不完全な糸
が順調に繰り出されていることをサクションノズル内セ
ンサ66が検出した直後に、弾性糸供給装置10より供
給される弾性糸11が内部に入った状態の正常なコアヤ
ーンが糸継部40に供給されるのである。従って、サク
ションノズル41が糸継部40に糸を運んで糸継ぎを行
う際には、該糸は既に、弾性糸11の内包された紡績糸
となっている。そして、正常なコアヤーンとなった状態
で、糸継部40において、サクションマウス42が吸引
した巻取装置16の側の糸端と糸継ぎを行い、自動運転
を開始するのである。尚、上述した弾性糸11の入って
いない不完全な糸は、糸継部40の図示しないカッター
によって切断され、サクションノズル41によって吸引
廃棄される。このように、スラブ発生による糸切断後の
糸継ぎと運転再開が、自動的に行われるのである。
【0047】弾性糸供給装置10の部分において、回転
ローラ21とクランプカッター装置33との間の位置に
弾性糸11が無い場合には、弾性糸検出センサ32によ
り、弾性糸11の無いことを検出して、弾性糸検出セン
サ32からの信号を、制御装置51に送信して、制御装
置51により紡績作業を停止させる。更に、この場合に
は、上述した糸継台車39を通過させて、糸継台車39
による糸継ぎをせずに、オペレータに対して、図4に示
す糸継不能表示板62の如くの表示操作によって、警告
を発生する制御を行う。
【0048】また、巻取装置16にコアヤーン12が一
杯に巻き取られて、玉揚げの際には、図4に示す制御装
置51からの信号によりクレードル電磁制御弁50から
アクチュエータ29に高圧エアを供給してストッパ24
を回動し、弾性糸パッケージ20を浮かせて弾性糸11
の供給を停止し、同時に、図4に示す、糸張力検出セン
サ64の上部に配置したカッター63により、コアヤー
ン12を切断する。
【0049】図11においては、図4において、アクチ
ュエータ29によりストッパ24を回動して、弾性糸パ
ッケージ20の回転・非回転を制御する機構としていた
部分を、給糸モータMoにより制御した場合の構成を図
示している。回転ローラ21の駆動を給糸モータMoに
より単錘駆動制御するものであり、弾性糸パッケージ2
0と回転ローラ21は常時接触状態としていても良いも
のである。前記給糸モータMoは、制御装置51を介し
て制御することが可能であり、各ユニット錘1毎に異な
る回転数により弾性糸パッケージ20を回転させること
により弾性糸の延伸率を異ならせることができる。従っ
て、1台の製造装置において、糸品質の互いに異なる複
数種類のコアヤーンを製造することも可能である。ま
た、給糸モータMoによる単錘駆動とすることにより、
各ユニット錘1ごとに独立して弾性糸パッケージ20の
駆動/駆動停止が可能である。従って、例えば、回転ロ
ーラ21の部分に弾性糸11が巻きついた場合には、そ
の回転ローラ21のみの回転を止めて修理したり、糸の
除去を早急に行うことができるという利点も持っている
のである。
【0050】図10には、リング精紡機により生成され
たコアヤーンと、カバーリング繊維をステープルファイ
バとして、従来の紡績方法または装置により製造された
コアヤーンと、カバーリング繊維を綿100%として、
本発明の製造方法により製造されたコアヤーンとにおけ
る、コア繊維である弾性糸11の延伸倍率−糸強力特性
が示されている。この図10によれば、カバーリング繊
維を綿100%とした紡績糸においては、延伸倍率が4
倍未満の場合、糸強力は他の紡績糸に較べて低い。しか
しながら、延伸倍率上昇させるに当たり、延伸倍率を4
倍近傍を境界にして、延伸倍率を上昇させることによ
り、糸強力の上昇傾向が顕著に表れる結果が得られた。
【0051】これは、単糸強力は、コア繊維の強力と、
カバーリング繊維の結束の強さとによって決まるもので
あり、図10の下部に示すように、延伸倍率が低い場合
におけるコアヤーン12の断面は、弾性糸11の引っ張
りが十分でないために、弾性糸11の断面積が大きく、
その分、周囲のカバーリング繊維(ファイバー)の占め
る割合が小さいため、弾性糸11に巻き付くカバーリン
グ繊維(綿100%)が少なく、結束が弱いものとなる
が、弾性糸11を引っ張った状態で紡績すると、弾性糸
11の断面積が小さくなり、その分、巻き付くカバーリ
ング繊維の割合が多くなるため、強い結束が得られ、強
力が増大するためと考えられる。
【0052】また、本発明のコアヤーン12の糸強力
は、延伸倍率5倍程度になると横ばい傾向で推移してい
る。これは、図10下部で示すように、延伸倍率が増大
しても、倍率が大きくなるに従って弾性糸11の断面積
(径)の変化が小さくなり、巻き付く繊維の量の変化も
小さくなるためと考えられる。そこで、前記結果と、弾
性糸11自身の引っ張り破断強力の限界を考慮して、弾
性糸11の延伸倍率は、例えば、40デニール(糸の太
さを表す単位)で4倍〜6倍、105デニールで4.5
倍〜7倍、140デニールで5倍〜8倍とするのが好ま
しい。
【0053】従って、本発明の製造方法により、弾性糸
11への繊維束5のカバー性を向上させるのみならず、
綿100%をカバーリング繊維とした紡績糸強力を、他
の紡績糸の糸強力に近づけることができる。更に、弾性
糸11を上記の如く延伸させて、紡績することにより、
十分な伸縮性を得ることができ、かつ、通常の弾性糸の
長さよりも長いコアヤーンを得ることができる。即ち、
弾性糸11の単位重量当たりに生成されるコアヤーンの
長さを長くすることができる。また、リング精紡機に比
べて、特許第2703189号公報に示すように、10
倍以上の高速紡績が可能となる。
【0054】また、コアヤーンを織機、縫製等に用いる
場合、リング精紡機にて、複数倍の延伸倍率で弾性糸1
1を伸ばして生成されたコアヤーンは、糸端を切断する
と、周囲のカバーリング繊維との結束が弱いので、弾性
糸11が収縮しようとし、コアヤーン長手方向に縮ん
で、その縮みの分だけコア繊維即ち弾性糸11の入って
いない部分が生じてしまう。従って、その弾性糸11の
縮みの分を考慮して、実際に製織、縫製で必要なコアヤ
ーンの長さよりも長いコアヤーンを用意し、それに伴っ
て、特に縫製の場合、その長さの分だけ余分な縫い代が
必要であった。しかしながら、本発明のコアヤーンを用
いる場合、複数倍の延伸倍率で弾性糸11を伸ばして生
成されたコアヤーンであって、糸端を切断した場合であ
っても、周囲のカバーリング繊維との結束が強いので、
弾性糸11の収縮をカバーリング繊維が抑制するため、
コアヤーン長手方向に縮む度合いを小さくすることがで
きる。従って、前記リング精紡機により生成されたコア
ヤーンと異なり、余分なコアヤーンを減らし、縫製の場
合における縫い代を余分に用意する必要がなくなるた
め、弾性糸11の原料のコストダウンを図ることができ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。請求項1の如く、弾性
糸の長手方向に引っ張ったときの、しごきに対する耐久
力が、引っ張り破断強力よりも大きいものとすることに
より、カバー性に優れたものとなると共に、しごきに対
する耐久性に優れたものとなるため、強い引っ張りによ
ってスルスルと移動して、弾性糸がむき出しになるとい
う事態を防止することができる。
【0056】請求項2の如く、更にコアヤーンの単糸と
しての、繊維束とコア繊維である弾性糸とがより密着す
るように、繊維束が繊維の途中部分で、外周に絡み付い
て、密着して巻き付いた状態として構成したので、カバ
ー性に優れたものとなると共に、しごきに対する耐久性
に優れ、かつコアヤーンが単糸強力として、更に強力に
することができたものである。
【0057】請求項3の如く構成したので、従来のリン
グ精紡機により生成されるコアヤーンが、綿による形成
された繊維束と弾性糸とに分離して滑るという点を改善
でき、即ち、コア繊維に撚りが入らず、コア繊維が中心
で安定し、外周に巻き付くカバーリング繊維束(綿)の
カバー性が向上した、糸強力の強いコアヤーンを得るこ
とが可能となったものである。更に、コア繊維である弾
性糸11を伸長させた状態で紡績されるものであること
から、生成されたコアヤーンは、十分な伸縮性を得たも
のとなる。
【0058】請求項4の如き製造方法により、糸強力の
高い、しかも、カバー性、しごきに対する耐久性に優れ
たコアヤーンを高速に製造することが容易となる。更
に、通常の弾性糸の長さよりも、長いコアヤーンを得る
ことができる。即ち、弾性糸の単位重量当たりに生成さ
れるコアヤーンの長さを長くすることができる。従っ
て、弾性糸原料のコストダウンを図ることができる。
【0059】請求項5の如く、前記弾性糸は中心部に、
かつ、長手方向に平行に配置され、カバーリングの前記
繊維束を構成する各繊維は、その一端側が長手方向に略
平行に向けられながらコアヤーン中心部に位置し、他端
側は螺旋状とされながらコアヤーン外面に露出されてい
る構成とし、更に、カバーリングの前記繊維束の構造
が、前記各繊維の前記他端側が後続の他の繊維に巻き付
き、該他の繊維の前記他端側が後続のさらに他の繊維に
巻き付く連続的な構造としてあるので、カバーリング繊
維が他のカバーリング繊維に巻き付く構造となっている
から、長手方向に沿った方向でのしごきに対して大きな
耐久性を発揮するコアヤーンが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコアヤーンの紡績装置及び糸継台車を
示す正面図。
【図2】図1の紡績装置及び糸継台車部分の拡大側面断
面図。
【図3】紡績部とサクションノズルと糸継台車の部分の
拡大側面図。
【図4】紡績部とサクションノズルと本発明の要部を示
す俯瞰図。
【図5】本発明のコアヤーンの拡大図。
【図6】従来のコアヤーンの拡大図。
【図7】カバーリング繊維の巻付きの様子を示す斜視
図。
【図8】本発明のコアヤーン紡績装置の制御ブロック線
図。
【図9】本発明のコアヤーン紡績装置のタイミングチャ
ート図。
【図10】リング精紡機により生成されたコアヤーン
と、カバーリング繊維をステープルファイバとして、従
来の紡績方法または装置により製造されたコアヤーン
と、カバーリング繊維を綿100%として、本発明の製
造方法により製造されたコアヤーンとにおける、コア繊
維である弾性糸11の延伸倍率−糸強力特性を示す図。
【図11】コア繊維の供給部をモータ駆動とした実施例
の本発明の要部を示す俯瞰図。
【図12】中空ガイド軸体80を付設した空気紡績部1
3の断面図。
【図13】空気紡績部13での紡績時における繊維束5
の挙動を示した断面図。
【図14】中空ガイド軸体80の詳細を示す拡大断面
図。
【符号の説明】
B ノズルブロック 1 ユニット錘 5 繊維束 6 ドラフト装置 7 バックローラ 8 ミドルローラ 9 フロントローラ 10 弾性糸供給装置 11 弾性糸 12 コアヤーン 13 空気紡績部 14 糸送りローラ(糸送り装置) 15 パッケージ 17 スラブキャッチャ 20 弾性糸パッケージ 21 回転ローラ 33 クランプカッター装置 39 糸継台車 40 糸継部 41 サクションノズル(引出し装置) 42 サクションマウス 51 制御装置 52 回動ボックス 58 エアスレッティング用エアサッカー装置 60 漏斗部 63 カッター 64 糸張力検出センサ 66 サクションノズル内センサ(検出器) 80 中空ガイド軸体 82 糸排出用吸引流発生ノズル 83 繊維導入孔 85 ニードル 86 空気紡績ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月12日(2002.8.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア繊維として弾性糸を用い、その周囲
    に短繊維を原料とする繊維束をカバーリングするコアヤ
    ーンであって、長手方向に引っ張ったときに弾性糸上を
    繊維束が滑って繊維束が破断するのに要する力が、長手
    方向に引っ張ったときに全体が破断するのに要する力よ
    りも大きいことを特徴とするコアヤーン。
  2. 【請求項2】 コア繊維として弾性糸を用い、その周囲
    に短繊維を原料とする繊維束をカバーリングするコアヤ
    ーンであって、前記弾性糸を中心に寄せてコア繊維と
    し、その周囲に繊維束をカバーリングするものとし、弾
    性糸の周囲への繊維束のカバーリングは、繊維束の一部
    を弾性糸の周囲に巻き付けた結束部を設けたものである
    ことを特徴とするコアヤーン。
  3. 【請求項3】 コア繊維として弾性糸を用い、その周囲
    に短繊維を原料とする繊維束をカバーリングするコアヤ
    ーンであって、コア繊維として用いる弾性糸を、弾性糸
    供給装置と、旋回気流を発生する空気紡績ノズルと中空
    ガイド軸体とを備え、前記旋回気流による空気紡績を施
    す紡績装置の下流側に配置された糸送り装置との間で、
    4倍以上の延伸比で延伸し、前記弾性糸を中心に寄せて
    コア繊維とし、その周囲に繊維束をカバーリングするこ
    とを特徴とするコアヤーン。
  4. 【請求項4】 コア繊維として弾性糸を用い、該弾性糸
    を、弾性糸供給装置と、紡績装置の下流側に配置された
    糸送り装置との間で、4倍以上の延伸比で延伸し、延伸
    と同時に、旋回気流を発生する空気紡績ノズルと中空ガ
    イド軸体とを備え、前記旋回気流により空気紡績を施す
    紡績装置により弾性糸及び繊維束を中空ガイド体に供給
    して、該弾性糸の周囲に、繊維束を構成する短繊維を原
    料としたファイバをカバーリングさせることを特徴とす
    るコアヤーンの製造方法。
  5. 【請求項5】 コア繊維として弾性糸を用い、その周囲
    に短繊維を原料とする繊維束をカバーリングするコアヤ
    ーンであって、 前記弾性糸は中心部に、かつ、長手方向に平行に配置さ
    れ、 カバーリングの前記繊維束を構成する各繊維は、その一
    端側が長手方向に略平行に向けられながらコアヤーン中
    心部に位置し、他端側は螺旋状とされながらコアヤーン
    外面に露出されている構成とし、 更に、カバーリングの前記繊維束の構造が、前記各繊維
    の前記他端側が後続の他の繊維に巻き付き、該他の繊維
    の前記他端側が後続のさらに他の繊維に巻き付く連続的
    な構造としてある、コアヤーン。
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