JP2017517270A - チューインガムおよび他の食用基材に香味料を適用する方法 - Google Patents

チューインガムおよび他の食用基材に香味料を適用する方法 Download PDF

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Abstract

組成物(例えば、香味料組成物)を1もしくはこれより多くの基剤、および特に、食用基材(例えば、チューイングガム)の表面上に配置するための方法が本明細書で開示される。基材であって、その上に上記組成物および/もしくは香味料を配置したもの(例えば、チューイングガム)がまた、本明細書で開示される。このような方法は、例えば、1もしくはこれより多くの香味料を食用基材上に、都合良く適用するか、印刷するか、さもなければ配置し、それによって、上記基材に香味特徴を付与するために使用され得る。

Description

(関連出願)
本出願は、2014年6月11日に出願された米国仮特許出願第62/011,027号の利益を主張し、その教示の全体が本明細書において参考として援用される。
(発明の背景)
チューイングガムが典型的に、他の食用基材に対して満足のいく香味料プロファイルを提供するために必要であるよりも実質的により多くの香味料オイルをその中に組み込んでいることは、食品産業において一般に受容されている。この理由は、上記ガムベースの中に組み込まれる香味料オイルのうちの60%までが、ガムベースマトリクス内に捕らえられたままであり、咀嚼プロセスの間の放出に耐える、分散した小さな油滴として存在することである。これは、通常、まず口の中に入れられ、噛まれたときに、香味料放出の遅れおよびほとんどもしくは全く香味料を有しないガムとしてユーザーによって知覚されるか、または比較的短期間で香味料の顕著な喪失として知覚される。
この放出の遅れを排除し、および長期の香味料送達を容易にするために、香味料の必要量の2倍までが、代表的には、その捕らえられた香味料成分に起因する喪失を埋め合わせるために大部分のガムベースに添加される。これは、製品のコストに負の経済的影響を引き起こす。なぜなら最も高価な構成要素の体積(これは、代表的には香味料オイルである)が、受容可能な香味料プロファイルを達成するために倍加されるより多くなければならず、別の点で不必要な費用を引き起こすからである。
ガムベースへの単純な組み込みの手段を超える、香味料、および他の感覚刺激性の改良剤もしくは構成要素を効率的にかつ都合良く送達する手段の必要性が存在する。特に、都合の良いかつ費用効果的な様式において、香味料を食用基材(例えば、チューイングガム)上へと配置するか、さもなければ組み込むための方法が必要とされる。
(発明の要旨)
1もしくはこれより多くの組成物(例えば、香味料組成物)を基材(例えば、食用基材)の表面上に送達もしくは配置するために有用な新規方法が、本明細書で開示される。このような方法は、例えば、1もしくはこれより多くの香味料を食用基材上に、都合良く適用するか、印刷するか、さもなければ配置し、それによって、上記基材に香味特徴を付与するために使用され得る。
ある種の局面において、組成物(例えば、香味料組成物)を基材の表面上に配置するための方法が本明細書で提供され、このような方法は、上記組成物を上記基材の表面上に印刷する工程を包含し、ここで上記基材は、食用基材(例えば、チューイングガム)を含み、そしてここで上記組成物は、1もしくはこれより多くの香味料を含む。ある種の実施形態において、上記1もしくはこれより多くの香味料は、オイル(例えば、被包された揮発性オイル)の形態にある。
本発明のある種の局面に従って上記基材上に配置される(例えば、印刷される)組成物は、スラリーの形態で提供され得る。ある種の局面において、上記スラリーは、1もしくはこれより多くの極性溶媒を含む。例えば、上記1もしくはこれより多くの極性溶媒は、水、エタノール、酢酸エチル、プロピレングリコールおよびこれらの組み合わせからなる群より選択され得る。ある種の実施形態において、上記1もしくはこれより多くの極性溶媒は、水ではない。
ある種の実施形態において、上記基材上に配置される組成物は、結合剤をさらに含む。ある種の局面において、上記結合剤は、1もしくはこれより多くの賦形剤、例えば、クエン酸、マンニトール、ステアリン酸カルシウム、スクラロース、ポリビニルアセテート、ビニルピロリドン−ビニルアセテートコポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、Klucel、Kollidon VA64およびこれらの組み合わせからなる群より選択される1もしくはこれより多くの賦形剤を含む。ある種の実施形態において、上記結合剤は、両親媒性ポリマーを含む。ある種の実施形態において、上記結合剤は、水溶性である。ある種の実施形態において、上記結合剤は、上記組成物を形成するために、上記1もしくはこれより多くの極性溶媒と合わされる(例えば、混合されるかもしくはブレンドされる)。ある種の実施形態において、上記結合剤は、1もしくはこれより多くの香味料と合わせられ、乾燥ミックスとして調製される。
ある種の実施形態において、本明細書で開示される組成物は、1もしくはこれより多くの香味料を本明細書で開示される基材の表面上に送達もしくは配置することを実施するかもしくは容易にするために有用である。よって、ある種の局面において、上記組成物は、1もしくはこれより多くの香味料(例えば、オイルの形態にある1もしくはこれより多くの香味料)を含む。さらに、ある種の局面において、上記組成物は、1もしくはこれより多くの着色料(例えば、FD&C Green LakeもしくはFD&C Yellow #6)をさらに含む。
本明細書で開示される方法は、上記組成物を任意の数の基材の上に配置することを容易にするために実施され得る。ある種の実施形態において、上記基材は、食用基材(例えば、チューイングガムのスティックもしくは板)である。このような組成物は、好ましくは、1もしくはこれより多くの印刷手段(例えば、プリンターを使用する)によって上記基材上に配置される。ある種の局面において、上記印刷工程は、非接触式印刷工程である。あるいは、ある種の局面において、上記印刷工程は、接触式印刷工程(例えば、ステンシル印刷工程およびスクリーン印刷工程のうちの1もしくはこれより多く)である。いくつかの実施形態において、上記組成物を上記基材上に配置する工程は、三次元レリーフ層を上記基材上に生じさせる。
1もしくはこれより多くのさらなる化合物を上記基材上にさらに配置することもまた、本明細書で開示される。例えば、上記組成物が上記基材上にいったん配置されると、1もしくはこれより多くのさらなる化合物が、その上に配置され得る。ある種の実施形態において、上記1もしくはこれより多くのさらなる化合物は、香味料、香味改良剤、薬用調製物、歯磨剤、保存剤および着色料からなる群より選択される。ある種の実施形態において、上記1もしくはこれより多くのさらなる化合物(例えば、着色料)は、印刷工程によって、上記基材上に配置される。
香味料組成物を基材の表面上に配置するための方法がまた、本明細書で開示され、上記方法は、上記組成物を上記基材の表面上に印刷する工程を包含し;ここで上記基材は、食用基材を含み;ここで上記組成物は、1もしくはこれより多くの極性溶媒、結合剤および香味料を含むスラリーの形態にあり;そしてここで上記食用基材は、チューイングガムを含む。
いくつかの実施形態において、上記極性溶媒は、水、エタノール、酢酸エチル、プロピレングリコールおよびこれらの組み合わせからなる群より選択される。ある種の局面において、上記極性溶媒は、水ではない。ある種の実施形態において、上記極性溶媒は、エタノールおよび酢酸エチルを含む。ある種の局面において、上記極性溶媒は、エタノールおよびプロピレングリコールを含む。ある種の局面において、上記結合剤は、クエン酸、マンニトール、ステアリン酸カルシウム、スクラロース、ポリビニルアセテート、ビニルピロリドン−ビニルアセテートコポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、Klucel、Kollidon VA64およびこれらの組み合わせからなる群より選択される1もしくはこれより多くの賦形剤を含む。ある種の局面において、上記結合剤は、クエン酸、マンニトール、ステアリン酸カルシウムおよびスクラロースを含む。ある種の実施形態において、上記結合剤は、マンニトール、スクラロースおよびステアリン酸カルシウムを含む。ある種の局面において、上記結合剤は、約100μm未満の粒子サイズを有する。ある種の局面において、上記結合剤は、約30〜約75μmの間の粒子サイズを有する。
いくつかの実施形態において、上記組成物を上記基材上に配置する工程は、三次元レリーフ層を上記基材上に生じさせる。
1もしくはこれより多くのさらなる化合物を上記基材上にさらに配置することがまた、本明細書で開示される。例えば、ある種の局面において、このような1もしくはこれより多くのさらなる化合物は、香味料、香味改良剤、薬用調製物、歯磨剤、保存剤および着色料からなる群より選択される。上記1もしくはこれより多くのさらなる化合物は、印刷工程によって上記基材上に配置され得る。
ある種の局面において、本明細書で開示される発明は、基材であって、その上に組成物が適用されたか、印刷されたか、さもなければ本明細書で示される教示に従って配置されたものに関する。例えば、ある種の実施形態において、食用基材(例えば、チューイングガム)であって、その上に1もしくはこれより多くの香味料組成物が印刷されたか、さもなければ配置されたものが本明細書で開示される。
本発明の上記で考察され、そして多くの他の特徴および付随する利点は、以下の発明の詳細な説明を参照することによってよりよく理解される。
特許もしくは出願ファイルは、カラーで仕上げられた少なくとも1つの図面を含む。この特許もしくは特許出願公開のカラー図面付きのコピーは、請求および必要な費用を支払えば、当局によって提供される。
図1は、本発明の一実施形態に従って、組成物を食用基材(チューイングガム)の表面上に印刷するために使用される印刷装置を図示する。 図2は、本発明の一実施形態に従って、食用基材(チューイングガム)であって、その上に香味料組成物を印刷したものを示す。 図3は、本発明の一実施形態に従って、組成物を基材の表面上に印刷するためのステンシル印刷パターンの実例を提供する。 図4は、本発明の一実施形態に従って、食用基材(ガムのスティックもしくは板)の表面上に印刷された顔料パターン化組成物の実例を提供する。 図5は、本発明の一実施形態に従って、食用基材(ガムのスティックもしくは板)の表面上に印刷された顔料パターン化組成物の実例を提供する。 図6は、本発明の一実施形態に従って食用基材(ガムのスティックもしくは板)の表面上に印刷された顔料パターン化組成物の実例を提供する。 図7は、本発明の一実施形態に従って食用基材(ガムのスティックもしくは板)の表面上に印刷される顔料パターン化組成物を図示する。 図8は、本発明の一実施形態に従って食用基材(ガムのスティックもしくは板)の表面上に配置される顔料パターン化組成物の実例を提供する。 図9は、本発明の一実施形態に従って複数の食用基材(ガムのスティックもしくは板)の表面上に配置された顔料パターン化組成物の実例を示し、本明細書で記載される組成物および/もしくは方法で達成可能な色解像度を示す。
(発明の詳細な説明)
本発明は一般に、独特の、印刷可能な、微小被包された送達システムおよび組成物に、ならびに1もしくはこれより多くの作用物質(例えば、香味料、医薬、薬草治療剤および薬用もしくは歯科用調製物)をユーザーに送達することを容易にするためのこれらの使用に関する。本発明はまた、上記組成物を調製もしくは製造するための方法、ならびに本発明の送達システムに関する。
組成物(例えば、香味料組成物)を1もしくはこれより多くの基材、および特に、食用基材(例えば、チューイングガム)の表面上に適用するか、さもなければ配置するための方法が、本明細書で開示される。基材(例えば、チューイングガム)であって、その上に本明細書で開示される組成物および/もしくは香味料を適用したか、さもなければ配置したものがまた、本明細書で開示される。本明細書で開示される方法は、有利なことには、チューイングガムベースに旧来添加されてきたものより少ない香味料を使用して、例えば、チューイングガムからの香味料の送達を延ばす。ある種の局面において、本明細書で開示される発明は、任意の数の基材および食用基材(例えば、チューイングガムが挙げられる)の上に多くの組成物の配置を容易にするために適している。
口の中で完全に溶けるかさもなければ完全に消滅する大部分の食用菓子とは異なり、チューイングガムは、香味料成分が明らかに枯渇するそのような時間まで口の中で咀嚼され、その枯渇した時点で、チューイングガムは、代表的にはその後吐き出される。ユーザーの口の中へといったん入れられたら、チューイングガムの乾燥スティックは、香味料成分の放出を開始するために、先ずは唾液で湿らされなければならない。これは、不運なことに、香味料の知覚において顕著な遅れを生じる。なぜならその最初の数回の咀嚼は、香味料オイルのうちのいくらかが放出されるまで本質的に風味がないからである。この効果のなさを埋め合わせるために、ガム製造業者は、香味料が効率的に送達される場合に必要であるよりほぼ2倍の量の香味料オイルをガムベースに添加する。
本明細書で開示される方法は、費用効果的かつ効率的であるのみならず、得られる製品に独特の美的価値をも付加する方法で、これらの懸念に対処する。ある種の局面において、本明細書で開示される方法は、組成物(例えば、香味料組成物)を基材(例えば、食用基材、例えば、チューイングガムの板もしくはスティック)の表面上に適用するか、印刷するか、さもなければ配置する工程を包含する。上記基材上に適用されるか、印刷されるか、さもなければ配置される予定の上記組成物は、1もしくはこれより多くの香味料、1もしくはこれより多くの結合剤および1もしくはこれより多くの溶媒を含む。
このような組成物は、上記組成物もしくは結合剤の成分のうちの全てを、乾燥した自由に流動する粉末へと変形する(reduce)ことによって調製され得る。ある種の局面において、上記組成物(例えば、香味料組成物)は、甘味料、酸(例えば、酸味を付与するためのクエン酸)、被包された香味料オイル(果実、ミントおよび他の適切なオイルが挙げられる)および他の香味改良剤、増強剤もしくは保存剤の乾燥した粉末形態の混合物として調製され得る。ある種の局面において、この「乾燥ミックス」(これは、実質的に吸湿性であり、水和および急速な劣化を受けやすい可能性がある)は、受容可能な貯蔵寿命を達成しかつ望ましい香味料プロファイルを維持するために、環境から保護されなければならない。従って、ある種の局面において、上記乾燥ミックスは、保護媒体、この場合には、上記材料がインクもしくは塗料に類似の様式で印刷されることも可能にする、溶媒中に溶解したコポリマーでさらに被包されなければならない。さらに、前述のコポリマーは、上記乾燥ミックスおよび上記組成物を上記基材上に適用することを容易にするために、両親媒性でなければならない。特に、上記乾燥ミックスが中に添加される上記溶媒媒体は、水溶性である構成要素を含む。従って、水以外の溶媒は、適用プロセスの間に上記香味料関連構成要素の時期尚早の溶解を回避するために、上記コポリマーとともに使用されなければならない。例えば、1もしくはこれより多くのポリマーもしくはコポリマーは、極性溶媒中で溶解され得、それによって、フィルム形成溶液を作りだし得る。上記香味料関連構成要素は、上記香味料オイルを保護するために使用される外側相被包材料を含め、水溶性であるのみなので、それらは、いかなる劣化も溶解もなしに、容易にかつ都合良く上記ポリマー−極性溶媒溶液の中に組み込まれる。これは、食用基材の表面上に適用され得るか、印刷され得るか、さもなければ配置され得る印刷可能なスラリーもしくは複合組成物の形態にある組成物を作り出す。ここで上記極性溶媒は、実質的にエバポレートされ、上記組成物の乾燥ミックス成分を上記基材上にしっかりと付着して、上記ポリマーもしくはコポリマーのフィルムの中に被包されたままにする。上記ポリマーもしくはコポリマーは両親媒性であるので、水もしくは唾液と接触した際には、上記ポリマーは、上記乾燥ミックス成分とともに溶解し、その印刷された組成物の全体が、ユーザーの口の中に送達される。香味料放出のこのタイプは即座であり、従来のチューイングガムで経験した香味料知覚の遅れを解決する。さらに、香味料複合体全体が、再取出不可能にガムベース内に捕らえられてしまうのとは対照的に、ユーザーの口の中に放出され、従って、より多くの香味料オイルを添加してその喪失を埋め合わせる必要性を排除する。
ある種の局面において、上記結合剤の1もしくはこれより多くの成分は、特定の粒子サイズ(例えば、約100μm未満)へと粉砕することを要し得る。ある種の局面において、上記組成物のうちの液体成分(例えば、香味料オイル)は、いくつかの方法(最も従来のものは、噴霧乾燥手段によって被包される)によって粉末へと変換され得る。これはまた、液体形態で通常は存在する任意の他の構成要素もしくは活性物質にあてはまる。上記組成物を形成するこれら粉末化した賦形剤は、次いで、均一に混合され得、塗料もしくはインクに類似の液体キャリアもしくは溶媒の中に導入され得る。ある種の局面において、このキャリアもしくは溶媒(これは、食用のフィルム形成ポリマーから構成される)は両親媒性である一方で、同時に特に吸湿性ではない。すなわち、それは種々の溶媒の中で可溶性でなければならず、上記溶媒のうちの1つは、水であり得、他方はプロトン性もしくは非プロトン性の極性溶媒であり得る。
上記結合剤を含む賦形剤は、全て水の中で溶解性であり得る(上記被包されたオイルの外側相を含む)のに対して、上記キャリア−結合剤マトリクスは、適用の間に上記構成要素を時期尚早に溶解しないように、水以外の溶媒を使用することが必要である。よって、ある種の局面において、上記溶媒は、水ではない。いったん、上記結合剤を含む賦形剤が、全体を通じて適切な粒子サイズを有する組成物を形成するために上記溶媒の中に完全に組み込まれると、その組成物は、次いで、任意の従来法(例えば、スクリーン印刷工程、ステンシル印刷工程、グラビア印刷工程など)によって、上記基材上に適用され得るか、さもなければ配置され得る(例えば、印刷され得る)。ある種の局面において、上記粒子サイズが十分に小さい場合、非接触式印刷工程(例えば、インクジェット)すら使用され得る。
ある種の局面において、上記被包された香味料の外側相はまた、より長時間持続性の香味料体験を提供するために、長期間潜在性放出(extended latent release)のために調節され得る。必要とされる香味料の量もしくは添加量(dosage)に依存して、印刷される材料は、ポリマーキャリア、着色された乾燥ミックス成分へ色素を直接添加すること、または機能的香味料層の上に適用される二次印刷操作としての色の付加を含む種々の方法で着色され得る、一般に望ましい美的属性である三次元レリーフとして現れ得る。このバイナリー印刷プロセスは、上記香味料材料が三次元のフルカラーイメージもしくはデザインの形態で適用されることを可能にする。よって、ある種の局面において、上記組成物は、三次元パターンで上記基材の表面上に配置され得る。上記三次元パターンの相対的高さは、所望される香味料の体積もしくは量、および利用可能な印刷可能表面積と直接関連する。その効果は、望ましい美的属性として一般に知覚される。ある種の局面において、上記組成物は、着色された構成要素、レーキおよび色素の添加、キャリア−結合剤の着色が挙げられるがこれらに限定されない種々の方法で、または好ましい実施形態の記載において後に開示される二次印刷プロセス(図4〜9で図示されるとおり)によって、着色され得る。
印刷された組成物が上記基材(例えば、食用チューイングガム基材)へといったん適用されると、上記溶媒はエバポレートされ、ポリマーフィルムが構成要素を上記表面へと結合し、このフィルム形成特性によって、保護被覆の中に上記印刷の全体が覆われる。上記フィルム形成因子(film former)は、両親媒性であるので、唾液と接触した際に、他の構成要素とともにその後溶解され、香味料放出は、即座に影響が及ぼされる。望ましい場合、上記放出は、時間、温度もしくはpH放出へと繋がる外側相材料中に上記香味料成分を被包することによって延長され得る。
本明細書で開示される発明が説明の中で示される詳細にもしくは例示されるとおりに適用されることに限定されないことは、理解されるべきである。本発明は、他の実施形態を包含し、種々の方法で実施され得るかもしくは行われ得る。また、本明細書で使用される語法および用語法が説明目的であって、限定と見做されないものとすることはまた、理解されるべきである。
本発明のある種の組成物、方法およびアッセイが、ある種の実施形態に従って具体性をもって記載されてきたが、以下の実施例は、本発明の方法および組成物を例証するために役立つに過ぎず、これらを限定するとは解釈されない。本明細書および特許請求項の範囲で使用される場合、冠詞「a(1つの、ある)」および「an(1つの、ある)」は、そうでないと明確に示されなければ、複数形への言及を含むと理解されるものとする。群のうちの1もしくはこれより多くのメンバーの間で「or(もしくは、または、あるいは)」を含む請求項もしくは説明は、上記群のメンバーのうちの1、1より多い、もしくは全てが、そうでないと示されなければ、さもなければ状況から明らかでなければ、所定の製品もしくはプロセスの中に存在するか、使用されるか、さもなければ関連する場合に満たされると考えられる。本発明は、上記群のうちの正確に1つのメンバーが所定の製品もしくはプロセスの中で存在するか、使用されるか、さもなければ関連する実施形態を包含する。本発明はまた、1より多くの、もしくは群のメンバー全体が、所定の製品もしくはプロセスの中で存在するか、使用されるか、さもなければ関連する実施形態を包含する。さらに、本発明が、列挙された請求項のうちの1もしくはこれより多くに由来する1もしくはこれより多くの限定、要素、文節、記述用語などが、別段示されなければまたは矛盾もしくは不一致が生じることが当業者に明らかでなければ、同じ基本請求項に(または、関連する任意の他の請求項として)従属する別の請求項へと導入される全てのバリエーション、組み合わせ、および入れ替え(permutations)を包含することは、理解されるべきである。要素が列挙として(例えば、マーカッシュグループもしくは類似の形式において)呈示される場合、上記要素の各下位群も開示され、任意の要素が上記群から除去され得ることは理解されるべきである。一般に、本発明、もしくは本発明の局面が特定の要素、特徴などを含むといわれる場合、本発明のある種の実施形態もしくは本発明の局面は、このような要素、特徴などからなるかもしくはこれらから本質的になることは、理解されるものとする。単純にする目的で、それら実施形態は、あらゆる場合に、本明細書で非常に多くの文言で具体的に示されてきたわけではない。本発明の任意の実施形態もしくは局面が、具体的除外が本明細書で記載されるか否かに拘わらず、特許請求の範囲から明確に排除され得ることはまた、理解されるものとする。発明の背景を記載するために、およびその実務に関してさらなる詳細を提供するために本明細書で言及される刊行物および他の参考資料は、参考として援用される。
実施例1
印刷可能なスラリー組成物を作った。この組成物は、フィルム形成ポリマーおよび極性加工処理溶媒を含む流体結合剤へと均質に組み込まれる、複数の粉末化甘味料、活性物質、着色料、香味改良剤、特徴改良剤(character modifier)、乳化剤および被包された香味料を含んだ。
乾燥ミックスを、粉末ブレンド容器の中で、以下の構成要素を重量で合わせることによって調製した:
クエン酸 42%
マンニトール 47.22%
スクラロース 4.22%
ステアリン酸カルシウム 1.85%
FD&C Yellow #6 0.34%
トロピカルフルーツ香味料 4.22%。
大きな粒子サイズは、砂のような、印刷しがたい材料を生じる。よって、上記構成要素の各々を、30〜75ミクロンの間のサイズへと粉砕して、印刷に適した滑らかな粘度にした。上記香味料成分は、香味料オイル内側相およびマルトデキストリン外側相を有する市販の噴霧乾燥製品である。これは、任意の望ましい香味料であってもよく、味覚もしくは他の感覚刺激性の特徴に合うように調節され得る。
次に、結合剤を、低剪断で液体を混合するのに適した混合容器の中で、以下で同定される構成要素を2つの極性溶媒中に溶解させることによって調製した:
エタノール 80ml
酢酸エチル 20ml
Klucel 3.5g
PVAc 0.5g
次に、スラリーを、上記乾燥ミックスと上記結合剤とを、混合容器の中で合わせて、滑らかな粘度かつ塗料様の粘着性のスラリーを形成することによって作った。上記粘着性は、程度の差はあるが乾燥ミックスを上記結合剤もしくは希釈が必要とされるのであればより多くの結合剤溶液へと添加混合することによって変動し得る。上記乾燥ミックスの成分のうちのいずれも、結合剤溶液の中では溶解性でないことに注意しなければならない。
実施例2
第2の印刷可能なスラリーを作った。上記スラリーは、複数の粉末化甘味料、活性物質、着色料、香味改良剤を含んでいた。まず、上記乾燥ミックスを、粉末ブレンド容器の中で、以下の構成要素を重量で合わせることによって調製した:
スペアミント香味料 24.50%
マンニトール 68.61%
スクラロース 1.96%
ステアリン酸カルシウム 1.96%
FD&C Green Lake 0.52%
メントール 2.45%
大きな粒子サイズは、砂のような、印刷しがたい材料を生じる。よって、上記構成要素の各々を、最良の結果のために30〜75ミクロンの間のサイズへと粉砕して、印刷に適した滑らかな粘度にした。上記香味料成分は、香味料オイル内側相およびマルトデキストリン外側相を有する市販の噴霧乾燥製品である。メントールは、揮発性オイルを保護するために同様に被包される。これは、任意の望ましいミント香味料であってもよく、味覚もしくは他の感覚刺激性の特徴に合うように調節され得る。
次に、結合剤を、低剪断で液体を混合するのに適した混合容器の中で、以下の構成要素を2つの極性溶媒中に溶解させることによって調製した:
エタノール 80ml
Kollidon VA64 4.0g
プロピレングリコール 5ml。
次に、スラリーを、上記乾燥ミックスと上記結合剤とを、混合容器の中で合わせて、滑らかな粘度かつ塗料様の粘着性のスラリーを形成することによって作った。上記粘着性は、程度の差はあるが乾燥ミックスを上記結合剤もしくは希釈が必要とされるのであればより多くの結合剤溶液へと添加混合することによって変動し得る。上記乾燥ミックスの成分のうちのいずれも、結合剤溶液の中では溶解性でないことに注意しなければならない。
実施例3
調合(formulation)に拘わらず、印刷プロセスは実質的に同一である。前述の実施例に従って調製された印刷可能なスラリーがいったん適切な粘度のものになったら適切な印刷装置へと移され、ここで、上記スラリーは、ほぼ塗料もしくはプラスチゾルタイプインクのようにさらに処理される。この場合には、ステンシル印刷工程適用は、十分な量の材料を提供し、望ましい3−D効果を達成するために最も有益である。
この実施例での印刷装置は、印刷プロセスの間の見当合わせを容易にするために、4方向(すなわち、Χ、Y、ΖおよびΘ)での調節可能な動きを有する多軸プラットフォーム(図1)から構成される従来の半自動化ステンシル印刷機の改良デザインである。そのプラットフォームの上には、取り外し可能な圧盤が連結され、その表面には機械加工された凹みもしくは一連の凹み(series or recesses)を有し、空隙が提供される。この凹みは、最良には、ガムの板の「ネガ」(その中に実際のガム製品がその後に置かれ、図2に図示されるように、印刷プロセスの間にしっかりと適所に保持される)として記載される。上記スラリーが、図3に示されるように下の圧盤の中に保持されたガム板上にステンシル印刷されることを可能にするために、機械もしくはレーザーによって切断されたイメージステンシルもしくはデザインステンシルを有する金属ステンシルプレートは、上記圧盤の直ぐ上にかつ蝶番式の枠上に「積層」位置に構成される。
所定のサイズのガムは、細切り片もしくは個々の板のいずれかで、保持圧盤の中へと配置した。上記ステンシルを、ガムと直接接触した状態へと下げて、上記圧盤を保持する多軸テーブルを、見当合わせした位置へと操作し、ステンシル印刷されたイメージが、印刷する表面上に適切に整列していることを担保した。いったん位置づけたら、上記テーブルを、適所に固定し、1回の印刷サイクルに十分な体積のスラリーを、上記ステンシル開口部に隣接する保持領域上に配置した。次いで、スクイージーまたはステンシルにわたってスラリーを拡げるために適した他の縁の付いたデバイスを、手動でもしくは自動化デバイスによって引っ張り、これにより、材料の滴を上記ステンシル開口部全面に垂直に引っ張ってならす(drag)。上記蝶番式のステンシル枠は、次いで、操作者から離れる円弧方向に持ち上げられ、その新たに印刷されたガムは、次いで、図4に示されるように、除去される。この点で、その新たに印刷されたガムもしくはガム板(これは、風乾されてもよいし、機械的に乾燥されてもよい)は、パッケージングの準備ができている。
得られる製品は、ある量のそこに被包された香味料もしくは活性な構成要素を付着しており、単一色もしくは複数色で3−Dイメージを形成し、口の中に入れられ、唾液と接触した際には、即座の香味料放出を提供する。実施例4でさらに記載されるように、3−D印刷は、フルカラーイメージもしくはデザインでその外見をさらに高める必要に応じた二次印刷操作を組み込み得る。
実施例4
スラリー媒体に色素もしくはレーキを付加するかまたは乾燥ミックス成分を着色するものを超える色を提供するために、二次印刷操作によって色を付与することは可能である。その操作は、「バイナリー印刷」と説明され、一次印刷に引き続く印刷操作および風味を付けた材料の適用からなる。上記ガムが上述のスラリー(好ましくは、中間色、天然色もしくは白色の)(図6)でいったん印刷されると、カラー印刷の層は、顔料のみがこの段階の間に適用されるので、二次スクリーン印刷によってもしくは従来のインクジェット印刷によってすら、その上にさらに適用され得る。これは、第1の印刷プロセスの間に作られた3−Dレリーフの上にイメージを印刷するときに、最もよく説明される。この方法は、写真イメージのような極めて高度な詳細、ならびに単純な多色図を可能にする。それは、色が上記ガムもしくは印刷可能なスラリーの中に組み込まれるとしたら(図6)、類似の効果を作るために必要とされる着色料の量をも低減する。
得られる製品は、ある量の被包された香味料もしくは活性物質をそこに付着させたチューイングガムの1枚の板である。付着させた材料は、単一色もしくは複数色で3−Dイメージを形成し、口の中に入れられ、唾液と接触した際には、即座の香味料放出を提供する。上記バイナリー印刷は、図6〜9で示されるように、フルカラーイメージもしくはデザインでその外見をさらに高める必要に応じた二次印刷操作を組み込むために有用であり得る。
材料:
クエン酸(無水)を、Jungbunzlauer(Product Code: CAAN 1560; CAS#: 77−92−9)から得、使用のために微細粉末へとすり潰した。マンニトール(Pearlitol 50CもしくはPearlitol 25C)を、Roquette(CAS#: 69−65−8)から得、その塊を、使用のために粉末へと壊した。スクラロース(Splenda; CAS#: 56038−13−2)を、使用のために微細粉末へとすり潰した。ステアリン酸カルシウムを、Peter Greven(Product code: Ligamed CPR−2−K; CAS#: 1592−23−0)から得た。FD&C yellow #6 アルミニウムレーキ高性能色素(aluminum lake high dye)(36〜42%)を、IFC(CAS#: 2783−94−0)から得た。トロピカルフルーツ香味料を、TAKASAGO(Formula#: TAK−031944)から得た。エタノール(無水)200プルーフ(USPグレード)を、Dawn Scientific(Main cat#: 111000200; CAS#: 64−17−5)から得た。酢酸エチル(無水)USPグレードを、Dawn Scientific(Main Cat#: 330000000; CAS#: 141−78−6)から得た。ヒドロキシプロピルセルロース(KLUCEL EF Pharm)を、Ashland Inc.(CAS#: 9000−64−2)から得た。ポリビニルアセテート(B−30、無水)食品グレード(CAS#: 9003−20−7)。FD&Cグリーンシェードレーキ(green shade lake)を、IFC(Product#: DB 302)から得た。スペアミント香味料を、TAKASAGO(Formula#: TAK−052987)から得た。メントール(MultiSal Menthol)(31.1% 活性物充填、無水、食品グレード)を、Salvona(CN #: 9131)から得た。プロピレングリコール(無水)USPグレードを、CLP chemicals(CAS#: 57−55−6)から得た。Kollidon(VA−64)を、BASF Corporation(ビニルピロリドン−ビニルアセテートコポリマー、CAS# 25086−89−9)から得た。

Claims (38)

  1. 基材の表面上に組成物を配置するための方法であって、該方法は、該組成物を該基材の表面上に印刷する工程を包含し;ここで該基材は、食用基材を含み、ここで該組成物は、1もしくはこれより多くの香味料を含む、方法。
  2. 前記1もしくはこれより多くの香味料は、オイルの形態にある、請求項1に記載の方法。
  3. 前記組成物は、スラリーの形態にある、請求項1〜2に記載の方法。
  4. 前記スラリーは、1もしくはこれより多くの極性溶媒を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記1もしくはこれより多くの極性溶媒は、水、エタノール、酢酸エチル、プロピレングリコールおよびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記1もしくはこれより多くの極性溶媒は、水ではない、請求項4に記載の方法。
  7. 前記組成物は、結合剤をさらに含む、請求項1〜6に記載の方法。
  8. 前記結合剤は、クエン酸、マンニトール、ステアリン酸カルシウム、スクラロース、ポリビニルアセテート、ビニルピロリドン−ビニルアセテートコポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、Klucel、Kollidon VA64およびこれらの組み合わせからなる群より選択される1もしくはこれより多くの賦形剤を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記結合剤は、両親媒性ポリマーを含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記結合剤は、水溶性である、請求項7に記載の方法。
  11. 前記結合剤は、前記組成物を形成するために、前記1もしくはこれより多くの極性溶媒と合わされる、請求項7に記載の方法。
  12. 前記組成物は、1もしくはこれより多くの着色料をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記食用基材は、チューイングガムを含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記印刷する工程は、非接触式印刷工程である、請求項1に記載の方法。
  15. 前記印刷する工程は、接触式印刷工程である、請求項1に記載の方法。
  16. 前記接触式印刷工程は、ステンシル印刷工程およびスクリーン印刷工程からなる群より選択される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記組成物を前記基材の上に配置することは、三次元レリーフ層を該基材上に生じさせる、請求項1に記載の方法。
  18. 前記基材上に1もしくはこれより多くのさらなる化合物を配置する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  19. 前記1もしくはこれより多くのさらなる化合物は、香味料、香味改良剤、薬用調製物、歯磨剤、保存剤および着色料からなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記1もしくはこれより多くのさらなる化合物は、印刷する工程によって前記基材上に配置される、請求項19に記載の方法。
  21. 請求項1〜20に記載の方法に従って調製される基材であって、該基材上に配置された組成物を有する、基材。
  22. 香味料組成物を基材の表面上に配置するための方法であって、該方法は、該組成物を該基材の表面上に印刷する工程を包含し;ここで該基材は、食用基材を含み;ここで該組成物は、1もしくはこれより多くの極性溶媒、結合剤および香味料を含むスラリーの形態にあり;そしてここで該食用基材は、チューイングガムを含む、方法。
  23. 前記1もしくはこれより多くの香味料は、オイルの形態にある、請求項22に記載の方法。
  24. 前記印刷可能な組成物を前記少なくとも1つの表面に適用する工程は、該少なくとも1つの表面上に三次元レリーフ層を生じ、ここで該レリーフ層は、香味料成分を含む。
  25. 前記極性溶媒は、水、エタノール、酢酸エチル、プロピレングリコールおよびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項22に記載の方法。
  26. 前記極性溶媒は、水ではない、請求項22に記載の方法。
  27. 前記極性溶媒は、エタノールおよび酢酸エチルを含む、請求項22に記載の方法。
  28. 前記極性溶媒は、エタノールおよびプロピレングリコールを含む、請求項22に記載の方法。
  29. 前記結合剤は、クエン酸、マンニトール、ステアリン酸カルシウム、スクラロース、ポリビニルアセテート、ビニルピロリドン−ビニルアセテートコポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、Klucel、Kollidon VA64およびこれらの組み合わせからなる群より選択される1もしくはこれより多くの賦形剤を含む、請求項22に記載の方法。
  30. 前記結合剤は、クエン酸、マンニトール、ステアリン酸カルシウムおよびスクラロースを含む、請求項22に記載の方法。
  31. 前記結合剤は、マンニトール、スクラロースおよびステアリン酸カルシウムを含む、請求項22に記載の方法。
  32. 前記結合剤は、100μm未満の粒子サイズを有する、請求項22に記載の方法。
  33. 前記結合剤は、30〜75μmの間の粒子サイズを有する、請求項22に記載の方法。
  34. 前記組成物を前記基材上に配置する工程は、三次元レリーフ層を該基材上に生じさせる、請求項22に記載の方法。
  35. 1もしくはこれより多くのさらなる化合物を前記基材上に配置する工程をさらに包含する、請求項22に記載の方法。
  36. 前記1もしくはこれより多くのさらなる化合物は、香味料、香味改良剤、薬用調製物、歯磨剤、保存剤および着色料からなる群より選択される、請求項35に記載の方法。
  37. 前記1もしくはこれより多くのさらなる化合物は、印刷する工程によって前記基材上に配置される、請求項35に記載の組成物。
  38. 請求項22〜38に記載の方法に従って調製される基材であって、該基材の上に配置された組成物を有する、基材。

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