JP2017508790A - ロスバスタチンカルシウムを製造するための中間体化合物、及びそれを用いてロスバスタチンカルシウムを製造する方法 - Google Patents

ロスバスタチンカルシウムを製造するための中間体化合物、及びそれを用いてロスバスタチンカルシウムを製造する方法 Download PDF

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Abstract

ロスバスタチンカルシウムを製造するための中間体化合物及びロスバスタチンカルシウムの製造方法を提供する。当該方法は、前記中間体化合物を原料とし、Witting反応ステップ、保護基の脱離と共に加水分解を行うステップ、及びカルシウム塩生成ステップを経て、ロスバスタチンカルシウムを得るものである。当該中間体化合物を用いて製造された生成物は、立体選択性が大幅に向上し、純度及び収率も顕著に改善され得る。更に、当該中間体化合物の製造方法は、簡単に実施できるものであり、コストが低い。

Description

本発明は、薬物及び薬物中間体合成の分野に関し、具体的には、ロスバスタチンカルシウムの製造に使用可能な中間体化合物、及び当該中間体化合物を用いてロスバスタチンカルシウムを製造する方法に関する。
ロスバスタチンカルシウムは、選択的HMG−CoA還元酵素阻害剤であり、アストラゼネカ社により開発、研究され、米国、日本、欧州、中国等の複数の国及び地域で市販され、商品名が「CRESTOR」(中国語の商品名:可定)であり、ビス[(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル](3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸]カルシウムであり、その構造が式Aで示されるものである。ロスバスタチンカルシウムは、高効率の抗高脂血症の薬物に該当し、原発性高コレステロール血症、混合型脂質代謝障害症、及びホモ接合家族性高コレステロール血症に用いることが可能であり、高効率、低毒性、低副作用といった利点を有し、人気のあるものであり、広い範囲での応用が見込まれている。
Figure 2017508790
現在、多数の特許によって、ロスバスタチンカルシウムの合成プロセス及びキー中間体の製造が既に報告され、1つとして、ピリミジン母核にアルデヒド基を導入し、側鎖をウィッティヒ試薬にし、ウィッティヒ反応によりトランスオレフィン中間体が得られ、更なる改質により製品が得られる。もう一つとして、ピリミジン母核にイリド試薬又は他の試薬を導入し、側鎖をアルデヒド基化合物にし、ウィッティヒ反応でトランスオレフィン中間体が得られ、更なる改質により製品を得る。以下、工業化生産に比較的に適した幾つかのプロセスをまとめる。
特許WO2004103977Aでは、化合物1と側鎖であるアルデヒドとをアルカリの作用でオレフィン化反応させることにより、約50:1の選択性でトランスキー中間体化合物3が得られることが報告されている。化合物3より、保護基の脱離、加水分解、及びカルシウム塩の生成といった3つのステップにより、ロスバスタチンカルシウムが得られる。当該特許は、化合物としてキー原料及び中間体1と3を保護している。
Figure 2017508790
特許US2005/0124639A1では、四級ホスホニウム塩化合物4とアルデヒド基側鎖5とをオレフィン化反応させることにより、中程度の選択性でトランスキー中間体化合物6が得られることが報告されている。化合物6から保護基の脱離、加水分解、及びカルシウム塩の生成といった3つのステップにより、ロスバスタチンカルシウムが得られる。中でも、四級ホスホニウム塩のR基、R基、及びR基は、アルキル基及び芳香族基であってもよく、アニオンは、ハロゲン、トリフルオロアセチル基、及びアルキルスルホニル基であってもよい。当該特許は、化合物としてキー原料4を保護している。
Figure 2017508790
特許WO2010023678では、原料7と化合物2とのジュリエットオレフィン化反応により、キー中間体化合物3を得た後、類似のプロセスでロスバスタチンカルシウムを得ることが報告されている。
Figure 2017508790
特許EP0521471A1では、ピリミジンアルデヒド基化合物8及び化合物9から、ウィッティヒ反応(Wittig Reaction)、保護基の脱離、選択的還元、及び加水分解等のステップを経て、ロスバスタチンカルシウムを製造することが報告されている。特許CN200510026350は、当該プロセスを更に改善している。
Figure 2017508790
上記のルートにより、ロスバスタチンカルシウムを工業的に生産することができるが、原料合成、反応の選択性、中間体と最終製品との分離精製等の点で、問題があるので、コストが低くて、操作が簡単で、製品の質の高い製造方法を開発する必要がある。
特許WO2004/103977A 特許US2005/0124639A1 特許WO2010/023678 特許EP0521471A1 特許CN200510026350
ロスバスタチンカルシウムが合成プロセスにおいて選択性が高くないこと、及びコストが比較的に高いことなどの従来の欠点を克服するために、本発明は、ロスバスタチンカルシウムを製造するための中間体化合物を提供することを目的の一つとする。
本発明は、ロスバスタチンカルシウムの製造方法を提供することをもう一つの目的とする。
本発明によって提供される、ロスバスタチンカルシウムを製造するための中間体化合物は、式(1)で示される構造を有する。
Figure 2017508790
本発明によって提供されるロスバスタチンカルシウムの製造方法は、上述の技術案に記載の中間体化合物を原料とし、先ず、式(II)に示す化合物とウィッティヒ反応させて、式(III)に示す中間体化合物が生成する。式(III)に示す中間体化合物から、保護基の脱離、加水分解ステップ、及び塩生成ステップにより、前記ロスバスタチンカルシウムが得られる。
Figure 2017508790
式(II)及び式(III)において、RはTBS、TES又はTIPS保護基、あるいは、2つのORからなる
Figure 2017508790
構造を示し、この場合、Rはイソプロピル基を示し、
はC4〜C10のアルキル基を示す。
ここで、Rはt−ブチル基、t−ペンチル基、又はシクロヘキシル基を示す。
上述の製造方法において、前記Witting反応プロセスは、有機溶剤に請求項1に記載の中間体化合物を加え、−80〜−20°Cまで降温した後、アルカリを加え、−80〜−20°Cにて式(II)に示す化合物の溶液を滴下し、滴下終了後、−80〜−20°Cにて1〜3時間反応させ、−45〜25°Cに昇温し、完全に反応させた後、反応を停止させ(クエンチし)、抽出し、抽出液を濃縮して得られた粗生成物に、溶剤を加えて晶析させ、式(III)に示す中間体化合物を得るプロセスである。
ここで、前記アルカリは、水素化ナトリウム、n−ブチルリチウム、ジイソプロピルアミノリチウム、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウムリチウムビス(トリメチルシリル)アミド、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル塩化マグネシウム(2,2,6,6−tetramethylpiperidinyl magnesium chloride)(Cas:215863−85−7)、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルリチウム(2,2,6,6−tetramethylpiperidinyl lithium)、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド、イソプロピルフェニルアミノリチウム又はイソプロピルフェニルアミノナトリウムからなる群から選ばれるものであり、前記アルカリと前記技術案に記載の式(I)に示す中間体化合物とのモル比は、0.9〜2.0:1であり、好ましくは1.1:1である。
ここで、前記有機溶剤は、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、メチル−t−ブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテルからなる群から選ばれる1種、又は2種を任意の割合で混合した溶剤であり、好ましくはテトラヒドロフランである。前記有機溶剤の使用量は、前記技術案に記載の式(I)に示す中間体化合物に対して、5〜20mL/gである。
ここで、前記技術案に記載の式(I)に示す中間体化合物と式(II)に示す化合物とのモル比は、1:1〜2であり、好ましくは1:1.2である。
ここで、前記抽出に用いられる溶剤は、酢酸エチル、ジエチルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、n−ヘプタン、トルエン、ジクロロメタンからなる群から選ばれる1種、又は2種以上を任意の割合で混合した溶剤であり、好ましくはn−ヘプタン又はトルエンである。前記技術案に記載の式(I)中間体化合物に対する前記溶剤の使用量は、5〜40mL/gである。
ここで、前記晶析に用いられる溶剤は、メタノール、エタノール、又はイソプロパノールから選ばれ、好ましくはメタノールである。前記溶剤の使用量は、前記技術案に記載の式(I)に示す中間体化合物に対して、2〜20mL/gである。
上述の製造方法において、ウィッティヒ反応終了後、式(III)に示す中間体化合物を得た後、式(III)に示す中間体化合物に酸を加えて保護基脱離反応を行い、さらにアルカリを加えて加水分解反応を行い、得られた式(IV)に示す化合物にカルシウム塩を加えて塩生成反応を行い、前記ロスバスタチンカルシウムが得られる。
Figure 2017508790
ここで、前記酸は、濃度が0.02〜10質量%である塩酸であり、前記アルカリは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、ナトリウム−t−ブトキシドから選ばれる1種、又は2種以上を任意の割合で混合した水溶液である。
ここで、前記カルシウム塩は、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、又は酢酸カルシウムから選ばれる濃度が3〜20質量%の水溶液である。
従来の類似した中間体に比べ、本発明に係る中間体化合物を用いると、得られるオレフィン生成物、即ち、式(III)に示す中間体の立体選択性及び収率を大幅に向上させることができ、立体選択性E/Z>99:1、純度及び収率も顕著に改善でき、純化ステップを有効に簡略化することもできる。なお、本発明の中間体化合物は、製造方法が簡単であり、コストが比較的に低い、入手し易いものである。
本発明に提供されるロスバスタチンカルシウムの製造方法は、上述の中間体化合物を使用するので、得られる中間体の立体選択性、純度、及び収率の何れも顕著に向上させ、全体のプロセスが簡単であり、コストが大幅に低減し、大規模の工業化の応用前景を有する。
本発明の目的、技術案、及び利点を更に明らかにするために、以下、本発明の実施の形態の技術案を更に説明する。
本発明の一つの態様は、式(I)に示す構造を有するロスバスタチンカルシウムを製造するための中間体化合物を提供する。
Figure 2017508790
当該中間体化合物の化学名は、N−(5−((4,4’−メチルフェニルホスホリル)−メチル)−4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピルピリミジン−2−イル)−N−メチルスルホンアミドであり、従来の類似の中間体化合物に比べ、メチル基とフェニル基との超共役効果及び立体障害の変化により、本発明に係る中間体を用いて得られるオレフィン生成物の収率及び立体選択性は何れも顕著に向上している。
上述の中間体化合物は、商用化された4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[(N−メチル−N−メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−メタノール(化合物V,Cas:147118−36−3)を原料とし、臭素化反応、及び化合物(VII)とのカップリング反応の2段階反応により製造し得るものである。
Figure 2017508790
本発明の他の一つの様態は、上述式(I)に示す構造を有する中間体化合物を原料とし、先ず式(II)に示す化合物とウィッティヒ反応させて式(III)に示す中間体を生成し、式(III)に示す中間体より、保護基の脱離と加水分解ステップ、及び塩生成ステップを経て、ロスバスタチンカルシウムを得る、ロスバスタチンカルシウムの製造方法を提供する。
反応行程式は以下の通りである。
Figure 2017508790
式(II)及び式(III)において、RはTBS、TES又はTIPS保護基、あるいは、2つのORからなる
Figure 2017508790
造を示し、この場合、Rはイソプロピル基を示す。
はC4〜C10のアルキル基を示す。
本発明の製造方法の一つの実施形態において、Rはt−ブチル、t−ペンチル基、シクロペンチル基、又はシクロヘキシル基を示す。
具体的には、本発明の製造方法は、
(1)先ず、N−(5−((4,4’−メチルフェニルホスホリル)−メチル)−4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピルピリミジン−2−イル)−N−メチルスルホンアミド(即ち、式(I)に示す構造を有する中間体化合物、以下、「化合物I」と略記する)をアルカリで処理し、その後、式(I)に示すアルデヒド(以下、「化合物II」と略記する)とウィッティヒ反応させ、式(III)に示す中間体化合物(以下、「化合物III」と略記する)を生成するステップと、
(2)式(III)に示す中間体化合物より、保護基の脱離及び加水分解反応を順に経て、ナトリウム塩中間体である(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)を得るステップと、
(3)(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)とカルシウム塩とを反応させて、ビス[(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル](3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸]カルシウム、即ち、ロスバスタチンカルシウムを得るステップと、を含む。
反応行程式は以下の通りである:
Figure 2017508790
具体的には、ステップ(1)のプロセスは、以下の通りである。有機溶剤にN−(5−((4,4’−メチルフェニルホスホリル)−メチル)−4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピルピリミジン−2−イル)−N−メチルスルホンアミドを加え、清澄となるまで攪拌し、−80〜−20°Cまで降温した後、アルカリを添加し、−80〜−20°Cで保温しながら2時間攪拌した後、式(II)に示す化合物の溶液を滴下し、滴下終了後、−80〜−20°Cで1〜3時間反応させ、−45〜25°Cに昇温し、完全に反応させた後、反応をクエンチし、有機溶剤で水相を抽出し、有機相を併合して濃縮し、得られた粗生成物に、溶剤を加えて晶析させて、式(III)に示す中間体化合物を得る。
ここで、化合物IIと化合物Iの使用量のモル比は、1〜2:1であり、好ましくは1.2:1である。反応物を溶解するための有機溶剤は、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、メチル−t−ブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテルから1種、又は2種を任意の比率で混合した溶剤であり、好ましくはテトラヒドロフランである。有機溶剤の使用量は、化合物(I)に対して、5〜20mL/gである。反応に用いられるアルカリは、水素化ナトリウム、n−ブチルリチウム、ジイソプロピルアミノリチウム、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル塩化マグネシウム、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルリチウム、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド、イソプロピルフェニルアミノリチウム又はイソプロピルフェニルアミノナトリウムから選ばれるものである。添加されたアルカリと化合物Iとのモル比は、0.9−2.0:1であり、好ましくは1.1:1である。抽出に用いられる溶剤は、酢酸エチル、ジエチルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、n−ヘプタン、トルエン、ジクロロメタンからなる群から選ばれる1種、又は2種以上を任意の比率で混合した溶剤であり、好ましくはn−ヘプタン又はトルエンである。抽出溶剤の使用量は、化合物Iに対して、5〜40mL/gである。晶析に用いられる溶剤は、メタノール、エタノール、又はイソプロパノールから選ばれるものであり、好ましくはエタノールである。晶析溶剤の使用量は、化合物Iに対しては、2〜20mL/gである。
ステップ(2)のプロセスは、以下の通りである。有機溶剤に化合物IIIを加え、均一に攪拌した後、酸を加え、化合物IIIが完全に消費されるまで反応させ、その後、反応系にアルカリ溶液を加えて攪拌し、監視しながらジヒドロキシエステル中間体が消失した後、攪拌を停止し、反応系から減圧で有機溶剤を除去した後、系が清澄となるように精製水を加える。水相を有機溶剤で1〜3回抽出し、減圧で得られた水相から残存する有機溶剤を除去し、化合物IVの水溶液を得る。
ここで、反応に用いられる有機溶剤は、メタノール、エタノール、アセトニトリル、イソプロパノール又はアセトンから1種、又は2種を任意の比率で混合した溶剤であり、好ましくはアセトニトリルである。酸添加後の反応温度は、10〜50°Cとし、好ましくは35〜40°Cとする。反応で添加される酸は、濃度が0.02〜10質量%の塩酸から選ばれ、好ましくは濃度が0.06質量%の希塩酸である。添加される酸と化合物IIIとのモル比は0.001:1〜5:1であり、好ましくは0.02:1である。酸添加後の反応時間は、1〜24時間であってもよく、好ましくは4〜5時間とする。添加されるアルカリは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、カリウム−t−ブトキシドから選ばれる1種、又は2種を任意の比率で混合した水溶液であり、好ましくは4質量%の水酸化ナトリウム水溶液。アルカリ添加後の反応温度は、10〜50°Cとし、好ましくは20〜25°Cとする。添加されるアルカリと化合物IIIとのモル比は0.01:1〜10:1であり、好ましくは1.1:1である。アルカリ添加後の反応時間は1〜24時間としてもよく、好ましくは6〜7時間とする。反応後の処理で用いられる抽出溶剤は、トルエン、酢酸エチル、ジエチルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、n−ヘプタン、ジトルエンから選ばれる1種、又は2種を任意の比率で混合した溶剤であり、好ましくはメチル−t−ブチルエーテルである。
ステップ(3)のプロセスは以下の通りである。(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)の水溶液に水溶性カルシウム塩を滴下し、数時間反応させ、吸引濾過し、濾過ケーキを精製水で1回洗浄し、吸引濾過し、このケーキを真空乾燥し、ロスバスタチンカルシウムを得る。
ここで、滴下される水溶性カルシウム塩は、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、又は酢酸カルシウムから選ばれる濃度が3〜20質量%の水溶液であり、好ましくは10質量%の塩化カルシウム水溶液である。添加されるカルシウム塩中のカルシウムイオンと化合物IVとのモル比は0.5〜3:1とし、好ましくは0.6:1とする。水溶性カルシウム塩を滴下する時の温度は、20〜80°Cとし、好ましくは35〜45°Cとする。水溶性カルシウム滴下後の反応時間は、1〜24時間としてもよく、好ましくは2〜3時間とする。
本発明を具体的に説明するために、以下の実施例により本発明に記載の製造方法を検証する。これらの実施例は、単に例示及び具体例であって、本発明の保護範囲を限定するものと解されるべきではない。
実施例に用いられる全ての実験用材料は、特に言及しない限り、市販製品である。本発明の実施例は、原料化合物から説明するが、当業者は、ある中間生成物が入手できる場合に、任意の中間体及びステップから本発明実施例のプロセスを開始してもよいことが理解できる。
[実施例1] 化合物Iの製造
61gのビス(4−メチルフェニル)ホスフィナート(化合物(VII)、文献Org.Lett.2005,7,4277〜4280を参考して製造する)及び1Lのテトラヒドロフラン溶液が保持された2Lの四つ口フラスコにおいて、−20°Cまで温度を降下した後、この温度で109mLのn−ブチルリチウム溶液(2.5M)を滴下し、滴下終了後、30分間攪拌し、その後、温度を−20°Cに保持しながら、N−(5−(ブロモメチレン)−4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピルピリミジン−2−yイル)−N−メチルメタンスルホンアミド(化合物V)を溶解した溶液を滴下し、滴下終了後、原料が消失するまで反応を続けさせ、1Lの水中にクエンチした。分液し、水相を0.5Lの酢酸エチルで抽出し、有機相を併合し、濃縮し、得られた固体をトルエンで再結晶し、液相純度>99%の化合物Iを収率87%にて得た。
H NMR (400 MHz, CDC1) δ: 1.24 (6H, d, J=6.4 Hz), 2.38 (6H, s), 3.42〜3.51 (7H, m), 3.87 (2H, d), 6.89〜6.93 (2H, m), 7.10〜7.16 (6H, m), 7.28〜7.32 (4H, m)。
[実施例2]
(1)6−[(1E)−2−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル )アミノ]−5−ピリミジン]ビニル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4−酢酸tert−ペンチル(化合物III)の製造
5Lの四つ口フラスコに、テトラヒドロフラン2L(8mL/g)及びN−(5−((4,4’−メチルフェニルホスホリル)−メチル)−4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピルピリミジン−2−イル)−N−メチルメタンスルホンアミド(化合物I)250g(1mol)を順に加え、撹拌して清澄した後、−70〜−65°Cに降温し、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド486.2mL(1.1mol、実際の滴定量で換算する)を加え、反応系を−70〜−65°Cで2時間保温し、(4R−cis)−6−アルデヒド−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4−酢酸tert−ペンチル132.4g(1.1mol)のテトラヒドロフラン500mL(2mL/g)溶液を滴下し、滴下終了後、2時間保温撹拌し、10°C程度に昇温し、化合物Iが完全に消費されるまで反応させ、反応系を1L(4mL/g)の精製水に加えてクエンチし、分液し、水相をn−ヘプタン1.25L(5mL/g)で2回抽出し、有機相を併合し、750mL(3mL/g)の飽和食塩水で洗浄し、濃縮・乾燥し、濃縮後の系に500mL(2mL/g)のメタノールを加えて晶析させ、化合物IIIを得た。当該化合物IIIの純度は約98%であり、立体選択性E/Z=99.8:0.2、収率は82%であった。
H NMR (400 MHz, CDC1) δ: 0.88 (t, J=7.4Hz, 3H),1.09〜1.25 (m, 7H),1.39〜1.52 (m, 13H),1.77 (q, J=7.3 Hz, 2H),2.30(dd, J=15.1 Hz, J=5.9 Hz, 1H),2.45 (dd, J=15.3 Hz, J=7.0 Hz, 1H),3.35〜3.39 (m, 1H),3.51 (s, 3H),3.56 (s, 3H),4.28 (br, 1H),4.41〜4.43 (br, 1H),5.46 (dd, J=16.2 Hz, J=5.0 Hz, 1H),6.51 (d, J=16.3 Hz, 1H),7.05〜7.09 (m, 2H),7.63〜7.66 (m, 2H),HRMS (ESI) 計算 C3042FNS; [M+1H] =592.28, 実験結果 592.3。
(2)(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2− [メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)の製造
5Lの四つ口フラスコにアセトニトリル2L(10mL/g)及び6−[(1E)−2−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル )アミノ]−5−ピリミジン]ビニル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4−酢酸tert−ペンチル(化合物III)200g(1mol)を加え、均一に攪拌した後、0.06質量%の塩酸14.8g(0.02mol、滴定量で換算する)の水溶液を加え、反応系を35°Cに昇温し、化合物IIIが消失するまで、保温しながら5時間攪拌した。反応系に4質量%の水酸化ナトリウム32.5g(1.1mol)の水溶液を滴下し、第一ステップで生成したジヒドロキシエステル中間体が消失するまで20°Cで7時間攪拌した。その後、アセトニトリルを蒸発させた後の系に、精製水2L(10mL/g)を加え、清澄となるまで撹拌した後、メチル−t−ブチルエーテル400mL(2mL/g)で3回抽出し、有機溶剤の残存がなくなるまで水相を濃縮し続け、純度>98%の(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)の水溶液を収率97%にて得た。
(3)ロスバスタチンカルシウム(化合物A)の製造
(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)200g(1mol)の水溶液が保持された5Lの四つ口フラスコに、5質量%の塩化カルシウム52.9g(1.2mol)の水溶液を滴下し、滴下終了後、反応系を35°Cに昇温し、保温しながら3時間攪拌した。吸引濾過し、濾過ケーキを精製水2L(10mL/g)で叩解し、吸引濾過し、濾過ケーキを真空乾燥し、液相純度>99.5%のロスバスタチンカルシウムを収率87%にて得た。
H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ: 1.20 (d, J=6.0 Hz, 12H),1.34 (br, 2H),1.52 (br, 2H),2.05 (br, 2H),2.16 (br, 2H),3.41−3.44 (br, 10H),3.53 (s, 6H),3.82−3.88 (br, 2H),4.22 (br, 2H),5.07 (br, 2H),5.52 (dd, J=16.0 Hz, J=5.8 Hz, 2H),6.52 (d, J=16.2 Hz, 2H),7.23〜7.27 (m, 4H),7.70 (br, 4H)。 HRMS (ESI) 計算 C4454CaF12; [M+1H] =482.17, 実験結果 482.1。
[実施例3]
(1)6−[(1E)−2−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル )アミノ]−5−ピリミジン]ビニル]−3,5−ジ(t−ブチルジメチルシロキシ)−ヘキサン酸tert−ブチルの製造
5Lの四つ口フラスコに、2−メチルテトラヒドロフラン1.6L(8mL/g)及びN−(5−((4,4’−メチルフェニルホスホリル)−メチル)−4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピルピリミジン−2−イル)−N−メチルメタンスルホンアミド(化合物I)200g(1mol)を順に加え、清澄となるまで攪拌した後、−30°Cまで降温し、イソプロピルフェニルアミノリチウム1.1molを加え、反応系を−55°Cで2時間保温し、(3R,5S)−3,5−ジ(t−ブチルジメチルシロキシ)−6−オキソ−ヘキサン酸tert−ブチル173.8g(1.1mol)の2−メチルテトラヒドロフラン400mL(2mL/g)溶液を滴下し、滴下終了後、保温しながら3時間攪拌し、−15°Cに昇温し、化合物Iが完全に消費されるまで反応させた後、反応系を800mL(4mL/g)の精製水に加えてクエンチし、分液し、水相をn−ヘプタン1L(5mL/g)で2回抽出し、有機相を併合し、600mL(3mL/g)の飽和食塩水で洗浄し、濃縮・乾燥し、濃縮後の系に1L(5mL/g)のメタノールを加えて晶析させ、化合物IIIを得た。当該化合物IIIの純度は99%であり、立体選択性E/Z=99.7:0.3、収率は77%であった。
H NMR(400 MHZ, CDC1) δ: −0.41 (s, 6H),−0.36 (s, 6H),0.83 (s, 9H),0.91 (s, 9H),1.19〜1.21 (m, 15H),1.31 (m, 1H),1.57 (br, 1H),2.03〜2.06 (br, 1H),2.17 (br, 1H),3.42 (m, 1H),3.54 (s, 3H),3.67 (s, 3H),3.89〜3.91 (m, 1H),4.20 (br, 1H),5.53 (dd, J = 16.0 Hz, J=5.8 Hz, 1H),6.53 (d, J=15.8 Hz 1H),7.21〜7.25 (m, 2H),7.76〜7.78 (m, 2H)。 HRMS (ESI) 計算 C3864FNSSi, [M+1H]=766.40, 実験結果 766.4。
(2)(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)の製造
2Lの四つ口フラスコに、アセトニトリル1.6L(8mL/g)及び6−[(1E)−2−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]−5−ピリミジン]ビニル]−3,5−ジ(t−ブチルジメチルシロキシ)−ヘキサン酸tert−ブチル100g(1mol)を加え、均一に攪拌した後、0.09質量%の塩酸14.8g(0.03mol,滴定量で換算する)の水溶液を加え、反応系を40°Cに昇温し、化合物IIIが消失するまで保温しながら4時間撹拌した。反応系に4質量%の水酸化ナトリウム11.0g(1.1mol)の水溶液を滴下し、第一ステップで生成したジヒドロキシエステルが消失するまで2.5時間攪拌した。その後、アセトニトリルを蒸発させた後の系に、精製水2L(10mL/g)を加え、清澄となるまで攪拌した後、メチル−t−ブチルエーテル300mL(3mL/g)で3回抽出し、有機溶剤の残存がなくなるまで水相を濃縮し続け、純度>97%の(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)の水溶液を収率85%にて得た。
(3)ロスバスタチンカルシウム(化合物A)の製造
(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)50g(1mol)の水溶液が保持された1Lの四つ口フラスコに、5質量%の酢酸カルシウム8.6g(0.55mol)の水溶液を滴下し、滴下終了後、反応系を40°Cに昇温し、保温しながら5時間攪拌した。吸引濾過し、濾過ケーキを精製水2L(10mL/g)で叩解し、吸引濾過し、このケーキを真空乾燥し、液相純度>99.5%のロスバスタチンカルシウムを収率82%にて得た。
[実施例4]
(1)6−[(1E)−2−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル )アミノ]−5−ピリミジン]ビニル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4−シクロペンチルアセテート(化合物III)の製造
5Lの四つ口フラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド2.5L(10mL/g)及びN−(5−((4,4’−メチルフェニルホスホリル)−メチル)−4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピルピリミジン−2−イル)−N−メチルメタンスルホンアミド(化合物I)250g(1mol)を順に加え、清澄となるまで撹拌した後、−40°Cに降温し、水素化ナトリウム12.7g(1.2mol、実際の含有量で換算する)を加え、反応系を−40°Cで保温しながら2時間攪拌し、(4R−cis)−6−アルデヒド−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4−シクロペンチルアセテート143.4g(1.2mol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を滴下し、滴下終了後、化合物Iが完全に消費されるまで5時間攪拌し続け、その後、反応系を250L(1mL/g)の精製水に加えてクエンチし、分液し、水相をn−ヘプタン1.25L(5mL/g)で2回抽出し、有機相を併合し、750mL(3mL/g)の飽和食塩水で洗浄し、濃縮・乾燥し、濃縮後の系に750mL(3mL/g)のメタノールを加えて晶析させ、化合物IIIを得た。当該化合物IIIの純度は94%であり、立体選択性E/Z=99:1、収率は67%であった。生成物の純度を向上させるために、3mL/gのメタノールで再結晶させた後、次のステップの反応に用いられた。
H NMR(400 MHz, CDC1) δ: 1.26 (dd, J= 6.5 Hz, J= 3.0 Hz, 6H), 1.39 (s, 3H), 1.45〜1.54 (m, 2H), 1.48 (s, 3H), 1.55〜1.62 (m, 2H), 1.66〜1.76 (m, 4H), 1.80〜1.90 (m, 2H), 2.34 (dd, J= 15.3 Hz, J=5.9 Hz, 1H), 2.49 (dd, J = 15.3 Hz, J=7.1 Hz, 1H), 3.34〜3.41 (m, 1H), 3.51 (s, 3H), 3.56 (s, 3H), 4.27〜4.35 (m, 1H), 4.40〜4.46 (m, 1H), 5.16〜5.21 (m, 1H), 5.47 (dd, J= 16.2 Hz, J=5.2 Hz, 1H), 6.52 (d, J= 16.2 Hz, 1H), 7.08 (t, J = 8.5 Hz, 2H), 7.65 (dd, J = 8.5 Hz, J= 5.6 Hz, 2H). HRMS (ESI) 計算 C3040FNS; [M+1H]=590.26, 実験結果 590.3。
(2)(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)の製造
1Lの四つ口ラスコに、メタノール500mL(10mL/g)及び6−[(1E)−2−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル )アミノ]−5−ピリミジン]ビニル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4−シクロペンチルアセテート(化合物III)50g(1mol)を加え、均一に攪拌した後、3質量%の塩酸3.7g(1.2mol,滴定量で換算する)の水溶液を加え、化合物IIIが消失するまで攪拌した。反応系に8質量%の水酸化ナトリウム8.1g(2.4mol)の水溶液を滴下し、滴下終了後、反応系を45°Cに昇温し、第一ステップで生成したジヒドロキシエステル中間体が消失するまで3時間攪拌した。エタノールを蒸発させた後の系に、精製水500mL(10mL/g)を加え、清澄となるまで攪拌した後、メチル−t−ブチルエーテル250mL(5mL/g)で1回抽出し、有機溶剤の残存がなくなるまで水相を濃縮し続け、純度>98%の(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)の水溶液を収率89%にて得た。
(3)ロスバスタチンカルシウム(化合物A)の製造
(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)50g(1mol)の水溶液が保持された1Lの四つフラスコに5質量%の酢酸カルシウム9.4g(0.6mol)の水溶液を滴下し、滴下終了後、反応系を35°Cに昇温し、保温しながら16時間攪拌した。吸引濾過し、濾過ケーキを精製水2L(10mL/g)に分散させ、吸引濾過し、このケーキを50°Cで乾燥し、液相純度>99.5%のロスバスタチンカルシウムを収率83%にて得た。
[実施例5]
(1)6−[(1E)−2−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]−5−ピリミジン]ビニル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4−シクロヘキシルアセテート(化合物III)の製造
2Lの四つ口フラスコに、2−メチルテトラヒドロフラン800mL(8mL/g)及びN−(5−((4,4’−メチルフェニルホスホリル)−メチル)−4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピルピリミジン−2−イル)−N−メチルメタンスルホンアミド(化合物I)100g(1mol)を順に加え、清澄となるまで攪拌した後、−50°Cに降温し、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルリチウム1.4molを加え、温度を−50°Cに保持しながら、2時間攪拌し、(4R−cis)−6−アルデヒド−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4−シクロヘキシルアセテート132.4g(1.1mol)の2−メチルテトラヒドロフラン溶液200mL(2mL/g)を滴下し、滴下終了後、保温しながら2時間攪拌し、−20°Cに昇温し、化合物Iが完全に消費されるまで攪拌し続けた後、反応系を400mLの水にクエンチし、分液し、水相をn−ヘプタン1L(10mL/g)で3回抽出し、有機相を併合し、精製水200mL(2mL/g)及び飽和食塩水300mL(3mL/g)で順に洗浄した後、減圧濃縮して乾燥し、化合物IIIを得た。当該化合物IIIの純度は98.5%であり、立体選択性E/Z=99.8:0.2、収率は86%であった。
H NMR (400 MHz, CDC1) δ: 1.26 (dd, J= 6.6 Hz, J=2.8 Hz, 6H), 1.33〜1.56 (m, 8H), 1.36 (s, 3H), 1.45 (s, 3H), 1.67〜1.75 (m, 2H), 1.78〜1.86 (m, 2H), 2.36 (dd, J= 15.3 Hz, J=5.9 Hz, 1H), 2.50 (dd, J= 15.2 Hz, J= 7.0 Hz, 1H), 3.34〜3.40 (m, 1H), 3.50 (s, 3H), 3.56 (s, 3H), 4.27〜4.35 (m, 1H), 4.40〜4.46 (m, 1H), 4.74〜4.82 (m, 1H), 5.46 (dd, J=16.2 Hz, J= 5.3 Hz, 1H), 6.52 (d, J=16.2 Hz, 1H), 7.07 (t, J= 8.6 Hz, 2H), 7.64 (dd, J= 8.6 Hz, J= 5.5 Hz, 2H). HRMS (ESI) 計算 C3142FNS, [M+1H] =604.28, 実験結果 604.3。
(2)(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R, 5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)の製造
1Lの四つ口フラスコに、メタノール500mL(10mL/g)及び6−[(1E)−2−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル )アミノ]−5−ピリミジン]ビニル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4−シクロヘキシルアセテート(化合物III)50g(1mol)を加え、均一に攪拌した後、0.06質量%の塩酸14.8g(0.02mol,滴定量で換算する)の水溶液を加え、反応系を40°Cに昇温し、化合物IIIが消失するまで保温しながら4時間攪拌する。反応系に、5質量%の水酸化ナトリウム26g(1.1mol)の水溶液を滴下し、第一ステップで生成したジヒドロキシエステル中間体が消失するまで25°Cで7時間攪拌した。その後、アセトニトリルを蒸発させた後の系に、精製水2L(10mL/g)を加え、清澄となるまで攪拌した後、メチル−t−ブチルエーテル400mL(2mL/g)で3回抽出し、有機溶剤の残存がなくなるまで、水相を濃縮し続け、純度>99%の(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)の水溶液を収率94%にて得た。
(3)ロスバスタチンカルシウム(化合物A)の製造
(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−[メチル(メタンスルホニル)アミノ]ピリミジン−5−イル]−(3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸ナトリウム(化合物IV)50g(1mol)の水溶液が保持された1Lの四つ口フラスコに、5質量%の塩化カルシウム13.2g(1.2mol)の水溶液を滴下し、滴下終了後、系を60°Cまで昇温し、保温しながら3時間攪拌した。吸引濾過し、濾過ケーキを精製水2L(10mL/g)に分散させ、吸引濾過し、このケーキを真空乾燥し、液相純度>99%のロスバスタチンカルシウムを収率91%にて得た。
本発明を説明するために本発明の好ましい実施形態を開示したものの、当業者は、特許請求の範囲に記載された本発明の思想と要旨の範囲内において、種々の変形、変更及び置換が可能であることが、理解されるべきである。
式(II)及び式(III)において、RはTBS、TES又はTIPS保護基、あるいは、2つのORからなる
Figure 2017508790
造を示し、この場合、Rはイソプロピル基を示す。

Claims (10)

  1. 式(I):
    Figure 2017508790
    に示す構造を有する、ロスバスタチンカルシウムを製造するための中間体化合物。
  2. 請求項1に記載の中間体化合物を原料とし、まず式(II)に示す化合物とウィッティヒ反応させて式(III)に示す中間体化合物を生成し、式(III)に示す中間体化合物より、保護基の脱離と加水分解ステップ、及び塩生成ステップを経て、前記ロスバスタチンカルシウムを得ることによるロスバスタチンカルシウムの製造方法であって、
    Figure 2017508790
    式(II)と式(III)において、
    が、TBS、TES又はTIPS保護基であるか、あるいは、2つのORからなる構造:
    Figure 2017508790
    (式中、Rはイソプロピル基を示す)を示し、
    が、C4〜C10のアルキル基を示す、ロスバスタチンカルシウムの製造方法。
  3. が、t−ブチル基、t−ペンチル基、シクロペンチル基、又はシクロヘキシル基を示す、請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記ウィッティヒ反応プロセスは、有機溶剤に請求項1に記載の中間体化合物を加え、−80〜−20°Cまで降温した後、アルカリを加え、−80〜−20°Cで式(II)に示す化合物の溶液を滴下し、滴下終了後、−80〜−20°Cで1〜3時間反応させ、−45〜25°Cに昇温し、完全に反応させ、反応を停止させ、抽出し、抽出液を濃縮し、得られた粗生成物に溶剤を加えて晶析させ、式(III)に示す中間体を得るプロセスである、請求項2又は請求項3に記載の製造方法。
  5. 前記アルカリが、水素化ナトリウム、n−ブチルリチウム、ジイソプロピルアミノリチウム、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル塩化マグネシウム、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルリチウム、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド、イソプロピルフェニルアミノリチウム又はイソプロピルフェニルアミノナトリウムからなる群から選ばれ、
    前記アルカリと請求項1に記載の中間体化合物とのモル比が0.9〜2.0:1である、請求項4に記載の製造方法。
  6. 前記有機溶剤が、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、メチル−t−ブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテルからなる群から選ばれる1種、又は2種を任意の割合で混合した溶剤であり、
    前記有機溶剤の使用量が、請求項1に記載の式(I)に示す中間体化合物に対して、5〜20mL/gである、請求項4に記載の製造方法。
  7. 請求項1に記載の中間体化合物と式(II)に示す化合物とのモル比が1:1〜2である、請求項4に記載の製造方法。
  8. 前記抽出に用いられる溶剤が、酢酸エチル、ジエチルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、n−ヘプタン、トルエン、ジクロロメタンからなる群から選ばれる1種、又は2種以上を任意の割合で混合した溶剤であり、
    前記溶剤の使用量が、請求項1に記載の中間体化合物に対して、5〜40mL/gである、請求項4に記載の製造方法。
  9. 前記晶析に用いられる溶剤が、メタノール、エタノール、又はイソプロパノールから選ばれ、
    前記溶剤の使用量が、請求項1に記載の中間体化合物に対して、2〜20mL/gである、請求項4に記載の製造方法。
  10. 式(III)に示す中間体化合物に酸を加えて保護基の脱離反応を行ってから、アルカリを加えて加水分解反応を行って式(IV):
    Figure 2017508790
    に示す化合物を得た後、式(IV)に示す化合物に、カルシウム塩を加えて塩生成反応を行って前記ロスバスタチンカルシウムを得る、請求項2又は請求項3に記載の製造方法。
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