JP2017502669A5

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Publication number: JP2017502669A5
Application number: JP2016543567A
Authority: JP
Filing date: 2014-12-30
Publication date: 2018-02-15
Anticipated expiration: 2034-12-30

Claims

ａ．少なくとも１つのオープンリーディングフレーム（ＯＲＦ）と、
ｂ．ＦＩＧ４遺伝子の３’−ＵＴＲ又はＦＩＧ４遺伝子の３’−ＵＴＲの変異体に由来する核酸配列を含む少なくとも１つの３’−非翻訳領域エレメント（３’−ＵＴＲエレメント）とを含み、
前記オープンリーディングフレーム（ＯＲＦ）及び前記３’−ＵＴＲエレメントが、互いに異種である人工核酸分子を含むことを特徴とする医薬組成物。
前記オープンリーディングフレーム（ＯＲＦ）が、レポーター遺伝子をコードしておらず、レポーター遺伝子に由来してもおらず、前記レポーター遺伝子が、発光タンパク質、好ましくはルシフェラーゼ、蛍光タンパク質、好ましくは赤色、青色、又は緑色蛍光タンパク質；酵素レポーター；大腸菌（Ｅ．ｃｏｌｉ）由来のｌａｃＺ遺伝子（ベータ−ガラクトシダーゼ）；アルカリホスファターゼ；分泌型胎盤性アルカリホスファターゼ（ＳＥＡＰ）；クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ（ＣＡＴ）；ホルモン及びサイトカインからなる群から選択されないことが好ましい請求項１に記載の医薬組成物。
前記オープンリーディングフレーム（ＯＲＦ）が、ＦＩＧ４遺伝子、好ましくは、真核生物のＦＩＧ４遺伝子、より好ましくは、哺乳類のＦＩＧ４遺伝子、最も好ましくは、ヒトのＦＩＧ４遺伝子をコードしておらず、由来してもいない請求項１から２のいずれかに記載の医薬組成物。
前記少なくとも１つの３’−ＵＴＲエレメントが、前記人工核酸分子からのタンパク質産生を安定化／延長する請求項１から３のいずれかに記載の医薬組成物。
前記少なくとも１つの３’−ＵＴＲエレメントが、配列番号１又は配列番号２に係る核酸配列に対して少なくとも約４０％、好ましくは少なくとも約５０％、好ましくは少なくとも約６０％、好ましくは少なくとも約７０％、より好ましくは少なくとも約８０％、より好ましくは少なくとも約９０％、更により好ましくは少なくとも約９５％、更により好ましくは少なくとも約９９％の同一性を有する核酸配列を含むか又はからなる、或いは、前記少なくとも１つの３’−ＵＴＲエレメントが、配列番号１又は配列番号２に係る核酸配列に対して少なくとも約４０％、好ましくは少なくとも約５０％、好ましくは少なくとも約６０％、好ましくは少なくとも約７０％、より好ましくは少なくとも約８０％、より好ましくは少なくとも約９０％、更により好ましくは少なくとも約９５％、更により好ましくは少なくとも約９９％の同一性を有する核酸配列の断片を含むか又はからなる請求項１から４のいずれかに記載の医薬組成物。
ｃ．ポリ（Ａ）配列及びポリアデニル化シグナルの少なくともいずれかを更に含み、
前記ポリ（Ａ）配列又はポリアデニル化シグナルが、好ましくは前記３’−ＵＴＲエレメントの３’側に位置する請求項１から５のいずれかに記載の医薬組成物。
５’−キャップ構造、ポリ（Ｃ）配列、ヒストンステムループ、及びＩＲＥＳモチーフの少なくともいずれかを更に含む請求項１から６のいずれかに記載の医薬組成物。
前記核酸が、更なる５’−エレメント（好ましくは、５’−ＵＴＲ）、プロモーター、又は５’−ＵＴＲ及びプロモーター含有配列を含む請求項１から７のいずれかに記載の医薬組成物。
前記５’−ＵＴＲが、５’−ＴＯＰＵＴＲである請求項８に記載の医薬組成物。
前記人工核酸分子、好ましくは前記オープンリーディングフレームが、少なくとも部分的にＧ／Ｃ改変されており、好ましくは、前記オープンリーディングフレームのＧ／Ｃ含量が、野生型オープンリーディングフレームに比べて増加している、及び／又は
前記オープンリーディングフレームが、コドンが最適化されている領域を含み、好ましくは、前記オープンリーディングフレームのコドンが最適化されている請求項１から９のいずれかに記載の医薬組成物。
前記人工核酸分子が、ＲＮＡ分子、好ましくはｍＲＮＡ分子である請求項１から１０のいずれかに記載の医薬組成物。
請求項１から１１のいずれかによって定義される人工核酸分子を含むベクターを含むことを特徴とする医薬組成物。
前記ベクターが、プラスミドベクター又はウイルスベクター、好ましくは、プラスミドベクターである請求項１２に記載の医薬組成物。
請求項１から１１のいずれかによって定義される人工核酸分子又は請求項１２から１３のいずれかにによって定義されるベクターを含む細胞を含むことを特徴とする請求項１から１３のいずれかに記載の医薬組成物。
１以上の薬学的に許容できるビヒクル、希釈剤、賦形剤、及び１以上のアジュバントの少なくともいずれかを更に含む請求項１から１４のいずれかに記載の医薬組成物。
医薬として使用するための請求項１から１１のいずれかによって定義される人工核酸分子、請求項１２から１３のいずれかによって定義されるベクター、請求項１４によって定義される細胞、又は請求項１から１５のいずれかに記載の医薬組成物。
ワクチンとして使用するための又は遺伝子治療において使用するための請求項１から１１のいずれかによって定義される人工核酸分子、請求項１２から１３のいずれかによって定義されるベクター、請求項１４によって定義される細胞、又は請求項１から１５のいずれかに記載の医薬組成物。
人工核酸分子（好ましくは、ｍＲＮＡ分子又はベクター）からのタンパク質産生の安定化及び／又は延長を行うインビトロにおける方法であって、前記核酸分子（好ましくは、ｍＲＮＡ分子又はベクター）と３’−ＵＴＲエレメントとを結合させる工程を含み、前記３’−ＵＴＲエレメントが、ＦＩＧ４遺伝子の３’−ＵＴＲ、又はＦＩＧ４遺伝子の３’−ＵＴＲの変異体に由来する核酸配列を含むか又はからなり、
前記人工核酸がオープンリーディングフレームを含み、
前記オープンリーディングフレーム及び前記３’−ＵＴＲエレメントが、互いに異種であることを特徴とする方法。
核酸分子（好ましくは、ｍＲＮＡ分子又はベクター）からのタンパク質産生を安定化及び／又は延長させるための３’−ＵＴＲエレメントの使用であって、前記３’−ＵＴＲエレメントが、ＦＩＧ４遺伝子の３’−ＵＴＲ、又はＦＩＧ４遺伝子の３’−ＵＴＲの変異体に由来する核酸配列を含むか又はからなり、
前記核酸がオープンリーディングフレームを含み、
前記オープンリーディングフレーム及び前記３’−ＵＴＲエレメントが、互いに異種であることを特徴とする使用。
請求項１から１５のいずれかに記載の医薬組成物を含むことを特徴とするキット又はキットオブパーツ。
使用説明書と、トランスフェクション用の細胞と、アジュバントと、医薬組成物の投与手段と、前記医薬組成物を溶解又は希釈するための薬学的に許容できる担体及び薬学的に許容できる溶液の少なくともいずれかとを更に含む請求項２０に記載のキット。