JP2017500425A - 選ばれたポリイタコン酸ポリマー類の可溶性水性組成物 - Google Patents

選ばれたポリイタコン酸ポリマー類の可溶性水性組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、選ばれたポリイタコン酸(PIA)樹脂の金属塩を含む可溶性水性組成物に関する。

Description

本出願は、2013年12月26日に出願した米国仮出願番号第61/920,894号の利益を主張し、その全体を援用により本明細書に引用する。
本発明は、選ばれたポリイタコン酸(PIA)樹脂の金属塩を含む可溶性水性組成物に関する。より詳細には、本発明は、ポリマーのMW、ポリマーの立体規則性(タクティシティー)、亜鉛とポリマーの質量比、水性組成物中の亜鉛及びポリマーの濃度、及びpHが全て、様々な特定した消費者製品のための改善された性能をもたらすように調節されている、ポリイタコン酸の亜鉛塩の可溶性溶液に関する。
ぶらさがり(ペンダント)カルボキシル基官能性を含むビニル系モノマーの重合は、常に何らかの他に類を見ない課題を提示している。例えば、米国特許第5,223,592号明細書には、重要な特徴は、重合反応を行う前にイタコン酸型モノマーの完全な中和をもたらすことであり、その場合、完全な中和剤は、イタコン酸の1モルに対して2モルの塩基中和剤を有するように特定されることが報告されている。米国特許第5,336,744号明細書は、部分的に中和されたモノマー溶液、水、多価金属イオン、及び開始剤の水性重合法によって、高い転化率でイタコン酸のポリマーが形成されることを報告している。
米国特許第7,910,676号明細書は、ペンダントカルボン酸基及びエステル基官能性を含むビニル系モノマーに基づく方法及びポリマーに関連している。米国特許第7,910,677号明細書は、そのようなポリマーから形成される洗浄剤を目的としていることを示しており、米国特許第7,915,365号明細書は、そのようなポリマーから形成される吸収材料を目的としていることを示している。米国特許第8,227,560号明細書は、ここでもペンダントカルボキシル基及び/又はエステル官能性を有するポリマーを目的としていることを示しており、そのポリマーは58%より高いシンジオタクティシティーを有する13C NMRトリアッド(3個の連続するモノマー単位の13C NMR)を示す。
米国特許第4,238,477号明細書は、亜鉛化合物とアニオン性ポリマーの組み合わせ物を用いた、口臭を予防及び抑制するための組成物を開示している。米国特許第4,425,321号明細書は、亜鉛及び様々な特定された構造のポリ酸を含む消臭組成物を開示している。
米国特許第7,910,676号明細書 米国特許第7,910,677号明細書 米国特許第7,915,365号明細書 米国特許第8,227,560号明細書 米国特許第4,238,477号明細書 米国特許第4,425,321号明細書
本発明は、選ばれたポリイタコン酸(PIA)樹脂の金属塩を含む可溶性水性組成物に関する。より詳細には、本発明は、ポリマーのMW、ポリマーの立体規則性(タクティシティー)、亜鉛とポリマーの質量比、水性組成物中の亜鉛及びポリマーの濃度、及びpHが全て、様々な特定した消費者製品のための改善された性能をもたらすように調節されている、ポリイタコン酸の亜鉛塩の可溶性溶液に関する。
下記の繰り返し単位:
Figure 2017500425
[式中、
及びRは、水素原子、又はアルキル基、又は芳香族基、又は環状アルキル基、又はポリエーテル、及びそれらの組み合わせから選択され、
は、アルキル基、芳香族官能基、ヘテロ芳香族官能基、環状アルキル基、ヘテロ環基、又はそれらの組み合わせから選択することができ、
及びRの少なくとも50モル%は亜鉛塩形成のためのカルボン酸官能性をもたらす水素原子である]
を含み、
(1)58.0%より高いシンジオタクティシティーを有する13C NMRトリアッド(三連子)を有し;及び
(2)上に示した繰り返し単位のnの値が、500〜5000の数平均分子量(Mn)をもたらすことを特徴とするポリ酸の亜鉛塩の可溶性水性組成物であって、
上記ポリ酸に対するZnの質量比が0.01〜0.15の範囲であり、水性組成物中のポリ酸の濃度が5〜15質量%であり、水性組成物中のZnの濃度が0.5〜2.0質量%であり、水性組成物のpHが3.0〜11.0の範囲である、可溶性水性組成物。
ここでの開示の上述した特徴及びその他の特徴、並びにそれらを実現する方法は、添付する図面とともに、ここに記載する態様についての以下の記載を参照することにより、より明確になり、より良く理解されよう。
図1は、合成Aにしたがう、DO中のポリ(イタコン酸)の400MHz H NMRスペクトルを示す。 図2は、DO中のイタコン酸モノマーの400MHz H NMRスペクトルを示す。 図3は、合成Aにしたがう、DO中のポリ(イタコン酸)の400MHz 13C NMRスペクトルを示す。 図4は、イタコン酸の400MHz 13C NMRスペクトルを示す。 図5は、例Iにしたがう、DO中のポリ(イタコン酸)の400MHz H NMRスペクトルを示す。 図6aは、例Iにしたがう、187〜175のケミカルシフト/ppmにおける、ポリ(イタコン酸)の400MHz 13C NMRスペクトルを示す。 図6bは、例Iにしたがう、56〜38のケミカルシフト/ppmにおける、ポリ(イタコン酸)の400MHz 13C NMRスペクトルを示す。
[詳細な説明]
ここでの記載を通して、既に述べたものに相当する数値及び文字は、そのいくつもの表示を通じて対応する構造を示す。また、特定の例示態様の任意の特定の特徴は、適切である限り、本明細書の任意の他の例示態様に同じく適用することができる。言い換えれば、本明細書に記載した様々な例示態様の間の特徴は、適切な限り交換可能であり、排他的なものではない。
本明細書の開示は、以下の記載に明記し又は図面に示した構成の詳細及び成分の配置に限定されない。ここに記載した態様は、別の態様であることができ、様々なやり方で実施され、あるいは行うことができる。また、ここで用いる表現及び用語は、説明を目的としており、限定するものとみなすべきではないことが理解されるであろう。「含む」、「含有する」、又は「有する」及びそれらの変形の使用は、それらに続いて挙げられるもの及びその等価物、並びにさらに追加のものを包含することを意味する。
ここでの重合のために適したモノマーには、以下の一般的な構造を有するビニル系モノマーが含まれる:
Figure 2017500425
式中、
及びRは、水素原子、又はアルキル基(例えば、-(CnH2n+1)、nは1〜18の値を有する)、又は芳香族基、又は環状アルキル基、又はポリエーテル、及びそれらの組み合わせから選択される。さらに、Rは、アルキル基、芳香族官能基、ヘテロ芳香族官能基、環状アルキル基、ヘテロ環基、又はそれらの組み合わせから選択される。ここで、R及びRの少なくとも50モル%はカルボン酸官能基をもたらす水素原子である。さらに、特に好ましい態様においては、R及びRは両方とも水素原子であり、それによりイタコン酸として一般に知られるモノマーをもたらす。
アルキル基は、炭素及び水素の組み合わせを含み、飽和炭素−炭素結合を含むものと理解され、これは重合、例えば、ラジカル重合をしにくい。さらに、上で示唆したアルキル基中の炭素原子の数は1〜18の範囲であることができ、1個の炭素の増分でそこに含まれる全ての値が含まれる。さらに、ヘテロ芳香族官能基については、ヘテロ原子(例えば、窒素、酸素、硫黄、又はリン)を含む芳香環をいうものと理解することができ、ヘテロ環基については、これもまた1個以上のヘテロ原子を含む非芳香族炭素環構造をいうものと理解できる。
さらに、上に示した構造をもつビニル系モノマーは、酸型である場合、任意の塩基、例えば一価の無機塩基、例えばM+[OH-]x(式中、Mは、ナトリウム、カリウム、及び/又はリチウムから選択されるカチオン基を表し、xは中和された塩をもたらす値である)によって任意選択により部分的又は完全に中和されていてもよいことに留意すべきである。さらに、本明細書においては、非金属水酸化物、例えば、水酸化アンモニウム並びに一級又はその他のアミンを含めた有機塩基化合物(例えば、アルキルアミン、例えば、モノメチルアミン類、ジメチルアミン類、トリメチルアミン類、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン)を用いることができることが考えられる。
上記モノマー化合物と併用してコモノマーを用いることもでき、これはランダムコポリマー構造をもたらしうる。いずれかのコモノマーの使用に関して、上で示したR、R、及びR官能基を含む上で述べたビニルモノマーは、50質量%以上の量で好ましくは存在することできることが理解されるべきである。
用いることができるコモノマーには、共重合のために適している任意のビニル系モノマーが含まれ、それにはアクリレートモノマー(例えば、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、ポリエチレンオキシドジアクリレート)、酢酸ビニル、ハロゲン化ビニル、スチレン、アクリルアミド類、オレフィンモノマー(例えば、エチレン又はプロピレン)、及びアクリロニトリルが含まれるがこれらに限定されない。さらに、コモノマーには、ビニル系無水物モノマー、例えば、無水マレイン酸、無水イタコン酸、並びにその他の酸官能モノマー、例えば、シトラコン酸又はメサコン酸が含まれる(しかし、ここで言及するように、これら後者のモノマーは、重合媒体中において、選ばれた濃度に制御されることを必要としうる)。コモノマーは水溶性型モノマー、例えば、ビニルアルコール又は酢酸ビニル−ビニルアルコール混合物へと拡張することができる。
中和
比較的より効率的な重合及び特に比較的高い転化率(例えば、モノマーの75質量%以上の転化率)をもたらすために、ここで特定したモノマーを、選ばれた条件下で最初に中和することが好ましい可能性があることが発見されており、これは、確実にされた重合を最適化し、これによって転化率の値及び/又は分子量を向上させることができるためである。向上される分子量には、数平均分子量(Mn)及び/又は重量平均分子量(Mw)が含まれうる。
中和は、酸モノマーを任意の塩基、例えば、一価の無機塩基、例えばM+[OH-]x(式中、Mは、ナトリウム、カリウム、リチウムから選択されるカチオン基を表し、xは中和された塩をもたらすための値である)で処理することによって達成できる。さらに、非金属水酸化物、例えば、水酸化アンモニウム、並びに一級アミンを含めた有機塩基化合物(例えば、アルキルアミン、例えば、モノメチルアミン類、ジメチルアミン類、トリメチルアミン類、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン)、及び/又はヒドロキシル(OH)官能基を含む有機化合物(例えば、エチレングリコール)を用いることができることが理解される。
中和量を調節して、ここで言及したビニルモノマー上に存在する酸基の完全な中和よりも少ない中和をもたらしてもよい。例えば、代表的なイタコン酸モノマーの場合には、完全な中和には、イタコン酸1モル当たり2モルの中和剤が必要であることが理解される。すなわち、2モルの水酸化ナトリウムが、1モルのイタコン酸の完全な中和をもたらし、2モルより少ないいずれかの量の水酸化ナトリウムは、部分中和の所望の結果をもたらす。
当業者は、イタコン酸を中和するために2価の塩基を用いた場合には、イタコン酸を完全に中和するために選択される2価塩基の量は、イタコン酸1モルに対して1.0モルの2価塩基であり、部分中和するためには、1モル未満の2価塩基を適用してイタコン酸モノマーを部分中和することができることを認めるだろう。
ここでの中和量は、好ましくは、約25.0モル%〜85.0モル%(1.0モル%の増分でこれらの範囲のすべての値が含まれる)に保つことができることが発見されている。例えば、好ましくは、1.0モルのイタコン酸に対して、存在する酸基の0.25モルから存在する酸基の0.85モルを中和することができる。より好ましくは、中和量は、40.0モル%〜60.0モル%の量に保たれることができ、最も好ましい態様では、選択した酸モノマーの中和量は、45.0モル%〜55.0モル%の範囲であることができる。
部分中和が達成されうる温度は、中和が50.0℃〜150℃の温度(これには1.0℃の増分でその中の全ての値が含まれる)で達成されるように調節することもできる。例えば、中和温度は50℃〜110℃になるように調節されることが好ましく、最も好ましい構成では、中和温度は65℃〜100℃の範囲になるように調節される。
また、中和のための時間は、調節するための別の変数として現れ、ここではいずれか確実な重合の前に、選ばれかつ比較的限定された時間起こるように、ここでは選択することもできる。例えば、上で言及した要求にしたがって部分的に中和し、そのような部分的中和については、先に特定した中和温度を6.0時間を含めて6.0時間以下の時間(0.1時間から6.0時間の間の0.1時間の増分の全ての時間の値が含まれる)保つようにすることができる。さらに好ましくは、先に特定した温度における中和時間は、それが2.0時間を超えないように選択することができる。最後に、先に特定した温度における中和時間は、それが1.0時間を超えないように選択することが好ましい。
さらに、中和を、例えば、50℃〜150℃の温度で6.0時間の累積時間を超えずにその温度及び時間、外側を冷却することによって操作を行うことにより中和を達成して、以下でさらに十分に議論するように、その他の点では反応性モノマーの異性化を制限することができることが認められる。例えば、上で言及したように、50℃〜150℃の温度で0.5時間のあいだ部分的中和を行い、次に約25℃に冷却することができる。これはその次に、50℃〜150℃でさらに0.5時間加熱し中和してもよい。これは、重合前に、50℃〜150℃の温度で1.0時間の中和の好ましい時間及び温度をもたらす。
酸性ビニルモノマー、特に、イタコン酸の代表的モノマーの中和の調節に関する上での開示に関して、上で示した中和温度で及び/又は上で示した中和時間での部分的中和を用いることは、連鎖停止構造(すなわち、イタコン酸のポリ(イタコン酸)への転化を妨げる化合物)へのビニル酸モノマー(例えば、イタコン酸)の異性化を最小にする可能性をもらしうることに留意がされる。例えば、酸性ビニルモノマーから形成されうる連鎖停止剤の量は、今や、最初に存在する酸性ビニルモノマー1モル当たり20.0モル%の量又はそれ未満で存在するように調節することができる。さらに好ましくは、酸性ビニルモノマーに由来する連鎖停止剤の量を、ここで言及した中和方法を通して、酸性ビニルモノマー1モル当たり10.0モル%又はそれ未満の量で存在するように調節することができ、さらに最も好ましい態様では、連鎖停止剤の量が5.0モル%又はそれ未満で存在するように調節される。例えば、連鎖停止剤の量は、好ましくは、0.1モル%〜5.0モル%の範囲内であるように調節されうる。
ビニル酸性モノマーからの連鎖停止剤の形成の1つの代表例は、ここでもイタコン酸の代表的な使用を提示する。より詳細には、下の一般式にしたがって、イタコン酸が転位してシトラコン酸又はメサコン酸をもたらす可能性があると考えられ、このシトラコン酸又はメサコン酸は、三置換ビニルモノマーとして、重合転化及び/又は分子量を抑制すると考えられる。
Figure 2017500425
重合
例えば時間及び温度について上で示した範囲での、ここで言及した部分中和の使用に従う中和に続いて、重合を開始することができる。初めに、酸性官能基を含む本明細書で言及したビニルモノマーを溶媒に混合して、50質量%〜90質量%(1.0質量%増分でこの範囲内の全ての値が含まれる)の固形分含有量とすることができる。固形分含有量は、より好ましくは、60質量%〜80質量%、あるいは65質量%〜75質量%の範囲であることができる。固形分含有量は、用いられる溶媒中のモノマーの質量%と理解することができる。
次に、フリーラジカル開始剤、例えば、過酸化物及びアゾ化合物、例えば、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を用いるラジカル開始を採用しうる。好ましくは、水溶性ラジカル開始剤を用いてもよく、開始剤は、選択した開始剤を脱イオン水又は水に混和性の極性溶媒の組み合わせ物中に溶かすことによって溶液として調製される。水溶性開始剤には、過硫酸塩、例えば、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、及び過硫酸カリウムなどの過硫酸塩が、それらの混合物も含めて含まれうる。また、水溶性開始剤として、過酸化水素(H)、tert-ブチルヒドロペルオキシド、及び水溶性アゾ開始剤が有用である。
開始剤は、存在するモノマーの0.05質量%〜15.0質量%の濃度で、また0.05質量%増分でその中の全ての値の濃度で存在しうる。より好ましくは、開始剤は、存在するモノマーの0.10質量%〜6.0質量%の量で、または存在するモノマーの0.20質量%〜4.0質量%の量で存在することができる。さらに、開始剤は、それが、100℃以下の、10.0時間半減期(T10)1/2(すなわち初期濃度の半分まで低下する時間)のための有効温度を有するように選択してよい。
言い換えれば、好ましくは、開始剤は、約100℃の温度において、10時間後に開始剤の半分より少ない量しか残らないように選択される。このようにして、十分なフリーラジカルが重合中に発生すると考えることができる。
開始剤は、重合のために割り当てた時間の初めの75%にわたって、ここに開示した量の開始剤を導入することによって、重合溶液(モノマー及び溶媒)中に逐次的に導入してよい。例えば、3時間の重合時間に対して、添加される全ての開始剤の初めの50%を重合時間の開始時に導入し、残りの50%を2.25時間にわたって添加するように開始剤を導入してもよい。さらに、所望量の開始剤の全てを、選択した重合時間の開始時に添加することを選択してもよい。しかし、逐次的添加を用いることが好ましく、なぜならこれが連続的重合反応を助けるからである。
モノマー及び溶媒の溶液を、本明細書に記載した中和工程に続いて、1.0℃の増分でその中に含まれる全ての値を含めて50℃〜150℃の温度に加熱することができる。より好ましくは、重合温度は70℃〜115℃、又は80℃〜110℃に設定することができる。さらに、モノマーの重合のための時間は、0.1時間の増分でそのなかに含まれる全ての値を含めて0.1時間〜48時間であってよい。より好ましくは、重合のための時間は、0.2時間〜12.0時間、又は0.3時間〜3.0時間に設定することができる。
ポリマーMW
ここで製造されるポリマーは、好ましくは、それらの間に含まれる全ての値を含めて500〜5000の数平均分子量(Mn)で形成される。別のさらに好ましい範囲には、500〜1000未満、1000〜5000、2000〜5000、3000〜5000、及び4000〜5000が含まれる。一つの特に好ましい範囲は1500〜3500である。
好ましくは、500〜5000というそのようなMn値を達成するために、上述したモノマーの重合時に連鎖移動反応を促進することが有利であることが発見されている。具体的には、無機連鎖移動剤、例えば次亜リン酸(HPO)が用いられ、これが水酸化ナトリウムと反応して次亜リン酸ナトリウムを形成する。この次亜リン酸ナトリウムが次に成長ポリマー鎖のフリーラジカル末端と反応して、下に記す一般式にしたがって連鎖移動剤として働く。
Figure 2017500425
したがって、上に示した無機連鎖移動剤(次亜リン酸ナトリウム)の使用により、言及したように、Mn値が都合良く調節されて、500〜5000の好ましい範囲に入る。この数平均分子量範囲は、次に、本明細書に開示されているように、ポリイタコン酸の金属塩の可溶性組成物の形成を容易にする。
ポリマーの立体規則性(タクチシティー)
ここで調製されるポリマーは、提示した500〜5000のMn値において、NMR法によるトリアッド(triad)構造の分析について望ましいレベルの立体規則性(タクチシティー)を有する。例えば、ここでのポリマーは、58.0%より多い量でのシンジオタクティックトリアッドの存在を伴って形成される。例えば、NMR法、例えば13C NMRによって決定したシンジオタクティックトリアッドの量は、1.0%の増分でそのなかの全ての値を含めて58.0%より多く75.0%までの量で形成されうる。
C−13NMR分析:13C NMRは、45°パルス角、パルス/再磁化間12sの遅延時間、及び3000回の積算で、バリアン(500MHz H)で得た。実験は、T=25℃で5mm直径のNMRチューブで行った。NMRサンプルは、DO中で約0.25g/gの濃度を有していた。1滴の1,4−ジオキサンを参照(67.4ppmのピーク)として各サンプルに添加した。pHを12Nの塩酸の溶液で調節した。全てのサンプルは、0.2〜1.5のpHを有していた。タクチシティーは、以下の帰属によってベータカルボニルからのトリアッドの化学シフトから決定した。
178.7ppm rrトリアッド(s−シンジオタクティック)
178.2ppm mrトリアッド(h−アタクティックあるいはヘテロタクティック)
177.6ppm mmトリアッド(i−アイソタクティック)
シンジオタクティシティーは、全てのトリアッドの面積(rr+mr+mm)に対するrrトリアッドの面積の割合として計算される。
「合成A」は、代表的モノマーであるイタコン酸;2,2′−アゾジイソブチロニトリル(AIBN)、過酸化水素;tert-ブチルヒドロペルオキシド(tBHP);硫酸アンモニウム鉄;トルエン;Span80;及び塩酸を用いて行い、さらなる精製はしなかった。50g(0.385モル)のイタコン酸を5g(0.385モル)の水酸化ナトリウムで半分中和させ、フラスコ中で25mlの脱イオン水に溶かし、8mgの硫酸アンモニウム鉄を添加した。
混合物を80℃に加熱し、25mlのtBHP(水中70質量%);50mlのH(水中35質量%)をシリンジポンプによって2時間かけて供給し、加熱をさらに4時保った。生成物は、真空下25℃で10時間乾燥させた。
バリアン400MHz NMRを使用して、得られたポリマーの構造を調べた。図1は、合成Aに対するH NMRを示しており、図2に示すイタコン酸モノマーの2つのビニルプロトンピークは完全に消失し、合成Aに対するIRスペクトルはそれを支持しており、約2.7ppm及び2.0ppmの同程度の範囲が、側鎖基と骨格中のCHを別々に示していて、これはポリ(イタコン酸)の構造を示している。H NMRによって分析した合成Aからのサンプルは、アセトン中で沈殿せず、計算した重合収率は100%だった。しかし、いくらかの追加のシャープなピークがそのH NMRにおいて観察されており、これは多くの量のレドックス開始剤の広範かつ複雑な反応を示している。
合成A及びイタコン酸モノマーの13C NMRスペクトルの5つの共鳴周波数(図3及び4に示した)を表1で比較している。
Figure 2017500425
重合後、側鎖基中の炭素の化学シフトはそれほど変化していない。しかし、モノマー中の二重結合の炭素C1及びC2は存在せず、その共鳴は45.8及び47.2ppmにシフトしており、これはポリマー骨格の形成の証拠である。
例I
100gのイタコン酸及び50gの脱イオン水を250mlのプラスチックビーカーに入れ、手で撹拌しながら30.8gの水酸化ナトリウムをゆっくり添加し、その間、ビーカーを氷水浴で冷やしておいた。その溶液を次に機械式撹拌機、窒素供給ライン、水冷コンデンサ、及び温度計を備えた250mlの三口丸底フラスコに添加した。フラスコの内容物を100℃に加熱した後、70%tert-ブチルヒドロペルオキシド水溶液1mlを添加した。反応を次に2時間半続け、次に冷却した。
得られた溶液は、NMRにより、イタコン酸の99.7%のポリマーへの転化を示した。図5は、重合収率の定量化のために用いた、DO中のそれと同じH NMRを示している。ゲル浸透クロマトグラフィーに基づいて、平均分子量は10180g/モルであり、数平均分子量(Mn)は3920g/モル(ポリアクリル酸換算分子量で)だった。図6a及び6bは、表1で用いたものと同じピーク帰属をもつこのサンプルの13C NMRを示しており、ポリイタコン酸の合成の証拠を示している。
例II
100℃に達した後で70%tert-ブチルヒドロペルオキシド2mlを添加したことを除いて、例Iの手順を繰り返した。反応を155分間続け、次に冷やした。得られた溶液は、NMRにより、イタコン酸の90.3%がポリマーに転化したことを示した。ゲル浸透クロマトグラフィーに基づいて、質量平均分子量(Mw)は7690であり、数平均分子量(Mn)は3390g/モル(ポリアクリル酸換算分子量で)だった。
例III
4000gのイタコン酸を70℃で10Lの混錬反応器に入れた。2462gの50%水酸化ナトリウム水溶液を12分間にわたって添加した。170gの70%tert-ブチルヒドロペルオキシドを一度に添加した。反応器を窒素で大気圧より上0.5バールに加圧し、次に100℃に加熱した。混合及び加熱を65分間保ち、次に反応器を冷やした。得られた物質は、H−NMRによって分析して、イタコン酸の99%がポリマーに転化したことを示した。177〜178ppm領域のトリアッドの13C−NMR分析は、pH=0.82で64%のシンジオタクティシティーという結果を示した。ゲル浸透クロマトグラフィーに基づいて、重量平均分子量(Mw)は18586g/モルであり、数平均分子量(Mn)は4364g/モルだった(ポリアクリル酸換算分子量で)。
例IV
650gのイタコン酸及び400gの50質量%水酸化ナトリウム水溶液を、窒素雰囲気下、機械式撹拌をしながら、70℃で1Lジャケット付き反応器に15分間かけて同時に添加した。反応器を次に100℃に加熱し、80mlの70質量%tert-ブチルヒドロペルオキシド水溶液を一度に添加した。混合及び加熱を120分間保ち、次に反応器を冷やした。得られた物質は、H−NMRによって分析して、イタコン酸の98.7%がポリマーに転化したことを示した。177〜178ppm領域のトリアッドの13C−NMR分析は、62%のシンジオタクティシティーという結果を示した。ゲル浸透クロマトグラフィーに基づいて、重量平均分子量(Mw)は12800g/モルであり、数平均分子量(Mn)は4574g/モルだった(ポリアクリル酸換算分子量で)。
例V
650gのイタコン酸及び400gの50質量%水酸化ナトリウム水溶液を、窒素雰囲気下、機械式撹拌をしながら、70℃で1Lジャケット付き反応器に15分間かけて同時に添加した。反応器を次に90℃に加熱し、60mlの50質量%の過酸化水素水溶液を一度に添加した。混合及び加熱を60分間保ち、次に反応器を冷やした。得られた物質は、H−NMRによって分析して、イタコン酸の94%がポリマーに転化したことを示した。ゲル浸透クロマトグラフィーに基づいて、重量平均分子量(Mw)は10975g/モルであり、数平均分子量(Mn)は3795g/モルだった(ポリアクリル酸換算分子量で)。
例VI
67.7gのイタコン酸、23.0gの50質量%水酸化ナトリウム水溶液、及び9.3gの純粋な水酸化ナトリウムを、窒素雰囲気下、磁気式撹拌をしながら、80℃で250ml丸底フラスコに15分間かけて同時に添加した。反応器を次に100℃に加熱し、3.1mlの70質量%tert-ブチルヒドロペルオキシド水溶液を一度に添加した。混合及び加熱を60分間保ち、次に反応器を冷やした。得られた物質は、H−NMRによって分析して、イタコン酸の98.1%がポリマーに転化したことを示した。177〜178ppm領域のトリアッドの13C−NMR分析は、pH=0.20において、62%のシンジオタクティシティーという結果を示した。ゲル浸透クロマトグラフィーに基づいて、重量平均分子量(Mw)は9159g/モルであり、数平均分子量(Mn)は3573g/モルだった(ポリアクリル酸換算分子量で)。
市販されているポリ(イタコン酸)
ポリ(イタコン酸)は、「Monomer-Polymer and Dajac Labs, Inc」から入手可能であり、分析をした。この市販ポリマーは、H−NMRによって分析して、ポリマー中48%純度を示した。13C−NMR分析を行うために精製/濃縮が必要だったので、3000MWCOフィルターを用いて遠心分離によって行った。177〜178ppm領域のトリアッドの13C−NMR分析は、52%のシンジオタクティシティーという結果を示した(pH=0.94)。ゲル浸透クロマトグラフィーに基づいて、重量平均分子量(Mw)は19600g/モルであり、数平均分子量(Mn)は3700g/モルだった(ポリアクリル酸換算分子量で)。
比較重合I
還流コンデンサ及び磁気撹拌機を備えた一口ガラス丸底フラスコに、50mlの0.5M HCl、10gのイタコン酸、及び0.60gの過硫酸カリウムを添加した。内容物を68時間、60℃に加熱した。このポリマー溶液をアセトン(HPLC等級)中で沈殿させた。ろ過を行い、得られた固体をオーブン中で50℃にて乾燥させた。177〜178ppm領域のトリアッドの13C−NMR分析は、46.5%のシンジオタクティシティーという結果を示した(pH=1.05)。ゲル浸透クロマトグラフィーに基づいて、重量平均分子量(Mw)は17800g/モルであり、数平均分子量(Mn)は8800g/モルだった(ポリアクリル酸換算分子量で)。この比較重合Iは、「Polymerization of Itaconic Acid In Aqueous Solution: Structure Of The Polymer And Polymerization Kinetics At 25℃ Studied By Carbon-13 NMR」, Gresposら, Makromolekulare Chemie, Rapid Communications (1984), 5(9), 489-494に報告された方法Aに基づいていることを記しておく。
比較重合II
還流コンデンサ及び磁気撹拌機を備えた三口ガラス丸底フラスコに、窒素雰囲気下で、83mlのm−キシレン、7.5gの無水イタコン酸、及び0.17gのAIBNを添加した。反応混合物を60℃に2日間加熱した。得られたポリ(無水イタコン酸)をろ過し、m−キシレン及びエチルエーテルで洗った。その固体(4.6g)を次に15mlの水と夜通し混合した。その溶液を減圧(10mmHg)下で50℃にて乾燥させた。得られた物質は、H−NMRによって分析してポリマーにおいて83%純度を示した。177〜178ppm領域のトリアッドの13C−NMR分析は、34%のシンジオタクティシティーという結果を示した(pH=0.88)。ゲル浸透クロマトグラフィーに基づいて、重量平均分子量(Mw)は7505g/モルであり、数平均分子量(Mn)は2915g/モルだった(ポリアクリル酸換算分子量で)。この比較重合IIは、「Polymerization of Itaconic Acid In Aqueous Solution: Structure Of The Polymer And Polymerization Kinetics At 25℃ Studied By Carbon-13 NMR」, Gresposら, Makromolekulare Chemie, Rapid Communications (1984), 5(9), 489-494に報告された方法Cに基づいていることを記しておく。
比較重合III
還流コンデンサ、磁気撹拌機を備えた三口ガラス丸底フラスコに、窒素雰囲気下で、11.6mlの脱イオン水を入れた。そのフラスコを90℃に加熱した。20.45gのイタコン酸、12.35gの50%NaOH、及び7gの脱イオン水のモノマー溶液を調製した。1.75gの過硫酸カリウム及び25.8gの水の開始剤溶液も調製した。そのモノマー及び開始剤の溶液を、先のフラスコに線形かつ別個に2時間にわたって供給し、同時に、その混合物が還流し続けるのに十分な温度、約100℃に保った。添加を完了したら、そのポリマー溶液をその温度にさらに30分間保った。得られたポリマー溶液は35%の転化率(GPCによって見積もった)を有していた。その溶液をアセトン中で沈殿させた。固体を50℃で乾燥させた。高品質のNMRデータをもたらすためにさらなる精製を行わなければならなかった。1gの生成物を2gのDOに溶かし、3000MWフィルター遠心チューブに導入した。10分間8000rpmでの遠心の後、沈降物を1mlのDOで2回洗い、pHを0.53に調節した。177〜178ppm領域のトリアッドの13C−NMR分析は、49%のシンジオタクティシティーという結果を示した。ゲル浸透クロマトグラフィーに基づいて、重量平均分子量(Mw)は1400g/モルであり、数平均分子量(Mn)は1000g/モルだった(ポリアクリル酸換算分子量で)。この比較重合IIIは、米国特許第5,336,744号明細書中の例Iに基づいていることを記しておく。
比較重合IV
還流コンデンサ、磁気撹拌機を備えた三口ガラス丸底フラスコに、窒素雰囲気下で、23.95mlの脱イオン水、20.45gのイタコン酸、及び12.35gの50質量%NaOHを入れた。1.54gの過硫酸カリウム及び5.79mlの脱イオン水の開始剤溶液も調製した。その開始剤溶液を2時間にわたってフラスコに供給するとともに、その混合物が還流し続けるのに十分な温度、約100℃にフラスコを保った。添加が完了したら、そのポリマー溶液をその温度にさらに30分間保った。得られたポリマー溶液は36%の転化率(GPCによって見積もった)を有していた。得られたポリマー溶液をアセトン中で沈殿させた。固体を50℃で乾燥させた。得られた物質をさらに精製した。1gの生成物を2gのDOに溶かし、3000MWフィルター遠心チューブに導入した。10分間8000rpmでの遠心の後、沈降物を1mlのDOで2回洗い、pHを0.75に調節した。177〜178ppm領域のトリアッドの13C−NMR分析は、53%のシンジオタクティシティーという結果を示した。この比較重合IVは、米国特許第5,336,744号明細書中の例IIに基づいていることを記しておく。
ポリイタコン酸の金属塩の可溶性水性溶液
500〜5000のMn値のここでのポリイタコン酸の金属塩の可溶性溶液の調製は、Mn値を500〜5000に、かつシンジオタクティシティーを少なくとも58%に調節することとは別に、金属、例えば亜鉛を、ポリイタコン酸(PIA)と混合し、ここで、ポリイタコン酸に対する亜鉛の質量比(Zn/PIA)は0.01の増分でその全ての範囲を含む0.01〜0.15の範囲である。したがって、Zn/PIA比は、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.10、0.11、0.12、0.13、0.14、又は0.15、並びにこれらの値の間の任意の範囲の値を有していることができる。例えば、Zn/PIA比は、好ましくは0.01〜0.09、又は0.05〜0.15、又は0.10〜0.15の範囲の値を有することができる。
水性溶液中のPIAの濃度は、そのなかの全ての値及び増分を含めて5〜15%であることが好ましい。したがって、PIAは水性溶液中に、質量で5%、6%、7%、8%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、及び15%の量で存在することができる。一つの特に好ましい範囲は6〜12質量%である。
水性溶液中のZnの濃度は、その中の全ての値及び増分を含めて0.5〜2.0質量%である。したがって、Znは、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、及び2.0質量%で存在しうる。一つの特に好ましい範囲は0.8〜1.5質量%である。
さらに、可溶性溶液のpHも調節されることが好ましい。より具体的には、pHは好ましくは3.0〜11.0の範囲である。したがって、pHは、3.0、4.0、5.0、6.0、7.0、8.0、9.0、10.0、及び11.0であってよい。pHの調節は、pH値を低下させるために、例えば、ポリイタコン酸の金属塩の可溶性溶液を1N HClで処理することによって達成できる。一方、より高いpH値は、ポリイタコン酸の金属塩の可溶性溶液を15%KOH溶液で処理することによって達成できる。7.0未満のpH値では、上記可溶性溶液は、洗浄溶液、例えば、トイレ、シャワー、バスルームなどのための洗浄溶液として特に有用でありうる。pH7.0より高いpH値では、上記可溶性溶液は、衣類用洗剤及び布用洗浄剤として特に有用である。6.2〜7.8のpHレベルでは、上記可溶性溶液は、洗口剤(マウスウォッシュ)及び硬い表面の洗浄剤(カウンタートップ)として用いることができる。
いずれかの特定の理論に束縛されることなく、上で示した相対量のZnを含む完全に可溶性の水性組成物を得ることが今や可能になり、その溶解性及びZn量は特定した用途について消費者に向上した性能をもたらすと考えられる。特に、500〜5000のMn値の選択は、溶液中に入って、相対的粘度を低下させ、なおZnとの十分な相互作用をもたらすポリマー鎖のより大きな相対的な数をもたらすと考えられる。さらに、シンジオタクティックコンフォメーションが主であるという特徴は、500〜5000(上に記したように、5〜15質量%の水性組成物中のPIAの濃度、及び0.5〜2.0質量%の水性溶液中のZnの濃度)のMn値において、ポリマー骨格に沿ったイオン性基の間のPIAの最大反発(最も大きな相対的距離)を可能にし、これが次により大きな回転の自由度及びより大きな好ましいエネルギー状態を可能にし、これが次にPIAの向上した溶解性及び向上したZnとの相互作用をもたらす。
PIAのZn塩の上述した可溶性水性溶液(これは好ましくは原液として供給される)は、課題となる特定の商業的応用に応じてさらに希釈されうる。それに関して、上述した可溶性水性溶液の希釈は、選択した量の水が添加されて最大10までの係数でPIA及びZnの濃度を低下させることができる。すなわち、そのような希釈された溶液中のPIAの濃度は、最初に5質量%である場合、0.5質量%に低下されてもよい。Znの最初の濃度が0.5%である場合、Znの対応する濃度は0.05質量%に低下されてもよい。したがって、上述した可溶性水性溶液の希釈溶液は、5〜15質量%の初期PIA濃度から希釈されて、0.5%質量以上、あるいは好ましくは0.5〜1.5質量%の範囲の濃度をもたらしてもよい。0.5〜2.0質量%のZnの初期濃度は、0.05質量%以上、あるいは好ましくは0.05〜0.2質量%の範囲の濃度をもたらすように希釈されてもよい。
例1(PIA/Zn塩の調製;重合後)
約2000のNnを有するポリイタコン酸10.24gを、ナトリウム(83%活性成分)で部分中和し、88.21のRO水に溶かした。透明な明るい黄色の溶液が形成された。1.55gの酸化亜鉛をこの溶液に添加して、乳白色混合物が形成された。磁気撹拌子を用いる6時間の撹拌後、pH7の透明な黄色溶液が形成された。
例2(その場でのPIA/Zn塩調製−重合時)
77.59gの酸化亜鉛を水と混合し、粘稠なペーストを作った。このペーストを、816.76gのイタコン酸及び22.4gの次亜リン酸ナトリウムの混合物に導入し、5Lの反応器に入れた。346.24gの50%水酸化ナトリウム溶液を添加し、全混合物を5分間撹拌した。この時間の後、54.18gの33%過硫酸ナトリウムを添加し、さらに5分間撹拌した。反応器の内容物を抜き出した。生成物を夜通し乾燥させておき、その後で粉砕して、試験をした。分子量及び転化率(GPCによって試験して)は以下のとおりだった:Mn=2054.7g/モル、Mw=5568.3g/モル、転化率≧94%。
例3(PIA/Znを用いた安定な臭気吸収配合物)
ポリイタコン酸亜鉛/ナトリウムを含む配合物を以下のように調製した:0.04gの香料(Continental Aromatics社からのDAWN CLASSIC Blue Type Y 14713)を、均一な混合物が生じるまで、1.6gのポリソルベート20とともに撹拌した。次に、0.04gの保存料(フェノキシエタノール)を添加した。13.62gの水をこの混合物に添加したときに透明な溶液が生成した。4.7gのPIA/Zn塩(0.4ミクロンのフィルターを通した例1記載の溶液)を添加して、わずかに黄色い溶液を形成した。この溶液は室温で安定だった。
例4(異なるpHにおける例3配合物の安定性)
例3に記載した配合物のpHを、0.2gの1N塩酸を用いてpH3に調節した。この溶液は安定だった(沈殿物は全く形成されなかった)。例3に記載された配合物のpHを、15%水酸化カリウムを用いてpH10に調節した。この溶液は安定だった(沈殿物は全く形成されなかった)。
例5(硬水中のDSP/Znの安定性)
例1に記載した溶液11.75g(0.2ミクロンのフィルターを通してろ過したもの)を、38.25gの硬水(300ppmの全硬度水)で希釈した。形成された溶液はわずかな黄色を有しており、安定だった(沈殿物は全く形成されなかった)。
本明細書に記載したさまざまな態様の全ては交換可能であり、図面のいずれかのなかの特徴は個別の図面のそれぞれのなかで用いて、本明細書に記載した重合の開示した特徴及びポリマーの洗浄及び臭気調節への応用の有用性のいずれか及び全部を最適化してもよい。
いくつかの方法及び態様の先の記載は、説明の目的のために示されている。網羅的であることは意図されておらず、確かに、多くの変更及び変化が上の教示に照らして可能である。

Claims (17)

  1. 下記の繰り返し単位:
    Figure 2017500425
    [式中、R及びRは、水素原子、又はアルキル基、又は芳香族基、又は環状アルキル基、又はポリエーテル、及びそれらの組み合わせから選択され;Rは、アルキル基、芳香族官能基、ヘテロ芳香族官能基、環状アルキル基、ヘテロ環基、又はそれらの組み合わせから選択され;R及びRの少なくとも50モル%は亜鉛塩形成のためのカルボン酸官能性をもたらす水素原子である]
    を含むポリ酸のZn塩の可溶性水性組成物であって、
    前記ポリ酸に対するZnの質量比が0.01〜0.15の範囲であり、水性組成物中のポリ酸の濃度が5〜15質量%であり、水性組成物中のZnの濃度が0.5〜2.0質量%であり、水性組成物のpHが3.0〜11.0の範囲である、可溶性水性組成物。
  2. 前記ポリ酸が、58.0%より高いシンジオタクティシティーを有する13C NMRトリアッド(三連子)を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記繰り返し単位のnの値が500〜5000の数平均分子量(Mn)をもたらす、請求項1に記載の組成物。
  4. 及びRは水素原子から選択され、Rはメチレン連結基を含んでなる、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記ポリ酸が58%〜75%のシンジオタクティシティーを有する13C NMRトリアッドを示す、請求項1に記載の組成物。
  6. Mn値が1500〜3500の範囲にある、請求項1に記載の組成物。
  7. 前記ポリ酸に対するZnの質量比が0.01〜0.09の範囲である、請求項1に記載の組成物。
  8. 水性溶液中のポリ酸の濃度が6〜12質量%である、請求項1に記載の組成物。
  9. 水性溶液中のZnの濃度が0.8〜1.5質量%である、請求項1に記載の組成物。
  10. pHが7.0未満である、請求項1に記載の組成物。
  11. pHが7.0より大きい、請求項1に記載の組成物。
  12. pHが6.2〜7.8の範囲にある、請求項1に記載の組成物。
  13. 5〜15質量%のポリ酸と0.5〜2.0質量%のZnを含む可溶性水性溶液を追加の水で希釈して、0.5〜1.5質量%で存在するポリ酸及び0.05〜0.2質量%で存在するZnを有する水性溶液をもたらす、請求項1に記載の組成物。
  14. 前記ポリ酸の亜鉛塩が、ビニル系モノマーのコポリマー部分を含む、請求項1に記載の組成物。
  15. 前記ビニル系モノマーが、アクリレートモノマー、酢酸ビニル、ハロゲン化ビニル、スチレン、アクリルアミド類、オレフィンモノマー、又はアクリロニトリルを含む、請求項14に記載の組成物。
  16. 前記ポリ酸の亜鉛塩が、ビニル系酸無水物モノマーのコポリマー部分を含む、請求項1に記載の組成物。
  17. 前記ポリ酸の亜鉛塩がマレイン酸無水物又はイタコン酸無水物を含む、請求項16に記載の組成物。
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