JP6165756B2 - ポリメタクリル酸無水物テロマー - Google Patents

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Description

本発明はメタクリル酸無水物の次亜リン酸テロマーに関する。より具体的には、本発明は、メタクリル酸無水物のリン酸塩および次亜リン酸塩を含有するテロマーおよびコテロマーならびにそれらを作製する方法に関する。
ポリ(アクリル酸)(pAA)と対照的に、ポリ(メタクリル酸)、(pMAA)は、非常に高い温度(>200℃)にて環状無水物を形成し、無水物は、温度が250℃を超えるまで、大部分は脱炭酸せず、長期間維持される。部分的にpMAAおよびpAAの熱安定性の著しい相違に起因して、2つのポリ酸ポリマーは、分散剤としての異なる商業的利用が見出されている。p−MAAは、高圧力−温度ボイラーにおいて分散剤として使用され、pAAは、冷却水および洗浄剤用途のための分散剤として有益である(Handbook of Industrial Water Conditioning、p.90−91、8th.Edition、1980 Betz Laboratories,Inc.、Trevose、PA)。これらの一見すると同様のポリ酸ポリマーを比較した公知の熱的研究は、100,000を超え、250,000ダルトンに近い分子量を有する高分子量付加ポリマーで行われ、それらの調製方法において連鎖移動剤の使用と同様に分子量は調節されなかった。
特定の有用なポリ(メタクリル酸)(pMAA)ポリマーおよびコポリマーは、セメント混和剤のための水を減少させる高流動化剤として使用されている。このような(pMAA)ポリマーおよびコポリマーは一般に100,000ダルトンをはるかに下回る分子量を有し、(pMAA)ポリマーおよびコポリマー上にアルキルキャップドポリ(エチレングリコール)エステル側鎖を含むことが知られている。従来的に、このような高流動化剤は、メトキシポリエチレングリコールメタクリレートと、メタクリル酸(MAA)との共重合を介して、または(pMAA)ポリマーおよびコポリマーが作製された後のpMAAのメチルキャップドポリグリコールエステル化により製造される。公知の(pMAA)ポリマーおよびコポリマーは、15,000ダルトン未満の分子量を有するポリマーを得るために硫黄を含有する連鎖移動重合または高濃度の開始剤(>>>0.01%)のいずれかを用いて調製される。しかしながら、このようなポリマーは熱的に安定ではなく、それらの処理柔軟性を非常に制限し、それらから高流動化剤を作製できる容易さを制限する。
Coatex S.A.S.のSuauらによる米国特許出願公開第2010/0273923A号は、乾燥状態および酸化防止剤の存在下で(メタ)アクリルカルボキシル基を含有するポリマー上へのグラフトポリオキシアルキル化側基を開示している。このプロセスは、高出力で、溶媒の非存在下において高速で、低コストの処理を可能にすると言われている。(メタ)アクリルポリマーは、噴霧化によりドライヤで噴霧乾燥される。Suauらにおいて(pMAA)ポリマーおよびコポリマーを作製する方法は、特に制限されておらず([0030]を参照のこと)、熱安定問題に悩まされるポリマーを提供すると考えられる。さらに、コストのかかる酸化防止剤を使用する必要性により、Suauのプロセスは提案されているより実施するのにあまり望ましくない。
本発明者らは、熱硬化性結合剤に有用であり、高流動化剤、レオロジー修飾剤およびコロイド安定剤として使用されるものなどの櫛型ポリマーを作製するために容易に修飾され得る熱安定ポリマーを提供する問題を解決することを目的としている。
本発明は、1,000〜20,000、または好ましくは2,000以上、または好ましくは15,000未満、またはより好ましくは10,000未満の重量平均分子量(Mw)を有するメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーを含むポリマー組成物を提供する。
本発明によれば、メタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは、カルボン酸または塩基を含む。そのような(コ)テロマーは、i)酸性重合単位の総重量に基づいて、カルボン酸または塩基を保有する30〜80%、好ましくは50%未満、または好ましくは35%以上の重合単位の平均およびii)酸性重合単位の総重量に基づいて20〜70%の無水物基の平均を含み、全てのパーセンテージはフーリエ変換赤外分光法(FTIR)により決定される。
好ましくは、本発明の次亜リン酸(コ)テロマーは、末端基またはペンダント基として、31−P NMRにより決定される場合、ポリマー骨格の炭素原子に結合されるポリマー中に平均で少なくとも1つのリン原子を有する。ポリマー骨格中の少なくとも1つのリン原子は、ジアルキルホスフィン酸塩などの、炭素鎖と一緒に亜リン酸塩として2つの炭素原子に結合され得る。
本発明によれば、メタクリル酸無水物の(コ)テロマーは、例えば、(コ)モノマーを作製するために使用される反応物(すなわち、モノマー、次亜リン酸化合物および連鎖移動剤)の総重量に基づいて、次亜リン酸ナトリウムなどの2〜20重量%、好ましくは4重量%以上、または好ましくは15重量%以下の次亜リン酸化合物またはその塩を含む。
メタクリル酸無水物の次亜リン酸塩を含有する(コ)テロマーは、メタクリル酸無水物の次亜リン酸塩を含有するホモテロマー、すなわち、メタクリル酸および次亜リン酸化合物反応物のみから作製された、および追加のモノマーで作製されたメタクリル酸無水物の次亜リン酸コテロマーから選択される。
本発明によれば、メタクリル酸無水物のコテロマーは、コテロマーを作製するために使用される次亜リン酸塩を含むモノマーおよび反応物質の総重量に基づいて、20重量%以上から最大98重量%まで、好ましくは40重量%以上、またはより好ましくは60重量%以上のメタクリル酸、および1つ以上の次亜リン酸化合物から作製されたテロマーを含む。
本発明のポリマー組成物は、油、例えば植物油、グリコール、ポリグリコール、エーテル、グリコールエーテル、グリコールエステルおよびアルコールなどの非水性キャリア中にメタクリル酸無水物またはその懸濁液の次亜リン酸(コ)テロマーの粉末、ペレット、または顆粒を含んでもよい。
本発明は、175〜230℃、好ましくは180℃以上、または好ましくは220℃以下の温度にてメタクリル酸の1つ以上の(コ)テロマーを乾燥させる工程を含む、メタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーを作製する方法を含む。乾燥させる工程は、噴霧乾燥後に押出機、捏加機または捏加機リアクタ、流動床乾燥機、蒸発器、加熱混合器および上記のいずれかにおいて行われ得る。
本明細書で使用される用語「酸性重合単位」は、カルボン酸無水物、カルボン酸およびその塩を指す。メタクリル酸のカルボン酸無水物は、単一(コ)テロマー鎖に沿った隣接する酸性重合単位の酸性官能基から、単一(コ)テロマー鎖に沿った末端の酸性重合単位の酸性官能基から、または、分離した(コ)テロマー鎖の酸性官能基から形成することができる。
本明細書で使用される用語「モノマーの総重量に基づいて」は、例えばビニルモノマーなどの添加モノマーの総重量を指す。
本明細書で使用される用語「フーリエ変換赤外分光法(FTIR)」は、ThermoNicolet(商標)6700 FTIR(Thermo Fisher Scientific、マサチューセッツ州ウォルサム)分光計と、温度可変Specac Golden Gate(商標)ダイヤモンド減衰全反射(ATR)装置(Specac Inc(USA)、ロードアイランド州クランストン)を用いて、データ収集パラメーターの分解能4cm−1、16スキャン、Happ−Genzelアポダイゼーションおよびゼロ充填で、スペクトルを測定することを意味する。ATR装置は、所望の温度に予熱し、その後、約6000ダルトンの次亜リン酸メタクリル酸テロマーの水溶液の薄膜を、ATR結晶上に形成した。スペクトルは連続的かつ経時的に測定した。
本明細書で使用される用語「分子量」または「Mw」は、アイソクラティックポンプ、真空脱気装置、可変注入オートサンプラーおよびカラムヒーターを装備したAgilent 1100 HPLCシステム(Agilent Technologies、カリフォルニア州サンタクララ)を使用して水性ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定される重量平均分子量を指す。屈折率検出器は、Agilent 1100 HPLC G1362Aであった。重量平均分子量を図表で示すのに使用したソフトウェアは、Agilent ChemStationのバージョンB.04.02と、Agilent GPCアドオンバージョンB.01.01であった。カラムセットは、TOSOH Bioscience TSKgel G2500PWxl7.8mm ID×30cm、7μmカラム(型番08020)(TOSOH Bioscience USA、カリフォルニア州サウスサンフランシスコ)およびTOSOH Bioscience TSKgel GMPWxl7.8mm ID×30cm、13μmカラム(型番08025)であった。MilliQ HPLC用水に20mMリン酸緩衝液を添加したもの(pH約7.0)を移動相として使用した。流量は1.0mL/分であった。標準注入量は20μLであった。システムは、ポリ(アクリル酸)、のMp216〜Mp1,100,000Na塩、American Polymer Standards(オハイオ州メンター)のMp900〜Mp1,100,000スタンダードを使用して校正した。
本明細書で使用される用語「31−P NMR」は、ポリマーまたはテロマー分析物の水溶液0.4〜0.5gを、固形分40〜45%でDO(Aldrich Chemical Company、ミズーリ州セントルイス)0.5gに添加して混合し、続いてポリマー溶液を17.8cm(7インチ)、500MHz NMR管に入れ、Bruker 500MHz多核NMR(Bruker、マサチューセッツ州ビレリカ)を使用し、完全にデカップルして、12000取得、掃引幅14705Hz、パルス遅延時間2秒で分析して調製したポリマーまたはテロマー試料の分析を意味する。
本明細書で使用される用語「重量%」は、重量パーセントを表す。
列挙した範囲はすべて包括的かつ統合可能である。例えば、開示された175〜230℃、好ましくは180℃以上、または、好ましくは220℃以下という温度は、175〜180℃、175〜220℃、180〜220℃、180〜230℃、および175〜230℃を含むと考えられる。
別段の指示がない限り、温度および圧力の単位はすべて、室温および標準圧力である。
丸括弧を含む語句はすべて、丸括弧内の内容を含む語句または含まない語句のいずれか、または両方を示す。例えば、「(メタ)アクリレート」という語句は、アクリレートおよびメタクリレートを選択的に含む。
本発明者らは、コポリマーを作製するために使用されるモノマーの総モルに基づいて20mol%以上のMAAを含有する低分子量pMAAおよびそのコポリマーを発見し、対応する高分子量pMAAおよびpMAAコポリマーと著しく異なる熱安定性プロファイルを示す。例えば20,000未満の重量平均分子量を有する低分子量pMAA、および次亜リン酸塩の非存在下で作製されるその対応するコポリマーは熱的に安定でないが、次亜リン酸塩またはその塩の存在下で重合により(コ)テロマーとして作製されたそれらの(コ)ポリマーは熱的に安定である。本発明者らはAAの次亜リン酸テロマーの増強した熱安定性を観察しなかった。これらのテロマーは無水物を容易に形成するが、AAの次亜リン酸テロマー無水物は広範囲の加熱により分解する。AAのテロマーとMAAのテロマーとの間のこの温度差は特に興味深い。なぜなら、低分子量pMAAおよびコポリマーは重要な工業的用途を有するからである。この用途の焦点を当てられている特定の用途は、固体ポリマー製品を提供するためのこれらの熱乾燥である。MAAのホモポリマーにおいて、乾燥した固体ポリマーは、最大70mol%まで無水物基を含有し得る。
メタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは非常に熱的に安定である。メタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは、次亜リン酸塩の非存在下で調製されたポリ(メタクリル酸)(pMAA)ポリマーまたはそれらのテロマーより約30℃低い、著しく低い温度で無水物を形成する。さらに、メタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーから形成されたポリ(無水物)は、広範な温度範囲に対して熱的に安定であり、次亜リン酸またはその塩の非存在下で調製されたメタクリル酸の対応する(コ)テロマーのように容易に焦げず、かつ分解しない。それらのポリ(アクリル酸)またはpAA無水物類似体と異なり、本発明のメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは、分解せずに熱的に形成され得る。実際に、アクリル酸(AA)およびメタクリル酸(MAA)のポリマーは、それらの熱安定性が実質的に異なる。したがって、対応するポリ(アクリル酸)(pAA)は、約150℃にて環状無水物を形成し、さらに加熱(約175℃)される場合、脱炭酸し、熱分解を生じ、焦げるが、本発明のメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは300℃以上で十分に安定である。さらに、それらの無水物形成温度または脱水温度以上の温度で加熱されると、本発明のメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは白い剥がれ落ちる固体になる。これは、このような加熱後に茶色になり、焦げるように見えるメタクリル酸無水物のメルカプタンまたは過硫酸塩(コ)テロマーとかなり異なる。したがって、本発明のメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは、櫛型ポリマーを作製するための修飾についての特に魅力のある前駆体である。なぜなら、それらは、乾燥形態で輸送され、要求される条件下、例えば高熱で迅速に処理され得るからであり得る。
さらに、メタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは、ポリオール、アミノ−ポリオールの両方の複合体ならびに簡単な一級および二級アルコールおよびアミンとの反応性を示す。このような反応性は、多種多様なセメント混和剤製品、高分子界面活性剤および洗浄剤増強剤を調製するためのメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーの非常に多用な中間体を生成し、このような反応はまた、種々の架橋およびブドウ糖などの有機増強剤を含む熱硬化性結合剤として、ならびに顔料分散剤として有用なメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーを生成する。
本発明のメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは、ビニルポリマー骨格置換基を有するホスフィン酸塩またはホスホン酸塩などの末端基として、31−P NMRにより決定される場合、炭素原子に結合されるポリマー骨格中に平均で少なくとも1つのリン原子を有する。ポリマー骨格中の少なくとも1つのリン原子は、2つのビニルポリマー骨格置換基を有するジホスフィン酸塩などの、炭素鎖と一緒に亜リン酸塩として2つの炭素原子に結合され得る。このようなポリマーの変化した構造は米国特許第5294686号に記載されている。
本発明によれば、本発明のメタクリル酸無水物の次亜リン酸塩(コ)テロマーは、従来の水溶液重合法によりメタクリル酸(MAA)の次亜リン酸塩連鎖移動重合により調製され得、次いで175℃以上、最大250℃まで、好ましくは180℃以上、好ましくは220℃以下の温度でそれらを脱水するために乾燥させる。加熱時間は高い温度において少なく、通常、5分から8時間、好ましくは10分以上、好ましくは2時間以下、より好ましくは15〜75分の範囲である。噴霧乾燥およびさらなる加熱などの最初の乾燥が加熱後に行われる場合、さらなる加熱は、5分以上、または90分、好ましくは70分以下、より好ましくは10〜60分の間、列挙した温度以上で行われる。
本発明のメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは、いくつかの公知の方法で調製され得る。適切な乾燥法は、例えば、単軸もしくは二軸スクリュー押出成形機などでの押出成形;単軸もしくは二軸ニーダー反応器、バンバリーミキサー、またはバスニーダー反応器、または単軸往復押出成形機/ミキサーなどでの混練;拭き取り式膜式蒸発器または流下液膜式蒸発器容器での蒸発;連続攪拌槽型反応器(CSTR)またはシングルローター式およびダブルローター式ミキサー、例えばPLOUGHSHARE(商標)ミキサー(Littleford Day Inc.、ケンタッキー州フローレンス)、ダブルアームミキサー、シグマブレードミキサー、または縦型高強度ミキサー/混合器などでの加熱混合;流動層乾燥機、ドラム乾燥機またはベルト乾燥機などでの噴霧乾燥を伴う追加的な高温乾燥の工程の1つまたは複数を組み合わせて含んでいてよい。
本発明の次亜リン酸(コ)テロマーは、例えば、ポリオール、ポリアミン、アルカノールアミン、多糖または還元糖と組み合わせて熱硬化性粉末結合剤として;特に塩の形態で顔料分散剤として;および例えば、メトキシポリエチレングリコールエステル側鎖などの1つ以上のアルコキシ(ポリ)オキシアルキレンエステルまたはアミド側鎖を有するメタクリル酸無水物またはメタクリル酸櫛型ポリマーを作製するための中間体としての多くの使用を見出す。
本発明のメタクリル酸無水物の次亜リン酸塩(コ)テロマーのために適切なアルコキシ(ポリ)オキシアルキレン官能基側鎖は、1〜500個、好ましくは100個以下または6個以上、または好ましくは10〜50個のオキシアルキレン基を有してもよい。側鎖のアルコキシ基は、1〜20個の炭素原子を有してもよい。このようなエステル化およびアミド化は、加熱する工程およびメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーを、アルコキシ(ポリ)オキシアルキレングリコールまたはそのようなグリコールのアミンと一緒に混合する工程を含む、従来のプロセスである。これらのアルコキシ(ポリ)オキシアルキレン側鎖は、CARBOWAX(商標)という商標としてThe Dow Chemical Company(Midland、MI)から、ならびにM−TypeおよびB11/D21ポリグリコールとしてClariant(Clariant Corp.、Charlotte、NC)から入手可能である。
多種多様の用途における多くの使用が、本発明のメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーから調製される櫛型ポリマーについて存在する。このような櫛型ポリマーは、特に側鎖のアルコキシ基が1〜4個の炭素原子を有する、高流動化剤としての使用を見出す。このような櫛型ポリマーは、特に洗浄剤組成物、特にSwiftらによる米国特許第4,797,711号に開示されているような液体洗浄剤組成物中の混和剤として有用である。さらに、このような櫛型ポリマーは、種々のコーティング用途のための顔料分散剤、流体媒質中の特定の物質を懸濁するための懸濁化剤などのポリマー分散剤として使用され得る。さらに、このような櫛型ポリマーは、建築用塗料、船舶用塗料、紙塗料などの種々のコーティング用途のためのポリマー結合剤としての使用を見出し、コーティング、結合剤ならびに織物材料および不織材料、ロール塗布などのコーティングであってもよい。さらに、櫛型ポリマーは、革製品製造のためのなめし剤として、ならびにレオロジー改質剤および濃厚剤としての使用を見出し、特に側鎖のアルコキシ基は、8〜20個の炭素原子を有する、疎水性である。
以下の実施例は本発明を例示する。他に示さない限り、全ての部およびパーセンテージは重量であり、および全ての温度は℃である。
合成実施例1、2および比較例1A、3A、4A、5A
実施例1および2のメタクリル酸無水物の次亜リン酸テロマーは、以下の割合で次亜リン酸ナトリウムの存在下で水溶液中で重合されるpMAAポリマーから生成した。
実施例1および2の前駆体ポリ(メタクリル酸)は、95℃にて、2時間、加熱し、徐々に添加し、撹拌しながら、オーバーヘッド撹拌器、還流冷却器、窒素入口、熱電対、目盛付き添加ポンプおよびJack−O−Matic(商標)ポットリフター(Glas−Col、LLC Terre Haute、IN)を有する加熱マンテルを備えた3リットルの丸底装備フラスコ中で、それぞれ8.8重量%および11.0重量%の次亜リン酸ナトリウムの存在下、ならびにそれぞれ3.0重量%および4.0重量%の過硫酸ナトリウム開始剤の存在下でメタクリル酸を反応させることにより生成した(全ての重量はモノマー(MAA)充填の総重量に基づいた)。
実施例1Aのポリ(メタクリル酸)は、95℃にて、2時間、加熱し、過硫酸ナトリウムを徐々に添加し、続いて95℃にて30分間保持ながら、実施例1および2の両方を調製するために記載されている容器中で、開始剤として13.0重量%(総モノマー重量に基づいて)の過硫酸ナトリウムの存在下でメタクリル酸を反応させることにより生成した。
実施例3Aのポリ(メタクリル酸)を、上記の実施例1および2について記載したリアクタおよび反応条件においてモノマーの総重量に基づいて、開始剤としての10.0重量%の過硫酸ナトリウムの存在下でメタクリル酸を反応させることにより生成した。
実施例4Aのポリ(メタクリル酸)を、上記の実施例1および2について記載したように、開始剤としてのMAAの総重量に基づいて、10重量%の過硫酸ナトリウムの存在下でメタクリル酸を反応させることにより生成した。
実施例5Aのポリ(メタクリル酸)を、上記の実施例1および2について記載したようにMAAの総重量に基づいて、開始剤としての8.0重量%の過硫酸ナトリウム(BOM)の存在下でメタクリル酸を反応させることにより生成した。
実施例1および2におけるメタクリル酸無水物の本発明の次亜リン酸(コ)テロマーならびにメタクリル酸無水物の比較例のポリマーを、試験したテロマーおよびポリマーの熱安定性を決定するため、ならびに酸から無水物への変換速度を決定するために試験したテロマーおよびポリマーのピーク無水物変換温度を決定するために以下の試験に記載したように乾燥させることにより調製した。
実施例1および1A:ポリ−メタクリル酸(pMAA)ポリマーについてのピーク無水物変換温度の決定
実施例1Aの比較pMAAホモポリマー(Mw6000、次亜リン酸塩を有さず)について、また、次亜リン酸ナトリウム(SHP、8.8重量%、モノマーの総重量に基づいて)を有する、実施例1のメタクリル酸無水物の次亜リン酸ホモテロマー(Mw6000)についてTGA Q500(TA Instruments、New、Castle、DE)熱重量分析(TGA)装置を使用した。試料をTGA試験の前に凍結乾燥させた。両方の試料をN中で加熱し、20℃/分にて30℃から110℃の加熱傾斜により加熱し、続いて110℃にて30分間保持して試料をさらに乾燥させた。保持後、試料を20℃/分にて300℃まで加熱した。無水物形成は、水の形態において重量損失により示され、これは誘導体重量損失が上昇するにつれて見られ、次いで無水物形成後、一定の値まで低下し、再びポリマーを分解している間のみ上昇した。以下の表1は、誘導体重量損失または1分あたりの重量損失パーセントを示す。
Figure 0006165756
上記の表1に示したように、実施例1のメタクリル酸無水物の本発明の次亜リン酸テロマーは、(水の)重量損失により示されるように、約180℃にて無水物を生成する。実施例1の次亜リン酸テロマーについてのピーク水損失は、184.29℃において5.484%/分の誘導体重量損失値を有する。対照的に、比較例1Aのポリマーは、約210℃またはそれ以上まで無水物を生成しない。比較例1AのpMAAポリマーについてのピーク水損失は214.48℃において非常に高く、この温度におけるピーク誘導体重量損失は4.914%/分において非常に低く、したがって、実施例1のテロマーにおける無水物生成の速度は、214℃にて実施例1Aのポリマーの無水物生成の速度より184℃において実際に高い。したがって、実施例1のテロマーに組み込まれた次亜リン酸塩は無水物生成を劇的に加速させ、この場合、ピーク無水物生成温度を30℃低下させる。さらに、加熱が継続するにつれて、240℃まで実施例1のテロマーについての重量損失はほとんどなく、それは安定である。その一方で、比較例1Aのポリマーは、200〜210℃まで連続して重量を損失し、それが焦げるまで加熱時のさらなる重量損失により継続的に分解する。したがって、上記の表1に示すように、次亜リン酸テロマーは、脱水後、熱的に安定であり、その重量損失は240℃まで安定である。対照的に比較例1Aのポリマーは、脱水の全体にわたって質量損失を示し、炭化するように見える。
実施例:ポリメタクリル酸(pMAA)ポリマーおよびメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーの熱安定性の決定
アルミニウムパンに約0.5gの水性ポリマー溶液(50重量%、固体)を入れ、それに2gの純粋を加えて薄膜を得た。パンを150℃にて60分間加熱して、物質を完全に乾燥させ、次いで乾燥物質を200℃にて30分間加熱した。加熱後、パンをオーブンから除去し、最終生成物の色は以下のスケールに従って等級分けした:白色−0、黄褐色−1、淡褐色−2、茶色−3。以下の物質およびこの方法の試験結果を以下の表2に示す。
Figure 0006165756
上記の表2に示すように、実施例1および2のメタクリル酸無水物の3500Mwおよび6000Mwの両方の次亜リン酸テロマーは200℃にて安定である。対照的に、比較例1A、3A、4Aおよび5Aの比較例のpMAAポリマー、特に比較例1Aの低分子量の比較ポリマーは茶色になり、これは分解の特徴である。したがって、次亜リン酸塩を有さずに作製された比較例のポリ(メタクリル酸)ポリマーは変色を被っている。色の変化、特に暗色化は、通常、ポリマーの分解を示す。したがって、特にメタクリル酸無水物の低分子量の次亜リン酸(コ)テロマーについて、熱安定性は劇的に改善する。
実施例4:メタクリル酸無水物の次亜リン酸テロマーについての無水物変換速度の決定
メタクリル酸のポリマー無水物への次亜リン酸テロマーの変換は、フーリエ変換赤外分光法(FTIR)によりモニターされ得る。可変温度Specac Golden Gate(商標)ダイヤモンド減衰全反射(ATR)装置(Specac Inc(USA)Cranston、RI)と、ThermoNicolet(商標)6700FTIR(Thermo Fisher Scientific Waltham、MA)分光計を使用してスペクトルを測定した。データ収集パラメーターは、4cm−1分解能、16スキャンHapp−Genzelアポディゼーションであり、ゼロ充填はなかった。ATR装置を所望の温度まで予熱し、次いで約600ダルトンにおいて次亜リン酸メタクリル酸テロマーの水溶液のフィルムをATR結晶上で成型した。スペクトルを経時的に継続して測定した。
FT−IRは、無水物(1756および1799cm−1)への酸変換(1704cm−1)を容易に測定する。カルボン酸および無水物の相対量は、2つの官能基の吸収比により決定する。そのデータから、速度プロファイルを以下の表3について決定した。
Figure 0006165756
速度プロファイルは、無水物生成が熱的要求であることを示す。最大ピーク高さは0.64であり、200℃において、テロマー中の酸性基の総数に基づいて、得られたメタクリル酸無水物の次亜リン酸テロマーが64%の無水物基を有することを示す。180℃を超える温度が有用であり、好ましくは、急速な無水物生成について200℃以上の範囲である。低温が使用されてもよいが、反応持続時間は変換のために180℃にて約15〜30分まで延長されなければならない。(20℃/分)にて300℃までの温度傾斜は、無水物生成が実施例1のテロマーについて約170℃にて開始することを示す(上記の表1を参照)。

Claims (8)

  1. 1,000〜20,000の範囲の重量平均分子量を有し、カルボン酸またはカルボン酸基を有するメタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーを含むポリマー組成物であって、次亜リン酸が塩の形態であり得る、ポリマー組成物。
  2. 前記重量平均分子量が2,000〜15,000の範囲である、請求項1に記載のポリマー組成物。
  3. 前記メタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは、ポリマー骨格の炭素原子に結合されるポリマー中に平均で少なくとも1つのリン原子を有する、請求項1に記載のポリマー組成物。
  4. 前記メタクリル酸無水物の次亜リン酸(コ)テロマーは、i)酸性重合単位の総重量に基づいて、カルボン酸またはカルボン酸基を保有する30〜80%の重合単位の平均、およびii)酸性重合単位の総重量に基づいて、20〜70%の無水物基の平均を有し、全てのパーセンテージはフーリエ変換赤外分光法(FTIR)により決定される、請求項1に記載のポリマー組成物。
  5. 前記メタクリル酸無水物の(コ)テロマーは、反応物の総重量に基づいて、2〜20重量%の次亜リン酸化合物またはその塩を含む、請求項1に記載のポリマー組成物。
  6. 前記メタクリル酸無水物の次亜リン酸塩を含有する(コ)テロマーは、メタクリル酸無水物の次亜リン酸塩を含有するホモテロマー、および追加のモノマーで作製されたメタクリル酸無水物の次亜リン酸コテロマーから選択される、請求項1に記載のポリマー組成物。
  7. 前記メタクリル酸無水物の次亜リン酸塩を含有する(コ)テロマーは、コテロマーを作製するために使用される次亜リン酸塩を含むモノマーおよび反応物の総重量に基づいて、90重量%またはそれ以上のメタクリル酸および次亜リン酸化合物から作製されたコテロマーである、請求項6に記載のポリマー組成物。
  8. 非水性担体中の粉末、ペレット、顆粒、または懸濁液の形態である、請求項1に記載のポリマー組成物。
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