以下、添付された図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明すると、次の通りである。しかし、本発明は以下で開示される実施例に限定されず、互いに異なる多様な形態で具現することができ、以下の実施例は本発明の開示を完全にし、通常の知識を有した者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。また、説明の便宜上、図面では各構成要素の大きさが誇張または縮小され得る。例えば、図面に示された各構成の大きさおよび厚さは説明の便宜のために任意に示したため、本発明は必ずしも図示されたものに限定されない。
以下の実施例において、x軸、y軸およびz軸は直交座標系上の三軸に限定されず、これを含む広い意味で解釈され得る。例えば、x軸、y軸およびz軸は互いに直交することもあるが、互いに直交しない、互いに異なる方向を指し示すこともある。
一方、層、膜、領域、板などの各種構成要素が他の構成要素「上に」あるとした時、これは他の構成要素の「真上に」ある場合だけでなく、その間に他の構成要素が介在された場合も含む。
前方は+x方向を、後方は−x方向を、上方は+z方向を、下方は−z方向を指す。そして、収納タンスの前面は本のような物を取り出すか入れるために人と対向する収納タンスの面を指し、図1で説明すれば、収納タンスの中心から+x軸方向に位置した面を指す。そして、収納タンスの後面は収納タンスの前面の反対側の面を指す。以下ではこれを基準として説明する。
図1は本発明の一実施例に係る収納タンス組立体によって具現された収納タンスを概略的に図示する斜視図で、図2は図1の収納タンスの一部を概略的に図示する部分拡大図である。
本実施例に係る収納タンス組立体は収納パネル20、二つの側面パネル30、第1結合部41および第2結合部42を具備する。もちろん、図示されたように、必要に応じて収納タンスの後面に位置し、側面パネル30に結合されるバックパネル10をさらに具備することもできる。そして、複数個の収納パネル20を具備することもできる。
収納パネル20は第1長軸(LA)と、この長軸(LA)と垂直である短軸(SA)を有するように、一方向(+y方向)に延びた形状を有する。収納パネル20には本などのような多様な物を載置することができる。このような収納パネル20の場合、本を載置する面(以下、上面20a)の傾斜度を変えることができるようにすることができる。すなわち、収納パネル20の本を載置できる上面20a上で短軸(SA、例えばx軸)が水平に維持されるか傾斜することができるように傾斜度の調節が可能である。例えば、収納パネル20は図示された通り、その厚さが一定の平板形状であり、前方または後方に行くほどこの平板が下がるように傾くことができる。収納パネル20の傾斜度調節については後述する。
二つの側面パネル30は収納タンスの側壁をなし、+z方向に延長され得る。ここで、二つの側面パネル30は図1に図示された通り、+z方向に連続的に延長され得る。しかし、これに限定されず、二つの側面パネル30は収納パネル20が複数個である場合、その間間に配置されるように断続的に+z方向に延長され得る。このような側面パネル30は収納パネル20と結合される際に収納パネル20を支持することができる。
第1結合部41は収納パネル20に固定され得るもので、第1プレート41aと第1結合プレート41bを有する。第1結合部41の第1プレート41aは第1貫通ホール41a1と第2貫通ホール41a2を有するが、第1貫通ホール41a1は一方向に延長され、第2貫通ホール41a2は第1貫通ホール41a1から前記一方向と交差する方向に延長される。第1結合プレート41bは第1プレート41aに垂直であるため、結果的に第1結合部41は図2に図示されたように、折り曲げられた形状を有し得る。
このような第1結合部41は図1および図2に図示されたように、収納パネル20に結合することができるが、具体的には、収納パネル20の長軸(LA)と交差する端部面(ES;end surface)の第1部分に第1プレート41aが対応するように収納パネル20に固定することができる。ここで、第1プレート41aが収納パネル20の端部面(ES)に対応するとは、第1プレート41aが収納パネル20の端部面(ES)に接触することを意味することもあれば、第1プレート41aが収納パネル20の端部面(ES)と所定間隔離れるものの、第1プレート41aの面が収納パネル20の端部面(ES)と向かい合うことを意味することもある。そして、収納パネル20の端部面(ES)の第1部分は、例えば図1および図2に図示されたように、収納パネル20の端部面(ES)の後方の部分(−x方向の部分)であり得る。
第1結合部41を収納パネル20に固定することは多様な方式でなすことができる。例えば、第1結合部41の第1結合プレート41bに開口が形成されていて、この開口を通じて螺子などが第1結合プレート41bを貫通して収納パネル20の下面20bに締結されることによって、第1結合部41を収納パネル20に固定することができる。もちろん、場合によっては第1結合部41が第1結合プレート41bを有さずに第1プレート41aのみを有し、第1プレート41aに開口が形成されていて、この開口を通じて螺子などが第1プレート41aを貫通して収納パネル20の端部面(ES)に締結されることによって、第1結合部41を収納パネル20に固定することもできる。
第1結合部41が収納パネル20に結合されると、第1貫通ホール41a1は収納パネル20の短軸(SA)方向(+x方向)に延びた形状を有し、第2貫通ホール41a2は第1貫通ホール41a1から上方(+z方向)に延びた形状を有する。
第2結合部42も収納パネル20に固定され得るもので、第2プレート42aと第2結合プレート42bを有する。第2結合部42の第2プレート42aは第3貫通ホール42a3を有するが、第3貫通ホール42a3は一方向に延長される。第2結合プレート42bは第2プレート42aに垂直であるため、結果的に第2結合部42は図2に図示されたように、折り曲げられた形状を有し得る。
このような第2結合部42は図1および図2に図示されたように、収納パネル20に結合することができるが、具体的には、収納パネル20の長軸(LA)と交差する端部面(ES)の第2部分に第2プレート42aが対応するように収納パネル20に固定することができる。ここで、第2プレート42aが収納パネル20の端部面(ES)に対応するとは、第2プレート42aが収納パネル20の端部面(ES)に接触することを意味することもあれば、第2プレート42aが収納パネル20の端部面(ES)と所定間隔離れるものの、第2プレート42aの面が収納パネル20の端部面(ES)と向かい合うことを意味することもある。そして、収納パネル20の端部面(ES)の第2部分は、例えば図1および図2に図示されたように、収納パネル20の端部面(ES)の前方の部分(+x方向の部分)であり得る。
第2結合部42を収納パネル20に固定することは多様な方式でなすことができる。例えば、第2結合部42の第2結合プレート42bに開口が形成されていて、この開口を通じて螺子などが第2結合プレート42bを貫通して収納パネル20の下面20bに締結されることによって、第2結合部42を収納パネル20に固定することができる。もちろん、場合によっては第2結合部42が第2結合プレート42bを有さずに第2プレート42aのみを有し、第2プレート42aに開口が形成されていて、この開口を通じて螺子などが第2プレート42aを貫通して収納パネル20の端部面(ES)に締結されることによって、第2結合部42を収納パネル20に固定することもできる。
第2結合部42が収納パネル20に結合されると、第3貫通ホール42a3は収納パネル20の短軸(SA)方向(+x方向)に延びた形状を有する。
第1結合部41と第2結合部42が収納パネル20に結合されると、第1固定具51が第1結合部41の第1貫通ホール41a1や第2貫通ホール41a2を突き抜けて側面パネル30のホールに挿入され、第2固定具52が第2結合部42の第3貫通ホール42a3を突き抜けて側面パネル30のホールに挿入されることによって、収納パネル20は側面パネル30によって図1に図示されたように支持され得る。もちろん、このために両側面パネル30の相互向かい合う面には第1固定具51と第2固定具52が挿入され得る複数個のホールが形成されていることもあり得る。
図3および図4は図1の収納タンスの作動原理を概略的に図示する概念図である。このような本実施例に係る収納タンス組立体で組み立てられた収納タンスの場合、通常は図3に図示されたように、第1固定具51が第1結合部41の第1貫通ホール41a1内に位置し、第2固定具52が第2結合部42の第3貫通ホール42a3内に位置した状態で使用され得る。この場合、収納パネル20の上面20aは水平の状態、すなわちxy平面内に位置した状態であり得る。
そのような状態で使用者が収納パネル20を本棚の前方(+x方向)に動かすと、第1固定具51の第1貫通ホール41a1に対する相対的な位置が第1貫通ホール41a1内で第1貫通ホール41a1の後方(−x方向)に移り、続いて図4に図示されたように、第1固定具51が第1貫通ホール41a1と連結されて上方に延びた第2貫通ホール41a2内に位置するようになる。したがって、結果的に収納パネル20が後方(−x方向)に行くほど下がるように傾斜され得る。図4では、あたかも収納パネル20の前方(+x方向)部分が上方(+z方向)に持ち上げられたように図示されているが、これは図示の便宜上そのように図示しただけであり、実際には収納パネル20の後方(−x方向)部分が下方(−z方向)に下がるようになる。
このように、本実施例に係る本棚の場合、収納パネル20を簡単に操作することによって収納パネルの配置形態を容易に調節することができる。すなわち、収納パネル20を略水平の状態で側面パネル30によって支持されるようにして通常の収納タンスのように使用することもでき、収納パネル20が後方(−x方向)に行くほど下がるように傾斜した状態で側面パネル30によって支持されるようにして変形された収納タンスのように使用することもできる。
後者の状態の場合、本を収納パネル20の上面20aに立てておくと、本を後方に傾斜させることができる。これによって、本が外部の衝撃などにより本棚から前方に落ちることを効果的に防止することができる。特にこの場合、本を収納パネル20の上面20a上に立てておき、その本の上面上に他の本を横にしておいた場合、その上に置かれた本も収納タンスの後方に傾斜されているため、下部にある本を取り出す時、その上の本が収納タンスの前方に落ちる可能性が顕著に低くなる。もちろん、収納パネル20の上面20a上に立てられた本のうち、取り出そうとする本を取り出す時、隣接した本が取り出そうとする本と接触して共に前方に動いたり落ちることも、傾斜した収納パネル20により効果的に防止することができる。
また、収納パネル20を略水平の状態で側面パネル30によって支持されるようにして通常の収納タンスのように使用する場合、収納パネル20が本を安定的に支持するようにするためには、収納パネル20の+x方向の長さが本よりも長いことが望ましい。しかし、収納パネル20が後方に行くほど下がると、重力によって本が後方に傾くため、収納パネル20の+x方向の長さが本と比べて短かったとしても、本を安定的に収納タンスに収納することができる。すなわち、収納パネル20を必要に応じて後方に傾くようにすることによって、収納パネル20の+x方向の長さより大きい本を効果的に収納することができ、収納パネル20の+x方向の長さを従来と比べて短くすることができる。これによって、本発明の実施例に係る収納タンスは、+x方向への長さを減らすことによって、収納タンスの全体的な体積を減らして収納タンスが占める空間を節約することができ、空間を効率的に使用することができる。
これまでは、収納パネル20が水平状態から傾斜した状態に変わるのが、使用者の意図によるものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、収納パネル20が普段は水平状態であっても、地震などの外部衝撃が発生した場合、その衝撃によって自然に収納パネル20が傾斜した状態に変わり、収納パネル20に収納された本などの物が前方(+x方向)に落ちることを効果的に防止する収納タンスとして使用できることはいうまでもない。すなわち、外部で衝撃が発生する時、その衝撃によって収納タンスおよび/または収納パネル20が揺れることによって、第1固定具51が第1貫通ホール41a1内から第2貫通ホール41a2内に移動し、収納パネル20が水平状態から傾斜した状態に自動で変わるようにすることによって、収納パネル20に収納された本などの物が前方(+x方向)に落ちることを効果的に防止することができる。
一方、本実施例に係る収納タンスの場合、第1結合部41が図1〜図4に図示されたように、収納パネル20に固定される時、第2貫通ホール41a2が第1貫通ホール41a1の短軸(SA)方向終端から上方に延びるようにすることができる。特に、第1貫通ホール41a1の後方(−x方向)終端から第2貫通ホール41a2が上方に延びるようにすることができる。以下では、これに対して説明する。
本を収納パネル20から取り出す時は、本が収納パネル20と接触した状態で取り出すよりは本が収納パネル20から離れた状態で取り出す方が多いため、この過程で収納パネル20が動く可能性は高くない。しかし、本を収納パネル20に置く時は、通常、本の下面などが収納パネル20と接触した状態で押込まれるため、この過程で収納パネル20に力が加わって収納パネル20が動く可能性が相対的に高い。
本を収納パネル20に入れる時、収納パネル20に加えられる力の方向は後方(−x方向)であると言える。したがって、仮に、第2貫通ホール41a2が第1貫通ホール41a1の前方(+x方向)終端から始まって上方に延びた形状であれば、第1固定具51が第1貫通ホール41a1内に位置して収納パネル20が水平を維持したまま、収納パネル20が後方(−x方向)に押されるにつれて第1固定具51が第2貫通ホール41a2内に移動するようになり、収納パネル20が使用者の意図とは無関係に、傾斜してしまう恐れがある。したがって、第1貫通ホール41a1の後方(−x方向)終端から第2貫通ホール41a2が上方に延びるようにすることによって、そのような状況の発生を効果的に防止することができる。
一方、第1結合部41と第2結合部42は図2〜図4に図示されたような状態でのみ収納パネル20に固定されるべきではない。本発明の他の一実施例に係る収納タンス組立体によって具現された収納タンスの一部を概略的に図示する概念図である図5に図示されたように、第1固定具51と第2固定具52が収納パネル20の上方(+z方向)に位置するのではなく、下方(−z方向)に位置して、第1固定具51が第1貫通ホール41a1または第2貫通ホール41a2を通過し、第2固定具52が第3貫通ホール42a3を突き抜けるようにすることができる。もちろん、この場合にも第2貫通ホール41a2は一方向(x軸方向)に延びた第1貫通ホール41a1の後方(−x方向)終端から上方(+z方向)に延びた形状を有する。これにより、第1固定具51が第1貫通ホール41a1内に位置する時は収納パネル20が水平状態となり、第1固定具51が第2貫通ホール41a2内に位置する時は収納パネル20の後方(−x方向)が前方(+x方向)よりも下方(−z方向)に位置した傾斜状態となるようにすることができる。
第1固定具51の一部と第2固定具52の一部は、第1結合部41の第1プレート41aと第2結合部42の第2プレート42aから収納パネル20方向に突出することもある。この場合、図1〜図4に図示されたように、第1固定具51と第2固定具52が収納パネル20の上方(+z方向)に位置すると、収納パネル20に収納された物と接触して収納された物が損傷される問題が発生することもあり得る。第1固定具51と第2固定具52が収納パネル20の上面20a付近に位置するためである。
しかし、図5に図示されたような本実施例に係る収納タンス組立体の場合、第1固定具51の一部と第2固定具52の一部が第1結合部41の第1プレート41aと第2結合部42の第2プレート42aから収納パネル20方向に突出するとしても、収納された物が損傷しないようにすることができる。図5に図示されているように、本実施例に係る収納タンス組立体の場合、組み立てられた収納タンスにおいて第1固定具51と第2固定具52は収納パネル20の下方(−z方向)に位置する。このとき、第1固定具51と第2固定具52は収納パネル20の下面20b付近に位置する。収納パネル20の上面20a上に収納された物は、通常的にその上部の収納パネル20の下面20b近辺にまでは至らないのが一般的であるので、第1固定具51と第2固定具52が収納パネル20に収納された物と接触する可能性が低くなり、したがって、収納された物が損傷する問題が発生しないようにすることができる。
図6は、本発明のさらに他の一実施例に係る収納タンス組立体によって具現された収納タンスの一部を概略的に図示する部分拡大図である。本実施例に係る収納タンス組立体の場合、収納パネル20が、端部面(ES)に第1結合部41の第1結合プレート41bおよび第2結合部42の第2結合プレート42bを挿入することができる溝(ES1、ES2)を有する。これにより、第1結合部41と第2結合部42が収納パネル20に固定される時、第1結合プレート41bを収納パネル20の溝(ES1)に挿入し、第2結合プレート42bを収納パネル20の溝(ES2)に挿入して固定することができる。
もちろん、この場合、図6に図示されたように、第1結合部41の第1貫通ホール41a1と第2貫通ホール41a2、そして、第2結合部42の第3貫通ホール42a3が収納パネル20の上面20aの上方(+z方向)に位置するようにすることもでき、本発明のさらに他の一実施例に係る収納タンス組立体によって具現された収納タンスの一部を概略的に図示する部分拡大図である図7に図示されたように、第1結合部41の第1貫通ホール41a1と第2貫通ホール41a2、そして、第2結合部42の第3貫通ホール42a3が収納パネル20の下面20bの下方(−z方向)に位置するようにすることもできる。この二つの場合の第1貫通ホール41a1と第2貫通ホール41a2などに対する説明は、図1〜図4を参照して説明した内容と図5を参照して説明した内容と同一/類似であるので省略する。
このように第1結合部41と第2結合部42が収納パネル20に固定されるとき、単純に第1結合プレート41bを収納パネル20の溝(ES1)に挿入し、第2結合プレート42bを収納パネル20の溝(ES2)に挿入して固定することによって、螺子などを利用する方式に比べて収納タンス組立体の組み立てを画期的に単純化することができる。
一方、これまでは第1結合部41と第2結合部42が互いに分離された場合に対して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明のさらに他の一実施例に係る収納タンス組立体の一構成要素を概略的に図示する斜視図である図8に図示されたように、第1結合部41の第1結合プレートと第2結合部42の第2結合プレートが一体化された結合プレート412bを有する結合部412を利用することもできる。すなわち、結合部412が第1プレート41aと第2プレート42aを有し、第1プレート41aには前述のような第1貫通ホール41a1と第2貫通ホール41a2が形成され、第2プレート42aには前述のような第3貫通ホール42a3が形成されるようにすることができる。もちろん、第1プレート41aと第2プレート42aは図8に図示されたように、結合プレート412bから下方(−z方向)に延びることもでき、これとは違って上方(+z方向)に延びることもできる。仮に、第1プレート41aと第2プレート42aが上方(+z方向)に延びるとしても、第2貫通ホール41a2は第1貫通ホール41a1の終端から上方(+z方向)に延びることはいうまでもない。このように第1結合部41と第2結合部42を一体化することによって、使用者が組み立てをさらに簡単にすることができる。
ひいては、本発明のさらに他の一実施例に係る収納タンス組立体の一構成要素を概略的に図示する斜視図である図9に図示されたように、第1プレートと第2プレートも一体化されたプレート412aを有する結合部412を利用することもできる。もちろん、プレート412aは図9に図示されたように、結合プレート412bから下方(−z方向)に延びることもでき、これとは違って上方(+z方向)に延びることもできる。
また、本発明のさらに他の一実施例に係る収納タンス組立体の一構成要素を概略的に図示する斜視図である図10に図示されたように、一体化された結合プレート412bのx軸方向の長さが、一体化されたプレート412aのx軸方向の長さより短くなるようにすることができる。この場合、図7などを参照して前述したものと同じく、収納パネル20の端部面(ES)に溝を形成し、図10に図示されたような結合部412を収納パネル20に固定する時、一体化された結合プレート412bのx軸方向の長さが一体化されたプレート412aのx軸方向の長さよりも短いので、収納パネル20の端部面(ES)に形成する溝のx軸方向長さも短くすることができる。もちろん、この場合にもプレート412aは図10に図示されたように、結合プレート412bから下方(−z方向)に延びることもでき、これとは違って上方(+z方向)に延びることもできる。
一方、これまでの説明において、第1固定具51が第1貫通ホール41a1と第2貫通ホール41a2内で動くことができ、第2固定具52が第3貫通ホール42a3内で動くことができるとしているところ、第1貫通ホール41a1、第2貫通ホール41a2および第3貫通ホール42a3内での第1固定具51と第2固定具52の第1貫通ホール41a1、第2貫通ホール41a2および第3貫通ホール42a3に対する相対的な位置を変えることができるように、第1固定具51と第2固定具52の大きさを第1貫通ホール41a1、第2貫通ホール41a2および第3貫通ホール42a3の大きさよりも小さくすることができることはいうまでもない。ここで、第1固定具51と第2固定具52の大きさは、例えば、第1固定具51と第2固定具52の第1貫通ホール41a1、第2貫通ホール41a2および第3貫通ホール42a3を突き抜ける部分の最大厚さを意味し、第1貫通ホール41a1、第2貫通ホール41a2および第3貫通ホール42a3の大きさは、各貫通ホールの延長された方向(例えば図10の場合、x軸方向)と垂直の方向(例えば図10の場合、z軸方向)へのホールの大きさを意味し得る。
これまでは、主に収納タンスが本棚である場合について説明したが、本発明はこれに限定されないことはいうまでもない。例えば、本発明は子供たちの遊具を収納する収納タンスであり得る。子供たちが遊具を取り出す時、収納パネルが水平である従来の収納タンスの場合、隣接した遊具がかみ合って共に前方に取り出され床に落ちてしまう恐れがある。しかし、必要に応じて収納パネルが後方に行くほど下方に傾斜するようにセッティングされると、子供たちが遊具を取り出す時、隣接した遊具は後方に傾斜した収納パネルによって取り出される遊具によって、共に前方に取り出されなくなるので、子供たちの生活安定性を画期的に高めることができる。もちろん、本発明は遊具以外の多様な物の収納にも活用することができる。また、外部の衝撃が収納タンスに印加されても、水平に維持されていた収納パネル20が、後方が自然に下方に動くことによって、遊具などが外部の衝撃によって前方に落下することを効果的に防止することができる。例えば、通常の店舗の陳列台の場合、地震のような外部衝撃によって収納された物が落下することによって、人的/物的被害が発生する恐れがあるが、本実施例に係る収納タンスを利用する場合には地震のような外部衝撃が発生しても水平に維持されていた収納パネル20が、自然に後方が下方に動くことによって、収納された物が前方に落下することを効果的に防止してその被害を減らすことができる。
また、本発明は収納パネル20、側面パネル30、第1結合部41および第2結合部42などの、少なくとも一部が結合された収納タンスはもちろん、収納パネル20、側面パネル30、第1結合部41および第2結合部42などを結合することができる、収納パネル20、側面パネル30、第1結合部41および第2結合部42などの、分離された一組のセットである場合も含む。
本発明は、図面に図示された実施例を参照して説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当該技術分野で通常の知識を有した者であればこれから多様な変形および均等な他の実施例が可能であることが理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。
物をより安定的に取り出し、または保管、展示および運搬できる収納タンスを具現することができる。