JP2017226965A - 防火措置具及びそれを用いた防火措置工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリーブ材から導出される長尺体の導出部位での密封処理を後工事等に影響され難い形態で能率良く容易に行う。【解決手段】区画体1の貫通孔2に配設可能なスリーブ材3に、これから導出される長尺体4を囲繞可能な可撓性の耐熱筒状体5を取付けてある防火措置具。【選択図】図3

Description

本発明は、壁部・床部・天井部などの区画体に形成された貫通孔の内面とこれに挿通されるケーブルや配管等の長尺体の外面との間の隙間を経由しての火炎や火災熱、煙等の侵入を抑止するための防火措置具及びそれを用いた防火措置工法に関する。
上述の防火措置具として、例えば、特許文献1に示すように、区画体に形成された貫通孔に配設可能なスリーブ材が、熱膨張性基材を混入してある熱膨張性ゴムから構成されたものが提案されている。このスリーブ材は、区画体の貫通孔に挿設可能な円筒状のスリーブ本体と、当該スリーブ本体の一端部から径方向外方側に突出するフランジ部と、スリーブ本体の一端部の開口を閉鎖可能な閉鎖部とを一体形成して構成されている。
また、スリーブ材の閉鎖部には、スリーブ軸芯から半径方向に沿って放射状に延びる複数の切込みが形成され、この切り込みで分離された円周方向で複数の閉塞片は、長尺体の挿入に伴ってスリーブ軸芯方向に撓み変形可能に構成されている。
上述の防火措置具を用いた防火措置工法では、区画体の貫通孔にスリーブ材が挿設され、且つ、スリーブ材に長尺体が挿入配置されている状態において、スリーブ本体の閉鎖部を構成する複数の閉塞片の撓み変形によって形成される環状凹部に、非硬化性で柔軟性を有する耐熱パテを充填するパテ充填作業工程が実行される。このパテ充填作業工程で充填された耐熱パテにより、複数の閉塞片の隣接間の隙間や各閉塞片と長尺体の外面との間の隙間が閉塞される。
特開2008−241027号公報
上述の防火措置具を用いた防火措置工法が実行された施工現場では、電気工事等の後工事時において、区画体の貫通孔に挿設のスリーブ材から導出されている長尺体を曲げ操作したり、押し引き操作することがある。この曲げ操作や押し引き操作等に伴って充填された耐熱パテもズレ動くため、複数の閉塞片の隣接間や各閉塞片と長尺体の外面との間に隙間が発生し、そのまま放置すれば防火区画の防火防煙性能が低下する不都合がある。
そのため、電気工事等の後工事の終了後において、耐熱パテのズレ動き等の充填状態を再度検査して、不具合がある場合には耐熱パテの充填状態を補修する必要があり、その補修作業に多くの手間とコストを要する。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、スリーブ材から導出される長尺体の導出部位での閉塞処理を後工事等に影響され難い形態で能率良く容易に行うことのできる防火措置具及びそれを用いた防火措置工法を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、防火措置具であって、区画体の貫通孔に配設可能なスリーブ材に、これから導出される長尺体を囲繞可能な可撓性の耐熱筒状体を取付けてある点にある。
上記構成によれば、区画体の貫通孔にスリーブ材が配設され、且つ、スリーブ材に長尺体が挿入配置されている状態では、スリーブ材から導出される長尺体の導出部位が、スリーブ材に取付けた可撓性の耐熱筒状体で囲繞される。そのため、この耐熱筒状体をそれの可撓性を利用して縮径変形操作することにより、長尺体の挿入本数や大きさ等によって変動する長尺体の総合横断面積に対応した形態で耐熱筒状体と長尺体との重合部位を容易に閉塞することができる。
しかも、耐熱筒状体と長尺体との重合部位を、耐熱筒状体を縮径変形する形態で適宜閉塞処理手段で閉塞処理しても、閉塞処理後における長尺体の曲げ操作や押し引き操作等に伴う当該長尺体の導出部位の位置変動をそれを囲繞している耐熱筒状体の可撓変形で吸収することができる。
したがって、スリーブ材から導出される長尺体の導出部位での閉塞処理を後工事等に影響され難い形態で能率良く容易に行うことができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記スリーブ材が樹脂製であり、当該スリーブ材の内面側には、熱膨張性耐火材が設けられている点にある。
上記構成によれば、区画体の貫通孔に挿設された樹脂製のスリーブ材が火災熱で軟化又は溶融し、且つ、スリーブ材の内面側に設けた熱膨張性耐火材が熱膨張したとき、この熱膨張する熱膨張性耐火材の径方向外方側においては、軟化又は溶融した樹脂製のスリーブ材が区画体の貫通孔の内面に押圧されて圧着される。また、熱膨張する熱膨張性耐火材の径方向内方側においては、長尺体を貫通孔の中心側に押圧して押し潰す。
そのため、区画体の貫通孔の内面と長尺体の外面との間を熱膨張した熱膨張性耐火材で閉塞することができるが、特に、区画体の貫通孔の内面と熱膨張性耐火材の径方向外方側との間で圧着される軟化又は溶融した樹脂製のスリーブ材によって密封性(密着性)が高まり、防火区画の防火・防煙性能を向上することができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記スリーブ材は、融点が前記熱膨張性耐火材の熱膨張開始温度よりも低いポリエチレン樹脂で構成されている点にある。
上記構成によれば、火災発生時に、先ず、区画体の貫通孔に挿設されたポリエチレン樹脂製のスリーブ材が火災熱で溶融し、その溶融樹脂の一部が熱膨張性耐火材の装着領域外を経由して流下し、複数の長尺体の隣接間に形成されている隙間に流入する。この流入した溶融樹脂で長尺体の隣接間の隙間を減じることができるので、長尺体の隣接間の隙間を経由して火災熱や煙等が侵入するのを抑制することができる。その後、熱膨張性耐火材が熱膨張して、区画体の貫通孔の内面と長尺体の外面との間を閉塞することができる。
したがって、スリーブ材の融点と熱膨張性耐火材の熱膨張開始温度とに着目した上述の合理的な改造により、防火区画の防火・防煙性能を一層向上することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記スリーブ材の内面には、前記熱膨張性耐火材を装着する装着凹部が、前記スリーブ材の外端面側に開口し、且つ、前記スリーブ材の内端面側には開口しない状態で形成されている点にある。
上記構成によれば、スリーブ材の内面の装着凹部に熱膨張性耐火材を装着する際、装着凹部におけるスリーブ材の外端面側の開口を通して容易に装着することができる。
しかも、長尺体の挿入時に熱膨張性耐火材に内端面側への移動力が作用しても、この熱膨張性耐火材の内端面側へのずれ動きを装着凹部の奥側端面との当接によって阻止することができる。また、長尺体の挿入時に熱膨張性耐火材に外端面側への移動力が作用して、当該熱膨張性耐火材が外端面側の開口を通して外方側にずれ動いても、外端面側において
ずれ動いた熱膨張性耐火材を装着凹部の所定位置に簡単に押し込むことができる。
さらに、スリーブ材の内端面側には、熱膨張性耐火材が存在しない樹脂だけの領域が形成されている。そのため、火災熱で溶融したスリーブ材の内端面側の溶融樹脂が熱膨張性耐火材に邪魔されること無く直ちに流下して、複数の長尺体の隣接間に形成されている隙間にスムーズに流入する。それ故に、長尺体の隣接間の隙間を素早く減じることができるので、長尺体の隣接間の隙間を経由して火災熱や煙等が侵入することをより効果的に抑制することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記耐熱筒状体は、前記スリーブ材の端部に形成され、且つ、前記区画体における前記貫通孔の開口周縁に当接可能な鍔部の外周面に固着されている点にある。
上記構成によれば、区画体の貫通孔に対するスリーブ材の挿入装着長さを規制する鍔部は、貫通孔よりも大径に構成されている。そのため、この大径の鍔部の外周面に耐熱筒状体を固着することにより、挿入される長尺体の外面と耐熱筒状体の内面との間に空間的な余裕を形成することができ、耐熱筒状体に対する長尺体の挿通作業を容易に行うことができる。
本発明による第6の特徴構成は、第1〜第5の特徴構成のいずれか一つに記載の防火措置具を用いた防火措置工法であって、
可撓性の前記耐熱筒状体を取付けてある前記スリーブ材を前記区画体の前記貫通孔に配設するスリーブ配設工程と、
前記防火措置具に前記長尺体を挿入する長尺体挿入工程と、
前記防火措置具の前記耐熱筒状体と前記長尺体との重合部位を緊締材で緊締する緊締工程と、
を備えた点にある。
上記構成によれば、スリーブ配設工程と長尺体挿入工程とを実行した状態では、区画体の貫通孔にスリーブ材が配設され、且つ、スリーブ材に長尺体が挿入配置され、スリーブ材から外部に導出された長尺体の導出部位が、スリーブ材に取付けた可撓性の耐熱筒状体で囲繞された状態にある。そのため、緊締工程において、防火措置具の耐熱筒状体と長尺体との重合部位を緊締材で緊締することにより、その緊締処理部位での耐熱筒状体と長尺体との間の隙間及び複数本の長尺体の隣接間に形成される隙間を減少することができ、火災時に隙間を等して火災熱や煙が侵入することを抑制することができる。さらに、緊締処理後における長尺体の曲げ操作や押し引き操作等に伴う当該長尺体の導出部位の位置変動をそれを囲繞している耐熱筒状体の可撓変形で吸収することができる。
したがって、防火措置具の耐熱筒状体を径方向外方側から緊締材で緊締するという簡単な操作をもって、防火区画の防火・防煙性能を向上しながら、且つ、スリーブ材から導出された長尺体の導出部位での閉塞処理を後工事等に影響され難い形態で能率良く容易に行うことができる。
本発明による第7の特徴構成は、前記緊締工程においては、前記防火措置具の前記耐熱筒状体と前記長尺体との重合部位における長手方向に間隔をおいた複数個所を前記緊締材で緊締する点にある。
上記構成によれば、耐熱筒状体と長尺体との重合部位のうち、緊締材で緊締処理された長手方向複数個所において、耐熱筒状体と長尺体との間の隙間及び複数本の長尺体の隣接間の隙間を減少することができるので、火災時に隙間を等して火災熱や煙が侵入することを抑制することができる。
しかも、耐熱筒状体と長尺体との重合部位における複数の緊締処理部位間の閉塞処理領域では、火災熱で電力ケーブル等の長尺体の被覆樹脂が軟化又は溶融し、複数本の長尺体の隣接間の隙間を減少することができる。
したがって、防火措置具の耐熱筒状体の複数個所を径方向外方側から緊締材で緊締するという簡単な操作をもって、防火区画の防火・防煙性能を一層高めながら、且つ、スリーブ材から長尺体が導出される部位での閉塞処理を後工事等に影響され難い形態で能率良く容易に行うことができる。
第1実施形態の防火措置具を示す一部切欠き分解斜視図 防火措置具の縦断面図 防火措置工法の施工途中の縦断面図 防火措置工法の施工完了状態の縦断面図 第2実施形態の防火措置具及び防火措置工法の施工完了状態を示す縦断面図 第3実施形態の防火措置具及び防火措置工法の施工完了状態を示す縦断面図
〔第1実施形態〕
図1〜図4は、防火区画構造の区画体1に形成された貫通孔2の内面とこれに挿通される長尺体4の外面との間の隙間を経由しての火炎や火災熱、煙等の侵入を抑止するための本発明の防火措置具Aを示す。
この防火措置具Aが適用される区画体1は、建築物内の空間を区画形成する防火性の構造体であり、例えば、空間を鉛直方向に区画形成する防火壁部(図3、図4参照)、又は、空間を水平方向に区画形成する防火床部(又は防火天井部)がある。また、区画体1の構成材としては、例えば、鉄筋コンクリート(RC)、軽量気泡コンクリート(ALC)、石膏ボード等を例示することができる。
また、区画体1の貫通孔2に挿通される長尺体4としては、屋内用絶縁電線や引込用絶縁電線等の電気ケーブル4A(図3、図4参照)、光ファイバケーブル、空調装置用の冷媒配管、給排水用配管4C(図5参照)、配線・配管用さや管4B(図5参照)、同軸ケーブル、LANケーブル、制御ケーブル等を例示することができる。
そして、本実施形態では、図3、図4に示すように、区画体1としての鉄筋コンクリート製の防火壁部に、水平方向(壁部厚み方向)に貫通する円形状の貫通孔2が形成され、この貫通孔2の両開口部に対し水平方向の両側方から本発明の防火措置具Aが装着されている。
この防火措置具Aの各々は、図1、図2に示すように、貫通孔2の貫通長さの半分以下の長さを有し、且つ、貫通孔2の内径よりも僅かに小なる外径に形成された樹脂製の円筒状のスリーブ材3に、当該スリーブ材3の外端面3b側開口から外部(室空間側)に導出される長尺体4を囲繞可能な可撓性及びガスバリア性を備えた耐熱筒状体5を取付けて構成されている。
上述の構成により、区画体1の貫通孔2にスリーブ材3が配設され、且つ、スリーブ材3に長尺体4が挿入配置されている状態では、スリーブ材3から外部(室空間側)に導出される長尺体4の導出部位が、スリーブ材3に取付けた可撓性の耐熱筒状体5で囲繞される。そのため、この耐熱筒状体5をそれの可撓性を利用して縮径変形操作することにより、長尺体4の挿入本数や大きさ等によって変動する長尺体4の総合横断面積に対応した形態で耐熱筒状体5と長尺体4との重合部位を容易に閉塞することができる。
しかも、耐熱筒状体5と長尺体4との重合部位を、耐熱筒状体5を縮径変形する形態で適宜閉塞処理手段(後述の緊締材B等)で閉塞処理しても、閉塞処理後における長尺体4の曲げ操作や押し引き操作等に伴う当該長尺体4の導出部位の位置変動をそれを囲繞している耐熱筒状体5の可撓変形で吸収することができる。
したがって、スリーブ材3から導出される長尺体4の導出部位での閉塞処理を後工事等に影響され難い形態で能率良く容易に行うことができる。
次に、防火措置具Aのスリーブ材3について詳述する。
図1〜図4に示すように、スリーブ材3のスリーブ軸芯方向の一端部には、貫通孔2の内径よりも大径で、且つ、区画体1の側面1aにおける貫通孔2の開口周縁にスリーブ軸芯方向から当接可能な円形状の鍔部3Aが一体形成されている。この鍔部3Aが貫通孔2の開口周縁に当接した状態では、貫通孔2に対するスリーブ材3の挿入長さが最大挿入長さに規制される。
また、鍔部3Aの外周部位は、貫通孔2の開口周縁から離れる側にスリーブ軸芯方向に沿って円筒状に延出され、この延出によって拡大された鍔部3Aの外周円筒部分の外周面3aが耐熱筒状体5に対する取付け面に構成されている。
スリーブ材3の外周面における鍔部3A以外の領域で、且つ、スリーブ軸芯方向の一箇所又は複数個所(本実施形態では3箇所)には、貫通孔2の内径よりも大径で、且つ、薄肉の円環状の抜止め突起3Bが一体形成されている。そのため、区画体1の貫通孔2に対してスリーブ材3を押し込み挿入したとき、スリーブ材3の抜止め突起3Bは撓み変形しながら貫通孔2内に入り込み、撓み変形した抜止め突起3Bの先端は貫通孔2の内面に食い込み気味に接触し、スリーブ材3の抜け出しが抑制される。
スリーブ材3の内面には、図1、図2に示すように、区画体1の貫通孔2の内面と長尺体4の外面との間を閉塞可能な熱膨張倍率に設定されている円環状の熱膨張性耐火材6を装着する円環溝状の装着凹部3Cが形成されている。この装着凹部3Cは、スリーブ材3のスリーブ軸芯方向の一端側である外端面3b側に開口し、且つ、スリーブ材3のスリーブ軸芯方向の他端側である内端面3d側には開口しない状態で形成されている。そのため、スリーブ材3の内面の装着凹部3Cに熱膨張性耐火材6を装着する際、装着凹部3Cにおけるスリーブ材3の外端面3b側の開口を通してスリーブ軸芯方向から容易に装着することができる。
また、スリーブ材3における装着凹部3Cの奥側段差面3eと内端面3dとの間は、熱膨張性耐火材6が存在しない非装着領域Lに構成されている。
熱膨張性耐火材6としては従来から種々の熱膨張性組成物が存在し、そのいずれも好適に使用することができる。例えば、熱膨張性耐火材6は、耐熱性及び難燃性を備えた合成樹脂(例えば、オレフィン系樹脂)やゴム等のベース材に膨張黒鉛やアルカリ金属ケイ酸塩、未焼成バーミキュライト粉末などの熱膨張性基材及び難燃材等を混成して、スリーブ材3の外端面3b側の開口からスリーブ軸芯方向に沿って圧入可能な円環状に成形している。
本実施形態の熱膨張性耐火材6の一例としては、オレフィン系樹脂、膨張黒鉛、難燃材等を混成して成形してある。
本実施形態では、熱膨張性耐火材6の熱膨張開始温度が、例えば、130〜300℃、好ましくは、180〜250℃に設定されている。
尚、熱膨張性耐火材6の厚み及び熱膨張倍率は、区画体1の貫通孔2の内面と長尺体4の外面との間を確実に閉塞できる範囲で適宜選択するとよい。
スリーブ材3は、融点が熱膨張性耐火材6の熱膨張開始温度よりも低いポリエチレン樹脂、例えば、融点が95〜120℃の低密度ポリエチレンから構成されている。
そして、火災発生時に、先ず、区画体1の貫通孔2に挿設された低密度ポリエチレン製のスリーブ材3が火災熱で軟化又は溶融する。特に、スリーブ材3の熱膨張性耐火材6が存在しない内端面側の非装着領域Lの樹脂が溶融すると、この溶融樹脂は熱膨張性耐火材6に邪魔されることなく直ちに流下して複数の長尺体4の隣接間に形成されている隙間にスムーズに流入する。この流入した溶融樹脂で長尺体4の隣接間の隙間を素早く減じることができるので、長尺体4の隣接間の隙間を経由して火災熱や煙等が侵入するのをより効果的に抑制することができる。
その後、長尺体4の樹脂被覆材等の燃焼を含む火災熱で熱膨張性耐火材6がスリーブ材3の径方向及び軸芯方向に熱膨張する。この熱膨張する熱膨張性耐火材6の径方向外方側においては、軟化又は溶融した樹脂製のスリーブ材3が区画体1の貫通孔2の内面に押圧されて圧着される。これにより、区画体1の貫通孔2の内面と熱膨張性耐火材6の径方向外方側との間で圧着された軟化又は溶融状態にある樹脂製のスリーブ材3によって密封性が一層高まる。
また、熱膨張する熱膨張性耐火材6の径方向内方側においては、長尺体4をスリーブ軸芯側に押圧して押し潰し、長尺体4の隣接間の隙間を減少しながら的確に閉塞することができる。
したがって、融点が熱膨張性耐火材6の熱膨張開始温度よりも低いポリエチレン樹脂製のスリーブ材3との合理的な組み合わせにより、閉塞性を高めて防火区画の防火・防煙性能を一層向上することができる。
次に、防火措置具Aの耐熱筒状体5について詳述する。
耐熱筒状体5は、スリーブ材3の鍔部3Aに外装可能な可撓性及びガスバリア性を備えた複層構造のアルミ箔ラミネート5Aから構成されている。
本実施形態においては、図1に示すように、二枚の長方形状のアルミ箔ラミネート5Aを重ね合わせ、その重ね合わされた両アルミ箔ラミネート5Aの長辺側の側縁部分5a同士を気密状態で熱融着により帯状に接着して筒状に構成してある。
そして、筒状に構成されたアルミ箔ラミネート5Aをスリーブ材3の鍔部3Aに外装し、アルミ箔ラミネート5Aの筒内面層を構成するポリエチレンフィルムのうち、鍔部3Aの外面に対応する筒軸心方向の一端側の端縁部分5bとポリエチレン製の鍔部3Aの外周面3aとを円周方向に沿って気密状態で熱融着により固着してある。
次に、上述の如く構成された防火措置具Aを用いた防火措置工法について説明する。
この防火措置工法では、図3、図4に示すように、可撓性の耐熱筒状体5を取付けてあるスリーブ材3を区画体1の貫通孔2に配設するスリーブ配設工程と、配設された防火措置具Aに長尺体4の一例である複数本の電気ケーブル4Aを挿入する長尺体挿入工程と、防火措置具Aの耐熱筒状体5と電気ケーブル4Aとの重合部位を緊締材Bで緊締する緊締工程とが実行される。
以下、上述の各工程について詳述する。
[スリーブ配設工程]
区画体1の貫通孔2に防火措置具Aを装着する前の準備作業として、スリーブ材3の装着凹部3Cに、熱膨張性耐火材6を予め装着しておく。このとき、装着凹部3Cにおけるスリーブ材3の外端面3b側の開口を通して熱膨張性耐火材6をスリーブ軸芯方向から容易に圧入装着することができる。
尚、防火措置具Aの出荷時において、スリーブ材3の装着凹部3Cに熱膨張性耐火材6を予め装着しておくことも可能である。
この準備作業後において、図3に示すように、区画体1の貫通孔2に防火措置具Aのスリーブ材3を、それの鍔部3Aに取付けられている耐熱筒状体5を貫通孔2の外部に配置した状態で水平方向の両側方から挿入する。スリーブ材3の一端部の鍔部3Aが区画体1の外側面における貫通孔2の開口周縁にスリーブ軸芯方向から当接した状態では、貫通孔2に対するスリーブ材3の挿入長さが最大挿入長さとなる。
このとき、スリーブ材3の外周面に形成された抜止め突起3Bは撓み変形しながら貫通孔2内に入り込み、撓み変形した抜止め突起3Bの先端は貫通孔2の内面に食い込み状態で接触し、スリーブ材3は最大挿入位置で抜止め保持される。
[長尺体挿入工程]
図3に示すように、区画体1の貫通孔2に挿設された防火措置具Aのスリーブ材3及び円筒状に拡開された可撓性の耐熱筒状体5とに亘って複数本の電気ケーブル4Aを挿入する。このとき、円筒状に拡開された耐熱筒状体5の内径は、貫通孔2よりも大径に構成されているスリーブ材3の鍔部3Aの外径と同一又は略同一であるため、挿入される複数本の電気ケーブル4Aと耐熱筒状体5の内面との間に空間的な余裕があり、耐熱筒状体5に対する電気ケーブル4Aの挿通作業を容易に行うことができる。
[緊締工程]
図4に示すように、防火措置具Aの耐熱筒状体5と複数本の電気ケーブル4Aとの重合部位のうち、スリーブ材3の鍔部3Aに近い第1設定緊締位置と耐熱筒状体5の他端側に偏倚した第2設定緊締位置との二箇所を、それぞれ緊締材Bの一例である樹脂製の結束バンド(例えば、市販されているインシュロック(登録商標))7で緊締してある。
この結束バンド7は、図1に示すように、一側面に多数の係合凹部7aを等ピッチで形成してあるバンド部7Aの基端部に、当該バンド部7Aの先端側から挿入可能で、且つ、挿入部位の係合凹部7aと係合してバンド本体の抜け出しを阻止する係合爪7bを備えた筒状係止部7Bを一体形成して構成されている。
そして、耐熱筒状体5と電気ケーブル4Aとの重合部位のうち、結束バンド7で緊締処理された長手方向の二箇所において、耐熱筒状体5と電気ケーブル4Aとの間の隙間及び複数本の電気ケーブル4Aの隣接間に形成される隙間を減少することができるので、火災時に隙間を経由して火災熱や煙が侵入することを抑制することができる。
しかも、耐熱筒状体5と電気ケーブル4Aとの重合部位における両緊締処理部位間の密封処理領域では、火災熱で電気ケーブル4Aの被覆樹脂が軟化又は溶融して、複数本の電気ケーブル4Aの隣接間に存在していた隙間を減少することができる。
したがって、防火措置具Aの耐熱筒状体5の複数個所を径方向外方側から結束バンド7で緊締するという簡単な操作をもって、防火区画の防火・防煙性能を一層高めながら、且つ、スリーブ材3から導出される電気ケーブル4Aの導出部位での密封処理を後工事等に影響され難い形態で能率良く容易に行うことができる。
〔第2実施形態〕
図5は、上述の第1実施形態の防火措置工法の別実施形態を示す。この防火措置工法の長尺体挿入工程においては、区画体1の貫通孔2に挿設された防火措置具Aのスリーブ材3及び円筒状に拡開された可撓性の耐熱筒状体5とに亘って、長尺体4の一例で、スリーブ材3の内径よりも小なる外径に構成された樹脂製のさや管4Bを挿入してある。このさや管4B内には、長尺体4の一例である給排水用配管4C等が挿入される。
また、緊締工程においては、防火措置具Aの耐熱筒状体5とさや管4Bとの重合部位のうち、スリーブ材3の鍔部3Aに近い第1設定緊締位置と耐熱筒状体5の他端側に偏倚した第2設定緊締位置との二箇所を、それぞれ緊締材Bの一例である樹脂製の結束バンド7で緊締してある。
尚、さや管4Bの先端開口部から給排水用配管4C等が導出される導出部位において、さや管4Bの先端開口部と給排水用配管4C等の導出部位との間を耐火パテ等の耐熱性シール材で閉塞処理する。
また、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第3実施形態〕
図6は、上述の第1実施形態の防火措置具Aの別実施形態を示す。この防火措置具Aのスリーブ材3の内面には、区画体1の貫通孔2の内面と長尺体4の一例である複数本の電気ケーブル4Aの外面との間を閉塞可能な熱膨張倍率に設定されている円環状の熱膨張性耐火材6を装着する円環溝状の装着凹部3Cが形成されている。この装着凹部3Cは、スリーブ材3のスリーブ軸芯方向の他端側である内端面3d側に開口し、且つ、スリーブ材3のスリーブ軸芯方向の一端側である外端面3b側には開口しない状態で形成されている。
スリーブ材3は、上述の第1実施形態と同様に、融点が熱膨張性耐火材6の熱膨張開始温度よりも低いポリエチレン樹脂、例えば、融点が95〜120℃の低密度ポリエチレンから構成されている。
スリーブ材3の外端面3b側開口から外部(室空間側)に導出される電気ケーブル4Aを囲繞可能な可撓性及びガスバリア性を備えた耐熱筒状体5は、スリーブ材3の鍔部3Aに外装可能な可撓性及びガスバリア性を備えた5層構造の筒状のアルミ箔ラミネート5Aから構成されている。この筒状のアルミ箔ラミネート5Aの一端部をスリーブ材3内に挿入し、アルミ箔ラミネート5Aの筒外面層を構成するポリエチレンフィルムのスリーブ材3側の端縁部分5cとポリエチレン製のスリーブ材3の内面における外端面3b側の端縁部分とを円周方向に沿って気密状態で熱融着により固着してある。
上述の如く構成された防火措置具Aの場合では、火災発生時に、先ず、区画体1の貫通孔2に挿設された低密度ポリエチレン製のスリーブ材3が火災熱で軟化又は溶融する。溶融した樹脂の一部は、区画体1の貫通孔2に内面と円筒状の熱膨張性耐火材6の外面との間の環状空間部を通して内端側に流出し、且つ、流下して複数の電気ケーブル4Aの隣接間に形成されている隙間に流入する。この流入した溶融樹脂で電気ケーブル4Aの隣接間の隙間を減じることができるので、長尺体4の隣接間隙間を経由して煙等が侵入するのを抑制することができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の各実施形態では、熱膨張性耐火材6を円環状に成形したが、この構成に限定されるものではない。例えば、熱膨張性耐火材6を可撓性のあるシート状又はパテ状に構成してもよい。さらに、熱膨張性耐火材6をポリエチレン等の袋体に収納してもよい。
(2)上述の各実施形態では、熱膨張性耐火材6を円環状に成形し、且つ、スリーブ材3の内面に、熱膨張性耐火材6を装着する円環溝状の装着凹部3Cを形成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、スリーブ材3の内面に形成される装着凹部3Cを、円周方向で複数の分割装着凹部に区画形成し、熱膨張性耐火材6を、各分割装着凹部に装着可能な大きさに形成してもよい。
(3)上述の第1実施形態では、スリーブ材3の内面の装着凹部3Cを、スリーブ材3の外端面3b側に開口し、且つ、スリーブ材3の内端面3d側には開口しない状態で形成した。また、上述の第3実施形態においては、スリーブ材3の内面の装着凹部3Cを、スリーブ材3の内端面3d側に開口し、且つ、スリーブ材3の外端面3b側には開口しない状態で形成した。しかし。これらの形態に限定されるものではない。例えば、スリーブ材3の内面の装着凹部3Cを、スリーブ材3の外端面3b側及び内端面3d側のいずれにも開口しない状態で形成してもよい。
(4)上述の各実施形態では、スリーブ材3の内面に熱膨張性耐火材6を装着する装着凹部3Cを形成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、装着凹部3Cを形成せずに、スリーブ材3の内面に熱膨張性耐火材6を貼り付けてもよい。
要するに、スリーブ材3の内面側に熱膨張性耐火材6を配設することのできるものであれば、如何なる形態を採用してもよい。
(5)上述の各実施形態では、スリーブ材3の内面側に熱膨張性耐火材6を設けたが、この構成に限定されるものではない。例えば、スリーブ材3の内面側に熱膨張性耐火材6を配設しない形態で実施してもよい。
(6)上述の各実施形態では、スリーブ材3を貫通孔2の貫通長さの半分以下の長さに構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、スリーブ材3を貫通孔2の貫通長さと同一又は略同一に構成して、スリーブ材3の両端部を区画体1の両側面に開口させてもよい。
この場合、1本のスリーブ材3に両端部に、スリーブ材3の外端面3b側開口から外部(室空間側)に導出される長尺体4を囲繞可能な可撓性及びガスバリア性を備えた耐熱筒状体5を取付ける。
(7)上述の各実施形態では、可撓性のある耐熱筒状体5をアルミ箔ラミネート5Aから構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、耐熱筒状体5を、鉄箔ラミネート、ステンレス箔ラミネート、銅箔ラミネート等の他の金属箔ラミネートから構成してもよい。さらに、耐熱筒状体5を、ガスバリア性のコーティング処理が施された可撓性の耐熱繊維製クロスから構成してもよい。
(8)上述の各実施形態では、緊締材Bを樹脂製の結束バンド(インシュロック(登録商標))から構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、緊締材Bを紐や針金、粘着テープ等から構成してもよい。
(9)上述の各実施形態では、防火措置具Aの耐熱筒状体5と長尺体4との重合部位における長手方向に間隔をおいた二箇所を、それぞれ緊締材Bで緊締したが、この構成に限定されるものではない。例えば、防火措置具Aの耐熱筒状体5と長尺体4との重合部位の一箇所又は三箇所以上を緊締材Bで緊締してもよい。
(10)上述の第1実施形態では、スリーブ材3の鍔部3Aの外周面3aと耐熱筒状体5を構成するアルミ箔ラミネート5Aとを熱融着により固着したが、この構成に限定されるものではない。例えば、スリーブ材3の鍔部3Aの外周面3aとアルミ箔ラミネート5Aとを結束バンドや針金、粘着テープ、接着剤等で取付けてもよい。
(11)上述の各実施形態では、スリーブ材3の外周面の端部に鍔部3Aを形成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、鍔部3Aが存在しないスリーブ材3を用いてもよい。
(12)上述の各実施形態では、スリーブ材3を樹脂から構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、スリーブ材3をステンレスやアルミ等の金属から構成してもよい。
1 区画体
2 貫通孔
3 スリーブ材
3A 鍔部
3C 装着凹部
3a 外周面
3b 外端面
3d 内端面
4 長尺体
5 耐熱筒状体
6 熱膨張性耐火材
A 防火措置具
B 緊締材

Claims (7)

  1. 区画体の貫通孔に配設可能なスリーブ材に、これから導出される長尺体を囲繞可能な可撓性の耐熱筒状体を取付けてある防火措置具。
  2. 前記スリーブ材が樹脂製であり、当該スリーブ材の内面側には、熱膨張性耐火材が設けられている請求項1記載の防火措置具。
  3. 前記スリーブ材は、融点が前記熱膨張性耐火材の熱膨張開始温度よりも低いポリエチレン樹脂で構成されている請求項2記載の防火措置具。
  4. 前記スリーブ材の内面には、前記熱膨張性耐火材を装着する装着凹部が、前記スリーブ材の外端面側に開口し、且つ、前記スリーブ材の内端面側には開口しない状態で形成されている請求項2又は3記載の防火措置具。
  5. 前記耐熱筒状体は、前記スリーブ材の端部に形成され、且つ、前記区画体における前記貫通孔の開口周縁に当接可能な鍔部の外周面に固着されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の防火措置具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の防火措置具を用いた防火措置工法であって、
    可撓性の前記耐熱筒状体を取付けてある前記スリーブ材を前記区画体の前記貫通孔に配設するスリーブ配設工程と、
    前記防火措置具に前記長尺体を挿入する長尺体挿入工程と、
    前記防火措置具の前記耐熱筒状体と前記長尺体との重合部位を緊締材で緊締する緊締工程と、
    を備えた防火措置工法。
  7. 前記緊締工程においては、前記防火措置具の前記耐熱筒状体と前記長尺体との重合部位における長手方向に間隔をおいた複数個所を前記緊締材で緊締する請求項6記載の防火措置工法。
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