JP2016165356A - 防火措置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐火構造体の貫通孔に複数の長尺体がまとめて挿通される場合の防火措置構造において、耐火性能を担保しながら施工性を向上させる。
【解決手段】耐火構造体の貫通孔と複数の長尺体との間に設けられる防火措置構造において、複数の長尺体(6)が長尺シート状の熱膨張性耐火シート材(10)を用いて共巻きされ、互いに隣り合う長尺体(6)と熱膨張性耐火シート材(10)とで囲まれる隙間部分(P)に、熱膨張性耐火シート材(10)の一部を切り離して形成される部分シート材(20)が配置されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、耐火構造体に形成された貫通孔とその貫通孔に挿通される複数の長尺体との間の隙間空間に設けられる防火措置構造に関する。
一般に、建築物の内部空間は壁・床・天井等の構造体によって複数の室空間に区画されている。ある室空間において火災が発生した場合、その火災が他の室空間へと拡大するのを防止するため、耐火性の構造体(耐火構造体)が用いられる場合がある。耐火構造体に形成された貫通孔に配管やケーブル等の長尺体が挿通される場合には、その貫通孔と長尺体との間の隙間を火炎が通って延焼する可能性があるため、この貫通孔に防火措置を施す必要がある。そのような防火措置を、熱膨張性耐火シート材を利用して行うことが、例えば特開2002−119608号公報(特許文献1)の図4等によって公知となっている。
特許文献1の防火措置構造において、熱膨張性耐火シート材は長尺体の周囲に巻回されて当該長尺体の外面に密着されている。この場合において、貫通孔に複数の長尺体が挿通される場合には、耐火性能を担保するため、それぞれの長尺体を個々に熱膨張性耐火シート材で巻回していたというのが実情である。しかし、そのような施工方法は、貫通孔にまとめて挿通される長尺体の本数分だけ熱膨張性耐火シート材を巻回する作業が必要で、施工性に劣っていた。
特開2002−119608号公報
耐火構造体の貫通孔に複数の長尺体がまとめて挿通される場合の防火措置構造において、耐火性能を担保しながら施工性を向上させることが望まれている。
本発明に係る防火措置構造は、
耐火構造体に形成された貫通孔と前記貫通孔に挿通される複数の長尺体との間の隙間空間に設けられる防火措置構造であって、
複数の前記長尺体が、可撓性及び全体として均一な厚みを有する長尺シート状の熱膨張性耐火シート材を用いて共巻きされ、
互いに隣り合う前記長尺体のそれぞれの外面とそれらに外接する前記熱膨張性耐火シート材とで囲まれる隙間部分に、前記熱膨張性耐火シート材の一部を切り離して形成される部分シート材が配置されている。
この構成によれば、複数の長尺体が熱膨張性耐火シート材を用いて共巻きされるので、貫通孔にまとめて挿通される長尺体の本数によらずに、熱膨張性耐火シート材を巻回する作業が1回だけで済む。よって、それぞれの長尺体を個々に熱膨張性耐火シート材で巻回する構造に比べて、施工性を向上させることができる。互いに隣り合う長尺体のそれぞれの外面と熱膨張性耐火シート材との間には、それらによって囲まれる隙間部分が生じるが、この隙間部分は、熱膨張性耐火シート材の一部を切り離して形成される部分シート材で少なくとも部分的に埋められる。よって、熱膨張性耐火シート材で複数の長尺体を共巻きする場合であっても、それぞれの長尺体を個々に熱膨張性耐火シート材で巻回する構造に見劣りしない耐火性能を確保することができる。また、共巻きに用いられる熱膨張性耐火シート材に由来する材料(部分シート材)で隙間部分を埋めるので、当該隙間部分を埋めるための専用部材を別途準備する必要がなく、また、当該隙間部分を埋めるための作業も比較的容易である。部分シート材は、熱膨張性耐火シート材の任意の位置で切り離すことが容易であるので、所望の長さの部分シート材を容易に得ることができる。よって、これらの点からも施工性を向上させることができる。従って、耐火構造体の貫通孔に複数の長尺体がまとめて挿通される場合の防火措置構造において、耐火性能を担保しながら施工性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。但し、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
1つの態様として、前記熱膨張性耐火シート材が、その一方側の表面に、互いに平行に形成されて幅方向に延びる複数の凹溝部を有すると好適である。
この構成によれば、熱膨張性耐火シート材を各長尺体の外面に沿うように変形させやすいので、複数の長尺体に対する共巻き作業を容易に行うことができる。また、凹溝部の底部においては熱膨張性耐火シート材の厚みが薄くなっているので、当該肉薄の凹溝部に沿って熱膨張性耐火シート材を容易に切り離して部分シート材を得ることができる。よって、これらの点からも、施工性を向上させることができる。
1つの態様として、前記部分シート材が、前記熱膨張性耐火シート材における互いに隣り合う前記凹溝部どうしの間に画成される突条部を複数含むように前記熱膨張性耐火シート材から切り離され、複数の前記突条部が前記凹溝部の箇所で背中合わせ状に折りたたまれた状態で前記隙間部分に配置されていると好適である。
この構成によれば、肉薄の凹溝部に沿って複数の突条部を背中合わせ状に折りたたんで、部分シート材に容易に立体形状を付与することができる。よって、互いに隣り合う長尺体のそれぞれの外面と熱膨張性耐火シート材との間の隙間部分のより多くの部分を、比較的簡単な操作で埋めることができ、施工性をさらに向上させることができる。また、本構成であれば、立体形状を有する部分シート材の全体の剛性を高めやすいので、隙間部分が比較的小さい場合にも長尺体の長手方向に沿って部分シート材を容易に挿入することができる。
1つの態様として、前記熱膨張性耐火シート材に、切れ込み線が予め規定されたパターン形状で形成されており、前記部分シート材が、当該部分シート材に対する変形操作によって前記パターン形状に応じた立体形状に予成形された状態で、前記隙間部分に配置されていると好適である。
この構成によれば、熱膨張性耐火シート材に形成された切れ込み線も利用して、当該熱膨張性耐火シート材を容易に切り離して部分シート材を得ることができる。また、部分シート材が、切れ込み線のパターン形状に応じた立体形状に予成形されてから用いられるので、互いに隣り合う長尺体のそれぞれの外面と熱膨張性耐火シート材との間の隙間部分のより多くの部分を、比較的簡単な操作で埋めることができる。よって、これらの点からも、施工性を向上させることができる。
1つの態様として、前記熱膨張性耐火シート材が、非粘着性であると好適である。
この構成によれば、熱膨張性耐火シート材から部分シート材を切り離す際に粘着力が作用しないので、切断時の抵抗が小さく抑えられる。また、互いに隣り合う長尺体のそれぞれの外面と熱膨張性耐火シート材との間の隙間部分に部分シート材を挿入する際も、当該部分シート材の表面(切断後の露出面を含む)には粘り気がないので、部分シート材の挿入時の抵抗も小さく抑えられる。よって、これらの点からも、施工性を向上させることができる。
第1の実施形態に係る防火措置構造の破断斜視図 防火措置構造の断面図 熱膨張性耐火シート材の斜視図 予成形部分シート材の断面図 防火措置構造の施工手順を示す図 第2の実施形態に係る熱膨張性耐火シート材の斜視図 予成形部分シート材の斜視図 熱膨張性耐火シート材の別態様を示す断面図 熱膨張性耐火シート材の別態様を示す断面図 熱膨張性耐火シート材の別態様を示す断面図 熱膨張性耐火シート材の別態様を示す断面図 予成形部分シート材の別態様を示す図 予成形部分シート材の別態様を示す図 予成形部分シート材の別態様を示す図
〔第1の実施形態〕
本発明に係る防火措置構造の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の防火措置構造は、耐火構造体4に形成された貫通孔4Hとその貫通孔4Hに挿通される複数の長尺体6との間の隙間空間Sに設けられる貫通孔防火措置構造である。本実施形態の防火措置構造は、以下の点によって特徴付けられる。すなわち、複数の長尺体6が、可撓性及び全体として均一な厚みを有する長尺シート状の熱膨張性耐火シート材10を用いて共巻きされている。そして、互いに隣り合う長尺体6のそれぞれの外面とそれらに外接する熱膨張性耐火シート材10とで囲まれる隙間部分Pに、熱膨張性耐火シート材10の一部を切り離して形成される部分シート材20が配置されている。これにより、耐火構造体4の貫通孔4Hに複数の長尺体6がまとめて挿通される場合の防火措置構造において、耐火性能を担保しながら施工性が向上されている。以下、本実施形態の防火措置構造について、詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる方向や寸法等に関する用語(例えば「平行」や「均一」等)は、誤差(製造上許容され得る程度の誤差)による差異を有する状態も含む概念である。また、以下の説明で参照する図面においては、図示の容易化や理解の容易化等の観点から、縮尺や上下左右の寸法比率等が実際の製品とは異なる場合がある。
防火措置構造が適用される耐火構造体4は、建築物内の空間を複数の室空間に区画する耐火性及び防火性の構造体である。耐火構造体4は、例えば図1に示すように複数の室空間を水平方向に区画する壁部であっても良いし、複数の室空間を鉛直方向に区画する床(又は天井;図示せず)であっても良い。また、耐火構造体4としては、例えば鉄筋コンクリート造(RC)、軽量気泡コンクリート造(ALC)、及び中空壁(石膏ボード等を含む)等を例示することができる。なお、耐火構造体4が中空壁で構成される場合には、スリーブ部材が併用されると良い。もちろん、これら以外の構造を有するものを耐火構造体4として用いても良い。
図1及び図2に示すように、耐火構造体4には、当該耐火構造体4をその厚み方向(図示の例では水平方向)に貫通する貫通孔4Hが形成されている。本実施形態では、円形状の貫通孔4Hが形成されている。但し、そのような構成に限定されることなく、貫通孔4Hの具体的形状は、例えば楕円状、レーストラック状、及び多角形状等の各種形状であって良い。
耐火構造体4の貫通孔4Hには、複数の長尺体6が挿通されている。長尺体6は、例えば線状体、管状体、及び帯状体等の、一方向に延びる長尺状の構造を有するものである。このような長尺体6としては、例えば空調装置用の配管類を例示することができる。本実施形態では、長尺体6は、冷媒循環用の2本の配管部材61とドレイン水排出用の1本のドレイン管62と1本の電気ケーブル63とを含む。なお、「2本の配管部材61」は、物理的に異なる2本の配管部材61であっても良いし、単一の配管部材61における異なる2箇所であっても良い。配管部材61は、内部を冷媒が流通する流体管61Aと、その流体管61Aの周囲を被覆する被覆材61Bとを有する。流体管61Aは例えば金属製の管状部材であり、被覆材61Bは流体管61Aに外装された例えば合成樹脂製の断熱材である。ドレイン管62は例えば合成樹脂製の管状部材である。ドレイン管62の周囲にも、当該ドレイン管62を被覆する被覆材が設けられても良い。電気ケーブル63は、導体線の周囲に絶縁被覆材が設けられて構成される。電気ケーブル63は、配管部材61及びドレイン管62に比べて小径に形成されている。図2に示すように、複数の長尺体6は、貫通孔4H内において、互いに外面どうしが接する状態で密集して配置されている。
貫通孔4Hと複数の長尺体6との間の隙間空間Sに、防火措置構造が設けられている。隙間空間Sは、貫通孔4Hの内面と複数の長尺体6のそれぞれの外面との間の径方向の隙間に広がる空間である。本実施形態の防火措置構造は、長尺シート状の熱膨張性耐火シート材10を主体として構成されており、耐火性の充填材30との併用によって実現されている。
図3に示すように、熱膨張性耐火シート材10は、基材シート11と、この基材シート11の片面に積層された熱膨張性耐火材層12とを含む。基材シート11は、例えばアルミガラスクロス、ガラスクロス、及びアルミワリフ等の金属製薄膜シートで構成される。基材シート11の厚みは、例えば50μm〜500μmであって良い。熱膨張性耐火材層12は、熱膨張性基材と無機充填材と樹脂成分とを含有する樹脂組成物で構成される。熱膨張性基材としては、例えば熱膨張性黒鉛、アルカリ金属ケイ酸塩、及び未焼成バーミキュライト粉末等が例示される。無機充填材としては、例えば各種の無機フィラー等が例示される。
熱膨張性耐火材層12は、自己粘着性及び非粘着性のいずれの性質を有していても良い。自己粘着性の熱膨張性耐火材層12を構成するための樹脂成分としては、例えばブチルゴム等を主成分とする粘着性エラストマーが例示される。非粘着性の熱膨張性耐火材層12を構成するための樹脂成分としては、例えばエチレン・プロピレン・ジエンゴム及びエチレン酢酸ビニルコポリマー等の非粘着性エラストマーが例示される。熱膨張性耐火シート材10の一部切断(詳しくは後述する)を容易化する観点からは、熱膨張性耐火材層12(熱膨張性耐火シート材10)は非粘着性であることが好ましい。熱膨張性耐火材層12(熱膨張性耐火シート材10)の厚みは、例えば1.5mm〜10mmであって良く、好ましくは2mm〜6mmである。
熱膨張性耐火シート材10は、全体として均一な厚みを有するように構成されている。「全体として均一な厚みを有する」とは、当該熱膨張性耐火シート材10の厚みが、全体として見た場合に一様であることを意味する。後述するように熱膨張性耐火シート材10が凹溝部15を有する場合には、熱膨張性耐火シート材10における凹溝部15の形成部位以外の実体部分(後述する突条部16)の厚みが、長さ方向Lの位置及び幅方向Wの位置によらずに一様であることを意味する。また、熱膨張性耐火シート材10は、可撓性を有するように構成されている。「可撓性を有する」とは、たわめることが可能な程度に柔軟であることを意味する。可撓性の熱膨張性耐火シート材10は、図3に示すようにロール状に巻き取られた状態で保管され、要時に繰り出されて用いられる。以下では、説明の便宜上、ロール状に保管されている状態の熱膨張性耐火シート材10を「ロール状シート材10R」と言う場合がある。
図3の拡大図に示すように、熱膨張性耐火シート材10は、その一方側の表面に、複数の凹溝部15を有する。凹溝部15は、熱膨張性耐火材層12における基材シート11とは反対側の面に形成されている。凹溝部15は、熱膨張性耐火材層12の表面から基材シート11側に向かって窪むように形成されている。凹溝部15は、熱膨張性耐火シート材10の幅方向Wに沿って延びるように形成されている。凹溝部15は、熱膨張性耐火シート材10の長さ方向Lに直交する平面での断面形状がV字状(本例では湾曲したV字形)を呈するように形成されている。複数の凹溝部15は、熱膨張性耐火シート材10の長さ方向Lに一定間隔を隔てて互いに平行に配置されるように形成されている。凹溝部15の深さは、熱膨張性耐火材層12の厚みの例えば1/3倍〜1倍であって良い。
熱膨張性耐火シート材10(熱膨張性耐火材層12)において、長さ方向Lに互いに隣り合う凹溝部15どうしの間には、幅方向Wに沿って延びる断面蒲鉾状の突条部16が画成されている。「断面蒲鉾状」とは、幅方向Wに沿って見た場合に、基材シート11に沿う直線部分と当該直線部分に対して厚み方向Tに対向する湾曲部分とを含む断面形状を有する状態を意味する。
この熱膨張性耐火シート材10は、例えば200℃以上に加熱された際に、その厚み方向Tに膨張する。熱膨張性耐火シート材10の膨張率は、例えば5倍〜40倍であって良い。
本実施形態の防火措置構造では、貫通孔4Hと複数の長尺体6との間の隙間空間Sにおいて、複数の長尺体6が熱膨張性耐火シート材10を用いて共巻きされている(図1及び図2を参照)。図5に示すように、本実施形態では、ロール状シート材10Rが繰り出され、その繰り出された熱膨張性耐火シート材10が、複数の長尺体6を一括的に包囲するように複数の長尺体6に巻き付けられる。熱膨張性耐火シート材10は、可撓性を有する比較的薄型の長尺シート状に形成されているので、長尺体6に対する取付作業を容易に行うことができる。また、貫通孔4Hにまとめて挿通される長尺体6の本数によらずに、熱膨張性耐火シート材10を巻回する作業が1回だけで済むので、施工性を向上させることができる。このような利点は、共巻きされる長尺体6の本数が増加するに従って特に大きくなる。なお、熱膨張性耐火シート材10は、巻付前又は巻付後のいずれかのタイミングで、例えばハサミやカッター等の切断手段を用いて所定長さに切断される。
巻き付けられる熱膨張性耐火シート材10の長さ方向Lの一方端と他方端とは、互いに突き合わされても良いし、オーバーラップされても良い。いずれにしても、巻き付けられる熱膨張性耐火シート材10の一方端と他方端とは、隙間なく接するように配置される。その後、熱膨張性耐火シート材10は、粘着テープ等の接着手段や環状針金等の拘束手段等からなる固定手段を用いて、複数の長尺体6の周囲に固定される。
複数の長尺体6が熱膨張性耐火シート材10で共巻きされる場合、互いに隣り合う長尺体6と熱膨張性耐火シート材10との間に隙間部分Pが生じる(図1及び図2を参照)。隙間部分Pは、互いに隣り合う長尺体6のそれぞれの外面とそれらに外接する熱膨張性耐火シート材10とで囲まれる部分である。本実施形態では、電気ケーブル63に比べて大径の2本の配管部材61及び1本のドレイン管62と、これらに外接する熱膨張性耐火シート材10との間に、複数(本例では3つ)の隙間部分Pが生じる。なお、配管部材61の1つと電気ケーブル63との間の隙間、及び、ドレイン管62と電気ケーブル63との間の隙間は、当該配管部材61の1つとドレイン管62との間に生じる隙間部分Pに包含されている。複数の長尺体6は、全体としては熱膨張性耐火シート材10で被覆されているものの、それぞれの隙間部分Pにおいては当該隙間部分Pに対して露出している。このため、本実施形態の共巻き構造は、それぞれの長尺体6を個々に熱膨張性耐火シート材10で巻回する構造に比べて、施工性には優れるものの、防火性能が劣る場合がある。
このような点に鑑み、本実施形態の防火措置構造では、共巻き用の熱膨張性耐火シート材10の基となったロール状シート材10Rの一部を切り離して形成される部分シート材20が、それぞれの隙間部分Pに配置されている(図1及び図2を参照)。図5に示すように、部分シート材20は、ロール状シート材10Rの繰り出し端部側の一部を、ロール状シート材10Rにおける他の部位から切り離して形成される。部分シート材20は、例えば切断手段を用いて、ロール状シート材10Rの繰り出し端部付近に設けられた複数の凹溝部15のうちのいずれかに沿って切り離される。その際、部分シート材20は、図5に示すように、互いに隣り合う凹溝部15どうしの間に画成される突条部16を多数含むロール状シート材10Rから、複数の突条部16を含むように切り離される。部分シート材20は、数個(例えば2つ〜5つ程度)の突条部16を含むようにロール状シート材10Rから切り離されると好適である。
ロール状シート材10Rから切り出された部分シート材20は、図4に示すように、基材シート11が内側となるように折りたたまれる。これにより、部分シート材20は、複数の突条部16が凹溝部15の箇所で背中合わせ状に折りたたまれた状態となる。「背中合わせ状」とは、複数の突条部16どうしが、それぞれの背面を少なくとも部分的に向かい合わせる状態にあることを意味する。2つの突条部16のそれぞれの背面が完全に対向しても良いし(図4(a)を参照)、2つ以上の突条部16のそれぞれの背面が不完全に(交差状態で)対向しても良い(図4(b)を参照)。この場合、複数の突条部16は、それぞれの頂部16aが互いに異なる方向を向く状態で配置される。切り出された部分シート材20が折りたたまれてなる予成形部分シート材20Fは、全体として柱状に形成される(図5を参照)。そして、その全体として柱状の予成形部分シート材20Fが、隙間部分Pにそれぞれ配置されている。これにより、それぞれの隙間部分Pが、予成形部分シート材20Fで少なくとも部分的に埋められている。
このような構造では、複数の長尺体6の共巻きと隙間部分Pの部分的閉塞とを、共通のロール状シート材10Rに由来する熱膨張性耐火シート材10及び部分シート材20だけで行うことができ、両作業の施工性を向上させることができる。また、予成形部分シート材20Fは、柱状に形成されて全体の剛性が比較的高いので、長尺体6の長手方向に沿って容易に隙間部分Pに挿入することができる。さらに、予成形部分シート材20Fは、その立体形状に応じて比較的嵩高く形成されるので、隙間部分Pのより多くの部分を埋めることができる。よって、これらの点からも施工性を向上させることができる。
また、本実施形態では、熱膨張性耐火材層12(熱膨張性耐火シート材10)は非粘着性とされているので、ロール状シート材10Rから部分シート材20を切り離す際に、切断手段との間に粘着力が作用しない。よって、切断時の抵抗が小さく抑えられて好都合である。また、部分シート材20の表面(切断後の露出面を含む)には粘り気がないので、当該部分シート材20を折りたたんで予成形部分シート材20Fを形成する作業も容易である。さらに、予成形部分シート材20Fを隙間部分Pに挿入する際にも、長尺体6や共巻き用の熱膨張性耐火シート材10との間に粘着力が作用しないので、挿入時の抵抗も小さく抑えられる。よって、これらの点からも、施工性を向上させることができる。
隙間部分Pを予成形部分シート材20Fで埋めた後、複数の長尺体6を共巻きした熱膨張性耐火シート材10の外面と貫通孔4Hの内面との間の空間に、耐火性の充填材30が充填される。充填材30としては、例えばロックウール、セラミックウール、及びグラスウール等の無機繊維や、例えばモルタル及びコンクリート等のセメント系充填材が例示される。本例では、充填材30としてモルタルを用いている。本実施形態の構造では、複数の長尺体6を共巻きしている熱膨張性耐火シート材10によってその外面が実質的に平滑面となるので、充填材30による貫通孔4Hの埋め戻し作業も容易となる。よって、この点からも施工性を向上させることができる。
最後に、必要に応じて、貫通孔4Hの内部に配置された熱膨張性耐火シート材10及び部分シート材20、並びに充填材30を隠蔽するように、耐火構造体4の両外面に接する状態で蓋部材(図示せず)を設置する。
建築物において火災が発生すると、火炎の熱によって周囲温度が上昇し、長尺体6を構成する被覆材61Bが溶融・燃焼し、貫通孔4Hと長尺体6との間の隙間空間Sがさらに拡大する可能性がある。この場合であっても、周囲温度の上昇に応じて熱膨張性耐火シート材10及び部分シート材20が熱膨張して、被覆材61B溶融・燃焼によって生じる空間を埋める(言い換えれば、隙間容積の増加分を補填する)ことができる。特に本実施形態では、施工性向上のために複数の長尺体6が共巻きされて個々の長尺体6は不完全な状態で熱膨張性耐火シート材10によって被覆されているが、それによって生じる隙間部分Pにも、ロール状シート材10R由来の部分シート材20が配置されている。この部分シート材20も、被覆材61Bの溶融・燃焼によって生じる空間を埋めるのに寄与するので、施工性の向上が図られながらも十分な防火性能が付与される。
〔第2の実施形態〕
本発明に係る防火措置構造の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態では、熱膨張性耐火シート材10及び部分シート材20(予成形部分シート材20F)の具体的構成が第1の実施形態とは異なっている。以下、本実施形態の防火措置構造について、主に第1の実施形態との相違点について説明する。なお、特に明記しない点に関しては、第1の実施形態と同様であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態の熱膨張性耐火シート材10は、第1の実施形態とは異なり、凹溝部15を有していない。このため、熱膨張性耐火シート材10は、長さ方向Lの全域に亘って均一な厚みを有するように構成されている。図6に示すように、熱膨張性耐火シート材10には、切れ込み線18が予め規定されたパターン形状で形成されている。本実施形態の切れ込み線18は、熱膨張性耐火シート材10を厚み方向Tに貫通している。本実施形態では、複数の切れ込み線18が、互い違い状パターン形状で熱膨張性耐火シート材10に形成されている。各切れ込み線18が熱膨張性耐火シート材10の端縁10eから幅方向Wに沿って幅方向Wの中央部に向かって延びるように形成されているとともに、長さ方向Lに沿って所定間隔を隔てて隣り合う一対の切れ込み線18どうしが互いに反対向きとなるように形成されている。つまり、熱膨張性耐火シート材10において、当該熱膨張性耐火シート材10の両端縁10eから幅方向Wに沿って幅方向Wの中央部に向かう切れ込み線18が、長さ方向Lに沿って所定間隔で交互に反対向きに形成されている。
本実施形態では、複数の長尺体6を熱膨張性耐火シート材10で共巻きした後、ロール状シート材10Rの一部を切り離して形成される部分シート材20を、切れ込み線18のパターン形状を利用して予成形する。予成形部分シート材20Fの作成は、切れ込み線18のパターン形状に応じて、部分シート材20に対する変形操作によって立体形状を現出させることによって行うことができる。本実施形態では、互い違い状に形成された切れ込み線18を有する部分シート材20が、長さ方向Lの両端部に対する捩り操作によって、図7に示すように、放射状に突出する複数の突片28を有する立体形状に成形されて予成形部分シート材20Fが形成される。複数の突片28は、その中心軸に沿う方向から見た場合に周方向に均等に分散配置されても良いし、不均等に配置されても良い。また、各突片28は、平板状に形成されても良いし、全体又は一部が屈曲又は湾曲するように形成されても良い。部分シート材20(予成形部分シート材20F)は、放射状に突出する複数の突片28を有する状態で、互いに隣り合う長尺体6のそれぞれの外面とそれらに外接する熱膨張性耐火シート材10とで囲まれる隙間部分Pに配置される。
このように、本実施形態のパターン形状は、熱膨張性耐火シート材10の両端縁10eから幅方向Wに沿って幅方向中央部に向かう切れ込み線18が熱膨張性耐火シート材10の長さ方向Lに沿って所定間隔で交互に反対向きに形成された互い違い状パターン形状である。そして、部分シート材20(予成形部分シート材20F)が、長さ方向Lの両端部に対する捩り操作によって放射状に突出する複数の突片28を有する立体形状に予成形された状態で、隙間部分Pに配置されている。
本実施形態の予成形部分シート材20Fは、放射状に突出する複数の突片28を有するので、その全体を嵩高く形成することが容易である。よって、隙間部分Pが比較的大きい場合にも、当該大きな隙間部分Pのより多くの部分を少ない材料で容易に埋めることができる。予成形部分シート材20Fの作成に際しても、互い違い状パターン形状の切れ込み線18が形成された熱膨張性耐火シート材10(ロール状シート材10R)の一部を切り離してその長さ方向Lの両端部を捩り操作するだけで良いので、非常に簡易である。よって、本実施形態においても、施工性に優れるとともに十分な防火性能を備えた防火措置構造を実現することができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記第1の実施形態では、熱膨張性耐火シート材10の熱膨張性耐火材層12が、断面V字状の凹溝部15と断面蒲鉾状の突条部16とを長さ方向Lに連続して有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば図8に示すように、熱膨張性耐火シート材10の熱膨張性耐火材層12が、断面逆台形状の凹溝部15と断面台形状の突条部16とを有しても良い。また、例えば図9に示すように、凹溝部15が熱膨張性耐火材層12の厚み相当分の深さを有するように形成されても良く、この場合、長さ方向Lに隣接する突条部16どうしは互いに離間して非連続の状態で基材シート11上に積層される。また、例えば図10に示すように、熱膨張性耐火シート材10の熱膨張性耐火材層12が、ブラシ状の表面形状を有するように形成されても良い。さらに、例えば図11に示すように、熱膨張性耐火シート材10の熱膨張性耐火材層12が、当該熱膨張性耐火材層12を厚み方向Tには貫通せずに幅方向Wに沿って延びるハーフカット線19(非貫通の切れ込み線)を有するように形成されても良い。
(2)上記第1の実施形態では、熱膨張性耐火シート材10の熱膨張性耐火材層12に設けられる突条部16が、熱膨張性耐火シート材10の幅方向W全域に亘って連続して延びるように形成されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、熱膨張性耐火シート材10の幅方向Wにおいて、複数の突条部16が互いに隙間を隔てて分散して設けられても良い。
(3)上記第1の実施形態では、ロール状シート材10Rから複数の突条部16を含むように切り離された部分シート材20が、突条部16どうしが背中合わせ状に折りたたまれて予成形部分シート材20Fを形成する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば突条部16どうしが向かい合わせ状に折りたたまれて、予成形部分シート材20Fが形成されても良い。また、部分シート材20が、1つの突条部16だけを含むようにロール状シート材10Rから切り離されて形成されても良い。この場合、当該1つの突条部16を含む部分シート材20は、そのままの状態で隙間部分Pに配置される。
(4)上記第2の実施形態では、熱膨張性耐火シート材10が、互い違い状パターン形状で形成された切れ込み線18を有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば図12に示すように、熱膨張性耐火シート材10が、平行状パターン形状で形成された切れ込み線18を有しても良い。平行状パターン形状をなす複数の切れ込み線18は、幅方向Wにおける両端部を除く中央部位において、長さ方向Lに沿って所定間隔を隔てつつ幅方向Wに沿って延びるように形成される。この場合、例えば部分シート材20の幅方向Wの両端部を互いに近付けるように近接操作して、部分シート材20の延在面に対して両側にV字状(又は円弧状)に突出する複数の突片28Aを有する立体形状の予成形部分シート材20Fを形成しても良い。また、例えば図13に示すように、ハーフカット線19を有する熱膨張性耐火シート材10(図11を参照)に由来する部分シート材20を、基材シート11側を内側にして丸め操作して、外表面に襞状部29を有する立体形状の予成形部分シート材20Fを形成しても良い。これら以外にも、切れ込み線18(ハーフカット線19を含む)のパターン形状と、それに応じた予成形部分シート材20Fの立体形状との組み合わせは、任意に設計されて良い。
(5)上記の各実施形態では、熱膨張性耐火シート材10に凹溝部15や切れ込み線18が形成されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、熱膨張性耐火シート材10が、凹溝部15や切れ込み線18を有さない一定厚さの平面シートであっても良い。この場合、例えば図14に示すように、ロール状シート材10Rから所定長さで切り離された部分シート材20を、ロール状に丸めるように丸め操作して、円柱状の予成形部分シート材20Fを形成しても良い。
(6)上記の各実施形態では、熱膨張性耐火材層12(熱膨張性耐火シート材10)が非粘着性とされている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、熱膨張性耐火材層12(熱膨張性耐火シート材10)が粘着性であっても良い。
(7)上記の各実施形態では、複数の長尺体6を熱膨張性耐火シート材10で共巻きした後に、生じた隙間部分Pに部分シート材20を配置する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば隙間部分Pが生じることになる部位に予め部分シート材20を配置した後に、複数の長尺体6を熱膨張性耐火シート材10で共巻きしても良い。
(8)上記の各実施形態では、長尺体6が空調装置用の配管類(具体的には、配管部材61、ドレイン管62、及び電気ケーブル63)である構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、複数の長尺体6として、配管部材61、ドレイン管62、及び電気ケーブル63のうちの1つ以上が含まれなくても良い。また、長尺体6は、例えば電気ケーブル63用の保護管等であっても良いし、給排水用の配管類であっても良い。
なお、上述した各実施形態(上記の各実施形態及びその他の実施形態を含む;以下同様)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。従って、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、例えば耐火構造体に形成された貫通孔とその貫通孔に挿通される複数の長尺体との間の隙間空間に設けられる防火措置構造に利用することができる。
4 耐火構造体
4H 貫通孔
6 長尺体
10 熱膨張性耐火シート材
10R ロール状シート材
10e 端縁
15 凹溝部
16 突条部
18 切れ込み線
19 ハーフカット線
20 部分シート材
20F 予成形部分シート材
28 突片
28A 突片
29 襞状部
S 隙間空間
P 隙間部分
L 長さ方向
W 幅方向

Claims (5)

  1. 耐火構造体に形成された貫通孔と前記貫通孔に挿通される複数の長尺体との間の隙間空間に設けられる防火措置構造であって、
    複数の前記長尺体が、可撓性及び全体として均一な厚みを有する長尺シート状の熱膨張性耐火シート材を用いて共巻きされ、
    互いに隣り合う前記長尺体のそれぞれの外面とそれらに外接する前記熱膨張性耐火シート材とで囲まれる隙間部分に、前記熱膨張性耐火シート材の一部を切り離して形成される部分シート材が配置されている防火措置構造。
  2. 前記熱膨張性耐火シート材が、その一方側の表面に、互いに平行に形成されて幅方向に延びる複数の凹溝部を有する請求項1に記載の防火措置構造。
  3. 前記部分シート材が、前記熱膨張性耐火シート材における互いに隣り合う前記凹溝部どうしの間に画成される突条部を複数含むように前記熱膨張性耐火シート材から切り離され、複数の前記突条部が前記凹溝部の箇所で背中合わせ状に折りたたまれた状態で前記隙間部分に配置されている請求項2に記載の防火措置構造。
  4. 前記熱膨張性耐火シート材に、切れ込み線が予め規定されたパターン形状で形成されており、
    前記部分シート材が、当該部分シート材に対する変形操作によって前記パターン形状に応じた立体形状に予成形された状態で、前記隙間部分に配置されている請求項1に記載の防火措置構造。
  5. 前記熱膨張性耐火シート材が、非粘着性である請求項1から4のいずれか一項に記載の防火措置構造。
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