JP6694692B2 - 防火措置構造、防火措置方法、及び熱膨張性耐火シート材 - Google Patents
防火措置構造、防火措置方法、及び熱膨張性耐火シート材 Download PDFInfo
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耐火構造体に形成された貫通孔と前記貫通孔に挿通される複数の長尺体との間の隙間空間に設けられる防火措置構造であって、
可撓性を有するシート状に形成され、且つ、熱膨張性耐火材層と幅方向の任意の位置において長手方向全域に沿って設けられる粘着層とを含む熱膨張性耐火シート材を備え、
前記熱膨張性耐火シート材が、複数の前記長尺体に対して共巻きされているとともに、前記粘着層により複数の前記長尺体の束の外面形状に沿って粘着保持されている。
耐火構造体に形成された貫通孔と前記貫通孔に挿通される複数の長尺体との間の隙間空間に防火措置を施すための防火措置方法であって、
可撓性を有するシート状に形成され、且つ、熱膨張性耐火材層と幅方向の任意の位置において長手方向全域に沿って設けられる粘着層とを含む熱膨張性耐火シート材を準備する工程と、
前記熱膨張性耐火シート材を、前記貫通孔の外側で、前記粘着層が粘着力を発揮しない状態にて、複数の前記長尺体の束の外面形状に沿うように複数の前記長尺体に対して共巻きする工程と、
前記共巻きによって異形筒状となっている前記熱膨張性耐火シート材を、前記貫通孔の軸方向に沿ってスライドさせて前記貫通孔に挿入する工程と、
前記粘着層が粘着力を発揮する状態として、前記熱膨張性耐火シート材を前記粘着層により複数の前記長尺体の束の外面形状に沿って粘着保持させる工程と、
を含む。
可撓性を有するシート状に形成された熱膨張性耐火シート材であって、
熱膨張性耐火材層と、
幅方向の任意の位置において長手方向全域に沿って設けられた粘着層と、
を備える。
本発明に係る防火措置構造の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の防火措置構造は、耐火構造体6に形成された貫通孔6Hと当該貫通孔6Hに挿通される複数の長尺体7との間の隙間空間Sに設けられる貫通孔防火措置構造である。本実施形態の防火措置構造は、以下の点によって特徴付けられる。すなわち、防火措置構造は、可撓性を有するシート状に形成され、且つ、熱膨張性耐火材層20と幅方向Wの任意の位置において長手方向L全域に沿って設けられる粘着層Aとを含む熱膨張性耐火シート材1を備える。そして、熱膨張性耐火シート材1が、複数の長尺体7に対して共巻きされているとともに、粘着層Aにより複数の長尺体7の束の外面形状に沿って粘着保持されている。これにより、耐火構造体6の貫通孔6Hに複数の長尺体7がまとめて挿通される部位に防火措置を施す場合において、耐火性能を担保しながら施工性を向上させることができる。以下、本実施形態の防火措置構造について、詳細に説明する。
本発明に係る防火措置構造の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態では、防火措置構造の実現のために用いられる熱膨張性耐火シート材1の具体的構成が第1の実施形態とは異なっている。以下、本実施形態の防火措置構造について、主に第1の実施形態との相違点について説明する。なお、特に明記しない点に関しては、第1の実施形態と同様であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
(1)上記第1の実施形態では、粘着剤層40が基材シート10の長手方向L全域に亘って連続的に設けられている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば粘着剤層40が基材シート10の長手方向Lに沿って断続的に設けられても良い。長手方向Lに沿って互いに隣り合う粘着剤層40どうしの離間長さは、複数の長尺体7の束の外面形状への熱膨張性耐火シート材1の追従性を確保できる範囲内で適宜設定されて良い。
1R ロール状シート材
6 耐火構造体
6H 貫通孔
7 長尺体
10 基材シート
20 熱膨張性耐火材層
30 被覆シート
31 無孔シート
32 メッシュ状シート
33 貫通孔部
40 粘着剤層
S 隙間空間
A 粘着層
W 幅方向
L 長手方向
Claims (7)
- 可撓性を有するシート状に形成された熱膨張性耐火シート材であって、
基材シートと、
前記基材シートよりも幅狭に形成され、前記基材シートの幅方向の一方側の端部に寄せて当該基材シートに積層された熱膨張性耐火材層と、
前記基材シートの幅方向の他方側の端部を含む前記熱膨張性耐火材層が設けられていない領域において長手方向全域に沿って前記基材シートに積層された粘着層と、を備える熱膨張性耐火シート材。 - 前記熱膨張性耐火材層及び前記粘着層の被着面側の表面に、非粘着性のシートが積層されている請求項1に記載の熱膨張性耐火シート材。
- 長尺シート状に形成されているとともに、保管状態においてロール状に保持される請求項1又は2に記載の熱膨張性耐火シート材。
- 前記粘着層の幅方向の長さが、前記熱膨張性耐火材層の幅方向の長さの0.1倍以上0.4倍以下に設定されている請求項1から3のいずれか一項に記載の熱膨張性耐火シート材。
- 前記熱膨張性耐火材層と前記粘着層との幅方向の長さの比が、3:1である請求項4に記載の熱膨張性耐火シート材。
- 耐火構造体に形成された貫通孔と前記貫通孔に挿通される複数の長尺体との間の隙間空間に設けられる防火措置構造であって、
請求項1から5のいずれか一項に記載の熱膨張性耐火シート材を備え、
前記熱膨張性耐火シート材が、複数の前記長尺体に対して共巻きされているとともに、前記粘着層により複数の前記長尺体の束の外面形状に沿って粘着保持されている防火措置構造。 - 耐火構造体に形成された貫通孔と前記貫通孔に挿通される複数の長尺体との間の隙間空間に防火措置を施すための防火措置方法であって、
請求項1から5のいずれか一項に記載の熱膨張性耐火シート材を準備する工程と、
前記熱膨張性耐火シート材を、前記貫通孔の外側で、前記熱膨張性耐火材層及び前記粘着層が粘着力を発揮しない状態にて、複数の前記長尺体の束の外面形状に沿うように複数の前記長尺体に対して共巻きする工程と、
前記共巻きによって異形筒状となっている前記熱膨張性耐火シート材を、前記貫通孔の軸方向に沿ってスライドさせて前記貫通孔に挿入する工程と、
前記粘着層が粘着力を発揮する状態として、前記熱膨張性耐火シート材を前記粘着層により複数の前記長尺体の束の外面形状に沿って粘着保持させる工程と、を含む防火措置方法。
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