JP2017089377A5 - - Google Patents

Description

前述した目的を達成するため、第１の発明は、略筒状の本体部と、前記本体部の内面に設けられる熱膨張部材と、前記熱膨張部材が露出しないように、前記本体部および前記熱膨張部材の内周面に、前記熱膨張部材を覆うように設けられる発泡体と、を具備し、前記発泡体の内面側には、凹凸形状が形成されることを特徴とする耐火部材である。

前記熱膨張部材は、前記本体部の内面の全周にわたって形成され、他の部位よりもわずかに内径が拡径された熱膨張部材収容部に収容されてもよい。

前記本体部には、内面から中心方向に向けて、変形可能な複数の舌状片が設けられ、前記舌状片は、前記本体部の一方の端部近傍において、前記本体部の端部から内側にずれた位置に形成されてもよい。

第２の発明は、第１の発明にかかる耐火部材を用い、区画部に設けられた貫通孔と、前記貫通孔に設けられた前記耐火部材と、前記耐火部材に挿通される長尺体と、を具備し、前記長尺体が前記発泡体の凹凸面で支持されることを特徴とする防火構造体である。

第３の発明は、第１の発明にかかる耐火部材を用い、前記本体部、前記熱膨張部材および前記発泡体には、それぞれ周方向の一部に、前記本体部の軸方向に沿って割り部を有し、区画部に形成された貫通孔に長尺体を通す工程と、前記割り部を開き、前記発泡体の内部に長尺体を挿入する工程と、を具備することを特徴とする防火構造体の施工方法である。

また、第１の発明にかかる耐火部材を用い、前記耐火部材を、区画部に形成された貫通孔に配置する工程と、前記耐火部材の前記発泡体の内に長尺体を挿通する工程と、を具備することを特徴とする防火構造体の施工方法である。

Claims (8)

1. 略筒状の本体部と、
   前記本体部の内面に設けられる熱膨張部材と、
   前記熱膨張部材が露出しないように、前記本体部および前記熱膨張部材の内周面に、前記熱膨張部材を覆うように設けられる発泡体と、
   を具備し、
   前記発泡体の内面側には、凹凸形状が形成されることを特徴とする耐火部材。
2. 前記熱膨張部材は、前記本体部の内面の全周にわたって形成され、他の部位よりもわずかに内径が拡径された熱膨張部材収容部に収容されることを特徴とする請求項１記載の耐火部材。
3. 前記本体部には、内面から中心方向に向けて、変形可能な複数の舌状片が設けられ、前記舌状片は、前記本体部の一方の端部近傍において、前記本体部の端部から内側にずれた位置に形成されることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の耐火部材。
4. 請求項１から請求項３のいずれかに記載の耐火部材を用い、
   区画部に設けられた貫通孔と、
   前記貫通孔に設けられた前記耐火部材と、
   前記耐火部材に挿通される長尺体と、
   を具備し、
   前記長尺体が前記発泡体の凹凸面で支持されることを特徴とする防火構造体。
5. 前記貫通孔は矩形であり、
   前記本体部は外形が略円形であり、
   前記本体部の外周面には、周方向に対して略等間隔に、ひれ部が形成され、
   前記ひれ部が、前記貫通孔の４隅に位置し、前記本体部と前記貫通孔との間には充填材が充填されることを特徴とする請求項４記載の防火構造体。
6. 請求項４または請求項５記載の防火構造体を具備することを特徴とする構造物。
7. 請求項１から請求項３のいずれかに記載の耐火部材を用い、
   前記本体部、前記熱膨張部材および前記発泡体には、それぞれ周方向の一部に、前記本体部の軸方向に沿って割り部を有し、
   区画部に形成された貫通孔に長尺体を通す工程と、
   前記割り部を開き、前記発泡体の内部に長尺体を挿入する工程と、
   を具備することを特徴とする防火構造体の施工方法。
8. 請求項１から請求項３のいずれかに記載の耐火部材を用い、
   前記耐火部材を、区画部に形成された貫通孔に配置する工程と、
   前記耐火部材の前記発泡体の内に長尺体を挿通する工程と、
   を具備することを特徴とする防火構造体の施工方法。