JP2017225049A - 半導体物理量センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正常動作時の電流能力を維持することができるとともに、端子間での短絡時に流れる電流を抑制することができる半導体物理量センサ装置を提供すること。
【解決手段】第1,2出力素子1,2を相補うように接続してなる出力回路5の接続点6は、出力端子103に接続されている。第1出力素子1と出力回路5の接続点6との間に、第1スイッチング素子3が接続されている。第2出力素子2と出力回路5の接続点6との間に、第2スイッチング素子4が接続されている。出力端子103の電圧Voutが下限のクランプ電圧(電圧Vref1)よりも低い電圧Vref0であるときに、第1スイッチング素子3がオフする。出力端子103の電圧Voutが上限のクランプ電圧(電圧Vref2)よりも高い電圧Vref3であるときに、第2スイッチング素子4がオフする。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体物理量センサ装置に関する。
従来、圧力や加速度などの物理量を電圧に変換して出力するセンサIC(IC:Integrated Circuit)装置が公知である。図5は、従来のセンサIC装置の出力特性を示す特性図である。図5に示すように、センサIC装置の出力特性は、物理量の所定の検出範囲X1において、物理量の大きさの増加に伴って所定の傾きで電圧値が増加する直線性を有する。この直線性を示す範囲がセンサIC装置の正常動作時の物理量の検出範囲(以下、正常検出範囲とする)X1として設定され、正常検出範囲X1に対応する電圧範囲(以下、正常出力電圧範囲とする)X2の電圧がアナログ信号として出力される。
一般的に、センサIC装置は、センサIC装置から出力される電圧などのアナログ信号をデジタル処理するためのセンサシステムに接続されている。図6は、センサIC装置とセンサシステムとの接続構成を示すブロック図である。図6に示すように、センサシステム110は、A/D(Analog−to−Digital)コンバータ111、演算回路112および電圧源113を備える。センサIC装置100は、出力回路として図示省略するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型MOS)回路を備える。
センサIC装置100の電源電圧(Vcc)端子101、接地電圧(GND)端子102および出力(Vout)端子103には、それぞれ、センサIC装置100内の出力回路の高電位側、低電位側および出力点が接続されている。また、センサIC装置100の電源電圧端子101および接地電圧端子102は、それぞれセンサシステム110の図示省略する電源電圧端子および接地電圧端子を介して電圧源113の正極および負極に接続されている。センサIC装置100の出力端子103は、センサシステム110の図示省略する入力端子を介してA/Dコンバータ111に接続されている。センサIC装置100から出力される電圧などのアナログ信号は、A/Dコンバータ111でデジタル信号に変換され、演算回路112で演算処理される。
このような接続構成のセンサIC装置100およびセンサシステム110において、例えば、センサIC装置100の電源電圧端子101とセンサシステム110の電源出力端子(不図示)との接続がオープンになる(回路が解放されている、すなわち断線している)接続異常が発生したとする。この場合、センサIC装置100の出力端子103から物理量の大きさに応じた電圧値とは異なる電圧値で電圧が出力されることになる。しかし、センサシステム110側では、センサIC装置100の出力が物理量の大きさに応じた正常出力であるか、センサIC装置100との接続異常発生時の異常出力であるか、を判断することができない。
このため、近年、センサIC装置100にもセンサシステム110との接続異常を検知するための自己診断機能が求められている。図7は、センサIC装置の接続構成の別の一例を示すブロック図である。図8,9は、従来のセンサIC装置の電圧範囲を示す説明図である。図7に示すように、自己診断機能には、センサIC装置100の電源電圧端子101,接地電圧端子102および出力端子103にそれぞれ抵抗体121〜124を接続する方式などが挙げられる。抵抗体121〜123はセンサIC装置100の内部に配置される内部ダイアグノシス(自己診断)抵抗であり、抵抗体124はセンサIC装置100の外部に配置される外付け抵抗である。なお、この図では抵抗体124を電源電圧端子101と出力端子103との間に接続しプルアップ抵抗としているが、出力端子103と接地電圧端子102との間に接続しプルダウン抵抗とした場合でも接続異常の自己診断ができる。
例えば、センサIC装置100の電源端子とセンサシステム110の電源端子とを接続する配線がオープンになったとする。この場合、センサIC装置100の出力端子103からセンサシステム110へ出力される電圧は、センサIC装置100の各外部接続端子に接続された内部ダイアグノシス抵抗121〜123および外付け抵抗124による分圧抵抗で決まる電圧値に固定される。このため、センサIC装置100の正常出力電圧範囲X2の範囲外に、センサIC装置100とセンサシステム110との接続異常を検知するための電圧範囲(以下、異常検知電圧範囲とする)X3,X4が設定されている。
そして、センサIC装置100とセンサシステム110との接続異常が生じたときに、センサIC装置100から外部へ出力される電圧(すなわち出力端子103の電圧)Voutが異常検知電圧範囲X3,X4内の電圧値に固定されるように、内部ダイアグノシス抵抗および外付け抵抗の抵抗値が決定される。センサシステム110には、センサIC装置100の出力が物理量の大きさに対応して決まる正常出力であるか否かを判定する判定回路114が設けられる。出力端子103の電圧Voutが異常検知電圧範囲X3,X4内の電圧値である場合、判定回路114により、センサIC装置100の出力がセンサIC装置100との接続異常発生時の異常出力であると判定される。
一方、センサIC装置100の出力は電源電圧Vccから接地電圧GNDまでフルスイングするレールツーレール(Rail−to−Rail)出力が一般的である。しかし、センサIC装置100の出力をレールツーレール出力にしたとしても、実際には、センサIC装置100の出力が電源電圧Vccおよび接地電圧GND付近になると、出力回路に用いる出力素子の電流能力が下がってしまう。また、内部ダイアグノシス抵抗121〜123および外付け抵抗124等へのリーク電流の悪影響で、センサIC装置100の出力は電源電圧Vccまたは接地電圧GNDまで到達せず、電源電圧Vccよりも低い電圧または接地電圧GNDよりも高い電圧で飽和してしまう。
この飽和電圧は、出力回路に用いるMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)等の出力素子の特性や、内部ダイアグノシス抵抗121〜123の抵抗値の製造ばらつきおよび外付け抵抗124の抵抗値ばらつき等によって大きく変わってしまう。このため、センサIC装置100の飽和電圧のばらつきを考慮し、図8に示すように、接地電圧GND側の下限飽和電圧Vsat1以上、かつ電源電圧Vcc側の上限飽和電圧Vsat2以下の範囲が、センサIC装置100の正常出力電圧範囲X2として用いられる。
また、センサIC装置100に正常検出範囲X1の範囲外の物理量が入力された場合、センサIC装置100の出力は飽和電圧まで変化する。このとき、センサIC装置100の飽和電圧が正常出力電圧範囲X2の範囲外、かつ異常検知電圧範囲X3,X4の範囲外にある場合は、特に問題は生じない。しかしながら、上述したようにセンサIC装置100の飽和電圧(下限飽和電圧Vsat1および上限飽和電圧Vsat2)が製造ばらつきによって変動して異常検知電圧範囲X3,X4に到達したとする(図9)。この場合、センサIC装置100の出力が物理量の大きさに対応した正常出力であるのか否かを判定することができない。
したがって、センサIC装置100の飽和電圧が異常検知電圧範囲X3,X4に到達したことが、物理量の大きさによるものであるのか、自己診断機能を配置したことによる悪影響によるものであるのか、を判定するための機能が求められている。具体的には、出力端子103の電圧Voutが正常出力電圧範囲X2と異常検知電圧範囲X3,X4との間に挟まれた範囲(以下、飽和電圧範囲とする)内である場合に、物理量の大きさに依らず、センサIC装置100から出力される電圧を所定の電圧値に飽和させる機能が求められている。
このような機能を備えたセンサIC装置として、出力回路から出力された電圧をフィードバックし、出力回路から出力された電圧が飽和電圧範囲の範囲外の電圧値であった場合にセンサIC装置の出力低下および出力上昇を停止させるクランプ(制限)回路を備えた装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
このようなクランプ回路を備えたセンサIC装置の一例を図10に示す。図10は、従来のセンサIC装置の回路構成を示す回路図である。図10は、下記特許文献1の図1に相当する。図11は、従来のセンサIC装置の電圧範囲の別の一例を示す説明図である。図10に示す従来のセンサIC装置130は、センサ素子(不図示)、第1,2出力素子131,132、第1,2スイッチング素子133,134、および第1,2オペアンプ141,142を備える。第1,2出力素子131,132は、それぞれnチャネル型MOSFETおよびpチャネル型MOSFETであり、相補うように第1、第2スイッチング素子133、134を介して接続され出力回路135となるCMOS回路を構成する。
第1,2出力素子131,132の接続点は、出力端子103に接続されている。第1スイッチング素子133は、nチャネル型MOSFETであり、第1出力素子131と出力端子103との間に配置され、第1出力素子131に直列接続されている。第2スイッチング素子134は、pチャネル型MOSFETであり、第2出力素子132と出力端子103との間に配置され、第2出力素子132に直列接続されている。第1オペアンプ141の非反転入力(+)端子は出力端子103に接続され、反転入力(−)端子は所定の基準電圧(第1電圧)Vref1の電位に固定されている。第1オペアンプ141の出力端子は、第1スイッチング素子133のゲートに接続されている。
第2オペアンプ142の非反転入力(+)端子は出力端子103に接続され、反転入力(−)端子は所定の基準電圧(第2電圧)Vref2の電位に固定されている。第2オペアンプ142の出力端子は、第2スイッチング素子134のゲートに接続されている。第1オペアンプ141は、出力端子103の電圧Voutを第1オペアンプ141の基準電圧Vref1にクランプする機能を有する。第2オペアンプ142は、出力端子103の電圧Voutを第2オペアンプ142の基準電圧Vref2にクランプする機能を有する。
出力端子103の電圧Voutが第1オペアンプ141の基準電圧Vref1未満になると、第1オペアンプ141の出力が反転してLow(L)の電圧レベル(以下、Lレベルとする)となり、第1スイッチング素子133がオフされることでセンサIC装置130の出力低下が停止する。出力端子103の電圧Voutが第2オペアンプ142の基準電圧Vref2を超えると、第2オペアンプ142の出力が反転してHigh(H)の電圧レベル(以下、Hレベルとする)となり、第2スイッチング素子134がオフされることでセンサIC装置130の出力上昇が停止する。
したがって、図11に示すように、第1オペアンプ141の基準電圧Vref1は、接地電圧GND側の異常検知電圧範囲X3の上限値以上、かつ正常出力電圧範囲X2の下限値以下に設定する。第2オペアンプ142の基準電圧Vref2は、電源電圧Vcc側の異常検知電圧範囲X4の下限値以下、かつ正常出力電圧範囲X2の上限値以上に設定される。これによって、センサIC装置130の正常動作時に、出力端子103の電圧Voutが異常検知電圧範囲X3,X4に到達しないようにすることが可能となる。符号Vddは、電源電圧Vccを基準とする内部電源電圧である。
また、出力回路の保護機能を備えた別の装置として、外部負荷が短絡したときなどに、出力部の駆動電圧を低下させるフィードバック制御手段を備えた装置が提案されている(例えば、下記特許文献2参照。)。
また、別の装置として、負荷の短絡状態を検出したときに、電力伝送経路に配置した経路スイッチを開状態にして電力伝送経路を遮断する力率改善回路が提案されている(例えば、下記特許文献3参照。)。
また、別の装置として、配線ライン間に抵抗手段を接続し、断線時のプルダウン抵抗またはプルアップ抵抗の見かけ上の抵抗値を低くする装置が提案されている(例えば、下記特許文献4(第0021〜0022段落)参照。)。
特開2010−119091号公報 特許第5549159号公報 特開2011−097789号公報 特開2003−304633号公報
しかしながら、上述した図10のセンサIC装置130では、電源電圧端子101と出力端子103との短絡、または接地電圧端子102と出力端子103との短絡、のいずれか一方が発生した場合に、短絡点を通る経路で大電流が流れる。このため、センサIC装置130には、上述したように出力端子103の電圧Voutを異常検知電圧範囲X3,X4の範囲外にするだけでなく、端子間での短絡時に電流を抑制する機能が要求されている。図12,13は、従来のセンサIC装置の端子間での短絡時の電流経路を示す説明図である。
具体的には、センサIC装置130の電源電圧端子101と出力端子103とが短絡した場合、出力端子103にかかる電圧は、電源電圧端子101にかかる電源電圧Vcc付近の電圧となり、第2オペアンプ142の基準電圧Vref2を超える。このため、第2スイッチング素子134はオフ(OFF)するが、出力端子103にかかる電圧が第1オペアンプ141の基準電圧Vref1以上となるため、第1スイッチング素子133はオン(ON)となる。このため、図12に示すように、主に、電源電圧端子101、出力端子103、出力回路135のローサイド側(低電位側)の第1出力素子131および接地電圧端子102の経路で大電流151が流れてしまう。符号152,153は、センサIC装置130の電源電圧端子101と出力端子103とが短絡したときに他の経路に流れる電流である。
一方、センサIC装置130の接地電圧端子102と出力端子103とが短絡した場合、出力端子103にかかる電圧は、接地電圧端子102にかかる接地電圧GND付近の電圧となり、第1オペアンプ141の基準電圧Vref1未満となる。このため、第1スイッチング素子133はオフ(OFF)するが、出力端子103にかかる電圧が第2オペアンプ142の基準電圧Vref2未満となるため、第2スイッチング素子134はオン(ON)となる。このため、図13に示すように、主に、電源電圧端子101、出力回路135のハイサイド側(高電位側)の第2出力素子132、出力端子103および接地電圧端子102の経路で大電流154が流れる。符号155,156は、センサIC装置130の接地電圧端子102と出力端子103とが短絡したときに他の経路に流れる電流である。
この端子間での短絡時にセンサIC装置130に流れる電流151、154を抑制する方法として、第1,2出力素子131,132であるMOSFETのオン抵抗値を高くすることが挙げられる。または、別の方法として、出力回路135と出力端子103との間に配置され、出力回路の出力の高周波成分を除去するローパスフィルター125の抵抗値を高くすることが挙げられる。しかしながら、第1,2出力素子131,132のオン抵抗値やローパスフィルター125の抵抗値を高くした場合、センサIC装置130の正常出力電圧範囲内の電圧を出力するときの出力インピーダンスも高くなってしまい、十分な電流能力が得られないという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、正常動作時の電流能力を維持することができるとともに、端子間での短絡時に流れる電流を抑制することができる半導体物理量センサ装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体物理量センサ装置は、検知した物理量の大きさに応じた電圧の電気信号を出力する半導体物理量センサ装置であって、次の特徴を有する。第1出力素子の高電位側に相補うように第2出力素子が接続されている。前記第1出力素子と前記第2出力素子との間で前記第1出力素子の高電位側に第1スイッチング素子が接続されている。前記第1スイッチング素子と前記第2出力素子との間に第2スイッチング素子が接続されている。前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点に出力端子が接続されている。前記出力端子は、前記接続点の電位の前記電気信号を外部へ出力する。前記出力端子の電圧が第1電圧未満であるときに、前記第1スイッチング素子がオフする。前記出力端子の電圧が前記第1電圧よりも高い第2電圧以上であるときに、前記第2スイッチング素子がオフする。前記出力端子の電圧が前記第1電圧よりも低い第3電圧であるときに、前記第2スイッチング素子がオフする。前記出力端子の電圧が前記第2電圧よりも高い第4電圧であるときに、前記第1スイッチング素子がオフする。
また、この発明にかかる半導体物理量センサ装置は、上述した発明において、前記出力端子の電圧が前記第1電圧以上かつ前記第4電圧以下であるときに、前記第1スイッチング素子がオンすることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体物理量センサ装置は、上述した発明において、前記出力端子の電圧が前記第3電圧より高く、かつ前記第2電圧未満であるときに、前記第2スイッチング素子がオンすることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体物理量センサ装置は、上述した発明において、前記第1スイッチング素子は、nチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタである。前記第2スイッチング素子は、pチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタであることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体物理量センサ装置は、上述した発明において、前記第1出力素子は、nチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタである。前記第2出力素子は、pチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタである。
また、この発明にかかる半導体物理量センサ装置は、上述した発明において、前記第2出力素子の高電位側は、最高電位の第1端子に接続されている。前記第1出力素子の低電位側は、最低電位の第2端子に接続されている。前記第1端子と前記第2端子との間に、第1抵抗体が接続されている。前記第1端子と前記出力端子との間に、第2抵抗体が接続されている。前記出力端子と前記第2端子との間に、第3抵抗体が接続されている。
また、この発明にかかる半導体物理量センサ装置は、上述した発明において、前記物理量は、圧力であることを特徴とする。
上述した発明によれば、端子間での短絡時に、第1,2スイッチング素子をともにオフさせることができ、第1,2出力素子を通る電流経路が形成されない。このため、第1,2出力素子のオン抵抗値を高くしたり、ローパスフィルターの抵抗値を高くすることなく、内部ダイアグノシス抵抗や外付け抵抗の抵抗値を調整する等により短絡時電流を抑制することができる。また、第1,2出力素子のオン抵抗値を高くしたり、ローパスフィルターの抵抗値を高くする必要がないため、正常動作時に出力インピーダンスが高くなることを防止することができる。
本発明にかかる半導体物理量センサ装置によれば、正常動作時の電流能力を維持することができるとともに、端子間での短絡時に流れる電流を抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる半導体物理量センサ装置の回路構成を示す回路図である。 実施の形態1にかかる半導体物理量センサ装置の電圧範囲を示す説明図である。 実施の形態1にかかる半導体物理量センサ装置の動作時の各部の動作を示す図表である。 実施の形態にかかる半導体物理量センサ装置の端子間での短絡時の電流経路を示す説明図である。 実施の形態にかかる半導体物理量センサ装置の端子間での短絡時の電流経路を示す説明図である。 従来のセンサIC装置の出力特性を示す特性図である。 センサIC装置とセンサシステムとの接続構成を示すブロック図である。 センサIC装置の接続構成の別の一例を示すブロック図である。 従来のセンサIC装置の電圧範囲を示す説明図である。 従来のセンサIC装置の電圧範囲を示す説明図である。 従来のセンサIC装置の回路構成を示す回路図である。 従来のセンサIC装置の電圧範囲の別の一例を示す説明図である。 従来のセンサIC装置の端子間での短絡時の電流経路を示す説明図である。 従来のセンサIC装置の端子間での短絡時の電流経路を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体物理量センサ装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(実施の形態)
実施の形態にかかる半導体物理量センサ装置の構成について、図1,2A,7を参照して説明する。図1は、実施の形態1にかかる半導体物理量センサ装置の回路構成を示す回路図である。図2Aは、実施の形態1にかかる半導体物理量センサ装置の電圧範囲を示す説明図である。図1に示す実施の形態にかかる半導体物理量センサ装置は、圧力や加速度などの物理量を電圧に変換し、物理量の大きさに対応する電圧値の電圧をアナログ信号として出力するセンサIC装置10である。
センサIC装置10の出力特性は、物理量の所定の検出範囲X1において、物理量の大きさの増加に伴って所定の傾きで電圧値が増加する直線性を有する。この直線性を示す範囲がセンサIC装置10の正常動作時の物理量の検出範囲(正常検出範囲)X1として設定される。センサIC装置10は、正常検出範囲X1に対応する電圧範囲(正常出力電圧範囲)X2の電圧をアナログ信号として出力する。センサIC装置10は、センサIC装置10から出力される電圧などのアナログ信号をデジタル処理するためのセンサシステム110に接続されている(図7参照)。
センサシステム110の構成、およびセンサIC装置10とセンサシステム110との接続構成は、図7の符号100を符号10に代えたものと同様であるため、説明を省略する。また、センサIC装置10には、図7に示すセンサIC装置と同様に、抵抗体121〜125が接続されている。抵抗体121〜123は内部ダイアグノシス抵抗であり、抵抗体124は外付け抵抗である。抵抗体121〜124は、センサIC装置10とセンサシステム110との接続異常を検知するための自己診断機能である。抵抗体125は、出力回路5の出力の高周波成分を除去するローパスフィルターである。
抵抗体121〜124の抵抗値は、センサIC装置10とセンサシステム110との電源出力端子同士の接続がオープンになるなどの接続異常時に、センサIC装置10から出力される電圧(出力端子103の電圧)Voutが異常検知電圧範囲X3,X4内の電圧値に固定されるように決定される。異常検知電圧範囲X3,X4は、センサIC装置10の正常出力電圧範囲X2の範囲外に設定される。抵抗体125の抵抗値は、センサIC装置10の正常動作時の電流能力が低下させない程度に低く、例えば数十Ω程度である。
上述したセンサIC装置10は、センサ素子(不図示)、第1,2出力素子1,2、第1,2スイッチング素子3,4、第1〜4オペアンプ21〜24、AND(論理積)回路25、OR(論理和)回路26および増幅回路用オペアンプ17を備える。センサ素子は、検知した物理量に応じた電気信号を生成する。センサ素子により生成された電気信号は、出力回路5を経て出力端子103から外部へ出力される。
出力回路5は、第1,2出力素子1,2および第1,2スイッチング素子3,4で構成される。第1出力素子1および第1スイッチング素子3は、それぞれnチャネル型MOSFETである。第2出力素子2および第2スイッチング素子4は、pチャネル型MOSFETである。高電位側に配置されたpチャネル型MOSFETと低電位側に配置されたnチャネル型MOSFETとが相補うように接続されCMOS回路が構成されている。第1出力素子1は第1スイッチング素子3を介して出力回路5の出力点6に接続され、第2出力素子2は第2スイッチング素子4を介して出力回路5の出力点6に接続されている。出力回路5の出力点6は、出力端子103に接続されている。
増幅回路用オペアンプ17および図示省略する分圧抵抗で負帰還増幅回路が構成されている。増幅回路用オペアンプ17は、第1,2出力素子1,2、第1,2スイッチング素子3,4、定電流源Iref、位相補償用コンデンサ7、pチャネル型MOSFET8,9,11,12、nチャネル型MOSFET13〜16で構成される。定電流源Iref、pチャネル型MOSFET8,9および第2出力素子2は、負帰還増幅回路の電源の高電位側である内部電源電圧Vddの電位の配線ラインに接続されている。
nチャネル型MOSFET13〜16および第1出力素子1は、負帰還増幅回路の電源の低電位側である接地電圧GNDの電位の配線ラインに接続されている。内部電源電圧(Vdd)端子は、過電圧保護素子(不図示)を介してセンサIC装置10の電源電圧端子101に接続されている。内部電源電圧Vddは、電源電圧Vcc以下の電圧値に設定される。位相補償用コンデンサ7は、出力回路5の出力点6と差動入力部(pチャネル型MOSFET11,12およびnチャネル型MOSFET13,14)の出力点との間に接続されている。
第1,2スイッチング素子3,4、第1〜4オペアンプ21〜24、AND回路25およびOR回路26で、出力端子103の電圧Voutをクランプ(制限)するクランプ回路が構成される。第1スイッチング素子3は、nチャネル型MOSFETであり、第1出力素子1と出力端子103との間に配置され、第1出力素子1に直列接続されている。すなわち、第1スイッチング素子3のソースは第1出力素子1のドレインに接続され、ドレインは出力回路5の出力点6に接続されている。第1スイッチング素子3のゲートには、AND回路25の出力端子が接続されている。
第2スイッチング素子4は、pチャネル型MOSFETであり、第2出力素子2と出力端子103との間に配置され、第2出力素子2に直列接続されている。具体的には、第2スイッチング素子4のソースは第2出力素子2のドレインに接続され、ドレインは出力回路5の出力点6に接続されている。第2スイッチング素子4のゲートには、OR回路26の出力端子が接続されている。
第1オペアンプ21の非反転入力(+)端子は出力端子103に接続され、反転入力(−)端子は所定の基準電圧Vref1の電位に固定されている。第1オペアンプ21の出力端子は、AND回路25の一方の入力端子に接続されている。第1オペアンプ21の基準電圧Vref1は、出力端子103の電圧Voutの範囲の下限値である。第1オペアンプ21の基準電圧Vref1は、下限側(接地電圧GND側)の異常検知電圧範囲X3の上限値より高く、かつ正常出力電圧範囲X2の下限値以下に設定される。
すなわち、第1オペアンプ21は、出力端子103の電圧Voutが基準電圧Vref1よりも低い場合に(Vout<Vref1)、AND回路25にLow(L)の電圧レベル(Lレベル)の電圧を出力するように設定されている。第1オペアンプ21は、出力端子103の電圧Voutを基準電圧Vref1にクランプする機能を有する。
第2オペアンプ22の非反転入力(+)端子は出力端子103に接続され、反転入力(−)端子は所定の基準電圧Vref2の電位に固定されている。第2オペアンプ22の出力端子は、OR回路26の一方の入力端子に接続されている。第2オペアンプ22の基準電圧Vref2は、出力端子103の電圧Voutの範囲の上限値である。第2オペアンプ22の基準電圧Vref2は、上限側(電源電圧Vcc側)の異常検知電圧範囲X4の下限値未満、かつ正常出力電圧範囲X2の上限値以上に設定される。
すなわち、第2オペアンプ22は、出力端子103の電圧Voutが基準電圧Vref2以上である場合に(Vout≧Vref2)、OR回路26にHigh(H)の電圧レベル(以下、Hレベルとする)の電圧を出力するように設定されている。第2オペアンプ22は、出力端子103の電圧Voutを基準電圧Vref2にクランプする機能を有する。
第3オペアンプ23の非反転入力(+)端子は所定の基準電圧(第3電圧)Vref0の電位に固定され、反転入力(−)端子は出力端子103に接続されている。第3オペアンプ23の出力端子は、OR回路26の他方の入力端子に接続されている。第3オペアンプ23の基準電圧Vref0は、下限側の異常検知電圧範囲X3の上限値より高く、かつ第1オペアンプ21の基準電圧Vref1未満の電圧範囲X5内の電圧値に設定される。なお、短絡時の出力電圧(電圧Vout)が下限側の異常検知電圧範囲X3の上限値よりも低いことが明らかな場合は、第1オペアンプ21の基準電圧Vref1を下限側の異常検知電圧範囲X3の範囲内に設定してもよい。
すなわち、第3オペアンプ23は、出力端子103の電圧Voutが基準電圧Vref0以下である場合に(Vout≦Vref0)、OR回路26にHレベルの電圧を出力するように設定されている。第3オペアンプ23、OR回路26および第2スイッチング素子4は、接地電圧端子102と出力端子103との短絡時に第2スイッチング素子4をオフし、センサIC装置10に流れる電流(以下、短絡電流とする)を抑制する機能を有する。
第4オペアンプ24の非反転入力(+)端子は所定の基準電圧(第4電圧)Vref3の電位に固定され、反転入力(−)端子は出力端子103に接続されている。第4オペアンプ24の出力端子は、AND回路25の他方の入力端子に接続されている。第4オペアンプ24の基準電圧Vref3は、第2オペアンプ22の基準電圧Vref2よりも高く、かつ、上限側の異常検知電圧範囲X4の下限値未満の電圧範囲X6内の電圧値に設定される。なお、短絡時の出力電圧(電圧Vout)が上限側の異常検知電圧範囲X4の下限値よりも高いことが明らかな場合は、第2オペアンプ22の基準電圧Vref2を上限側の異常検知電圧範囲X4の範囲内に設定してもよい。
すなわち、第4オペアンプ24は、出力端子103の電圧Voutが基準電圧Vref3よりも高い場合に(Vout>Vref3)、AND回路25にLレベルの電圧を出力するように設定されている。第4オペアンプ24、AND回路25および第1スイッチング素子3は、電源電圧端子101と出力端子103との短絡時に第1スイッチング素子3をオフし、短絡電流を抑制する機能を有する。
次に、センサIC装置10の第1,2スイッチング素子3,4の動作について、1,2A,2Bを参照して説明する。図2Bは、実施の形態1にかかる半導体物理量センサ装置の動作時の各部の動作を示す図表である。
出力端子103の電圧Voutが第3オペアンプ23の基準電圧Vref0以下の範囲内の電圧値(Vout≦Vref0)であるとする(以下、第1の動作状態とする)。第1の動作状態は、センサIC装置10の出力端子103と接地電圧端子102との短絡時の動作状態である。この場合、第1オペアンプ21の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも高いため、第1オペアンプ21の出力は反転してLレベルとなる。第4オペアンプ24の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも低いため、第4オペアンプ24の出力はHレベルとなる。AND回路25は、第1,4オペアンプ21,24からそれぞれLレベルの電圧およびHレベルの電圧の入力を受けてLレベルの電圧を出力し、第1スイッチング素子3をオフ(OFF)する。また、第2オペアンプ22の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも高いため、第2オペアンプ22の出力は反転してLレベルとなる。第3オペアンプ23の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧以下であるため、第3オペアンプ23の出力はHレベルとなる。OR回路26は、第2,3オペアンプ22,23からそれぞれLレベルの電圧およびHレベルの電圧の入力を受けてHレベルの電圧を出力し、第2スイッチング素子4をオフする。
出力端子103の電圧Voutが第1オペアンプ21の基準電圧Vref1以上第2オペアンプ22の基準電圧Vref2以下の値から、第3オペアンプ23の基準電圧Vref0より高く、かつ第1オペアンプ21の基準電圧Vref1未満の範囲内の電圧値(Vref0<Vout<Vref1)に変化するとする(以下、第2の動作状態とする)。この場合、第1オペアンプ21の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも高いため、第1オペアンプ21の出力は反転してLレベルとなる。第4オペアンプ24の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも低いため、第4オペアンプ24の出力はHレベルとなる。AND回路25は、第1,4オペアンプ21,24からそれぞれLレベルの電圧およびHレベルの電圧の入力を受けてLレベルの電圧を出力し、第1スイッチング素子3をオフする。第1スイッチング素子3がオフされることで、センサIC装置10の出力の低下が停止し、出力端子103の電圧Voutが第1オペアンプ21の基準電圧Vref1にクランプされる。第2オペアンプ22の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも高いため、第2オペアンプ22の出力は反転してLレベルとなる。第3オペアンプ23の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも高いため、第3オペアンプ23の出力は反転してLレベルとなる。OR回路26は、第2,3オペアンプ22,23からともにLレベルの電圧の入力を受けてLレベルの電圧を出力し、第2スイッチング素子4をオンする。
出力端子103の電圧Voutが第1オペアンプ21の基準電圧Vref1以上、かつ第2オペアンプ22の基準電圧Vref2未満の範囲内の電圧値(Vref1≦Vout<Vref2)であるとする(以下、第3の動作状態とする)。この電圧範囲内に、センサIC装置10の正常出力電圧範囲X2が含まれる。すなわち、第3の動作状態は、センサIC装置10の正常動作時の動作状態である。この場合、第1オペアンプ21の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧以下であるため、第1オペアンプ21の出力はHレベルとなる。第4オペアンプ24の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも低いため、第4オペアンプ24の出力はHレベルとなる。AND回路25は、第1,4オペアンプ21,24からともにHレベルの電圧の入力を受けてHレベルの電圧を出力し、第1スイッチング素子3をオンする。かつ、第2オペアンプ22の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも高いため、第2オペアンプ22の出力は反転してLレベルとなる。第3オペアンプ23の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも高いため、第3オペアンプ23の出力は反転してLレベルとなる。OR回路26は、第2,3オペアンプ22,23からともにLレベルの電圧の入力を受けてLレベルの電圧を出力し、第2スイッチング素子4をオンする。
出力端子103の電圧Voutが第1オペアンプ21の基準電圧Vref1以上第2オペアンプ22の基準電圧Vref2以下の値から、第2オペアンプ22の基準電圧Vref2以上、かつ第4オペアンプ24の基準電圧Vref3以下の範囲内の電圧値(Vref2≦Vout≦Vref3)に変化するとする(以下、第4の動作状態とする)。この場合、第1オペアンプ21の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも低いため、第1オペアンプ21の出力はHレベルとなる。第4オペアンプ24の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧以下であるため、第4オペアンプ24の出力はHレベルとなる。AND回路25は、第1,4オペアンプ21,24からともにHレベルの電圧の入力を受けてHレベルの電圧を出力し、第1スイッチング素子3をオンする。また、第2オペアンプ22の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧以下であるため、第2オペアンプ22の出力はHレベルとなる。第3オペアンプ23の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも高いため、第3オペアンプ23の出力は反転してLレベルとなる。OR回路26は、第2,3オペアンプ22,23からそれぞれHレベルの電圧およびLレベルの電圧の入力を受けてHレベルの電圧を出力し、第2スイッチング素子4をオフする。第2スイッチング素子4がオフされることで、センサIC装置10の出力の上昇が停止し、出力端子103の電圧Voutが第2オペアンプ22の基準電圧Vref2にクランプされる。
出力端子103の電圧Voutが第4オペアンプ24の基準電圧Vref3よりも高い範囲内の電圧値(Vref3<Vout)であるとする(以下、第5の動作状態とする)。第5の動作状態は、センサIC装置10の出力端子103と接地電圧端子102との短絡時の動作状態である。この場合、第1オペアンプ21の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも低いため、第1オペアンプ21の出力はHレベルとなる。第4オペアンプ24の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも高いため、第4オペアンプ24の出力は反転してLレベルとなる。AND回路25は、第1,4オペアンプ21,24からそれぞれHレベルの電圧およびLレベルの電圧の入力を受けてLレベルの電圧を出力し、第1スイッチング素子3をオフする。また、第2オペアンプ22の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧より低いため、第2オペアンプ22の出力はHレベルとなる。第3オペアンプ23の反転入力端子側の電圧が非反転入力端子側の電圧よりも高いため、第3オペアンプ23の出力は反転してLレベルとなる。OR回路26は、第2,3オペアンプ22,23からそれぞれHレベルの電圧およびLレベルの電圧の入力を受けてHレベルの電圧を出力し、第2スイッチング素子4をオフする。
このように、出力端子103の電圧Voutがクランプされたとき(第2,4の動作状態)には、第1,2スイッチング素子3,4のいずれか一つがオンしている。その理由は、出力端子103の電圧Voutがクランプされたときに第1,2スイッチング素子3,4がともにオフした場合、出力端子103がフローティング電位となることで、出力端子103に接続された様々な回路部との間にリーク電流が流れてしまうからである。本発明においては、出力端子103の電圧Voutのクランプ時に、第1,2スイッチング素子3,4のいずれか一つをオンにすることで、出力端子103の電圧Voutをある程度の電圧値で保持し、センサIC装置10の出力が不安定になることを防止している。一方、センサIC装置10の端子間の短絡時(第1,5の動作状態)には、センサIC装置10の出力は異常電圧であり、信頼性に欠けるため、センサIC装置10の出力が不安定になったとしても問題は生じない。このため、第1,2スイッチング素子3,4をともにオフして、出力端子103をフローティング電位とし、センサIC装置10の出力を停止させる。
次に、センサIC装置10の端子間で短絡が生じた場合の動作について説明する。図3,4は、実施の形態にかかる半導体物理量センサ装置の端子間での短絡時の電流経路を示す説明図である。センサIC装置10の電源電圧端子101と出力端子103とが短絡した場合、出力端子103は電源電圧端子101とほぼ同電位の電源電圧Vccの電位となり、出力端子103の電圧Voutは上限側の異常検知電圧範囲X4の範囲内の電圧値となる。このため、出力端子103の電圧Voutは、第4オペアンプ24の基準電圧Vref3よりも高くなり、上述したように第1,2スイッチング素子3,4はともにオフされる(すなわち第5の動作状態)。これにより、出力端子103がフローティング電位となるため、ハイインピーダンス(Hi−Z)になり、従来のようにローサイド側の第1出力素子1を通る電流経路が形成されない。すなわち、図3に示すように、短絡時電流は、電源電圧端子101、出力端子103、抵抗体121,123の合成抵抗、および接地電圧端子102の経路で流れる。図3には、電源電圧端子101から出力端子103へ向かう電流経路を符号31で示し、抵抗体121,123の合成抵抗を流れる電流経路を符号32で示し、抵抗体121,123の合成抵抗から接地電圧端子102へ向かう電流経路を符号33で示す。
一方、センサIC装置10の接地電圧端子102と出力端子103とが短絡した場合、出力端子103は接地電圧端子102とほぼ同電位の接地電圧GNDの電位となり、出力端子103の電圧Voutは下限側の異常検知電圧範囲X3の範囲内の電圧値となる。このため、出力端子103の電圧Voutは、第3オペアンプ23の基準電圧Vref0以下となり、上述したように第1,2スイッチング素子3,4はともオフされる(すなわち第1の動作状態)。これにより、出力端子103がフローティング電位となるため、ハイインピーダンスになり、従来のようにハイサイド側の第2出力素子2を通る電流経路が形成されない。すなわち、図4に示すように、短絡時電流は、電源電圧端子101、抵抗体121,122の合成抵抗、出力端子103および接地電圧端子102の経路で流れる。図4には、出力端子103から接地電圧端子102へ向かう電流経路を符号34で示し、抵抗体121,122の合成抵抗を流れる電流経路を符号35で示し、抵抗体121,122の合成抵抗から接地電圧端子102へ向かう電流経路を符号36で示す。
電源電圧端子101,接地電圧端子102および出力端子103にそれぞれ接続され内部ダイアグノシスを構成する抵抗体121〜123は、通常数kΩ程度以上に設定される。このため、上述した電流経路31〜36で短絡時電流が流れれば、電源電圧Vccを5V程度とした場合であっても短絡時電流を数mA以下に抑制することができる。
以上、説明したように、実施の形態によれば、出力端子の電圧をクランプするクランプ回路を上述したように第1,2スイッチング素子、第1〜4オペアンプ、AND回路およびOR回路を用いて構成する。これによって、センサIC装置の端子間での短絡時に、第1,2スイッチング素子をともにオフさせることができ、第1,2出力素子を通る電流経路が形成されない。このため、第1,2出力素子のオン抵抗値を高くしたり、ローパスフィルターの抵抗値を高くすることなく、内部ダイアグノシス抵抗や外付け抵抗の抵抗値を調整する等により短絡時電流を抑制することができる。また、第1,2出力素子のオン抵抗値を高くしたり、ローパスフィルターの抵抗値を高くする必要がないため、センサIC装置の正常動作時(正常出力電圧範囲内の電圧出力時)に出力インピーダンスが高くなることを防止することができる。したがって、センサIC装置の正常動作時の電流能力を維持することができるとともに、センサIC装置の端子間での短絡時には短絡電流を抑制することができる。
以上において本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本発明にかかる半導体物理量センサ装置で検出可能な物理量には、圧力や速度、加速度等が挙げられる。
以上のように、本発明にかかる半導体物理量センサ装置は、物理量の大きさに対応する電圧値の電圧に変換して出力するセンサIC装置に有用である。
1 第1出力素子
2 第2出力素子
3 第1スイッチング素子
4 第2スイッチング素子
5 出力回路
6 出力回路の出力点
7 位相補償用コンデンサ
8,9,11,12 pチャネル型MOSFET
10 センサIC装置
13〜16 nチャネル型MOSFET
17 増幅回路用オペアンプ
21 第1オペアンプ
22 第2オペアンプ
23 第3オペアンプ
24 第4オペアンプ
25 AND回路
26 OR回路
31〜36 電流経路
101 電源電圧端子
102 接地電圧端子
103 出力端子
110 センサシステム
121〜125 抵抗体
GND 接地電圧
Iref 定電流源
Vcc 電源電圧
Vdd 内部電源電圧
Vout 出力素子の電圧
Vref0 第3オペアンプの基準電圧
Vref1 第1オペアンプの基準電圧
Vref2 第2オペアンプの基準電圧
Vref3 第4オペアンプの基準電圧
X1 正常検出範囲
X2 正常出力電圧範囲
X3,X4 異常検知電圧範囲
X5 第3オペアンプの基準電圧範囲
X6 第4オペアンプの基準電圧範囲

Claims (7)

  1. 検知した物理量の大きさに応じた電圧の電気信号を出力する半導体物理量センサ装置であって、
    第1出力素子と、
    前記第1出力素子の高電位側に相補うように接続された第2出力素子と、
    前記第1出力素子と前記第2出力素子との間で前記第1出力素子の高電位側に接続された第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2出力素子との間に接続された第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点に接続され、前記接続点の電位の前記電気信号を外部へ出力する出力端子と、
    を備え、
    前記出力端子の電圧が第1電圧未満であるときに、前記第1スイッチング素子がオフし、
    前記出力端子の電圧が前記第1電圧よりも高い第2電圧以上であるときに、前記第2スイッチング素子がオフし、
    前記出力端子の電圧が前記第1電圧よりも低い第3電圧であるときに、前記第2スイッチング素子がオフし、
    前記出力端子の電圧が前記第2電圧よりも高い第4電圧であるときに、前記第1スイッチング素子がオフすることを特徴とする半導体物理量センサ装置。
  2. 前記出力端子の電圧が前記第1電圧以上かつ前記第4電圧以下であるときに、前記第1スイッチング素子がオンすることを特徴とする請求項1に記載の半導体物理量センサ装置。
  3. 前記出力端子の電圧が前記第3電圧より高く、かつ前記第2電圧未満であるときに、前記第2スイッチング素子がオンすることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体物理量センサ装置。
  4. 前記第1スイッチング素子は、nチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタであり、
    前記第2スイッチング素子は、pチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体物理量センサ装置。
  5. 前記第1出力素子は、nチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタであり、
    前記第2出力素子は、pチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体物理量センサ装置。
  6. 前記第2出力素子の高電位側が接続された最高電位の第1端子と、
    前記第1出力素子の低電位側が接続された最低電位の第2端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間に接続された第1抵抗体と、
    前記第1端子と前記出力端子との間に接続された第2抵抗体と、
    前記出力端子と前記第2端子との間に接続された第3抵抗体と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の半導体物理量センサ装置。
  7. 前記物理量は、圧力であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の半導体物理量センサ装置。
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