JP2011097789A - 力率改善回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】短絡電流によって電力伝送経路に配置された電気部材が損傷することを防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させた力率改善回路、および、力率改善回路を適用した電子機器を提供する。
【解決手段】力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20pを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20と、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20pに配置され電力伝送経路20pを遮断する経路スイッチSWとを備える。短絡状態検出部30は、負荷Lz(出力端Tout)の短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流を直流化する整流平滑回路および定電圧回路を備える力率改善回路に関する。
昨今、高調波電流規制が厳しくなりつつあり、液晶テレビジョン、LED照明機器、その他、交流を直流に変換する電源を有する電子機器においても力率改善回路が必要となってきている。
従来の力率改善回路について、図12を参照して説明する。
図12は、従来の力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
従来の力率改善回路101は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路110と、整流平滑回路110の出力を定電圧化し電力伝送経路120pを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路120とを備える。定電圧回路120は、電力伝送経路120pと、電力伝送経路120pへ定電圧を供給する制御回路120cとを備える。
整流平滑回路110は、例えば全波整流回路で構成され交流ACを整流する整流回路111と、整流回路111の出力を平滑化する平滑回路として機能する第1平滑コンデンサC1とを備える。
整流平滑回路110の出力は、定電圧回路120へ入力され、定電圧回路120の出力は、電力伝送経路120pを介して出力端Toutから負荷Lzに供給される。電力伝送経路120pには、負荷Lzに供給する出力電流Ioutの連続性(電流波形の平坦性)を向上させるコイルLsが整流平滑回路110の出力側に配置され、出力の方向性を画定する出力ダイオードDiが出力端Toutの側に配置されている。したがって、電力伝送経路120pは、コイルLs、出力ダイオードDi、および相互間の配線を含む構成とされている。
制御回路120cは、整流平滑回路110から供給された直流をPMW制御によりスイッチングすることによって安定化した定電圧を生成し、電力伝送経路120pは、制御回路120cによる安定化された定電圧を負荷Lzに供給する構成とされている。出力端Toutには、定電圧回路120の出力に対する平滑回路として作用する第2平滑コンデンサC2が接続されている。
制御回路120cは、整流平滑回路110の出力側に接続された入力端Tinを介して整流平滑回路110の直流出力を入力し、内部に設けた適宜の電圧源を介して各内部回路(例えば、スイッチング素子駆動回路121)へ定電圧を供給することによって動作する構成とされている。
制御回路120cは、コイルLsの出力側をスイッチング制御してコイルLsを出力端Toutに対してオンオフ制御するスイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2を備える。つまり、定電圧回路120は、電力伝送経路120pに対するオンオフ制御を行うスイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2を備える。
スイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2は、スイッチング素子駆動回路121によって制御される。つまり、発振回路123の各周期毎の開始点でスイッチング素子駆動回路121がセットされ、スイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2をオン状態にする。
オン状態とされたスイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2は、コイルLsに流れる電流(電力伝送経路120pの出力電圧Vout)に応じた電流を流すことになる。スイッチング制御素子Q1とスイッチング制御素子Q2は、互いに並列に接続されているので、スイッチング制御素子Q1に流れる素子電流Iq1によって、コイルLsに流れる電流を検出することができる。
スイッチング制御素子Q1の基準電位GND側には、抵抗Rs1が挿入され、スイッチング制御素子Q1に流れる素子電流Iq1を電圧として検出する。つまり、素子電流Iq1は、電圧として第1比較器122に入力され、増幅された電圧が加算増幅器124へ入力される。
加算増幅器124は、発振回路123からの電圧と、第1比較器122からの電圧とを加算し、その和(加算結果)は、PWM比較器126の一方の入力端に入力される。
他方、出力端Toutと基準電位GNDとの間に帰還抵抗Rf1および帰還抵抗Rf2で構成された帰還抵抗列が接続され、帰還抵抗Rf1と帰還抵抗Rf2との接続点から帰還電圧Vfbが得られる。帰還電圧Vfbは、定電圧回路120の動作を安定化させるように機能する動作制御用の電圧である。
誤差増幅器125の一方の入力端には、帰還電圧Vfbが入力され、他方の入力端には、予め設定された第1参照電圧Vs1が入力される。したがって、誤差増幅器125は、帰還電圧Vfbと第1参照電圧Vs1との差を増幅して、PWM比較器126へ入力する。なお、第1参照電圧Vs1は、入力端Tinからの入力を利用したバンドギャップ回路によって予め設定されている。
PMW制御を実行するように構成されたPWM比較器126は、一方の入力端への加算増幅器124からの入力と、他方の入力端への誤差増幅器125からの入力とを比較し、加算増幅器124の入力レベルが誤差増幅器125からの入力レベルを超すと、スイッチング素子駆動回路121をリセットするように作用し、スイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2をオフ状態に切り替える。
制御回路120cは、出力端Toutの出力電圧Voutで決まる帰還電圧Vfbと第1参照電圧Vs1との差を出力する誤差増幅器125と、加算増幅器124の出力が誤差増幅器125の出力を超えるとスイッチング素子駆動回路121をリセットするPWM比較器126とを備えるから、スイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2をPWM制御することが可能となり、要求された定電圧を出力端Toutから負荷Lzへ出力することができる。
つまり、PWM比較器126は、出力デューティを調整して、スイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2のオン時間を調整することによって、出力電圧Voutの定電圧化を図る。
出力(出力端Tout−基準電位GND間)が短絡した場合、制御回路120cは、低い電圧状態となることから損傷は生じない。しかし、電力伝送経路120pには、短絡電流としての出力電流Ioutが入力電源能力の限界まで流れ続ける。
したがって、電力伝送経路120pを構成するコイルLs、出力ダイオードDiは、短絡電流によって発熱し、場合によっては損傷する恐れがある。このような発熱、損傷を防止するため、定電圧回路120の入力側(整流平滑回路110と定電圧回路120との間)に短絡対策としてのヒューズ115が挿入されている。
短絡電流が過大であれば、ヒューズ115は切断され、短絡電流は遮断される。したがって、電力伝送経路120pを構成するコイルLs、出力ダイオードDiの損傷は防止される。しかしながら、ヒューズ115は、切断されると交換をする必要が生じるという問題がある。また、突入電流による不要な切断を生じる恐れもある。
なお、力率改善回路の突入電流抑制回路を提案したものとして、例えば特許文献1が知られている。また、力率改善回路を開示した文献として、例えば特許文献2、3が知られている。
特開2000−60127号公報 特開平6−245502号公報 特許第3966351号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、出力端(負荷)の短絡時に流れる短絡電流を遮断して、短絡電流によって電力伝送経路に配置された電気部材が損傷することを防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させた力率改善回路を提供することを目的とする。
また、本発明は、本発明に係る力率改善回路を適用した電子機器とすることにより、負荷の短絡に対して電源(電力伝送経路)を非破壊で容易に遮断し、発熱の生じない安全な電子機器を提供することを他の目的とする。
本発明に係る力率改善回路は、交流を整流して平滑化する整流平滑回路と、前記整流平滑回路の出力を定電圧化し電力伝送経路を介して負荷へ電力を供給する定電圧回路とを備える力率改善回路であって、前記負荷の短絡状態を検出する短絡状態検出部と、前記電力伝送経路に配置され前記電力伝送経路を遮断する経路スイッチとを備えてあり、前記短絡状態検出部は、前記負荷の短絡状態を検出したときに前記経路スイッチを開状態とすることを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、短絡状態検出部が負荷の短絡状態を検出したとき、経路スイッチを開状態として電力伝送経路を非破壊で遮断するので、電力伝送経路に流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路に配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
また、本発明に係る力率改善回路では、前記短絡状態検出部は、前記電力伝送経路を流れる出力電流に基づいて短絡状態を検出することを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、出力電流すなわち短絡電流に基づいて短絡状態を直接検出するので、迅速に、かつ高精度に短絡電流の遮断が可能となる。
また、本発明に係る力率改善回路では、前記短絡状態検出部は、前記電力伝送経路の出力電圧に基づいて短絡状態を検出することを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、短絡電流を検出する必要のない簡単な構成で短絡状態を検出するので、容易に短絡電流の遮断が可能となる。
また、本発明に係る力率改善回路では、前記定電圧回路は、前記電力伝送経路の出力電圧から動作制御用の帰還電圧を生成する構成としてあり、前記短絡状態検出部は、前記帰還電圧に基づいて短絡状態を検出することを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、定電圧回路へ帰還される帰還電圧をそのまま利用して短絡状態を検出するので、容易に短絡電流の遮断が可能となる。
また、本発明に係る力率改善回路では、前記短絡状態検出部は、前記整流平滑回路から前記定電圧回路へ入力される入力電流に基づいて短絡状態を検出することを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、定電圧回路に入力される変化の大きい入力電流を検出するので、容易に短絡電流の遮断が可能となる。
また、本発明に係る力率改善回路では、前記定電圧回路は、前記電力伝送経路に対するオンオフ制御を行うスイッチング制御素子を備えてあり、前記短絡状態検出部は、前記スイッチング制御素子に流れる素子電流に基づいて短絡状態を検出することを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、短絡による影響を受けるスイッチング制御素子の素子電流を検出するので、検出した素子電流に応じて短絡電流を遮断することが可能となる。
また、本発明に係る力率改善回路では、前記電力伝送経路は、コイルを備えてあり、前記短絡状態検出部は、前記コイルの温度に基づいて短絡状態を検出することを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、短絡電流による温度上昇が生じるコイルの温度を検出するので、コイルへの影響度合いに応じて短絡電流を遮断することが可能となり、コイルの損傷を防止して信頼性を確保することができる。
また、本発明に係る力率改善回路では、前記経路スイッチは、前記電力伝送経路に配置された出力ダイオードと前記電力伝送経路の出力端との間に配置されていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、短絡による力率改善回路への影響を確実に抑制することが可能となる。
また、本発明に係る力率改善回路では、前記経路スイッチは、前記定電圧回路に対して上流側に配置されていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、経路スイッチに低い電圧を印加することになるので、経路スイッチを低耐圧化することができる。
また、本発明に係る力率改善回路では、前記定電圧回路は、前記電力伝送経路に同期整流用MOSFETを配置した同期整流型定電圧回路であり、同期整流用MOSFETは、前記経路スイッチを兼ねる構成としてあることを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、定電圧回路の電力伝送経路に同期整流用MOSFETを適用した同期整流型定電圧回路を備えるので、低損失回路として機能させるときの短絡対策を容易に実現することができる。
また、本発明に係る力率改善回路では、前記短絡状態検出部は、前記同期整流用MOSFETの温度に基づいて短絡状態を検出することを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、短絡電流による温度上昇が生じる同期整流用MOSFETの温度を検出するので、同期整流用MOSFETへの影響度合いに応じて短絡電流を遮断することが可能となる。
また、本発明に係る力率改善回路では、前記経路スイッチは、前記電力伝送経路に配置された出力ダイオードと前記電力伝送経路の出力端との間に配置されてあり、前記短絡状態検出部は、前記出力ダイオードの温度に基づいて短絡状態を検出することを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、短絡電流による温度上昇が生じる出力ダイオードの温度を検出するので、出力ダイオードへの影響度合いに応じて短絡電流を遮断することが可能となる。
また、本発明に係る電子機器は、交流を直流に変換する電源に力率改善回路を備える電子機器であって、前記力率改善回路は、本発明に係る力率改善回路であることを特徴とする。
したがって、本発明に係る電子機器は、負荷の短絡に対して電源(電力伝送経路)を非破壊で容易に遮断できるので、発熱の生じない安全な電子機器となる。
本発明に係る力率改善回路は、交流を整流して平滑化する整流平滑回路と、整流平滑回路の出力を定電圧化し電力伝送経路を介して負荷へ電力を供給する定電圧回路とを備える力率改善回路であって、負荷の短絡状態を検出する短絡状態検出部と、電力伝送経路に配置され電力伝送経路を遮断する経路スイッチとを備えてあり、短絡状態検出部は、負荷の短絡状態を検出したときに経路スイッチを開状態とすることを特徴とする。
したがって、本発明に係る力率改善回路は、短絡状態検出部が負荷の短絡状態を検出したとき、経路スイッチを開状態として電力伝送経路を非破壊で遮断するので、電力伝送経路に流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路に配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させるという効果を奏する。
本発明に係る電子機器は、交流を直流に変換する電源に力率改善回路を備える電子機器であって、力率改善回路は、本発明に係る力率改善回路であることを特徴とする。
したがって、本発明に係る電子機器は、負荷の短絡に対して電源(電力伝送経路)を非破壊で容易に遮断できるので、発熱の生じない安全な電子機器となるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態2に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態3に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態4に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態5に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態6に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態7に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態8に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態9に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態10に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態11に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。 従来の力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1を参照して、本実施の形態に係る力率改善回路について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20pを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20とを備える。また、力率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20pに配置され電力伝送経路20pを遮断する経路スイッチSWとを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lz(出力端Tout)の短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lz(力率改善回路1の出力)の短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20pを非破壊で遮断するので、整流平滑回路10からコイルLsを含む電力伝送経路20pに供給される短絡電流を遮断して電力伝送経路20pに配置された電気部材(コイルLs、出力ダイオードDi)が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。なお、従来必要であったヒューズを不要とすることから、取り扱いの容易性が大きく向上する。
なお、短絡状態とは、出力端Toutの電位(出力電圧Vout)が通常の動作電位に比較して極端に小さくなり、接地電位程度になった場合をいう。したがって、出力電圧Voutを検出することによって短絡状態を検出することができる。また、検出レベルは適宜設定することができる。
また、本実施の形態では、経路スイッチSWは、電力伝送経路20pに配置された出力ダイオードDiと電力伝送経路20pの出力端Toutとの間に配置されている。したがって、力率改善回路1は、短絡による力率改善回路1への影響を確実に抑制することが可能となる。
整流平滑回路10は、例えば全波整流回路で構成され交流ACを整流する整流回路11と、整流回路11の出力を平滑化する平滑回路として機能する第1平滑コンデンサC1とを備える。
整流平滑回路10の出力は、電力伝送経路20pを介して定電圧回路20(電力伝送経路20p)の出力端Toutから負荷Lzに供給される。電力伝送経路20pには、負荷Lzに供給する出力電流Ioutの連続性(電流波形の平坦性)を向上させるコイルLsが整流平滑回路10の出力側に配置され、出力の方向性を画定する出力ダイオードDiが出力端Toutの側に配置されている。
また、出力ダイオードDiと出力端Toutとの間に経路スイッチSWが配置されている。したがって、電力伝送経路20pは、コイルLs、出力ダイオードDi、経路スイッチSW、および、相互間の配線を含む構成とされている。
なお、経路スイッチSWは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であることが望ましい。この構成により、力率改善回路1は、経路スイッチSWを簡単に構成することができる。なお、経路スイッチSWを開状態にして短絡電流を遮断するときは、MOSFETはオフ状態であり、経路スイッチSWを閉状態にして出力電流Ioutを流すときは、MOSFETはオン状態である。
定電圧回路20は、上述した電力伝送経路20pと、制御回路20cとを備える。制御回路20cは、整流平滑回路10から供給された直流をPMW(Pulse Width Modulation)制御によりスイッチングすることによって安定化した定電圧を生成し、電力伝送経路20pは、制御回路20cによる安定化された定電圧を負荷Lzに供給する構成とされている。出力端Toutには、定電圧回路20の出力に対する平滑回路として作用する第2平滑コンデンサC2が接続されている。
制御回路20cは、整流平滑回路10の出力側に接続された入力端Tinを介して整流平滑回路10の直流出力を入力し、内部に設けた適宜の電圧源を介して各内部回路(例えば、スイッチング素子駆動回路21)へ定電圧を供給することによって動作する構成とされている。
制御回路20cは、コイルLsの出力側をスイッチング制御してコイルLsを出力端Toutに対してオンオフ制御するスイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2を備える。つまり、定電圧回路20は、電力伝送経路20pに対するオンオフ制御を行うスイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2を備える。
スイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2は、スイッチング素子駆動回路21によって制御される。つまり、発振回路23の各周期毎の開始点でスイッチング素子駆動回路21がセットされ、スイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2をオン状態にする。
オン状態とされたスイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2は、コイルLsに流れる電流(電力伝送経路20pの出力電圧Vout)に応じた電流を流すことになる。スイッチング制御素子Q1とスイッチング制御素子Q2は、互いに並列に接続されているので、スイッチング制御素子Q1に流れる素子電流Iq1によって、出力電圧Voutの状態を検出することができる。
スイッチング制御素子Q1の基準電位GND側には、抵抗Rs1が挿入され、スイッチング制御素子Q1に流れる素子電流Iq1を電圧として検出する。つまり、素子電流Iq1は、電圧として第1比較器22に入力され、増幅された電圧が加算増幅器24へ入力される。
加算増幅器24は、発振回路23からの電圧と、第1比較器22からの電圧とを加算し、その和(加算結果)は、PWM比較器26の一方の入力端に入力される。
他方、出力端Toutと基準電位GNDとの間に帰還抵抗Rf1および帰還抵抗Rf2で構成された帰還抵抗列が接続され、帰還抵抗Rf1と帰還抵抗Rf2との接続点から帰還電圧Vfbが得られる。帰還電圧Vfbは、定電圧回路20の動作を安定化させるように機能する動作制御用の電圧である。
誤差増幅器25の一方の入力端には、帰還電圧Vfbが入力され、他方の入力端には、予め設定された第1参照電圧Vs1が入力される。したがって、誤差増幅器25は、帰還電圧Vfbと第1参照電圧Vs1との差を増幅して、PWM比較器26へ入力する。なお、第1参照電圧Vs1は、入力端Tinからの入力を利用したバンドギャップ回路によって予め設定することができる。
PMW制御を実行するように構成されたPWM比較器26は、一方の入力端への加算増幅器24からの入力と、他方の入力端への誤差増幅器25からの入力とを比較し、加算増幅器24からの入力レベルが誤差増幅器25からの入力レベルを超えると、スイッチング素子駆動回路21をリセットするように作用し、スイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2をオフ状態に切り替える。
制御回路20cは、出力端Toutの出力電圧Voutで決まる帰還電圧Vfbと第1参照電圧Vs1との差を出力する誤差増幅器25と、加算増幅器24の出力が誤差増幅器25の出力を超えるとスイッチング素子駆動回路21をリセットするPWM比較器26とを備えるから、スイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2をPWM制御することが可能となり、要求された定電圧を出力端Toutから負荷Lzへ出力することができる。
つまり、PWM比較器26は、出力デューティを調整して、スイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2のオン時間を調整することによって、出力電圧Voutの定電圧化を図る。
なお、誤差増幅器25の出力が上がると定電圧回路20(出力端Tout)から負荷Lzに供給される電流は増加する。また、誤差増幅器25の出力が下がると定電圧回路20(出力端Tout)から負荷Lzに供給される電流は減少する。したがって、出力端Toutでの出力電圧Voutを安定化させることができる。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、第2比較器32と、第2比較器32の一方の入力端へ入力される第2参照電圧Vs2とを備える。したがって、短絡状態検出部30は、短絡時の出力電圧Vout(短絡電圧)と、短絡状態を検出する値として予め設定された第2参照電圧Vs2とを比較することによって短絡状態を検出する。つまり、出力電圧Voutが第2参照電圧Vs2より低い場合、第2比較器32は、経路スイッチSWを開状態とする信号を出力して経路スイッチSWを開状態とする。
なお、第2参照電圧Vs2は、第1参照電圧Vs1と同様に制御回路20cが内蔵するバンドギャップ回路を適用して生成することができる。
<実施の形態2>
図2を参照して、本実施の形態に係る力率改善回路について説明する。なお、本実施の形態に係る力率改善回路は、実施の形態1に係る力率改善回路1の短絡状態検出部30の変形例であり、基本的な構成は、実施の形態1と同様であるので符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図2は、本発明の実施の形態2に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
本実施の形態に係る力率改善回路1は、実施の形態1と同様に、整流平滑回路10と、定電圧回路20と、短絡状態検出部30とを備える。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、電力伝送経路20pを流れる出力電流Ioutに基づいて短絡状態を検出する。つまり、力率改善回路1は、出力電流Ioutすなわち短絡電流に基づいて短絡状態を直接検出するので、迅速に、かつ高精度に短絡電流の遮断が可能となる。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、実施の形態1で示した第2比較器32、第2参照電圧Vs2に加えてさらに、電力伝送経路20pの出力端Toutと経路スイッチSWとの間に挿入された抵抗Rs2と、抵抗Rs2の両端の電圧(出力電流Iout)を検出する第3比較器33とを備える。したがって、短絡時の出力電流Iout(短絡電流)は、抵抗Rs2の両端の電位差(電圧)として表れ、第3比較器33で検出することができる。すなわち、出力電流Ioutが短絡状態となったとき、出力電流Ioutは通常の電流値より大きい電流値(短絡電流)となるので第3比較器33で短絡状態を検出することができる。
第3比較器33は、抵抗Rs2による検出結果に適宜の演算処理を施して第2比較器32へ入力する。第2比較器32は、第3比較器33からの入力と第2参照電圧Vs2とを比較して短絡状態を検出する。つまり、検出したい短絡状態では、第3比較器33の出力は、第2参照電圧Vs2より低くなるように設定されており、第2比較器32は、経路スイッチSWを開状態とする。
なお、抵抗Rs2の値、第3比較器33の仕様は、検出対象として予め設定した短絡電流の大きさ(検出レベル)に応じて設定しておく。
上述したとおり、本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20pを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20とを備える。また、率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20pに配置され電力伝送経路20pを遮断する経路スイッチSWとを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lzの短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lzの短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20pを非破壊で遮断するので、電力伝送経路20pに流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路20pに配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
<実施の形態3>
図3を参照して、本実施の形態に係る力率改善回路について説明する。なお、本実施の形態に係る力率改善回路は、実施の形態1に係る力率改善回路1の短絡状態検出部30の変形例であり、基本的な構成は、実施の形態1と同様であるので符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図3は、本発明の実施の形態3に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
本実施の形態に係る力率改善回路1は、実施の形態1と同様に、整流平滑回路10と、定電圧回路20と、短絡状態検出部30とを備える。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、電力伝送経路20pの出力電圧Voutに基づいて短絡状態を検出する。つまり、力率改善回路1は、短絡電流を検出する必要のない簡単な構成で短絡状態を検出するので、容易に短絡電流の遮断が可能となる。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、実施の形態1で示した第2比較器32、第2参照電圧Vs2に加えてさらに、抵抗Rs3、抵抗Rs4、第4比較器34、第3参照電圧Vs3を備える。抵抗Rs3および抵抗Rs4は、直列接続されて電力伝送経路20pと基準電位GNDとの間に配置されている。したがって、抵抗Rs3と抵抗Rs4との間の接続点には、出力電圧Voutに比例した検出電圧Vosが得られる。
検出電圧Vosは第4比較器34の一方の入力端へ入力される。また、第4比較器34の他方の入力端には短絡状態を検出する値として予め設定された第3参照電圧Vs3が入力されている。したがって、出力電圧Voutが短絡状態となったとき、出力電圧Vout(短絡電圧)に比例する検出電圧Vosは、通常の値より低い値となるので第4比較器34で短絡状態を検出することができる。
第4比較器34は、検出電圧Vosと第3参照電圧Vs3とを比較して、比較結果を第2比較器32へ入力する。第2比較器32は、第4比較器34からの入力と第2参照電圧Vs2とを比較して短絡状態を検出する。つまり、検出したい短絡状態では、第4比較器34の出力は、第2参照電圧Vs2より低くなるように設定されており、第2比較器32は、経路スイッチSWを開状態とする。
なお、抵抗Rs3の値、抵抗Rs4の値、第4比較器34の仕様、第3参照電圧Vs3の値は、予め設定した短絡電圧の大きさ(検出レベル)に応じて設定しておく。第3参照電圧Vs3は、第2参照電圧Vs2と同様に設定することができる。つまり、第3参照電圧Vs3は、第1参照電圧Vs1と同様に制御回路20cが内蔵するバンドギャップ回路を適用して生成することができる。
上述したとおり、本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20pを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20とを備える。また、率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20pに配置され電力伝送経路20pを遮断する経路スイッチSWとを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lzの短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lzの短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20pを非破壊で遮断するので、電力伝送経路20pに流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路20pに配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
<実施の形態4>
図4を参照して、本実施の形態に係る力率改善回路について説明する。なお、本実施の形態に係る力率改善回路は、実施の形態1に係る力率改善回路1の短絡状態検出部30の変形例であり、基本的な構成は、実施の形態1と同様であるので符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図4は、本発明の実施の形態4に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
本実施の形態に係る力率改善回路1は、実施の形態1と同様に、整流平滑回路10と、定電圧回路20と、短絡状態検出部30とを備える。
実施の形態1で示したとおり、力率改善回路1(定電圧回路20)は、電力伝送経路20pの出力電圧Voutから動作制御用の帰還電圧Vfbを生成する構成としてある。また本実施の形態では、短絡状態検出部30は、帰還電圧Vfbに基づいて短絡状態を検出する。帰還電圧Vfbを生成する帰還抵抗Rf1、帰還抵抗Rf2は、予め設定されていることから、出力電圧Voutに比例した電圧を容易に確定することができる。
したがって、帰還電圧Vfbを適用して短絡状態(出力電圧Voutに対応する短絡電圧)を検出することができる。つまり、力率改善回路1は、定電圧回路20へ帰還される帰還電圧Vfbをそのまま利用して短絡状態を検出するので、容易に短絡電流の遮断が可能となる。
上述したとおり、本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、電力伝送経路20pの出力電圧Voutに比例する帰還電圧Vfbに基づいて短絡状態を検出する。つまり、力率改善回路1は、短絡電流を検出する必要のない簡単な構成で短絡状態を検出するので、容易に短絡電流の遮断が可能となる。また、実施の形態3の場合のような追加の抵抗(抵抗Rs3、抵抗Rs4)は不要となり、回路を簡略化することができる。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、実施の形態1で示した第2比較器32、第2参照電圧Vs2に加えてさらに、第5比較器35、第4参照電圧Vs4を備える。また、帰還電圧Vfbは、第5比較器35の一方の入力端に入力される。第5比較器35の他方の入力端には短絡状態を検出する値として予め設定された第4参照電圧Vs4が入力されている。
したがって、出力電圧Voutが短絡状態となったとき、出力電圧Vout(短絡電圧)に比例する帰還電圧Vfbは、通常の値より低い値となるので第5比較器35で短絡状態を検出することができる。
第5比較器35は、帰還電圧Vfbと第4参照電圧Vs4とを比較して、比較結果を第2比較器32へ入力する。第2比較器32は、第5比較器35からの入力と第2参照電圧Vs2とを比較して短絡状態を検出する。つまり、検出したい短絡状態では、第5比較器35の出力は、第2参照電圧Vs2より低くなるように設定されており、第2比較器32は、経路スイッチSWを開状態とする。
なお、第5比較器35の仕様、第4参照電圧Vs4の値は、予め設定した短絡電圧の大きさ(検出レベル)に応じて設定しておく。第4参照電圧Vs4は、第2参照電圧Vs2と同様に設定することができる。つまり、第4参照電圧Vs4は、第1参照電圧Vs1と同様に制御回路20cが内蔵するバンドギャップ回路を適用して生成することができる。
上述したとおり、本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20pを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20とを備える。また、率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20pに配置され電力伝送経路20pを遮断する経路スイッチSWとを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lzの短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lzの短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20pを非破壊で遮断するので、電力伝送経路20pに流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路20pに配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
<実施の形態5>
図5を参照して、本実施の形態に係る力率改善回路について説明する。なお、本実施の形態に係る力率改善回路は、実施の形態1に係る力率改善回路1の短絡状態検出部30の変形例であり、基本的な構成は、実施の形態1と同様であるので符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図5は、本発明の実施の形態5に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
本実施の形態に係る力率改善回路1は、実施の形態1と同様に、整流平滑回路10と、定電圧回路20と、短絡状態検出部30とを備える。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、整流平滑回路10から定電圧回路20へ入力される入力電流Iinに基づいて短絡状態を検出する。つまり、力率改善回路1は、定電圧回路20に入力される変化の大きい入力電流Iinを検出するので、容易に短絡電流の遮断が可能となる。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、実施の形態1で示した第2比較器32、第2参照電圧Vs2に加えてさらに、整流平滑回路10の出力端と電力伝送経路20pの入力端Tinとの間に挿入された抵抗Rs5と、抵抗Rs5の両端の電圧(出力電流Iin)を検出する第6比較器36とを備える。
したがって、短絡時の入力電流Iin(短絡電流)は、抵抗Rs5の両端の電位差(電圧)として表れ、第6比較器36で検出することができる。すなわち、出力電流Ioutが短絡状態となったとき、入力電流Iinは通常の電流値より大きい電流値(短絡電流)となるので第6比較器36で短絡状態を検出することができる。
第6比較器36は、抵抗Rs5による検出結果に適宜の演算処理を施して第2比較器32へ入力する。第2比較器32は、第6比較器36からの入力と第2参照電圧Vs2とを比較して短絡状態を検出する。つまり、検出したい短絡状態では、第6比較器36の出力は、第2参照電圧Vs2より低くなるように設定されており、第2比較器32は、経路スイッチSWを開状態とする。
なお、抵抗Rs5の値、第6比較器36の仕様は、検出対象として予め設定した短絡電流の大きさ(検出レベル)に応じて設定しておく。
上述したとおり、本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20pを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20とを備える。また、率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20pに配置され電力伝送経路20pを遮断する経路スイッチSWとを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lzの短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lzの短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20pを非破壊で遮断するので、電力伝送経路20pに流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路20pに配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
<実施の形態6>
図6を参照して、本実施の形態に係る力率改善回路について説明する。なお、本実施の形態に係る力率改善回路は、実施の形態1に係る力率改善回路1の短絡状態検出部30の変形例であり、基本的な構成は、実施の形態1と同様であるので符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図6は、本発明の実施の形態6に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
本実施の形態に係る力率改善回路1は、実施の形態1と同様に、整流平滑回路10と、定電圧回路20と、短絡状態検出部30とを備える。
実施の形態1で示したとおり、力率改善回路1(定電圧回路20)は、電力伝送経路20pに対するオンオフ制御を行うスイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2を備える。オン状態とされたスイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2は、コイルLsに流れる出力電流Iout(電力伝送経路20pの出力電圧Vout)に応じた電流(素子電流Iq)を流すことになる。
したがって、素子電流Iqを適用して短絡状態を検出することができる。つまり、力率改善回路1は、制御回路20cのスイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2に流れる素子電流Iqを検出して短絡状態を検出することができる。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、実施の形態1で示した第2比較器32、第2参照電圧Vs2に加えてさらに、スイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2に流れる素子電流Iqを検出するようにコイルLsとドレイン端Tqd(スイッチング制御素子Q1のドレインおよびスイッチング制御素子Q2のドレインを共通に接続した端子)との間に挿入された抵抗Rs6と、抵抗Rs6の両端の電圧を(素子電流Iq)を検出する第7比較器37とを備える。
したがって、短絡時の素子電流Iqは、抵抗Rs6の両端の電位差(電圧)として表れ、第7比較器37で検出することができる。すなわち、出力電圧Voutが短絡状態となったとき、出力電圧Voutは通常の電圧値より小さい電圧値(短絡電圧)となるので第7比較器37で短絡状態を検出することができる。
第7比較器37は、抵抗Rs6による検出結果に適宜の演算処理を施して第2比較器32へ入力する。第2比較器32は、第7比較器37からの入力と第2参照電圧Vs2とを比較して短絡状態を検出する。つまり、検出したい短絡状態では、第7比較器37の出力は、第2参照電圧Vs2より低くなるように設定されており、第2比較器32は、経路スイッチSWを開状態とする。
なお、抵抗Rs6の値、第7比較器37の仕様は、検出対象として予め設定した短絡電圧の大きさ(検出レベル)に応じて設定しておく。
上述したとおり、定電圧回路20は、電力伝送経路20pに対するオンオフ制御を行うスイッチング制御素子(スイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2)を備えてあり、短絡状態検出部30は、スイッチング制御素子(スイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2)に流れる素子電流Iqに基づいて短絡状態を検出する。したがって、力率改善回路1は、短絡による影響を受けるスイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2の素子電流Iqを検出するので、検出した素子電流Iqに応じて短絡電流を遮断することが可能となる。
スイッチング制御素子(スイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2)は、電力伝送経路20pと基準電位GNDとの間に接続され、電力伝送経路20pに対するオンオフ制御を行うことで昇圧型の定電圧回路20を構成する。なお、スイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2が、電力伝送経路20pに配置された場合は、降圧型の定電圧回路20を構成することが可能である。
本実施の形態では、スイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2の両方を流れる電流をまとめて素子電流Iqとして検出したが、スイッチング制御素子Q1を流れる素子電流Iq1を利用しても同様に短絡状態を検出することが可能である。このときは、抵抗Rs1をそのまま適用することが可能となる。
上述したとおり、本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20pを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20とを備える。また、率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20pに配置され電力伝送経路20pを遮断する経路スイッチSWとを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lzの短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lzの短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20pを非破壊で遮断するので、電力伝送経路20pに流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路20pに配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
<実施の形態7>
図7を参照して、本実施の形態に係る力率改善回路について説明する。なお、本実施の形態に係る力率改善回路は、実施の形態1に係る力率改善回路1の短絡状態検出部30の変形例であり、基本的な構成は、実施の形態1と同様であるので符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図7は、本発明の実施の形態7に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
本実施の形態に係る力率改善回路1は、実施の形態1と同様に、整流平滑回路10と、定電圧回路20と、短絡状態検出部30とを備える。
実施の形態1で示したとおり、力率改善回路1(定電圧回路20)では、電力伝送経路20pは、コイルLsを備えている。また、本実施の形態では、短絡状態検出部30は、コイルLsの温度に基づいて短絡状態を検出する。力率改善回路1は、短絡電流による温度上昇が生じるコイルLsの温度を検出するので、コイルLsへの影響度合いに応じて短絡電流を遮断することが可能となる。
つまり、短絡状態では、出力電流Ioutは、通常の電流値より大きい電流値(短絡電流)となるので、コイルLsは通常の温度より高い温度状態となる。したがって、高くなった温度を検出することによって短絡状態を検出することができるので、コイルLsの損傷を防止して信頼性を確保することができる。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、実施の形態1で示した第2比較器32、第2参照電圧Vs2に加えてさらに、抵抗Rth、抵抗Rp、第8比較器38、第5参照電圧Vs5、熱伝導路HPを備える。
抵抗Rpと、サーミスタで構成された抵抗Rthとは、直列接続されて電力伝送経路20pと基準電位GNDとの間に配置されている。また、抵抗Rthは、熱伝導路HPを介してコイルLsに接合されている。したがって、抵抗Rthは、コイルLsの温度に応じた抵抗値を示すのでコイルLsの温度を抵抗値として検出することができる。つまり、抵抗Rthおよび抵抗Rpは、温度検出回路として機能する。
抵抗Rthと抵抗Rpとの間の接続点に発生する検出電圧Votは、第8比較器38の一方の入力端に入力され、第8比較器38の他方の入力端には短絡状態を検出する値として予め設定された第5参照電圧Vs5が入力されている。
なお、第5参照電圧Vs5の値および第5参照電圧Vs5の比較対象となる検出電圧Votの値は、検出したい短絡電流に対応するコイルLsの温度を予め求めておき、温度と抵抗Rthの抵抗値との関係から適宜設定することができる。
出力電流Ioutが短絡状態となったとき、コイルLsには通常の電流値より大きい電流値(短絡電流)が流れ、コイルLsの温度が上昇することから、抵抗Rthが変化し、検出電圧Votが変化する。したがって、第8比較器38は、短絡時の検出電圧Votと第5参照電圧Vs5とを比較して短絡状態を検出する。つまり、検出したい短絡状態では、第8比較器38の出力は、第2参照電圧Vs2より低くなるように設定されており、第2比較器32は、経路スイッチSWを開状態とする。
なお、抵抗Rthの値および仕様、抵抗Rpの値、第8比較器38の仕様、第5参照電圧Vs5の値は、検出対象として予め設定した短絡電流の大きさ(検出レベル)に応じて設定しておく。第5参照電圧Vs5は、第2参照電圧Vs2と同様に設定することができる。つまり、第5参照電圧Vs5は、第1参照電圧Vs1と同様に制御回路20cが内蔵するバンドギャップ回路を適用して生成することができる。
上述したとおり、本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20pを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20とを備える。また、率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20pに配置され電力伝送経路20pを遮断する経路スイッチSWとを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lzの短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lzの短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20pを非破壊で遮断するので、電力伝送経路20pに流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路20pに配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
<実施の形態8>
図8を参照して、本実施の形態に係る力率改善回路について説明する。なお、本実施の形態に係る力率改善回路は、実施の形態1に係る経路スイッチSWの配置を変更した変形例であり、基本的な構成は、実施の形態1と同様であるので符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図8は、本発明の実施の形態8に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
本実施の形態に係る力率改善回路1は、実施の形態1と同様に、整流平滑回路10と、定電圧回路20と、短絡状態検出部30とを備える。
本実施の形態に係る経路スイッチSWは、定電圧回路20に対して上流側に配置されている。したがって、力率改善回路1は、経路スイッチSWに低い電圧を印加することになるので、経路スイッチSWを低耐圧化することができる。
つまり、経路スイッチSWは、整流平滑回路10の整流回路11と平滑部として機能する第1平滑コンデンサC1との間に配置することができる。この構成により、第1平滑コンデンサC1での充放電を停止することができる。あるいは、経路スイッチSWは、電力伝送経路20pに配置されたコイルLsの上流側に配置することができる。この構成により、コイルLsへの入力を遮断することができる。
上述したとおり、本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20pを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20とを備える。また、率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20pに配置され電力伝送経路20pを遮断する経路スイッチSWとを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lzの短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lzの短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20pを非破壊で遮断するので、電力伝送経路20pに流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路20pに配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態(実施の形態1ないし実施の形態7、後述する実施の形態11)のいずれに対しても適用することが可能である。その他の構成、作用は実施の形態1ないし実施の形態7、実施の形態11と同様であるので説明は省略する。
<実施の形態9>
図9を参照して、本実施の形態に係る力率改善回路について説明する。なお、本実施の形態に係る力率改善回路は、実施の形態1に係る力率改善回路1の経路スイッチSWとして適用したMOSFETの代わりに同期整流用MOSFETを適用した実施の形態であり、基本的な構成は、実施の形態1と同様であるので符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
実施の形態1ないし実施の形態8、後述する実施の形態11は、経路スイッチSWとして一般的なMOSFETを適用する。これに対し、本実施の形態および後述する実施の形態10は、経路スイッチSWとして、同期整流用MOSFETを適用する点で実施の形態1などと異なる。また、同期整流用MOSFETを適用することから、出力ダイオードDi(実施の形態1参照)が不要となり、同期整流用MOSFETは、スイッチング素子駆動回路によって駆動される。
図9は、本発明の実施の形態9に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20ps(実施の形態1の電力伝送経路20pに対応する。)を介して負荷Lzへ電力を供給する同期整流型定電圧回路20s(実施の形態1の定電圧回路20に対応する。)とを備える。また、力率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20psに配置され電力伝送経路20psを遮断する経路スイッチSWとを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lz(出力端Tout)の短絡状態を検出したときに経路スイッチSW(同期整流用MOSFET20f)を開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lz(力率改善回路1の出力)の短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20psを非破壊で遮断するので、整流平滑回路10からコイルLsを含む電力伝送経路20psに供給される短絡電流を遮断して電力伝送経路20psに配置された電気部材(コイルLsなど)が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
なお、経路スイッチSW(同期整流用MOSFET20f)は、コイルLsと出力端Toutの間に配置される。したがって、電力伝送経路20psは、コイルLs、経路スイッチSW(同期整流用MOSFET20f)、および、相互間の配線を含む構成とされている。
本実施の形態に係る力率改善回路1では、定電圧回路は、電力伝送経路20psに同期整流用MOSFET20fを配置した同期整流型定電圧回路20sであり、同期整流用MOSFET20fは、経路スイッチSWを兼ねる構成としてある。
したがって、力率改善回路1は、定電圧回路の電力伝送経路20psに同期整流用MOSFET20fを適用した同期整流型定電圧回路20sを備えるので、低損失回路として機能させるときの短絡対策を容易に実現することができる。
同期整流型定電圧回路20sは、電力伝送経路20psおよび制御回路20csを備える。電力伝送経路20psは、経路上に経路スイッチSWとして同期整流用MOSFET20fを備える点が電力伝送経路20p(実施の形態1)とは異なる。したがって、上述したとおり、電力伝送経路20psでは、電力伝送経路20pで必要とした出力ダイオードDiが不要となっている。
定常状態では、同期整流用MOSFET20fは、スイッチング素子駆動回路21sからの信号によって電力伝送経路20psに対するオンオフ制御(開閉制御)を行うことで同期整流型定電圧回路20sを機能させる。また、短絡時には、同期整流用MOSFET20fは、短絡状態検出部30での検出結果を受けたスイッチング素子駆動回路21sを介して制御される。
また、制御回路20csは、制御回路20c(実施の形態1)のスイッチング素子駆動回路21をスイッチング素子駆動回路21s(実施の形態1のスイッチング素子駆動回路21に対応する。)に変更している点が制御回路20cとは異なる。
スイッチング素子駆動回路21sは、スイッチング制御素子Q1、スイッチング制御素子Q2のオンオフ制御を行う。つまり、スイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2は、スイッチング素子駆動回路21sによって制御される。スイッチング素子駆動回路21sの基本的な構成、動作は、スイッチング素子駆動回路21と同様である。
また、スイッチング素子駆動回路21sは、スイッチング制御素子Q1およびスイッチング制御素子Q2のスイッチングに限らず、同期整流用MOSFET20fに対する制御も実行する。つまり、スイッチング素子駆動回路21sは、同期整流用MOSFET20fに対する制御を実行する点でスイッチング素子駆動回路21と異なっている。
なお、本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、第9比較器39と、第9比較器39の一方の入力端へ入力される第6参照電圧Vs6とを備える。したがって、短絡状態検出部30は、短絡時の出力電圧Vout(短絡電圧)と、短絡状態を検出する値として予め設定された第6参照電圧Vs6とを比較することによって短絡状態を検出する。
つまり、出力電圧Voutが第6参照電圧Vs6より低い場合、第9比較器39は、経路スイッチSWを開状態とする信号をスイッチング素子駆動回路21sへ出力し、スイッチング素子駆動回路21sは、経路スイッチSWを開状態とする。また、経路スイッチSWを開状態とするときの第9比較器39の出力レベルは、スイッチング素子駆動回路21sの仕様に合わせて適宜設定しておく。
なお、第6参照電圧Vs6は、第2参照電圧Vs2(実施の形態1)と同様に設定することができる。つまり、第6参照電圧Vs6は、第1参照電圧Vs1と同様に制御回路20csが内蔵するバンドギャップ回路を適用して生成することができる。
上述したとおり、本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20psを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20sとを備える。また、率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20psに配置され電力伝送経路20psを遮断する経路スイッチSW(同期整流用MOSFET20f)とを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lzの短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lzの短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20psを非破壊で遮断するので、電力伝送経路20psに流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路20psに配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
<実施の形態10>
図10を参照して、本実施の形態に係る力率改善回路について説明する。なお、本実施の形態に係る力率改善回路は、実施の形態9に係る力率改善回路1の短絡状態検出部30の変形例であり、基本的な構成は、実施の形態9と同様であるので符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図10は、本発明の実施の形態10に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
本実施の形態に係る力率改善回路1は、実施の形態9と同様に、整流平滑回路10と、同期整流型定電圧回路20sと、短絡状態検出部30と、経路スイッチSWとを備える。
実施の形態9で示したとおり、力率改善回路1(同期整流型定電圧回路20s)では、電力伝送経路20psは、コイルLsと直列に経路スイッチSW(同期整流用MOSFET20f)を備えている。また、本実施の形態では、短絡状態検出部30は、同期整流用MOSFET20f(経路スイッチSW)の温度に基づいて短絡状態を検出する。力率改善回路1は、短絡電流による温度上昇が生じる同期整流用MOSFET20fの温度を検出するので、同期整流用MOSFET20fへの影響度合いに応じて短絡電流を遮断することが可能となる。
つまり、短絡状態では、出力電流Ioutは、通常の電流値より大きい電流値(短絡電流)となるので、同期整流用MOSFET20fは通常の温度より高い温度状態となる。したがって、高くなった温度を検出することによって短絡状態を検出することができるので、同期整流用MOSFET20fおよびコイルLsの損傷を防止して信頼性を確保することができる。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、実施の形態7で示した第2比較器32、第2参照電圧Vs2、抵抗Rth、抵抗Rp、第8比較器38、第5参照電圧Vs5、熱伝導路HPと基本的には同様な構成を有する。つまり、第2比較器32に代えて第9比較器39(実施の形態9)、第2参照電圧Vs2に代えて第6参照電圧Vs6(実施の形態9)、第8比較器38に代えて第10比較器40、第5参照電圧Vs5に代えて第7参照電圧Vs7を適用した点が異なるがいずれも同様に構成することができる。
抵抗Rpと、サーミスタで構成された抵抗Rthとは、直列接続されて電力伝送経路20psと基準電位GNDとの間に配置されている。また、抵抗Rthは、熱伝導路HPを介して同期整流用MOSFET20fに接合されている。したがって、抵抗Rthは、同期整流用MOSFET20fの温度に応じた抵抗値を示すので同期整流用MOSFET20fの温度を抵抗値として検出することができる。つまり、抵抗Rthおよび抵抗Rpは、温度検出回路として機能する。
抵抗Rthと抵抗Rpとの間の接続点に発生する検出電圧Votは、第10比較器40の一方の入力端に入力され、第10比較器40の他方の入力端には短絡状態を検出する値として予め設定された第7参照電圧Vs7が入力されている。
なお、第7参照電圧Vs7の値および第7参照電圧Vs7の比較対象となる検出電圧Votの値は、検出したい短絡電流に対応する同期整流用MOSFET20fの温度を予め求めておき、温度と抵抗Rthの抵抗値との関係から適宜設定することができる。
出力電流Ioutが短絡状態となったとき、同期整流用MOSFET20fには通常の電流値より大きい電流値(短絡電流)が流れ、同期整流用MOSFET20fの温度が上昇することから、抵抗Rthが変化し、検出電圧Votが変化する。したがって、第10比較器40は、短絡時の検出電圧Votと第7参照電圧Vs7とを比較して短絡状態を検出する。つまり、検出したい短絡状態では、第10比較器40の出力は、第6参照電圧Vs6より低くなるように設定されており、第9比較器39は、経路スイッチSWを開状態とする。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30の機能は、実施の形態7(図7)に示した短絡状態検出部30と同様である。なお、抵抗Rthの値および仕様、抵抗Rpの値、第10比較器40の仕様、第7参照電圧Vs7の値は、検出対象として予め設定した短絡電流の大きさ(検出レベル)に応じて設定しておく。
なお、第7参照電圧Vs7は、第2参照電圧Vs2(実施の形態1)と同様に設定することができる。つまり、第7参照電圧Vs7は、第1参照電圧Vs1と同様に制御回路20cが内蔵するバンドギャップ回路を適用して生成することができる。
上述したとおり、本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20psを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20sとを備える。また、率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20psに配置され電力伝送経路20psを遮断する経路スイッチSW(同期整流用MOSFET20f)とを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lzの短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lzの短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20psを非破壊で遮断するので、電力伝送経路20psに流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路20psに配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
<実施の形態11>
図11を参照して、本実施の形態に係る力率改善回路について説明する。なお、本実施の形態に係る力率改善回路は、実施の形態1に係る力率改善回路1の短絡状態検出部30の変形例であり、基本的な構成は、実施の形態1、さらには、サーミスタを適用して温度を測定する実施の形態7の場合と同様であるので符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図11は、本発明の実施の形態11に係る力率改善回路の回路構成を示す回路図である。
本実施の形態に係る力率改善回路1は、実施の形態1と同様に、整流平滑回路10と、定電圧回路20と、短絡状態検出部30とを備える。
実施の形態1で示したとおり、力率改善回路1(定電圧回路20)では、電力伝送経路20pは、出力ダイオードDiを備えている。経路スイッチSW(MOSFET)は、電力伝送経路20pに配置された出力ダイオードDiと電力伝送経路20pの出力端Toutとの間に配置されている。
また、本実施の形態では、短絡状態検出部30は、出力ダイオードDiの温度に基づいて短絡状態を検出する。力率改善回路1は、短絡電流による温度上昇が生じる出力ダイオードDiの温度を検出するので、出力ダイオードDiへの影響度合いに応じて短絡電流を遮断することが可能となる。
つまり、短絡状態では、出力電流Ioutは、通常の電流値より大きい電流値(短絡電流)となるので、出力ダイオードDiは通常の温度より高い温度状態となる。したがって、高くなった温度を検出することによって短絡状態を検出することができるので、出力ダイオードDiの損傷を防止して信頼性を確保することができる。
本実施の形態に係る短絡状態検出部30は、実施の形態7で示した第2比較器32、第2参照電圧Vs2、抵抗Rth、抵抗Rp、第8比較器38、第5参照電圧Vs5、熱伝導路HPと基本的には同様な構成を有する。つまり、第8比較器38に代えて第11比較器41、第5参照電圧Vs5に代えて第8参照電圧Vs8を適用した点が異なるがいずれも同様に構成することができる。
抵抗Rpと、サーミスタで構成された抵抗Rthとは、直列接続されて電力伝送経路20pと基準電位GNDとの間に配置されている。また、抵抗Rthは、熱伝導路HPを介して出力ダイオードDiに接合されている。したがって、抵抗Rthは、出力ダイオードDiの温度に応じた抵抗値を示すので出力ダイオードDiの温度を抵抗値として検出することができる。つまり、抵抗Rthおよび抵抗Rpは、温度検出回路として機能する。
抵抗Rthと抵抗Rpとの間の接続点に発生する検出電圧Votは、第11比較器41の一方の入力端に入力され、第11比較器41の他方の入力端には短絡状態を検出する値として予め設定された第8参照電圧Vs8が入力されている。
なお、第8参照電圧Vs8の値および第8参照電圧Vs8の比較対象となる検出電圧Votの値は、検出したい短絡電流に対応する出力ダイオードDiの温度を予め求めておき、温度と抵抗Rthの抵抗値との関係から適宜設定することができる。
出力電流Ioutが短絡状態となったとき、出力ダイオードDiには通常の電流値より大きい電流値(短絡電流)が流れ、出力ダイオードDiの温度が上昇することから、抵抗Rthが変化し、検出電圧Votが変化する。したがって、第11比較器41は、短絡時の検出電圧Votと第8参照電圧Vs8とを比較して短絡状態を検出する。つまり、検出したい短絡状態では、第11比較器41の出力は、第2参照電圧Vs2より低くなるように設定されており、第2比較器32は、経路スイッチSWを開状態とする。
なお、抵抗Rthの値および仕様、抵抗Rpの値、第11比較器41の仕様、第8参照電圧Vs8の値は、検出対象として予め設定した短絡電流の大きさ(検出レベル)に応じて設定しておく。
なお、第8参照電圧Vs8は、第2参照電圧Vs2と同様に設定することができる。つまり、第8参照電圧Vs8は、第1参照電圧Vs1と同様に制御回路20cが内蔵するバンドギャップ回路を適用して生成することができる。
上述したとおり、本実施の形態に係る力率改善回路1は、交流ACを整流して平滑化する整流平滑回路10と、整流平滑回路10の出力を定電圧化し電力伝送経路20pを介して負荷Lzへ電力を供給する定電圧回路20とを備える。また、率改善回路1は、負荷Lzの短絡状態を検出する短絡状態検出部30と、電力伝送経路20pに配置され電力伝送経路20pを遮断する経路スイッチSWとを備えてあり、短絡状態検出部30は、負荷Lzの短絡状態を検出したときに経路スイッチSWを開状態とする。
したがって、本実施の形態に係る力率改善回路1は、短絡状態検出部30が負荷Lzの短絡状態を検出したとき、経路スイッチSWを開状態として電力伝送経路20pを非破壊で遮断するので、電力伝送経路20pに流れる短絡電流を遮断して電力伝送経路20pに配置された電気部材が過電流により発熱(温度上昇)することを防止し、電気部材の損傷を防止することにより取り扱いの容易性および信頼性を向上させる。
<実施の形態12>
本発明の実施の形態に係る電子機器(例えば、液晶テレビジョン、LED照明機器、その他、交流を直流に変換する電源を内蔵する電子機器。不図示)について説明する。
本実施の形態に係る電子機器は、交流ACを直流に変換する電源に力率改善回路を備える電子機器であって、力率改善回路は、実施の形態1ないし実施の形態11のいずれかに係る力率改善回路1である。したがって、電子機器は、負荷の短絡に対して電源(電力伝送経路)を非破壊で容易に遮断できるので、発熱の生じない安全な電子機器となる。
1 力率改善回路
10 整流平滑回路
11 整流回路
20 定電圧回路
20c 制御回路
20cs 制御回路
20f 同期整流用MOSFET
20p、20ps 電力伝送経路
20s 同期整流型定電圧回路
21 スイッチング素子駆動回路
21s スイッチング素子駆動回路
22 第1比較器
23 発振回路
24 加算増幅器
25 誤差増幅器
26 PWM比較器
30 短絡状態検出部
32 第2比較器
33 第3比較器
34 第4比較器
35 第5比較器
36 第6比較器
37 第7比較器
38 第8比較器
39 第9比較器
40 第10比較器
41 第11比較器
AC 交流
C1 第1平滑コンデンサ
C2 第2平滑コンデンサ
Di 出力ダイオード
GND 基準電位
HP 熱伝導路
Iin 入力電流
Iout 出力電流
Iq 素子電流
Iq1 素子電流
Ls コイル
Lz 負荷
Q1 スイッチング制御素子
Q2 スイッチング制御素子
Rf1、Rf2 帰還抵抗
Rp 抵抗
Rs1、Rs2、Rs3、Rs4、Rs5 抵抗
Rth 抵抗(サーミスタ)
SW 経路スイッチ
Tin 入力端
Tqd ドレイン端
Tout 出力端
Vfb 帰還電圧
Vos 検出電圧
Vout 出力電圧
Vs1 第1参照電圧
Vs2 第2参照電圧
Vs3 第3参照電圧
Vs4 第4参照電圧
Vs5 第5参照電圧
Vs6 第6参照電圧
Vs7 第7参照電圧
Vs8 第8参照電圧

Claims (13)

  1. 交流を整流して平滑化する整流平滑回路と、前記整流平滑回路の出力を定電圧化し電力伝送経路を介して負荷へ電力を供給する定電圧回路とを備える力率改善回路であって、
    前記負荷の短絡状態を検出する短絡状態検出部と、
    前記電力伝送経路に配置され前記電力伝送経路を遮断する経路スイッチとを備えてあり、
    前記短絡状態検出部は、前記負荷の短絡状態を検出したときに前記経路スイッチを開状態とすること
    を特徴とする力率改善回路。
  2. 請求項1に記載の力率改善回路であって、
    前記短絡状態検出部は、前記電力伝送経路を流れる出力電流に基づいて短絡状態を検出すること
    を特徴とする力率改善回路。
  3. 請求項1に記載の力率改善回路であって、
    前記短絡状態検出部は、前記電力伝送経路の出力電圧に基づいて短絡状態を検出すること
    を特徴とする力率改善回路。
  4. 請求項1に記載の力率改善回路であって、
    前記定電圧回路は、前記電力伝送経路の出力電圧から動作制御用の帰還電圧を生成する構成としてあり、
    前記短絡状態検出部は、前記帰還電圧に基づいて短絡状態を検出すること
    を特徴とする力率改善回路。
  5. 請求項1に記載の力率改善回路であって、
    前記短絡状態検出部は、前記整流平滑回路から前記定電圧回路へ入力される入力電流に基づいて短絡状態を検出すること
    を特徴とする力率改善回路。
  6. 請求項1に記載の力率改善回路であって、
    前記定電圧回路は、前記電力伝送経路に対するオンオフ制御を行うスイッチング制御素子を備えてあり、
    前記短絡状態検出部は、前記スイッチング制御素子に流れる素子電流に基づいて短絡状態を検出すること
    を特徴とする力率改善回路。
  7. 請求項1に記載の力率改善回路であって、
    前記電力伝送経路は、コイルを備えてあり、
    前記短絡状態検出部は、前記コイルの温度に基づいて短絡状態を検出すること
    を特徴とする力率改善回路。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の力率改善回路であって、
    前記経路スイッチは、前記電力伝送経路に配置された出力ダイオードと前記電力伝送経路の出力端との間に配置されていること
    を特徴とする力率改善回路。
  9. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の力率改善回路であって、
    前記経路スイッチは、前記定電圧回路に対して上流側に配置されていること
    を特徴とする力率改善回路。
  10. 請求項1に記載の力率改善回路であって、
    前記定電圧回路は、前記電力伝送経路に同期整流用MOSFETを配置した同期整流型定電圧回路であり、
    同期整流用MOSFETは、前記経路スイッチを兼ねる構成としてあること
    を特徴とする力率改善回路。
  11. 請求項10に記載の力率改善回路であって、
    前記短絡状態検出部は、前記同期整流用MOSFETの温度に基づいて短絡状態を検出すること
    を特徴とする力率改善回路。
  12. 請求項1に記載の力率改善回路であって、
    前記経路スイッチは、前記電力伝送経路に配置された出力ダイオードと前記電力伝送経路の出力端との間に配置されてあり、
    前記短絡状態検出部は、前記出力ダイオードの温度に基づいて短絡状態を検出すること
    を特徴とする力率改善回路。
  13. 交流を直流に変換する電源に力率改善回路を備える電子機器であって、
    前記力率改善回路は、請求項1から請求項12までのいずれか一つに記載の力率改善回路であること
    を特徴とする電子機器。
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