JP2015070754A - 負荷駆動回路の故障検出回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】スイッチング素子のオンオフ制御信号線路が地絡、断線、および天絡の故障であるか検出できない。
【解決手段】故障検出回路30は、閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路31と、閾値電圧生成回路31の閾値電圧とプリドライバ回路10の出力電圧との比較を出力する電圧比較器32と、電圧比較器32の出力CMPとプリドライバ回路10の入力電圧とが入力される過渡電圧判定回路40とを備える。過渡電圧判定回路40は、入力電圧の電圧遷移と出力CMPの電圧遷移の遅延を検出し、プリドライバ回路10への入力電圧の入力から所定時間を経過した後の電圧比較器32の電圧遷移を検出し、オンオフ制御信号線路L1の断線、地絡、および天絡の故障を検出する。
【選択図】 図1
【解決手段】故障検出回路30は、閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路31と、閾値電圧生成回路31の閾値電圧とプリドライバ回路10の出力電圧との比較を出力する電圧比較器32と、電圧比較器32の出力CMPとプリドライバ回路10の入力電圧とが入力される過渡電圧判定回路40とを備える。過渡電圧判定回路40は、入力電圧の電圧遷移と出力CMPの電圧遷移の遅延を検出し、プリドライバ回路10への入力電圧の入力から所定時間を経過した後の電圧比較器32の電圧遷移を検出し、オンオフ制御信号線路L1の断線、地絡、および天絡の故障を検出する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、負荷駆動回路の故障検出回路に関するものである。
従来、負荷駆動回路に用いるスイッチング素子のオンオフ(ON-OFF)制御信号線路の故障検出回路がある。特許文献1は、スイッチング素子のオンオフ制御信号線路の故障検出回路として、ゲート信号線路におけるゲート信号の立ち上がり遅延を用いて断線検出を行っている。
特許文献1の故障検出回路は、駆動信号の入力から一定期間中にスイッチング素子のオンオフ制御信号が変化しなければ正常状態、変化すれば断線故障としている。しかし、スイッチング素子のオンオフ制御信号線路が地絡故障又は天絡故障は考慮されておらず、正常状態、地絡故障、および天絡故障の区別がつかない問題があった。
請求項1に記載の負荷駆動回路の故障検出回路は、オンオフ制御信号線路が接続され、オンオフすることにより負荷を駆動するスイッチング素子と、スイッチング素子のオンオフを制御するドライバ回路と、閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路と、ドライバ回路の出力電圧と閾値電圧とが入力され、ドライバ回路の出力電圧と閾値電圧との比較結果信号を出力する電圧比較器と、ドライバ回路への入力電圧と電圧比較器の比較結果信号とが入力され、ドライバ回路への入力電圧と電圧比較器の比較結果信号との遅延を検出し、更に、ドライバ回路への入力電圧の入力から所定時間を経過した後の電圧比較器の電圧遷移を検出し、これらの検出結果に基づいてオンオフ制御信号線路の断線故障、地絡故障、および天絡故障を検出する過渡電圧判定回路とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、単一の故障検出回路を用いて断線故障、地絡故障、および天絡故障を検出することができる。
(第1の実施の形態)
本実施の形態による負荷駆動回路1の故障検出回路30について、図1〜図4を参照して説明する。
本実施の形態による負荷駆動回路1の故障検出回路30について、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、負荷駆動回路1の構成及び負荷9を示すブロック図である。
負荷駆動回路1は、負荷9を駆動するIGBT(Insulated-Gate Bipolar Transistors)やMOSFETなどにより構成されるスイッチング素子20と、スイッチング素子20をオンオフ(ON-OFF)制御するプリドライバ回路10と、プリドライバ回路10の入力電圧INとプリドライバ回路10の出力電圧OUTとが入力される故障検出回路30とを備える。なお、スイッチング素子20により駆動される負荷9はモータ等である。
負荷駆動回路1は、負荷9を駆動するIGBT(Insulated-Gate Bipolar Transistors)やMOSFETなどにより構成されるスイッチング素子20と、スイッチング素子20をオンオフ(ON-OFF)制御するプリドライバ回路10と、プリドライバ回路10の入力電圧INとプリドライバ回路10の出力電圧OUTとが入力される故障検出回路30とを備える。なお、スイッチング素子20により駆動される負荷9はモータ等である。
故障検出回路30は、閾値電圧VTHを生成する閾値電圧生成回路31と、閾値電圧生成回路31からの閾値電圧VTHとプリドライバ回路10の出力電圧OUTとの比較結果を出力する電圧比較器32と、電圧比較器32の出力CMPとプリドライバ回路10の入力電圧INとが入力される過渡電圧判定回路40とを備える。この過渡電圧判定回路40は、詳細は後述するが、入力電圧INの入力電圧と電圧比較器32の出力CMPとの遅延を検出し、更に、プリドライバ回路10への入力電圧の入力から所定時間を経過した後の電圧比較器32の電圧遷移を検出し、これらの検出結果に基づいて、オンオフ制御信号線路L1の断線故障、地絡故障、および天絡故障を検出する。なお、地絡故障とは、オンオフ制御信号線路L1が接地端またはこれに準ずる低電位端へショートした故障であり、天絡故障とは、オンオフ制御信号線路L1が高電圧の印加端またはこれに準ずる高電位端にショートした故障である。
図2は、故障検出回路30および過渡電圧判定回路40の構成を説明するブロック図である。図1に示した同一箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。なお、閾値電圧VTHを任意の値に設定する閾値電圧設定回路を更に備え、閾値電圧生成回路31は、閾値電圧設定回路で設定された閾値電圧VTHを出力するように構成しても良い。
過渡電圧判定回路40は、パルス生成回路41と、カウンタ42と、カウント値比較回路43と、カウント値比較回路44と、ラッチ回路45と、AND回路46、AND回路47とを備える。
パルス生成回路41は、電圧比較器32の出力CMPとプリドライバ回路10の入力電圧INとが入力され、プリドライバ回路10の入力電圧INと、電圧比較器32の出力CMPの立ち上がり、または立ち下がりエッジとの遅延時間に応じたパルス幅を持つ信号C_ENを生成する。
カウンタ42は、信号C_ENがハイレベルの期間中、クロック信号CLKでカウントアップ動作を行い、カウント値C_OUTを出力し、信号C_ENがローレベル時にリセット動作を行う。
カウント値比較回路43は、カウント値C_OUTとカウント下限閾値MINを比較し、カウント値C_OUTがカウント下限閾値MIN以下であればハイレベルを出力する。ラッチ回路45は、信号C_EN期間中にカウントアップした最終値の比較結果を出力させる為、カウント値比較回路43の出力をラッチする。ラッチ回路45の出力がハイレベルであれば断線故障と検出する。
カウント値比較回路44は、カウント値C_OUTとカウント上限閾値MAXを比較し、カウント値C_OUTがカウント上限閾値MAX以上であればハイレベルを出力する。AND回路46、片側反転入力のAND回路47は、カウント値比較回路44の出力SHORTと、電圧比較器32の出力CMPにより、天絡故障と地絡故障とを検出する。
上述した故障検出回路30の動作について、以下に図3(a)(b)(c)(d)〜図4(a)(b)(c)(d)を参照して説明する。
図3(a)(b)(c)(d)は、プリドライバ回路10の入力電圧INがローレベルからハイレベルに遷移する場合の、正常、断線、地絡、天絡の各故障モードにおけるタイミングチャートである。
図3(a)(b)(c)(d)は、プリドライバ回路10の入力電圧INがローレベルからハイレベルに遷移する場合の、正常、断線、地絡、天絡の各故障モードにおけるタイミングチャートである。
正常時には、図3(a)に示すように、プリドライバ回路10が、スイッチング素子20のゲート容量を充電する為、プリドライバ回路10の入力電圧INにハイレベルが入力された後、プリドライバ回路10の出力電圧OUTが閾値電圧VTHに達して電圧比較器32の出力CMPがハイレベルを出力するまでには、大きな遅延時間が発生する。パルス生成回路41は、入力電圧INの立ち上がりから電圧比較器32の出力CMPの立ち上がりまでの遅延時間によるパルス幅を持った信号C_ENを出力する。
スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の断線時には、図3(b)に示すように、スイッチング素子20のゲート容量に充電する必要が無い為、充電時間が小さくなり、電圧比較器32の出力CMPがハイレベルを出力するまの遅延時間は小さくなり、信号C_ENのパルス幅は正常時と比べ短くなる。カウンタ42は信号C_ENのハイレベル期間をカウントしたカウント値C_OUTを出力する。カウント値比較回路43は、正常時に許容するハイレベル期間のカウント下限閾値MINと比較し、カウント下限閾値MIN以下であるのでハイレベルを出力する。このハイレベルのカウント値比較回路43の出力を、ラッチ回路45が信号C_ENの立下りでラッチする。その結果、ラッチ回路45の出力がハイレベルであるので、断線故障を検出する。
スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の地絡時には、図3(c)に示すように、電圧比較器32の出力CMPは常にローレベルを出力する。スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の天絡時には、図3(d)に示すように、電圧比較器32の出力CMPは常にハイレベルを出力するように閾値電圧VTHが設定されており、信号C_ENはハイレベルを出力し続ける。
カウンタ42は信号C_ENのハイレベル期間をカウントしたカウント値C_OUTを出力し、プリドライバ回路10の入力電圧INから所定時間が経過した後に、カウント値比較回路44で、正常時に許容するハイレベル期間のカウント上限閾値MAXと比較する。この比較が、カウント上限閾値MAX以上であれば、カウント値比較回路44の出力SHORTがハイレベルとなる。このとき、プリドライバ回路10の入力電圧INの入力から所定時間を経過した後の電圧比較器32の出力CMPがローレベルなら地絡、ハイレベルなら天絡と区別する。すなわち、カウント値比較回路44の出力SHORTと電圧比較器32の出力CMPとがAND回路46へ入力され、その出力により天絡故障を検出する。また、カウント値比較回路44の出力SHORTと電圧比較器32の出力CMPとが片側反転入力のAND回路47へ入力され、その出力により地絡故障を検出する。このようにして故障検出回路30によって断線故障、地絡故障、天絡故障を検出することができる。
図4(a)(b)(c)(d)は、プリドライバ回路10の入力電圧INがハイレベルからローレベルに遷移する場合の、正常、断線、地絡、天絡の各故障モードにおけるタイミングチャートである。
正常時には、図4(a)に示すように、プリドライバ回路10が、スイッチング素子20のゲート容量を放電する為、プリドライバ回路10の入力電圧INにローレベルが入力された後、プリドライバ回路10の出力電圧OUTが閾値電圧VTH以下になり電圧比較器32の出力CMPがローレベルを出力するまでには、大きな遅延時間が発生する。パルス生成回路41が、入力電圧INの立ち下がりから電圧比較器32の出力CMPの立ち下がりまでの遅延時間によるパルス幅を持った信号C_ENを出力する。
スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の断線時には、図4(b)に示すように、スイッチング素子20のゲート容量を放電する必要が無い為、放電時間が小さくなり、信号C_ENのパルス幅は正常時と比べ短くなる。図4(c)(d)における信号C_ENのパルス生成以降の動作は、図3(c)(d)と同様であるので、その説明を省略する。
図3(a)(b)(c)(d)および図4(a)(b)(c)(d)より明らかなように、パルス生成回路41がパルスを生成するタイミング、例えば、入力電圧INがローレベルからハイレベルへの遷移のタイミング、またはハイレベルからローレベルへの遷移のタイミングにおいて、断線故障、地絡故障、天絡故障を検出することができる。すなわち、単一の故障検出回路30により、3つの故障を検出することができる。
なお、図3(a)(b)(c)(d)と図4(a)(b)(c)(d)のタイミングチャートに示した信号のハイレベル、ローレベルの極性は一例であり、同様の機能が実現できれば反転の極性で信号を出力する構成も実施の形態に含むことができる。
(第1の実施の形態の変形例)
第1の実施の形態の変形例について図5を用いて説明する。図5は、過渡電圧判定回路40の構成を示すブロック図である。過渡電圧判定回路40は、任意の値に書換え可能なレジスタを含むカウント閾値設定回路102を備える。その他の構成は、図2に示した同一箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
第1の実施の形態の変形例について図5を用いて説明する。図5は、過渡電圧判定回路40の構成を示すブロック図である。過渡電圧判定回路40は、任意の値に書換え可能なレジスタを含むカウント閾値設定回路102を備える。その他の構成は、図2に示した同一箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
カウント閾値設定回路102は、任意のカウント上限閾値MAXおよびカウント下限閾値MINを出力し、カウント値比較回路43および44にそれぞれ入力する。カウント閾値設定回路102は、レジスタによりカウント上限閾値MAXおよびカウント下限閾値MINを設定値として書き換え、および保持する。本変形例によれば、接続されるスイッチング素子20等の条件に応じて、カウント上限閾値MAXおよびカウント下限閾値MINを最適な閾値に調整できる為、過渡電圧判定回路40の汎用性を増すことができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態の故障検出回路30について、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、本実施の形態の故障検出回路30の構成を示すブロック図である。故障検出回路30は過渡電圧判定回路40を含んで構成される。図1に示した構成と同一箇所には同一の符号を付し、その説明は省略する。なお、閾値電圧VTHを任意の値に設定する閾値電圧設定回路を更に備え、閾値電圧生成回路31は、閾値電圧設定回路で設定された閾値電圧VTHを出力するように構成しても良い。
本実施の形態の故障検出回路30について、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、本実施の形態の故障検出回路30の構成を示すブロック図である。故障検出回路30は過渡電圧判定回路40を含んで構成される。図1に示した構成と同一箇所には同一の符号を付し、その説明は省略する。なお、閾値電圧VTHを任意の値に設定する閾値電圧設定回路を更に備え、閾値電圧生成回路31は、閾値電圧設定回路で設定された閾値電圧VTHを出力するように構成しても良い。
過渡電圧判定回路40は以下の構成よりなる。パルス生成回路60は、プリドライバ回路10の入力電圧INのローレベルからハイレベルへの遷移、またはハイレベルからローレベルへの遷移を検知して、短いパルス電圧T0を出力する。遅延器53は、パルス生成回路60のパルス電圧T0を規定の時間遅延させたパルス電圧T1を出力する。遅延器54は、遅延器53のパルス電圧T1を規定の時間遅延させたパルス電圧T2を出力する。ラッチ回路48は、電圧比較器32の出力CMPを、パルス生成回路60のパルス電圧T0のタイミングでラッチ(保持)し、出力電圧CMP_T0を出力する。ラッチ回路49は、電圧比較器32の出力CMPを、遅延器53のパルス電圧T1でラッチし、出力電圧CMP_T1を出力する。ラッチ回路50は、電圧比較器32の出力CMPを、遅延器54のパルス電圧T2でラッチし、出力電圧CMP_T2を出力する。ラッチ回路51は、ラッチ回路49の出力電圧CMP_T1を、遅延器54のパルス電圧T2でラッチし、出力電圧CMP_T21を出力する。ラッチ回路52は、ラッチ回路48の出力電圧CMP_T0を、遅延器54のパルス電圧T2でラッチし、出力電圧CMP_T20を出力する。XOR回路55、56、AND回路57、58、およびNOR回路59で構成される論理回路は、ラッチ回路50〜52の出力電圧CMP_T2、CMP_T21、およびCMP_T20を論理比較し、断線故障、地絡故障、天絡故障の検出結果を出力する。
上述した故障検出回路30の動作を図7(a)(b)(c)(d)〜図8(a)(b)(c)(d)を参照して説明する。
図7(a)(b)(c)(d)は、プリドライバ回路10の入力電圧INがローレベルからハイレベルに遷移する場合の、正常、断線、地絡、天絡の各故障モードにおけるタイミングチャートである。
図7(a)(b)(c)(d)は、プリドライバ回路10の入力電圧INがローレベルからハイレベルに遷移する場合の、正常、断線、地絡、天絡の各故障モードにおけるタイミングチャートである。
本実施の形態では、遅延器53と遅延器54で生成したパルス電圧T0、T1、T2の異なるタイミングで、電圧比較器の出力CMPを順次ラッチし、各ラッチ結果を論理比較し、故障検出を行う。
最初に、ラッチ回路48は、パルス生成回路60によりプリドライバ回路10の入力電圧INにハイレベルが入力されて生成された短いパルス電圧T0で、電圧比較器32の出力CMPの状態遷移前の初期値をラッチし、CMP_T0に出力する。
次に、ラッチ回路49は、パルス電圧T0を、正常時に許容する下限閾値時間TMINだけ遅延器53により遅延させたパルス電圧T1のタイミングで、プリドライバ回路10の入力電圧INのハイレベル入力から下限閾値時間TMIN経過後のCMPの値をラッチし、CMP_T1に出力する。
最後に、ラッチ回路50は、パルス電圧T1を、正常時に許容する上限閾値時間TMAXから下限閾値時間TMINを差し引いた時間(TMAX−TMIN)だけ遅延器54により遅延させたパルス電圧T2のタイミングで、プリドライバ回路10の入力電圧INのハイレベル入力からTMAX経過後の電圧比較器32の出力CMPの値をラッチし、CMP_T2に出力する。
なお、論理判定のタイミングを揃える為、ラッチ回路51および52は、CMP_T0、CMP_T1を、パルス電圧T2のタイミングで再度ラッチし、CMP_T20、CMP_T21にそれぞれ出力する。
図7(a)に示すように、正常時には、電圧比較器32の出力CMPの初期値はローレベルであり、電圧比較器32の出力CMPの遅延時間は、スイッチング素子20のゲート容量を充電する為、下限閾値時間TMIN以上、かつTMAX以下の遅延時間を持つ。従って、ラッチ回路出力CMP_T20、CMP_T21、CMP_T2は、それぞれ0、0、1(0をローレベル、1をハイレベルとする)となる。
また、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の断線時には、図7(b)に示すように、電圧比較器32の出力CMPの初期値はローレベルであり、電圧比較器32の出力CMPの遅延時間は、スイッチング素子20のゲート容量に充電する必要が無い為、下限閾値時間TMINより小さくなる。従って、ラッチ回路出力CMP_T20、CMP_T21、CMP_T2は、それぞれ0、1、1となる。よって、XOR回路55、56、AND回路57の出力により断線故障が検出される。
また、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の地絡時には、図7(c)に示すように、閾値電圧VTHを第1の実施の形態と同様に選べば、電圧比較器32の出力CMPは常にローレベルである。従って、ラッチ回路出力CMP_T20、CMP_T21、CMP_T2は、それぞれ0、0、0となる。よって、NOR回路59の出力により地絡故障が検出される。
また、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の天絡時には、図7(d)に示すように、閾値電圧VTHを第1の実施の形態と同様に選べば、電圧比較器32の出力CMPは常にハイレベルである。従って、ラッチ回路出力CMP_T20、CMP_T21、CMP_T2は、それぞれ1、1、1となる。よって、AND回路58の出力により天絡故障が検出される。
上記の各故障モードにおける各ラッチ回路出力は、それぞれ固有の値となる為、故障検出回路30によって断線故障、地絡故障、および天絡故障を検出することができる。
図8(a)(b)(c)(d)は、INがハイレベルからローレベルに遷移する場合のタイミングチャートである。
図8(a)(b)(c)(d)は、INがハイレベルからローレベルに遷移する場合のタイミングチャートである。
最初に、ラッチ回路48は、パルス生成回路60によりプリドライバ回路10の入力電圧INにローレベルが入力されて生成された短いパルス電圧T0で、電圧比較器32の出力CMPの状態遷移前の初期値をラッチし、CMP_T0に出力する。
次に、ラッチ回路49は、パルス電圧T0を、正常時に許容する下限閾値時間TMINだけ遅延器53により遅延させたパルスのパルス電圧T1のタイミングで、プリドライバ回路10の入力電圧INのローレベル入力から下限閾値時間TMIN経過後の電圧比較器32の出力CMPの値をラッチし、CMP_T1に出力する。
最後に、ラッチ回路50は、パルス電圧T1を、正常時に許容する上限閾値時間TMAXから下限閾値時間TMINを差し引いた時間(TMAX−TMIN)だけ遅延器54により遅延させたパルスのパルス電圧T2のタイミングで、プリドライバ回路10の入力電圧INのローレベル入力からTMAX経過後の電圧比較器32の出力CMPの値をラッチし、CMP_T2に出力する。
なお、論理判定のタイミングを揃える為、ラッチ回路51および52は、CMP_T0、CMP_T1を、パルス電圧T2のタイミングで再度ラッチし、CMP_T20、CMP_T21にそれぞれ出力する。
正常時には、図8(a)に示すように、電圧比較器32の出力CMPの初期値はハイレベルであり、電圧比較器32の出力CMPの遅延時間は、スイッチング素子20のゲート容量を放電する為、下限閾値時間TMIN以上、かつTMAX以下の遅延時間を持つ。従って、ラッチ回路出力CMP_T20、CMP_T21、CMP_T2は、それぞれ1、1、0となる。
また、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の断線時には、図8(b)に示すように、電圧比較器32の出力CMPの初期値はハイレベルであり、電圧比較器32の出力CMPの遅延時間は、スイッチング素子20のゲート容量を放電する必要が無い為、下限閾値時間TMINより小さくなる。従って、ラッチ回路出力CMP_T20、CMP_T21、CMP_T2は、それぞれ1、0、0となる。よって、XOR回路55、56、AND回路57の出力により断線故障が検出される。
図8(c)(d)における、地絡故障、天絡故障検出の動作は、図7(c)(d)と同様であり、説明を省略する。上記の各故障モードにおける各ラッチ回路出力は、それぞれ固有の値となるので、各故障を検出することができる。
図7(a)(b)(c)(d)および図8(a)(b)(c)(d)を参照して説明したように、パルス生成回路60と遅延器53および54のタイミングによって、プリドライバ回路10の入力電圧INがローレベルからハイレベルへの遷移のタイミング、または、ハイレベルからローレベルへの遷移のタイミングで、断線故障、地絡故障、および天絡故障を検出することができる。すなわち、単一の故障検出回路30により、3つの故障を検出することができる。
なお、図7(a)(b)(c)(d)と図8(a)(b)(c)(d)のタイミングチャートに示した信号のハイレベル、ローレベルの極性は一例であり、同様の機能が実現できれば反転の極性で信号を出力する構成も実施の形態に含むことができる。
(第2の実施の形態の変形例)
第2の実施の形態の変形例について図9を用いて説明する。図9は、過渡電圧判定回路40の構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態の変形例について図9を用いて説明する。図9は、過渡電圧判定回路40の構成を示すブロック図である。
過渡電圧判定回路40は、外部入力により遅延時間を選択可能とする遅延器53および54と、任意の値に書換え可能なレジスタを含む遅延時間設定回路103とを備える。その他の構成は、図6と同様であり、同一箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
遅延時間設定回路103は、遅延時間設定回路103内のレジスタに設定値を書換え、および保持ができ、保存された設定値に応じて遅延時間設定回路103の出力値が決定される。遅延時間設定回路103の出力値は、遅延器53および54に夫々出力され、遅延器53および54の遅延時間を設定する。本変形例によれば、接続されるスイッチング素子20等の条件に応じて、遅延器53および54に夫々出力される遅延時間設定回路103の出力値によって最適な遅延時間を調整できる為、過渡電圧判定回路40の汎用性を増すことができる。
(第1及び第2の実施の形態の変形例)
第1及び第2の実施の形態の変形例について、図10、11を用いて説明する。
図10は、故障検出回路30の構成を示すブロック図である。故障検出回路30は、閾値電圧を任意の値に書換え可能なレジスタを含む閾値電圧設定回路101と、入力電圧INが入力され、閾値電圧設定回路101からの閾値電圧VTHa及びVTHbを選択可能とする閾値電圧生成回路31とを備える。閾値電圧生成回路31はその出力VTHとして、閾値電圧設定回路101の閾値電圧VTHa及びVTHbを、入力電圧INの遷移によって選択する。その他の構成は、図1、図2、図6に示し構成と同様であり、同一箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。また、閾値電圧設定回路101の閾値電圧VTHa及びVTHbは適宜設定できるので、接続されるスイッチング素子20等の条件に応じて、最適な閾値電圧に調整できる。
第1及び第2の実施の形態の変形例について、図10、11を用いて説明する。
図10は、故障検出回路30の構成を示すブロック図である。故障検出回路30は、閾値電圧を任意の値に書換え可能なレジスタを含む閾値電圧設定回路101と、入力電圧INが入力され、閾値電圧設定回路101からの閾値電圧VTHa及びVTHbを選択可能とする閾値電圧生成回路31とを備える。閾値電圧生成回路31はその出力VTHとして、閾値電圧設定回路101の閾値電圧VTHa及びVTHbを、入力電圧INの遷移によって選択する。その他の構成は、図1、図2、図6に示し構成と同様であり、同一箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。また、閾値電圧設定回路101の閾値電圧VTHa及びVTHbは適宜設定できるので、接続されるスイッチング素子20等の条件に応じて、最適な閾値電圧に調整できる。
図11は、プリドライバ回路10の入力電圧INによって出力VTHを設定するタイミングチャートである。
閾値電圧生成回路31は、入力電圧INがローレベルからハイレベルに遷移する場合、もしくはハイレベルからローレベルに遷移する場合によって、出力VTHを切り替える。例えば、入力電圧INがローレベルの時は出力VTHを低くし、入力電圧INがハイレベルに遷移した場合は出力VTHを高くするように閾値電圧生成回路31の出力を切り替える。具体的には、閾値電圧設定回路101は低い閾値電圧VTHaと高い閾値電圧VTHbを出力し、閾値電圧生成回路31は、これらの閾値電圧を選択して低い出力VTHaと高い出力VTHbを切り替える。これにより、中途半端な天絡故障または地絡故障により出力OUTが中点電位となる場合の誤検出を低減できる。この変形例によれば、接続されるスイッチング素子20等の条件に応じて、最適な検出閾値に調整できる為、汎用性を増すことができる。この変形例は、第1及び第2の実施の形態で示した閾値電圧生成回路31に適用することができる。
閾値電圧生成回路31は、入力電圧INがローレベルからハイレベルに遷移する場合、もしくはハイレベルからローレベルに遷移する場合によって、出力VTHを切り替える。例えば、入力電圧INがローレベルの時は出力VTHを低くし、入力電圧INがハイレベルに遷移した場合は出力VTHを高くするように閾値電圧生成回路31の出力を切り替える。具体的には、閾値電圧設定回路101は低い閾値電圧VTHaと高い閾値電圧VTHbを出力し、閾値電圧生成回路31は、これらの閾値電圧を選択して低い出力VTHaと高い出力VTHbを切り替える。これにより、中途半端な天絡故障または地絡故障により出力OUTが中点電位となる場合の誤検出を低減できる。この変形例によれば、接続されるスイッチング素子20等の条件に応じて、最適な検出閾値に調整できる為、汎用性を増すことができる。この変形例は、第1及び第2の実施の形態で示した閾値電圧生成回路31に適用することができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態の故障検出回路30について、図12〜図14を参照して説明する。図12は、本実施の形態の故障検出回路30の構成を示すブロック図である。故障検出回路30は過渡電圧判定回路40を含んで構成される。
本実施の形態の故障検出回路30について、図12〜図14を参照して説明する。図12は、本実施の形態の故障検出回路30の構成を示すブロック図である。故障検出回路30は過渡電圧判定回路40を含んで構成される。
故障検出回路30は、閾値電圧VTH1を生成する閾値電圧生成回路33と、閾値電圧VTH2を生成する閾値電圧生成回路34と、プリドライバ回路10の出力電圧OUTと閾値電圧VTH1の比較結果CMP1を出力する電圧比較器32と、プリドライバ回路10の出力電圧OUTと閾値電圧VTH2の比較結果CMP2を出力する電圧比較器35と、過渡電圧判定回路40とを備える。なお、閾値電圧VTH1、2を任意の値に設定する閾値電圧設定回路を更に備え、閾値電圧生成回路33、34は、閾値電圧設定回路で設定された閾値電圧VTH1、2を出力するように構成しても良い。
過渡電圧判定回路40は、以下の構成よりなる。パルス生成回路60は、プリドライバ回路10の入力電圧INのローレベルからハイレベルへの遷移、またはハイレベルからローレベルへの遷移を検知して、短いパルス電圧T0を出力する。遅延器61は、パルス生成回路60のパルス電圧T0を規定の時間遅延させたパルス電圧T1を出力する。ラッチ回路62は、電圧比較器35の出力CMP2を、パルス生成回路60のパルス電圧T0のタイミングでラッチ(保持)し、出力電圧CMP_T0を出力する。ラッチ回路63は、電圧比較器32の出力CMP1を、遅延器61のパルス電圧T1でラッチし、出力電圧CMP1_T1を出力する。ラッチ回路64は、電圧比較器35の出力CMP2を、遅延器61のパルス電圧T1でラッチし、出力電圧CMP2_T1を出力する。ラッチ回路65は、ラッチ回路62の出力電圧CMP_T0を、遅延器61のパルス電圧T1でラッチし、出力電圧CMP_T10を出力する。XOR回路55、56、AND回路57、58、およびNOR回路59で構成される論理回路は、ラッチ回路63〜64の出力電圧CMP1_T1、CMP2_T1、およびCMP_T10を論理比較し、断線故障、地絡故障、天絡故障の検出結果を出力する。
上述した故障検出回路30の動作について、以下に図13(a)(b)(c)(d)〜図14(a)(b)(c)(d)を参照して説明する。
図13(a)(b)(c)(d)は、プリドライバ回路の入力電圧INがローレベルからハイレベルに遷移する場合の、正常、断線、地絡、天絡の各故障モードにおけるタイミングチャートである。
図13(a)(b)(c)(d)は、プリドライバ回路の入力電圧INがローレベルからハイレベルに遷移する場合の、正常、断線、地絡、天絡の各故障モードにおけるタイミングチャートである。
本実施の形態では、パルス生成回路60、遅延器61で生成した短いパルス電圧T0、T1の異なるタイミングにより、電圧比較器35、32の出力を順次ラッチし、各ラッチ結果を論理比較し、故障検出を行う。
最初に、パルス生成回路60によりプリドライバ回路10の入力電圧INにハイレベルが入力されて生成されたパルス電圧T0のタイミングで、ラッチ回路62は電圧比較器35の出力CMP2の状態遷移前の初期値をラッチし、CMP_T0に出力する。
次に、ラッチ回路63は、プリドライバ回路10の入力電圧INにハイレベルが入力されてから遅延時間TLAT経過後の電圧比較器32の出力CMP1の値をパルス電圧T1のタイミングでラッチし、CMP1_T1に出力する。パルス電圧T1は、遅延器61によりパルス電圧T0を所定時間の遅延時間TLATだけ遅延させたものである。
また、ラッチ回路64は、パルス電圧T1のタイミングで、プリドライバ回路の入力電圧INにハイレベルが入力されてから遅延時間TLAT経過後の電圧比較器35の出力CMP2の値をラッチし、CMP2_T1に出力する。
なお、論理判定のタイミングを揃える為、ラッチ回路65は、パルス電圧T1のタイミングで再度ラッチし、CMP_T10に出力する。
閾値電圧VTH1およびVTH2は、VTH2をVTH1よりも高い値に選べば、電圧比較器32および35の出力CMP1およびCMP2は、CMP1、CMP2の順に立ち上がり、その際、CMP1およびCMP2の遅延時間の差は、プリドライバ回路10の出力OUTの電圧波形の傾きに比例する。
閾値電圧VTH1およびVTH2は、VTH2をVTH1よりも高い値に選べば、電圧比較器32および35の出力CMP1およびCMP2は、CMP1、CMP2の順に立ち上がり、その際、CMP1およびCMP2の遅延時間の差は、プリドライバ回路10の出力OUTの電圧波形の傾きに比例する。
正常時には、スイッチング素子20のゲート容量を放電する為、出力OUTの電圧波形が鈍り、遅延時間差は大きくなる。
また、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1が断線時には、スイッチング素子20のゲート容量を放電する必要が無い為、出力OUTの電圧波形は急峻な傾きになり、遅延時間差は小さくなる。
また、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1が断線時には、スイッチング素子20のゲート容量を放電する必要が無い為、出力OUTの電圧波形は急峻な傾きになり、遅延時間差は小さくなる。
ここで、遅延時間TLATと、閾値電圧VTH1およびVTH2の値を、正常時には、入力電圧INにハイレベルが入力されてから遅延時間TLAT経過後の電圧比較器出力CMP1およびCMP2が、それぞれハイレベル、ローレベルになり、かつ、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の断線時には、入力電圧INの電圧遷移から遅延時間TLAT経過後の電圧比較器出力CMP1およびCMP2が、いずれもハイレベルとなる様に選べば、各故障モードを検出できる。詳細を以下に述べる。
正常時には、図13(a)に示すように、電圧比較器35の出力CMP2の初期値はローレベルであり、スイッチング素子20のゲート容量を充電する為、電圧比較器32の出力CMP1は遅延時間TLAT以下の遅延時間で立ち上がり、かつ、電圧比較器35の出力CMP2は遅延時間TLAT以上の遅延時間で立ち上がる。従って、ラッチ回路出力CMP_T10、CMP1_T1、CMP2_T1は、それぞれ0、1、0(0をローレベル、1をハイレベルとした。)となる。
また、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の断線時には、図13(b)に示すように、電圧比較器35の出力CMP2の初期値はローレベルであり、スイッチング素子20のゲート容量に充電する必要が無い為、充電時間が小さくなり、電圧比較器32、および35の出力CMP1およびCMP2は、いずれも遅延時間TLAT以下の遅延時間で立ち上がる。従って、ラッチ回路出力CMP_T10、CMP1_T1、CMP2_T1は、それぞれ0、1、1となる。よって、XOR回路55、56、AND回路57の出力により断線故障が検出される。
また、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の地絡時には、図13(c)に示すように、閾値電圧VTH1およびVTH2を、第1の実施の形態と同様に選べば、CMP1およびCMP2は常にローレベルである。従って、ラッチ回路出力CMP_T10、CMP1_T1、CMP2_T1は、それぞれ0、0、0となる。よって、NOR回路59の出力により地絡故障が検出される。
また、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の天絡時には、図13(d)に示すように、閾値電圧VTH1およびVTH2を、第1の実施の形態と同様に選べば、CMP1およびCMP2は常にハイレベルである。従って、ラッチ回路出力CMP_T10、CMP1_T1、CMP2_T1は、それぞれ1、1、1となる。よって、AND回路58の出力により天絡故障が検出される。
上記の各故障モードにおけるラッチ回路出力は、それぞれ固有の値となる為、故障検出回路30によって断線故障、地絡故障、天絡故障を検出することができる。
上記の各故障モードにおけるラッチ回路出力は、それぞれ固有の値となる為、故障検出回路30によって断線故障、地絡故障、天絡故障を検出することができる。
図14(a)(b)(c)(d)は、プリドライバ回路の入力電圧INがハイレベルからローレベルに遷移する場合のタイミングチャートである。
最初に、ラッチ回路62は、パルス生成回路60によりプリドライバ回路の入力電圧INにローレベルが入力されて生成された短いパルス電圧T0で、電圧比較器の出力CMP2の状態遷移前の初期値をラッチし、CMP_T0に出力する。
次に、ラッチ回路63は、遅延器61により、パルス電圧T0を、所定時間遅延時間TLATだけ遅延させたパルス電圧T1のタイミングで、入力電圧INにローレベルが入力されてから遅延時間TLAT経過後のCMP1の値をラッチし、CMP1_T1に出力する。また、ラッチ回路64は、パルス電圧T1のタイミングで、入力電圧INにローレベルが入力されてから遅延時間TLAT経過後のCMP2の値をラッチし、CMP2_T1に出力する。
閾値電圧VTH1およびVTH2は、図13と同様にVTH2をVTH1よりも高い値に選べば、電圧比較器32および35の出力CMP1およびCMP2は、CMP2、CMP1の順に立ち下がり、その際、CMP1およびCMP2の遅延時間の差は、プリドライバ回路10の出力OUTの電圧波形の傾きに比例する。
正常時には、スイッチング素子20のゲート容量を放電する為、出力OUTの電圧波形が鈍り、遅延時間差は大きくなる。また、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1が断線時には、スイッチング素子20のゲート容量を放電する必要が無い為、出力OUTの電圧波形は急峻な傾きになり、遅延時間差は小さくなる。
ここで、遅延時間TLATと、VTH1およびVTH2の値を、正常時には、入力電圧INにローレベルが入力されてから遅延時間TLAT経過後の電圧比較器出力CMP1およびCMP2が、それぞれハイレベル、ローレベルになり、かつ、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の断線時には、入力電圧INの電圧遷移から遅延時間TLAT経過後の電圧比較器出力CMP1およびCMP2が、いずれもローレベルとなる様に選べば、各故障モードを検出できる。詳細を以下に述べる。
正常時には、図14(a)に示すように、電圧比較器35の出力CMP2の初期値はハイレベルであり、スイッチング素子20のゲート容量を放電する為、電圧比較器32の出力CMP1は遅延時間TLAT以上の遅延時間で立ち下がり、かつ、電圧比較器35の出力CMP2は遅延時間TLAT以下の遅延時間で立ち下がる。従って、ラッチ回路出力CMP_T10、CMP1_T1、CMP2_T1は、それぞれ1、1、0(0をローレベル、1をハイレベルとした。)となる。
また、スイッチング素子20のオンオフ制御信号線路L1の断線時には、図14(b)に示すように、電圧比較器35の出力CMP2の初期値はハイレベルであり、前述のスイッチング素子20のゲート容量を放電する必要が無い為、放電時間が小さくなり、電圧比較器32、および35の出力CMP1およびCMP2は、いずれも遅延時間TLAT以下の遅延時間で立ち下がる。従って、ラッチ回路出力CMP_T10、CMP1_T1、CMP2_T1は、それぞれ1、0、0となる。よって、XOR回路55、56、AND回路57の出力により断線故障が検出される。
図14(c)(d)における、地絡故障、天絡故障検出の動作は、図13と同様であるので、説明を省略する。上記の各故障モードにおけるラッチ回路出力は、それぞれ固有の値となる為、各故障を検出することができる。
図13(a)(b)(c)(d)および図14(a)(b)(c)(d)により、パルス生成回路60と遅延器61のタイミングによって、入力電圧INがローレベルからハイレベルへの遷移のタイミング、またはハイレベルからローレベルへの遷移のタイミングで、断線故障、地絡故障、天絡故障を検出することができる。すなわち、単一の故障検出回路30により、3つの故障を検出することができる。
なお、図13(a)(b)(c)(d)と図14(a)(b)(c)(d)のタイミングチャートに示した信号のハイレベル、ローレベルの極性は一例であり、同様の機能が実現できれば反転の極性で信号を出力する構成も実施の形態に含むことができる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態では、上述した第1〜第3の実施の形態で示した故障検出回路30の自己診断を行う負荷駆動回路1について、図15を参照して説明する。
本実施の形態では、上述した第1〜第3の実施の形態で示した故障検出回路30の自己診断を行う負荷駆動回路1について、図15を参照して説明する。
図15は、負荷駆動回路1の構成を示すブロック図である。故障検出回路30は、上述した第1〜第3の実施の形態で示した何れかの回路である。
負荷駆動回路1は、プリドライバ回路10、プリドライバ回路300、セレクタ301、故障検出回路30を備える。
プリドライバ回路10は、入力電圧INと、テストモード切替用の制御信号TEST_ENが入力され、スイッチング素子20を駆動する。
プリドライバ回路300は、入力電圧INと、テストモード切替用の制御信号TEST_ENと、テストモード移行時に、出力制御信号TEST_CNTとが入力され、故障検出回路30診断用の出力電圧TESTを出力する。プリドライバ回路300は、故障検出回路30の診断用プリドライバであり、プリドライバ回路10と同様の構成である。ただし、プリドライバ回路300は、大きなゲート容量を持つスイッチング素子20や、IC外部配線を駆動する必要が無い分、断線検出のテストができる程度の駆動力があれば、小型で良い。
セレクタ301は、プリドライバ回路10の出力電圧OUTと、プリドライバ回路300の出力電圧TESTが入力され、TEST_ENによりどちらか一方を選択し、出力信号SELとして出力する。故障検出回路30には、出力信号SELと入力電圧INが入力され、検出結果を出力する。
故障検出回路30の自己診断を行う場合には、テストモード切替用の制御信号TEST_ENによりメインのプリドライバ回路10を出力停止状態にし、診断用のプリドライバ回路300を活動状態にする。また、セレクタ301はプリドライバ回路300の出力電圧TESTを選択し、出力信号SELを出力する。この状態で、プリドライバ回路10の入力電圧INとプリドライバ回路300の出力制御信号TEST_CNTに、断線故障、地絡故障、および天絡故障を想定した各テストパターンを入力する。例えば、断線故障を想定した出力制御信号TEST_CNTとして、2ビットの信号「01」を、地絡故障、天絡故障を想定した出力制御信号TEST_CNTとして夫々「10」、「11」をプリドライバ回路300へ入力する。
断線故障を想定したテストパターンでは、出力制御信号TEST_CNTとして「01」が入力され、プリドライバ回路300は通常の出力状態になる。この状態で入力電圧INが入ればプリドライバ回路300はそのまま入力電圧INを出力電圧TESTとして出力するので、遅延時間は無く、故障検出回路30が正常に動作していれば断線故障と検出する。
地絡故障を想定したテストパターンでは、出力制御信号TEST_CNTとして「10」が入力され、入力電圧INにどのような電圧入力されてもプリドライバ回路300の出力電圧TESTがLOWレベルの信号を出し続ける。その結果、故障検出回路30が正常に動作していれば地絡故障と検出する。
天絡故障を想定したテストパターンでは、出力制御信号TEST_CNTとして「11」が入力され、入力電圧INにどのような電圧入力されてもプリドライバ回路300の出力電圧TESTがHIGHレベルの信号を出し続ける。その結果、故障検出回路30が正常に動作していれば天絡故障と検出する。
このように、出力制御信号TEST_CNTと入力電圧INとの組み合わせによる各テストパターンを入力すれば、故障検出回路30が正常に故障検出できるかどうかの自己診断を行うことができる。本実施の形態によれば、負荷9を駆動していない任意のタイミングで故障検出回路30の自己診断を行うことが出来る為、故障検出回路30の信頼性が向上する。本実施の形態による自己診断は、上述した第1〜第3の実施の形態で示した故障検出回路30に適用することができる。
(第5の実施の形態)
本実施の形態について図16を参照して説明する。図16は3相モータドライバの構成を示すブロック図である。
本実施の形態について図16を参照して説明する。図16は3相モータドライバの構成を示すブロック図である。
3相モータドライバは、3相モータ201に接続され、各相のモータ駆動信号IN1〜IN6によりスイッチング素子20〜25をオンオフ制御し、3相モータを駆動させる負荷駆動回路1〜6を有する。スイッチング素子20〜22は上アーム、スイッチング素子23〜25は下アームを構成する。負荷駆動回路1〜6は夫々プリドライバ回路10、上述した故障検出回路30、スイッチング素子20〜25を有する。更に、負荷駆動回路1〜6に含まれるスイッチング素子20〜25と電源901及びグランド間に直列に接続された制御スイッチ202〜207を備える。制御部200は、負荷駆動回路1〜6からの故障検出結果である判定1〜6をモニタしながら、各相のモータ駆動信号IN1〜IN6と、負荷駆動回路1〜6に含まれるプリドライバ回路10のイネーブル制御信号である制御1〜6とを出力すると共に、制御スイッチ202〜207のイネーブル制御するモータ駆動ドライバ制御信号を出力する。
負荷駆動回路1〜6のいずれかのスイッチング素子20〜25のオンオフ制御信号線路L1〜6に断線故障、地絡故障または天絡故障が発生した場合、当該負荷駆動回路1〜6は故障検出を制御部200に返す。制御部200は、この故障検出内容を外部の報知部(図示省略)に通知することにより、報知部は、どのオンオフ制御信号線路L1〜6にどのような故障が生じているかを報知することができる。また、制御部200は、故障検出内容によって当該プリドライバ出力を固定あるいは遮断し、またはモータ駆動ドライバ制御信号によって制御スイッチ202〜207を制御して、スイッチング素子20〜25の故障しているスイッチング素子のみを遮断することで、残りの正常な回路によりモータ駆動可能な状態に移行することができる。
以上で説明した実施の形態における負荷駆動回路の故障検出回路によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)負荷駆動回路の故障検出回路は、オンオフ制御信号線路L1が接続され、オンオフすることにより負荷を駆動するスイッチング素子20と、スイッチング素子20のオンオフを制御するプリドライバ回路10と、閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路31と、プリドライバ回路10の出力電圧と閾値電圧とが入力され、プリドライバ回路10の出力電圧と閾値電圧との比較結果信号を出力する電圧比較器32と、プリドライバ回路10への入力電圧と電圧比較器32の比較結果信号とが入力され、プリドライバ回路10への入力電圧と電圧比較器32の比較結果信号との遅延を検出し、更に、プリドライバ回路10への入力電圧の入力から所定時間を経過した後の電圧比較器32の電圧遷移を検出し、これらの検出結果に基づいてオンオフ制御信号線路L1の断線故障、地絡故障、および天絡故障を検出する過渡電圧判定回路40とを備える。したがって、単一の故障検出回路を用いて断線故障、地絡故障、および天絡故障を検出することができる。
(1)負荷駆動回路の故障検出回路は、オンオフ制御信号線路L1が接続され、オンオフすることにより負荷を駆動するスイッチング素子20と、スイッチング素子20のオンオフを制御するプリドライバ回路10と、閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路31と、プリドライバ回路10の出力電圧と閾値電圧とが入力され、プリドライバ回路10の出力電圧と閾値電圧との比較結果信号を出力する電圧比較器32と、プリドライバ回路10への入力電圧と電圧比較器32の比較結果信号とが入力され、プリドライバ回路10への入力電圧と電圧比較器32の比較結果信号との遅延を検出し、更に、プリドライバ回路10への入力電圧の入力から所定時間を経過した後の電圧比較器32の電圧遷移を検出し、これらの検出結果に基づいてオンオフ制御信号線路L1の断線故障、地絡故障、および天絡故障を検出する過渡電圧判定回路40とを備える。したがって、単一の故障検出回路を用いて断線故障、地絡故障、および天絡故障を検出することができる。
なお、上述した実施の形態では、スイッチング素子20のオンオフを制御する回路としてプリドライバ回路10の例で説明したが、スイッチング素子20のオンオフを制御する回路であればその他の回路であっても良い。その他の回路およびプリドライバ回路10を含めて、ドライバ回路と称する。
また、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。
1〜6 負荷駆動回路
9 負荷
10 プリドライバ回路
20〜25 スイッチング素子
30 故障検出回路
31,33,34 閾値電圧生成回路
32,35 電圧比較器
40 過渡電圧判定回路
41,60 パルス生成回路
42 カウンタ
43,44 カウント値比較回路
45,48〜52,62〜65 ラッチ回路
46,57,58 AND回路
47 片側反転入力のAND回路
55 XOR回路
59 NOR回路
53,54,61 遅延器
100 3相モータ制御プリドライバ回路
101 閾値電圧設定回路
102 カウント値設定回路
103 遅延時間設定回路
200 制御部
201 3相モータ
202〜207 制御スイッチ
300 自己診断用プリドライバ回路
301 セレクタ
9 負荷
10 プリドライバ回路
20〜25 スイッチング素子
30 故障検出回路
31,33,34 閾値電圧生成回路
32,35 電圧比較器
40 過渡電圧判定回路
41,60 パルス生成回路
42 カウンタ
43,44 カウント値比較回路
45,48〜52,62〜65 ラッチ回路
46,57,58 AND回路
47 片側反転入力のAND回路
55 XOR回路
59 NOR回路
53,54,61 遅延器
100 3相モータ制御プリドライバ回路
101 閾値電圧設定回路
102 カウント値設定回路
103 遅延時間設定回路
200 制御部
201 3相モータ
202〜207 制御スイッチ
300 自己診断用プリドライバ回路
301 セレクタ
Claims (10)
- オンオフ制御信号線路が接続され、オンオフすることにより負荷を駆動するスイッチング素子と、
前記スイッチング素子のオンオフを制御するドライバ回路と、
閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路と、
前記ドライバ回路の出力電圧と前記閾値電圧とが入力され、前記ドライバ回路の出力電圧と前記閾値電圧との比較結果信号を出力する電圧比較器と、
前記ドライバ回路への入力電圧と前記電圧比較器の比較結果信号とが入力され、前記ドライバ回路への入力電圧と前記電圧比較器の比較結果信号との遅延を検出し、更に、前記ドライバ回路への入力電圧の入力から所定時間を経過した後の前記電圧比較器の電圧遷移を検出し、これらの検出結果に基づいて前記オンオフ制御信号線路の断線故障、地絡故障、および天絡故障を検出する過渡電圧判定回路とを備えることを特徴とする負荷駆動回路の故障検出回路。 - 請求項1に記載の負荷駆動回路の故障検出回路において、
前記過渡電圧判定回路は、
前記ドライバ回路への入力電圧が入力され、更に、前記電圧比較器の比較結果信号が入力され、前記電圧比較器が出力されるまでの遅延時間に応じたパルスを出力するパルス生成回路と、
前記パルス生成回路の前記パルスの出力期間中に、クロック信号をカウントし、カウント値を出力するカウンタと、
前記カウント値が入力され、カウント下限閾値との比較結果信号を出力する第1のカウント値比較回路と、
前記カウント値が入力され、カウント上限閾値との比較結果信号を出力する第2のカウント値比較回路と、
前記第2のカウント値比較回路の出力信号と、前記電圧比較器の比較結果信号とが入力され、比較結果を出力する論理回路とを備えることを特徴とする負荷駆動回路の故障検出回路。 - 請求項1に記載の負荷駆動回路の故障検出回路において、
前記過渡電圧判定回路は、
前記ドライバ回路への入力電圧が入力され、前記入力電圧に応答してパルスを生成するパルス生成回路と、
前記パルス生成回路の出力が入力され、この入力された信号を一定時間遅延させて出力する第1の遅延器と、
前記第1の遅延器の出力が入力され、この入力された信号を一定時間遅延させて出力する第2の遅延器と、
前記電圧比較器の比較結果信号が入力され、前記パルス生成回路の出力のタイミングで前記電圧比較器の比較結果信号を保持する第1のラッチ回路と、
前記電圧比較器の比較結果信号が入力され、前記第1の遅延器の出力のタイミングで前記電圧比較器の比較結果信号を保持する第2のラッチ回路と、
前記電圧比較器の比較結果信号が入力され、前記第2の遅延器の出力のタイミングで前記電圧比較器の比較結果信号を保持する第3のラッチ回路と、
前記第1から第3のラッチ回路の出力を入力として、比較結果を出力する論理回路とを備えることを特徴とする負荷駆動回路の故障検出回路。 - 請求項1に記載の負荷駆動回路の故障検出回路において、
前記閾値電圧生成回路は、第1の閾値電圧を生成する第1の閾値電圧生成回路と、第2の閾値電圧を生成する第2の閾値電圧生成回路とを有し、
前記電圧比較器は、前記ドライバ回路の出力電圧と前記第1の閾値電圧との比較結果信号を出力する第1の電圧比較器と、前記ドライバ回路の出力電圧と前記第1の閾値電圧との比較結果信号を出力する第2の電圧比較器とを有し、
前記過渡電圧判定回路は、
前記ドライバ回路への入力電圧が入力され、前記入力電圧に応答してパルスを生成するパルス生成回路と、
前記パルス生成回路の出力が入力され、この入力された信号を一定時間遅延させて出力する遅延器と、
前記第1もしくは第2の電圧比較器の出力が入力され、前記パルス生成回路の出力のタイミングで前記第1もしくは第2の電圧比較器の比較結果信号を保持する第1のラッチ回路と、
前記第1の電圧比較器の比較結果信号が入力され、前記遅延器の出力のタイミングで前記第1の電圧比較器の比較結果信号を保持する第2のラッチ回路と、
前記第2の電圧比較器の比較結果信号が入力され、前記遅延器の出力のタイミングで前記第2の電圧比較器の比較結果信号を保持する第3のラッチ回路と、
前記第1から第3のラッチ回路の出力を入力として、比較結果を出力する論理回路とを備えることを特徴とする負荷駆動回路の故障検出回路。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の負荷駆動回路の故障検出回路において、
前記閾値電圧を任意の値に設定する閾値電圧設定回路を備え、前記閾値電圧生成回路は、前記設定された前記閾値電圧を出力することを特徴とする負荷駆動回路の故障検出回路。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の負荷駆動回路の故障検出回路において、
複数の前記閾値電圧を設定する閾値電圧設定回路を備え、前記閾値電圧生成回路は、前記ドライバ回路への入力電圧の遷移に応じて前記設定された前記閾値電圧を切り替えて出力することを特徴とする負荷駆動回路の故障検出回路。 - 請求項2に記載の負荷駆動回路の故障検出回路において、
前記カウント下限閾値および前記カウント上限閾値を任意の値に設定する閾値設定回路を備えることを特徴とする負荷駆動回路の故障検出回路。 - 請求項3に記載の負荷駆動回路の故障検出回路において、
前記第1の遅延器および前記第2の遅延器の遅延時間を任意の値に設定する遅延時間設定回路を備えることを特徴とする負荷駆動回路の故障検出回路。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の負荷駆動回路の故障検出回路において、
前記ドライバ回路は、
前記スイッチング素子に接続される第1の出力と、前記故障検出回路に対してテスト用の信号を出力する第2の出力と、テストモード用の制御信号入力とを有し、テスト時には前記第1の出力を前記第2の出力に切り替えて、前記故障検出回路に入力することを特徴とする負荷駆動回路の故障検出回路。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の負荷駆動回路の故障検出回路において、
前記スイッチング素子は、3相モータ制御装置として各相のモータ駆動ドライバに用いられ、
前記過渡電圧判定回路は、各相の上アームおよび下アームのスイッチング素子のオンオフ制御信号線路の故障を個別に検出し、故障部のみを停止させ、残りの正常部は動作を継続することを特徴とする負荷駆動回路の故障検出回路。
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JP2013205259A JP2015070754A (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 負荷駆動回路の故障検出回路 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017225049A (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 富士電機株式会社 | 半導体物理量センサ装置 |
WO2021241137A1 (ja) * | 2020-05-27 | 2021-12-02 | 株式会社日立製作所 | 故障検知装置及びその方法 |
JP2022137162A (ja) * | 2017-09-29 | 2022-09-21 | 日本電産株式会社 | パワーモジュール及びdc-dcコンバータ |
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2013
- 2013-09-30 JP JP2013205259A patent/JP2015070754A/ja active Pending
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