JP2017219438A - 高分子複合材料中の高分子の配向度を評価する方法 - Google Patents

高分子複合材料中の高分子の配向度を評価する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高分子複合材料中の高分子の配向度を詳細に評価できる方法を提供する。
【解決手段】高輝度X線を260〜400eVのエネルギー範囲で走査することによって得られる炭素核のK殻吸収端のX線吸収スペクトルを、試料の角度又はX線の偏光の角度を一定間隔で変えて測定し、得られた各角度のX線吸収スペクトルを、規格化した後、波形分離を行って高分子の主鎖に対応するピークの面積又は強度を算出し、得られたピーク面積又はピーク強度を規格化した後、得られたグラフにおいて、フィッティングを行った後、配向度を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、高分子複合材料中の高分子の配向度を評価する方法に関する。
様々な産業品に使用されている高分子(ポリマー)は、その配向度が製品の性能に影響することが多いため、古くからFTIR、X線回折などの手法で配向度が解析されてきた(例えば、非特許文献1参照)。ゴム組成物をはじめとする高分子複合材料においても同様に、高分子の配向度は加工性やその他の物性に影響する重要な因子と考えられる。
山田武、渡部貴文、吉田博久、「DSC−XRDならびにDSC−FTIRによる高分子結晶配向関数の温度変化」、熱測定、Vol.30、2003、No.4、P161−166
しかしながら、FTIR、X線回折などの従来の手法では、以下の点で、高分子複合材料中の高分子の配向度を評価することは困難であった。
FTIRは、高分子のみの試料で配向度を測定するには適しているが、タイヤ用ゴム組成物のようなカーボンブラックなどのフィラーを配合した試料では、ピークがブロードになるため、配向度を測定しにくい。また、高分子だけでなくフィラーの配向度がピークに含まれてしまうため、高分子のみの配向度を検出することができない。
X線回折は、結晶化していない試料では、ブロードなピークしか得られないため、ゴムのような配向しにくい高分子では、配向度を測定しにくい。また、加硫して成形したゴムでは、伸長させることである程度は配向度を測定できるが、未加硫ゴムのように伸長が難しい試料では、配向度の測定は困難である。
したがって、高分子複合材料中の高分子の配向度を詳細に評価できる解析手法が求められている。
本発明は、前記課題を解決し、高分子複合材料中の高分子の配向度を詳細に評価できる方法を提供することを目的とする。
本発明は、高輝度X線を高分子複合材料に照射し、X線エネルギーを変えながら測定されるX線吸収量に基づいて高分子の配向度を評価する、高分子複合材料中の高分子の配向度を評価する方法に関する。
高輝度X線は、光子数が10(photons/s)以上、輝度が1010(photons/s/mrad/mm/0.1%bw)以上であることが好ましい。
高輝度X線を用いて走査するエネルギー範囲が4000eV以下であることが好ましい。
本発明では、高輝度X線を260〜400eVのエネルギー範囲で走査することによって得られる炭素核のK殻吸収端のX線吸収スペクトルを、試料の角度又はX線の偏光の角度を一定間隔で変えて測定し、得られた各角度のX線吸収スペクトルを、下記式(1)に基づいて規格化した後、波形分離を行って高分子の主鎖に対応するピークの面積又は強度を算出し、得られたピーク面積又はピーク強度を下記式(2)に基づいて規格化した後、θiに対してA(θi)をプロットし、得られたグラフにおいて、下記式(3)に基いてフィッティングを行った後、下記式(4)及び下記式(5)に基いて配向度を算出することが好ましい。
Figure 2017219438
α:各角度の規格化定数
Figure 2017219438
θi:各角度
a(θi):各角度のピーク面積又はピーク強度
A(θi):規格化後の各角度のピーク面積又はピーク強度
Figure 2017219438
b、c、d:任意の定数
Figure 2017219438
Figure 2017219438
本発明によれば、高輝度X線を高分子複合材料に照射し、X線エネルギーを変えながら測定されるX線吸収量に基づいて高分子の配向度を評価する方法であるので、高分子の配向度を詳細に評価することができる。
高輝度X線の偏光と試料の角度との関係を説明する図である。 図1の状態で測定される炭素K殻吸収端付近のX線吸収スペクトルを示すグラフである。 式(3)に基くフィッティングのイメージ図である。
本発明では、高輝度X線を高分子複合材料に照射し、X線エネルギーを変えながら測定されるX線吸収量に基づいて高分子の配向度を評価する。この方法では、X線回折法のように、測定時に試料を伸長させる必要がないため、未加硫ゴム組成物のような伸長が難しい試料であっても、高分子の配向度を測定することができる。
本発明において、X線吸収量の測定には、高輝度X線を用いて着目している特定元素の吸収端付近のX線吸収スペクトルを測定する(NEXAFS(吸収端近傍X線吸収微細構造):Near Edge X−ray Absorption Fine Structure)手法を採用できる。NEXAFS法は、検出深度が浅いため、カーボンブラックなどの影響を受けることなく、高分子複合材料中の高分子のみの配向度を測定することが可能となる。
NEXAFS法は、X線エネルギーで走査するため光源には連続X線発生装置が必要であり、詳細な化学状態を解析するには高いS/N比及びS/B比のX線吸収スペクトルを測定する必要がある。そのため、シンクロトロンから放射されるX線は、少なくとも1010(photons/s/mrad/mm/0.1%bw)以上の輝度を有し、且つ連続X線源であるため、NEXAFS測定には最適である。尚、bwはシンクロトロンから放射されるX線のband widthを示す。
上記高輝度X線の輝度(photons/s/mrad/mm/0.1%bw)は、好ましくは1010以上、より好ましくは1012以上であり、上限は特に限定されない。また、上記高輝度X線の光子数(photons/s)は、好ましくは10以上、より好ましくは10以上であり、上限は特に限定されない。更に、上記高輝度X線を用いて走査するエネルギー範囲は、好ましくは4000eV以下、より好ましくは1500eV以下、更に好ましくは1000eV以下であり、下限は特に限定されない。
NEXAFSの測定方法には、透過法、蛍光法、電子収量法の3つの方法が代表的に用いられ、例えば、特開2012−141278号公報記載の方法を適用できる。本発明の実施例では、電子収量法を用いて実施したが、これに限定されるものではなく、様々な検出方法を用いてもよく、組み合わせて同時計測してもよい。
上記の電子収量法を用いて高分子複合材料のX線吸収スペクトル測定を行い解析することで、高分子複合材料中の高分子の配向度を算出できる。
高分子の配向度は、例えば、以下の方法で算出できる。
(i)高輝度X線を260〜400eVのエネルギー範囲で走査することによって得られる炭素核のK殻吸収端のX線吸収スペクトルを、試料の角度又はX線の偏光の角度を一定間隔で変えて測定し、
(ii)得られた各角度のX線吸収スペクトルを、下記式(1)に基づいて規格化した後、波形分離を行って高分子の主鎖に対応するピークの面積又は強度を算出し、
(iii)得られたピーク面積又はピーク強度を下記式(2)に基づいて規格化した後、θiに対してA(θi)をプロットし、
(iV)得られたグラフにおいて、下記式(3)に基いてフィッティングを行った後、下記式(4)及び下記式(5)に基いて配向度を算出する。
Figure 2017219438
α:各角度の規格化定数
Figure 2017219438
θi:各角度
a(θi):各角度のピーク面積又はピーク強度
A(θi):規格化後の各角度のピーク面積又はピーク強度
Figure 2017219438
b、c、d:任意の定数
Figure 2017219438
Figure 2017219438
高分子の主鎖に対応するピークとしては、例えば、C=C結合に対応する285eV付近のπ遷移に帰属されるピークが挙げられる。このピークに基いて解析することで、ゴム分子など、C=C結合を有する高分子の配向度を算出することが可能となる。
ここで、上記方法において、上記高輝度X線のエネルギーを260〜350eVの範囲にすることが好ましい。なお、上記方法では、上記式(1)の操作を行う前に、吸収端前のスロープから評価してバックグランドを引くことが行われる。
上記方法において、上記式(1)におけるX線吸収スペクトルの全面積は、測定範囲内のスペクトルを積分したものであり、測定条件などによってエネルギー範囲を変えることができる。
図1は、高輝度X線の偏光と試料の角度との関係を説明する図であり、図2は、図1の状態で測定される炭素K殻吸収端付近のX線吸収スペクトルを示すグラフである。図1に示すように、高分子が一定の方向に配向した試料に高輝度X線を照射する場合、高輝度X線の偏光の方向と、高分子の主鎖中のC=Cの方向とが揃っている状態(図1の左側の状態)では、主鎖中のC=Cを検出できるが、試料を回転させ、各方向が揃っていない状態(図1の右側の状態)では、主鎖中のC=Cを充分に検出することができない。そのため、図2に示すように、試料の回転後に測定されるX線吸収スペクトルは、回転前と比較して、C=Cのπのピーク強度が小さくなる。この関係を利用して、X線吸収スペクトルのピーク強度から、高分子の配向度を判断することができる。
なお、高分子の主鎖中の結合でシャープなピークであれば、C=Cのπのピーク以外のピークを使用してもよい。C=Cのσのピークを使用することも原理的には可能であるが、図2に示すように、このピークはブロードであるため、本発明には不向きである。
高輝度X線は、通常、図1に示したような水平偏光であるが、偏光可変アンジュレータを用いることで、偏光方向(偏光の角度)を変えることができる。
以下、本発明の方法の手順の一例について説明する。
なお、X線吸収量は超真空中で測定するため、未加硫ゴム組成物などの成形前の試料を測定する場合、ガスが発生しなくなるまで真空引きを行ってから、以下の操作を行う。
まず、基準とする方向を定め、その軸方向と高輝度X線の偏光方向とが0°になるようにセットする。そして、260〜400eV(好ましくは260〜350eV)のエネルギー範囲において、炭素核のK殻吸収端の必要な範囲で高輝度X線を走査し、X線吸収スペクトルを得る。この操作を、試料の角度又はX線の偏光の角度を変えて複数回実施する。
以下の説明では、試料の角度を0°、30°、60°、90°にして測定した場合(i=4の場合)を例として説明するが、測定する角度や測定回数はこれに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
光源からの試料の距離などの微妙な変化がX線吸収スペクトルの大きさに影響を与えるため、NEXAFS法は絶対値測定が困難で、炭素原子のK殻吸収端のNEXAFS測定結果を試料間で単純に比較できない。そこで、上記式(1)を用いて、炭素原子のK殻吸収端のピーク面積が1となるように規格化する。具体的には、先ず、規格化前のX線吸収スペクトルについて式(1)をもとに規格化定数αを算出し、次いで規格化前のX線吸収スペクトルにαを乗じたスペクトルに補正(規格化)することで、各試料間のピークを直接比較できる。この操作を、各角度(0°、30°、60°、90°)のX線吸収スペクトルに対して実施する。
次に、規格化後のX線吸収スペクトルを波形分離して、高分子の主鎖に対応するピークであるC=Cのπのピークの面積又は強度を算出する。この操作を、各角度のX線吸収スペクトルに対して実施してから、上記式(2)を用いて、各角度のピーク面積又はピーク強度a(θi)を規格化する。今回の例では、式(2)は以下のようになる。この式に基づき、規格化後の各角度のピーク面積又はピーク強度A(θi)を算出する。
Figure 2017219438
次に、図3のように、角度θiに対してA(θi)をプロットし、得られたグラフにおいて、式(3)に基いてフィッティングを行った後、式(4)及び式(5)に基いて高分子の配向度(平均配向度)を算出する。配向度の値が小さいほど、高分子が配向していないことを示す。
また、式(3)中の「θi+d」は、高分子の配向角度(平均配向角度)を示す。
以上の手順により、高分子複合材料中の高分子の配向度を算出することができる。
本発明に適用できる高分子複合材料としては特に限定されず、従来公知のものが挙げられるが、例えば、1種類以上のジエン系ゴムを含むゴム材料、該ゴム材料と1種類以上の樹脂とが複合された複合材料を好適に使用できる。上記ジエン系ゴムとしては、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム(X−IIR)、スチレンイソプレンブタジエンゴム(SIBR)などの二重結合を有するポリマーが挙げられる。
上記樹脂としては特に限定されず、例えば、ゴム工業分野で汎用されているものが挙げられ、例えば、C5系脂肪族石油樹脂、シクロペンタジエン系石油樹脂などの石油樹脂が挙げられる。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
<試料1の作製>
(工程1)
下記に記載する配合内容に従い、硫黄及び加硫促進剤以外の材料を、充填率が58%になるように(株)神戸製鋼製の1.7Lバンバリーに充填し、80rpmで140℃に到達するまで混練し、混練物を得た。
(工程2)
得られた混練物に、硫黄及び加硫促進剤を配合して混練し、160℃で20分間加硫することにより、加硫ゴム組成物(試料1)を得た。
(配合)
天然ゴム(NR):TSR20(30質量部)
スチレンブタジエンゴム(SBR):日本ゼオン(株)製Nipol1502(70質量部)
カーボンブラック:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN351(NSA:71m/g)(30質量部)
シリカ:Degussa社製のUltrasil VN3(60質量部)
シランカップリング剤:Degussa社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)(3質量部)
オイル:(株)ジャパンエナジー製のプロセスX−140(10質量部)
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−1,3−ジメチルブチル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)(4質量部)
ワックス:日本精蝋(株)製のオゾエース0355(2.5質量部)
酸化亜鉛:東邦亜鉛(株)製の銀嶺R(3質量部)
ステアリン酸:日本油脂(株)製の椿(2質量部)
粉末硫黄:鶴見化学工業(株)製の5%オイル処理粉末硫黄(オイル分5質量%含む可溶性硫黄)(1.2質量部)
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーCZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)(1質量部)
<試料2の作製>
カーボンブラックを50質量部、シリカを30質量部、シランカップリング剤を1質量部とした点を除き、試料1と同様の条件で製造した。
<実施例>
NEXAFS手法を用いて、下記条件により、各試料のX線吸収スペクトルを測定し、上述の式(1)〜(5)を用いて、各試料中の高分子の配向度、角度(配向角度)を算出した。工程1後の試料については、測定前に、試料からガスが出なくなるまで真空引きを実施した。
(使用装置、測定条件)
NEXAFS:佐賀県立九州シンクロトロン光研究センターのBL12ビームライン付属のNEXAFS測定装置
輝度:5×1012(photons/s/mrad/mm/0.1%bw)
光子数:2×10(photons/s)
測定した光子エネルギー領域:275〜320eV
測定した試料の角度:0°、30°、60°、90°
<比較例>
X線回折法を用いて、各試料中の高分子の配向度、角度(配向角度)を算出した。測定は、試料を伸長させずに実施した。
Figure 2017219438
表1で示されているように、比較例では高分子の配向度、角度を算出できなかったが、実施例ではこれらを算出することができ、さらに、未加硫である工程1後の試料についても算出可能であった。実施例の結果から、工程1後、工程2後ともに試料1の配向度が大きいことが分かった。

Claims (4)

  1. 高輝度X線を高分子複合材料に照射し、X線エネルギーを変えながら測定されるX線吸収量に基づいて高分子の配向度を評価する、高分子複合材料中の高分子の配向度を評価する方法。
  2. 高輝度X線は、光子数が10(photons/s)以上、輝度が1010(photons/s/mrad/mm/0.1%bw)以上である請求項1記載の高分子複合材料中の高分子の配向度を評価する方法。
  3. 高輝度X線を用いて走査するエネルギー範囲が4000eV以下である請求項1又は2記載の高分子複合材料中の高分子の配向度を評価する方法。
  4. 高輝度X線を260〜400eVのエネルギー範囲で走査することによって得られる炭素核のK殻吸収端のX線吸収スペクトルを、試料の角度又はX線の偏光の角度を一定間隔で変えて測定し、
    得られた各角度のX線吸収スペクトルを、下記式(1)に基づいて規格化した後、波形分離を行って高分子の主鎖に対応するピークの面積又は強度を算出し、
    得られたピーク面積又はピーク強度を下記式(2)に基づいて規格化した後、θiに対してA(θi)をプロットし、
    得られたグラフにおいて、下記式(3)に基いてフィッティングを行った後、下記式(4)及び下記式(5)に基いて配向度を算出する請求項1〜3のいずれかに記載の高分子複合材料中の高分子の配向度を評価する方法。
    Figure 2017219438
    α:各角度の規格化定数
    Figure 2017219438
    θi:各角度
    a(θi):各角度のピーク面積又はピーク強度
    A(θi):規格化後の各角度のピーク面積又はピーク強度
    Figure 2017219438
    b、c、d:任意の定数
    Figure 2017219438
    Figure 2017219438
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