JP2017217837A - エンボスキャリアテープの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工精度が良好な凹陥部を形成するエンボスキャリアテープの製造方法を提供する。
【解決手段】 加熱した凸金型14と凹金型15との間に、テープ基材2を挟み込み熱を加える。凸金型14、凹金型15とのプレス加工によりテープ基材2に対し加熱を伴った絞り込みを行って凹陥部3を形成する。この場合に、凹陥部3の底部材料は押圧により凹陥部3の側面側に押し出され、凹陥部3の側面の厚みが若干厚くなり、側面は熱のよる可塑性のために精度良く成型される。
凹陥部3の形成後に凸金型14と凹金型15とをテープ基材2から抜き出すと、凹陥部3は直ちに空気と接触して冷却されて凹陥部3は固化される。
テープ基材2を巻き取りリール13で巻き取ることにより、数10個の凹陥部3が同時に形成され、長尺のエンボスキャリアテープが得られる。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子部品を収納して実装機に供給する合成樹脂製のエンボスキャリアテープの製造方法に関するものである。
微小な電子部品を実装機に供給する際には、電子部品を収容するための凹部が形成されたキャリアテープが用いられている。
キャリアテープとしては、以前から紙製のテープ基材の一部を打抜き加工により取り除いた後に、裏面にボトムテープを貼付して凹部を形成する方式のものが多用されている。しかし近年では、加工し易い、安価である等の理由から、合成樹脂製のテープ基材の一部を凹形に加工して、凹陥部を形成したエンボスキャリアテープが普及している。
この合成樹脂製のエンボスキャリアテープの製造は、例えば特許文献1に開示されているように、合成樹脂製のテープ基材に対し上下の金型により凹陥部を絞り込む冷間プレス加工による方法が一般的である。
特開2014−34184号公報
しかし、従来の方法による冷間プレス加工により形成した凹陥部は、垂直平面を有する金型でプレス加工しても寸法精度が悪く、特に凹陥部内の側面部の垂直性に問題があり、テープ基材に対して凹陥部の内側面部が稍々傾斜し、テーパ状に形成されることが免れない。
従って、例えば微小な電子部品をこの凹陥部内に収納した際に、凹陥部のテーパ状の側面部と電子部品との間の隙間が生じて、電子部品を所定の姿勢で配置することが困難であったり、凹陥部内で電子部品が動き易くなり、所定の配置で収納されても、振動や衝撃等により配置がずれてしまうことがある。このような場合には、この電子部品を例えばプリント基板等に実装する場合に、その能率を低下させることになる。
また、凹陥部の側面はテープ基材の極く一部が延伸されて形成されるので、側面が必要以上に薄くなり、部分的に白化したり、破れるなどの不具合が発生し易い。
本発明の目的は、上記課題を解消し、加工精度の高い凹陥部を形成し得る合成樹脂製のエンボスキャリアテープの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るエンボスキャリアテープの製造方法は、合成樹脂製のテープ基材を複数の凸金型と対となる複数の凹金型とを用いてプレス加工することにより、開口を有する複数の凹陥部を等間隔に前記テープ基材の表面に形成するエンボスキャリアテープの製造方法であって、一定長の前記テープ基材をリールから繰り出して前記凸金型と前記凹金型との間に位置決めする位置決め工程と、少なくとも前記凹金型をヒータにより加熱し、加熱した前記凹金型の頂面を前記テープ基材に接触させて前記凹陥部の側面部となる前記テープ基材を部分的に予熱して軟融する予熱工程と、軟融した前記テープ基材を前記凸金型と前記凹金型とによりプレス加工し、前記複数の凹陥部を形成する凹陥部形成工程と、前記凸金型と前記凹金型とを分離することにより、前記凹陥部を形成した前記テープ基材を前記凸金型と前記凹金型との間から抜き出し、前記凹陥部を空気により冷却して固化する冷却固化工程と、前記凹陥部を形成した前記テープ基材をリールで巻き取ることにより前記凸金型、前記凹金型との間から搬送する搬送工程と、から成ることを特徴とする。
本発明に係るエンボスキャリアテープの製造方法によれば、合成樹脂製のテープ基材を加熱しながらプレス加工をすることにより、加工精度の高い凹陥部を有するエンボスキャリアテープが得られる。また、テープ基材への加熱を段階的に行うことで、加熱すべき部位を好適に選択できる。
製造されたエンボスキャリアテープの斜視図である。 テープ基材を金型で加工する状態の説明図である。 金型の斜視図である。 位置決め工程の説明図である。 予熱工程の説明図である。 第2の予熱工程の説明図である。 凹陥部形成工程の説明図である。 凹金型を抜いた状態の説明図である。 冷却固化工程の説明図である。 凹陥部の拡大断面図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の方法により製造されたエンボスキャリアテープ1の斜視図である。エンボスキャリアテープ1は、例えば幅8mm、厚さ0.4〜0.15mmの長尺の合成樹脂製の帯状体をテープ基材2とし、長手方向に沿って等間隔に電子部品を収納するための表面に開口を有する多数個の凹陥部3、及び電子部品の収納時、取出時にエンボスキャリアテープ1の順次の繰り出しに使用される送り孔4が形成されている。
また、凹陥部3は1つの矩形状の底面部3aと、この底面部3aの各辺から立上って延在する4つの側面部3b〜3eとから成り、凹陥部3の大きさは、例えば縦2.0mm、横0.7mm、深さ1.0mmとされ、凹陥部3同士の間隔は例えば4mmとされている。
テープ基材2は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂から成る基材が好ましく、例えばポリスチレン、ポリプロピレン、フェノール樹脂等などの樹脂材が使用される。また、これらの樹脂材に有機導電性物質等の導電剤を添加したり、基材表面に帯電防止剤や導電性物質を塗布することで、帯電防止機能を備えるようすることもできる。更には、同じ材料や異なる材料を積層したものであってもよい。
テープ基材2をエンボスキャリアテープ1に加工するには、図2に示すように、先ず繰り出しリール11に巻回されているテープ基材2を、上下の金型12間に繰り出す。続いて、繰り出されたテープ基材2を金型12を動作させてプレス加工し、最後に得られたエンボスキャリアテープ1は巻き取りリール13に巻回される。
図3はテープ基材2を加工するための金型12である凸金型14、凹金型15の斜視図である。なお、図3(a)において、凸金型14は下方から見た状態を図示している。上方の金型である凸金型14は、テープ基材2に対して上側に配置し、凹陥部3を形成するに際し、テープ基材2に上方から押し込まれて凹陥部3の内側を形成する断面矩形状の角柱状とされている。
凸金型14は、矩形状の頂面14aと、この頂面14aから連続する4つの外側面14b〜14eとを有し、凹陥部3の底面部3a及び側面部3b〜3eの内面形状を規制する。頂面14aは平面であり、外側面14b〜14eは水平の頂面14aに対して垂直平面とされている。
図3(b)に示す下方の金型である凹金型15は凸金型14に対応し、テープ基材2に対して下側に配置される。凹金型15は凸金型14と共働して凹陥部3を形成する角筒状とされ、底面15aと、この底面15aから連続する4つの内側面15b〜15eとを有し、凹陥部3の底面部3a及び側面部3b〜3eの外面形状を規制する。
そして、内側面15b〜15eを構成する部分は肉厚とされ、その上部には四角枠状で平面の頂面15fが設けられている。なお、底面15aは凸金型14の頂面14aと対向する平面であり、内側面15b〜15eは水平の底面15aに対して垂直平面とされている。
これらの凸金型14と凹金型15は、一体の金属製のベース部16、17上にそれぞれ例えば数10個ずつ1列に配列されている。そして、ベース部16、17には、例えばニクロム線から成るヒータ18、19がそれぞれ内蔵されており、凸金型14、凹金型15はそれぞれ加熱されるようになっている。
凸金型14を凹金型15内に押し込むプレス加工の終了時の状態において、凸金型14の頂面14aと凹金型15の底面15aとは間隙を有し、その大きさは元々のテープ基材2の厚さよりも小さい、例えば2/3とされている。
また、凸金型14の外側面14b〜14eと凹金型15の内側面15b〜15eとの間隙についても、テープ基材2の厚みよりも小さくされている。更に、凹金型15の頂面15fとベース部16との間隙はテープ基材2の厚みよりも稍々小さくされている。
なお、ベース部16、17の図示しない駆動部とベース部16、17との間には、ヒータ18、19からの熱が伝導し難いように断熱用のセラミック材が適宜に介在されている。凸金型14、凹金型15の加熱温度は、使用するテープ基材2の軟融度、密度、厚み、凹陥部3の大きさにもよるが、温度センサを用いて例えば約160℃を維持するように制御されている。
本実施例の製造方法においては、先ず図4に示すように、位置決め工程として、間隔をおいて配置した凸金型14と凹金型15との間に、繰り出しリール11からテープ基材2を凹陥部3を形成すべき一定長の長さ分だけを繰り出して、所定位置で停止し位置決めをする。
次いで、予熱工程として、図5に示すように凹金型15を上昇させて、凹金型15の四角枠状の加熱された頂面15fをテープ基材2の裏面に接触させて、テープ基材2を予熱する。この接触により、テープ基材2はドットで示すような位置において部分的に加熱されて軟融する。
更に、第2の予熱工程として、図6に示すような凸金型14を下降して凸金型14の頂面14aをテープ基材2の表面に接触させる。この接触により、テープ基材2の底面部3aとなる部分がドットで示すように加熱されて軟融する。なお、凸金型14を加熱しない場合にはこの工程における凸金型14のテープ基材2への接触は不要である。また、凸金型14を加熱した場合においても、この図6の工程を省略することもできる。
続いて、凹陥部形成工程として、図7に示すように凸金型14を下降し、又は凹金型15を上昇し、又は凸金型14、凹金型15を共に動かして、凸金型14、凹金型15によるプレス加工を行う。これにより、テープ基材2の加熱部分を延伸して側面部3b〜3eに対する絞り込みを行うと共に、底面部3aを押圧して凹陥部3を形成する。
この場合に、凹金型15の頂面15fとベース部16との間で加熱され押圧されたテープ基材2の一部は、外側面14b〜14eと内側面15b〜15eとの間の側面部3b〜3e側に廻り込む。同時に、凸金型14の頂面14aと凹金型15の底面15a間の間隙は、テープ基材2の厚みよりも小さくなっているので、これらに挟まれた底面部3aのテープ基材2は押圧により側面部3b〜3e側に押し戻される。
プレス加工時にテープ基材2は加熱により軟融されているため、軟融したテープ基材2は塑性変形によって側面部3b〜3e側に押し出され、更に側面部3b〜3eは凸金型14の外側面14b〜14e、凹金型15の内側面15b〜15eにより加熱される。凸金型14の外側面14b〜14e、凹金型15の内側面15b〜15eが垂直平面として形成されているので、凹陥部3の内側面及び外側面はテープ基材2の表面に対して正確に垂直面状でかつ肉厚が均一な状態で成型される。
そして、凸金型14の頂面14aと凹金型15の底面15a間で加熱され押圧された底面部3aは、元々のテープ基材2の厚みよりも薄く、肉厚は均一となる。また、凹陥部3の周囲の凹金型15の頂面15fにより押圧されたテープ基材2の裏側部分には凹陥部3を取り巻く窪み3fが形成される。
その後に、図8に示すような凹金型15を下降してテープ基材2から分離する。次いで、冷却固化工程として、図9に示すように凸金型14を凹陥部3から抜き出せば、図10の拡大断面図に示すような凹陥部3が形成されたテープ基材2は、直ちに空気により冷却されて、凹陥部3は固化される。
そして、搬送工程として、テープ基材2を巻き取りリール13で巻き取る。これにより、図4〜図9における数秒間の1サイクルで、テープ基材2には正確な垂直平面を持つ側面部3b〜3eを有し、底面部3a及び側面部3b〜3eの肉厚が均一である数10個の凹陥部3が同時に形成される。このサイクルを繰り返すことにより、多数の凹陥部3を有する長尺のエンボスキャリアテープ1が得られる。
更に、送り出したテープ基材2の長さ分だけ、次に凹陥部3を形成するべきテープ基材2を、図4に示すように続けて金型12間に送り込む。なお、送り孔4の形成方法についての説明は省略しているが、この送り孔4は凹陥部3の形成前又は形成後に穿孔される。
電子部品を凹陥部3内に収納するには、巻き取りリール13に巻き取られたエンボスキャリアテープ1を巻き取りリール13から繰り出しながら行い、電子部品を収納したエンボスキャリアテープ1を再び別の巻き取りリールに巻き取って実装に使用される。
なお、実施例では凹金型15を下に配置し、凸金型14を上に配置して説明したが、凸金型14を下に配置し、凹金型15を上に配置するようにしてもよい。
また、凸金型14、凹金型15を共に加熱したが、凹金型15のみを加熱してもよい。この場合には、凹陥部3の側面部3b〜3eは内側から加熱しないので、加工精度が若干悪くなることも考えられ、更には底面部3aは十分に薄くできないこともある。
更に、底面部3a及び側面部3b〜3eの肉厚を均一に成形することで、凹陥部の肉厚の厚い部分と薄い部分とが存在する従来のキャリアテープに比べて、外部からの衝撃等により凹陥部3の破損し難い形状となっている。
また、実施例では、凹陥部3の4つの側面部3b〜3eの内面を垂直平面とすることを説明したが、凹陥部3の長辺側の側面部3b、3dのみを垂直平面として、他の短辺側の側面部3c、3eに対しては、さほどの加工精度を要しない場合もある。
本発明に係る方法は、金型を加熱してテープ基材2を軟融しながら加工するので、凹陥部3の形状に自由度があり、凹陥部3を矩形状ではなく、曲面などの若干複雑な形状にも対応することができる。
なお実施例では、1条のテープ基材2に対して凹陥部3を形成したが、幅広のテープ基材2に対して、格子状に多数の凹陥部3を同時に形成してから、スリッタによりテープ基材2を1条ずつに切離してエンボスキャリアテープ1を製造することもできる。
1 エンボスキャリアテープ
2 テープ基材
3 凹陥部
11 繰り出しリール
12 金型
13 巻き取りリール
14 凸金型
15 凹金型
16、17 ベース部
18、19 ヒータ
上記目的を達成するための本発明に係るエンボスキャリアテープの製造方法は、矩形状の頂面と該頂面から連続する4つの外側面とから成る角柱状で、第1のヒータにより加熱可能な複数の凸金型と、矩形状の底面から連続する4つの内側面から成る角筒状の凹部と該凹部を囲む四角枠状の頂面とを有し、第2のヒータにより加熱可能な複数の凹金型とにより、合成樹脂製のテープ基材をプレス加工することで、開口を有する複数の凹陥部を前記テープ基材に等間隔に形成するエンボスキャリアテープの製造方法であって、一定長の前記テープ基材をリールから繰り出して前記凸金型と前記凹金型との間に位置決めする位置決め工程と、前記第2のヒータにより加熱した前記凹金型の四角枠状の頂面を前記テープ基材に接触させて前記凹陥部の側面部となる前記テープ基材を部分的に予熱して軟融する第1の予熱工程と、該記第1の予熱工程による前記テープ基材の予熱中に、前記第1のヒータにより加熱した前記凸金型の矩形状の頂面を前記テープ基材に接触させて前記凹陥部の底部となる前記テープ基材を部分的に予熱し軟融する第2の予熱工程と、軟融した前記テープ基材を複数の前記凸金型と複数の前記凹金型とによりプレス加工することにより、前記凸金型の外側面と前記凹金型の内側面により、前記第1の予熱工程において予熱した前記テープ基材の表面に対して延伸により垂直面である前記凹陥部の側面部を形成すると共に、前記凸金型の頂面と前記凹金型の底面とにより、前記第2の予熱工程において予熱した前記テープ基材に対して前記凹陥部の底部を形成することによって、前記複数の凹陥部を形成する凹陥部形成工程と、前記凸金型と前記凹金型とを分離することにより、前記凹陥部を形成した前記テープ基材を前記凸金型と前記凹金型との間から抜き出し、前記凹陥部を空気により冷却して固化する冷却固化工程と、前記凹陥部を形成した前記テープ基材をリールで巻き取ることにより前記凸金型、前記凹金型との間から搬送する搬送工程と、から成ることを特徴とする。
次いで、第1の予熱工程として、図5に示すように凹金型15を上昇させて、凹金型15の四角枠状の加熱された頂面15fをテープ基材2の裏面に接触させて、テープ基材2を予熱する。この接触により、テープ基材2はドットで示すような位置において部分的に加熱されて軟融する。
更に、第2の予熱工程として、図6に示すような凸金型14を下降して凸金型14の頂面14aをテープ基材2の表面に接触させる。この接触により、テープ基材2の底面部3aとなる部分がドットで示すように加熱されて軟融する。

Claims (6)

  1. 合成樹脂製のテープ基材を複数の凸金型と対となる複数の凹金型とを用いてプレス加工することにより、開口を有する複数の凹陥部を等間隔に前記テープ基材の表面に形成するエンボスキャリアテープの製造方法であって、
    一定長の前記テープ基材をリールから繰り出して前記凸金型と前記凹金型との間に位置決めする位置決め工程と、
    少なくとも前記凹金型をヒータにより加熱し、加熱した前記凹金型の頂面を前記テープ基材に接触させて前記凹陥部の側面部となる前記テープ基材を部分的に予熱して軟融する予熱工程と、
    軟融した前記テープ基材を前記凸金型と前記凹金型とによりプレス加工し、前記複数の凹陥部を形成する凹陥部形成工程と、
    前記凸金型と前記凹金型とを分離することにより、前記凹陥部を形成した前記テープ基材を前記凸金型と前記凹金型との間から抜き出し、前記凹陥部を空気により冷却して固化する冷却固化工程と、
    前記凹陥部を形成した前記テープ基材をリールで巻き取ることにより前記凸金型、前記凹金型との間から搬送する搬送工程と、
    から成ることを特徴とするエンボスキャリアテープの製造方法。
  2. 前記凹陥部形成工程において、前記凹陥部の周囲の前記テープ基材の裏面に、前記凹金型の頂面による窪みを形成することを特徴とする請求項1に記載のエンボスキャリアテープの製造方法。
  3. 前記凹陥部形成工程において、前記凸金型の外側面は、前記凹陥部の側面部を前記テープ基材の表面に対して垂直面に形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のエンボスキャリアテープの製造方法。
  4. 前記凹陥部形成工程の終了時において、前記凸金型の頂面と前記凹金型の底面との間隙の大きさは前記テープ基材の厚さよりも小さくすることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のエンボスキャリアテープの製造方法。
  5. 前記ヒータは前記凸金型、前記凹金型にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のエンボスキャリアテープの製造方法。
  6. 前記予熱工程と前記凹陥部形成工程の間に、前記凸金型の頂面を前記テープ基材に接触させて前記凹陥部の底面となる前記テープ基材を部分的に予熱し軟融する第2の予熱工程を含むことを特徴とする請求項5に記載のエンボスキャリアテープの製造方法。
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