JP2017214178A - エレベーター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドレールに給油することができ、且つ給油のための装置を容易に設置することができるエレベーター装置を提供する。
【解決手段】エレベーター装置は、かご1、ガイドレール9、給油装置21、スイッチ13及び給油ケーブル22を備える。給油装置21は、潤滑油が溜められたタンク26と潤滑油の流路を開閉する弁装置28とを有する。スイッチ13は、かご1が上昇制限位置に達するとカム12に押されて変位するローラ15を有する。給油ケーブル22は、スイッチ13及び弁装置28に繋がれる。給油ケーブル22は、ローラ15が変位すると給油装置21からガイドレール9に潤滑油を供給させる。
【選択図】図3

Description

この発明は、エレベーター装置に関する。
特許文献1に、エレベーター装置が記載されている。特許文献1に記載されたエレベーター装置は、ガイドレールに給油するための給油装置を備える。給油装置は、ガイドレールの頂部に取り付けられる。かごに設けられた油塗布部が給油装置に下方から接触することにより、給油装置から油塗布部に潤滑油が供給される。
特開平8−133629号公報
特許文献1に記載されたエレベーター装置では、かごに設けられたカムがアップリミットスイッチに接触する際に油塗布部が給油装置に接触する。上記カムがアップリミットスイッチに接触すると、かごはそれ以上上方に移動することができない。このため、給油装置の設置位置が僅かでも上方にずれると、油塗布部は給油装置に接触しない。カムがアップリミットスイッチに接触する高さに合わせて給油装置を適切に配置しなければならず、設置作業が困難になるといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、ガイドレールに給油することができ、且つ給油のための装置を容易に設置することができるエレベーター装置を提供することである。
この発明に係るエレベーター装置は、カムを有するかごと、かごの移動を案内するガイドレールと、潤滑油が溜められたタンクと潤滑油の流路を開閉する弁装置とを有する給油装置と、かごが上昇制限位置に達するとカムに押されて変位するローラを有し、ローラが変位するとかごが上方に移動することを禁止するための禁止信号を出力する検出器と、検出器及び弁装置に繋がれ、ローラが変位すると給油装置からガイドレールに潤滑油を供給させる連動手段と、を備える。
この発明に係るエレベーター装置は、カムを有するかごと、かごの移動を案内するガイドレールと、潤滑油が溜められたタンクと潤滑油の流路を開閉する弁装置とを有する給油装置と、かごが下降制限位置に達するとカムに押されて変位するローラを有し、ローラが変位するとかごが下方に移動することを禁止するための禁止信号を出力する検出器と、検出器及び弁装置に繋がれ、ローラが変位すると給油装置からガイドレールに潤滑油を供給させる連動手段と、を備える。
この発明に係るエレベーター装置は、カムを有するかごと、かごが移動する方向とは反対の方向に移動するつり合いおもりと、つり合いおもりの移動を案内するガイドレールと、潤滑油が溜められたタンクと潤滑油の流路を開閉する弁装置とを有する給油装置と、かごが上昇制限位置に達するとカムに押されて変位するローラを有し、ローラが変位するとかごが上方に移動することを禁止するための禁止信号を出力する検出器と、検出器及び弁装置に繋がれ、ローラが変位すると給油装置からガイドレールに潤滑油を供給させる連動手段と、を備える。
この発明に係るエレベーター装置は、カムを有するかごと、かごが移動する方向とは反対の方向に移動するつり合いおもりと、つり合いおもりの移動を案内するガイドレールと、潤滑油が溜められたタンクと潤滑油の流路を開閉する弁装置とを有する給油装置と、かごが下降制限位置に達するとカムに押されて変位するローラを有し、ローラが変位するとかごが下方に移動することを禁止するための禁止信号を出力する検出器と、検出器及び弁装置に繋がれ、ローラが変位すると給油装置からガイドレールに潤滑油を供給させる連動手段と、を備える。
この発明に係るエレベーター装置であれば、ガイドレールに給油することができ、且つ給油のための装置を容易に設置することができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベーター装置の例を示す図である。 エレベーター装置の構成例を示す図である。 ガイドレールへの給油動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベーター装置の動作例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるエレベーター装置の他の例を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるエレベーター装置の例を示す図である。図2は、エレベーター装置の構成例を示す図である。エレベーター装置は、かご1及びつり合いおもり2を備える。かご1は、昇降路3を上下に移動する。つり合いおもり2は、昇降路3を上下に移動する。かご1及びつり合いおもり2は、主ロープ4によって昇降路3に吊り下げられる。かご1及びつり合いおもり2を吊り下げるためのローピングの方式は、図1に示す例に限定されない。
主ロープ4は、巻上機5の駆動綱車6に巻き掛けられる。巻上機5は、かご1を駆動するための装置である。巻上機5は、制御装置7によって制御される。即ち、制御装置7は、駆動綱車6の回転及び停止を制御する。図1は、巻上機5及び制御装置7が機械室8に設けられる例を示す。
駆動綱車6が回転すると、駆動綱車6が回転した方向に応じた方向に主ロープ4が移動する。主ロープ4が移動する方向に応じてかご1は上昇或いは下降する。かご1の移動は、ガイドレール9によって案内される。図1は、ガイドレール9が一対のレールを備える例を示す。かご1は、上記レールの間に配置される。
つり合いおもり2は、かご1が移動する方向とは反対の方向に移動する。つり合いおもり2の移動は、ガイドレール10によって案内される。図1は、ガイドレール10が一対のレールを備える例を示す。つり合いおもり2は、上記レールの間に配置される。
制御装置7は、乗場11の位置に合わせてかご1を停止させる。図1は、かご1が最上階の乗場11に停止した状態を示す。かご1は、カム12を備える。
昇降路3の頂部に、スイッチ13(検出器)及びスイッチ14が設けられる。スイッチ13は、ローラ15を備える。ローラ15は、かご1が上昇制限位置に達するとカム12に押されて変位する。上昇制限位置は、かご1の上昇を制限するための位置である。上昇制限位置は、最上階の乗場11の停止位置より上方に設定される。即ち、かご1が最上階の乗場11に停止してもカム12はローラ15に接触しない。例えば、上昇制限位置は、最上階の乗場11の停止位置より30mm上方に設定される。
かご1が上昇制限位置に達することによってローラ15がカム12に押されると、スイッチ13は禁止信号を出力する。スイッチ13から出力される禁止信号は、かご1がそれ以上上方に移動することを禁止するための信号である。スイッチ13から出力された禁止信号は、制御装置7に入力される。制御装置7は、スイッチ13から禁止信号を受信すると、かご1が上昇制限位置より上方に移動することを禁止する。なお、スイッチ13から禁止信号が出力されても、上昇制限位置からかご1を下方に移動させることは可能である。
スイッチ14は、ローラ16を備える。ローラ16は、かご1が第1走行制限位置に達するとカム12に押されて変位する。第1走行制限位置は、かご1の走行を制限するための位置である。第1走行制限位置は、上昇制限位置より上方に設定される。即ち、かご1が上昇制限位置に達してもカム12はローラ16に接触しない。
かご1が第1走行制限位置に達することによってローラ16がカム12に押されると、スイッチ14は禁止信号を出力する。スイッチ14から出力される禁止信号は、かご1の移動を禁止するための信号である。スイッチ14から出力された禁止信号は、制御装置7に入力される。制御装置7は、スイッチ14から禁止信号を受信すると、かご1が移動することを禁止する。
昇降路3の下部に、スイッチ17(検出器)及びスイッチ18が設けられる。スイッチ17は、ローラ19を備える。ローラ19は、かご1が下降制限位置に達するとカム12に押されて変位する。下降制限位置は、かご1の下降を制限するための位置である。下降制限位置は、最下階の乗場11の停止位置より下方に設定される。即ち、かご1が最下階の乗場11に停止してもカム12はローラ19に接触しない。例えば、下降制限位置は、最下階の乗場11の停止位置より30mm下方に設定される。
かご1が下降制限位置に達することによってローラ19がカム12に押されると、スイッチ17は禁止信号を出力する。スイッチ17から出力される禁止信号は、かご1がそれ以上下方に移動することを禁止するための信号である。スイッチ17から出力された禁止信号は、制御装置7に入力される。制御装置7は、スイッチ17から禁止信号を受信すると、かご1が下降制限位置より下方に移動することを禁止する。なお、スイッチ17から禁止信号が出力されても、下降制限位置からかご1を上方に移動させることは可能である。
スイッチ18は、ローラ20を備える。ローラ20は、かご1が第2走行制限位置に達するとカム12に押されて変位する。第2走行制限位置は、かご1の走行を制限するための位置である。第2走行制限位置は、下降制限位置より下方に設定される。即ち、かご1が下降制限位置に達してもカム12はローラ20に接触しない。
かご1が第2走行制限位置に達することによってローラ20がカム12に押されると、スイッチ18は禁止信号を出力する。スイッチ18から出力される禁止信号は、かご1の移動を禁止するための信号である。スイッチ18から出力された禁止信号は、制御装置7に入力される。制御装置7は、スイッチ18から禁止信号を受信すると、かご1が移動することを禁止する。
ガイドレール9の頂部に、ガイドレール9に潤滑油を供給するための給油装置21が設けられる。給油装置21は、給油ケーブル22によってスイッチ13と繋がれる。以下に、図3も参照し、スイッチ13、給油装置21及び給油ケーブル22の機能について詳しく説明する。図3は、ガイドレール9への給油動作を説明するための図である。
スイッチ13は、ローラ15の他に、例えば本体23及び支持腕24を備える。ローラ15は、支持腕24の一方の端部に回転可能に設けられる。支持腕24の中間部に軸25が設けられる。支持腕24は、軸25を介して本体23に回転可能に設けられる。本体23は、ローラ15が変位し、例えば支持腕24の回転角度が基準角度に達すると、制御装置7に禁止信号を出力する。支持腕24のもう一方の端部に給油ケーブル22の一方の端部が接続される。
給油装置21は、例えばタンク26、供給管27及び弁装置28を備える。
タンク26に潤滑油が溜められる。潤滑油は、ガイドレール9に供給するための油である。供給管27に供給口29が形成される。タンク26に溜められた潤滑油は、供給管27を通り、供給口29からガイドレール9に供給される。
弁装置28は、潤滑油が流れる流路30を開閉する。流路30は、タンク26の出口から供給口29に至る流路である。弁装置28は、例えば閉塞体31及び弾性体32を備える。
閉塞体31は、流路30を閉塞する位置及び開放する位置に配置される。閉塞体31に給油ケーブル22の他方の端部が接続される。弾性体32は、流路30が閉塞するように閉塞体31を押し付ける。弁装置28に外力が作用しなければ、閉塞体31が弾性体32に押し付けられることによって流路30が閉塞体31に塞がれる。かかる状態では、給油装置21からガイドレール9に潤滑油は供給されない。
給油ケーブル22は、給油装置21の弁装置28をスイッチ13のローラ15に連動させる手段の一例である。給油ケーブル22は、上述したように、スイッチ13と弁装置28とに繋がれる。図1及び図3に示す例では、弁装置28をローラ15に連動させるため、給油ケーブル22が複数の滑車33に巻き掛けられる。給油ケーブル22は、滑車33に巻き掛けられることによって方向転換される。
上記構成を有するエレベーター装置では、かご1が上昇制限位置に達すると、ローラ15がカム12に押されて図3のA方向に変位する。また、支持腕24が軸25を中心にA方向に回転することにより、給油ケーブル22が図3のB方向に引っ張られる。カム12がローラ15に接触していなければ、閉塞体31は、流路30を閉塞する位置に配置される。ローラ15がカム12に押されて変位することにより、閉塞体31は給油ケーブル22に引っ張られ、弾性体32の押し付け力に抗して変位する。図3に示す例であれば、閉塞体31は上方に移動し、流路30を開放する位置に配置される。流路30が開放されることにより、タンク26に溜められていた潤滑油が流路30を通り、供給口29からガイドレール9に供給される。
上記構成を有するエレベーター装置であれば、かご1を上昇制限位置に配置することによってガイドレール9に潤滑油を供給することができる。給油装置21にポンプ機構等を備える必要もない。また、弁装置28が給油ケーブル22によってローラ15に繋がれているため、ローラ15を変位させれば給油装置21からガイドレール9に潤滑油を供給することができる。カム12がローラ15に接触する位置に合わせて給油装置21の位置を微調整する必要はない。このため、給油装置21の設置を容易に行うことができる。
次に、図4も参照し、ガイドレール9に潤滑油を供給する動作について説明する。図4は、この発明の実施の形態1におけるエレベーター装置の動作例を示すフローチャートである。図4は、診断運転においてガイドレール9に潤滑油を供給する例を示す。
制御装置7は、例えば診断運転を開始するための開始条件が成立したか否かを判定する(S101)。診断運転は、エレベーター装置に発生した特定の異常を検出するための運転である。診断運転は、例えば定期的に行われる。診断運転の開始時刻が予め登録されている場合、制御装置7は、現在時刻が開始時刻になり且つかご1が無人であることが検出されると開始条件が成立したことを判定する。
制御装置7は、開始条件が成立すると、診断運転を開始する(S102)。診断運転では、異常を検出するための各種動作が行われる(S103)。例えば、制御装置7は、かご1を移動させて種々の信号を取得する。制御装置7は、例えば巻上機5のトルク信号を取得する。制御装置7は、例えばかご1に備えられたマイクから音声信号を取得する。制御装置7は、取得した信号を予め登録された基準値と比較する。制御装置7は、取得した信号が基準値を超えている場合に異常の発生を検出する。制御装置7は、異常の発生を複数のレベルで検出しても良い。かかる場合、制御装置7に、レベル毎の基準値が予め登録される。
制御装置7は、診断運転においてかご1を上昇制限位置に停止させる(S105)。かご1が上昇制限位置に配置されると、スイッチ13から禁止信号が出力される。スイッチ13から出力された禁止信号は制御装置7に入力される。制御装置7は、かご1を上昇制限位置に配置することにより、スイッチ13の動作確認を行う。
本実施の形態に示す例では、かご1が上昇制限位置に停止している間、給油装置21からガイドレール9に潤滑油が供給される。制御装置7は、かご1を上昇制限位置に停止させる時間を、検出された異常に応じて決定しても良い(S104)。例えば、制御装置7は、検出された異常のレベルが高いほど、かご1が上昇制限位置に長く停止するように停止時間を決定する。制御装置7は、検出された異常の種類に応じて、かご1を上昇制限位置に停止させる時間を決定しても良い。例えば、制御装置7は、かご1を上昇制限位置に停止させる時間を、5秒、10秒及び15秒といった複数の設定時間から選択しても良い。
制御装置7は、かご1を上昇制限位置に停止させる時間を決定すると、その決定した時間だけかご1を上昇制限位置に停止させる(S105)。これにより、給油装置21からガイドレール9に潤滑油が供給される。制御装置7は、S104で決定した時間だけかご1を上昇制限位置に停止させると、かご1を下降させて、例えば最上階の乗場11に停止させる。
制御装置7は、診断運転が終了すると通常運転を開始する(S106)。
図4に示す例であれば、ガイドレール9への潤滑油の供給を定期的に行うことができる。また、図4に示す例であれば、潤滑油の不足が原因の一つとして考えられる異常が検出された場合に、ガイドレール9に供給する潤滑油の量を多くするといった適切な制御を行うことが可能となる。なお、ガイドレール9に潤滑油を供給するタイミングは図4に示す例に限定されない。
エレベーター装置は、給油装置34を備えても良い。給油装置34は、ガイドレール10に潤滑油を供給するための装置である。給油装置34は、ガイドレール10の頂部に設けられる。給油装置34の構成は、給油装置21の構成と基本的に同じである。給油装置34は、給油ケーブル35によってスイッチ13と繋がれる。給油ケーブル35の給油装置34に対する機能は、給油ケーブル22の給油装置21に対する機能と基本的に同じである。給油ケーブル35は、例えば給油ケーブル22が接続されている支持腕24の端部に一方の端部が接続される。
給油装置34は、例えばタンク、供給管及び弁装置を備える。給油装置34に備えられたタンク、供給管及び弁装置の各機能は、給油装置21に備えられたタンク26、供給管27及び弁装置28の各機能と同様である。例えば、タンクに潤滑油が溜められる。タンクに溜められた潤滑油は、供給管を通り、供給管に形成された供給口からガイドレール10に供給される。
弁装置は、潤滑油が流れる流路を開閉する。弁装置は、例えば閉塞体及び弾性体を備える。給油装置34の弁装置に備えられた閉塞体及び弾性体の各機能は、給油装置21の弁装置に備えられた閉塞体31及び弾性体32の各機能と同様である。例えば、閉塞体に給油ケーブル35の他方の端部が接続される。弾性体は、流路が閉塞するように閉塞体を押し付ける。給油ケーブル35は、給油装置34の弁装置をスイッチ13のローラ15に連動させる手段の一例である。ローラ15がカム12に押されて変位することにより、給油装置34の閉塞体は給油ケーブル35に引っ張られ、弾性体の押し付け力に抗して変位する。これによって流路が開放され、タンクに溜められていた潤滑油がガイドレール10に供給される。
エレベーター装置は、給油装置21を備えずに給油装置34のみを備えても良い。
図5は、この発明の実施の形態1におけるエレベーター装置の他の例を示す図である。図5は、エレベーター装置に機械室8が備えられていない例を示す。巻上機5及び制御装置7は、例えば昇降路3の頂部に配置される。例えば、巻上機5は、昇降路3の頂部に設けられた支持体36に支持される。
巻上機5が昇降路3の頂部に配置される場合、給油装置21は、例えば巻上機5或いは支持体36に設けられる。図5は、給油装置21が巻上機5の側面に固定される例を示す。また、図5は、給油装置21がガイドレール9に延びる供給管27aとガイドレール10に延びる供給管27bとを備える例を示す。即ち、図5に示す例では、ローラ15がカム12に押されて変位すると、ガイドレール9及びガイドレール10の双方に対して給油装置21から潤滑油が供給される。
なお、給油装置21は、供給管27bを備えずに供給管27aのみを備えても良い。給油装置21は、供給管27aを備えずに供給管27bのみを備えても良い。即ち、給油装置21からガイドレール9のみに潤滑油を供給しても良いし、ガイドレール10のみに潤滑油を供給しても良い。
本実施の形態では、かご1が上昇制限位置に配置されている際に潤滑油の供給を行う例について説明した。これは一例である。潤滑油の供給は、かご1が下降制限位置に配置されている際に行っても良い。
例えば、図1に示す例において、給油装置21は給油ケーブル22によってスイッチ17と繋がれる。かかる場合、給油ケーブル22は、給油装置21の弁装置28をスイッチ17のローラ19に連動させる手段の一例である。例えば、ローラ19が回転可能に設けられたスイッチ17の支持腕の端部に、給油ケーブル22の一方の端部が接続される。
このような構成を有するエレベーター装置では、かご1が下降制限位置に達すると、ローラ19がカム12に押されて変位する。ローラ19がカム12に押されて変位することにより、閉塞体31は給油ケーブル22に引っ張られ、弾性体32の押し付け力に抗して変位する。これによって流路30が開放され、タンク26に溜められていた潤滑油が流路30を通り、供給口29からガイドレール9に供給される。
エレベーター装置がこのような構成を有する場合、制御装置7は、かご1を下降制限位置に停止させる時間を、検出された異常に応じて決定しても良い。制御装置7は、S105において、S104で決定した時間だけかご1を下降制限位置に停止させる。かご1が下降制限位置に停止している間、給油装置21からガイドレール9に潤滑油が供給される。制御装置7は、S104で決定した時間だけかご1を下降制限位置に停止させると、かご1を上昇させて、例えば最下階の乗場11に停止させる。
なお、図1に示す例において、給油装置34の弁装置を給油ケーブル35によってスイッチ17のローラ19に繋いでも良い。また、図5に示す例において、給油装置21の弁装置28を給油ケーブル22によってスイッチ17のローラ19に繋いでも良い。
制御装置7は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ37とメモリ38とを含む処理回路を備える。制御装置7は、メモリ38に記憶されたプログラムをプロセッサ37によって実行することにより、上述した各機能を実現する。制御装置7が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現しても良い。
1 かご、 2 つり合いおもり、 3 昇降路、 4 主ロープ、 5 巻上機、 6 駆動綱車、 7 制御装置、 8 機械室、 9 ガイドレール、 10 ガイドレール、 11 乗場、 12 カム、 13 スイッチ、 14 スイッチ、 15 ローラ、 16 ローラ、 17 スイッチ、 18 スイッチ、 19 ローラ、 20 ローラ、 21 給油装置、 22 給油ケーブル、 23 本体、 24 支持腕、 25 軸、 26 タンク、 27 供給管、 28 弁装置、 29 供給口、 30 流路、 31 閉塞体、 32 弾性体、 33 滑車、 34 給油装置、 35 給油ケーブル、 36 支持体、 37 プロセッサ、 38 メモリ

Claims (10)

  1. カムを有するかごと、
    前記かごの移動を案内するガイドレールと、
    潤滑油が溜められたタンクと潤滑油の流路を開閉する弁装置とを有する給油装置と、
    前記かごが上昇制限位置に達すると前記カムに押されて変位するローラを有し、前記ローラが変位すると前記かごが上方に移動することを禁止するための禁止信号を出力する検出器と、
    前記検出器及び前記弁装置に繋がれ、前記ローラが変位すると前記給油装置から前記ガイドレールに潤滑油を供給させる連動手段と、
    を備えたエレベーター装置。
  2. 特定の異常を検出するための診断運転を行う制御装置を更に備え、
    前記給油装置は、前記かごが前記上昇制限位置に停止している間、前記ガイドレールに潤滑油を供給し、
    前記制御装置は、検出された異常に応じて、前記かごを前記上昇制限位置に停止させる時間を決定する
    請求項1に記載のエレベーター装置。
  3. カムを有するかごと、
    前記かごの移動を案内するガイドレールと、
    潤滑油が溜められたタンクと潤滑油の流路を開閉する弁装置とを有する給油装置と、
    前記かごが下降制限位置に達すると前記カムに押されて変位するローラを有し、前記ローラが変位すると前記かごが下方に移動することを禁止するための禁止信号を出力する検出器と、
    前記検出器及び前記弁装置に繋がれ、前記ローラが変位すると前記給油装置から前記ガイドレールに潤滑油を供給させる連動手段と、
    を備えたエレベーター装置。
  4. 特定の異常を検出するための診断運転を行う制御装置を更に備え、
    前記給油装置は、前記かごが前記下降制限位置に停止している間、前記ガイドレールに潤滑油を供給し、
    前記制御装置は、検出された異常に応じて、前記かごを前記下降制限位置に停止させる時間を決定する
    請求項3に記載のエレベーター装置。
  5. 前記検出器は、
    前記ローラが変位すると禁止信号を出力する本体と、
    前記本体に回転可能に設けられ、前記ローラが設けられた支持腕と、
    を備え、
    前記連動手段は前記支持腕に接続された請求項1から請求項4の何れか一項に記載のエレベーター装置。
  6. 前記弁装置は、
    前記連動手段が接続された閉塞体と、
    前記流路が閉塞されるように前記閉塞体を押し付ける弾性体と、
    を備え、
    前記閉塞体は、前記ローラが変位することによって前記連動手段に引っ張られ、前記弾性体の押し付け力に抗して変位する請求項1から請求項5の何れか一項に記載のエレベーター装置。
  7. 前記かごが移動する方向とは反対の方向に移動するつり合いおもりと、
    前記つり合いおもりの移動を案内する第2ガイドレールと、
    を更に備え、
    前記給油装置は、前記ローラが変位すると前記第2ガイドレールに潤滑油を供給する請求項1から請求項6の何れか一項に記載のエレベーター装置。
  8. 昇降路の頂部に配置され、前記かごを駆動する巻上機と、
    前記巻上機を支持する支持体と、
    を更に備え、
    前記給油装置は、前記巻上機又は前記支持体に設けられた請求項1から請求項7の何れか一項に記載のエレベーター装置。
  9. カムを有するかごと、
    前記かごが移動する方向とは反対の方向に移動するつり合いおもりと、
    前記つり合いおもりの移動を案内するガイドレールと、
    潤滑油が溜められたタンクと潤滑油の流路を開閉する弁装置とを有する給油装置と、
    前記かごが上昇制限位置に達すると前記カムに押されて変位するローラを有し、前記ローラが変位すると前記かごが上方に移動することを禁止するための禁止信号を出力する検出器と、
    前記検出器及び前記弁装置に繋がれ、前記ローラが変位すると前記給油装置から前記ガイドレールに潤滑油を供給させる連動手段と、
    を備えたエレベーター装置。
  10. カムを有するかごと、
    前記かごが移動する方向とは反対の方向に移動するつり合いおもりと、
    前記つり合いおもりの移動を案内するガイドレールと、
    潤滑油が溜められたタンクと潤滑油の流路を開閉する弁装置とを有する給油装置と、
    前記かごが下降制限位置に達すると前記カムに押されて変位するローラを有し、前記ローラが変位すると前記かごが下方に移動することを禁止するための禁止信号を出力する検出器と、
    前記検出器及び前記弁装置に繋がれ、前記ローラが変位すると前記給油装置から前記ガイドレールに潤滑油を供給させる連動手段と、
    を備えたエレベーター装置。
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