JP2017207676A - カラーフィルタ材料用着色組成物、カラーフィルタ材料用着色硬化膜、カラーフィルタ、表示素子及び受光素子 - Google Patents
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Abstract
Description
即ち、本発明は、(A)着色剤、(B)バインダー樹脂及び(C)重合性化合物を含有するカラーフィルタ材料用着色組成物であって、(A)着色剤が下記式(1)で表される化合物(以下、「特定着色剤」とも称する。)を含む、カラーフィルタ材料用着色組成物を提供するものである。
nは1以上の整数を示し、
R1およびR2は、相互に独立に、水素原子、1価の有機基又はシアノ基を示し、nが2以上の整数の場合、複数存在するR1およびR2は、同一でも異なっていてもよく、
R11、R12およびR21は、相互に独立に、1価の有機基を示す。
但し、
nが1の場合、R1およびR11が一緒になって環構造を形成してもよく、R2およびR21が一緒になって環構造を形成してもよく、
nが2以上の整数の場合、複数存在するR1の一つとR11が一緒になって環構造を形成してもよく、複数存在するR1の一つと複数存在するR2の一つが一緒になって環構造を形成してもよい。〕
また本発明は、特定着色剤を含むカラーフィルタ材料用着色硬化膜、並びに、当該着色硬化膜を具備するカラーフィルタ、表示素子及び受光素子を提供するものである。
着色組成物
以下、本発明の着色組成物の構成成分について詳細に説明する。
−(A)着色剤−
本発明の着色組成物は、(A)着色剤として特定着色剤を含む。
炭素原子若しくは水素原子以外の原子を含む連結基としては、−O−、−S−、−CO−、−NRb−(Rbは水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を示す。)、−SO2−等を挙げることができる。
式(1)で表される化合物は、下記式(2)で表される化合物であることがより好ましい。
R2、R12およびR21は、式(1)におけるR2、R12およびR21と同義であり、
mは1以上の整数を示し、
R3およびR4は、相互に独立に、水素原子又は1価の有機基を示し、mが2以上の整数の場合、複数存在するR3およびR2は、同一でも異なっていてもよく、
環Z1は、含窒素複素環を示す。〕
mは1以上の整数を示し、1〜2が好ましく、1がより好ましい。
R3およびR4における1価の有機基としては、R1、R2、R11、R12およびR21における1価の有機基と同様のものを挙げることができる。
環Z1における含窒素複素環は、単環式複素環であってもよいし、多環式複素環であってもよい。また、不飽和環でも飽和環でもよい。更に、異種のヘテロ原子(例えば、酸素原子、硫黄原子)を環内に有していてもよい。このような含窒素複素環としては、例えば、ピロリジン環、ピラゾリン環、モルホリン環、チオモルホリン環、ピペリジン環、ピペラジン環、ホモピペラジン環、テトラヒドロピリミジン環等の含窒素脂環式複素環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、キノリン環、イソキノリン環、フタラジン環、キノキサリン環、イミダゾール環、ピラゾール環、トリアゾール環、テトラゾール環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、オキサゾール環、インドール環、インダゾール環、ベンゾイミダゾール環、ナフトピロリジン環、ベンゾオキサゾール環、フタルイミド環等の含窒素芳香族複素環を挙げることができる。中でも、含窒素芳香族複素環が好ましく、ナフトピロリジン環がより好ましい。
式(1)で表される化合物としては、下記式(3)で表される化合物がより好ましい。
m、R2〜R4、R12およびR21は、式(1)におけるm、R2〜R4、R12およびR21と同義であり、
Q1は−CR13R14−、=CR13−、−NR15−、=N−、−O−及び−S−よりなる群から選ばれる連結基、又は、前記連結基を組み合わせてなる2価の基を示し、
R13〜R15は、相互に独立に、水素原子又は1価の有機基を示し、
環Z2は、芳香環又は複素環を示す。〕
R13〜R15における1価の有機基としては、R1、R2、R3、R4、R11、R12およびR21における1価の有機基と同様のものを挙げることができる。
環Z2における芳香環としては1〜3環式のアリール環が好ましく、例えばベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、アセナフチレン環、フルオレン環、アズレン環等を挙げることができ、ナフタレン環が好ましい。また環Z2における複素環としては、前述と同様のものを挙げることができる。
C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド224、C.I.ピグメントレッド242、C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメントレッド264、C.I.ピグメントレッド279等の赤色顔料;
C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントグリーン58、C.I.ピグメントグリーン59等の緑色顔料;
C.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー79、C.I.ピグメントブルー80等の青色顔料;
C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー129、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントイエロー179、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグメントイエロー211、C.I.ピグメントイエロー215等の黄色顔料;
C.I.ピグメントオレンジ38等の橙色顔料;
C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントバイオレット23等の紫色顔料。
本発明のバインダー樹脂は特に限定されるものではないが、カルボキシル基、フェノール性水酸基等の酸性官能基を有する樹脂であることが好ましい。中でも、カルボキシル基を有する重合体(以下、「カルボキシル基含有重合体」とも称する。)が好ましく、例えば、1個以上のカルボキシル基を有するエチレン性不飽和単量体(以下、「不飽和単量体(b1)」とも称する。)と他の共重合可能なエチレン性不飽和単量体(以下、「不飽和単量体(b2)」とも称する。)との共重合体を挙げることができる。バインダー樹脂は、1種又は2種以上を混合して使用することができる。
N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドの如きN−置換マレイミド;
スチレン、α−メチルスチレン、p−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシ−α−メチルスチレン、p−ビニルベンジルグリシジルエーテル、アセナフチレンの如き芳香族ビニル化合物;
ポリスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリ−n−ブチル(メタ)アクリレート、ポリシロキサンの如き重合体分子鎖の末端にモノ(メタ)アクリロイル基を有するマクロモノマー等を挙げることができる。
本発明において重合性化合物とは、2個以上の重合可能な基を有する化合物をいう。重合可能な基としては、例えば、エチレン性不飽和基、オキシラニル基、オキセタニル基、N−アルコキシメチルアミノ基等を挙げることができる。本発明において、(C)重合性化合物としては、2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物、又は2個以上のN−アルコキシメチルアミノ基を有する化合物が好ましい。(C)重合性化合物は、1種又は2種以上を混合して使用することができる。
本発明の着色組成物には、光重合開始剤を含有することができる。これにより、着色組成物に感放射線性を付与することができる。本発明に用いる光重合開始剤は、可視光線、紫外線、遠紫外線、電子線、X線等の放射線の露光により、(C)重合性化合物の重合を開始しうる活性種を発生する化合物である。光重合開始剤は、1種又は2種以上を混合して使用することができる。
本発明の着色組成物は、上記(A)〜(C)成分、並びに任意的に加えられる他の成分を含有するものであるが、通常、有機溶媒を配合して液状組成物として調製される。
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル;
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノール、イソブタノール、t−ブタノール、オクタノール、2−エチルヘキサノール、シクロヘキサノール等の(シクロ)アルキルアルコール;
ジアセトンアルコール等のケトアルコール;
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の環状エーテル;
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン等のケトン;
プロピレングリコールジアセテート、1,3−ブチレングリコールジアセテート、1,6−ヘキサンジオールジアセテート等のジアセテート;
3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート等のアルコキシカルボン酸エステル;
酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸i−ブチル、ぎ酸n−アミル、酢酸i−アミル、プロピオン酸n−ブチル、酪酸エチル、酪酸n−プロピル、酪酸i−プロピル、酪酸n−ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸n−プロピル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、2−オキソブタン酸エチル等の脂肪酸アルキルエステル;
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド又はラクタム等を挙げることができる。
本発明の着色組成物は、必要に応じて、種々の添加剤を含有することもできる。
本発明の着色組成物は、適宜の方法により調製することができ、その調製方法としては、例えば、(A)〜(C)成分を、溶媒や任意的に加えられる他の成分と共に、混合することにより調製することができる。(A)着色剤が顔料を含む場合、顔料を溶媒中、分散剤の存在下で、場合により(B)バインダー樹脂の一部と共に、例えばビーズミル、ロールミル等を用いて、粉砕しつつ混合・分散して顔料分散液とし、次いで、この顔料分散液に、(C)成分と、必要に応じて光重合開始剤、更に追加の(B)バインダー樹脂、溶媒並びに他の成分を添加し、混合することにより調製する方法が好ましい。
本発明の着色硬化膜は着色剤として特定着色剤を含むものであるが、本発明の着色組成物を用いて形成することができる。以下、カラーフィルタに用いられる着色硬化膜及びその形成方法について説明する。
本発明のカラーフィルタは、本発明の着色硬化膜を具備するものである。具体的には、カラーフィルタに用いられる各色画素、ブラックマトリックス、ブラックスペーサー等の部材として本発明の着色硬化膜を具備するものであれば良い。
本発明の表示素子は、本発明の着色硬化膜を具備するものである。表示素子としては、カラー液晶表示素子、有機EL表示素子、電子ペーパー等を挙げることができる。
本発明の受光素子は、本発明の着色硬化膜を具備するものである。
本発明の受光素子は適宜の構造を採り得るが、例えば、本発明の着色硬化膜を固体撮像素子を構成するカラーフィルタとし、それをフォトダイオードと組み合わせることで、固体撮像素子等の撮像素子を構成することができる。また、本発明の着色硬化膜を赤外光透過フィルタとして使用し、それをフォトダイオードと組み合わせることで、赤外光検出用画素を構成することができる。
調製例1
着色剤としてC.I.ピグメントグリーン58を15質量部、分散剤としてBYK−LPN21116(ビックケミー(BYK)社製)12.5質量部(固形分濃度=40質量%)、溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート72.5質量部を用いて、ビーズミルにより処理したのち、孔径0.5μmのミリポアフィルタで濾過することによって、顔料分散液(a−1)を調製した。
合成例1
冷却管と攪拌機を備えたフラスコに、p−ビニルベンジルグリシジルエーテル44質量部、N−フェニルマレイミド40質量部、ベンジルメタクリレート16質量部をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート300質量部に溶解し、さらに2,2’−アゾビスイソブチロニトリル8質量部及び2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン8質量部を仕込んで、窒素置換した。その後、ゆるやかに攪拌しつつ、窒素バブリングしながら反応溶液を80℃に昇温し、この温度を保持して5時間重合した。
次いで、この反応溶液にメタクリル酸17質量部、p−メトキシフェノール0.5質量部及びテトラブチルアンモニウムブロマイド4.4質量部を添加し、120℃の温度で9時間反応を行った。さらに、無水コハク酸18.5質量部を添加し、100℃の温度で6時間反応を行った後、反応溶液温度を85℃に保持したまま2回水洗し、減圧濃縮を行うことにより、バインダー樹脂溶液(固形分濃度=33質量%)を得た。得られたバインダー樹脂は、Mw=7,800、Mn=5,000であった。このバインダー樹脂溶液を「バインダー樹脂(B1)溶液」とする。
着色剤として前記式(A−1)で表される化合物10質量部と、溶媒として乳酸エチル90質量部とを混合し、孔径0.5μmのミリポアフィルタで濾過することにより、着色剤溶液(A−1)を調製した。
次に、顔料分散液(a−1)32.7質量部、着色剤溶液(A−1)22.0質量部、バインダー樹脂としてバインダー樹脂(B1)溶液12.2質量部、重合性化合物として東亞合成株式会社製M−402(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとジペンタエリスリトールペンタアクリレートの混合物)6.0質量部、光重合開始剤として2,2'−ビス(2−クロロフェニル)−4,4',5,5'−テトラフェニル−1,2'−ビイミダゾール(保土谷化学社製)1.2質量部と2−メルカプトベンゾチアゾール(東京化成社製)0.4質量部、フッ素系界面活性剤としてDIC社製メガファックF−554を0.04質量部及び溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを混合した。次いで孔径0.5μmのミリポアフィルタで濾過することにより、固形分濃度20質量%の着色組成物を調製した。
着色組成物を、ナトリウムイオンの溶出を防止するSiO2膜が表面に形成されたソーダガラス基板上に、スピンコーターを用いて塗布した後、90℃のホットプレートで2分間プレベークを行って、膜厚2.5μmの塗膜を形成した。次いで、この基板を室温に冷却したのち、高圧水銀ランプを用い、フォトマスクを介して、塗膜に365nm、405nm及び436nmの各波長を含む放射線を400J/m2の露光量で露光した。その後、この基板に対して、23℃の0.04質量%水酸化カリウム水溶液からなる現像液を現像圧1kgf/cm2(ノズル径1mm)で吐出することにより、90秒間シャワー現像を行った。その後、この基板を超純水で洗浄し、風乾した後、更に200℃のクリーンオーブン内で30分間ポストベークを行うことにより、基板上にドットパターンを形成した。得られたドットパターンについて、カラーアナライザー(大塚電子(株)製MCPD2000)を用い、C光源、2度視野にて、CIE表色系における色度座標値(x,y)及び刺激値(Y)を測定した。
実施例1において、着色剤として式(A−1)で表される化合物に代えて表1に記載の化合物を用いた以外は実施例1と同様にして着色剤溶液および着色組成物を調製した。次いで、得られた着色組成物を用いて実施例1と同様にして耐熱性の評価を行った。結果を表1に示す。なお、比較例1で用いた化合物(A−10)は後掲の通りである。
Claims (8)
- (A)着色剤、(B)バインダー樹脂及び(C)重合性化合物を含有するカラーフィルタ材料用着色組成物であって、
(A)着色剤が下記式(1)で表される化合物を含む、カラーフィルタ材料用着色組成物。
〔式(1)において、
nは1以上の整数を示し、
R1およびR2は、相互に独立に、水素原子、1価の有機基又はシアノ基を示し、nが2以上の整数の場合、複数存在するR1およびR2は、同一でも異なっていてもよく、
R11、R12およびR21は、相互に独立に、1価の有機基を示す。
但し、
nが1の場合、R1およびR11が一緒になって環構造を形成してもよく、R2およびR21が一緒になって環構造を形成してもよく、
nが2以上の整数の場合、複数存在するR1の一つとR11が一緒になって環構造を形成してもよく、複数存在するR1の一つと複数存在するR2の一つが一緒になって環構造を形成してもよい。〕 - 式(1)で表される化合物が、下記式(2)で表される化合物である、請求項1に記載のカラーフィルタ材料用着色組成物。
〔式(2)において、
R2、R12およびR21は、式(1)におけるR2、R12およびR21と同義であり、
mは1以上の整数を示し、
R3およびR4は、相互に独立に、水素原子又は1価の有機基を示し、mが2以上の整数の場合、複数存在するR3およびR2は、同一でも異なっていてもよく、
環Z1は、含窒素複素環を示す。〕 - 式(1)で表される化合物が、下記式(3)で表される化合物である、請求項1又は2に記載のカラーフィルタ材料用着色組成物。
〔式(3)において、
m、R2〜R4、R12およびR21は、式(1)におけるm、R2〜R4、R12およびR21と同義であり、
Q1は−CR13R14−、=CR13−、−NR15−、=N−、−O−及び−S−よりなる群から選ばれる連結基、又は、前記連結基を組み合わせてなる2価の基を示し、
R13〜R15は、相互に独立に、水素原子又は1価の有機基を示し、
環Z2は、芳香環又は複素環を示す。〕 - R21が、−OR22(R22は置換基として重合性不飽和基を有する炭化水素基を示す。)である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のカラーフィルタ材料用着色組成物。
- 下記式(1)で表される化合物を含む、カラーフィルタ材料用着色硬化膜。
〔式(1)において、
nは1以上の整数を示し、
R1およびR2は、相互に独立に、水素原子、1価の有機基又はシアノ基を示し、nが2以上の整数の場合、複数存在するR1およびR2は、同一でも異なっていてもよく、
R11、R12およびR21は、相互に独立に、1価の有機基を示す。
但し、
nが1の場合、R1およびR11が一緒になって環構造を形成してもよく、R2およびR21が一緒になって環構造を形成してもよく、
nが2以上の整数の場合、複数存在するR1の一つとR11が一緒になって環構造を形成してもよく、複数存在するR1の一つと複数存在するR2の一つが一緒になって環構造を形成してもよい。〕 - 請求項5に記載のカラーフィルタ材料用着色硬化膜を具備するカラーフィルタ。
- 請求項5に記載のカラーフィルタ材料用着色硬化膜を具備する表示素子。
- 請求項5に記載のカラーフィルタ材料用着色硬化膜を具備する受光素子。
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