JP2017206065A - 作用形態を多様化できるホイールドーリー - Google Patents
作用形態を多様化できるホイールドーリー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017206065A JP2017206065A JP2016098231A JP2016098231A JP2017206065A JP 2017206065 A JP2017206065 A JP 2017206065A JP 2016098231 A JP2016098231 A JP 2016098231A JP 2016098231 A JP2016098231 A JP 2016098231A JP 2017206065 A JP2017206065 A JP 2017206065A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- tire
- guard
- rack arm
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims abstract description 5
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 17
- 230000008093 supporting effect Effects 0.000 abstract description 19
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 42
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 18
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 18
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 12
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 8
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000007429 general method Methods 0.000 description 2
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
Images
Landscapes
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Handcart (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の作用形態を多様化できるホイールドーリーは、移動自在に構成された基台1と、この基台1に昇降自在に支持される昇降支持台2とを具え、この昇降支持台2は、基台1に対し平面視で回転自在に設けられ、更に昇降支持台2には、車輪W支承用のラックアーム25が一対平行に設けられるとともに、この一対のラックアーム25により形成される支承空間S2に、立ち上がり状にタイヤガード3が設けられ、且つ、このタイヤガード3はラックアーム25の長手方向に添って移動自在に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
因みに法定されているいわゆる車検整備では、ブレーキ回りの保守点検と整備は不可欠であり、このための作業にあたっては、例えば前後計四輪の車輪をすべて外して各車輪毎に一台ずつ、即ち四台のホイールドーリーを用意し、これに移載する方法が一般的である。
このものは、移動自在の基台と、これをほぼ平面投影状で覆うような状態で基台に対し、昇降自在で且つ回動自在に設けられる昇降支持台とを有し、この昇降支持台に車輪を支持する一対の並行配置されたラックアームを設け、ラックアームの作業者側寄りにシングルタイヤをもたれ掛けさせるためのガード部を固定的に設けているものである。
このような支承用架台装置は、車輌整備作業の現場では、使い易さが優れていることから、好評裏に使用されている。
即ち現行装置は、ダブルタイヤタイプの車輪の場合、ハブ付き一体取り外しを前提にこれを一組支承搭載し、一方、シングルタイヤタイプの車輪の場合は傾倒支持を前提に一輪のみ支承する構成となっている。
因みにシングルタイヤの場合、ダブルタイヤ一組分のスペースがあれば、二輪支承できるかに思えるが、現実には傾倒支持することから、実質求められるスペースはダブルタイヤ相当分に近いスペースを要し、結果的に現行シングルタイヤでもホイールドーリー一基で一本のタイヤを支承するような使い方となっている。
このような作業手法では、現行のホイールドドーリーを用いると、従来はハブに組んだままの後輪ダブルタイヤが一基のホイールドーリーで支承できたものが、ホイール付きタイヤ二本に分かれることによって二台必要となってしまう。このようなことから、たとえダブルタイヤが一本毎に分かれた状態で取り外された場合であっても、一基のホイールドーリーでこれらを受け取ることができるようなホイールドーリーが求められる状況が生じてきた。
そしてこれら各請求項記載の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
一方、タイヤガードをラックアーム長手方向中央または中央近くに設置したときには、タイヤガードを挟んで前後に車輪支承スペースが確保でき、ダブルタイヤを一本毎分けて取り外したときでも、計二輪のタイヤが一台のホイールドーリーで安定よく支承される。
まずこのものの使用状態の概要を説明すると、ホイールドーリーCは例えば図1に示すように、車輌整備工場に入庫した車輌Vの車輪周りの整備を行う場合に用いられるものであり、整備にあたって脱着される車輪Wを支承し、更には車軸まわりを整備する際に、取り外した車輪Wが作業の支承にならないようにこれを移動させるものである。
一方、シリンダ外筒を利用した前記ポストフレーム12は作動油のポンピングのためのフットペダル14を具えるとともに、その側傍に油圧回路を開放するリリースペダル15を具える。なおこれらの機構自体は油圧シリンダにおいて通常適用される構成であるので、更に詳細な説明は省略する。一方このシリンダ外筒を適用したポストフレーム12の上端部にはフランジ状のロック片16が固定されるものであり、このロック片16は一例として前後左右方向に向けて4カ所に90°ずつ隔ててロック凹部16aを具える。
なお支承用架台装置Cの前後あるいは左右と言うときには、作業者が操作するために一般的に位置する側即ち多くはフットペダル14が設けられている側を手前側あるいは後方とし、対向する側を前方とする。
更にラックアーム25を利用して、車輪Wを支承する部位から外側に外れた位置に、後述するタイヤガード3を案内するためのガイドレール27が浮き上がり状に設けられる。このものは一例として、円管状乃至は丸棒状の充分な剛性を有する部材であり、角断面のラックアーム25の外傾斜面に沿って、ラックアーム25の一端部側から中間近くをやや越える範囲に、レールブラケット271により支持されて固定されている。
更にラックアーム25には、前記タイヤストッパ26の近くに角(ツノ)状に張り出す補助グリップ28を設ける。
このような構成から理解できるように、タイヤガード3はラックアーム25の長手方向に沿って移動自在に構成されているものであるが、適宜の位置に固定状態にセットできるように前記ガイドスリーブ31には、ノブ付きのロックボルト36を設ける。
車輪Wの取り外し態様は、概ね次の状況が主たる態様である。
(i)シングルタイヤの車輪Wのみ取り外してホイールドーリーCに搭載する態様
(ii)ダブルタイヤを組み付けた状態の車輪WをホイールドーリーCに搭載する態様
(iii)ダブルタイヤを分離した状態の車輪WをホイールドーリーCに搭載する態様
このような異なる態様に応じ、本発明のホイールドーリーCはそれぞれに適切な態様にタイヤガード3を設定する。
この場合には、前記タイヤガード3は、ラックアーム25の最も手前側からやや中間位置寄りの位置に設定する。この操作は、例えば始発状態でタイヤガード3がラックアーム25の中間位置、即ちガイドレール27でみるとその前端位置に固定されているときは、ロックボルト36をまず緩めた後、タイヤガード3における基部部材30の連結杆32を手掛かりに、これを手前側に引き寄せ、適宜の位置で固定する。
このような状態として、車輪Wの外側からホイールドーリーCを接近させ、車輪Wをラックアーム25によって支承させるようにフットベダル14の操作でシリンダの昇降ロッド21を上昇させる。その後、車輪Wを保持するためのナットを取り外し、車輪Wをラックアーム25に載せた状態でホイールドーリーCを幾分か後退させるようにする。
なおこの作業にあたっては昇降支持台2を昇降自在に支持するための部材はすべて昇降支持台2より下方に位置しているから、整備対象である車輌Vにおける車輪Wの至近位置直下にホイールドーリーCを接近させることができる。
即ち車輪Wをラックアーム25上に取り込む際には、ラックアーム外側に待機する状態にタイヤストッパ26を位置させておき、車輪Wをラックアーム25に載せた後には、タイヤストッパ25の自由端を起こし上げるように回動させ、一対のラックアーム25の中心寄りに張り出すようにして、ここで車輪Wのタイヤ下方を保持させる。
このような操作により、いわゆるシングルタイヤの車輪W即ち多くの場合は前輪であるが、これを車輌Vから外し、ホイールドーリーCに載せる。このとき、車輪Wの取外し作業、ラックアーム移載時の安定性、更に諸点検後の車軸への組み付け作業を考慮すると、ラックアーム25上の車輪Wの傾き角は約20°前後が経験的に好ましい角度である。従って実際の作業は、車輪サイズに応じて、これをもたれ掛けさせるタイヤガード3の位置を適宜選択する。
その後ホイールドーリーCを幾分か車輌Vから離れるように移動させ、作業者Mがブレーキ回り等の点検を行い易くする。
なおこの移動操作にあたっては、ラックアーム25の前方に車輪Wが一本のみ支承されているから、ホイールドーリーCの手前側に作業者Mが位置するときには、タイヤガード3における操作グリップ35には容易に手を掛けることができるから、多くはこれを両手で把持して移動操作を行う。もちろん操作の手掛かりとして連結杆32を利用してもよい。
またこの移動にあたっては、ホイールドーリーCが全体として充分、車輌Vから離れるようにする他、事項で説明するように昇降支持台2が旋回して作業スペースを確保することもできる。
まず、車輪WやドライブシャフトDを保持するボルト、ナットのうち、車輪Wの取り外しに必要なものを予めインパクトレンチ等で緩めておくと、その後の作業性がよい。
一方、ホールドーリーCにおける設定準備としては、タイヤガード3をラックアーム25の最も手前側に位置させて固定する。結果的にラックアーム25の前方には、充分に広い車輪Wの搭載スペースが確保される。
また前記したタイヤストッパ26についても、その自由端をラックアーム25の外側に退去させた状態としておく。このような状態で、ラックアーム25が車輪Wの下方に潜り込むようにホイールドーリーCを前進させ、必要なボルト、ナット類を取り外してラックアーム25上に車輪Wを移載できるようにする。
その後、フットペダル14を操作して昇降ロッド21を上昇させ、完全にラックアーム25が車輪Wを浮き上がらせる状態までの支承状態として、ホイールドーリーCを後退させ、ダブルタイヤ状にハブに組み付けられた車輪Wをそのまま車輌Vから外すようにする。なおこのとき抜き取ったドライブシャフトDは、ドライブシャフト収め部251に収納する。
そしてこのような整備の場合、作業者MはハウジングH側のブレーキ系統の機構とラックアーム25の上に保持されたタイヤ中心部のハブ回りの点検整備を行う。
そのアクセスのためには取り外した車輪WをホイールドーリーCに載せたままその場から排除する必要があるが、車軸に再度取り付ける作業効率を考えると、ホイールドーリーCは車輌Vの側方に直線的に後退移動させた位置に留め置くことが好ましい。
しかし背景説明で述べたように、ストールにおける後退スペースにそれほど余裕はなく、スペース限界まで後退させてもホイールドーリーCと車輌Vとの間に作業者Mが立って前述のハウジングH側と振り向いてハブまわりの点検整備作業を行うには狭くて作業性が悪い。
そこで昇降支持台2を90°回転させれば、ラックアーム25上のハブの開口部は車輌V前後方向を向くため、ハブまわりの点検整備作業には充分なスペースが生まれるとともに、ハウジングH側を点検整備する作業スペースも拡大する。
また、移動を停止した後、作業者Mが昇降支持台2を昇降操作をしようとしても、フットペダル14の位置が操作不可能な方向に向いてしまっている可能性が高く、使用ができない状態になってしまう。
なおこのような車輪Wと車輌VのハウジングHの中心とをずれないようにして作業することは、特にダブルタイヤの車輪Wの場合、それ自体重量が大きいことから、好ましい態様である。
〔外側の車輪の取り外し〕(図8(a)参照)
この場合はまず、ホイールドーリーCのタイヤガード3の設定位置は、ラックアーム25の長手方向中央とする。この位置はタイヤガード3を摺動自在に支持するガイドレール27で見ると、最も先端側にまでタイヤガード3を寄せた位置である。
この位置で既に述べたようにタイヤガード3を固定し、またタイヤストッパ26は支承作用面S1側から退去した状態としておく。
この状態で既に述べたように車輌Vにおけるダブルタイヤ状の車輪WにホイールドーリーCを接近させ、外側の車輪W1の下方にラックアーム25を潜り込ませるようにする。なおこの作業の場合にも、予めホイールナット等を緩めておくことが好ましい。なおダブルタイヤ状の車輪Wを各別に取外ずすことから以後の説明において必要な場合、外側の車輪をW1と、内側の車輪をW2として説明する。
そしてラックアーム25をフットペダル14の操作で幾分か持ち上げ、外側の車輪W1を完全に支承する状態とする。その後、完全にホイールナット等を外し、外側の車輪W1の固定を解除したならば、車輪W1の上方をホイールドーリーCの側方から作業者Mが手を掛けて、タイヤガード3に車輪W1の上方が当接するように傾けて、これにもたれ掛けさせる。
なおこの前後いずれのタイミングでもよいが、タイヤストッパ26を支承作用面S1側に張り出させて、車輪W1下方がラックアーム25の端部からすべり落ちないようにしておく。
このようにしてラックアーム25に外側の車輪W1を支持させた後には、ホイールドーリーCをハウジングHの軸線上を外さないようにして車輌Vから離れさせる。
この状態で作業者Mは、先に述べたように回転操作部材4を操作して、基台1の位置はそのままに、昇降支持台2を180°回転させる。即ち補助操作ロッド42を持ち上げ、基台1と昇降支持台2との間を回転可能な状態として、昇降支持台2を180°回転させ、既に外側の車輪W1を支承している側が手前となるようにラックアーム25をいわば反対向きとする。
この状態はラックアーム25で見ると、車輪W未搭載の範囲が、まだ外されていない内側の車輪W2に向いた状態であり、このままラックアーム25を内側の車輪W2の下方に潜り込ませるように、例えば操作グリップ35を両手で掴んでホイールドーリーCを車輌Vに向けて進ませる。
この後は、外側の車輪W1の場合と同様、内側の車輪W2をラックアーム25で支承した上で、タイヤストッパ26を作用させるとともに、車輪W2の上方をタイヤガード3のガイド本体33にもたれかけるようにする。
この状態は図 に示す様に、タイヤガード3のガード本体33を中心に内外の車輪W1、W2が山形に支持されたような状態となっている。
しかしながらこの場合には、互いに側面視山形にタイヤガード3にもたれ掛けられている車輪W1、W2により、タイヤガード3のガード本体33に沿って設けられている操作グリップ35には、作業者Mは手を掛けにくい。このため分離したダブルタイヤの車輪Wを扱う場合には、ラックアーム25の端部に設けられている補助グリップ28を握って、ホイールドーリーCの移動を行う。
なお、このように二本の車輪Wを、タイヤガード3を挟んで山型に支持する態様から理解できるように、本発明のホイールドーリーCを用いた場合、乗用車や大型トラックの前二軸車輪等、四輪すべてがシングルタイヤの車輪Wを外す場合には、従来四基のホイールドーリーCが必要であったところ、二基のみで済ませることも可能となった。
本発明は以上述べたような実施例を基本となる実施の形態とするが、車輌Vに取り付けられたホイール付きタイヤのローテーション作業など、全体の形態あるいは部分的な形態において更に他の態様が適用し得る。
先に述べた実施例は、作業者Mが比較的作業し易い立ち姿勢で作業することを前提に、その作業高さに対応した高さにラックアーム25を配設したものである。しかしながら整備対象となる車輌Vを充分にリフトアップできない整備環境に対応させ、ラックアーム25を低位置に配置することもできる。
即ち図9に示すように、短寸のシリンダを適用し、その外筒をポストフレーム12とすることにより、低床タイプのホイールドーリーCが構成できるものであり、他の作動部材は既に述べた実施例と同様の機構を具える。
既に述べた実施例は、タイヤガード3の下部のガイドスリーブ31を、ガイドレール27に外嵌めしてスライド自在に構成したが、この構成に限定されない。即ち図10に示すラックアーム25自体を直接利用して、これを上下でタイヤガード3の下方に配したコロ37により、掴持するような形態としてもよい。
更に実際の作業状況を考慮すると、ダブルタイヤ状の車輪Wを分離して取り外す場合は現状では未だ少ない。つまりタイヤガード3をラックアーム25長手方向中央に配置するケースは限定的である。
このため図11に示す実施例は、ガイドレール27をラックアーム25の全長に亘る程度に長く配置し、ここにタイヤガード3のガイドスリーブ31を手前側に付勢するセットスプリング29を設け、常時タイヤガード3がラックアーム25の手前側に待機するように構成したものである。なおこの場合には、中央にタイヤガード3を位置させるため、それより前方にタイヤガード3が移動することを阻止するストッパ29Sを設けることが好ましい。
既に述べたタイヤガード3のロック機構は、ロックボルト36の締め込みによるものであるが、これに替えて図12に示すようないわゆる丸ラックギヤと称される汎用機材を利用してワンタッチのロック操作を実現せさることができる。
即ち図12に示す実施例は、ガイドレール27にラックギヤ272を刻設した丸ラックギヤを適用する。一方、タイヤガード3のガイドスリーブ31にはラッチ片311を回動軸312において支持し、その噛合端311aが常時ラックギヤ272に噛み合う状態に、付勢スプリング311Sにより付勢する構成としたものである。
これにより、ラッチ片311の操作端311eを押して、ラッチ片311とガイドレール27におけるラックギヤ272との係合を解除すれば、タイヤガード3は適宜の位置に移動でき、所望の位置でラッチ片311の押込を解けば、ラッチ片311とラックギヤ272との係合が図られ、タイヤガード3が固定される。
タイヤガード3は、先に述べた実施例では立ち上がり状に配設された帯状金属板を適用した適宜高さの定まったものであったが、車輪Wのサイズに応じて適切に対応できるようにすることも可能である。即ち図13に示す実施例は、ガード本体33を入れ子状に構成するものであって、固定ガード本体33aに対し、可調ガード本体33bを外嵌め状に組み合わせ、適宜固定ボルト331によりその高さを設定し固定するものである。
もちろん更に単純に固定ガード本体33aと可調ガード本体33bとは互いに多数の調整ボルト孔を同ピッチで形成しておき、適宜の位置で固定することも可能である。
なおタイヤガード3については、このような高さ調整可能なタイプあるいは一定高さの基本実施例のタイプのものいずれにも適用できるが、左右のガード本体33の剛性を更に向上させる必要がある場合には、下方のみではなく、高さ方向中間位置や、上方位置に連結杆32を増設することも差し支えない。
D ドライブシャフト
H ハウジング
L リフト
S1 支承作用面
S2 支承空間
V 車輌
W 車輪
W1 車輪
W2 車輪
M 作業者
1 基台
11 車輪支持フレーム
11A サービストレー
12 ポストフレーム(シリンダ外筒)
12a ベースブロック
13 転動輪
14 フットペダル
15 リリースペダル
16 ロック片
16a ロック凹部
160 昇降ロック片
161 ロックロッド
162 固定ロック板
2 昇降支持台
21 昇降ロッド
22 ベース板
23 テーブル基板
24 側枠板
25 ラックアーム
251 シャフト収め部
26 タイヤストッパ
261 ストッパブラケット
27 ガイドレール
271 レールブラケット
272 ラックギヤ
28 補助グリップ
29 セットスプリング
29S ストッパ
3 タイヤガード
30 基部部材
31 ガイドスリーブ
311 ラッチ片
311a 噛合端
311e 操作端
311S 付勢スプリング
312 回動軸
32 連結杆
33 ガード本体
33a 固定ガード本体
33b 可調ガード本体
331 固定ボルト
34 パッド
35 操作グリップ
36 ロックボルト
37 コロ
4 回転操作部材
40 ピボットブラケット
41 ピボット軸
42 操作ロッド
42A 補助操作ロッド
45 操作レバー
46 ワイヤ
47 ロックピン
因みに法定されているいわゆる車検整備では、ブレーキ回りの保守点検と整備は不可欠であり、このための作業にあたっては、例えば前後計四輪の車輪をすべて外して各車輪毎に一台ずつ、即ち四台のホイールドーリーを用意し、これに移載する方法が一般的である。
このものは、移動自在の基台と、これをほぼ平面投影状で覆うような状態で基台に対し、昇降自在で且つ回動自在に設けられる昇降支持台とを有し、この昇降支持台に車輪を支持する一対の並行配置されたラックアームを設け、ラックアームの作業者側寄りにシングルタイヤをもたれ掛けさせるためのガード部を固定的に設けているものである。
このような支承用架台装置は、車輌整備作業の現場では、使い易さが優れていることから、好評裏に使用されている。
即ち現行装置は、ダブルタイヤタイプの車輪の場合、ハブ付き一体取り外しを前提にこれを一組支承搭載し、一方、シングルタイヤタイプの車輪の場合は傾倒支持を前提に一輪のみ支承する構成となっている。
因みにシングルタイヤの場合、ダブルタイヤ一組分のスペースがあれば、二輪支承できるかに思えるが、現実には傾倒支持することから、実質求められるスペースはダブルタイヤ相当分に近いスペースを要し、結果的に現行シングルタイヤでもホイールドーリー一基で一本のタイヤを支承するような使い方となっている。
このような作業手法では、現行のホイールドドーリーを用いると、従来はハブに組んだままの後輪ダブルタイヤが一基のホイールドーリーで支承できたものが、ホイール付きタイヤ二本に分かれることによって二台必要となってしまう。このようなことから、たとえダブルタイヤが一本毎に分かれた状態で取り外された場合であっても、一基のホイールドーリーでこれらを受け取ることができるようなホイールドーリーが求められる状況が生じてきた。
そしてこれら各請求項記載の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
一方、タイヤガードをラックアーム長手方向中央または中央近くに設置したときには、タイヤガードを挟んで前後に車輪支承スペースが確保でき、ダブルタイヤを一本毎分けて取り外したときでも、計二輪のタイヤが一台のホイールドーリーで安定よく支承される。
まずこのものの使用状態の概要を説明すると、ホイールドーリーCは例えば図1に示すように、車輌整備工場に入庫した車輌Vの車輪周りの整備を行う場合に用いられるものであり、整備にあたって脱着される車輪Wを支承し、更には車軸まわりを整備する際に、取り外した車輪Wが作業の支承にならないようにこれを移動させるものである。
一方、シリンダ外筒を利用した前記ポストフレーム12は作動油のポンピングのためのフットペダル14を具えるとともに、その側傍に油圧回路を開放するリリースペダル15を具える。なおこれらの機構自体は油圧シリンダにおいて通常適用される構成であるので、更に詳細な説明は省略する。一方このシリンダ外筒を適用したポストフレーム12の上端部にはフランジ状のロック片16が固定されるものであり、このロック片16は一例として前後左右方向に向けて4カ所に90°ずつ隔ててロック凹部16aを具える。
なお支承用架台装置Cの前後あるいは左右と言うときには、作業者が操作するために一般的に位置する側即ち多くはフットペダル14が設けられている側を手前側あるいは後方とし、対向する側を前方とする。
更にラックアーム25を利用して、車輪Wを支承する部位から外側に外れた位置に、後述するタイヤガード3を案内するためのガイドレール27が浮き上がり状に設けられる。このものは一例として、円管状乃至は丸棒状の充分な剛性を有する部材であり、角断面のラックアーム25の外傾斜面に沿って、ラックアーム25の一端部側から中間近くをやや越える範囲に、レールブラケット271により支持されて固定されている。
更にラックアーム25には、前記タイヤストッパ26の近くに角(ツノ)状に張り出す補助グリップ28を設ける。
このような構成から理解できるように、タイヤガード3はラックアーム25の長手方向に沿って移動自在に構成されているものであるが、適宜の位置に固定状態にセットできるように前記ガイドスリーブ31には、ノブ付きのロックボルト36を設ける。
車輪Wの取り外し態様は、概ね次の状況が主たる態様である。
(i)シングルタイヤの車輪Wのみ取り外してホイールドーリーCに搭載する態様
(ii)ダブルタイヤを組み付けた状態の車輪WをホイールドーリーCに搭載する態様
(iii)ダブルタイヤを分離した状態の車輪WをホイールドーリーCに搭載する態様
このような異なる態様に応じ、本発明のホイールドーリーCはそれぞれに適切な態様にタイヤガード3を設定する。
この場合には、前記タイヤガード3は、ラックアーム25の最も手前側からやや中間位置寄りの位置に設定する。この操作は、例えば始発状態でタイヤガード3がラックアーム25の中間位置、即ちガイドレール27でみるとその前端位置に固定されているときは、ロックボルト36をまず緩めた後、タイヤガード3における基部部材30の連結杆32を手掛かりに、これを手前側に引き寄せ、適宜の位置で固定する。
このような状態として、車輪Wの外側からホイールドーリーCを接近させ、車輪Wをラックアーム25によって支承させるようにフットベダル14の操作でシリンダの昇降ロッド21を上昇させる。その後、車輪Wを保持するためのナットを取り外し、車輪Wをラックアーム25に載せた状態でホイールドーリーCを幾分か後退させるようにする。
なおこの作業にあたっては昇降支持台2を昇降自在に支持するための部材はすべて昇降支持台2より下方に位置しているから、整備対象である車輌Vにおける車輪Wの至近位置直下にホイールドーリーCを接近させることができる。
即ち車輪Wをラックアーム25上に取り込む際には、ラックアーム外側に待機する状態にタイヤストッパ26を位置させておき、車輪Wをラックアーム25に載せた後には、タイヤストッパ25の自由端を起こし上げるように回動させ、一対のラックアーム25の中心寄りに張り出すようにして、ここで車輪Wのタイヤ下方を保持させる。
このような操作により、いわゆるシングルタイヤの車輪W即ち多くの場合は前輪であるが、これを車輌Vから外し、ホイールドーリーCに載せる。このとき、車輪Wの取外し作業、ラックアーム移載時の安定性、更に諸点検後の車軸への組み付け作業を考慮すると、ラックアーム25上の車輪Wの傾き角は約20°前後が経験的に好ましい角度である。従って実際の作業は、車輪サイズに応じて、これをもたれ掛けさせるタイヤガード3の位置を適宜選択する。
その後ホイールドーリーCを幾分か車輌Vから離れるように移動させ、作業者Mがブレーキ回り等の点検を行い易くする。
なおこの移動操作にあたっては、ラックアーム25の前方に車輪Wが一本のみ支承されているから、ホイールドーリーCの手前側に作業者Mが位置するときには、タイヤガード3における操作グリップ35には容易に手を掛けることができるから、多くはこれを両手で把持して移動操作を行う。もちろん操作の手掛かりとして連結杆32を利用してもよい。
またこの移動にあたっては、ホイールドーリーCが全体として充分、車輌Vから離れるようにする他、事項で説明するように昇降支持台2が旋回して作業スペースを確保することもできる。
まず、車輪WやドライブシャフトDを保持するボルト、ナットのうち、車輪Wの取り外しに必要なものを予めインパクトレンチ等で緩めておくと、その後の作業性がよい。
一方、ホールドーリーCにおける設定準備としては、タイヤガード3をラックアーム25の最も手前側に位置させて固定する。結果的にラックアーム25の前方には、充分に広い車輪Wの搭載スペースが確保される。
また前記したタイヤストッパ26についても、その自由端をラックアーム25の外側に退去させた状態としておく。このような状態で、ラックアーム25が車輪Wの下方に潜り込むようにホイールドーリーCを前進させ、必要なボルト、ナット類を取り外してラックアーム25上に車輪Wを移載できるようにする。
その後、フットペダル14を操作して昇降ロッド21を上昇させ、完全にラックアーム25が車輪Wを浮き上がらせる状態までの支承状態として、ホイールドーリーCを後退させ、ダブルタイヤ状にハブに組み付けられた車輪Wをそのまま車輌Vから外すようにする。なおこのとき抜き取ったドライブシャフトDは、ドライブシャフト収め部251に収納する。
そしてこのような整備の場合、作業者MはハウジングH側のブレーキ系統の機構とラックアーム25の上に保持されたタイヤ中心部のハブ回りの点検整備を行う。
そのアクセスのためには取り外した車輪WをホイールドーリーCに載せたままその場から排除する必要があるが、車軸に再度取り付ける作業効率を考えると、ホイールドーリーCは車輌Vの側方に直線的に後退移動させた位置に留め置くことが好ましい。
しかし背景説明で述べたように、ストールにおける後退スペースにそれほど余裕はなく、スペース限界まで後退させてもホイールドーリーCと車輌Vとの間に作業者Mが立って前述のハウジングH側と振り向いてハブまわりの点検整備作業を行うには狭くて作業性が悪い。
そこで昇降支持台2を90°回転させれば、ラックアーム25上のハブの開口部は車輌V前後方向を向くため、ハブまわりの点検整備作業には充分なスペースが生まれるとともに、ハウジングH側を点検整備する作業スペースも拡大する。
また、移動を停止した後、作業者Mが昇降支持台2を昇降操作をしようとしても、フットペダル14の位置が操作不可能な方向に向いてしまっている可能性が高く、使用ができない状態になってしまう。
なおこのような車輪Wと車輌VのハウジングHの中心とをずれないようにして作業することは、特にダブルタイヤの車輪Wの場合、それ自体重量が大きいことから、好ましい態様である。
〔外側の車輪の取り外し〕(図8(a)参照)
この場合はまず、ホイールドーリーCのタイヤガード3の設定位置は、ラックアーム25の長手方向中央とする。この位置はタイヤガード3を摺動自在に支持するガイドレール27で見ると、最も先端側にまでタイヤガード3を寄せた位置である。
この位置で既に述べたようにタイヤガード3を固定し、またタイヤストッパ26は支承作用面S1側から退去した状態としておく。
この状態で既に述べたように車輌Vにおけるダブルタイヤ状の車輪WにホイールドーリーCを接近させ、外側の車輪W1の下方にラックアーム25を潜り込ませるようにする。なおこの作業の場合にも、予めホイールナット等を緩めておくことが好ましい。なおダブルタイヤ状の車輪Wを各別に取外ずすことから以後の説明において必要な場合、外側の車輪をW1と、内側の車輪をW2として説明する。
そしてラックアーム25をフットペダル14の操作で幾分か持ち上げ、外側の車輪W1を完全に支承する状態とする。その後、完全にホイールナット等を外し、外側の車輪W1の固定を解除したならば、車輪W1の上方をホイールドーリーCの側方から作業者Mが手を掛けて、タイヤガード3に車輪W1の上方が当接するように傾けて、これにもたれ掛けさせる。
なおこの前後いずれのタイミングでもよいが、タイヤストッパ26を支承作用面S1側に張り出させて、車輪W1下方がラックアーム25の端部からすべり落ちないようにしておく。
このようにしてラックアーム25に外側の車輪W1を支持させた後には、ホイールドーリーCをハウジングHの軸線上を外さないようにして車輌Vから離れさせる。
この状態で作業者Mは、先に述べたように回転操作部材4を操作して、基台1の位置はそのままに、昇降支持台2を180°回転させる。即ち補助操作ロッド42を持ち上げ、基台1と昇降支持台2との間を回転可能な状態として、昇降支持台2を180°回転させ、既に外側の車輪W1を支承している側が手前となるようにラックアーム25をいわば反対向きとする。
この状態はラックアーム25で見ると、車輪W未搭載の範囲が、まだ外されていない内側の車輪W2に向いた状態であり、このままラックアーム25を内側の車輪W2の下方に潜り込ませるように、例えば操作グリップ35を両手で掴んでホイールドーリーCを車輌Vに向けて進ませる。
この後は、外側の車輪W1の場合と同様、内側の車輪W2をラックアーム25で支承した上で、タイヤストッパ26を作用させるとともに、車輪W2の上方をタイヤガード3のガイド本体33にもたれかけるようにする。
この状態は図8(c)に示す様に、タイヤガード3のガード本体33を中心に内外の車輪W1、W2が山形に支持されたような状態となっている。
しかしながらこの場合には、互いに側面視山形にタイヤガード3にもたれ掛けられている車輪W1、W2により、タイヤガード3のガード本体33に沿って設けられている操作グリップ35には、作業者Mは手を掛けにくい。このため分離したダブルタイヤの車輪Wを扱う場合には、ラックアーム25の端部に設けられている補助グリップ28を握って、ホイールドーリーCの移動を行う。
なお、このように二本の車輪Wを、タイヤガード3を挟んで山形に支持する態様から理解できるように、本発明のホイールドーリーCを用いた場合、乗用車や大型トラックの前二軸車輪等、四輪すべてがシングルタイヤの車輪Wを外す場合には、従来四基のホイールドーリーCが必要であったところ、二基のみで済ませることも可能となった。
本発明は以上述べたような実施例を基本となる実施の形態とするが、車輌Vに取り付けられたホイール付きタイヤのローテーション作業など、全体の形態あるいは部分的な形態において更に他の態様が適用し得る。
先に述べた実施例は、作業者Mが比較的作業し易い立ち姿勢で作業することを前提に、その作業高さに対応した高さにラックアーム25を配設したものである。しかしながら整備対象となる車輌Vを充分にリフトアップできない整備環境に対応させ、ラックアーム25を低位置に配置することもできる。
即ち図9に示すように、短寸のシリンダを適用し、その外筒をポストフレーム12とすることにより、低床タイプのホイールドーリーCが構成できるものであり、他の作動部材は既に述べた実施例と同様の機構を具える。
既に述べた実施例は、タイヤガード3の下部のガイドスリーブ31を、ガイドレール27に外嵌めしてスライド自在に構成したが、この構成に限定されない。即ち図10に示すラックアーム25自体を直接利用して、これを上下でタイヤガード3の下方に配したコロ37により、掴持するような形態としてもよい。
更に実際の作業状況を考慮すると、ダブルタイヤ状の車輪Wを分離して取り外す場合は現状では未だ少ない。つまりタイヤガード3をラックアーム25長手方向中央に配置するケースは限定的である。
このため図11に示す実施例は、ガイドレール27をラックアーム25の全長に亘る程度に長く配置し、ここにタイヤガード3のガイドスリーブ31を手前側に付勢するセットスプリング29を設け、常時タイヤガード3がラックアーム25の手前側に待機するように構成したものである。なおこの場合には、中央にタイヤガード3を位置させるため、それより前方にタイヤガード3が移動することを阻止するストッパ29Sを設けることが好ましい。
既に述べたタイヤガード3のロック機構は、ロックボルト36の締め込みによるものであるが、これに替えて図12に示すようないわゆる丸ラックギヤと称される汎用機材を利用してワンタッチのロック操作を実現せさることができる。
即ち図12に示す実施例は、ガイドレール27にラックギヤ272を刻設した丸ラックギヤを適用する。一方、タイヤガード3のガイドスリーブ31にはラッチ片311を回動軸312において支持し、その噛合端311aが常時ラックギヤ272に噛み合う状態に、付勢スプリング311Sにより付勢する構成としたものである。
これにより、ラッチ片311の操作端311eを押して、ラッチ片311とガイドレール27におけるラックギヤ272との係合を解除すれば、タイヤガード3は適宜の位置に移動でき、所望の位置でラッチ片311の押込を解けば、ラッチ片311とラックギヤ272との係合が図られ、タイヤガード3が固定される。
タイヤガード3は、先に述べた実施例では立ち上がり状に配設された帯状金属板を適用した適宜高さの定まったものであったが、車輪Wのサイズに応じて適切に対応できるようにすることも可能である。即ち図13に示す実施例は、ガード本体33を入れ子状に構成するものであって、固定ガード本体33aに対し、可調ガード本体33bを外嵌め状に組み合わせ、適宜固定ボルト331によりその高さを設定し固定するものである。
もちろん更に単純に固定ガード本体33aと可調ガード本体33bとは互いに多数の調整ボルト孔を同ピッチで形成しておき、適宜の位置で固定することも可能である。
なおタイヤガード3については、このような高さ調整可能なタイプあるいは一定高さの基本実施例のタイプのものいずれにも適用できるが、左右のガード本体33の剛性を更に向上させる必要がある場合には、下方のみではなく、高さ方向中間位置や、上方位置に連結杆32を増設することも差し支えない。
D ドライブシャフト
H ハウジング
L リフト
S1 支承作用面
S2 支承空間
V 車輌
W 車輪
W1 車輪
W2 車輪
M 作業者
1 基台
11 車輪支持フレーム
11A サービストレー
12 ポストフレーム(シリンダ外筒)
12a ベースブロック
13 転動輪
14 フットペダル
15 リリースペダル
16 ロック片
16a ロック凹部
160 昇降ロック片
161 ロックロッド
162 固定ロック板
2 昇降支持台
21 昇降ロッド
22 ベース板
23 テーブル基板
24 側枠板
25 ラックアーム
251 シャフト収め部
26 タイヤストッパ
261 ストッパブラケット
27 ガイドレール
271 レールブラケット
272 ラックギヤ
28 補助グリップ
29 セットスプリング
29S ストッパ
3 タイヤガード
30 基部部材
31 ガイドスリーブ
311 ラッチ片
311a 噛合端
311e 操作端
311S 付勢スプリング
312 回動軸
32 連結杆
33 ガード本体
33a 固定ガード本体
33b 可調ガード本体
331 固定ボルト
34 パッド
35 操作グリップ
36 ロックボルト
37 コロ
4 回転操作部材
40 ピボットブラケット
41 ピボット軸
42 操作ロッド
42A 補助操作ロッド
45 操作レバー
46 ワイヤ
47 ロックピン
Claims (5)
- 移動自在に構成された基台と、
この基台に昇降自在に支持される昇降支持台とを具え、
この昇降支持台は、基台に対し平面視で回転自在に設けられ、
更に昇降支持台には、車輪支承用のラックアームが一対平行に設けられるとともに、
この一対のラックアームにより形成される支承空間に、立ち上がり状にタイヤガードが設けられ、
且つ、このタイヤガードはラックアームの長手方向に添って移動自在に設けられ、任意の位置で固定と解除ができることを特徴とする作用形態を多様化できるホイールドーリー。
- 前記タイヤガードについては、各ラックアームのほぼ上方に立ち上がり状に一対設けられ、
各タイヤガードは下端部において連結され、一体として移動できるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の作用形態を多様化できるホイールドーリー。
- 前記タイヤガードについては、その下端外側においてラックアーム外側にこれと平行して設けられたガイドレールに案内されて移動することを特徴とする請求項1または2記載の作用形態を多様化できるホイールドーリー。
- 前記タイヤガードについては、ラックアームの長手方向に添って移動自在であり、且つラックアームの一方の端部側に常時待機傾向を付与されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の作用形態を多様化できるホイールドーリー。
- 前記ラックアームには、ラックアームの支承作用中心側に向けて張り出すことができるタイヤストッパが回動自在に設けられていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の作用形態を多様化できるホイールドーリー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016098231A JP6109386B1 (ja) | 2016-05-16 | 2016-05-16 | 作用形態を多様化できるホイールドーリー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016098231A JP6109386B1 (ja) | 2016-05-16 | 2016-05-16 | 作用形態を多様化できるホイールドーリー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6109386B1 JP6109386B1 (ja) | 2017-04-05 |
JP2017206065A true JP2017206065A (ja) | 2017-11-24 |
Family
ID=58666358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016098231A Active JP6109386B1 (ja) | 2016-05-16 | 2016-05-16 | 作用形態を多様化できるホイールドーリー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6109386B1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108791421A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-11-13 | 徐州方达电机有限公司 | 一种多功能的汽车维修装置 |
KR102063588B1 (ko) * | 2018-12-31 | 2020-01-08 | 한전케이피에스 주식회사 | 피니언 기어 수직 고정 이동차 및 이를 이용한 피니언 기어 수직 고정 방법 |
JP2020185899A (ja) * | 2019-05-15 | 2020-11-19 | 株式会社スギヤス | タイヤリフタ |
WO2021248205A1 (en) * | 2020-06-11 | 2021-12-16 | Workplace Maintenance Solutions Pty Ltd | Apparatus for facilitating servicing of vehicle brake assemblies |
JP2022075301A (ja) * | 2020-11-06 | 2022-05-18 | 株式会社テクネット | 車輪保持機能を高めたホイールドーリー |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11198601A (ja) * | 1998-01-12 | 1999-07-27 | Sugiyasu Kogyo Kk | ホイールドーリ |
JP6088854B2 (ja) * | 2013-02-27 | 2017-03-01 | 株式会社テクネット | ホイールドーリー |
-
2016
- 2016-05-16 JP JP2016098231A patent/JP6109386B1/ja active Active
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108791421A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-11-13 | 徐州方达电机有限公司 | 一种多功能的汽车维修装置 |
CN108791421B (zh) * | 2018-07-18 | 2019-11-12 | 徐州方达电机有限公司 | 一种多功能的汽车维修装置 |
KR102063588B1 (ko) * | 2018-12-31 | 2020-01-08 | 한전케이피에스 주식회사 | 피니언 기어 수직 고정 이동차 및 이를 이용한 피니언 기어 수직 고정 방법 |
JP2020185899A (ja) * | 2019-05-15 | 2020-11-19 | 株式会社スギヤス | タイヤリフタ |
WO2021248205A1 (en) * | 2020-06-11 | 2021-12-16 | Workplace Maintenance Solutions Pty Ltd | Apparatus for facilitating servicing of vehicle brake assemblies |
JP2022075301A (ja) * | 2020-11-06 | 2022-05-18 | 株式会社テクネット | 車輪保持機能を高めたホイールドーリー |
JP7106618B2 (ja) | 2020-11-06 | 2022-07-26 | 株式会社テクネット | 車輪保持機能を高めたホイールドーリー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6109386B1 (ja) | 2017-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6109386B1 (ja) | 作用形態を多様化できるホイールドーリー | |
JP5825872B2 (ja) | 車輌整備用のホイールドーリー | |
EP1020170B1 (en) | Wheeled carriage having auxiliary wheel | |
AU2015292242B2 (en) | Improved apparatus for maneuvering parked motorcycles and motor scooters | |
US3850321A (en) | Wheel dolly | |
US5373593A (en) | Hand cart for lifting and transporting toilets | |
JP2017501096A (ja) | ローライダー用車輪ジャッキ | |
CN210480749U (zh) | 柱状工件安装用辅助升降装置 | |
JP2017071228A (ja) | タイヤリフター | |
CN105344714A (zh) | 一种轧机快速换辊装置 | |
CN112134199A (zh) | 手车断路器自动翻转装置 | |
CN205518989U (zh) | 一种轧机快速换辊装置 | |
US7942620B2 (en) | Tire handling apparatus | |
JP4047233B2 (ja) | タイヤ着脱作業台車 | |
JP2008308052A (ja) | 車両用ドラムリムーバ | |
JP2012051687A (ja) | 高所作業車 | |
JP6088854B2 (ja) | ホイールドーリー | |
KR19990067820A (ko) | 휠돌리 | |
WO2018021208A1 (ja) | 台車 | |
US20230322535A1 (en) | Tire and Wheel Lift Assistance Assembly and Method | |
JP2003165424A (ja) | 自動車用足周り整備作業台車 | |
JP2014125150A (ja) | タイヤ運搬装置 | |
CN212605187U (zh) | 一种市政装修用水泥推车 | |
JP2018016316A (ja) | 台車 | |
JP2021167178A (ja) | 精密機器輸送用台車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170228 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6109386 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |